JPH0240391B2 - Haadokootosohenochakushokutomakukeiseihoho - Google Patents

Haadokootosohenochakushokutomakukeiseihoho

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JPH0240391B2
JPH0240391B2 JP12240383A JP12240383A JPH0240391B2 JP H0240391 B2 JPH0240391 B2 JP H0240391B2 JP 12240383 A JP12240383 A JP 12240383A JP 12240383 A JP12240383 A JP 12240383A JP H0240391 B2 JPH0240391 B2 JP H0240391B2
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JP
Japan
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hard coat
coat layer
coating film
forming
siloxane
Prior art date
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JP12240383A
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JPS6014970A (ja
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Kazuya Yonekura
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Momentive Performance Materials Japan LLC
Original Assignee
Toshiba Silicone Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、ハードコート層への着色塗膜形成方
法に関し、更に詳しくは、基体の表面に形成され
たポリシロキサンを主成分とするハードコート層
上に、該層との密着性が優れた塗膜を形成するこ
とが可能な着色塗膜形成方法に関する。 近年、透明プラスチツクから成る成形体が、透
明ガラスに替わつてその軽量性、易加工性及び優
れた耐衝撃性等の長所を有することから、眼鏡や
その他の光学機器用のレンズ、或いはビルや列
車、自動車等の輸送車両の窓ガラス等の広範囲な
用途に用いられている。 上記したプラスチツクは、寸法安定性や加工性
が優れている反面、表面硬度が低いために擦り傷
や掻き傷を受け易く、透明度が損なわれ易いとい
う重大な欠点を有している。そのため、透明プラ
スチツクの表面には、通常、その表面硬度を改良
するために、例えば、メラミン系樹脂、ポリシロ
キサン又は架橋型アクリル樹脂等を主成分とする
組成物から成るハードコート層が形成されてい
る。これらのハードコート層を形成することによ
り、透明プラスチツクの表面硬度は著しく改善さ
れるものの、更に、ハードコート層上に塗料を塗
布した場合、ハードコート層と塗膜との密着性が
悪く、剥離し易いという問題点を有している。特
に、ハードコート層がポリシロキサンを主成分と
する場合には、表面硬度、耐擦傷性は非常に優れ
ているものの、撥水性や剥離性が大きいために塗
膜との良好な密着性が得られず、その表面に着色
塗膜を形成することが極めて困難であるという問
題点を有している。 このような問題点を改良するために、特開昭48
−81928号公報には、予め基体を塗装し、しかる
後にハードコート層を形成する方法が開示されて
いる。しかし、この方法においては、ハードコー
ト処理する際に、下地の塗膜を侵したり、ハード
コート処理をデイツピング法で行なう場合には下
地の塗料成分が溶出し、ハードコート処理液に好
ましくない影響を与え易いという問題点を有して
いる。 又、特開昭55−9438号公報には、ポリシロキサ
ンを主成分とするハードコート処理剤を塗布し、
更に、着色塗装した後、全体を一度に硬化処理す
る方法が開示されている。しかしながら、この方
法では、処理工程中に塗装ラインを組み合わせな
ければならず、ハードコート処理剤を塗布し、硬
化処理後に塗装する方法に比べて柔軟性が欠ける
という問題点を有している。 本発明の目的は、上記した問題点を解消し、ポ
リシロキサンを主成分とするハードコート層に対
しても良好な密着性を有する塗膜を形成すること
が可能な着色塗膜形成方法を提供することであ
る。 本発明のハードコート層への着色塗膜形成方法
は、ポリシロキサンを主成分とするハードコート
層を表面に有する基体に対し、該ハードコート層
の表面に、少なくとも1個の炭素原子を介してケ
イ素原子に結合した置換又は非置換のアミノ基及
びケイ素原子に結合したアルコキシ基を有するシ
ラン又はシロキサンを塗布し、乾燥した後、合成
樹脂塗料から成る塗膜を形成することを特徴とす
るものである。 以下において、本発明を更に詳しく説明する。 本発明の被塗物であるハードコート層は、ポリ
シロキサンを主成分とするものであり、このよう
なポリシロキサンとしては、例えば、アルキルト
リアルコキシシラン及びテトラアルコキシシラン
の共加水分解物を主成分とするもの、或いは、コ
ロイド状シリカ及びアルキルトリアルコキシシラ
ンの加水分解物を主成分とするもの等が挙げられ
る。 本発明において使用される、少なくとも1個の
炭素原子を介してケイ素原子に結合した置換又は
非置換のアミノ基及びケイ素原子に結合したアル
コキシ基を有するシラン又はシロキサンは、合成
樹脂塗料を塗布するための前処理剤としての機能
を有するものである。 このようなシラン又はシロキサンとしては、例
えば、アミノメチルトリメトキシシラン、アミノ
メチルトリエトキシシラン、β−アミノエチルト
リメトキシシラン、β−アミノエチルトリエトキ
シシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N
−メチル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、N−(β−アミノエチル)−γ−アミノプロピ
ルトリメトキシシラン、N−β−アミノエチル−
γ−アミノプロピルメチルジメトキシシシラン、
γ−ウレイドプロピルトリエトキシシラン及びδ
−アミノプチルトリメトキシシラン等のシラン並
びにこれらの部分加水分解縮合物であるシロキサ
ン等が挙げられる。 上記シラン又はシロキサンのハードコート層へ
の塗布は、例えば、上記シラン又はシロキサン
を、通常の塗装と同様に刷毛塗り又はスプレー塗
布等により行なうことが可能である。 この際に、塗布を容易にする目的から、上記シ
ラン又はシロキサンを、例えば、メタノール、エ
タノール、プロパノール等のアルコール類或いは
オクタメチルシクロテトラシロキサン等の揮発性
シロキサンで希釈して使用することが好ましい。 次いで、シラン又はシロキサンの塗布膜を、例
えば、常温で充分乾燥した後、80〜90℃で10〜15
分間加熱処理し、乾燥する。 本発明において使用される合成樹脂塗料として
は、例えば、アクリルラツカー、熱硬化性アクリ
ル樹脂塗料エポキシ樹脂塗料、メラミン−アルキ
ド樹脂塗料等の室温硬化性又は熱硬化性塗料であ
ればいかなるものでも使用可能であるが、アクリ
ルラツカーを使用することは、特に優れた密着性
が得られることから好ましい。 上記合成樹脂塗料の塗布は、室温硬化型の塗料
を使用する場合には、例えば、刷毛塗り又はスプ
レー塗装し、室温で1〜6時間放置する等の通常
の条件で乾燥する。 又、熱硬化性塗料を使用する場合には、例え
ば、刷毛塗り又はスプレー塗装し、風乾後、80〜
120℃で20〜40分間加熱硬化する等の条件で加熱
乾燥を行なうことができる。 以上の方法でハードコート層に形成された着色
塗膜は、シラン又はシロキサン層の存在によりハ
ードコート層との優れた密着性を有するものであ
る。 以下において実施例を掲げ、本発明を更に詳し
く説明する。尚、実施例中、部はすべて重量部を
示す。 実施例 1 縦10cm、横10cm、厚さ3mmの形状にポリカーボ
ネート樹脂(レキサン9030、商品名、ゼネラルエ
レクトリツク社製)を切断し、この樹脂表面にポ
リシロキサンを主成分とするハードコート処理剤
(トスガード510、商品名、東芝シリコーン(株)製)
を用いてハードコート層を形成した。 次いで、このハードコート層上に、第1表に示
した組成を有する本発明に係るアルコキシシラン
の溶液(試料番号1〜6)を、刷毛を用いて塗布
した後、80℃で10分間熱処理することにより乾燥
した。 更に、この処理面上に、アクリルラツカー(ア
クリツク、商品名、関西ペイント(株)製)を刷毛を
用いて塗布し、室温で1時間乾燥した。 このようにして得られたそれぞれの試料につい
て、基盤目テープ剥離試験を行ない、それぞれの
試料の塗膜密着性を測定した。それらの結果を第
1表に同時に記載した。 尚、基盤目テープ剥離試験は、塗膜面に1mm間
隔で縦横に各11本の平行線を入れて100個のマス
目をクロスカツトし、その面にセロフアン粘着テ
ープを付着させた後、テープを剥離して100個の
マス目の中で剥離しないマス目の数をもつて表示
した。 比較例 1 実施例1において、ハードコート層上に塗布す
る処理液の組成を第1表に示した如く変えた他は
全て同様の操作にて4種類(試料番号7〜10)の
試料を作成した。 これらの試料について、実施例1と同様の方法
で基盤目テープ剥離試験を行ない、それぞれの塗
膜の密着性を測定した。それらの結果を第1表に
同時に示した。
【表】 実施例 2 実施例1と同様の方法でハードコート層を形成
したポリカーボネート樹脂板を作成した。 一方、第2表に示した構造式を有する3種類の
アルコキシシランをそれぞれフラスコに取り、該
アルコキシシランと等モル量の水を滴下しながら
加熱環流し、加水分解を行なつてアルコキシシロ
キサンを得た。加水分解終了後、オクタメチルシ
クロテトラシロキサンを用いて50%に希釈して前
処理液(試料番号11〜16)とした。 上記前処理液を使用した他はすべて実施例1と
同様の方法で塗布を行なつた後、実施例1で使用
したものと同一のアクリルラツカーを塗布、乾燥
して塗膜を形成した。 それぞれの塗膜について、実施例1と同様の方
法で基盤目テープ剥離試験を行なつた。それらの
結果を第2表に同時に示した。 比較例 2 実施例2において、ハードコート層上に塗布す
る処理液の組成を第2表に示したように変えた他
は全て同様の操作を行なつて3種類の試料(試料
番号17〜19)を作成した。 これらの試料について、実施例2と同様の方法
で基盤目テープ剥離試験を行ない、それぞれの塗
膜の密着性を測定した。それらの結果を第2表に
同時に示した。
【表】 実施例 3 実施例1と同様の方法でハードコート層を形成
したポリカーボネート樹脂板を作成した。 次いで、実施例2で得た前処理液(試料番号11
〜16)を用いてハードコート層を前処理し、エポ
キシ樹脂塗料(エポマリン、商品名、関西ペイン
ト(株)製)を塗布した後、室温で16時間放置して乾
燥し、硬化塗膜を得た。 それぞれの塗膜について、実施例1と同様の方
法で基盤目テープ剥離試験を行ない、それぞれの
塗膜の密着性を測定したところ、いずれの塗膜に
おいても塗膜密着性は100/100であつた。 比較例 3 比較例2で得た処理液(試料番号17〜19)を使
用し、実施例3と同一の方法によりエポキシ樹脂
塗料を塗布して硬化塗膜を得た。 次いで、実施例3と同様の方法で基盤目テープ
剥離試験を行ない、それぞれの塗膜の密着性を測
定したところ、いずれの塗膜においても塗膜密着
性は0/100であつた。 以上の結果から明らかなように、本発明の着色
塗膜形成方法によれば、本発明に係るシラン又は
シロキサンから成る前処理剤を使用することによ
り、ハードコート層との密着性が優れた着色塗膜
を形成することが可能であることが確認された。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリシロキサンを主成分とするハードコート
    層を表面に有する基体に対し、該ハードコート層
    の表面に、少なくとも1個の炭素原子を介してケ
    イ素原子に結合した置換又は非置換のアミノ基及
    びケイ素原子に結合したアルコキシ基を有するシ
    ラン又はシロキサンを塗布し、乾燥した後、合成
    樹脂塗料から成る塗膜を形成することを特徴とす
    るハードコート層への着色塗膜形成方法。 2 該シラン又はシロキサンが、アルコール類又
    は揮発性シロキサンで希釈したものである特許請
    求の範囲第1項記載のハードコート層への着色塗
    膜形成方法。
JP12240383A 1983-07-07 1983-07-07 Haadokootosohenochakushokutomakukeiseihoho Expired - Lifetime JPH0240391B2 (ja)

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JP12240383A JPH0240391B2 (ja) 1983-07-07 1983-07-07 Haadokootosohenochakushokutomakukeiseihoho

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JPS6014970A JPS6014970A (ja) 1985-01-25
JPH0240391B2 true JPH0240391B2 (ja) 1990-09-11

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04112395U (ja) * 1991-03-13 1992-09-30 豊 阿慈地 組立て式簡易物干し装置及び物干し装置の重り
JPH075590U (ja) * 1993-06-28 1995-01-27 武盛 豊永 ひさし付き物干し竿台

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