JPH03163260A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

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JPH03163260A
JPH03163260A JP1303716A JP30371689A JPH03163260A JP H03163260 A JPH03163260 A JP H03163260A JP 1303716 A JP1303716 A JP 1303716A JP 30371689 A JP30371689 A JP 30371689A JP H03163260 A JPH03163260 A JP H03163260A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、変速機構の動力伝達経路を切換える複数の摩
擦要素を備えた自動変速機の変速制御装置に関し、とく
に、少なくとも2つの摩擦要素が締結される変速段から
一方の摩擦要素が解放される変速段への変速が行なわれ
るときの制御に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から、遊星歯車装置等を用いた変速機構に動力伝達
経路を切換えるための各種クラッチ、ブレーキ等の複数
の摩擦要素が設けられ、これら摩擦要素が油圧制御回路
により切換作動されるようになっている自動変速機にお
いて、変速時に、摩擦要素の締結、解放の切替わりのタ
イミング等を制御することにより変速ショックの軽減を
図るようにした制御装置は種々知られている。例えば、
特開昭62−13847号公報に示された装置では、2
速で締結されるセカンドブレーキおよび3,4速で締結
されるフロントクラッチが変速機構に組込まれている自
動変速機において、セカンドブレーキに対する油圧ライ
ンに3−2タイミングバルブを設け、3速から2速への
変速時に、上記3−2タイミングバルブを制御すること
によってセカンドブレーキの解放タイミングを調整し、
セカンドブレーキの解放への切換わりとフロントクラッ
チの締結への切換わりの同期を図るようにしている。
ところで、変速機構の構造は上記公報に示されたものの
他にも種々知られ、変速機構によっては、所定変速段で
少なくとも2つの摩擦要素が締結されて、他の変速段で
一方の摩擦要素が解放されるようになっているものがあ
る。例えば、2速および4速で締結される2−4ブレー
キと3速および4速で締結される3−4クラッチとを備
え、これらの締結、解放で前進4段の変速が達成される
ように変速機構を構成したものがあり、この変速機構に
よると、4速では2−4ブレーキと3−4クラッチがと
もに締結され、2速では3−4クラッチが解放される。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のように所定変速段で少なくとも2つの摩擦要素が
締結されて、他の変速段で一方の摩擦要素が解放される
ようになっている自動変速機において、上記所定変速段
から上記他の変速段への変速が行なわれる場合、例えば
2−4ブレーキと3−4クラッチーを備えたものにおい
て4速から2速への変速が行なわれる場合に、次のよう
な理由でトルクショックが生じ易い。
すなわち、上記2つの摩擦要素が締結されている状態か
ら一方の摩擦要素が解放されたときは、その解放に伴い
、締結状態にある他の摩擦要素が受けるトルクが増大す
る。このため、上記所定変速段から上記他の変速締段へ
の変速時に、単に上記一方の摩擦要素の締結圧を除去さ
せていくだけでは、この摩擦要素が解放状態に達する変
速終期に、締結状態にある他の摩擦要素が受けるトルク
が急増し易く、これに起因してショックが生じる。
これに対し、油圧制御回路にタイミングバルブ等を設け
たとしても、上記のような締結状態の摩擦要素の変速終
期におけるトルクの急増を充分に緩和することは難しい
本発明は上記の事情に鑑み、少なくとも2つの摩擦要素
が締結される変速段から一方の摩擦要素が解放される変
速段への変速時に、締結状態の摩擦要素が受けるトルク
の急増を緩和し、ショックを軽減することができる自動
変速機の変速制御装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上記目的を達成するため、変速機構の動力伝達
経路を切換える複数の摩擦要素を備えるとともに、所定
変速段で少なくとも所定の2つの摩擦要素が締結され、
他の変速段で上記2つの摩擦要素のうちの一方が解放さ
れるように構成された自動変速機において、上記所定変
速段から上記他の変速段へ変速時に、変速の進行につれ
て解放状態に移行する上記一方の摩擦要素の締結力を、
変速終了直前に一時的に所定量増大させる制御手段を備
えたものである。
〔作用〕
上記構成によると、上記所定変速段から上記他の変速段
への変速時における変速終了直前に、解放状態に移行し
つつある上記一方の摩擦要素の締結力が一時的に所定量
増大されることによってトルクがこの摩擦要素に分散さ
れ、このトルクの分散により、締結状態の摩擦要素が受
けるトルクの急増を緩和す゛る作用が得られる。
〔実施例〕
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例についての自動変速機全体の
構成を示している。この図において、エンジンの出力軸
1にトルクコンパータ2が連結され、このトルクコンバ
ータ2の出力側に変速機構10が配設されている。上記
トルクコンバータ2は、エンジンの出力軸1に固定され
たボンプ3と、タービン4と、一方向クラッチ6を介し
て固定軸7上に設けられたステータ5とを備えている。
またトルクコンバータ2には、その入力側と出力側とを
直結するロックアップクラッチ8が設けられている。
上記変速機構10は、基端が上記エンジンの出力軸1に
固定されて先端がオイルポンプ1lに連結されたオイル
ポンプ駆動用中央軸12を備えるとともに、この中央軸
12の外方に、基端が上記トルクコンバータ2のタービ
ン4に連結された中空のタービン軸13を備え、このタ
ービン軸13上には、ラビニョ型の遊星歯車装置14が
設けられている。この遊星歯車装置14は、小径サンギ
ャ15、大径サンギャ16、ロングピニオンギャ17、
ショートピニオンギャ18およびリングギャ19からな
っている。この遊星歯車装置14に対して、次のような
各種の摩擦要素が組込まれている。
エンジンから遠い側の側方において上記タービン軸13
と上記小径サンギャ15との間には、フォワードクラッ
チ20とコーストクラツチ21とが並列に配置されてい
る。上記フォワードクラッチ20は、第1ワンウエイク
ラッチ22を介してタービン軸13から小径サンギャ1
5への動力伝達を断続し、また上記コーストクラッチ2
1は、タービン軸13と小径サンギャ15との間で相互
の動力伝達を断続するものである。
上記ゴーストクラッチ21の半径方向外方には、バンド
ブレーキからなる2−4ブレーキ23が配置されている
。この2−4ブレーキ23は、上記大径サンギャ16に
連結されたブレーキドラム23aとこのブレーキドラム
23aに掛けられたブレーキパンド23bとを有し、こ
の2−4ブレーキ23が締結されると大径サンギャ16
が固定されるようになっている。この2−4ブレーキ2
3の側方には、上記ブレーキドラム23aを介して大径
サンギャ16とタービン軸13との間の動力伝達を断続
する後進走行用のリバースクラッチ24が配置されてい
る。また、上記遊星歯車装置l4の半径方向外方におい
て遊星歯車装置14のキャリャ31と変速機構10のケ
ース32との間には、上記キャリャ31とケース32と
を係脱するロー・リバースブレーキ25が配置されると
ともに、これと並列に第2ワンウエイクラッチ26が配
置されている。
さらに、遊星歯車装置14のエンジン側の側方には、上
記キャリャ31とタービン軸13の間の動力伝達を断続
する3−4クラッチ27が配置されている。また、この
3−4クラッチ27の側方には、リングギャ19に連結
されたアウトプットギャ28が配置されており、このギ
ャ28はアウトプットシャフト29に取付けられている
この変速機構IOは、それ自体で前進4段、後進1段の
変速段を有し、クラッチ20,21.24,27および
ブレーキ23.25を適宜作動させることにより所要の
変速段を得ることができるものである。ここで、各変速
段とクラッチ、ブレーキの作動の基本的関係を第1表に
示す。
この油圧解御回路40において、フォワードクラッチ2
0が締結される前進走行レンジ(D,2.1レンジ)で
、とくに変速段に関係する摩擦要素は2−4ブレーキ2
3および3−4クラッチ27の2つであり、これらの締
結、解放に応じて変速比が変化し、両者がともに解放さ
れると1速状態、2−4ブレーキ23が締結されて3−
4クラッチ27が解放されると2速状態、2−4ブレー
キ23が解放されて3−4クラッチ27が締結されると
3速状態、両者がともに締結されると4速状態となる。
従って、後に詳述するような4速から2速への変速が行
なわれる場合は、2−4ブレーキ23および3−4クラ
ッチ27が締結されている状態から、3−4クラッチ2
7が解放される。なお、この4速から2速への変速が行
なわれると、前記の第1ワンウエイクラッチ22は空転
状態からロック状態に変化するようになっている。
上記変速機構10の摩擦要素(クラッチ20,21.2
4.27およびブレーキ23.25)は、油圧制御回路
40から供給される油圧によって作動される。上記油圧
制御回路40は、後に詳述するように、各種シフトバル
プをコント,ロールする変速用のソレノイドバルブ44
〜46を備え、ソレノイドバルプ44〜46のON,O
FFの切換えに応じ、変速機構10の摩擦要素に対する
油圧の給排が行なわれる。
この油圧制御回路40に対し、変速用のソレノイドバル
プ44〜46等を制御するコントロールユニット(CP
U)33が設けられており、このコントロールユニット
33には、エンジンのスロットル開度を検出するスロッ
トル開度センサ36、トルクコンバータ2のタービン回
転数を検出するタービン回転数センサ37等からの信号
が入力されている。この制御回路40は、予め設定され
た変速パターンに基づいてレンジおよび運転状態(スロ
ットル開度、タービン回転数等)に応じた変速の制御を
行なう。さらに、変速判定手段34により行なわれる変
速の判定に基づき、所定の2つの摩擦要素が締結される
所定変速段から一方の摩擦要素が解放される他の変速段
への変速時に、変速の進行に′つれて解放状態に移行す
る上記一方の摩擦要素の締結力を変速終了直前に一時的
に所定量増大させる制御手段35が、上記コントロール
ユニット33に含まれている。
当実施例において上記制御手段35は、後に詳述するよ
うに、上記2−4ブレーキ23と3−4クラッチ27が
ともに締結される4速から3−4クラッチ27が解放さ
れる2速への変速時を対象とし、アクセル操作等による
運転状態の変化に応じてこのような4速から2速への変
速が行なわれるときに、3−4クラッチ27の締結力を
変速終了直前に一時的に所定量増大させるようにしてい
る。
第2図は、上記油圧制御回路40の中の、2−4ブレー
キ23および3−4クラッチ27のアクチュエー夕に対
する油圧給排に関係する系統を概略的に示している。油
圧制御回路40にはこのほかに、他の摩擦要素やトルク
コンバータ2、ロックアップクラッチ8に対する油圧給
排系統、ライン圧の調整手段等が含まれるが、これらの
図示は省略する。なお、上記2−4ブレーキ23のアク
チュエー夕は、アブライポート23cとリリースポート
23dとを有するサーボピストンで構成され、アプライ
ポート23cのみに油圧が供給されているときに2−4
ブレーキ23を締結し、両ポ−123c.23dとも油
圧が供給されていないとき、および両ポー}23c,2
3dとも油圧が供給されているときに、2−4ブレーキ
23を解放するようになっている。また、上記3−4ク
ラッチ27のアクチュエー夕は、通常の油圧ピストンで
構成され、油圧が供給されたときに3−4クラッチ27
を締結するようになっている。
第2図に示す油圧給排系統には、1−2.2−3.3−
4の各シフトバルブ41,42.43と、これらシフト
バルプ41.42.43をコントロールするソレノイド
バルプ44,45.46と、手動操作に応じてレンジの
選択を行なうマニュアルバルプ47等が含まれている。
上記マニュアルパルブ47の入力ポートには、オイルボ
ンプ11からメインラインL1に吐出されて図外の調圧
手?で所定のライン圧に調整された作動油が導かれてい
る。マニュアルバルプ47と1−2シフトバルプ41と
の間には、D,2.1レンジでメインラインL■に連通
ずる第1出力ラインL2が設けられ、また、マニュアル
バルブ47と2−3シフトバルプ42との間には、D.
2レンジでメインラインL1に連通する第2出力ライン
L3が設けられている。
上記各シフトバルプ41.42.43は、それぞれ図外
のスプリングで付勢されたスプール41a.42a.4
3aを備え、ソレノイドバルプ44,45.46によっ
てコントロールされるパイロット圧に応じてスプール4
3a.44a,45aが作動されるようになっている。
すなわち、各シフトバルブ41,42.43のパイロッ
トポートに通じる各パイロットラインL4.L5.L6
にそれぞれソレノイドバルプ44.45.46が接続さ
れ、各ソレノイドバルプ44〜46はそれぞれ、ONの
ときにパイロット圧を排出してスプール41a〜43a
を図の右側に位置させ、OFFのときにパイロット圧を
パイロットポートに作用させてスプール41a〜43a
を図の左側に位置させるようになっている。
上記1−2シフトバルプ41は、1−2ソレノイドバル
プ44がONとなることによってスプール41aが図の
右側に位置する状態となったときに、上記第l出力ライ
ンL2をサーボアプライラインL7に連通させる。この
ラインL7は、ワンウエイオリフィス51を介して2−
4ブレーキ23のアブライボート23Cに至る。従って
、D,2.1レンジで1−2ソレノイドバルプ44がO
Nのときに上記アブライポート23cに油圧が供給され
、1−2ソレノイドバルプ44がOFFのときに上記ア
プライボート23cから油圧が排除される。なお、サー
ボアプライラインL7には2−4ブレーキ締結時の緩衝
用の1−2アキュムレータ52が接続されている。
上記2−3シフトバルプ42は、2−3ソレノイドバル
プ45がOFFとなることによってスプール42aが図
の左側に位置する状態となったときに、上記第2出力ラ
インL3を3−4クラッチラインL8に連通させる。こ
のラインL8は、ワンウエイオリフィス53を介して3
−4クラッチ27に至る。従って、D.2レンジで2−
3ソレノイドバルプ45がOFFのときに3−4クラッ
チ27に油圧が供給され、2−3ソレノイドバルブ45
がONのときに油圧が排除される。なお、3−4ク・ラ
ッチラインL8のワンウエイオリフィス53をバイパス
するラインにはバイパスバルプ54が設けられ、また、
3−4クラッチラインL8には3−4クラッチ作動時の
緩衝用の2−3アキュムレータ55が接続されている。
また、3−4クラッチラインL8から分岐したラインL
9が、3−4シフトバルプ43に導かれている。モして
3−4シフトバルブ43は、3−4ソレノイドバルプ4
6がOFFとなることによってスブール43aが図の左
側に位置する状態となったときに、上記ラインL9をサ
ーボリリースラインLIOに連通し、このラインL 1
0は、2−3タイミングバルブ56、ワンウェイオリフ
ィス57等を介して2−4ブレーキ23のアクチュエー
夕のリリースポート23dに至る。従って、D,2レン
ジで2−3.3−4ソレノイドバルブ45,46がとも
にOFFのときに、2−4ブレーキ23のリリースポー
ト23bに油圧が導入されて2−4ブレーキ23が解放
される。
このような油圧回路構成によると、2−4ブレーキ23
は、1−2ソレノイドバルブ44がONで、かつ2−3
.3−4ソレノイドバルプ45.46のすくなくとも一
方がONのときに締結されて、それ以外のときに解放さ
れ、3−4クラッチ27は、2−3ソレノイドバルブ4
5がOFFのときに締結されて、2−3ソレノイドパル
プ45がONのときに解放される。
ここで、各変速段と各ソレノイドバルブ44〜46のO
N,OFFの組合せのパターン(ソレノイドパターン)
との関係を、第2表に示す。
第1図中に一示したコントロールユニット33は、基本
的には、運転状態を変速パターンと照合することによっ
て決定した変速段を達成するように、上記の第2表のソ
レノイドパターンに基づいて各ソレノイドパルプ44〜
46を制御するが、Dレンジでの4速から2速への変速
時には、ソレノイドパターンを4速のパターンから2速
のパターンに変更した後、変速終了直前に設定時間だけ
、4速のパターンにして3−4クラッチ27に油圧が供
給される状態とすることにより、3−4クラッチ27の
締結力を増大させるようにしている。
このコントロールユニット33による4速から2速への
変速時の制御の具体例を、第3図のフローチャートによ
って説明する。
このフローチャートにおいて、スタートすると、ステッ
プS1で変速時であるか否かを調べ、変速時であれば、
ステップS2で4速から2速への変速か否かを調べる。
変速時以外の処理、および4速から2速への変速以外の
変速時の処理については図示を省略する。
4速から2速への変速時には、まずステップS3でDレ
ンジでの2速のソレノイドパターンを出力し、つまりソ
レノイドバルブ44〜46をいずれもONとする(第2
表参照)。続いてステップS4でタービン回転数Ntを
読込み、ステップS5で、上記タービン回転数Ntが、
変速終了回転数NAから設定回転数ΔNだけ減じた値(
NA−ΔN)以上となったか否かを調べる。上記変速終
了回転数NAは、変速前のタービン回転数等から予測し
た変速終了時のタービン回転数であり、また設定回転数
ΔNは比較的小さな値である。従ってこのステップS5
は、4速から2速への変速の進行に伴って上昇するター
ビン回転数が変速終了回転数NAに近付いたか否かを調
べることにより、変速終了直前の状態に達したかどうか
を調べるものである。そしてステップS5の判定がNO
の間は、2速のソレノイドパターンを維持する。
ステップS5の判定がYESとなったときはステップS
6に移り、設定時間だけ、4速のソレノイドパターンを
出力し、つまりソレノイドバルブ44〜46を−ON,
OFF.ONとする。そして設定時間が経過すると、ス
テップS7に移って2速のソレノイドパターンに戻す。
このような制御による作用を、第4図のタイムチャート
を参照しつつ説明する。
Dレンジにおける4速時には、各ソレノイドバルブ44
〜46がON,OFF.ONとなっていることにより、
2−4ブレーキ23と3−4クラッチ27がともに締結
されており、この状態から2速へ変速されるときは、変
速開始時点toから、各ソレノイドバルプ44〜46が
すべてONとなるDレンジの2速のソレノイドパターン
に切換えられる。これに伴い、次第に3−4クラッチ2
7から油圧が排除されて3−4クラッチ圧が低下し、3
−4クラッチ27が解放状態へ移行する。一方、変速の
進行に伴ってタービン回転数は変速終了回転数へ向けて
上昇する。
この場合、第1図に示す変速機構10において、3−4
クラッチ27を介してキャリャ31に回転が伝達されて
いる状態から3−4クラッチ27が解放されると、大径
サンギャ16を固定する2−4ブレーキ23が受けるト
ルクが増大するので、単に2速のソレノイドパターンに
して3−4クラッチ27から油圧を排除していくだけで
は、3−4クラッチ27が解放される変速終了直前に、
2−4ブレーキ23が受けるトルクの急増でショックが
生じる。また、上記変速機構10中の第1ワンウエイク
ラッチ22は4速で空転状態、2速でロック状態となる
が、変速終了直前における上記第1ワンウエイクラッチ
22の空転状態からロック状態への急激な切換わりもシ
ョックの原因となる。
これに対し、第3図のフローチャートに示すような制御
によると、タービン回転数Ntが変速終了回転数NAに
近付く変速終了直前の時点t1から設定時間だけ、4速
のソレノイドパターンに変更されて3−4クラッチ27
に油圧が供給される状態とされることにより、上記設定
時間に応じた所定量だけ3−4クラッチ圧(3−4クラ
ッチ27の締結力)が増大される。このため、変速が終
了する前に、いったん3−4クラッチ27にもトルクが
分散され、2−4ブレーキ23が受けるトルクの急増が
緩和されるとともに、上記第1ワンウエイクラッチ22
の空転状態からロック状態へ切換わりも緩かになり、こ
れらの作用でショックが軽減されることとなる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明は、変速機構の動力伝達経路を切換
える複数の摩擦要素を備えた自動変速機において、少な
くとも所定の2つの摩擦要素が締結される所定変速段か
ら一方の摩擦要素が解放される他の変速段への変速時に
、変速の進行につれて解放状態に移行する上記一方の摩
擦要素の締結力を変速終了直前に一時的に所定量増大さ
せるようにしているため、変速が終了する前にいったん
上記一方の摩擦要素にもトルクを分散させて締結状態に
ある摩擦要素が受けるトルクの急増を抑制することがで
き、これによって変速ショックを軽減することができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例についての自動変速機全体の
概略図、第2図は油圧制御回路の要部の回路構成図、第
3図は4速から2速への変速時の制御を示すフローチャ
ート、第4図は同制御によるソレノイドパターン、3−
4クラッチ圧およびタービン回転数の時間的変化を示す
タイムチャートである。 10・・・変速機構、23・・・2−4ブレーキ、27
・・・3−4クラッチ、33・・・コントロールユニッ
ト、34・・・変速判定手段、35・・・制御手段、4
0・・・油圧制御回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、変速機構の動力伝達経路を切換える複数の摩擦要素
    を備えるとともに、所定変速段で少なくとも所定の2つ
    の摩擦要素が締結され、他の変速段で上記2つの摩擦要
    素のうちの一方が解放されるように構成された自動変速
    機において、上記所定変速段から上記他の変速段へ変速
    時に、変速の進行につれて解放状態に移行する上記一方
    の摩擦要素の締結力を、変速終了直前に一時的に所定量
    増大させる制御手段を備えたことを特徴とする自動変速
    機の変速制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006292153A (ja) * 2005-04-15 2006-10-26 Nsk Ltd トロイダル型無段変速機

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JP2006292153A (ja) * 2005-04-15 2006-10-26 Nsk Ltd トロイダル型無段変速機

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