JPH03159908A - 耐酸化性多孔質炭素材およびその製造方法 - Google Patents

耐酸化性多孔質炭素材およびその製造方法

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JPH03159908A
JPH03159908A JP1299662A JP29966289A JPH03159908A JP H03159908 A JPH03159908 A JP H03159908A JP 1299662 A JP1299662 A JP 1299662A JP 29966289 A JP29966289 A JP 29966289A JP H03159908 A JPH03159908 A JP H03159908A
Authority
JP
Japan
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particles
porous carbon
carbon material
fine
oxidation
Prior art date
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Pending
Application number
JP1299662A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Shiode
哲夫 塩出
Tomei Takegawa
東明 竹川
Hidetoshi Morotomi
秀俊 諸富
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Engineering Corp
Original Assignee
NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Ceramic Products (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、耐酸化性多孔質炭素材およびその製造方法に
関する。
[従来の技術およびその課題] 炭素材は、耐薬品性、耐熱性等の特性に優れるため各種
の機能性物質の材料として使用されている。例えば、多
孔質の炭素材は、これらの性質を利用して各種のフィル
ター材として使用されている。
しかしながら、多孔質の炭索材は、耐酸化性に乏しく、
機械的強度が小さい。このため、フィルター材として炭
素材を使用する場合に用途が限定されていた。したがっ
て、多孔質の炭素材の耐酸化性および機械的強度の向上
を目的とした開発がなされている。
一方、フィルターに使用される多孔質炭素材の孔径は、
一般に制御されていない。孔径の制御されていない多孔
質炭素材がフィルターに使用されると、目的物を充分に
濾過することができない。
したがって、多孔質炭素材の孔径を制御することが必要
である。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、制御さ
れた孔径を持ち、しかも耐酸化性および機械的強度に優
れた多孔質炭素材およびその製造方法を提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明者らは、ピッチ原料にSiO2を混合してなる微
細な光学的異方性構造を有するピッチ微粒体(以下、R
OMSと省略する)、またはSiO2を被着させたRO
MSを使用することにより、制御された孔径を持ち、し
かも耐酸化性および機械的強度に優れた多孔質炭素材が
得られることを見出だし本発明をするに至った。
本発明は、SiO2粒子が表面に被着された所定形状の
ROMSあるいはSiO2粒子を内包するROMSに成
・型、炭化処理、並びに黒鉛化処理が施されてなること
を特徴とする耐酸化性多孔質炭素材である。
また、本発明は、ROMSの表面に所定の粒径を持つS
iO2粒子を被着させる工程あるいはSiO2粒子を内
包するROMSを製造する工程と、これを所定の形状で
成型する工程と、該成型体に所定の温度で炭化処理およ
び黒鉛化処理を順次施す工程とを具備することを特徴と
する耐酸化性多孔質炭素材の製造方法である。
ここで、SiO2の粒径は、1ないし500μmである
ことが好ましい。これは、SiO2の粒径が1μm未満
であると凝集性が増し、分散が均一でなくなり、粒径が
500μmを超えるとROMSの寸法が大きくなり過ぎ
て、自己焼結性に悪影響を及ぼすからである。好ましく
は、Si02の粒径が1ないし100μmである。また
、Si02粒子は、市販のものを使用してもよいし、S
iの酸化物焼結体を粉砕等の方法によって所定の粒径に
調整したものでもよい。
Si02粒子が表面に被着された、あるいはSiO2を
内包する所定形状のROMSは、ROMS表面にSi0
2粒子が噴霧されたもの、ROMSを担体としてSiO
2粒子をそれに担持させたもの、並びにピッチ原料とS
iO2粒子とを所定量混合した後適当な方法で分散させ
たものでもよい。このとき、ピッチ原料にSiO2粒子
を混合する量は、5ないし50重量%であることが好ま
しい。これは、混合量が5重量%未満であると得られる
炭素材の気孔率が小さくなり、混合量が50重量%を超
えるとROMS自信の焼結性が悪くなり、得られる多孔
質炭素材の強度が低くなるからである。
R O M S l: S i 0 2粒子を被着させ
る方法は、ROMS表面にSI02粒子を噴霧するもの
、ROMSを担体としてSiO2粒子をそれに担持させ
るもの等が挙げられる。
成型は、冷間静水圧成型(C I P) 、あるいは一
軸加圧成型機等の方法によって行う。
炭化処理は、0.01ないし5℃/分の昇温速度で約1
000ないし1200℃にまで昇温しで行う。また、黒
鉛化処理は、1ないし20.”C/分の昇温速度で約2
000ないし2500℃にまで昇温しで行う。
5 [作用] 本発明の耐酸化性多孔質炭素材は、Si02粒子が表面
に被着された所定形状のROMSに成型、炭化処理、並
びに黒鉛化処理が施されてなるものである。また、本発
明の耐酸化性多孔質炭素材の製造方法は、ROMSの、
表面に所定の粒径を持つSiO2粒子を被着させる工程
あるいはSiO2粒子を内包するROMSを製造する工
程と、これを所定の形状で成型する工程と、成型体に所
定の温度で炭化処理および黒鉛化処理を順次施す工程と
を具備するものである。
SiO2粒子は、炭化処理または黒鉛化処理中に以下の
式に示すように反応する。
SiO2+C→Si+CO2 S i O2+C−+S i C+02このため、Si
O2粒子を炭化して得られたSiSSiCが、ROMS
の表面で耐酸化性を発揮する。したがって、得られた多
孔質炭素材は、優れた耐酸化性を持つ。また、SiSS
iCの高い硬度が作用するので、多孔質炭素材は優れた
機6 械的特性を有する。
また、前記に示した式中のCO2および02ガスの発生
量により、得られる多孔質炭素材の孔径が決定する。す
なわち、戒型体の炭化処理または黒鉛化処理の条件に対
応して、反応速度が変化することによって、CO2ガス
および02ガスの発生量が変化する。したがって、炭化
処理または黒鉛化処理の条件を規定することによって、
得られる耐酸化性多孔質炭素材の孔径を制御することが
できる。また、式中で示した反応するSi02粒子の大
きさにより、得られる耐酸化性多孔質炭素材の孔径を制
御することができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
実施例 まず、平均粒径が23μmであるSiO2粒子10重量
%をピッチ原料に混合した。この混合物を充分に攪拌し
ながらノズルを通して分散させて、平均粒径30μmの
ROMSを作製した。
得られたROMSの自己焼結性を制御し、このROMS
を3 T / c−で冷間静水圧成型して成型体を得た
。得られた成型体を0.1℃/分の昇温速度で1000
℃まで昇温しで、炭化処理を施した。
さらに、この成型体を60℃/分の昇温速度で2200
℃まで昇温して、黒鉛化処理を施した。
このようにして、耐酸化性多孔質炭素材を作製した。
得られた耐酸化性多孔質炭素材の嵩密度、気孔率、孔径
、曲げ強度、並びに空気中での耐酸化性を調べた。その
結果を下記第1表に示した。なお、嵩密度、気孔率はJ
IS  K2151により、孔径は顕微鏡写真の画像処
理により、曲げ強度は3点曲げ試験、空気中の耐酸化性
は熱天秤による熱重量変化により測定した。
比較例 平均粒径30μmの発泡剤を混入したROMSの自己焼
結性を制御したROMSを3 T / c−で冷間静水
圧成型して成型体を得た。得られた戒型体を1℃/分の
昇温速度で1000℃まで昇温しで、炭化処理を施した
。さらに、この成型体を60℃/分の昇温速度で220
0℃まで昇温して、黒鉛化処理を施した。このようにし
て、多孔質炭素材を作製した。
得られた多孔質炭素材の嵩密度、気孔率、孔径、曲げ強
度、並びに空気中での耐酸化性を実施例と同様にして調
べた。その結果を下記第1表に併記した。
第1表 第1表から明らかなように、本発明の方法によって得ら
れた耐酸化性多孔質炭素材(実施例)は、優れた空気中
での耐酸化性、高い曲げ強度を示し、しかも孔径を制御
できるものであった。これに対して、従来の方法によっ
て得られた耐酸化性多孔質炭素材(比較例)は、空気中
での耐酸化性、曲げ強度が悪いものであり、孔径を制御
することが9 できなかった。
[発明の効果] 以上説明した如く、本発明の耐酸化性多孔質炭素材およ
びその製造方法は、耐酸化性および機械的強度に優れた
多孔質炭素材を粒径を制御しつつ容易に製造することが
できるものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)SiO_2粒子が表面に被着された所定形状の微
    細な光学的異方性構造が不規則に配向したピッチ微粒体
    あるいはSiO_2粒子の表面に微細な光学的異方性構
    造が不規則に配向したピッチを有した微粒体に成型、炭
    化処理、並びに黒鉛化処理が施されてなることを特徴と
    する耐酸化性多孔質炭素材。
  2. (2)微細な光学的異方性構造を有するピッチ微粒体の
    表面に所定の粒径を持つSiO_2粒子を被着させる工
    程あるいはSiO_2粒子の表面に微細な光学的異方性
    構造が不規則に配向したピッチを有した微粒体を製造す
    る工程と、これを所定の形状で成型する工程と、該成型
    体に所定の温度で炭化処理および黒鉛化処理を順次施す
    工程とを具備することを特徴とする耐酸化性多孔質炭素
    材の製造方法。
JP1299662A 1989-11-20 1989-11-20 耐酸化性多孔質炭素材およびその製造方法 Pending JPH03159908A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008535755A (ja) * 2005-03-31 2008-09-04 タッチストーン リサーチ ラボラトリー, リミテッド 高密度炭素フォーム
CN103241728A (zh) * 2012-02-14 2013-08-14 中国科学院上海微系统与信息技术研究所 利用多孔阳极氧化铝为模板化学气相沉积制备石墨烯纳米孔阵列的方法

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JP2008535755A (ja) * 2005-03-31 2008-09-04 タッチストーン リサーチ ラボラトリー, リミテッド 高密度炭素フォーム
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