JPH03155760A - 食品添加用品質改良剤

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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、食品添加用品質改良剤に間する。

〔従来の技術〕

人体には、カルシウムが必須要素であり、該カルシウム
は一般に各種食品によって摂取される。

しかし、もともと日本人のカルシウムの摂取量は世界平
均と比較すると低いうえに、近年、リン酸塩等のリン酸
化合物含有食品の摂取量の増大によるカルシウムの摂取
量不足が問題となっている。

そこで、従来よりカルシウムを別途補給する方法が種々
提案されている。

例えば、カルシウムの粉末をとぎあがった米に混ぜてご
飯を炊き、該ご飯を食べることでカルシウムを摂取する
試みがなされている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、従来のカルシウム粉末を混ぜてご飯を炊
いた場合、炊き上がったご飯の品質１色つや、味が悪（
なることがあった。

また、従来のカルシウム粉末には微粉末状で飛散しやす
いため取り扱いが困難なものもあった。

従って、ご飯等の添加対象物の品質１色つや味が悪くな
ることなく、むしろ向上し、また、取り扱いが容易なも
のが望まれていた。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の上記課題を解決するための手段は、下記の通り
である。

即ち、本願発明は、Ｌ型孔酸カルシウムと、パントテン
酸カルシウムと、コレカルシフェロールとを含有し、顆
粒状とした食品添加用品質改良剤である。

〔実施例〕

本発明に係る食品添加用品質改良剤は、Ｌ型孔酸カルシ
ウムを主成分とし、パントテン酸カルシウム、コレカル
シフェロールを加え、全体を顆粒状としたもので、その
成分量は、例えば、下記に示す通りである。

Ｌ型孔酸カルシウム　　　　　　　９０．８％パントテ
ン酸カルシウム　　　　　　９．０％コレカルシフェロ
ール＜５０．０００１０／ｇ）　０．２％そして、上記
食品添加用品質改良剤を、とぎあがった米３〜４合に４
ｇ程度混ぜて溶かした後、炊飯して本発明区のご飯Ａと
した。

上記ご飯Ａの品質１色つや１味を判断するために、対照
区として従来のカルシウム粉末を添加して炊飯しものを
ご飯Ｂ、何も添加しないで炊飯したものをご飯Ｃとして
、ご飯Ｂ、ご飯Ｃとご飯Ａとをそれぞれ比較した。

その結果、ご飯Ａの品質１色つや１味は、いずれもご飯
Ｂより良好であり、また、ご飯Ｃよりも良好な結果を示
した。

なお、本発明区の食品添加用品質改良剤は容易に水に溶
かすことができ手間がかからなかったのに対し、対照区
のものは容易に水に溶けず完全に溶かすのに手間がかか
った。

さらに、本発明区は、体内に吸収された後、カルシウム
成分が組織内に取り込まれ易い。

ところで、上記した本発明の食品添加用品質改良剤は、
米に混ぜて使用する以外にも、下記のような食品に用い
ることもできる。

第１に、味噌や納豆等の発酵食品に０２〜０５％程度添
加して、カッ変防止や風味向上を図ることができる。

第２に、漬物や果物に０．１〜０．５％程度混ぜること
で、繊維質の軟化防止に効果的である。

〔発明の効果〕

本発明は以上説明した通りなので、次のような効果を得
ることができる。

本発明の食品添加用品質改良剤は、特定の成分について
、種類を選択して組み合わせたので、炊き上がったご飯
等の添加対象物の品質９色っや味が、悪くならず、むし
ろ向上する。

また、水に溶は易く手間がかからない上−に、全体を顆
粒状としたので、風等によって簡単に飛散することなく
、取り汲いが容易である。

【特許請求の範囲】