JPH0315411A - 椅子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、椅子（いす）、詳しくは特許請求の範囲の請
求項１の前文に記載したタイプのオフィス回転椅子に関
するものである。

Ｃ従来の技術〕 いわゆる同期機構（ｓｙｎｃｈｒｏｎｉｓｉｎｇ　ｍｅ
ｃｈａｎｉｓｍ）を有し特にオフィス回転椅子として使
用しうる椅子は、例えば西ドイツ特許ＤＥ−Ａ−３０３
６９９３号によって公知である。これらの椅子は、自動
的に又は解除手段操作後に次のように動作する。すなわ
ち、使用者が後方に寄りかかると、座部が僅かに低くな
り、背部が更に後方に傾斜する。ただし、座部の前端の
床からの距離は殆どそのままである。この座部と背部と
の角度を開く運動は、人体の自然な動きに近付けてある
。使用者が寄りかかった位置から再び直立した正常位置
に動くと、椅子は、座部の下に取付けたスプリング機構
によって自動的にその動きに追従する。このように椅子
の位置が変わることは、職場における種々の行動への適
応を楽にし、人間工学研究者や職場の医師によりオフィ
スの坐業による健康への悪影響を防ぐのによいと考えら
れている。

請求項１の前文に記載したタイプの椅子は、例えば先願
の西トイッ特許出願第Ｐ３７　３７　４９１．５号に記
載されているが、この出願は未だ公告されていない。そ
の椅子では、前部レバーが２つの回転継ぎ手を介して支
持体及び座部に連結され、後部レバーも２つの他の回転
継ぎ手を介して支持体及び座部に連結されており、この
後部レバーは、背部を支え４番目の回転継ぎ手より突出
する延長部を有している。このような構造の椅子は、一
方では第１と第２の回転継ぎ手の間の連結部分の平面の
、他方では第３と第４の回転継ぎ手の間の連結部分の平
面の垂直線に対する相対的位置を、良好な座部の位置と
位置の切替えを確保するものとしなければならない。

また、少なくとも１つの後部レバーが、一方では第ｌの
回転継ぎ手を介して支持体に、他方では第２の回転継ぎ
手を介して座部の後端に連結されると共に、少なくとも
１つの前部レバーが第３の回転継ぎ手を介して支持体に
、第４の回転継ぎ手を介して座部の前端に連結される椅
子の構造も、欧州特許第ＥＰ−Ａ−２５０　２０７号に
より公知である。その椅子では、支持体の中心支柱と座
部前端の第４回転継ぎ手との間にスプリング機構が配設
されている。

〔発明が解決しようとする課題］ 本発明の課題は、請求項１の前文に記載したタイプの椅
子を、机に付いている人間の自然な動きに容易且つ良好
に適応するばかりでなく、構造が簡単になるように改良
することである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、この課題を請求項１の後段に記載した構或に
よって解決した。本発明の好適な具体例及び更にその変
形例を従属請求項に記載した。

〔作用〕

本発明の椅子の構造によれば、使用者は、位置を変える
場合の極めて自然な且つ偶発的な動作を極めて都合よく
行うことができる。背部と座部が中間位置にある中立位
置では、使用者の身体の上部と大腿部の間及び脛（すね
）部と床の間の角度は、ほぼ９０゜になる。これに対し
、使用者が後方に寄りかかった位置では、身体の上部と
大肚部の間の角度が開き骨盤の位置が下がるが、大肚部
と脛部の間の角度はほぼ９０″′のままであり、脛部と
足部すなわち床との間の角度はやや鈍角となる。

更に、使用者が前方に寄りかかった位置では、骨盤が上
がり、胴体と大腿部間の不快な圧迫感が除かれる。この
場合、脛部と足部の間の角度はやや鋭角となる。

したがって、本発明による椅子では、位置の変更が人間
の自然な動きの過程に適合して楽に行われる。その椅子
の座部は、機械的な回転中心すなわち回転軸より僅かに
下の仮想的な回転中心の周りに動くことになる。

ここで、椅子のこれらの理想的運動が極めて簡単な構或
で達或される点が特に重要である。すなわち、背部を支
える後部レバーをその下端によりただ１つの回転継ぎ手
を介して支持体に連結するだ＆Ｊでよいのである。また
、鹿部の前半分と支持体の間の前部連結素子を、可撓性
が限られた比較的簡単な素子で作りうる。この素子は、
極めて簡単な構造及び配置で、背部の偏位運動の間座部
を中間の中立位置の方向に極めて効果的にブリストレス
（付勢）する。この椅子の良好な運動性はまた、後部レ
バーの構造及び配置によって助けられている。

〔実施例］ 以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。

第１図は、本発明の第１の具体例及びその動作（３つの
異なる座部位置）を示す側面図である。

ただし、図面は簡略化して示してある。第２〜第４図は
、第ｌ図の椅子に用いる前部連結素子（第１図の円内部
ＩＩ　）の異なる例を示す拡大断面図である。

第１の具体例としてのオフィス回転椅子を示す第１図に
おいて、実線により中間位置である中立位置Ａを示し、
破線により、図面で左に傾いた最大後方（寄りかかり）
位置Ａ′と、図面で右に傾いた最大前方（寄りかかり）
位置Ａ″とを示す。

図示のオフィス回転椅子は、中心支柱（回転支柱）及び
パッキング（ｂａｃｋｉｎｇ）又はローラーヘヤリング
等をもつ支持体（１）、座部（２）及び背部（３）を有
する。

第１図の例では、支持体（１）と背部（３）の間に設け
た少なくとも１つの後部レバー（４）がある。この後部
レバー（４）は、座部（２）の後部（２ｂ）に位置する
回転継ぎ手（５）を介して座部（２）と連結し、座部（
２）と背部（３）の間の回転継ぎ手連結部を形或する。

この後部レバー（４）の下端は、回転継ぎ手（６）を介
して支持体（１）に連結する本例では、前部斜め上方に
曲げた上腕（ｌａ）に連結する。後部レバー（４）は、
下方の第ｌの回転継ぎ手（６）から第２の回転継ぎ手（
５）（座部（２）の後端（２ｂ）にある）を過ぎ後部上
方に向かって直線状に伸びる。この後部レバー（４）の
延長部（４ａ）は、背部（３）と堅く連結されこれを支
える。

少なくとも１つの前部連結素子（７）により、座部（２
）の下側を支持体（１）（支持体（１）の斜め上方を向
いた上腕（１ａ）の最前端（Ｉａ’）がよい。）に連結
する。

後部レバー（４）は固い連結素子であるが、この前部連
結素子（７）は一定の限られた可撓性をもつ素子で作る
。この素子は、第１図に両方向矢印（７ａ）で示すよう
に、１つ以上の方向（第１図の３つの異なる方向Ａ，Ａ
’及びＡ″）に偏位する際に中間の中立位置の方向に座
部をプリストレス（付勢）する。

この可撓性の前部連結素子（７）は、一般に、一端を堅
く固定し他端と回転継ぎ手を介して連結することができ
る。この前部連結素子（７）は、その下端（７ｂ）を支
持体（１）すなわちその上腕（１ａ）に堅く固定し、そ
の上端（７ｃ）を回転継ぎ手（１０）を介して座部（２
）に連結するのが最もよい。この連結用の回転継ぎ手（
１０）は、座部（２）の前端からおよそ１／３の所に配
置する。この前部連結素子（７）の構造及び配置によれ
ば、座部（２）と支持体（１）の間の一定の限られた相
対運動を容易に調整することができる。

第２，第３及び第４図に示すように、限られた１１ １２ 可撓性をもつ前部連結素子（７）は、種々の適当な構造
を取ることができる。

第２図の例では、この前部連結素子（７）はコイル状引
張りばねより或る。第３図の例では、この前部連結素子
（７′）は、ゴム又はゴム状プラスチックより或る緩衝
素子の形に構成してある。第４図の例では、この前部連
結素子（７“）は直立した板ばね素子を用いている。

第２〜第４図に示す具体例においては、それぞれ対応す
る前部連結部素子（７Ｌ　（７’）又は（７“）はいず
れも、別々に作るのがよく、その下端を支持体（１）の
上腕（１ａ）に堅く固定し、その上端を適当な回転継ぎ
手により座部（２）の下側に連結する。勿論、これらの
連結部は、他の抵当な手段、例えば鉤掛け，締付け，ね
し込み等によるものでもよい。その場合、各前部連結素
子（７），　（７’）又は（７“〉を取替えられるよう
にするのもよい。

寸法や構或によっては、上述したような前部連結素子を
ｌつだけ設けてもよいが、実際には、数個（２個又は３
個がよい。）の前部連結素子を互いに隣接して、すなわ
ち、各図面において図の紙面に直角の方向に隣接して配
置するのがよい。その理由は、各前部連結素子が比較的
小さくスペースを取らない構造であるばかりでなく、前
後運動に対する方向安定性がよくなるからである。

第ｌ図の回転椅子では、第１の回転継ぎ手（６）は後部
レバー（４）の下端を支持体（１）の実際の垂直な中心
支柱のほぼ上端に連結するのに対し、後部レバ（４）の
第２の回転継ぎ手（５）は、座部（２）の後端（２ｂ）
に連結している。前部連結素子（７）の上端（７ｃ）は
、上述したとおり、座部（２）の前方ほぼ１／３の所に
連結するので、連結用の回転継ぎ手（ｌＯ）は、座部（
２）の前端（２ａ）より幾分後方にずれている。

第２の回転継ぎ手（５）と、回転継ぎ手（１０）を介し
て座部（２）に連結された前部連結素子（７）の上端（
７ｃ）との間の距離は、第１の回転継ぎ手（６）と、前
部連結素子（７）の下端（７ｂ）との間の距離の約１．
５〜２．５倍とするが、特に約２倍がよい。

可撓性をもつ前部連結素子（７）はほぼ垂直に設けるが
、中立位ｉＡにおける後部レバー（４）の第１及び第２
回転継ぎ手（６），　（５）間の連結部分の平面は、垂
直線Ｖより４０°〜７０゜（６０゜が最もよい。）の角
度αだけ後方に傾斜する。

背部（３）の中立位置Ａから後方への最大偏位（位置Ａ
’）は約２０゜であり、同じく中立位置Ａから前方への
最大偏位（位置Ａ″）は約ｌＯ゜である。

第１図の具体例では、後部レバー（４）は背部（３）の
一部として構成するのがよいが、前部連結素子（７）は
、第２〜第４図により述べたように、単独の、できれば
取替え可能の可撓性素子として構或できる。

中立位置Ａでは、座部（２）と背部（３）は、上述のよ
うに、実線で示す中間位置を取る。このとき、使用者が
椅子の後方に寄りかかると、背部（３）は下方の第１回
転継ぎ手（６）の周りに後方に、例えば最大後方位置Ａ
′に傾く。この場合、座部（２）は、ほぼ水平な運動を
行うと共に、支持体（１）に対し座部の前方より座部の
後方が下がる強い下降運動を行う。

この運動は、後部レバー（４）と前部連結素子（７）を
組合せた制御スプリング機構の制御の下に行われる。

床から座部（２）の前端（２ａ）までの距離は、上記の
運動の過程で僅かに増加するにすぎない。使用者の身体
の上部と大腿部のなす角はこの後方運動の間に開き、同
時に骨盤の位置が下がる。大腿部と脛（すね）部のなす
角は約９０゜のままであるが、脛部と床のなす角はやや
鈍角となる。

使用者が中立位置Ａから前方に、例えば破線で示す最大
前方位置Ａ”に向かって動くと、背部（３）は起き上が
り座部（２）は前方に動く。座部（２）はほぼ水平な運
動を行い、座部後方は支持体（１）に対し座部前方より
大きな上昇運動を行う。使用者の骨盤も上昇し、これに
より胴体と大腿部間の不快な圧迫感がなくなる。脛部と
床のなす角は、やや鋭角となる。

また、第１図に簡単に示したが、第１の回転継ぎ手（６
）で連結された後部レバー（４）の下端は、第１図にコ
イルばねとして示したような適当なスプリング装置（９
）に連結する。そのため、後部レバー（４）の下端に、
レバー状の突起（４ｂ）を設ける。この突起（４ｂ〉は
第ｌの回転継ぎ手（６）より下方に突出し、１５ １６ これにスプリング装置（９）の一端を連結する。スプリ
ング装置（９）の他端は、支持体（１）の上腕（１ａ）
の前端部より下方に突出した固定突起（１ｂ）に取付け
る。

このスプリング装置（９）は、それ自体公知の適当な、
例えば圧縮ばね，ばね棒，脚ばね（ｌｅｇ　ｓｐｒｉｎ
ｇ）板ばね，捩りばね又はガス封入スプリングで構戒す
ることができる。この場合、このスプリング装Ｗ（９）
は、使用者の身体の動きによって座部（２）及び背部（
３）の偏位が生したとき、座部及び背部に対して逆圧を
加える復帰力を生じるようなものとすべきである。

第５及び第６図は、それぞれ本発明の第２及び第３の具
体例を示す側面図である。第５図のものは、上述の具体
例と少し異なる。その相違点は特に座部、後部レバー及
び背部の関連構成にあり、その他の部分は殆ど変わらな
い。したがって、第５図においても同し構造の部分には
同し符号を用い、重複説明を省略する。

本例においても第ｌ具体例と同様、座部（２）は、支持
体（１）の上腕（１ａ〉に、座部前方約１／３の所の下
側において少なくとも１つの一定の可撓性をもつ前部連
結素子（７）により連結する（前部連結素子（７）の構
戒及び配置は、第１〜第４図について述べたものと類似
である。）。

しかし、第５図の例では、１対の後部レバー（１４）を
座部（２）及び背部（１３）の両側に互いにほぼ平行に
配置する。この場合、座部（２）の後端（２ｂ）は、後
部レバー（１４）及び第２の回転継ぎ手（１５）を越え
て後方に突出する。また、背部（１３）の下部（１３ａ
）は（本例では公知のように後方に弯曲している。）、
実線で示す中立位置Ａでは座部（２）から距離ａだけ離
れているが、破線で示す背部（１３）の後方位置Ａ′で
は、第５図に示すように、座部（２）のすぐ上に位置す
る。更に、後部レバー（１４）のほぼ直線状延長部（１
４ａ）を背部（１３）の両側の枠部分として構或できる
。この場合、２つの後部レバー（１４）の延長部（１４
ａ）は、第２の回転継ぎ手（１５）を過ぎて後部上方に
ほぼ直線状に伸び、少なくとも側面から見て背部（１３
）の中に直接合体する。

第５図の例では、回転継ぎ手（１５Ｌ　（６１間の連結
１８ 部分の平面（８）は、中立位置Ａにおいて垂直線■に対
し１５゜〜４０゜（約２５６が最もよい。）の角度α′
だけ後方に傾く。すなわち、２つの後部レバー（１４）
の回転継ぎ手（１５），　（６）間の連結部分の平面（
８）は、第１図の場合と比べて象，傾斜している。

２つの後部レバー（１４）と可撓性の前部連結素子（７
）の間の距離の比については、第５図の場合、第２の回
転継ぎ手（１５）と前部連結素子（７）の上端における
連結用の回転継ぎ手（１０）との間の距離は、第１の回
転継ぎ手（６）と前部連結素子（７）の下端（７ｂ）と
の間の距離の約１．２〜１．８倍（１．４倍が最もよい
。）である。

第５図の例でも、第１図と同様に、少なくとも１つの後
部レバー（１４）の下端と支持体（１）の間に類似のス
プリング装置（９）を取付けることができる。

第５図の椅子の中立位置では、座部（２）と背部（３）
はほぼＡの位置を取る。使用者が椅子の背部に寄りかか
ると、背部（１３）と後部レバー（１４）が第１の回転
継ぎ手（６）の周りに後方にほぼ位置Ａ′まで傾く。同
時に、座部（２）は、後方にほぼ水平な運動を行い、支
持体（１）に対し後端（２ｂ）において大きな下降運動
（座部前方における上昇運動に比し）を行う。この運動
は、１対の後部レバー（１４）と前部連結素子（７）を
組合せた制御スプリングａ構の制名Ｈの下に行われる。

この場合も、座部（２）の前端（２ａ）の床からの距離
はやや増加するにすぎない。使用者の身体の上部と大腿
部のなす角度は、後方への運動の際に開き、同時に骨盤
の位置が下がる。大腿部と脛部のなす角度は約９０゜の
ままであり、脛部と足部（床）のなす角度はやや鈍角と
なる。

使用者が中立位ｉＡから前方へ最大の位置Ａ″まで動く
と、背部（１３）は起き上がり座部（２）が前方に動く
。骨盤も僅かに上昇し、胴体と大腿部間の不快な圧迫感
を防く。脛部と床の間は、やや鋭角となる。これらはす
べて、第１図の例と同様である。

第６図の例は、第５図のものを更に簡単化したものであ
る。この図においても、上述したものと対応する部分に
は同し符号を付した。

後部上方に伸びる１対の後部レバー（１４）は、そ１９ ２０ の延長部（１４ａ）の上端を第５図の例と同様に背部（
２３）に固定することにより、座部（２）及び背部（２
３）の両｛ｊｌｊに互いにほぼ平行番こ保持される。

しかし、第６図の例では、座部（２）の後端（２ｂ）と
背部（２３）の下端（２３ａ）が、後方（外側）に弯■
した可撓性の連結片（２０）により互いに一体に連結さ
れる。すなわち、本例では、背部（２３）は、後部レバ
ー（１４）の延長部（１４ａ）と堅く連結され、且つ連
結片（２０）により座部（２）の後端（２ｂ）と弾性的
（可撓的）に連結される。

本例では、座部（２）と背部（２３）が弾性的に一体に
連結されるので、座部（２）は、可撓性の前部連結素子
（７）を介して支持体（１）の上腕（１ａ）で支えるだ
けでよい。すなわち、座部（２）は、その前半部（前方
約１／３の部分がよい。）で前部連結素子（７）により
支持体（１）、すなわち（１ａ）に直接連結支持される
だけである。勿論、第１〜第４図について上述したよう
に、かような可撓性の前部連結素子（７）の数個を適当
な構造及び配置で互いに並べて設けてもよい。

この場合、１対の後部レバー（１４）は、下方の第１の
回転継ぎ手（６）を介して該レバーの下端を支持体（１
）の上腕（１ａ）に連結する（前の例のように）のみで
ある。これに対し、前の例では、後部レバ（１４）と座
部（２）の間の第２の回転継ぎ手を省略することはでき
ない。

このオフィス回転椅子の変形例を使用する際の運動状況
は、第１及び第５図の例で上述したのと似ているので、
ここでは、第６図に中間の中立位置Ａ、最大後方位置Ａ
′及び最大前方位置Ａ”を示すに止どめる。

本発明による椅子の具体例ではすべて、座部と背部が、
少なくとも１つの可撓性の前部連結素子と少なくともｌ
つの後部レバーにより、少なくとも１つの回転継ぎ手を
介して支持体に取付けられ、背部が前方又は後方に傾い
たとき、座部が同時にほぼ水平に動き、座部の後部が前
部より大きな上昇又は下降運動を行うようになっている
。

〔発明の効果〕

以上説明したとおり、本発明によれば、従来のものより
構造が簡単で、人間の自然の動きに極めてよく適応し使
用者に不快感を与えないオフィスに好適な回転椅子を得
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の具体例及びその動作を示す側面
図、第２〜第４図は第１図の椅子に用いる前部連結素子
の種々の例を示す拡大断面図、第５及び第６図はそれぞ
れ本発明の第２及び第３の具体例並びにそれらの動作を
示す側面図である。 なお、図面の符号については、これを特許請求の範囲に
おいて対応する構或要素に付記して示したので、重複説
明を省略する。 代 理 人 松 隈 秀 盛 ２ 特開平３ １５４１０８） ，．−ＡＩ＋ Ａ 一１ 一、Ａ′１１ヘ （゛・″′　　　　　　　１＼１＼ ＼　Δ′ い　　　　　　゛、：゛＼ ＼・４、 ＼、＼７３　　　“ゝゝ １　１　　＼ ＼＼＼＼　　　　　　１　　＼＼ ＼ゝ＼＼＼　　　　　　１＼＼ ゝ＼＼＼、　　　１＼＼ Ｉ　Ｉ　＼ゝ ＼　＼　　＼　　　　　　　、＼ ＼＼＼＼＼　　　１　、＼１４ａ い＼ ＼＼　＼＼　｛　　　＼＼ ＼　＼　　　＼Ｉ　Ｉ　　　Ｘ　＼ 、、　＼斗侶　　ゝ、゛、♂ ＼＼ ゛ゝ　　｝ゝ　　゛、゛、 ７３ａ＼ゝ　　　１＼ｌ ＼　　　・一　＼　　　＼　＼ ＼＼ ＼　　　　　＼＼　ゝゝ、１５ ＼＼　　　　＼ゝ　　＼ ｌヒー−一一−Σ一 ２ｂ，　　　　一一− ゛一一一−−’−　　７４　　＼＼＼ Ｆ／Ｇ．５ ２ １θ ２０ 一２４

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、支持体（１）と、該支持体に対し互いに限られた相
   対運動をしうる座部（２）及び背部（３、１３、２３）
   とを具え、 上記支持体（１）及び上記座部（２）間に少なくとも１
   つの前部連結素子（７）が設けられ、 上記支持体（１）及び背部（３、１３、２３）間が少な
   くとも１つの後部レバー（４、１４）により回転継ぎ手
   （６）を介して連結され、 上記背部（３、１３、２３）が前方又は後方に傾くとき
   、上記座部（２）がほぼ水平に動き、該座部（２）の後
   部が該座部（２）の前部より大きな上昇又は下降運動を
   行うように構成された椅子であって、上記前部連結素子
   （７、７′、７″）が可撓性素子より成り、その一端（
   ７ｂ）が堅く固定され、その他端（７ｃ）が回転継ぎ手
   （１０）により連結されたことを特徴とする椅子。 ２、上記前部連結素子（７、７′、７″）が上記支持体
   （１）に堅く連結され上記座部（２）に上記回転継ぎ手
   （１０）を介して連結されたことを特徴とする請求項１
   記載の椅子。 ３、上記前部連結素子がコイル引張りばね（７）の形に
   構成されたことを特徴とする請求項１記載の椅子。 ４、上記前部連結素子がゴム又はゴム状プラスチックよ
   り成る緩衝素子（７′）の形に構成されたことを特徴と
   する請求項１記載の椅子。 ５、上記前部連結素子が直立した板ばね素子（７″）の
   形に構成されたことを特徴とする請求項１記載の椅子。 ６、上記後部レバー（４）が、第１の回転継ぎ手（６）
   を介して上記支持体（１）に、第２の回転継ぎ手（５）
   を介して上記座部（２）の後端に連結され、 上記後部レバー（４）の延長部（４ａ）が、上記第２の
   回転継ぎ手（５）より後部上方に向かって直線状に突出
   して上記背部（３）を支え、 上記第２の回転継ぎ手（５）と、上記座部（２）に連結
   された上記前部連結素子（７）の上端（７ｃ、１０）と
   の間の距離が、上記第１の回転継ぎ手（６）と上記前部
   連結素子（７）の下部（７ｂ）との間の距離の１．５〜
   ２．５倍であることを特徴とする請求項１記載の椅子。 ７、中立位置（Ａ）に対応する中間位置における上記第
   １及び第２の回転継ぎ手（６、５）間の連結部分の平面
   （８）が、垂直線（Ｖ）に対し４０゜〜７０゜の角度だ
   け後方に傾斜していることを特徴とする請求項６記載の
   椅子。 ８、上記第２の回転継ぎ手（５）が上記座部（２）の後
   端（２ｂ）に位置することを特徴とする請求項６記載の
   椅子。 ９、上記後部レバー（１４）が上記第１の回転継ぎ手（
   ６）を介して上記支持体（１）に、上記第２の回転継ぎ
   手（１５）を介して上記座部（２）の後半部に連結され
   、 該第２の回転継ぎ手（１５）より後部上方に突出する上
   記後部レバー（１４）の延長部（１４ａ）が上記背部（
   １３、２３）に堅く連結されてこれを支え、上記第２の
   回転継ぎ手（１５）と、上記座部（２）に連結された上
   記前部連結素子（７）の上端（７ｃ、１０）との間の距
   離が、上記第１の回転継ぎ手（６）と上記前部連結素子
   （７）の下部（７ｂ）との間の距離の１．２〜１．８倍
   であることを特徴とする請求項１記載の椅子。 １０、２つの後部レバー（１４）が対として互いにほぼ
   平行に上記座部（２）と上記背部（３）の両側に配設さ
   れ、 上記座部（２）は上記第２の回転継ぎ手（１５）より後
   方に突出し、 後方に向かって弯曲する上記背部（１３）の下部（１３
   ａ）が、中立位置（Ａ）に対応する中間位置で上記座部
   （２）より一定の距離（ａ）に位置し、上記背部の後方
   位置（Ａ′）で上記座部（２）の直ぐ上に位置すること
   を特徴とする請求項９記載の椅子。 １１、中立位置（Ａ）における上記第１及び第２の回転
   継ぎ手（６、１５）の間の連結部分の平面（８）が、垂
   直線（Ｖ）に対し約１５゜〜４０゜の角度（α′）だけ
   後方に傾斜していることを特徴とする請求項１０記載の
   椅子。 １２、後部上方に向かって伸びる２つの後部レバー（１
   ４）が、対として互いにほぼ平行に上記座部（２）と上
   記背部（２３）の両側に設けられ、 上記座部（２）の後端（２ｂ）と上記背部（２３）の下
   端（２３ａ）が、後方に弯曲した連結片（２０）により
   互いに一体に且つ可撓的に連結され、 上記座部（２）の前半部が上記支持体（１）に上記可撓
   性の前部連結素子（７）を介して連結支持されることを
   特徴とする請求項１記載の椅子。 １３、上記座部（２）と上記背部（３、１３、２３）に
   作用し後方への偏位に抵抗する力を生じるスプリング装
   置（９）が設けられ、これにより身体の位置に応じた釣
   合い逆圧が得られ、該スプリング装置（９）は、上記支
   持体（１）と、上記第１の回転継ぎ手（６）に連結され
   た後部レバー（４、１４）の下端（４ｂ）との間に固定
   されていることを特徴とする請求項１記載の椅子。