JPH06511179A - 事務用椅子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称：事務用椅子 本発明は、脚の基部から垂直方向上向きに立ち上がる脚柱、座部、背もたれ部、 及び脚柱の上端部から前方に突出するブラケットを備え、座部は、第１の横軸を 支点として動くことかできるように、ブラケットの前端部に支持された事務用椅 子に関する。

この種の事務用椅子は、様々な形態のものが知られている。

市場では、安定性を有し、損耗し難く、人間工学的要請に合致した事務用椅子に 対する必要性が高まっている。

その中でも、比較的シンプルな椅子、つまり、製造・組立費用か比較的安く、部 品数、特に可動部品の数をできるだけ少なくしてコンパクトな構造にまとめた椅 子に対する要請が強い。

この意味において、本発明の目的は理解されるべきである。

本発明は、上記種類の事務用椅子の要請に応えることを目的とするもので、その 特徴とするところは、支持部材がブラケットの中央部に設けられた第２の横軸に 軸承され、支持部材は座部の下方を背もたれ部まで延びて、背もたれ部を所定姿 勢に維持しており、支持部材は脚柱及び／又はブラケットにより、弾力性をもっ て支持され、座部の後端部は支持部材上で移動可能（ｓｈｉｆｔａｂｌｙ）に支 持される。

この種事務用椅子の機能は、ピボット軸に取り付けられた支持部材と、該支持部 材を脚柱に関して支持するスプリングに実質的に基づいている。支持部材は座部 と背もたれ部の後端部を支持し、人間工学的に適当な比率でスプリングを撓ませ ることにより、座部と背もたれ部を同時に動かすことができる。

支持部材を弾性力によって支持するために、椅子は、脚柱の胸囲で脚柱の上部に コイルバネ（ｈｅｌｉｃａｌ　ｓｐｒｉｎｇ）を配備することが望ましい。支持 部材は、コイルバネによって支持されたスリーブを、脚柱の上を上下方向に移動 できるように支える。コイルバネの下端部は、脚柱上にて高さ調節可能な支持リ ングによって支持される。支持リングは、脚柱を回転可能なネジ付リングでもよ いし、脚柱を回転可能なネジ付リングを配備したものでもよい。

支持リングの高さを調節することにより、バネ力を変えることかできる。

スリーブ及び／又は支持リングは、互いに向かい合う面に、螺旋形の凹所が設け られ、螺旋形バネの対応する端部を受けることができるようにしている。このた め、螺旋形のバネはその位置で固定されることになる。従って、端面を平らにす るために、バネの両端をバネの次のターン位置まで曲げる必要はない。

支持部材は、少なくとも椅子の前部と中央部に２本のアームを備えており、該ア ームは、ブラケットと、脚柱つまりスリーブの両側を同じように延びている。こ れらのアームは、椅子の後部で接続される。

第１の横向きのピボット軸は、ブラケットと座部の前端部を繋ぐものであり、座 部がピボット軸を支点として動くようにするため、さらに制動効果（ｄａｍｐｉ ｎｇ　ｅｆｆｅｃｔ）をもたらすことができるようにするため、ゴムパッドによ って形成されている。

本発明の更なる特徴と利点は、従属する請求の範囲から把握されるであろう。

本発明は、図面に示す実施例に関する以下の説明から、より簡単に理解されるで あろう。

唯一の図面は、本発明にかかる椅子の側面図である。

脚柱（１２）は、脚の基部（１０）から垂直方向に立設されている。脚柱の上端 部には、僅かに上向きで前方に向かって伸びるブラケット（１４）を突設してい る。なお、本明細書中で使用する前部、後部、側部等の語句は、人間が通常の状 態で椅子に坐るときの位置を基準にしている。

水平方向横向きの第１のピボット軸（１６）がブラケット（１４）の前端部に配 置されており、該ピボット軸によって、ブラケット（１４）と座部（１８）が連 結される。従って、座部の前部はブラケットによって回転可能（ｐｉｖｏｔａｌ ｌｙ）に支持される。ピボット軸（１６）は、例えば、ゴムパッドによって形成 されており、座部（１８）の小さい回転角度（ｐｉｖｏｔａｎｇｌｅ）を考慮し て、十分に変形できるようにしている。

屈曲した支持部材（２２）は、ブラケット（１４）の中央部に設けられた第２の 水平方向横向きのピボット軸（２０）を起点とし、座部（１８）の下方を背部ま で延び、さらにそこから背もたれ部（２４）の背部まで延びている。支持部材（ ２２）は、椅子の前部と中央部に２本のアームから構成される。

２本のアームは同じものであり、各アームはピボット軸（２０）によって支持さ れ、ブラケット（１４）と脚柱（１２）の上部の一方の側部を延びている。脚柱 （１２）の背後にて、これらのアームは接続される。

支持部材（２２）は、脚柱（１２）の周囲に配備したコイルバネ（２６）の弾性 作用によって支持される。コイルバネ（ｚ６）の下端は、脚柱の周囲に配備され た支持リング（２８）によって支持される。支持リング自体は、回転可能なネジ 付リング（３０）によって支持される。なお、ネジ付リング（３０）は、脚柱に 外嵌され、脚柱のネジに螺合している。このように、コイルバネ（２６）の脚柱 （１２）に対する高さは調節可能である。支持リング（２８）は、その上面部に 、コイルバネ（２６）の下端を受ける螺旋形の凹所（３２）を有している。この ため、コイルバネの位置は固定されることになり、コイルバネの最終ターンを、 その前のターンにまで曲げる作業は必要でなくなる。

脚柱（１２）の上部には、スリーブ（３４）が嵌められており、該スリーブはコ イルバネ（２６）の上端部に支持されて、移動可能である。スリーブ（３４）は その下面に凹所（図示せず）が形成され、該凹所からブラケット（１４）が突出 している。さらに、スリーブ（３４）の下部には、下部支持リング（２８）の凹 所（３２）に対応して、コイルバネ（２６）の上端部を受けるための螺旋形の凹 所（３６）が形成されている。支持部材（２６）の２本のアームは、スリーブ（ ３４）の片側に沿って延びており、水平方向横向きの第３のピボット軸（３８） によって、スリーブと連結されている。このように、支持部材（２２）は、コイ ルバネ（２６）により、スリーブ（３４）を介して支持される。

座部（１８）の後端部は、支持部材（２２）によって移動可能に支持されている 。座部（１８）と背もたれ部（２４）は、座部（１８）の後端部の上方にて、連 結線（４０）に沿って可撓性をもって接続されている。また、座部（１８）の後 部は、支持部材（２２）上の案内移動機構（４２）によって支持されている。

このため、座部と背もたれ部は、椅子のその他の機構部品に関して、ある程度動 くことができるから、椅子機構の動きが妨げられることはない。従って、椅子が 固定位置にあるときでも、椅子を心地良く動かすことができる。

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. （１）　脚の基部から上向きに立ち上がる垂直な脚柱、座部、背もたれ部、及び 脚柱の上端部から前方に突出するブラケットを備えており、座部は、第１の横軸 を支点として動くようにブラケットの前端部に支持された事務用椅子において、 支持部材（２２）はブラケットの中央部に設けられた第２の横ピボット軸（２０ ）に軸承され、支持部材は座部（１８）の下方を背もたれ部（２４）まで延びて 、背もたれ部を所定姿勢に維持しており、支持部材は脚柱（１２）及び／又はブ ラケット（１４）によって弾性的に支持され、座部の後縁部は支持部材（２２） 上で移動可能に支持されている。
2. （２）　脚柱を移動可能なスリーブ（３４）は、支持部材を支持するために支持 部材（２２）に接続され、スリーブは脚柱の外側に嵌められたコイルバネ（２６ ）の上に載せられていることを特徴とする請求項１に記載の事務用椅子。
3. （３）　コイルバネ（２６）の下端部は、脚柱に高さ調節可能に配備された支持 リング（２８）（３０）によって支持されることを特徴とする請求項２に記載の 事務用椅子。
4. （４）　支持リング（２８）（３０）は、脚柱に螺合されたネジ付回転可能リン グであるか、又は脚柱に螺合されたネジ付回転可能リングに繋がれていることを 特徴とする請求項３に記載の事務用椅子。
5. （５）　スリーブ（３４）及び／又は支持リング（２８）は、コイルバネ（２６ ）の対応する端部を受けるための螺旋形凹所（３６）（３２）が設けられている ことを特徴とする請求項２乃至４の何れかに記載の事務用椅子。
6. （６）　支持部材（２２）は椅子の前部と中央部に２本の同じアームを有してお り、各アームは、ブラケット（１４）の両側からスリーブ（３４）の両側に沿っ て延びていることを特徴とする請求項１乃至５の何れかに記載の事務用椅子。
7. （７）　第１の横軸（１６）は、ブラケット（１４）と座部（１８）の下面を連 結するゴムパッドによって形成されることを特徴とする請求項１乃至６の何れか に記載の事務用椅子。
8. （８）　座部（１８）の後端部と背もたれ部（２４）の下端部は、可撓性の曲げ 線を通じて接続されている請求項１乃至７の何れかに記載の事務用椅子。