JPH03153687A - 2―(アミノアルキルチオ)カルバペネム類の製造方法 - Google Patents

2―(アミノアルキルチオ)カルバペネム類の製造方法

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JPH03153687A
JPH03153687A JP1291382A JP29138289A JPH03153687A JP H03153687 A JPH03153687 A JP H03153687A JP 1291382 A JP1291382 A JP 1291382A JP 29138289 A JP29138289 A JP 29138289A JP H03153687 A JPH03153687 A JP H03153687A
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phosphorochloridate
bis
alkyl
dichlorophenyl
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Edward J J Grabowski
エドワード ジエー.ジエー.グラボウスキ
David L Hughes
デイヴイツド エル.ヒユーズ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は2−(アミノアルキルチオ)カルバペネム類の
製造方法に関する。特に本発明は、適当なチオアルキル
アミンと反応させることにより2−(アミノアルキルチ
オ)カルバペネムに変換することができるエノールホス
フェート中間体をビス(置換フェニル)ホスホロハリデ
ート(phosphorohal 1datel を使
用して生成する方法に関する。
本発明の方法によって製造されるある種の2−(アミノ
アルキルチオ)カルバペネムはそれ自体有用な抗生物質
1例えばチェナマイシンのエステルである。また本発明
の方法によって製造される2−(アミノアルキルチオ)
カルバベイ、ムは別の有用なカルバペネム抗生物質例え
ばN−ホルムアミドイルチェナマーイシンの5J mの
中間体として使用することができる6スレツトジンガ−
fsletzinger1等、テトラヘドロンレターズ
第21巻4221〜4224頁(1980年)は式A のケトンカルボキシレートエステルを弐B(式中Rはエ
チル又はフェニルである)のエノールホスフェート中間
体に変換し。
で式C 次い (式中R’及びR2は独立して の対応する8−エビチェナマイシン誘導体に変換する方
法を報告しでいる。
本発明の方法は種々のビス(クロロ−置換フェニル)ホ
スホロクロリデートを使用すると対応する置換されてい
ないジフェニルホスホロクロリデートに比べて驚くほど
に改良された収率でN−ホルムアミドイルチェナマイシ
ンを得るものである。以下の表I、実施例5参照。
本発明者らは式I a)水素: b)C,〜C4アルキル c)1) ヒドロキシ: 11)トリス(C,〜C4アルキル)シリルオキシ:又
は 1ii1 アリルオキシカルボニルオキシ:からなる群
から進択された置換基で1位に置換された01〜C4ア
ルキル、又は d)フッ化61〜C4アルキルである。但しR’とR2
の少なくとも1つは水素である6R3は a ) C+〜C4アルキル又は b)ベンジル又は 1INo−+ 11)ハロゲン:又は 1iiI C、=C、アルキル、 からなる群から1〜3個の置換基でベンゼン環に置換さ
れたベンジルである。nは2〜6の整数である。) で表わされる2−(アミノアルキルチオ)カルバペネム
又はその医藁的に使用し得る酸付加塩を有利に製造する
方法を発見した。
特に本発明者らは、適当なチオアルキルアミンと反応さ
せることにより式Iの化合物に変換することができるエ
ノールホスフェート中間体を、ビス(置換フェニル)ホ
スホロハリデー1・を使用して生成する新規な方法を発
見した。更に詳細には本発明者らは、 a)実質的に不活性な有機溶媒中で、第三アミン又はか
さ高いfhindered)第三アミンと式II(式中
R’、R”及びR3は上記の通り定義される) で表わされる化合物との混合液を式II+(式中Y’は
ハロゲンであり、Y2は水素又番よハロゲンでありXは
塩素又は臭素である)で表わされるホスホロハリデート
と約−80〜−40°の温度で反応させて式IV (式中R’、R”、R’、Y’及びY2は上記の通り定
義される) で表わされるエノールホスフェート中間体を生成し、 b)このエノールホスフェート中間体に式H5(CB 
□)−NHz (nは2〜6の整数である)で表わされ
るチオアルキルアミン又はその医薬的に使用し得る酸付
加塩を約−90〜−40°で添加することを特徴とする
式Iの化合物の製造方法を発見した。
式IIに示される構造は、1種の互変異性体を示してい
るが、この式は便宜的なものであり、本発明の範囲が本
発明の方法で使用される式IIの全ての互変異性体を等
個物として包含することは理解される。
“C1〜C4アルキル”なる用語は、低級アルキルとも
呼ばれる1〜4個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖脂
肪族炭化水素基を意味する。C,−C,アルキルの具体
例は、メチル、エチル、プロピル、ブチル及びその異性
体である。
1位に於けるC3〜C4アルキルの置換は、β−ラクタ
ム官能基に結合した最も近い炭素原子に置換基を有する
C、−C,アルキルを意味する。具体的にはl−ヒドロ
キシ置換C3〜C4アルキルは、ヒドロキシメチル、■
−ヒドロキシエチル、l−ヒドロキシプロピル、i−ヒ
ドロキシブチル、1−ヒドロキシ−2−メチルプロピル
及びこれらの光学異性体を包含する。同様の置換はトリ
ス(C,−C,アルキル)シリルオキシ及びアリルオキ
シカルボニルオキシ基に対しても可能である。具体的に
は、1−)−リス(C,〜C,アルキル)シリルオキシ
置換01〜C4アルキルは(トリメチルシリルオキシ)
メチル、1−トリメチルシリルオキシ)エチル、(1−
ブチルジメチルシリルオキシ)メチル、1−(t−ブチ
ルジメチルシリルオキシ)エチル等を包含する。
“C2〜C4フッ化アルキル−なる用語は、水素原子の
1個以上をフッ素原子で置き換えた61〜C4アルキル
を意味する。C3〜C4フツ化アルキルの具体例は、フ
ルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル
、l−又は2−フルオロエチル、l、1−ジフルオロエ
チル、2,2.2−トリフルオロエチル、パーフルオロ
エチル、同様に他のモノフン化、ポリフッ化及びパーフ
ルオロエチル、プロピル及びブチル基及びその異性体で
ある6 ハロゲンの具体例は、フッ素、塩累、臭素及びヨウ素で
ある。
“医薬的に使用し得る酸付加塩−は式■の化合物をアニ
オンが−・般にヒトの消費に適するとみなされる無機又
は有機酸と接触させて製造される塩を意味する。医薬的
に使用し得る酸付加塩の具体例は酢酸塩、アジピン酸塩
、アルギニン酸塩、アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベ
ンゼンスルホン酸t=、重硫酸塩、酪酸塩、クエン酸塩
、ショウノウ酸塩、ショウノウスルホン酸塩、シクロベ
ンクンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸
塩、エタンスルホン酸塩、フマル酸塩、グルコヘプタン
酸塩、グリセロリン酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩
、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロ
キシェタンスルホン酸塩、乳酸塩、リンゴ酸塩、マレイ
ン酸塩、メタンスルホン酸塩、2−ナフタレンスルホン
酸塩、ニコチン酸塩、ノクモ酸塩、ペクチン酸塩、3−
フェニルプロピオン酸塩、リン酸塩、ピクリン酸塩、ビ
バル酸塩、プロピオン酸塩、コハク酸塩、硫酸塩、酒石
酸塩、チオシアン酸塩、トシル酸塩及びウンデカン酸塩
、を包含する8 “実質的に不活性な有m溶媒”は反応物を溶解又は懸濁
させることができるがほかに実質的に化学的に不活性な
非プロトン・性溶媒を意味する。実質的に不活性な有機
溶媒の具体例は、アルカン及びシクロアルカン、エーテ
ル及び環状エーテル例えばジエチルエーテル、テトラヒ
ドロビラン、テトラヒドロビラン等、芳香族炭化水素、
例えばトルエン、キシレン等、ハロカーボン、例えばク
ロロホルム、ジクロロメタン、二塩化エチレン等、N、
N−ジ置換アミド、例えばジメチルホルムアミド、ジメ
チルアセトアミド等、N−置換ラクタム、例えばN−メ
チルピロリジノン、N−エチルピロリジノン、N−メチ
ルビベリジノン等、シアノアルカン、例えばアセトニト
リル、プロビオノニトリル等及び当業界で公知の他の有
機溶媒を包含する。
本発明の方法は、次の図式で示される一般操作によって
達成することができる1種々の置換基は、特にことわら
ない限り、上記式Iの通り定義される。スキームAは弐
■の2−(アミノアルキルチオ)カルバペネムを製造す
る本発明の一般方法を例示するものである。
スキームA 2 + 土 式Jlのケトン前駆体は当業界で公知の方法を用いて製
造することができる。代表的な化合物pニトロベンジル
(3R,5R,6S)−2−才キソー6−[(IR)−
1−ヒドロキシエチル]カルバペネム−3−カルボキシ
レート(即ちR1がR立体配置の1−ヒドロキシエチル
であり、R2が水素であり、R゛がp−ニトロベンジル
である)に対して具体的にはD G、メJ口等、テトラ
ヘドロンレターズ、第21巻、2783〜27861頁
(1980年)、米国特許筒4.378.315号及び
同第4.290.947号参照3式ITの化合物は適当
な第三アミン又はかさ高い第三アミンを含む実質的に不
活性な有機溶媒中1式nlのホスロハリデートで約−8
0〜−40℃の温度に於てホスホリレーションすること
によって式IVのエノールホスフェート中間体に変換さ
れる。適当な第三アミン又はかさ高い第三アミンは反応
媒質が酸性になることを十分に妨げるだけ塩基性であり
、それ自体は他の試薬や反応生成物との化学反応によっ
て有意量の副生成物を生成しない有機アミンである。適
当な第三アミンはトリアルキルアミン、例えばトリエチ
ルアミン、トリブチルアミン及びジイソプロピルエチル
アミン、N−置換飽和複素固化合物、例えばN−メチル
モルホリン、N−メチルピペリジン及びN、N−ジメチ
ルピペラジン、多塩基性第三アミン、例えばN、N、N
N−テトラメチルエチレンジアミン及びN。
N、N、N、−テトラメチルブロビレンジアミン及び当
業界で公知の他の第三アミンを包含する。適当なかさ高
い第三アミンは2,2゜6.6−テトラメチルビペリジ
ン及び当業界で公知のヒンダード第三アミンを包含する
。好ましいアミンは第三アミンであり、ジイソプロピル
エチルアミンが好適である。最適収率のあるエノールホ
スフェート中間体はホスホロノ入りデートを添加する前
にアミンを反応媒質に添加することを必要とすることが
できる。
実質的に不活性な有機溶媒は、反応物を溶解又は懸濁さ
せることができ、ほかに実質的に化学的に不活性な非プ
ロトン性有機液体である。
実質的に不活性な有機溶媒の具体例は、アルカン及びシ
クロアルカン、エーテル及び環状エテル例えばジエチル
エーテル、テトラヒドロフラン及びテトラヒドロビラン
、芳香族炭化水素、例えばトルエン及びキシレン、へロ
カーボン例えばクロロホルム、ジクロロメタン及び二塩
化エチレン、N、N−ジ置換アミド、例えばジメチルホ
ルムアミド及びジメチルアセトアミド、N−置換ラクタ
ム例えばN−メチルピロリジノン、N−エチルピロリジ
ノン及びN−メチルビベリジノン、シクロアルカン、例
えばアセトニトリル及びプロビオノニトリル及び当業界
で公知の他の有機溶媒を包含する。好ましい溶媒はN−
置換ラクタムであり、N−エチルピロlジノンが好適で
ある。
式■のエノールホスフェート中間体は単離する・必要は
なく分離又は精製せずにこのまま使用することが好まし
い。式IVのエノールホスフェート中間体(ト述の通り
7反応媒質に溶解されている)は、式HS (CH2)
 nNHz (nは2〜6の整数である)のチオアルキ
ルアミン又はその適当な医薬的に使用し得る酸付加塩と
約=90〜−40°Cの温度で反応させて式Iの2−(
アミノアルキルチオ)カルバペネムに変換される。チオ
アルキルアミンはM離アミンとして又は酸付加塩として
添加することができ、この選択は典型的にはプロセス上
の臨界的な制限としてよりむしろ市販の入手可能性又は
操作の都合でなされる。適当な医薬的に使用し得る酸付
加塩の具体例は酢酸塩、アジピン酸塩、アルギン酸塩、
アスパラギン酸塩、安息香酸塩、ベンゼンスルホン酸塩
、重硫酸塩、酪酸塩、クエン酸塩、ショウノウ酸塩、シ
ョウノウスルホン酸塩、シクロペンタンプロピオン酸塩
、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホン酸
塩、フマル酸塩、グルコヘプタン酸塩、グリセロリン酸
塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、塩酸塩、臭化水素酸
塩、ヨウ化水素酸塩、2−ヒドロキシェタンスルホン酸
塩、乳酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホ
ン酸塩。
2−ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、バモ酸塩
、ペクチン酸塩、3−フェニルプロピオン酸塩、リン酸
塩、ピクリン酸塩、ビバル酸塩、プロピオン酸塩、コハ
ク酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、トシル酸
塩及びウンデカン酸塩を包含する。
式1の2−(アミノアルキルチオ)カルバペネムは単離
する必要がなく典型的には他の2−置換カルバペネムの
製造に中間体としてこのまま便用される。例えばスキー
ムBは式Vのアミジンカルボキシレートエステル及び式
V[の対応するアミジンカルボン酸を製造するために使
用される一般方法を例示する。
スキームB α℃R3 ω開 実施例3.工程CはN−ホルムアミドイルチェナマイシ
ン(即ちnが2でありR’又はR2の1つが水素であり
R1又はR2の別の1つが1−ヒドロキシエチルである
式■)の製造に適したスキームBの方法を例示する。N
−ホルムアミドイルチェナマイシンを製造する別法は米
国特許筒4.292,436号及び■、レジンイ等によ
るテトラヘドロンレターズ、第23巻4903〜490
6頁(1982年)に記載されている。
種々のビス(クロロ−置換フェニル)ホスホロクロリデ
ートを用いると、N−ホルムアミドイルチェナマイシン
は対応する式■のケトン前駆体、p−ニトロベンジル(
3R,5R。
6S)−2−才キソー6−((IR)−1−ヒドロキシ
エチル]カルバペネム−3−カルボキシレートから全収
率的81〜83%(クロマトグラフィにより定量)で水
溶液として製造された0表I、実施例5参照、実施例3
及び4で例示される通り、トリス(2,4−ジクロロフ
ェニル)ホスフェートによる20%までの混入はN−ホ
ルムアミドイルチェナマイシンの全収率に関して実質的
な影響はない、対照的に置換されていないジフェニルホ
スホロクロリデート及びビス(4−メトキシフェニル)
ホスホロクロノデートは各々80%以下の著しく低い収
率を生じる。表I参明。
本発明の好ましい実施態様は a)実質的に不活性な有機溶媒(好ましくはN−エチル
ピロリジノン)中で第三アミン(好ましくはジイソプロ
ピルエチルアミン)と式(式中R1又はR2の1つは水
素であり、R’又はR2の別の1つはl−ヒドロキシエ
チルである) で表わされる化合物の混合液を式 (式中Y’は塩素であり、Y2は水素又は塩素である) で表わされるホスホロクロリデートと−50の温度で反
応させて式 で表わされるエノールホスフェート中間体を生成し。
b)このエノールホスフェート中間体にシステアミン又
はその医薬的に使用し得る酸付加塩(好ましくは塩酸塩
)を−70〜−60’の温度で添加することを特徴とす
る次の一般構造2 (式中R1 2 Y゛及びY2は上記の通り 定義される) (式中R1及びR2は上記の通り定義される)で表わさ
れる化合物又はその医薬的に使用し得る酸付加塩を製造
する方法を包含する。
本発明の更に好ましい実施態様は次のホスホロクロリデ
ート ビス(2,4−ジクロロフェニル)ホスホロクロリデー
ト、 ビス(4−クロロフェニル)ホスホロクロリデト。
ビス(3−クロロフェニル)ホスホロクロリデート及び ビス(2−クロロフェニル)ホスホロクロリデトを使用
する0本発明の最も好ましい実施態様はビス(2,4−
ジクロロフェニル)ホスホロクロリデートを使用する。
四に以下の実施例は本発明の方法の詳細を具体的に説明
するものである。前述の説明で示した本発明は、これら
の実施例によって精神あるいは範囲を解釈又は限定され
るべきではない。
当業者は、これらの化合物を製造するために次の製法操
作の条件及びプロセスについて公知の変更を用いること
ができることは容易に理解される。温度は全て特にこと
わらない限り°Cである。
種々のカルバペネム中間体及び生成物の収率は当業者に
容易に利用し得る高性能液体クロマトグラフィ (HP
 L C)を用いてクロマトグラフィにより求めた。
実施例1 ユ’J 5ヨニ土工Jム友A 約50°に於て2,4−ジクロロフェノール(400,
0g、2.454モル)の溶融物に4−ジメチルアミノ
ピリジン(6,93g、56ミリモル)次にオキシ塩化
リン(289,5g、1.887モル)を加えた。この
混合液を窒素下約120 °に加熱し、この温度で還流
が始まり塩化水素が発生した(水酸化ナトリウムスクラ
バーを通過させた)、120〜125°で約12時間後
シリカ毛細管を使用する気液分配クロマトグラフィは1
%(重量)以下の未反応2.4−ジクロロフェノール及
び2.4−ジクロロフェニルホスホロジクロリデート、
所望のビス(2,4−ジクロロフェニル)ホスホロクロ
リデート及びトリス(2,4−ジクロロフェニル)ホス
フェートの混合液を示した。反応混合液を約40°に冷
却した後、ヘキサン(145mfflを加え、混合液を
20°に冷却した。4−ジメチルアミノピリジン塩酸塩
を含む沈殿を濾過して除去した。濾液を重にヘキサン(
145mg、)で希釈し、約−30°に冷却した。約8
時間後、生じた沈殿を濾過して集め、水分を注は深く取
り除きながら約−20°に於てヘキサン(20Omff
ずつ4回)で洗浄した。窒素の流れの下で室温に於て2
時間乾燥した後、所望のビス(2,4−ジクロロフェニ
ル)ホスホロクロリデート129.87g (収率26
%)が白色固形物として生成した。02%(重量)のト
リス(2,4−ジクロロフェニル)ホスフェートが混入
した純度99%(重量)を示した。
実」0」旦 ビス 2,4−ジクロロフェニル ホスホロクロリデー
ト、 法B 標記化合物を以下の変更を用いて実施例1の1?11を
方法により製造した。(1)オキシ塩化リンに対する2
、4−ジクロロフェノールのモル比を2.4−ジクロロ
フェノール189.99g(1,165モル)とオキシ
塩化リン96.60g (0,63モル)を用いてl、
33か61.85に増加した。(2)120 °に於け
る反応時間を約24時間に延ばした。(3)生成物を一
15°に於て大量のヘキサン(570mQ又は出発2.
4−ジクロロフェノール1g当たり3mR)を用いて結
晶化させた。 GLPCによる分析は、純度82%(重
量)のビス(2,4−ジクロロフェニル)ホスホロクロ
リデートと痕跡の2,4−ジクロロフェニルホスホロジ
クロリデート及び18%(重量)のトリス(2,4−ジ
クロロフェニル)ホスホフェートの混入を示した。純度
を補正したときのビス(2,4−ジクロロフェニル)ホ
スホロクロリデートの収量は125g (53%)であ
った。
1五〇」且 工」L旦 N−エチルピロジノン(24,l1g)中p−ニトロベ
ンジル(3R,5R,6S)2−才キソー6−[(IR
)−1−ヒドロキシエチル1カルバペネム−3−カルボ
キシレート(1,964g、5.64ミリモル)の冷却
(−50’)溶液にジイソプロピルエチルアミン(1,
75g、13.5ミリモル)次いでビス(2,4−ジク
ロロフェニル)ホスホロクロリデート(2,45g、6
.03ミリモル、実施例1参照)を加えた。この混合液
を2時間撹拌し、エノールホスフェート中間体を単離せ
ずに次の工程で使用した。
工程Aで得た反応混合液を一62°に冷却した。N−エ
チルピロジノン(2mε)中システアミン塩酸塩(0,
70g、6.16ミリモル)の溶液を5分間にわたって
加え、この間温度を一60°以下に維持した0反応液を
−60゜で15時間撹拌し、アミノエチルチオ中間体を
単離せずに次の工程で使用した。
二五ニ アミジン生成及びエステル基の水素化分解は米国特許第
4.292.436号に記載される一般方法を用いてこ
こに記載される通り変更して行なし)、水溶液中収率8
2%(HPLCによって定量した)の標記化合物を得た
。工程Bの通り製造した反応混合液を約−50’の温度
に維持した。
ジイソプロピルエチルアミン(1,06g、8.21ミ
リモル)次いでベンジルホルムイミデート(1,09g
、6.35ミリモル)を加えた。混合液を一50’で2
0分間激しく撹拌した後、HPLCは残留未反応アミン
エチルチオ中間体を示した。更にベンジルホルムイミデ
ート(0,05g)を加え、混合液を15分間にわたっ
て一20°に温め、−20°で20分間維持した。この
反応混合液を水(150mff)、ブタノール(120
++9.) 、酢酸エチル(60mQ)及び0.5MN
−メチルモルホノン(60mj2)の混合液に5℃、p
H6,8で注ぎ入れた。混合液の水素化分解は15(開
始〕〜23°(最終)の恒温に保たれていないオートク
レーブ中で20%pd (OH) 2/炭素(0,9g
)による水素ガス(100psi )を用いて1.5時
間行なった。この混合液を濾過助剤により5°で濾過し
た。水層を分離し、N−ホルムアミドイルチェナマイシ
ンに対して分析した。
支度fffil 4 N−ホルムアミドイルチェナマイシン、 法B実施例2
で記載した通り製造した純度的81%のビス(2,4−
ジクロロフェニル)ホスホロクロリデートを用いたほか
は実施例3の方法により標記化合物を′PA造した。即
ちホスホロクロッデート−ホスフェート混合液(ホスホ
ロクロJデート約246gを含む)3.04gをpニト
ロベンジル(3R,5R,6S)2−オキソ−6−[(
IR)−1−ヒドロキシエチル]カルバペネム−3−カ
ルボキシレート1.80gと反応させた1次にシステア
ミン塩酸塩と反応させ、アミジンを生成し、エステル基
を水素化分解して水溶液中収率82%(HPLCにより
定量した)の標記化合物を生成した。
友血■二 別の置換ジフェニルホスホロクロリデートを用いて実施
例3の方法によりN−ホルムアミドイルチェナマイシン
を製造した6表Iは各々のホスホロクロリデートに対す
るHPLCで測定した収率を列挙する。
表■、pニトロベンジル(3R,5R。
6S)−2−才キソー6−[(IR)−1−ヒドロキシ
エチル]カルバペネム−3−カルボキシレートから置換
ジフェニルホスホロクロリデートを用いて得られたN−
ホルムアミドイルチェナマイシンの収率 2二二二目樺歴屋 −C1 −C1 −CH30 実験N。
既土上二〇肋1旌り

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、a)N−エチルピロリジノン中でジイソプロピルエ
    チルアミンと式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R^1又はR^2の1つの水素でありR^1又は
    R^2の別の1つは1−ヒドロキシエチルである) で表わされる化合物との混合液を式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中Y^1は4−クロロであり、Y^2は水素又は2
    −クロロである) で表わされるホスホロクロリデートと約 −50°の温度で反応させて式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R^1、Y^1及びY^2は上記の通り定義され
    る) で表わされるエノールホスフェート中間体を生成し、 b)このエノールホスフェート中間体にシ ステアミン塩酸塩を約−70〜−60°の温度で添加す
    ることを特徴とする式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中R^1又はR^2は上記の通り定義される) で表わされる化合物又はその医薬的に使用し得る酸付加
    塩の製造方法。 2、ホスホロクロリデートがビス(2,4−ジクロロフ
    ェニル)ホスホロクロリデートである請求項1記載の方
    法。 3、ホスホロクロリデートがビス(4−クロロフェニル
    )ホスホロクロリデートである請求項1記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011241212A (ja) * 2010-05-19 2011-12-01 Savior Lifetec Corp カルバペネム(carbapenem)中間体を用いてカルバペネム抗生物質を改善するプロセス、及びそのプロセスにおいてカルバペネムを回収する方法

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JP2011241212A (ja) * 2010-05-19 2011-12-01 Savior Lifetec Corp カルバペネム(carbapenem)中間体を用いてカルバペネム抗生物質を改善するプロセス、及びそのプロセスにおいてカルバペネムを回収する方法

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