JPH03152003A - 自動倉庫管理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、スタッカクレーンやロータリーラック等を用
いて順次ワークを棚に入庫し、かつ、その棚からワーク
を出庫する自動倉庫管理装置に係わり、特に１つの製品
分に必要なワークを確実に入・出庫可能とする自動倉庫
管理装置に関する。

（従来の技術） 従来の自動倉庫管理装置においては、ある製品分の部品
の入出庫に関し、幾つかの部品入出庫方式が考えられて
いる。

その１つは、部品の入出庫を指示管理する例えばパーソ
ナルコンピュータ、オフィスコンピュータ、或いはミニ
コンピユータ等の入出庫管理装置から自動倉庫のシーケ
ンスコントローラに入庫部品の品番、数量等を指定して
順次入庫指示を行い、一方、シーケンスコントローラで
はその入庫指示にしたがってスタッカクレーン、ロータ
リラック等を制御して入庫部品を棚に入庫する一方、そ
の入庫完了時には入庫完了信号を入出庫管理装置に送出
する。また、オペレータにより、或いは予め設定された
出庫スケジュールの出庫要求に基づいて、入出庫管理装
置からシーケンスコントローラに出庫指示を行い、シー
ケンスコントローラではその出庫スケジュールにしたが
って部品を順次出庫し、同様にシーケンスコントローラ
からの出庫完了信号を入出庫管理装置で受ける方式であ
る。

従って、入出庫管理装置では自動倉庫の在庫状況を容易
に把握できる。

他のもう１つは、予め部品単位で製品の部品を自動倉庫
に入庫しておき、１つの製品分の部品が揃った段階で出
庫スケジュールにしたがってその製品分の部品を順次出
庫させる。いわゆるマーシャリング（整列）的な管理を
行うに方式である。

従って、以上のようなマーシャリング的な管理方式にお
いては、部品の入庫時、その部品の品番をチエツクする
程度で殆んど無条件に入庫させておき、その部品の出庫
によって空となった棚には次の入庫部品を順次割り当て
ていく方式である。

（発明が解決しようとする課題） 従って、以上のようなマーシャリング的な管理方式では
、同一部品または異なる部品が大量に入荷したとき、そ
れらの部品を順次入庫していく方式であるので、製品単
位で部品を揃えて出庫させる場合には製品分の全部の部
品を揃える前に入出庫管理装置の在庫記憶部に空きエリ
アがなくなったり、或いはその製品に必要な次の部品を
入庫できなかったりする。その結果、出庫すべき製品分
の部品が揃わないうちに部品を出庫しなければならず、
入出庫管理装置の信頼性を欠き、製品組立て等の作業に
も支障をきたす問題がある。

本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、マーシャリ
ング的な管理を効率よく活用することにより、１つの製
品分に必要なワークを確実に入・出庫できる自動倉庫管
理装置を提供することを目的とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明は上記課題を解決するために、ある製品ごとに入
力される製品名、出庫時刻、出庫品番。

出庫数等をもつ出庫スケジュールを順次記憶する出庫ス
ケジュール記憶部と、ワークの在庫状態を記憶する在庫
記憶部と、予め出庫スケジュール記憶部に記憶されてい
る出庫スケジュールのうち次出庫スケジュール製品分の
出庫数に基づき前記在庫記憶部の在庫状態をみながら仮
入庫を含む入庫予約を行い、一方、前記自動倉庫側から
送られてくる入庫情報を受けたとき前記入庫予約から入
庫の可否を判断して返答する入庫管理手段と、前記出庫
スケジュール記憶部内のある出庫スケジュールが出庫時
間になったとき、当該出庫スケジュールに基づいて前記
在庫記憶部の入庫予約を出庫予約に順次書替えていくと
ともに出庫指示を出力する出庫管理手段と、前記入庫管
理手段による入庫可の判断結果に基づいて前記自動倉庫
に入庫指示を行い、かつ、自動倉庫からの入庫完了信号
に基づいてその入庫ワークに属する前記在庫記憶部の当
該エリアを在庫有りに設定するとともに前記入庫予約を
取り消す入庫完了処理手段と、前記出庫管理手段から出
力される出庫指示を前記自動倉庫に与え、かつ、自動倉
庫からの出庫完了信号に基づいてその出庫ワークに属す
る前記在庫記憶部の当該エリアを在庫無しとする出庫完
了処理手段とを備え、ワークを自動倉庫の棚に順次入庫
する一方、ある製品分のワークを確実に揃えて前記棚か
ら出庫できる自動倉庫管理装置である。

（作用） 従って、本発明は以上のような手段を講じたことにより
、外部から出庫スケジュール記憶部に対しある製品ごと
に製品名、出庫時刻、出庫品番出庫数等をもつ出庫スケ
ジュールが入力されると、その製品ごとの出庫スケジュ
ールを順次記憶していく。一方、入庫管理手段では、出
庫スケジュール記憶部に記憶されている出庫スケジュー
ルのうち次出庫スケジュール製品分の最大出庫数を求め
た後、この最大出庫数に基づいて次出庫スケジュールの
製品分のワーク数分を仮入庫予約を行い、このとき前記
在庫記憶部の在庫無しエリアおよび現在出庫開始中のエ
リアに対しては入庫予約を行って前記最大出庫数に見合
う予約を行う。このようにして入庫管理手段で在庫記憶
部のメモリに順次仮入庫予約および入庫予約を行ってい
く。しかる後、前記自動倉庫側から品番等を指定した入
庫情報を受けると、入庫管理手段では前記入庫の予約か
ら入庫の可否を判断して自動倉庫側に返答するとともに
入庫指示を出力する。この入庫指示に従って入庫指示テ
キストを編集して自動倉庫側に送出する。

ここで、自動倉庫側では入庫指示テキストに基づいてワ
ークを順次棚に入庫し、その入庫完了時には入庫完了信
号を送出する。

一方、本装置の入庫完了処理手段では、自動倉庫側から
入庫完了信号を受けると、その入庫ワークに属する前記
在庫記憶部の当該エリアを在庫有りに設定するとともに
前記入庫予約を取り消すことにより、在庫記憶部を通し
て入庫管理手段に確実に在庫状態を知らせる。

次に、出庫管理手段では、所定周期ごとに出庫スケジュ
ール記憶部内の出庫スケジュールの出庫時間を監視し、
ある出庫スケジュールが出庫時間になったとき、当該出
庫スケジュールに基づいて前記在庫記憶部の入庫予約を
出庫予約に順次書替えていくとともに出庫指示を出力す
る。この出庫指示に従って出庫指示テキストを編集して
自動倉庫側に送出する。

ここで、自動倉庫側では、出庫指示テキストに基づいて
ワークを順次棚から出庫し、その出庫完了時には出庫完
了信号を送出する。

そこで、本装置の出庫完了処理手段では、自動倉庫から
の出庫完了信号を受けてその出庫ワークに属する前記在
庫記憶部の当該エリアを在庫無しとすることにより、入
庫管理手段で確実に次の入庫予約を行うことが可能とな
る。

（実施例） 以下、本発明の実施例について第１図および第２図を参
照して説明する。第１図は本発明の一実施例を示すブロ
ック図、第２図は本発明装置によって制御される自動倉
庫の一例を示すレイアウト図である。

先ず、第２図の自動倉庫についてその構成および動作を
概略説明する。所定の間隔をもって左右方向に２列の自
動倉庫棚２１．２１が配列され、これら２列の自動倉庫
棚２１．２１の中央を走行するように例えばスタッカク
レーン２２が設けられている。このスタッカクレーン２
２の走行路−万端例えば図示右側端に出力端が接近する
ように入庫コンベア２３が設置され、また走行路他方端
例えば図示左側端に入力端が接近するように出庫コンベ
ア２４が設置されている。２５は自動倉庫のシーケンス
コントローラである。

以上のような自動倉庫においては、オペレータが入庫コ
ンベア２３上にワークを載せた後、シーケンスコントロ
ーラ２５、から品岳、数量等の入庫情報を送出すると、
第１図の自動倉庫管理装置ではその入庫情報を受けて入
庫の可否を判断し、入庫可の場合には自動倉庫管理装置
から入庫指示が送られてくる。ここで、シーケンスコン
トローラ２５、入庫コンベア２３を順送りし、ワークが
スタッカクレーン２２の位置に到達したとき、今度はス
タッカクレーン２２が入庫コンベア２３上のワークを取
り上げ、入庫指示にしたがって自動倉庫棚１１のロケー
ションにワークを入庫する。

一方、自動倉庫管理装置から出庫スケジュールに基づい
て出庫指示があると、シーケンスコントローラ２５では
その出庫指示にしたがってスタッカクレーン２２を制御
し、自動倉庫棚１１の指示ロケーションから順次ワーク
を取り出した後、出庫コンベア２４へ出庫する。ここで
、出庫コンベア２４は出庫したワークを所定位置まで搬
送すると、オペレータまたは自動搬出装置等によって出
庫コンベア２４上のワークを取り上げて所定の場所に運
搬する。

次に、本発明の自動倉庫管理装置の一実施例について第
１図を参照して説明する。同図において１１はシーケン
スコントローラ２５から送られてくる部品の品番、数量
等の入庫情報を受付ける入庫受付部、１２は入庫受付部
１１から送られてくる部品の品番、数量等の入庫情報を
受けると、予め在庫記憶部１３の在庫状態および出庫ス
ケジュール記憶部１４の出庫スケジュールから予約設定
した入庫予約および仮入庫予約に基づいて当該部品の入
庫可否を判断し、その結果を入庫受付部１１に通知し、
かつ、入庫可能であれば入庫指示を作成して入出庫指示
部１５に送出する入庫管理手段、１６は上位コンピュー
タ等から出庫スケジュールを受付けて前記出庫スケジュ
ール記憶部１４に順次記憶する出庫スケジュール受付部
である。１７は出庫管理手段であって、これは出庫スケ
ジュール記憶部１４に記憶されている出庫時刻に達した
出庫スケジュールを読出して出庫スケジュール製品分の
出庫部品を揃えて出庫指示を作成して入出庫指示部１５
に送出し、また在庫記憶部１３の出庫対象部品となった
エリアと空エリアに対し入庫可能エリアとしてロケーシ
ョン管理を行う機能をもっている。なお、入出庫指示部
１５は入庫指示テキスト、出庫テキストを編集して自動
倉庫側に送出し、直接スタッカークレーン等を駆動し或
いはシーケンスコントローラ２５に送出し、対象部品を
棚に入庫し或いは棚から対象部品を出庫させる。入出庫
完了処理手段１８はスタッカークレーン等またはシーケ
ンスコントローラ２５から送られてくる入・出庫完了信
号を受けとって入庫管理手段１２．出庫管理手段１７に
知らせ、また在庫記憶部１３を初期の状態に設定する機
能をもっている。

次に、以上のような装置の動作を説明する。出庫スケジ
ュール受付部１６において上位コンピュータ等から出庫
スケジュールを受付けると、その出庫スケジュールを順
次出庫スケジュール記憶部１４に記憶していく。従って
、出庫スケジュール記憶部１４には例えば第３図のよう
に製品名、出庫時刻、出庫品番および出庫数等からなる
出庫スケジュールが記憶される。

一方、入庫管理手段１２は、予め出庫スケジュール記憶
部１４から次出庫スケジュール中の１製品分の最大部品
数を求めた後、在庫記憶部１３の在庫状態を調べて在庫
なし、つまり空きエリアであれば、そのエリアに入庫予
約を設定し、さらに出庫スケジュール記憶部１４の出庫
スケジュールから出庫開始中の製品分の部品在庫エリア
があればそのエリアも入庫予約を設定し、一方、次出庫
スケジュールの製品分の部品数については仮入庫予約を
設定し、前記１つの製品分の最大部品数に達するまで行
い、第４図に示すようなエリア構成を書き替えていく。

なお、仮入庫予約は対象部品のみ入庫可能とし、その残
りの入庫予約はどの部品でも入庫可能とする。

この入庫管理手段１２における仮入庫予約を含む入庫予
約の設定について第５図に示すフローにしたがって行う
。すなわち、この入庫管理手段１２は、出庫スケジュー
ル記憶部１４の出庫スケジュール（第３図参照）から次
の出庫スケジュールの製品分の出庫部品最大数を算出す
る（Ｓｌ）。

しかる後、出庫スケジュール記憶部１４から次出庫スケ
ジュールを読み込んだ後（Ｓ２）、在庫記憶部１３に対
し第４図に示すように入庫すべき製品分の部品数分を収
入庫予約とし、このとき在庫記憶部１３の在庫有無のエ
リアが在庫無しとなっている場合には収入庫予約に代え
て入庫予約を設定する（Ｓ３）。

そして、ステップＳ４において収入庫予約の部品数がス
テップＳ１で求めた最大部品数に達していないとき、ス
テップＳ２に戻って再度同じ処理を繰り返す。収入庫予
約の部品数がステップＳ１で求めた最大部品数に達した
とき、この収入庫予約部品数に、第４図の在庫記憶部１
３の設定内容中の在庫無しで収入庫予約されていない相
数および在庫有りで現在出庫開始されている相数をプラ
スし、入庫可能なロケーション数を決定する（Ｓ５）。

このようにして仮入庫予約エリアと人１ｉｌＩｆ′ｆ−
約エリア数とを求める。

次に、自動倉庫にワークを入庫する時の自動倉庫管理装
置の動作について説明する。シーケンスコントローラ２
５から品番、数量等の入庫情報が入庫受付部１１に入力
される。ここで、入庫受付部１１は入庫情報から品番を
入庫管理手段１２に通知する。この入庫管理手段１２で
はその品番が仮入庫予約対象部品であれば入庫可能部品
とし、第４図に示す在庫記憶部１３の収入庫予約を取り
消す一方、入出庫予約エリアを入庫予約として設定する
。仮入庫予約対象部品でなければ、入庫可能エリア数が
空いていれば入庫予約とし、入庫可能エリア数を減算す
る。

それ以外は入庫不可とし、その結果を入庫受付部１１に
通知する。この入庫受付部１１では入庫不可の場合には
第２図に示すシーケンスコントローラ２５に入庫できな
い部品であることを表示してオペレータに知らせる。ま
た、入庫管理手段１２では、入庫可の場合には入庫指示
として入庫予約を行ったロケーションを入出庫指示部１
５に通知する。この入出庫指示部１５ではその入庫ロケ
ーションを自動倉庫入庫指示テキストとして編集し、自
動倉庫のシーケンスコントローラ２５または直接クレー
ンを操作する。

入庫部品の入庫が完了すると、自動倉庫のシーケンスコ
ントローラ２５またはクレーンから入庫完了信号が送出
される。ここで、入出庫完了処理手段１８では、入庫完
了信号を受信すると在庫記憶部１３の第４図に示す在庫
有無を在庫有りと設定し、入庫予約を取消して一連の入
庫処理を完了する。

次に、自動倉庫からワークを出庫する時の自動倉庫管理
装置の動作について説明する。出庫管理手段１７では、
一定周期ごとに出庫スケジュール記憶部１４に記憶され
ている出庫スケジュールの出庫時刻を監視し、出庫時刻
になった出庫スケジュールのものが有れば、前述したよ
うに入庫可能エリアの設定を行う。しかる後、該当出庫
スケジュールの出庫品番について順次在庫記憶部１３に
記憶されている入出庫予約を出庫とし、そのロケーショ
ンを入出庫指示部１５に通知する。ここで、入出庫指示
部１５ではその出庫ロケーションを自動倉庫出庫指示テ
キストとして編集し、自動倉庫のシーケンスコントロー
ラ２５またはクレーンに送出する。

自動倉庫では、出庫指示テキストにしたがって棚１１か
ら部品を順次出庫し、その出庫がが完了するとき自動倉
庫のシーケンスコントローラ２５またはクレーンから出
庫完了信号が送出される。

入出庫完了処理手段１８ではその出庫完了信号を受信す
ると在庫記憶部１３に記憶されている在庫有無を在庫無
しと設定する一方、出庫予約を取消して一連の出庫処理
を完了する。

従って、以上のような実施例の構成によれば、予め出庫
スケジュール記憶部１４に記憶されている出庫スケジュ
ールのうち次出庫スケジュール製品分の最大出庫数を求
めた後、この最大出庫数に基づいて次出庫スケジュール
の製品分の部品数分を収入庫予約を行い、このとき前記
在庫記憶部の在庫無しエリアおよび現在出庫開始中のエ
リアに対しては入庫予約を行って前記最大出庫数に見合
う予約を行うようにしたので、自動倉庫側から品番等の
入庫情報を受けたとき、当該部品の入庫可否を直ちに判
断でき、しかもこの入庫可となった入庫指示に従って自
動倉庫側ではワークを順次棚に入庫するので、必要とす
る部品を確実に入庫できる。また、入庫完了時には自動
倉庫からの入庫完了信号を受けて、入庫ロケーションに
属する前記在庫記憶部１４の当該エリアを在庫有りに設
定するとともに前記入庫予約を取り消すことにより、入
庫管理手段ではその在庫記憶部１３の在庫状態から確実
に在庫状態を知ることができ、ひいては入庫時の予約の
確実性を確保できる。

さらに、出庫管理手段では、所定周期ごとに出庫スケジ
ュール記憶部内の出庫スケジュールの出庫時間を監視し
、ある出庫スケジュールが出庫時間になったとき、当該
出庫スケジュールに基づいて前記在庫記憶部の入庫予約
を出庫予約に順次書替えていくとともに出庫指示を行い
、一方、自動倉庫側では出庫指示に従って部品を順次棚
から出庫するので、製品分の部品を確実に出庫させるこ
とができる。しかも、自動倉庫からの出庫完了信号に基
づき、出庫ロケーションに属する前記在庫記憶部１３の
当該エリアを在庫無しとすることにより、入庫管理手段
ではその後に確実に次の入庫予約が可能となり、円滑に
入出庫を実行できる。

なお、上記実施例では、入出庫指示部１５で入庫指示テ
キストおよび出庫指示テキストを編集するようにしたが
、自動倉庫側のシーケンスコントローラ２５側で行って
もよい。また、入庫完了処理手段および出庫完了処理手
段は第１図の入出庫完了処理手段１８を想定しているが
、入庫完了処理手段の機能を入庫管理手段１２に持たせ
、出庫完了処理手段の機能を出庫管理手段１７に持たせ
てもよく、この場合の入出庫完了処理手段１８は自動倉
庫側から送られてくる入・出庫完了信号を単に弁別して
入庫管理手段１２と出庫管理手段１７に送出する機能が
あればよい。勿論、コンピュータの場合にはインターフ
ェイス、入力バッファ等を用いれば同様の機能を果たせ
る。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施できる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、マーシャリング的
な管理を効率よく活用することにより、ある製品分に必
要なワークを確実に入・出庫でき、従来のようにある製
品分のワーク入庫エリアがなくなったり、出庫すべき製
品分のワークが揃わない前に出庫することがなくなり、
入・出庫の円滑化および出庫するワークを使用する例え
ば組立てライン等の作業能率を大幅に向上させうる自動
倉庫管理装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図は本発明の詳細な説明するために示
したもので、第１図は本発明装置の一実施例を示すブロ
ック構成図、第２図は自動倉庫のレイアウトの一例を示
す図、第３図は第１図に示す出庫スケジュール記憶部の
エリア構成図、第４図は第１図に示す在庫記憶部のエリ
ア構成図、第５図は第１図の入庫管理手段の入庫予約を
説明する流れ図である。 １１・・・入庫受付部、１２・・・入庫管理手段、１３
・・・在庫記憶部、１４・・・出庫スケジュール記憶部
、１５・・・入出庫指示部、１６・・・出庫スケジュー
ル受付部、１７・・・出庫管理手段、１日・・・入出庫
完了処理手段、２１・・・自動倉庫棚、２２・・・スタ
ッカークレーン、２３・・・入庫コンベア、２４・・・
出庫コンベア、２５・・・シーケンスコントローラ。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）自動倉庫に入・出庫指示を与えてワークを順次入
   庫し、ある製品分のワークを揃えて前記棚から出庫する
   自動倉庫管理装置において、ある製品ごとに入力される
   出庫時刻、出庫数等をもつ出庫スケジュールを順次記憶
   する出庫スケジュール記憶部と、ワークの在庫状態を記
   憶する在庫記憶部と、予め出庫スケジュール記憶部に記
   憶されている出庫スケジュールのうち次出庫スケジュー
   ル製品分の出庫数に基づき前記在庫記憶部の在庫状態を
   みながら仮入庫を含む入庫予約を行い、一方、前記自動
   倉庫側から送られてくる入庫情報を受けたとき前記入庫
   予約から入庫の可否を判断して返答する入庫管理手段と
   、前記出庫スケジュール記憶部内のある出庫スケジュー
   ルが出庫時間になったとき、当該出庫スケジュールに基
   づいて前記在庫記憶部の入庫予約を出庫予約に順次書替
   えていくとともに出庫指示を出力する出庫管理手段と、
   前記入庫管理手段による入庫可の判断結果に基づいて前
   記自動倉庫に入庫指示を行い、かつ、自動倉庫からの入
   庫完了信号に基づいてその入庫ワークに属する前記在庫
   記憶部の当該エリアを在庫有りに設定するとともに前記
   入庫予約を取り消す入庫完了処理手段と、前記出庫管理
   手段から出力された出庫指示を前記自動倉庫に与え、か
   つ、自動倉庫からの出庫完了信号に基づいてその出庫ワ
   ークに属する前記在庫記憶部の当該エリアを在庫無しと
   する出庫完了処理手段とを備えたことを特徴とする自動
   倉庫管理装置。
2. （２）入庫管理手段は、出庫スケジュール記憶部に記憶
   されている出庫スケジュールのうち次出庫スケジュール
   製品分の最大出庫数を求める手段と、この最大出庫数に
   基づいて次出庫スケジュール製品のワーク数分について
   仮入庫予約を行い、さらに前記在庫記憶部の在庫無しエ
   リアおよび現在出庫開始中のエリアに対し入庫予約を行
   う予約手段とを有するものである請求項１記載の自動倉
   庫管理装置。