JPH03149568A - 静電荷像現像用トナー - Google Patents

静電荷像現像用トナー

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JPH03149568A
JPH03149568A JP1289703A JP28970389A JPH03149568A JP H03149568 A JPH03149568 A JP H03149568A JP 1289703 A JP1289703 A JP 1289703A JP 28970389 A JP28970389 A JP 28970389A JP H03149568 A JPH03149568 A JP H03149568A
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carbamoyl
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Shunichiro Yamanaka
山中 俊一郎
Shuji Sugawara
修治 菅原
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子写真、静電記録及び静電印刷等における
静電潜像を現像するための、乾式負荷電トナーに関する
。詳しくは、含珪素アゾ/アゾメチン錯塩染料を含有す
る新規な静電荷像現像用トナーに関するものである。
(従来の技術) 元来、静電潜像は、その静電引力で以てトナーを付着せ
しめることにより、現像して可視化することができるが
、この静電潜像の現像剤として粉末現像剤が広く用いら
れている。この粉末現像剤は、天然樹脂または合成樹脂
に着色剤、荷電制御剤、流動化剤等を分散させた微細ト
ナーと、鉄粉またはフェライト、或いは磁性粉を樹脂で
被覆したキャリアとの混合物より成る2成分系現像剤と
天然樹脂または合成樹脂に着色剤、荷電制御剤。
流動化剤、磁性体等を分散させた微細トナーのみより成
る1成−分系現像剤とに大別することができる。
2成分系現像剤は、キャリアとの摩擦により帯電された
トナーを静電潜像に付着せしめることにより現像を達成
するものであり、l成分系現像剤は、キャリアの代りに
これと同様の機能を有するブラシ状、、板状の摩擦部材
との摩擦によって荷電されるトナーを静電潜像に付着せ
しめることにより現像を達成するものである。
そして、これらの現像用トナーは、現像される静電潜像
の極性に応じて、10〜20tiC/gの正または負の
電荷が保たれる。
粉末現像剤を用いて静電潜像を現像するこのシステムに
おいて、トナーの帯電極性と摩擦帯電量は良質な画像を
得るために重要である。これまでに、トナーの電荷と帯
電量を制御する種々の提案がなされており、トナーの電
荷と帯電量を制御するために、通常、トナーの調製時に
、染料、顔料。
更には荷電制御剤等の添加剤が加えられる。
今日、次の技術が実用化されている。トナーに正電荷を
付与する場合には、ニグロシン系染料。
4級アンモニウム塩(化合物)を用いる技術である。ト
ナーの負電荷を付与する場合には、芳香族オキシカルボ
ン酸の金属錯塩化合物、含金属アゾ錯塩染料を用いる技
術である。
しかしながら、トナーに負電荷を付与する含金属錯塩染
料型の荷電制御剤の大半は、クロム、コバルト、ニッケ
ル等の重金属を含むものであり。
この点、安全・衛生上、問題があり、また。カラートナ
ーに適した色相の鮮明性に優れるものが少なく改良の余
地があった。一方、トナー用着色剤として、種々の染・
顔料が使用されており、特に有彩色染・顔料を使用する
カラー・トナーの場合は、色の調整、荷電極性、帯電量
の制御、透明性など黒色トナーとは異なった工夫をしな
ければならないのが実情である。
(発明が解決しようとする課題) 本発明者らは、従来の含金属錯塩染料が有する欠点に鑑
み、配位中心金属がメンデレーエフの周期率表でrAB
族」の珪素である金属アゾ又はアゾメチン錯塩染料を用
いることにより、従来品に劣らぬ荷電制御性を有し、更
にはカラートナーとして用いた場合にも、クロム、コバ
ルト、ニッケル等の遷移金属を含有する錯塩染料に比し
、有彩色着色剤に及ぼす影響(色彩のくすみ等)が少な
く、所期の鮮明なカラ一画像が得られることを見出し本
発明を完成した。
(課題を解決するための手段) 本発明による新規な静電荷像現像用トナーは。
下記一般式[1]で表される金属化可能なモノアゾ化合
物またはアゾメチン化合物をリガンドとするl:2型含
金属錯塩染料を含有し、そのことにより上記目的が達成
される。
[式中、XとYは−N=Z−基に隣接するヒドロキシル
基又はカルボキシル基を示し、Zは窒素又はCH−基を
示し、Aは置換基を有してもよいベンゼン環又はナフタ
レン環を示し、Bは置換基を有してもよいベンゼン環、
ナフタレン環、ピラゾロン誘導体の残基又はアセトアニ
リド誘導体の残基を示す、1 本発明に用いるl:2型含珪素アゾ錯塩染料とは、一般
式[2]で表される構造の化合物である。
(以下余白) A−N=N−B X1  .:Y+ は−N=N−基に隣接する−〇−又は−C0〇−を示す
、] 本発明に用いるl:2型含珪素アゾメチン錯塩染料とは
、一般式[3]で表される構造の化合物である。
(以下余白) E式中、AとBは前記と同意義である。X2とY2は−
CH=N−基に隣接する−〇−又は−COO−を示す、
]従って、式[3]中、CH−B−Y”は、2−ヒドロ
キシベンズアルデヒド誘導体又は2−ヒドロキシ−1−
ナフタシデヒド誘導体の残基である。
さらに、本発明に用いるl:2型含珪素錯塩染料とは、
前記一般式[11で表される化合物(以下、色素という
)のジアゾ成分が2−アミノ−4−クロロフェノールで
あるモノアゾ色素又は芳香族アミン成分が2−アミノ−
4−クロロフェノールであるアゾメチン色素をリガンド
とする下記一般式[4]で表される構造の化合物である
I −−X 鳳  / E式中、BとZは前記と同意義である。Y1は−N=Z
−基に隣接する−〇−又は−COO−を示す。]一般式
[1]における−A−X、一般式[2]における−A−
X” 、一般式[3]における−AXiは一例えば次式
[al〜[dlで示される芳香族0−オキシアミノ化合
物、芳香族0−アミノカルボン酸により導入することが
できる。そして、これ−らの化合物は、本発明に係るモ
ノアゾ色素のジアゾ成分、或いは、アゾメチン色素の芳
香族アミノ成分であり、又はあり得る。
E式中、 (R)。−2は0〜2の置換基R1を意味し
各R1は互いに独立的にCI−5−アルキル、C,−,
−アルコキシル、ハロゲン、ニトロ、スルファモイル、
フェニルスルファモイル、カルバモイル、フェニルカル
バモイル、 N  et−4−アルキル−スルファモイ
ル、N−C1−,−アルコキシ−C+−Z−アルキルス
ルファモイル+CI−4−アルキルスルホニル又はアセ
チルアミノである。] OOH 太 [式中、(「)。−2は0〜2の置換基R2を意味し。
各R2は互いに独立的にC,−4−アルキルI ct−
4−アルコキシル又はハロゲンである。] E式中 13は水素又はC1−4−アルキルである。]
0■ [式中 R4は水素又はニトロである、]一般式[11
におけるーB−Y、一般式[2]における−B−Y 、
一般式[31における−B−Y2は、例えば次式[el
〜[mlで示される置換フェニル基、置換α−ナフチル
基、置換β−ナフチル基、ピラゾロン誘導体の残基又は
アセトアセトアニリド誘導体の残基である。そして、こ
れは本発明に係る含珪素錯塩染料のリガンドとなるモノ
アゾ系色素のカップラー残基、あるいはアゾメチン色素
のアルデヒド成分の残基である。
[式中、 (Rs)。−2は0〜2の置換基R5を意味
し。
各RSは互いに独立的にCI−S−アルキル、C1−4
−アルコキシル、ハロゲン、アミノ又はアセチルアミノ
である。] OOH 夫 E式中 R&は水素、C,−,−アルキル、ハロゲンC
1−4−アルコキシル又はスルファモイルである1゜[
式中 RFは水素またはヒドロキシルである。](以下
余白)   [式中、 (R”)。−2は0〜2の置換基Raを意味
し。
各R8は互いに独立的に01−2−アルキル、C,,−
アルコキシル又はハロゲンである、] R″′ [式中 R9は水素* C,−z  7)ltキ7L/
、 CI−!−アルコキシル、アミノ、C14−アルキ
ルアーミノ。
アセチルアミノ、メトキシカルボニルアミノ、メチルス
ルホニルアミノ又はハロゲンである1゜E式中 R1@
は水素又はCI−2−アルコキシルである。] [式中 911は水素、ハロゲン、ニトロ、C14−ア
ルキル、C,,−アルコキシル又はスルファモイルであ
る、〕 [式中 (R12)。−2は0〜2の置換基R”を意味
し。
各R″″は互いに独立的に01−2−アルキル、ハロゲ
ン、Cfi−□−アルコキシル又はスルファモイルであ
る。] (以下余白) [式中、 (Cl)。−2は0〜2の置換原子CIを意
味する、] 上記、本発明に用いる含珪素錯塩染料のリガンドとなる
モノアゾ化合物は通常のジアゾ化・カップリング反応に
より容易に合成できる。また。普通のシッフ塩基として
知られているアゾメチン化合物は芳香族アミンとアルデ
ヒドとの縮合反応により得ることができる。
本発明に用いる含珪素錯塩染料は、上記色素2分子と珪
素金属付与剤(例えば、四塩化珪素、Si(0−アルキ
ル)4)とを反応して得られる。
また。本発明のトナーに用いる含珪素アゾ錯塩染料は、
例えば、インディアン ジャーナル オブ ケミストリ
ー 13巻、808〜811頁(1975)(Indi
an Journal of Chemistry V
o1.13+ 808〜811  (1975) )に
記載されている方法に従って合成できる。
次に、本発明のトナーに用いる一般式[2]又は[31
で表される含珪素アゾ錯塩染料と含珪素アゾメチン錯塩
染料の合成法を、参考例を挙げて説明する。勿論、これ
らは何ら本発明を制限するものではない。
参考例l(アゾ系) ジアゾ成分:2−アミノ−4−クロロフェノールとカッ
プリング成分;β−ナフトールとの反応により得られた
次式 %式% で示されるモノアゾ色素8gを、脱水蒸溜したキシレン
50gに溶解し、次いで、テトラエトキシシラン6gを
ゆっくりと滴下しつつ、 115〜120°Cで5時間
攪拌反応を行った。反応液を減圧乾固して、水洗した後
、再び乾燥することにより赤紫色の下記構造式で表され
る化合物(化合物例1)を7.3g得た。
参考例2(アゾメチン系) 2−アミノ−4−クロロフェノールと2−ヒドロキシル
ベンズアルデヒドとの縮合反応により得られた次式 %式% で示されるアゾメチン色素6gを、脱水蒸溜したキシレ
ン50gに溶解し、次いで、テトライソプロポキシシラ
ン6gをゆっ(りと滴下しつつ、115〜120℃で5
時間攪拌反応を行った。反応液を減圧乾固して、水洗し
た後、再び乾燥することにより赤味黄の下記構造式で表
される化合物(化合物例25)を5.6g得た。
I 〔1ΣL\C,=、=ン0 0\、、・″″/ −酎j=co恰 し1 次に、本発明に用いる好適な化合物が得られるアゾ色素
又はアゾメチン色素の例と、得られる化合物の色相とを
列挙するが、これらに限られるものではない、なお、化
合物は例示する色素の1=2型珪素錯塩であり、例えば
アゾ色素(1)を用いた場合には上記参考例1で示した
構造の化合物(1)が得られる。
(Uノ T、Q −CsL 01      O,H 0、HO,H ?8  11% 0B        IOCI 鬼 011        HO ′Y″    7n\ no    coon T′″   70へ ■0 し113 し1 0日          011 L、I 0、Hシー 0.11      L−イCI OJHz I (以下余白) 本発明に用いる前記珪素錯塩染料は荷電制御性を有する
と共に、着色剤及び補色剤としての効果も有するもので
ある。従って、カラートナーを調製する際は着色剤に対
し、色彩のくすみ等の悪影響を及ぼさないものを選ぶこ
とが好ましい。上記含珪素錯塩染料は、単独で用いても
よ(,複数種を混合して用いてもよい。また。必要に応
じて。
カラートナーの荷電制御剤として好適な無色(白色)の
荷電制御剤を添加することができる。
本発明の静電荷像現像用トナーは、基本的には従来公知
の着色剤、トナー用樹脂及び前記含珪素錯塩染料を含有
し、トナーの品質向上のために流動性改質剤、画像剥離
防止剤等の添加剤が加えられてもよい。また。各種トナ
ー(例えば、磁性トナー、導電性トナー)の態様に応じ
て磁性粉、導電性物質等を加えることができる。
本発明に用いる含珪素錯塩染料は樹脂100重量部に対
して0.1−10重量部配合されるのがよく。
さらに好ましくは0.5〜5重量部である。
トナーの結着樹脂としては、ポリスチレン、ポリ−p−
クロロスチレン、ポリビニルトルエンなどのスチレン及
びその置換体の単重合体;スチレン−p−クロロスチレ
ン共重合体、スチレン−プロピレン共重合体、スチレン
−ビニルトルエン共重合体、スチレン−ビニルナフタレ
ン共重合体、スチレン−アクリル酸メチル共重合体、ス
チレン−アクリル酸エチル共重合体、スチレン−アクリ
ル酸ブチル共重合体、スチレン−アクリル酸オクチル共
重合体、スチレン−メタクリル酸メチル共重合体、スチ
レン−メタクリル酸エチル共重合体、スチレン−メタク
リル酸ブチル共重合体、スチレン−α−クロルメタクリ
ル酸メチル共重合体、スチレン−アクリロニトリル共重
合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重合体、スチ
レン−ビニルエチルエーテル共重合体、スチレン−メチ
ルケトン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、ス
チレン−イソプレン共重合体、スチレン−アクリロニト
リル−インデン共重合体、スチレン−マレイン酸共重合
体、スチレン−マレイン酸エステル共重合体、などのス
チレン系共重合体:、ポリメチルメタクリレート、ポリ
ブチルメタクリレート。
ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン。
ポリプロピレン、ポリエステル、ポリウレタン。
ポリアミド、エポキシ樹脂、ポリビニルブチラール、ポ
リアクリル酸樹脂、ロジン、変性ロジン。
テルペン樹脂、フエノール樹脂、脂肪族または脂環族炭
化水素樹脂、芳香族系石油樹脂、塩素化パラフィン、パ
ラフィンワックスなどが挙げられ。
単独或いは混合して使用できる。
着色剤としては、公知の多数の染料、R料を用いること
ができるが、カラートナー用として特に優れているもの
として、カーボンブラック、ニグロシン染料、銅フタロ
シアニンブルー染料・顔料。
銅フタロシアニングリーン染料・顔料、群青、トリアリ
ルメタン系染料、アントラキノン系染料・顔料、ペリレ
ン系染料・顔料、ローダミン6Gレーキ、ローズベンガ
ル、キナクリドン系顔料、ハンザイエロー、ベンジジン
イエロ一等が挙げられる。
本発明に係る静電荷像現像用トナーを作成するには、前
記本発明に係る含珪素錯塩染料(含珪素アゾ錯塩染料、
含珪素アゾメチン錯塩染料)を。
上記したごとき樹脂及び着色剤としての染料・顔料、必
要に応じて荷電制御剤、磁性材料、添加剤などをボール
ミルその他の混合機により充分混合してから加熱ロール
、ニーダー、エクストルーダ等の熱混練機を用いて溶融
混練して、冷却固化後。
粉砕及び分級してトナーを得ることができる。あるいは
結着樹脂溶液中に材料を分散した後、噴霧乾燥すること
により得る方法、あるいは、結着樹脂を構成すべき単量
体に所定材料を混合して乳化懸濁液とした後に重合させ
てトナーを得る重合法トナー製造法等の方法が応用でき
る。得られるトナーの平均粒径は5〜20−が好ましい
本発明のトナーを2成分現像剤として用いる場合には、
このトナーはキャリヤー粉と混合して用いられる。
本発明に使用し得るキャリヤーとしては、公知のものが
全て使用可能であり、例えば粒径50〜200μくらい
の鉄粉、ニッケル粉、フエライト粉、ガラスビーズ等及
びこれらの表面をアクリル酸エステル共重合体、スチ・
レン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−メタク
リル酸エステル共重合体、シリコーン樹脂、ポリアミド
樹脂、フツ化エチレン系樹脂等でコーティングしたもの
が挙げられる。
本発明のトナーを1成分現像剤として用いる場合には、
上記トナーの製造の際に、鉄粉、ニッケル粉−フエライ
ト粉等の磁性を有する微粉体を添加分散させてトナーを
得、このトナーを接触現像法、ジヤンピング現像法等の
方法により現像する。
(実施例) 以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明するが、
いうまでもな(,本発明はその要旨を超えない限り、以
下の実施例により何ら制約を受けるものではない、実施
例における部は重量である。
裏施涯上 スチレン−アクリル共重合樹脂 (三洋化成社製、ハイマーSMB600 )     
・・・100部カーボンブラック (三菱化成社製、H^−100)          
・・・5部化合物例(1) (色素(1)を用いて得られたl:2型珪素錯塩)・・
・1部上記配合物を高速ミキサーで均一にプレミキシン
グし、次いでエクストルーダーで溶融・混練し。
冷却後振動ミルで粗粉砕した。得られた粗砕物を分級機
付のエアージェットミルを用いて微粉砕して、粒径10
〜20−を有する黒色トナーを得た。
得られたトナー5部に対して鉄粉キャリヤー(日本鉄粉
社製 Tl!FV 20部/300) 95部を混合し
て2成分現像剤を調製した。本現像剤の初期ブローオフ
荷電量は−12,5#C/ gであった。この現像剤の
低温低W(s℃:30%)、IF高温高?Wt (35
℃:90%)での各初期ブローオフ荷電量はそれぞれ−
12,8〆/g、 −12,6〆/gで非常に安定であ
った。
また。本現像剤を用いて市販の複写機(セレンドラム使
用)にてトナーの画像を形成したところ。
カブリのない、細線再現性の良好な、且つ、鮮明な黒色
の画像が得られ、本トナーは連続複写60.000枚後
においても複写品質の低下はみられなかった。
実m スチレン−アクリル共重合樹脂 (三洋化成社製、ハイマーSMB600 )     
・・・100部赤色染料 (オリエント化学工業社製、オイル ピンク11312
)・・・ 7部 化合物例側 (色素側を用いて得られたl:2型珪素錯塩)′・・・
1.2部 上記配合物を実施例1と同様に処理して赤色系トナーを
調製し、現像剤を得た。本現像剤の初期  。
ブローオフ荷電量は、−ICOJ2C/gであった。こ
の現像剤の低温低湿(5℃=30%)及び高温高温(3
5℃:90%)での各初期ブローオフ荷電量はそれぞれ
−13,8dc/ g 、 −14−1#C/ g テ
非常に安定であった。
また。実施例1と同様にしてOHP用シートにトナーの
画像を形成したとこ−ろ、カブリのない、II線再現性
の良好な、且つ透明性のある鮮明な赤色の画像が得ちれ
た。
実m スチレン−n−ブチルメタアククリレート共重合樹脂(
65/35)           ・−100部ベン
ジジンイエロー (C,t、ピグメントイエロー12)      ・・
・ 4部荷電制御剤 (オリヱント化学工業社製、ボントロンIE−84)−
・・・0.5部 化合物例凶 (色素四を用いて得られたl:2型珪素錯塩)・−・ 
  1部 上記配合物を実施例1と同様に処理して黄色系トナーを
調製し、現像剤を得た。得られたトナー5部に対して鉄
粉キャリヤー(日本鉄粉社製 TEFV 200/30
0) 95部を混合して2成分現像剤を調製した。本現
像剤の初期ブローオフ荷電量は−20,1#C/gであ
った。この現像剤の低温低湿(5℃=30%)及び高温
高温(35℃=90%)での各初期ブローオフ荷電量は
それぞれ−20,2#C/ g 、 −20,すIC/
gで非常に安定であった。
また。実施例1と同様にしてトナーの画像を形成したと
ころ、カブリのない、鮮明な黄色の画像が得られた。本
トナーは連続複写フ0.000枚後においても複写品質
の低下はみられなかった。
実施■土 ポリエステル(日本合成化学社製) ・・・100部青
色染料 (オリエント化学工業社製、オイル ブルー 2N)・
・・ 3部 化合物例0り (色素02)を用いて得られた1:2型珪素錯塩)・・
・ 1部 上記配合物を実施例1と同様に処理して青色系トナーを
調製し、現像剤を得た。本現像剤の初期ブローオフ荷電
量は−15,811c/gであった。この現像剤の低温
低湿(5℃:30%)及び高温高温(35℃:90%)
での各初期ブローオフ荷電量はそれぞれ−15,2j/
c/g、 −15,I11c/gテ非常に安定であった
また。実施例1と同様にしてトナーの画像を形成したと
ころ、カブリのない、鮮明な青色の画像が得られ、本ト
ナーは連続複写60. Goo枚後においても複写品質
の低下はみられなかった。
災隻桝l スチレン−2−エチルへキシルメタクリレート共重合樹
脂(80/20)          ・・・100部
四三酸化鉄 (戸田工業社製、 I!PT−500)      ・
・・ 40部低重合ポリプロピレン (三菱化成社製、ビスコール500P )   ・・・
 4部カーボンブーラック (三菱化成社製、 ?IA−100)       ・
・・ 6部化合物例(8) (色素(8)を用いて得られた1:2型珪素錯塩)・・
・ 1部 上記配合物をボールミルで均一に予備混合し。
プレミックスを調製した。次いで、2軸押し出し機(池
貝製作社製、 PCM−30)を用いて180℃で溶融
混練し、冷却後粗粉砕、微粉砕、分級を行なって、5〜
15−の粒径範囲を有する1成分トナーを調製した。ち
なみに、このトナー2部と鉄粉キヤlJヤ−98部(日
本鉄粉社製、 TEFV200/300 )を混合して
ブローオフ荷電量を測定したところ、 −15−2メ/
gであった・ 本トナーを市販の複写機(キャノン、 MP−201)
にてトナーの画像を形成したところ、カブリのない、細
線再現性の良好な、その上、ベタ部反射濃度が1.4と
いう鮮明な画像が得られた。
ル較糎土 トナーの実写特性を比較するために、実施例2で用いた
化合物例側に代えて、下記 の構造を有するl:2型クロム錯塩染料を用いた以外は
、実施例2と同様にして比較トナーを調製し、このトナ
ーと鉄粉(日本鉄粉社製、 TEF1120G/300
)キャリヤーから成る2成分現像剤を用いて市販の複写
機(セレンドラム使用)にて、トナーの画像を形成した
ところ、連続複写30.000枚後においてカブリが発
生すると共に、キャリヤー汚染が認められた。また。画
像の色彩も鮮明性に欠けるものであった。
(発明の効果) 本発明に係る含珪素錯塩染料は、重金属を含まない上、
耐光性、耐熱性およびトナー用樹脂に対する分散性、相
溶性に優れるため、トナーの製造の際に生じる熱分解に
よる荷電制御性の低下。並びに、分散不良による荷電の
不均一性を解消できる。また。使用中、変質して摩擦帯
電量がバラツキまたは減少することがなく極めて安定し
たトナーである。このため現像カブリ、トナー飛散、電
子写真感光材料及び複写機の汚染などの障害が除去され
ると共に、保存中のトナーの凝集減少が起こらず長期保
存に耐えるトナーであり、トナー画像の定着性および接
着性も優れるものである。更には、色相が鮮明であるた
め、カラートナーに用いた場合も有彩色染顔料に悪影響
を及ぼさず、補色効果が良好で鮮明色なカラ一画像を得
ることができる。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記一般式[1] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[1] [式中、XとYは−N=Z−基に隣接するヒドロキシル
    基又はカルボキシル基を示し、Zは窒素又はCH−基を
    示し、Aは置換基を有してもよいベンゼン環又はナフタ
    レン環を示し、Bは置換基を有してもよいベンゼン環、
    ナフタレン環、ピラゾロン誘導体の残基又はアセトアニ
    リド誘導体の残基を示す。] で表される金属化可能な化合物をリガンドとする1:2
    型含珪素錯塩染料を含有する静電荷像現像用トナー。 2、下記一般式[2] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[2] [式中、X^1とY^1は−N=N−基に隣接する−O
    −又は−COO−を示し、AはC_1_−_5−アルキ
    ル、C_1_−_4−アルコキシル、ハロゲン、ニトロ
    、スルファモイル、カルバモイル、N−置換−スルファ
    モイル、N−置換−カルバモイル、フェニルスルホニル
    、C_1_−_4−アルキルスルホニル、アセチルアミ
    ノ及びヒドロキシルからなる群から選ばれた1又は2個
    の基で置換されていてもよいベンゼン環又はナフタレン
    環を示し、BはC_1_−_4−アルキル、C_1_−
    _4−アルコキシル、ハロゲン、ニトロ、アミノ、スル
    ファモイル、カルバモイル、N−置換−スルファモイル
    、N−置換−カルバモイル、フェニルスルホニル、C_
    1_−_4−アルキルスルホニル、アセチルアミノ、ヒ
    ドロキシル及びカルボキシルからなる群から選ばれた1
    又は2個の基で置換されていてもよいベンゼン環、ナフ
    タレン環、▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数
    式、化学式、表等があります▼ (式中、R_0_−_2は0〜2の置換基Rを意味し、
    各Rは互いに独立的に、C_1_−_4−アルキル、C
    _1_−_4−アルコキシル、ハロゲン、ニトロ又はス
    ルファモイルを示す。)]で表される含珪素アゾ錯塩染
    料を含有する静電荷像現像用トナー。 3、下記一般式[3] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[3] [式中、X^2とY^2は−CH=N−基に隣接する−
    O−又は−COO−を示し、AはC_1_−_5−アル
    キル、C_1_−_4−アルコキシル、ハロゲン、ニト
    ロ、スルファモイル、カルバモイル、N−置換−スルフ
    ァモイル、N−置換−カルバモイル、フェニルスルホニ
    ル、C_1_−_4−アルキルスルホニル、アセチルア
    ミノ及びヒドロキシルからなる群から選ばれた1又は2
    個の基で置換されていてもよいベンゼン環又はナフタレ
    ン環を示し、BはC_1_−_4−アルキル、C_1_
    −_4−アルコキシル、ハロゲン、ニトロ、アミノ、ス
    ルファモイル、カルバモイル、N−置換−スルファモイ
    ル、N−置換−カルバモイル、フェニルスルホニル、C
    _1_−_4−アルキルスルホニル、アセチルアミノ、
    ヒドロキシル及びカルボキシルからなる群から選ばれた
    1又は2個の基で置換されていてもよいベンゼン環又は
    ナフタレン環を示す)]で表される含珪素アゾ錯塩染料
    を含有する静電荷像現像用トナー。 4、下記一般式[4] ▲数式、化学式、表等があります▼・・・[4] [式中、Y^3は−N=Z−基に隣接する−O−又は−
    COO−を示し、Zは窒素又はCH−基を示し、BはC
    _1_−_4−アルキル、C_1_−_4−アルコキシ
    ル、ハロゲン、ニトロ、アミノ、スルファモイル、カル
    バモイル、N−置換−スルファモイル、N−置換−カル
    バモイル、フェニルスルホニル、C_1_−_4−アル
    キルスルホニル、アセチルアミノ、ヒドロキシル及びカ
    ルボキシルからなる群から選ばれた1又は2個の基で置
    換されていてもよいベンゼン環、ナフタレン環、 ▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式
    、表等があります▼ (式中、R_0_−_2は0〜2の置換基Rを意味し、
    各Rは互いに独立的に、C_1_−_4−アルキル、C
    _1_−_4−アルコキシル、ハロゲン、ニトロ又はス
    ルファモイルを示す。)]で表される含珪素アゾ錯塩染
    料を含有する静電荷像現像用トナー。
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