JPH03148313A - 自動車空気タイヤ用ビードコア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はスパイラル状に巻きつけられ並んで位置する強
度担体の複数の層から成る自動車空気タイヤ用ビードコ
アに関する。

（従来の技術） 強度担体が種々のパターンに従って相互に捩じられてい
るいわゆるケーブルコアの他にここで問題とする巻かれ
たコア↓よその低コスト及びそのコア横断面の大きな形
態自由度のためにその価値が認められた。このコアタイ
プの製造のために先ず並んで位置し、ゴムを吹きつけら
れた強度担体によって無端の層が形成されている。他の
寸法、特に強度担体の密接した配置を度外視してもその
ような層は電気配線のための偏平ケーブルと原理的な類
似性を有し、その際絶縁はゴムと類領する。

並んで位置する一層の強度担体の数はタイヤの大きさに
従って３つと９つとの間である。そのような層からコア
が層端が円筒状のスプールのジャケット面上に留められ
かつ層が複数回巻きつけられ、切断されかつ層端が圧着
されるという方法でコアが構成される。タイヤの大きさ
に従って３回又は８回の巻きつけが行われる。そのよう
な構成で作られているビードコアの個々の巻回は少なく
とも「層」と称され、本願においてもそうである。

記載の方法で作られるビードコアをタイヤ業界語で「ピ
アスコア」と称する。

前記利点の他にピアスコアはビードコアの内径が第１巻
回の始めに不連続的に層の厚さだけ変わるという欠点を
伴う、この不連続的な半径変動は所定の範囲でカーカス
まで続きかつ系統的な回転誤差に繋がる。この誤差が手
巻きによって特別に巧妙に行われるタイヤ組立機械上の
層巻きっけによって充分に小さく保持されることができ
るが、それによって常にカーカス構成の自動化が困難に
される。勿論この誤差源は、層厚さが減少されかつその
ために層数が高められる場合に小さくなる、しかしこの
ようなビードコフの構成は高価であり、かつこの開発方
向は極端に言えば否定され易いものである。

（発明の課題） 本発明の課題は原則的にゴム層をつけられた強度担体層
の特別に経済的な巻きつけを保持しかつビードコアのま
わりのカーカス層巻きっけの長さの手動的な適合を要す
ることなく、改良された回転をもった自動車空気タイヤ
を可能にすることである。

（課題の解決のための手段） 本発明の課題はビードコアの層の各々がその大きさのア
キシャル方向成分よりも大きいラジアル方向成分を有す
ることによって解決される。

（発明の効果） 有利にビードコフの強度担体層は仕上げられ、加法化さ
れかつ組立られたタイヤにおいてこれらの層がリムコー
ンに対して平行に位置するように配置される。大抵のリ
ムのリムコーンは僅かな円錐率のみを有し、リムコーン
はラジアル方向に延び、一方そのアキシャル方向の長さ
は重要ではない、リムコーンとビードコア層との間の好
適な平行性に相応してビードコア層はラジアル方向にお
いてはアキシャル方向における大きさよりも小さい長さ
を有する。そのような構成ではスパイラル始端とスパイ
ラル終端はアキシャル方向に相互に間隔をおいて位置す
る。

本発明によるビードコアの断面では個々の層は技術水準
により巻きつけられた構成よりも多くな（むしろ狭い側
を下にして並んで配設されている構成とされている。勿
論本発明によるビードコアはスパイラル始端及びスパイ
ラル終端に各１つの不連続個所を有するが、これらの不
連続個所はアキシャル方向においてずらされかつラジア
ル方向においてはずらされず、従ってビードコアからラ
ジアル方向に厚みをもついるカーカスの長さには実際上
影響しない。この巻きつけ技術に基づいて回避できない
不連続個所のずれから少なくともラジアルカーカスの要
素のオリエンテーションに影響を与えるビードコアのア
キシャル方向側は特別の手工業的巧みの使用なしにも良
好な回転結果をもたらす。

本発明によるビードコアも特に技術水準から公知のよう
に強度担体としてワイヤを含む。それにより好適な強度
で経済的な製造が可能である。

新規なビードコアを製造するために、次の方法が推奨さ
れる。先ず本発明により狭い側を下にしている−一層に
含まれるべき多数の個々の強度担体が個々にゴムを連続
的に吹きつけられる。この吹きつけられた個々の強度担
体の各々は公知の方法で連続的に作用する吹きつけ装置
と不連続的に作用するコア巻き枠との間の緩衝に役立つ
別個のマガジンを通過する。コア巻きつけは一層が含む
べき多数の強度担体が巻きつけスプール上に相互に隣接
して留められ、その際巻きつけスプールは、その外形寸
法が巻きつけられるべきコアのラジアル方向内方の輪郭
に相応する、ラジアル方向内方に向かって回転対称のス
トッパによって規制されているボードディスク上に強度
担体を収容する。その際各マガジンからの各強度担体の
引き剥がし速度はそれぞれ相違する、そのわけは狭い側
を下にして位置する層の外方に位置する強度担体その大
きな曲率に相応して大きな周長を必要とするからである
。完全に巻きつけが終了した後、一層の全ての強度担体
は公知の方法で巻きつけられ、強度担体の巻きつけられ
た端が圧着されかつ最後に仕上げられたビードコアが巻
きつけスプールからアキシャル方向に引き剥がされる。

この方法の特徴は一層の強度担体が一緒にではなく、個
々にゴムを吹きつけられ、個々に別個のマガジンに貯蔵
されかつ巻きつけドラムの直前に又はまず巻きつけドラ
ム上に−層巻きつけられることである。

一層の強度担体の分離によって特別に許容できる方法で
、一層の強度担体がその半径の相違に相応してゴム吹き
つけに役立つ押し出し機からの相異なる引き出し速度を
必要とする新たな問題が解決される。この問題は公知の
ピアスコアでは存在しない、そのわけはそこでは一層の
全ての強度担体はタイヤ回転軸線に対して等しい半径、
即ち押し出し機からの等しい引き剥がし速度を必要とす
るからである。ゴム吹きつけされた強度担体から本発明
による狭い側を下にして位置する層の構成の際に空気の
封じ込めを回避するために、強度担体のゴム吹きつけ部
の外輪郭が平行四辺形又は矩形の形を有し、即ち通常の
円形横断面から偏倚する場合に合理的である。その際４
つ枢支部を球状にすることが合理的である。

技術水準によるコアの巻きつけのための巻きつけスプー
ルは水平に位置する回転軸線を有し、本発明によるビー
ドコアの製造のための装置としての巻きつけスプールは
合理的に垂直に位置する回転軸線を有する。この構成に
よって重力の作用の下に巻きつけられた層が巻きつけデ
ィスクのボードディスクに圧着され、その位置が明らか
に特定される。

巻きつけスプールは、仕上げられたタイヤがラジアル方
向内方に向かう巻きつけられるべきビードコアの側に形
成されている回転対称のストッパが円筒のジャケット面
として形成されている場合にその最も簡単な幾何学的形
態を呈する。横断面においてビードコアのラジアル方向
内方の切断縁がリム肩に対して平行に向いている場合に
、リム肩上の特別に良好なタイヤ座が得られる。大抵の
リム型ではチューブのないタイヤにとって重要であると
−ドとリムとの間の緊密度の増大のために僅かに傾斜さ
れるので、回転対称のストッパはリムのタイプに従って
ジャケット面と回転軸線との間の５＠と２０＠の間の角
度をもった特に截頭円錐を有する。この平行度は従来単
一のワイヤから、即ちワイヤ層からは巻きつけされてい
ないようなビードコアによってのみ達成される。しかし
単一のワイヤから巻きつけられたこの公知のビードはそ
の巻きつけに非常に多くの時間を必要とするという欠点
を有し、例えば６×６のワイヤセットに対して広い拡幅
されたピアスコアに対してのように６倍の巻きつけ時間
を必要とする。本発明によればリム輪郭の正しいビード
コアは、リム輪郭の正しくないピアスコアとは異なり、
正確に迅速に作られる。

前記の考えの構成に従ってリム輪郭の正確性はリムコー
ンの範囲においても、巻きつけスプールのボードディス
ク横断面が本発明によるタイヤのリム横断面積に相応し
て回転軸線に対して８０＠〜８５°傾斜していることに
よって得られる。

リム輪郭の正確性の獲得のため並びに高い案内精度の取
得のため及び狭い側を下にして巻きつけられた強度担体
層の再現可能性のために、巻きつけスプールのボードデ
ィスクとストッパとの間のつけ根部が１００°又はそれ
以上の角度を有することが推奨される。

（実施例） 第１図は本発明によるビードコア２を半分に切って示す
斜視図である。一点鎖線で自動車空気タイヤビード範囲
を示し、このビード範囲にビードコア２が組み込まれる
。ビードコア２はその周囲の大部分に渡る５つの層３．
１〜３．５から成り、重なり部とも称される小さい周囲
範囲にスパイラル終端５とスパイラル終端６との間にコ
アが端層３．６を加えて６つの層を有する。全ての層３
は５つのワイヤ４から成る。

特に層３．６の巻きつけられた端６かられかるように、
この実施例において全ての層３はその強度担体のラジア
ル層を有する。そのアキシャル方向における各層の延在
部は強度担体の厚さとゴム層の厚さの和に等しい、公知
の偏平な層整列に対して層横断面は９０°回転されかつ
−この実施例において正確に一幅の狭い面を下にしてい
る。

ゴム層は有利に非常に薄く形成されるので−図面では線
の太さ程度である−第１図で見通しを良くするために図
示しない。

第２図は本発明によるビードコアの製造のための巻きつ
けスプールフを示す。ビード巻きつけはボーＦディスク
１０上の層始端の付着で始まり、その際第１層のラージ
アル方向の最も内方の個所はつけ根部１１中でストッパ
面９に対して支持される。ボードディスク１０はこの実
施例において回転軸線８に対して８０＠傾いている。垂
直に位置する回転軸線８に対するストッパ面９の傾斜は
この実施例においてα＝５＠である。それによってつけ
根部の角度Ｔは１０５°である。

本発明は図示の実施例に限定されない。例えばコアの製
造のためのコア巻きつけディスクのための角度は第１図
に示すようにα＝０″、β＝９００である。本発明によ
るビードコアは、そのラジアル方向内方の側が狭い面に
よって巻きつけられた層によって形成され、その結果支
障個所である巻きつけ始端をピアスコアが位置するラジ
アル方１ｉｉ１内方の側からビードコアの両アキシャル
方向側に変えている。ピアスコアはカーカスの回転精度
にとっての唯１つの支障個所、即ち巻きつけ始端を有し
、これに対して本発明によるビードコアは２つの支障個
所、即ち共にカーカスに接触する巻きつけ始端と巻きつ
け終端とを有するが、本発明によるビードコアに及ぼす
この支障個所の形容は低程度に抑えられ、それによって
本発明によるビードコアを備えた自動車空気タイヤの優
れた回転が得られる。本発明によるビードコアは一層並
びに多層のカーカスで使用されかつ今日存在するラジア
ルカーカスに特に好適である。他のタイヤ構造はその他
の変形を必要としない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるビードコアの半分を断面で示す斜
視図、そして第２図は有利なビードコアの製造のための
装置としての巻きつけディスクの側面図である。 図中符号 ｌ・・・・自動車空気タイヤ ２・・・・ビードコア ３・・・・層

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、スパイラル状に巻きつけられ並んで位置する強度担
   体（４）の複数の層から成る自動車空気タイヤ（１）用
   ビードコア（２）において、層（３）の各々はその大き
   さのアキシャル方向の成分よりも大きなラジアル方向の
   成分を有することを特徴とする前記自動車空気タイヤ用
   ビードコア。 ２、スパイラル始端（５）及びスパイラル終端（６）が
   相互に軸線方向間隔をおいて位置する請求項１記載の自
   動車空気タイヤ用ビードコア。 ３、強度担体（４）がワイヤから成る、請求項１記載の
   自動車空気タイヤ用ビードコア。 ４、強度担体（４）がケフラ（アラミド繊維）から成る
   、請求項１記載の自動車空気タイヤ用ビードコア。 ５、先ず一層に含まれるべき多数の個々の強度担体（４
   ）が個々にゴムを連続的に吹きつけられ、このゴムを吹
   きつけられた個々の強度担体（４）の各々が、公知の方
   法で連続的に作用する吹きつけ装置と不連続的に作用す
   るコア巻き枠との間の緩衝に役立つ別々のマガジンを通
   過し、コア巻きつけの始めに一層が含むべき多数の強度
   担体が巻きつけスプール上に互いに隣接して留められ、
   その際巻きつけスプールがボードディスク上に強度担体
   （４）を収容し、ボードディスクはラジアル方向内方に
   向かって回転対称ストッパによって区画されており、そ
   の外形寸法は巻きつけられるべきコアのラジアル方向内
   方の輪郭に相応し、強度担体（４）を始めに留めた後巻
   きつけスプールは巻きつけられるべきコアがアキシャル
   方向に並んで位置する層を有するように何度も巻きつけ
   スプールが回転され、その際各マガジンからの相異なる
   強度担体の引き出し速度は相違し、完全に巻きつけた後
   一層の全ての強度担体は公知の方法で切断され、強度担
   体の切断された端は圧着されかつ最終的に仕上げられた
   ビードコアは巻きつけスプールからアキシャル方向に引
   き剥がされる請求項１記載のビードコアの製造方法。 ６、巻きつけスプール（７）の回転軸線（８）が垂直に
   位置する、請求項４記載の方法を実施するための装置と
   しての巻きつけスプール。 ７、回転対称のストッパ（９）がジャケット面と回転軸
   線との間の角度（α）５゜と２０゜との間の角度の吹き
   つけ截頭円錐の形を有する、請求項４記載の方法を実施
   するための装置としての巻きつけスプール。 ８、ボードディスク横断面（１０）が回転軸線（８）に
   対して８０゜〜８５゜だけ傾いている、請求項４記載の
   方法を実施するための装置としての巻きつけスプール。 ９、ボードディスク（１０）とストッパ（９）との間の
   つけ根部（１１）が１００゜と等しいか又はこれよりも
   大きい角度（γ）を有する、請求項４記載の方法を実施
   するための装置としての巻きつけスプール。