JPH03147913A - ダム用監査廊の構築工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はダムの堤体内に構築されるダム用監査廊の構築
工法に関するものである。

（従来の技術） ダムの堤体の内部には、完成後の監査、各種の測定、堤
体及び基礎からの漏水の排水、基礎グラウチングの施工
等のためにダム用監査廊が構築されている。

従来、このダム用監査廊はダムの堤体と同時に現場打ち
コンクリートにより構築されていた。

これはダムの堤体におけるダム用監査廊の施工基面に鉄
筋を配筋して型枠を組立て、堤体のコンクリート打設と
共に前記型枠内にコンクリートを打設して構築するもの
である。

（発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記のような現場打ちの構築工法におい
ては下記のような種々の問題があった。

■、鉄筋及び型枠の組立て等の特殊作業が必要となり、
その作業工程が堤体のコンクリート打設工程に大きな影
響を与えて工期の長期化を招くと共に、鉄筋工及び型枠
工等の人員の確保が非常に困難であった。

■、コンクリート打設後の養生に多くの日数を必とする
と共に、コンクリート打継目が多くるなってコンクリー
ト面の体裁が悪い。

■、グリーンカット等の作業と重複し、その調教と安全
管理に配慮が必要となってくる。

本発明はこれらの問題に鑑みてなされたものてあり、そ
の目的はダム用監査廊を少ない労働力て且つ短期間に構
築することのできるダム用監査簡の構築工法を提供する
ことである。

（課題を達成するための手段〉 以上のような課題を達成するための本発明の手段たる構
成は、ダム、の堤体におけるダム用監査旅の構築工法に
おいて、前記堤体におけるダム用監査廊の施工基面に適
宜間隔をもって基板を敷設すると共に、該基盤を支持す
る支持体を上面が基盤の上面からやや下側に位置するよ
うに形成し、前記基板上に監査施用連結ユニットを多数
ａ置して連結した後、残りのダムの堤体を構築すると共
に監査施用連結ユニットの底面と前記支持体上面との間
に形成された間隙部及び監査施用連結ユニットの接合部
外周に監査施用連結ユニットの内側からグラウトを注入
して構築することを特徴とするダム用監査廊の構築工法
に存する。

（作用〉 而して、上記のような構築工法によれば堤体におけるダ
ム用監査廊の施工基面に監査施用連結ユニットを連続的
に連結してダム用監査廊を構築することにより、少ない
労働力で短期間にダム用監査廊を構築することができる
。

（実施例〉 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。

第１図の（Ａ）、　（Ｂ）、　（Ｃ）はダム用監査廊の
構築工法を示した工程図である。

本願発明は（Ａ）に示すように、ダムの堤体Ａにおける
施工基面ａに基板１を敷設する。

基板１は等退出形鋼（４０Ｘ４０Ｘ５）を用い、これを
前記堤体Ａの施工基面ａに１ｍ間隔をもって平行に突設
した差筋ｂ？：施工基而ａ面ら５Ｃ１１突出させて溶接
する。

次に、該基板１の下部を埋設する支持体２をその上面２
ａが基板ｌの頂面１ａより３ｍｌ下側にくるようにモル
タルで打設する。

そして、前記基板１上に監査施用連結ユニット３をクレ
ーンにで吊り下げて連続的にしてチェーンブロック（図
示せず）で互いに引き寄せる。

この際、監査施用連結ユニット３の底面３ｂと支持体２
の上面２ａとの間には３１１Ｉの間隙部ｍが形成される
。

監査施用連結ユニット３は予め工場において鉄筋コンク
リートによりほぼ長方形の筒体に形成され、その再接合
面３ａの一方にシール材６が突設された嵌合突起４、ま
た他方に嵌合凹部５を夫々備え、再接合面３ａにおける
底壁内縁部３ｂ、、両側壁及び上壁外縁部３ｂ２．３ｂ
３には夫々連結材７が埋設され、底壁３ｃにはグラウト
注入孔３ｄが貫通されている。

嵌合突起４は一方の接合面３ａの内側に環状に突設され
、隣接する監査施用連結ユニット３の嵌合四部５に嵌合
されるものであり、外側の立ち上がり部にテーパー面４
ａを備えると共に中央部には凹溝４ｂが環状に凹設され
ている。

該凹溝４ｂは深さが０．４　ｃｒｍ、下面篇が２．６　
ｃｍ、上面輻が３　ｃ＋ａの逆台形状に形成されてシー
ル材６が接着剤で貼着されている。

嵌合凹部５は接合面３ａの内側に環状に凹設されて隣接
する監査廊用達結ユニット３の嵌合突起４が嵌合される
ものであり、前記嵌合突起４の立ち上がり部のテーパー
面４ａに対応するテーパー面５ａを外側に備えている。

前記シール材６は吸水性物質を配合した未知流の膨潤性
ゴム６ａと、該膨潤性ゴム６ａより厚い未知流の非膨潤
性ゴム６ｂをその容積比が２０／８０となるように積層
した２層構造で幅２　ｃｍ　Ｘ厚さｌＣｌＣ１１（潤性
ゴム２闘、非膨潤性ゴム８＋ｎ＋ａ）に同時加液して長
尺状に形成され、前記凹溝４ｂに非膨潤性ゴム６ｂを下
側にして貼着されている。

前記膨潤性ゴム　６　ａはり［ｌ［ｌブレンゴム（ＣＲ
）／ストレンージＩンランタム共重合ゴム（ＳＢＲ）／
天然ゴム（ＮＲ）のブレンド系ゴム中に平均粒子径が１
０〜２０ＪＩの高吸水性樹脂を配合したものから戒り、
精製水に対して体積膨張が１，８〜２．３倍になるよう
に調整されたゴム加流物からなる。

また　、　非Ｌ）潤性ゴム　６　ｂ　はイソブレンーイ
ソソチレン共重合ゴム（ＩＩＲ）からなり、ヤング率が
５〜１５ｋｇ／７を有するゴム方■流１勿からなる。

而して、前記シール材６は監査廊用連結ユニ・ント３を
ｉ！１！続的に接続して締め付けると、第５図の（Ｃ）
に示すように、凹？Ｍ４ｂ全体に拡がって監査廊用連結
ユニツｌ〜３の連結部をシールすると共に、該連結部か
ら水が浸水した場合は前記膨潤性ゴム６ａが１５ｊ張し
てそのシールを完璧なものとする。

前記連結材７は上面に開口部７Ｃを備え、且つ前面７ｄ
にボルト嵌入孔７ｅを備えた函体７ａと該函体７ａの両
側面に取付けられたＬ字状のアンカーボルト７ｂとによ
りなり、監査施用連結ユニット３における接合面３ａの
底壁内縁部３ｂ＋、両側壁及び上壁外縁部３ｂ２．３ｂ
３に夫々埋設されている。

また前記底壁内縁部３ｂ＋の連結材７は函体７ａの開口
部７ｃを監査施用連結ユニット３の内側に向けると共に
、前面７ｄが接合面３ａと面一になるように埋設されて
いる。

他方両側壁及び上壁外縁部３ｂｚ、３ｂｉの連結材７は
開口部７Ｃを監査施用連結ユニット３の外面側に向ける
と共に、前記と同様に前面７ｄが接合面３ａと面一にな
るように埋設されている。

そしてこれら互いに引き寄せた監査施用連結ユニット３
の嵌合突起４を隣接する監査施用連結ユニット３の嵌合
凹部５に嵌合すると共に、前記上壁外縁部３ｂ３及び底
壁内縁部３ｂ、おける連結材７のボルト挿入孔７ｃに監
査施用連結ユニット３の内側から連結ボルト７ｆを挿入
し、チェーンブロックで監査施用連結ユニット３を引き
寄せつつ、底壁内縁部３ｂ、及び上壁外縁部３ｂ３にお
ける連結材７を同時に締め付ける。

次に、両側壁外縁部３ｂ２の連結材７のボルト挿入孔７
ｃに監査施用連結ユニット３の外側から連結ボルト７ｆ
を挿入してこれらを締め付けて互いに締着すと、第５図
の（Ａ）に示すように外周に僅かな間隙部ｎを残して互
に連結され、これら監査施用連結ユニット３を連続的に
接続することにより監査ｒ８Ｂが形成される。

この連結ボルト７ｆの締め付は力は１箇所あたり２００
０　？−ルクであり、連結材７の接地間隔が約１゜５Ｉ
１ｍを目安とする。

次に、監査施用連結ユニット３を連続的に接続した後に
残りのダムの堤体Ｃを構築すると共に、監査向Ｂ内側の
グラウト注入孔３ｄからグラウトを監査廊Ｂ下側の間隙
部ｍに充填すると、該グラウトは前記間隙部ｍから監査
廊における連結部外周の隙間部ｎにも注入されて連結部
のシールをより完璧なものとする。

第７図は基板ｌ′の等連山形鋼を堤体Ａ′の施工基面ａ
′に直接載置した場合であり、短時間に基盤を設置する
ことができるという利点がある。

（発明の効果） 本発明は以上の様な構成にしたことにより下記の効果を
有する。

■　ダムの堤体における監査廊の構築工法において、前
記堤体における監査廊の施工基面に適宜間隔をもって基
板を敷設すると共に、該基盤を支持する支持体を上面が
基盤の上面からやや下側に位置するように形成し、前記
基板上に監査施用連結ユニットを多数載置して連結した
後、残りのダムの堤体を構築すると共に監査施用連結ユ
ニットの底面と前記支持体」二面との間に形成された間
隙部及び監査施用連結ユニットの接合部外周に監査施用
連結ユニットの内側からグラウトを注入してダム用監査
廊を構築したことにより、少ない労働力で且つ短期間に
ダム用監査廊を構築することが出来る。

■　基板の上に監査施用連結ユニットを載せてダム用監
査廊を構築することにより据付精度を高めることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図の（Ａ）、　（Ｉｌ）、　（Ｃ）は本発明のダム
用監査廊の構築工法を示した工程図、第２図は監査施用
連結ユニットを設置した状態の断面図、第３図は同斜視
図、第４図の（Ａ）は監査施用連結ユニットの正面図、
同図（Ｂ）は同背面図、同図（Ｃ）は同斜視図、第５図
の（Ａ）は連結部の拡大断面図、同図（Ｂ）は連結材を
締付ける前のシール材の拡大断面図、同図（Ｃ）は連結
材を締付けた後のシール材の拡大断面図、第６図の（Ａ
）は締付けた状態の連結材の拡大平面図、同図（Ｂ）は
（Ａ＞のｌ−１ｍ！ｌｌｉ面図、同図（Ｃ）は連結材の
斜視図、第７図は他の実施例を示す監査廊用連結ユニッ
トを設置した状態の断面図である。 また図中、 Ａ：堤体　　　　・Ｂ：監査廊 に基板 ２：支持体 ３：監査廊用連結ユニット ｍ：間隙部 である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　ダムの堤体における監査廊の構築工法において、前記
   堤体における監査廊の施工基面に適宜間隔をもって基板
   を敷設すると共に、該基盤を支持する支持体を上面が基
   盤の上面からやや下側に位置するように形成し、前記基
   板上に監査廊用連結ユニットを多数載置して連結した後
   、残りのダムの堤体を構築すると共に監査廊用連結ユニ
   ットの底面と前記支持体上面との間に形成された間隙部
   及び監査廊用連結ユニットの接合部外周に監査廊用連結
   ユニットの内側からグラウトを注入して構築することを
   特徴とするダム用監査廊の構築工法。