JPH0314615A - ポリアミドマルチフィラメントの製造方法 - Google Patents
ポリアミドマルチフィラメントの製造方法Info
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- JPH0314615A JPH0314615A JP14514489A JP14514489A JPH0314615A JP H0314615 A JPH0314615 A JP H0314615A JP 14514489 A JP14514489 A JP 14514489A JP 14514489 A JP14514489 A JP 14514489A JP H0314615 A JPH0314615 A JP H0314615A
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Landscapes
- Artificial Filaments (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は高強度ポリアミドマルチフィラメントの製造方
法に関する。更に詳しくはタイヤなどのゴム製品の補強
用として有用な高強度ボリアミドマルチフィラメントを
、極めて生産性高く製造する方法に関する。
法に関する。更に詳しくはタイヤなどのゴム製品の補強
用として有用な高強度ボリアミドマルチフィラメントを
、極めて生産性高く製造する方法に関する。
現在タイヤコードとして使用されるボリアミドマルチフ
ィラメントの破断強度の水準は、9.5〜10.5 g
/ dである。
ィラメントの破断強度の水準は、9.5〜10.5 g
/ dである。
特開昭59 − 9209号公報に破断強度が1 0
g/d以上のポリへキサメチレンアジパξドのマルチフ
ィラメントが開示されている。この方法は、紡糸速度が
低いほど、高強度が達威しやすい方法で、紡糸速度に限
界があり、この方法では生産性の向上は望めない。
g/d以上のポリへキサメチレンアジパξドのマルチフ
ィラメントが開示されている。この方法は、紡糸速度が
低いほど、高強度が達威しやすい方法で、紡糸速度に限
界があり、この方法では生産性の向上は望めない。
ポリアミドの溶融紡糸においては、ポリアξドの結晶化
速度が大きいことから、未延伸糸が30%前後の結晶化
度を有す。また、結晶の中でも球昌が生成することが避
けられない。未延伸糸中の球晶は延伸後の繊維の強伸度
吻性を低下させることが古くから知られている。球晶発
生を抑制するのに冷却風速、風量を大きくすることが有
効であるが、糸揺れが激しくフィラメント間の密着が増
えるあるいは均一冷却が行なわれないという障害を伴な
い、工業的に採用することは不可能である。
速度が大きいことから、未延伸糸が30%前後の結晶化
度を有す。また、結晶の中でも球昌が生成することが避
けられない。未延伸糸中の球晶は延伸後の繊維の強伸度
吻性を低下させることが古くから知られている。球晶発
生を抑制するのに冷却風速、風量を大きくすることが有
効であるが、糸揺れが激しくフィラメント間の密着が増
えるあるいは均一冷却が行なわれないという障害を伴な
い、工業的に採用することは不可能である。
特開昭63−134015号公報に、紡口直下に加圧室
を設けて、その加圧室に熔融ポリアミドを押出し、加圧
下で冷却、紡糸することによって球晶の発生を抑制する
方法が開示されている。しかし、加圧室を紡口下に設け
るのは極めて設備の増大を招き且糸掛け操作などの操作
性を極めて悪くする。したがって、この方法を工業的に
採用することは困難である. 特開昭63−50519号公報には、高分子量のポリへ
キサメチレンへキサミドを1500m/分以上の高速紡
糸し、延伸するという方法が開示されている。
を設けて、その加圧室に熔融ポリアミドを押出し、加圧
下で冷却、紡糸することによって球晶の発生を抑制する
方法が開示されている。しかし、加圧室を紡口下に設け
るのは極めて設備の増大を招き且糸掛け操作などの操作
性を極めて悪くする。したがって、この方法を工業的に
採用することは困難である. 特開昭63−50519号公報には、高分子量のポリへ
キサメチレンへキサミドを1500m/分以上の高速紡
糸し、延伸するという方法が開示されている。
この方法では、延伸繊維の耐疲労性は大きく向上するが
、強度が低速紡糸の場合よりも大きく下がり、9g/d
以上の強度は得られないことも記載されている. 特開昭62−133109号公報においてはポリカブラ
ξドの高速紡糸によって、Log/d以上の高強度が得
られたことが開示されている。この先行例では、ポリマ
ー中の異物の除去を徹底して行ない、延伸方法を工夫す
ることなどによって高強度を達成している.この方法で
は、10μ以下の細孔を有するフィルターが必要である
ため、紡糸機の運転を止めてたびたびフィルターの交換
が必要で、極めて非能率である。
、強度が低速紡糸の場合よりも大きく下がり、9g/d
以上の強度は得られないことも記載されている. 特開昭62−133109号公報においてはポリカブラ
ξドの高速紡糸によって、Log/d以上の高強度が得
られたことが開示されている。この先行例では、ポリマ
ー中の異物の除去を徹底して行ない、延伸方法を工夫す
ることなどによって高強度を達成している.この方法で
は、10μ以下の細孔を有するフィルターが必要である
ため、紡糸機の運転を止めてたびたびフィルターの交換
が必要で、極めて非能率である。
本発明の目的は現在ポリアミドタイヤコードとして使用
されている9.5〜11.0/ dの強度を有する高強
度ポリアミドマルチフィラメントを、今よりはるかに高
生産性すなわち高速紡糸で得る製造方法の提供にある。
されている9.5〜11.0/ dの強度を有する高強
度ポリアミドマルチフィラメントを、今よりはるかに高
生産性すなわち高速紡糸で得る製造方法の提供にある。
すなわち、高分子量ボリアミドの溶融紡糸において、高
速紡糸しても未延伸糸中の球晶発生を抑制し、その結果
、延伸後において9. 5 g / d以上の高強度を
示すポリアξドマルチフィラメントの製造方法の提供に
ある。
速紡糸しても未延伸糸中の球晶発生を抑制し、その結果
、延伸後において9. 5 g / d以上の高強度を
示すポリアξドマルチフィラメントの製造方法の提供に
ある。
この目的を達威するために本発明者らは鋭意研究した結
果、紡出直後のフィラメントを水性液に接触させて冷却
することが球晶発生抑制に有効であることを見出し本発
明に到達した。
果、紡出直後のフィラメントを水性液に接触させて冷却
することが球晶発生抑制に有効であることを見出し本発
明に到達した。
本発明の目的は溶融紡糸法とそれに続く延伸法で高強度
ポリアミドマルチフィラメントを製造する際に、蟻酸相
対粘度が70以上のボリアミドを使用し、紡出後のフィ
ラメントを水性液で冷却し、且つ1000m / n+
in以上の速度で引取ることを特徴とする高強度ポリア
ミドマルチフィラメントの製造方法によって達威される
。
ポリアミドマルチフィラメントを製造する際に、蟻酸相
対粘度が70以上のボリアミドを使用し、紡出後のフィ
ラメントを水性液で冷却し、且つ1000m / n+
in以上の速度で引取ることを特徴とする高強度ポリア
ミドマルチフィラメントの製造方法によって達威される
。
本発明においては、使用するボリアミドの蟻酸相対粘度
が70以上であることを要し、70未満では本発明の冷
却法を適用しても、冷却風による冷却の場合とマルチフ
ィラメントの強度に大差がない。蟻酸相対粘度の好まし
い範囲は80〜150で、更に好ましい範囲は90〜1
40である。
が70以上であることを要し、70未満では本発明の冷
却法を適用しても、冷却風による冷却の場合とマルチフ
ィラメントの強度に大差がない。蟻酸相対粘度の好まし
い範囲は80〜150で、更に好ましい範囲は90〜1
40である。
本発明においては紡出後のフィラメントを水性液によっ
て冷却することを要する。もし水性液でなければすなわ
ち冷却風による冷却では球晶の抑制が不可能であり、ま
たはフィラメント同志の衝突による密着を避けることが
できない。水性液による冷却はフィラメント紡出直後の
高温時が良く、冷却位置が紡口表面より遠いほど効果が
薄くなる。
て冷却することを要する。もし水性液でなければすなわ
ち冷却風による冷却では球晶の抑制が不可能であり、ま
たはフィラメント同志の衝突による密着を避けることが
できない。水性液による冷却はフィラメント紡出直後の
高温時が良く、冷却位置が紡口表面より遠いほど効果が
薄くなる。
ここでいう水性液とは水を主或分とする液体を意味し、
水性液には仕上げ剤、溶媒、種々の添加剤が含まれてい
ても良い。
水性液には仕上げ剤、溶媒、種々の添加剤が含まれてい
ても良い。
本発明においては、未延伸糸の引取速度は1000m/
分以上でなければならない。1000m/分未満では、
現在工業的に行なわれている、引取速度500〜600
m/分に対して飛躍的な生産性向上はない。生産性のみ
の観点から見れば、高速など良いが、強度は速度が大き
いほど小さくなるので、好ましい引取速度の範囲は1
, 500〜3,000m/分で更に好ましくはt.s
oo〜2,5QOm/分である.本発明で用いられるポ
リアミドは溶融紡糸可能なものであれば何でも良く、ポ
リヘキサメチレンアジパミド(ナイロン66)、ポリカ
プラミド(ナイロン6)、ポリテトラメチレンアジパミ
ド(ナイロン46)が経済的見地および性能の面から好
ましい.また、ポリアミドには、触媒、安定剤、つや消
剤などの添加剤が含有されていても良い。
分以上でなければならない。1000m/分未満では、
現在工業的に行なわれている、引取速度500〜600
m/分に対して飛躍的な生産性向上はない。生産性のみ
の観点から見れば、高速など良いが、強度は速度が大き
いほど小さくなるので、好ましい引取速度の範囲は1
, 500〜3,000m/分で更に好ましくはt.s
oo〜2,5QOm/分である.本発明で用いられるポ
リアミドは溶融紡糸可能なものであれば何でも良く、ポ
リヘキサメチレンアジパミド(ナイロン66)、ポリカ
プラミド(ナイロン6)、ポリテトラメチレンアジパミ
ド(ナイロン46)が経済的見地および性能の面から好
ましい.また、ポリアミドには、触媒、安定剤、つや消
剤などの添加剤が含有されていても良い。
本発明でいう蟻酸相対粘度とは、ポリマー濃度8.4重
量%になるようにボリマーを90%蟻酸に溶解させた時
に、その溶液の25゜Cにおける相対粘度であり、次式
に従って計算する。
量%になるようにボリマーを90%蟻酸に溶解させた時
に、その溶液の25゜Cにおける相対粘度であり、次式
に従って計算する。
蟻酸相対粘度= t / t o
t:ポリマー溶液の落下時間
t0 :蟻酸の落下時間
またこれらのボリアミドの製法は公知の重合方法で良く
、高い蟻酸相対粘度のボリアミドが得られることから、
溶融重合一固相重合の2段階法を用いると好ましい。
、高い蟻酸相対粘度のボリアミドが得られることから、
溶融重合一固相重合の2段階法を用いると好ましい。
本発明における溶融紡糸法において、冷却区域以外は公
知の方法を用いればよい。紡糸後のフィラメントを水性
液で冷却する方法として、第1図に例示するノズル方式
、第2図に例示するロール方式、第3図に例示する浸積
方式等を用いることができる。これらの中で水性液を定
量的に供給出来るノズル方式が好ましい。
知の方法を用いればよい。紡糸後のフィラメントを水性
液で冷却する方法として、第1図に例示するノズル方式
、第2図に例示するロール方式、第3図に例示する浸積
方式等を用いることができる。これらの中で水性液を定
量的に供給出来るノズル方式が好ましい。
本発明においては、未延伸糸の引取速度は引取りゴデッ
トロールの周速または巻取機の巻取速度を変えることで
調節する。
トロールの周速または巻取機の巻取速度を変えることで
調節する。
また、溶融紡糸の際には、フィラメントの配向を緩和す
る目的で綴糸口金下に加熱筒を設けることもできる。
る目的で綴糸口金下に加熱筒を設けることもできる。
第4図に本発明のフィラメントを製造する際に用いられ
る溶融紡糸機の一例の概略図を示す。この場合は水性液
供給ノズル15で水性液を供給し、引取ゴデットロール
を18で引取速度を調節する。
る溶融紡糸機の一例の概略図を示す。この場合は水性液
供給ノズル15で水性液を供給し、引取ゴデットロール
を18で引取速度を調節する。
本発明においては、未延伸糸中の球晶の状態は単糸の断
面または側面を偏光顕微鏡で観察することによって行う
ことができる。
面または側面を偏光顕微鏡で観察することによって行う
ことができる。
本発明における未延伸糸の延伸は公知の方法で良い。す
なわち、紡糸に連続して延伸する直接紡糸延伸法、一旦
未延伸糸を巻取って、その後に延伸機によって延伸する
方法のいずれでも良い。前者の方がより高い強度が得ら
れるので好ましい。
なわち、紡糸に連続して延伸する直接紡糸延伸法、一旦
未延伸糸を巻取って、その後に延伸機によって延伸する
方法のいずれでも良い。前者の方がより高い強度が得ら
れるので好ましい。
また、より高強度のマルチフィラメントを得るには、多
段延伸を行なうのが良い。
段延伸を行なうのが良い。
以下実施例により本発明を詳述する。
酢酸銅80ppll1、沃化カリウム1850ppmを
含む蟻酸相対粘度80のナイロン66のペレットを用意
し、第4図に示す紡糸機を用いて水性液のみで冷却しな
がら紡糸した(実施例l)。水性液は20重量%の仕上
げ剤を含み、室温で付与した。
含む蟻酸相対粘度80のナイロン66のペレットを用意
し、第4図に示す紡糸機を用いて水性液のみで冷却しな
がら紡糸した(実施例l)。水性液は20重量%の仕上
げ剤を含み、室温で付与した。
また、同し紡糸機を用いて、冷却条件以外は全く上の条
件と同じ条件で、冷却風冷却による紡糸を行ない未延伸
糸を得た。(比較例1) 実施例1および比較例1の紡糸条件を第1表に示す。ま
た得られた未延伸糸の物性を第2表に示す。
件と同じ条件で、冷却風冷却による紡糸を行ない未延伸
糸を得た。(比較例1) 実施例1および比較例1の紡糸条件を第1表に示す。ま
た得られた未延伸糸の物性を第2表に示す。
得られた未延伸糸を第5図に示す試験用定荷重型延伸機
を用いて多段延伸を行なった。この延伸機ではヒータ2
2で延伸温度を設定し、分銅23で延伸k4iを設定す
ることができ、ヒータ上下台24を上下動することによ
り加熱延伸を行うことができる。又ヒータ温度および荷
重を変えることによって多段延伸が可能である。すなわ
ちフィラメントの最下端からヒータを動かし、最下端ま
で達すると再び、ヒータを最下端まで下降させ、回の延
伸とした。同種未延伸糸について5点の延伸テストを行
なった。その時の延伸条件を第3表に示す。
を用いて多段延伸を行なった。この延伸機ではヒータ2
2で延伸温度を設定し、分銅23で延伸k4iを設定す
ることができ、ヒータ上下台24を上下動することによ
り加熱延伸を行うことができる。又ヒータ温度および荷
重を変えることによって多段延伸が可能である。すなわ
ちフィラメントの最下端からヒータを動かし、最下端ま
で達すると再び、ヒータを最下端まで下降させ、回の延
伸とした。同種未延伸糸について5点の延伸テストを行
なった。その時の延伸条件を第3表に示す。
第4表、第5表、にそれぞれ実施例1、および比較例1
の延伸糸物性を示す。
の延伸糸物性を示す。
水冷紡糸を行なった実施例lの延伸糸は12g/d以上
の強度を示し、空冷紡糸を行なった比較例lの延伸糸の
強度より、はるかに高いという結果になっている。
の強度を示し、空冷紡糸を行なった比較例lの延伸糸の
強度より、はるかに高いという結果になっている。
第2表
未延伸糸物性
第
3
表
水性液付与位置は紡糸口金面からの距離第4表
第5表
実施例1手の延伸糸物性
比較例1主の延伸糸物性
〔発明の効果〕
本発明の方法によって高速紡糸においても未延伸糸中の
球晶発生を抑制出来た.その結果、高速紡糸においても
、9.5〜11.0 g / dの強度のポリアミドマ
ルチフィラメントが得られ、タイヤコード用高強度ボリ
ア竃ドマルチフィラメントが極めて高生産性で生産でき
るようになった。
球晶発生を抑制出来た.その結果、高速紡糸においても
、9.5〜11.0 g / dの強度のポリアミドマ
ルチフィラメントが得られ、タイヤコード用高強度ボリ
ア竃ドマルチフィラメントが極めて高生産性で生産でき
るようになった。
第1図〜第3図は各種水性液冷却方法を説明する略示正
面図であり、第1図はノズル方式、第2図はロール方式
、第3図は浸漬式をそれぞれ示し、第4図は本発明のフ
ィラメントの製造に用いられる溶融紡糸機の一例を示す
略示正面図であり、第5図は実施例で用いた定荷重型延
伸機の略示図である. l・・・紡糸フィラメント、2・・・水性液付与ノズル
、3・・・水性液供給管、 4・・・水性液供給ロー
ル、5・・・水性液、 6・・・水性液槽、7
・・・変向ローラ、 8・・・引取りローラ、9
・・・スピンヘッド、 lO・・・紡糸口金、l1
・・・加熱筒、 12・・・冷却風吹出面、1
3a,13b・・・引取りゴデソトロール、14・・・
巻取機、 20・・・チャック、21・・・未
延伸糸、 22・・・ヒータ、23・・・分銅、
24・・・ヒータ上下台、25・・・スラ
イダック。
面図であり、第1図はノズル方式、第2図はロール方式
、第3図は浸漬式をそれぞれ示し、第4図は本発明のフ
ィラメントの製造に用いられる溶融紡糸機の一例を示す
略示正面図であり、第5図は実施例で用いた定荷重型延
伸機の略示図である. l・・・紡糸フィラメント、2・・・水性液付与ノズル
、3・・・水性液供給管、 4・・・水性液供給ロー
ル、5・・・水性液、 6・・・水性液槽、7
・・・変向ローラ、 8・・・引取りローラ、9
・・・スピンヘッド、 lO・・・紡糸口金、l1
・・・加熱筒、 12・・・冷却風吹出面、1
3a,13b・・・引取りゴデソトロール、14・・・
巻取機、 20・・・チャック、21・・・未
延伸糸、 22・・・ヒータ、23・・・分銅、
24・・・ヒータ上下台、25・・・スラ
イダック。
Claims (1)
- 1、溶融紡糸法とそれに続く延伸法で高強度ポリアミド
マルチフィラメントを製造する際に、蟻酸相対粘度が7
0以上のポリアミドを使用し、紡出後のフィラメントを
水性液で冷却し、且つ1000m/min以上の速度で
引取ることを特徴とする高強度ポリアミドマルチフィラ
メントの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1145144A JP2967997B2 (ja) | 1989-06-09 | 1989-06-09 | ポリアミドマルチフィラメントの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1145144A JP2967997B2 (ja) | 1989-06-09 | 1989-06-09 | ポリアミドマルチフィラメントの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0314615A true JPH0314615A (ja) | 1991-01-23 |
JP2967997B2 JP2967997B2 (ja) | 1999-10-25 |
Family
ID=15378435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP1145144A Expired - Fee Related JP2967997B2 (ja) | 1989-06-09 | 1989-06-09 | ポリアミドマルチフィラメントの製造方法 |
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