JPH0314421Y2 - - Google Patents

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JPH0314421Y2
JPH0314421Y2 JP1986124990U JP12499086U JPH0314421Y2 JP H0314421 Y2 JPH0314421 Y2 JP H0314421Y2 JP 1986124990 U JP1986124990 U JP 1986124990U JP 12499086 U JP12499086 U JP 12499086U JP H0314421 Y2 JPH0314421 Y2 JP H0314421Y2
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JP
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armrest
rest part
rest
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door
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JP1986124990U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は高さ調整可能な自動車ドア用アームレ
ストに関する。
〔従来の技術〕
自動車ドアに付設するアームレストにおいては
ドライバの体格或は好みに応じてその高さを可変
できるようにした調整式のアームレストも提案さ
れている。
従来のこの種アームレストは専ら単一のアーム
レストを上下方向へ平行移動することによつてそ
の高さを調整するもので、平行移動するリンク機
構によつて構成されるものとガイドを利用したス
ライド機構によつて構成されるものがある。リン
ク機構を利用したものとしては例えば実開昭57−
166947号公報、実開昭57−171935号公報で開示さ
れ、前者は単一のアームレストを前後一対の旋回
アームによつて支持し、この旋回アームを回転さ
せてアームレストを上下に位置変更する。また後
者はクロスアームの上端に単一のアームレストを
ガイドレールとガイドローラを介して支持し、こ
のクロスアームの交差点を回転させることによつ
てアームレストの高さを変更する。他方、スライ
ド機構を利用したものとしては例えば実開昭60−
67247号公報で開示され、これはドア内板等にア
ームレスト取付用ボルトを受容する長孔を設け、
この長孔に沿つてアームレストの高さを変更でき
るようにしたものである。
しかし、これらのアームレストはいずれも構造
が複雑となり、内装を形成する上で好ましくない
とともに、故障しやすく、コスト高になる。しか
も、単一のアームレストを移動する形式のため、
単なる位置変更に過ぎず、多様性に欠けるという
問題がある。
一方、回動形式により高さ変更できるアームレ
ストも、例えば、実開昭57−170329号公報で知ら
れている。同公報開示のアームレストはシート側
方のインナパネルに下側壁が水平をなす凹部を設
け、該凹部の下部にほぼ直方体のアームレストを
配設し、該アームレストを前記凹部の下側稜線に
沿つて車体に設けた支軸に枢支せしめ、アームレ
ストの回動により、高低二位置をとれるようにし
たものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、回動形式による従来のアームレストは
次のような問題点がある。
第一に、インナパネルに凹部を要するなど、ド
アパネルの形状を大幅に変更する必要があり、特
に、ドア側の構造及び形状が著しく煩雑化する。
第二にアームレストは単なる立方体状に形成す
るとともに、ドア面に平行な支軸を支点として回
動するため、ドア面からのアームレストの突出幅
が、高さの変更位置によつて変化し、使い勝手が
悪くなるとともに、高さの調整範囲(変更範囲)
も大きく制限される。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上述した従来技術に存在する問題点を
一掃した自動車ドア用アームレストの提供を目的
とするもので、以下に示すアームレストによつて
達成される。
即ち、本考案に係るアームレスト1は、第一レ
スト部3及び第二レスト部4によりLの字形に一
体形成し、かつ各レスト部3,4の双方を自動車
のドア面5に対向させて配したアームレスト本体
2と、ドア面5に垂直に設け、かつ第一レスト部
3の所定位置を回動自在に支持する支軸12と、
第一レスト部3又は第二レスト部4が水平状態の
ときにアームレスト本体2側とドア面5側を固定
可能なストツパ機構6を備えることを特徴とす
る。この場合、ストツパ機構6は、アームレスト
本体2に設けた規制ピン13と、ドア面5に設
け、かつ第一レスト部3が水平状態のときに規制
ピン13に係止する受座15aと、アームレスト
本体2に設けたロツク機構14と、ドア面5に設
け、かつ第二レスト部4が水平状態のときに前記
ロツク機構14によりロツク可能なロツクピン1
6により構成できる。
〔作用〕
次に、本考案の作用を説明する。
本考案に係るアームレスト1はアームレスト本
体2を例えばLの字形に形成してなるため、ドア
面5に対する回動位置を各レスト部の交差部以外
に選定し、各レスト部3と4が水平位置になるよ
うにアームレスト本体2を矢印H方向へ所定角度
(90度回)転させれば各レスト部3と4の高さを
異ならせて使用することができる。
〔実施例〕
以下には本考案に係る好適な実施例を図面に基
づき詳細に説明する。
第1図は本考案に係るアームレストの斜視図、
第2図は同アームレストを付設した自動車ドアの
内面図、第3図は同アームレストにおけるストツ
パ機構の構成図、第4図は第3図中A−A線断面
図、第5図は同ストツパ機構の円B部の拡大図で
ある。
まず、本考案に係るアームレストの構造につい
て説明する。
第1図のように本アームレスト1は全体をLの
字形に形成したアームレスト本体2を備え、この
アームレスト本体2は相互に直角位置関係をなす
第一レスト部3と第二レスト部4からなる。各レ
スト部3と4は所定の厚みをもたせることによ
り、少なくともレスト面3a,4a、さらに必要
に応じてレスト面4a−2を形成する。なお、各
レスト部3と4はそれぞれ長さを異ならせたり、
或は硬さを異ならせることができる。
また、アームレスト本体2は第2図のように自
動車ドア11のドア面5に第一レスト部3の先端
近傍を支軸12(第3図)によつて回動自在に取
り付け、少なくとも第一レスト部3と第二レスト
部4が水平位置、つまり、90度範囲にわたつて回
転できるようにする。
次に、第3図〜第5図を参照してさらに具体的
構造について説明する。
まず、アームレスト本体2においてドア面5に
対向する裏面であつてレスト部3と4の交差部に
は第4図に示す規制ピン13を設ける。また、第
二レスト部4の先端付近にはロツク機構14を設
ける。一方、ドア面5には第一レスト部3と第二
レスト部4をそれぞれ水平位置にしたときに前記
規制ピン13を受けて係止する受座15a,15
bを設ける。この受座15bは第二レスト部4を
水平位置にしたとき反時計方向(第3図)への回
動を規制し、かつ手前に動かないように保持する
とともに、他方の受座15aは第一レスト部3を
水平位置にしたとき時計方向(同図)への回動を
規制し、かつ手前に動かないように保持する。
また、ドア面5には第二レスト部4を水平位置
にした際にロツク機構14に係止するロツクピン
16を設ける。なお、ロツク機構14は第5図に
示すように公知のフオーク式ロツク機構を構成
し、ロツクピン16を保持又は解放するラツチ1
7と、このラツチ17の回動を規制するデイテン
トレバー18を備える。このデイテントレバー1
8の上端は操作部18sとなつて第1図のように
第二レスト部4の上面に突出する。よつて、第二
レスト部4を水平位置にしたときは第5図実線の
ようにラツチ17がロツクピン16を保持すると
ともに、この位置でデイテントレバー18と係止
し、第二レスト部4自らが固定される。また、デ
イテントレバー18を仮想線のように変位させ、
対ラツチ17との係止を解除すればスプリング1
9の作用でラツチ17が回動し、ロツクピン16
を解放してロツクを解除する。以上、規制ピン1
3、受座15a,15b、ロツクピン16、ロツ
ク機構14はストツパ機構6を構成する。なお、
第5図において20はデイテントレバー18を付
勢するスプリング、21はロツクピン16の補強
用ピンを示す。また、第3図において22はアー
ムレスト本体2の回動時に受座15aを通す溝を
示す。
次に、本考案に係るアームレスト1の機能及び
使用方法について説明する。
まず、第一レスト部3を使用する場合には、当
該第一レスト部3が水平位置となるように第3図
仮想線のようにセツトする。この際、規制ピン1
3は受座15aに係止し、アームレスト本体2は
自重によつて固定される。
他方、第二レスト部4を使用する場合には、こ
の状態からアームレスト本体2をそのまま持ち上
げれば、支軸12を中心に回動し、90度回転した
位置で第二レスト部4が水平位置となる(同図実
線)。この際、規制ピン13は受座15bに係止
するとともに、ロツクピン16にロツク機構14
のラツチ17が係止して固定される。
なお、この状態から第一レスト部3を使用する
場合には操作部18sを操作し、ロツク機構14
のロツクを解除するのみでよく、アームレスト本
体2は自重で下がり、自動的に第一レスト部3が
水平位置にセツトされる。このように、レスト部
の切り換えも極めて容易に行うことができる。
ところで、本考案に係るアームレスト1は支軸
12を任意の位置へ配することができる。しか
し、第一レスト部3の先端に配することにより、
第一レスト部3と第二レスト部4の段差を最も大
きくできる。したがつて、第2図のように、第一
レスト部3は通常使用におけるアームレストとと
し、他方第二レスト部4はウインドガラス近傍ま
で上げることによつて窓用レストに使用できる。
これにより、ウインドガラスを全開した際にガラ
ス上端がドア上縁より若干突出する車両において
もひじを載せられない不具合を解消できる。
また、第6図のように支軸12を第一レスト部
3の中間点に配せば第一レスト部3と第二レスト
部4の段差をより小さくでき、さらに第二レスト
部4を本来の水平位置から180度反転させ仮想線
4pのように位置させれば三段階の高さ調整を行
うことができる。さらにまた、支軸12をアーム
レスト本体2に対し、位置調整できるように取付
れば、より細かく高さ調整を行うことができる。
以上、実施例について詳細に説明したが、本考
案はこのような実施例に限定されるものではな
い。例えばアームレスト本体はLの字形であつて
も二つのレスト部の交差角度は任意の角度に設定
できる。また、他の形状である三角形に形成し、
三辺を三つのレスト部に使用してもよく、アーム
レスト本体の形状は任意に応用可能である。さら
にまた、ストツパ機構は例示の他、支軸12自身
へ設ける等の任意公知手段を利用できる。
〔考案の効果〕
このように、本考案に係る自動車ドア用アーム
レストは、第一レスト部及び第二レスト部により
Lの字形に一体形成し、かつ各レスト部の双方を
自動車のドア面に対向させて配したアームレスト
本体を備え、第一レスト部又は第二レスト部を水
平状態のときにアームレスト本体側とドア面側を
固定できるように構成したため、次のような顕著
な効果を奏する。
ドア面における凹部が不要となるなど、ドア
面の変更を必要としないため、構造の簡易化、
低コスト化が図れるとともに、内装を損なうこ
ともない。また、既存の自動車(ドア)にも付
設できる。
アームレスト本体はドアの面に垂直な支軸を
支点として回動するため、ドア面からの突出幅
が高さの変更位置に左右されることなく一定と
なり、良好な使い勝手を得る。
アームレスト本体の高さ調整範囲(変更範
囲)は制限されることなく大きくとれるととも
に、前後方向における長さ変更及び位置変更も
可能になるなど、多様性に優れる。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案に係るアームレストの斜視図、
第2図:同アームレストを付設した自動車ドアの
内面図、第3図:同アームレストにおけるストツ
パ機構の構成図、第4図:第3図中A−A線断面
図、第5図:同アームレストにおけるストツパ機
構の円B部の拡大図、第6図:同アームレストの
支軸の位置を変更した場合の模式的側面図。 尚図面中、1……アームレスト、2……アーム
レスト本体、3……第一レスト部、4……第二レ
スト部、5……自動車ドア面、6……ストツパ機
構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 〔1〕 第一レスト部3及び第二レスト部4によ
    りLの字形に一体形成し、かつ各レスト部3,
    4の双方を自動車のドア面5に対向させて配し
    たアームレスト本体2と、ドア面5に垂直に設
    け、かつ第一レスト部3の所定位置を回動自在
    に支持する支軸12と、第一レスト部3又は第
    二レスト部4が水平状態のときにアームレスト
    本体2側とドア面5側を固定可能なストツパ機
    構6を備えてなることを特徴とする自動車ドア
    用アームレスト。 〔2〕 ストツパ機構6は、アームレスト本体2
    に設けた規制ピン13と、ドア面5に設け、か
    つ第一レスト部3が水平状態のときに規制ピン
    13に係止する受座15aと、アームレスト本
    体2に設けたロツク機構14と、ドア面5に設
    け、かつ第二レスト部4が水平状態のときに前
    記ロツク機構14によりロツク可能なロツクピ
    ン16を備えてなることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の自動車ドア用アー
    ムレスト。
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