JP2582622Y2 - 車輌用の肘掛け - Google Patents

車輌用の肘掛け

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JP2582622Y2
JP2582622Y2 JP1992055197U JP5519792U JP2582622Y2 JP 2582622 Y2 JP2582622 Y2 JP 2582622Y2 JP 1992055197 U JP1992055197 U JP 1992055197U JP 5519792 U JP5519792 U JP 5519792U JP 2582622 Y2 JP2582622 Y2 JP 2582622Y2
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armrest
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JP1992055197U
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知男 上野
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Showa Aircraft Industry Co Ltd
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Showa Aircraft Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車輌用の肘掛けに関す
る。すなわち、乗用車やトラック等の車輌のドアにおい
て、窓の下位に設けられる肘掛けに関するものである。
【0002】
【従来の技術】車輌のドアにおいて、窓の下位のインナ
ーパネルの車内側には、アームレストが突出固定されて
おり、肘を乗せ腕を休めるために使用されている。しか
しこのアームレストは、従来より突出位置が固定されて
おり、視界確保のため一般に低い位置にあるので、渋滞
時等においては、より上位の開放された窓の窓枠の下縁
に、肘を乗せて肘を掛け、腕を休めることも多々行われ
ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。まず第
1に、従来のアームレストは、上述したように低い位置
に固定されていたので、渋滞時等において肘を乗せ腕を
休めるためには、低過ぎるという難点があった。第2
に、そこでこのような場合には、上述したように代わり
に窓を開放して、窓枠の下縁に肘を乗せ肘を掛けること
も行われていた。しかしながら、この窓枠の下縁は、イ
ンナーパネル,アウターパネル,下降収納された窓ガラ
ス等の上辺で形成されているので、これらの凹凸により
肘や腕が痛くなり、結局、腕を休めることができなくな
る、という難点があった。
【0004】本考案は、このような実情に鑑み、上記従
来例の問題点を解決すべくなされたものであって、ドア
の窓の下位に肘掛けを設けると共に、この肘掛けを左右
方向に180度回動移動可能とし、インナーパネルに固
定されたアームレスト上に載せられる下方位置と、イン
ナーパネル,アウターパネル,下降収納された窓ガラス
等上に載せられる上方位置と、に回動移動可能としたこ
とにより、第1に、低過ぎず適当な高さで、腕を休める
ことが可能となると共に、第2に、その際に肘や腕が痛
くなることも防止される、車輌用の肘掛けを提案するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本考
案の技術的手段は、次のとおりである。すなわち、この
車輌用の肘掛けは、車輌のドアにおいて、窓の下位に設
けられる。まず前提として、該ドアは上部に、窓枠にて
囲まれた窓を備え、該窓には、上下開閉式に窓ガラスが
配されており、又、該ドアは下部に、該窓ガラスを下降
収納可能な間隙空間を存しつつ、インナーパネルとアウ
ターパネルとが対向して配されており、かつ、該インナ
ーパネルの車内側にはアームレストが突出固定され、該
アームレストは、窓枠の下縁よりかなり下位の高さ位置
にある。そして該肘掛けは、断面が略L字状をなし、基
端が、該ドアのインナーパネル側にピンにて回動可能に
取り付けられており、自由端部が、該ドアのインナーパ
ネルから突出固定された該アームレスト上に載せられる
下方位置と、該窓の開放時に該ドアのインナーパネル,
アウターパネル,下降収納された窓ガラス等の上に載せ
られる上方位置とに、回動移動可能となっている。
【0006】もって該肘掛けは、該自由端部の両面がマ
ットで覆われると共に、該基端のピンを中心に、全体的
に左右方向に180度回動移動可能である。そして、該
肘掛けは常時は、該基端を上に該自由端部を下にした下
方位置にあり、該アームレスト上に載せられた該自由端
部上に、肘を乗せることが可能となっている。又、該肘
掛けは、該窓ガラスを該インナーパネルとアウターパネ
ル間の間隙空間内に下降収納させることにより、該窓を
開放した際は、該基端を下に該自由端部を上にした上方
位置に回動移動可能である。その際、窓枠の下縁は、該
インナーパネル,アウターパネル,下降収納された窓ガ
ラス等の上辺で形成されており、凹凸が存するが、この
凹凸が該肘掛けの自由端部で覆われると共に、該自由端
部上に肘を乗せることが可能となっている。更にその
際、より下位の該アームレスト上に、肘を乗せることも
可能となっていること、を特徴とする。
【0007】
【作用】本考案は、このような手段よりなるので、次の
ごとく作用する。この車輌用の肘掛けは、断面が略L字
状をなすと共にドアの窓の下位に設けられており、その
自由端部が、基端のピンを中心に左右方向に180度回
動移動可能であり、下方位置と上方位置とに回動移動可
能となっている。そこで、この肘掛けは、常時は、基端
を上に自由端部を下にした下方位置にあり、自由端部
が、ドアのインナーパネルに突出固定されたアームレス
ト上に載せられており、適宜、マットで覆われたその上
に肘を乗せ肘を掛けることが可能である。次に、この肘
掛けは、渋滞時等において、窓ガラスを下降収納させ窓
を開放してから、基端を下に自由端部を上にした上方位
置に回動移動可能である。そして、その際この肘掛け
は、その自由端部が、ドアのインナーパネル,アウター
パネル,下降収納された窓ガラス等の上に載せられる。
もって、このように上方位置をとる肘掛けのマットで覆
われた自由端部上に、肘を乗せ肘を掛けることが可能と
なっている。
【0008】そこで、この肘掛けを用いると、次のよう
になる。第1に、渋滞時等において、上方位置をとる肘
掛けの自由端部上に、肘を乗せ肘を掛けることにより、
低過ぎない適当な高さで、腕を休めることができるよう
になる。なおこれによらず、適宜、より下位のアームレ
スト上に、肘を乗せ肘を掛けて腕を休めることも可能で
ある。第2に、このように上方位置をとる肘掛けの自由
端部上に肘を掛けた際、インナーパネル,アウターパネ
ル,下降収納された窓ガラス等の上辺、つまり窓枠の下
縁の凹凸は、肘掛けの自由端部にて覆われている。そこ
で、これらが肘や腕に直接当たるようなことはなく、肘
や腕が痛くなることは防止される。
【0009】
【実施例】以下本考案を、図面に示すその実施例に基づ
いて、詳細に説明する。図1は、本考案の実施例の縦断
面図であり、図2は、車内側から見た同実施例の概略斜
視図である。乗用車やトラック等の車輌のドア1、例え
ば運転席のドア1は、上部に窓枠2にて囲まれた窓3を
備え、窓3には、上下開閉式に窓ガラス4が配されてい
る。ドア1の下部には、窓ガラス4を下降収納可能な間
隙空間を存しつつ、インナーパネル5とアウターパネル
6とが対向して配されている。インナーパネル5の車内
側には、アームレスト7が突出固定されており、その高
さ位置は、窓枠2の下縁よりかなり下位となっている。
【0010】さて肘掛け8は、ドア1の窓3の下位に設
けられており、断面が略L字状をなすように折曲形成さ
れ、例えば樹脂板製よりなる。そしてその基端9が、ド
ア1のインナーパネル5側に、水平の回動軸であるピン
10にて、180度左右方向に回動移動可能に取り付け
られている。このような肘掛け8の自由端部11の両面
は、弾性を備えたフラットなマット12で、覆われてい
る。そして肘掛け8は、その自由端部11が、ドア1の
インナーパネル5から突出固定されたアームレスト7上
に載せられる図中実線表示の下方位置Aと、窓3の開放
時つまり窓ガラス4が下降収納された時に、ドア1のイ
ンナーパネル5,アウターパネル6,下降収納された窓
ガラス4等の上に載せられる図中想像線表示の上方位置
Bとに、回動移動可能となっている。なお、図中13は
ガラスランであり、このガラスラン13は、インナーパ
ネル5とアウターパネル6の上辺にて形成された窓枠2
の下縁に、植設されている。
【0011】本考案は、以上説明したように構成されて
いる。そこで以下のようになる。この車輌用の肘掛け8
は、ドア1の窓3の下位に設けられており、その自由端
部11が、基端9のピン10を中心に、図中実線表示の
下方位置Aと図中想像線表示の上方位置Bとに、左右方
向に180度回動移動可能となっている。
【0012】そして、この肘掛け8は、常時は、基端9
を上に自由端部11を下にした下方位置Aにあり、自由
端部11が、ドア1のインナーパネル5のアームレスト
7上に載せられており、マット12で覆われたその上
に、適宜、肘を乗せ肘を掛けることが可能である。又、
この肘掛け8は、渋滞時等において、窓ガラス4を下降
収納させて窓3を開放してから、基端9を下に自由端部
11を上にした上方位置Bに回動移動され、その自由端
部11が、ドア1のインナーパネル5,アウターパネル
6,ガラスラン13,下降収納された窓ガラス4等の上
に載せられる。そして、このように上方位置Bをとる肘
掛け8のマット12で覆われた自由端部11上に、肘を
乗せ肘を掛けることが可能となっている。
【0013】さてそこで、この肘掛け8を用いると、次
の第1,第2のようになる。第1に、渋滞時等におい
て、上方位置Bをとる肘掛け8の自由端部11上に、肘
を乗せ肘を掛けることにより、この種従来例のように低
過ぎない適当な高さで、腕を休めることができるように
なる。なおこれによらず、適宜、より下位のアームレス
ト7上に、肘を乗せ肘を掛けて腕を休めることも勿論可
能である。第2に、このように上方位置Bをとる肘掛け
8の自由端部11上に肘を乗せ肘を掛けた際、インナー
パネル5,アウターパネル6,ガラスラン13,下降収
納された窓ガラス4等の上辺に形成された凹凸、つまり
窓枠2の下縁に形成された凹凸は、肘掛け8の自由端部
11にて覆われている。そこで、それらが肘や腕に直接
当たるようなことはなく、この種従来例のように、肘や
腕が痛くなることは防止される。
【0014】
【考案の効果】本考案に係る車輌用の肘掛けは、以上説
明したように、ドアの窓の下位に肘掛けを設けると共
に、この肘掛けを左右方向に180度回動移動可能と
し、インナーパネルに固定されたアームレスト上に載せ
られる下方位置と、インナーパネル,アウターパネル,
下降収納された窓ガラス等上に載せられる上方位置と、
に回動移動可能としたことにより、次の効果を発揮す
る。
【0015】第1に、従来よりのアームレストのように
低過ぎることがなく、渋滞時その他適宜必要に応じ、適
当な高さで肘を乗せ肘を掛けて、腕を休めることが可能
となる。第2に、しかもその際、インナーパネル,アウ
ターパネル,下降収納された窓ガラス等の上辺の凹凸、
つまり窓枠の下縁の凹凸により、肘や腕が痛くなるよう
なことも防止され、十分に腕を休めることができる。こ
のように、この種従来例に存した問題点が一掃される
等、本考案の発揮する効果は、顕著にして大なるものが
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る車輌用の肘掛けの実施例を示す、
縦断面図である。
【図2】同実施例の概略斜視図である。
【符号の説明】
1 ドア 2 窓枠 3 窓 4 窓ガラス 5 インナーパネル 6 アウターパネル 7 アームレスト 8 肘掛け 9 基端 10 ピン 11 自由端部 12 マット 13 ガラスラン A 下方位置 B 上方位置

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輌のドアにおいて、窓の下位に設けら
    れる肘掛けであって、 該ドアは上部に、窓枠にて囲まれた窓を備え、該窓に
    は、上下開閉式に窓ガラスが配されており、又、該ドア
    は下部に、該窓ガラスを下降収納可能な間隙空間を存し
    つつ、インナーパネルとアウターパネルとが対向して配
    されており、かつ、該インナーパネルの車内側にはアー
    ムレストが突出固定され、該アームレストは、窓枠の下
    縁よりかなり下位の高さ位置にあり、 該肘掛けは、断面が略L字状をなし、基端が、該ドアの
    インナーパネル側にピンにて回動可能に取り付けられて
    おり、自由端部が、該ドアのインナーパネルから突出固
    定された該アームレスト上に載せられる下方位置と、該
    窓の開放時に該ドアのインナーパネル,アウターパネ
    ル,下降収納された窓ガラス等の上に載せられる上方位
    置とに、回動移動可能となっており、 もって該肘掛けは、該自由端部の両面がマットで覆われ
    ると共に、該基端のピンを中心に全体的に左右方向に1
    80度回動移動可能であり、 該肘掛けは常時は、該基端を上に該自由端部を下にした
    下方位置にあり、該アームレスト上に載せられた該自由
    端部上に、肘を乗せることが可能となっており、 又、該肘掛けは、該窓ガラスを該インナーパネルとアウ
    ターパネル間の間隙空間内に下降収納させることによ
    り、該窓を開放した際は、該基端を下に該自由端部を上
    にした上方位置に回動移動可能であり、 その際、窓枠の下縁は、該インナーパネル,アウターパ
    ネル,下降収納された窓ガラス等の上辺で形成されてお
    り、凹凸が存するが、この凹凸が該肘掛けの自由端部で
    覆われると共に、該自由端部上に肘を乗せることが可能
    となっており、更にその際、より下位の該アームレスト
    上に、肘を乗せることも可能となっていること、を特徴
    とする車輌用の肘掛け。
JP1992055197U 1992-07-13 1992-07-13 車輌用の肘掛け Expired - Lifetime JP2582622Y2 (ja)

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JPH068067U JPH068067U (ja) 1994-02-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59118640U (ja) * 1983-01-31 1984-08-10 トヨタ自動車株式会社 車両用ドアア−ムレスト
JPH0314421Y2 (ja) * 1986-08-13 1991-03-29

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JPH068067U (ja) 1994-02-01

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