JPH0535002Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0535002Y2
JPH0535002Y2 JP7684589U JP7684589U JPH0535002Y2 JP H0535002 Y2 JPH0535002 Y2 JP H0535002Y2 JP 7684589 U JP7684589 U JP 7684589U JP 7684589 U JP7684589 U JP 7684589U JP H0535002 Y2 JPH0535002 Y2 JP H0535002Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
held
cam
swinging member
swinging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7684589U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0315743U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP7684589U priority Critical patent/JPH0535002Y2/ja
Publication of JPH0315743U publication Critical patent/JPH0315743U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0535002Y2 publication Critical patent/JPH0535002Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Passenger Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はシートの背部に保持されるテーブルに
関する。本考案のテーブルは、自動車の前側シー
トの背部に保持されたライテイングテーブルなど
に利用できる。
[従来の技術] 多忙な現代人にとつては、時間を有効に利用す
ることが大切である。例えば移動時の自動車室内
でも、書類を整理したり手紙を書いたりすること
ができれば、時間を一層有効に使うことができ
る。このような要望に応えるものとして、シート
の背部にライテイングテーブルを設ける場合があ
る。ところで自動車の前側シートの背部にライテ
イングテーブルを設ける場合、テーブルを使用し
ていない時には収納可能として後席の居住空間を
広くすることが望ましい。そのため、例えば実開
昭61−9338号、実開昭61−134444号などの公報に
は、一端部をシートの背部に回動自在に枢支し、
他端部を揺動自在とした収納可能なシート用テー
ブルが開示されている。
[考案が解決しようとする課題] 従来のシート用テーブルでは、使用時にテーブ
ルを水平状態に保持するために、テーブルとシー
トとの間に筋交い状のアームが設けられテーブル
の揺動を規制している。しかしながらこのような
テーブルでは、アームのためにテーブル上の作業
空間が狭くなるという不具合がある。また、前側
シートの角度に応じてテーブルが水平となるよう
に調節する必要があるが、これはアームの長さを
調節することで行なうのが通常である。しかしな
がら前側シートの倒れ角度の大小共に対応するた
めには、アームを長くする必要があり、前側シー
トの倒れ角度が大きい時にはアームはテーブルの
下側へ突出することとなる。このような場合には
後側シートの乗員の足廻りのスペースが狭くな
り、窮屈な姿勢で作業せざるを得ない。
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもの
であり、アームをなくすとともに角度の調節も可
能とすることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案のシート用テーブルは、シートの背部に
固定される取付部材と、取付部材に揺動自在に保
持された揺動部材と、揺動部材にスライド移動自
在に保持されたテーブルと、取付部材に回動自在
に保持され複数の基準面をもつカムと、カムを回
動させる回動手段と、よりなり、 取付部材に対する揺動部材の第1の位置でテー
ブルはシート背部と略平行となつてシート背部に
収納保持され、揺動部材が揺動した第2の位置で
シートの角度に応じて定まるカムの所定の基準面
にテーブルの端面が当接しテーブルは水平位置で
保持される構成としたことを特徴とする。
[作用] 本考案のシート用テーブルでは、揺動部材が第
1の位置にあるときに、揺動部材に保持されたテ
ーブルがシート背部と略平行となるように構成さ
れている。そしてテーブルが揺動部材に対してス
ライド移動することにより、テーブルはシート背
部に収納保持される。
テーブルを使用するときには、テーブルを揺動
部材に対して相対的にスライド移動させ、シート
背部の収納位置から引出す。そして揺動部材を揺
動させて第2の位置とすると、テーブルはシート
背部から後方へ突出した状態となり、その状態で
テーブルの端面が取付部材に保持されたカムに当
接する。ここでカムはシートの倒れ角度に応じて
決められた複数の基準面をもち、回動手段を操作
してそのときのシートの倒れ角度に対応する基準
面を選択する。そしてテーブルの端面がその基準
面と当接する。したがつてテーブルの奥方へのス
ライド移動はカムによつて規制され、テーブルは
水平な状態で保持される。これによりテーブルを
使用することができる。すなわち、テーブルを使
用するときには下方へ向かう力が作用するが、そ
の力は揺動部材の揺動中心を回転中心とする回転
モーメントとなる。しかし大部分の力が揺動部材
で受けられ、テーブルのスライド方向へ向かう分
力はカムによつて受けられるので、テーブルは水
平位置で確実に保持される。
使用が終了したら、テーブルを揺動部材ととも
に上方へ揺動させる。これによりカムとの係合が
外れ、テーブルの揺動部材に対するスライド移動
が可能となるので、揺動部材の第1の位置で収納
することができる。
[考案の効果] したがつて本考案のシート用テーブルによれ
ば、テーブルの使用時にテーブルの上側および下
側ともアームなどの突出部分をなくすことができ
る。したがつて作業空間を広く確保でき、窮屈な
姿勢となるのが防止される。また回動手段を操作
するだけで容易にテーブルの角度を調節でき、使
用フイーリングが良い。
[実施例] 以下、実施例により具体的に説明する。本実施
例は、自動車の前側シートの背部に設けられるラ
イテイングテーブルに本考案に適用したものであ
る。
第1図に、本考案のライテイングテーブルをシ
ートに保持させて使用している状態を示す。この
ライテイングテーブルは、大きく分けてテーブル
1と、テーブルパネル3と、第1図には表われな
いフレーム(取付部材)2とから構成される。そ
してテーブルパネル3はフレーム2に固定され、
全体がシート4の背部に固定されている。
第2図にフレーム2の詳細を、第3図にテーブ
ル1の断面図を示す。フレーム2は、フレーム本
体20と、フレーム本体20から突出する一対の
ブラケツト21とを有している。ブラケツト21
にはそれぞれコの字状の溝部22が設けられ、両
方の溝部22を連結してロツド23が枢支されて
いる。そしてロツド23の両側端部には、ブラケ
ツト21の外側で一対の揺動部材24が固定され
ている。すなわち、ロツド23が溝部22内を移
動したり回動することで、揺動部材24が揺動す
るように構成されている。
またブラケツト21にはカムロツド25が枢支
され、カムロツド25には略3角形状の一対のカ
ム26が固定されている。そしてカムロツド25
の一端部でブラケツト21の外側には角度調整ノ
ブ27が固定され、角度調整ノブ27を手動で回
すことによりカムロツド25とともにカム26を
回動させることができる。
テーブル1は、第3図に示すように一対の揺動
部材24の間に保持されている。テーブル1の互
いに平行な両側側面にはそれぞれガイド溝10が
形成され、ガイド溝10内にはそれぞれガイドロ
ツド11が固定されている。また一対の揺動部材
24の内側表面には、それぞれスライド部材12
が固定されている。そしてスライド部材12はそ
れぞれガイドロツド11に枢着され、ガイド溝1
0内を摺動してスライド移動可能となつている。
すなわち、テーブル1は、ロツド23の軸方向と
直角方向に、揺動部材24に対してスライド移動
自在に構成されている。
テーブルパネル3は樹脂から成形により形成さ
れ、フレーム2が表出するのを防止して見栄を向
上させている。そしてテーブル1はテーブルパネ
ル3に設けられた開口30から突出し、フレーム
2と反対側のテーブルパネル3表面に沿うように
収納される。
上記のように構成された本実施例のライテイン
グテーブルの作動機構を以下に説明する。
(第1の位置) 第4図に示すように、ロツド23がコの字状の
溝部22の一端に係合した第1の位置で、ロツド
23を中心にして揺動部材24を揺動させると、
テーブル1はテーブルパネル3と略平行となる。
そしてテーブル1を揺動部材24に対してスライ
ド移動させることにより、テーブル1はテーブル
パネル3に沿うように収納される。
(第2の位置) テーブル1を使用するときには、まずテーブル
1をテストパネル3に沿つてスライド移動させ上
方へ引き上げる。そしてテーブル1の端部がテー
ブルパネル3の開口30まで引き上げた後、テー
ブル1を持ち上げてロツド23を溝部22の他端
部に移動させる。そして揺動部材24を揺動させ
ることにより、第5図および第6図に示すように
テーブル1はテーブルパネル3から後方へ突出す
る。ここで角度調整ノブ27を回動させ、テーブ
ル1が水平となるカム26の基準面を選択する。
なお、カム26にはカムロツド25の中心からの
距離がそれぞれ異なる3種類の基準面26a,2
6b,26cが形成され、シート4の倒れ角度に
応じてテーブルが水平となるように構成されてい
る。そしてテーブル1の端面を所定の基準面に当
接させることで、テーブル1は水平となつて保持
される。
この状態でテーブル1に下方へ向かう力が作用
しても、その力はロツド23とブラケツト21の
接触部分およびカムロツド25とブラケツト21
の接触部分で受けられ、テーブルとしての機能に
支障は生じない。また揺動部材24がテーブルパ
ネル3より若干突出するが、その面積は小さく、
作業空間が狭くなるような不具合はない。
テーブル1の使用後は、テーブル1を持ち上げ
ロツド23を中心にして揺動させることにより、
カム26との係合が外れてテーブル1はスライド
可能となる。そしてロツド23を溝部22の一端
部に移動させて揺動部材24を第1の位置とする
ことにより、第4図のようにテーブル1を収納す
ることができる。
なお、本実施例ではブラケツト21にコの字状
の溝部22を設け、第1の位置と第2の位置とは
離れた位置であつたが、溝部22を単に孔として
ロツド23を枢着するだけの構成とすることもで
きる。この場合は、第1の位置と第2の位置と
は、揺動部材24の揺動角度のみによつて区別さ
れる。ただしこの場合は、収納時にテーブル1と
テーブルパネル3との間隔が大きくなりやすい。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例のシート用テーブルに
関し、第1図はシートに装着して使用している状
態を示す斜視図、第2図はテーブルの断面図、第
3図はフレームの斜視図、第4図は収納時の要部
断面図、第5図および第6図はテーブル使用時の
要部断面図である。 1……テーブル、2……フレーム(取付部材)、
3……テーブルパネル、4……シート、10……
ガイド溝、11……ガイドロツド、12……スラ
イド部材、21……ブラケツト、22……溝部、
24……揺動部材、26……カム、27……角度
調節ノブ(回動手段)、26a,26b,26c
……基準面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シートの背部に固定される取付部材と、該取付
    部材に揺動自在に保持された揺動部材と、該揺動
    部材にスライド移動自在に保持されたテーブル
    と、該取付部材に回動自在に保持され複数の基準
    面をもつカムと、該カムを回動させる回動手段
    と、よりなり、 前記取付部材に対する前記揺動部材の第1の位
    置で前記テーブルはシート背部と略平行となつて
    シート背部に収納保持され、前記揺動部材が揺動
    した第2の位置でシートの角度に応じて定まる前
    記カムの所定の前記基準面に前記テーブルの端面
    が当接し前記テーブルは水平位置で保持される構
    成としたことを特徴とするシート用テーブル。
JP7684589U 1989-06-29 1989-06-29 Expired - Lifetime JPH0535002Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7684589U JPH0535002Y2 (ja) 1989-06-29 1989-06-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7684589U JPH0535002Y2 (ja) 1989-06-29 1989-06-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0315743U JPH0315743U (ja) 1991-02-18
JPH0535002Y2 true JPH0535002Y2 (ja) 1993-09-06

Family

ID=31618677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7684589U Expired - Lifetime JPH0535002Y2 (ja) 1989-06-29 1989-06-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0535002Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102007001962A1 (de) * 2007-01-13 2008-07-17 Recaro Aircraft Seating Gmbh & Co. Kg Sitzvorrichtung
KR101969511B1 (ko) * 2017-06-07 2019-08-13 주식회사 케이씨모터스 폴더블 테이블

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0315743U (ja) 1991-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0552726B2 (ja)
US2766088A (en) Convertible cantilever table having selectively vertically and horizontally shiftable cantilever top
JPH0535002Y2 (ja)
JPH01262810A (ja) 車両用座席の背もたれの肩支え
JPS6345336U (ja)
JP3406630B2 (ja) アームレストと兼用しうるテーブルの取付装置
JP7339173B2 (ja) 隠し丁番
JP3965296B2 (ja) 折り畳み椅子
JP4510210B2 (ja) 可動天板を備えるテーブル
JPH0722360Y2 (ja) シートベルトガイド装置
JPH072300Y2 (ja) 座席用レッグレスト
JPH033073Y2 (ja)
JPS634652Y2 (ja)
JPH04742Y2 (ja)
JPH044596Y2 (ja)
JP3525327B2 (ja) 折り畳みテーブル
JPH0439714Y2 (ja)
JPH1086727A (ja) シートのテーブル構造
JPS5941875Y2 (ja) シ−トクツシヨン座面の傾斜角調整装置
JPH056840Y2 (ja)
JPS5932348Y2 (ja) 椅子における背「もた」れの起伏角度調整装置
JPH0117493Y2 (ja)
JPH0116660Y2 (ja)
JPS6022828Y2 (ja) ライテイングデスクのワ−クトツプ受装置
JPS63297115A (ja) 車両用スライドドアの開閉構造