JPH03143771A - 車両用のサーボ操向装置 - Google Patents

車両用のサーボ操向装置

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JPH03143771A
JPH03143771A JP2252040A JP25204090A JPH03143771A JP H03143771 A JPH03143771 A JP H03143771A JP 2252040 A JP2252040 A JP 2252040A JP 25204090 A JP25204090 A JP 25204090A JP H03143771 A JPH03143771 A JP H03143771A
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steering
servo
shaft
input shaft
steering device
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JP2252040A
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Peter Ahner
ペーター・アーナー
Andreas Asch
アンドレアス・アシユ
Dieter Schieber
デイーター・シーベル
Siegfried Schustek
ジークフリート・シユステク
Horst Toberer
ホルスト・トーベラー
Detlef Breitfeld
デトレフ・ブライトフエルト
Peter Kleindieck
ペーター・クラインデイエツク
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Robert Bosch GmbH
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Robert Bosch GmbH
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    • B62D5/0457Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such
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    • B62D5/0478Clutches
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、請求項1の上位概念において定義された形式
の車両用のサーボ操向装置に関する。
[従来め技術] サーボ操向装置又は操向補助手段を備える車両操向装置
は、電動式の燥舵力支援手段を有しており、それでもっ
て走行性の改善に本質的に寄与している。前記操向装置
は、ラック操向機槽、ウオーム・セクタ操向機構、カム
・レバー操向機構又はボール回転操向機構のようなあら
ゆる形式の車両操向装置について実現されている。はと
んどのサーボ操向装置は専用の供給ポンプによって液圧
的に動作する。前記供給ポンプの供給流量は作動シリン
ダの両側に対称的に配分される。操向時に発生する圧力
差は、操向伝動装置、例えばウオーム又はスピンドルに
、ひいては操向軸に比例的なトルクを生ぜしめる。
また、定常的に係合している電気的なサーボモーターに
よって、操向を支援するトルクを伝動装置及び操向軸に
もたらすところの純粋に電気的なサーボ操向装置もすで
に公知である。前記サーボ操向装置はいわゆる追従tl
I 911の原理にしたがって動作する。
既に提案された電気的サーボモーターを備えるサーボ操
向装置(特許出願節3824424゜1号)の場合、サ
ーボモーターによってgA動されで互いに逆方向に回転
するところの、操向軸に対して同軸の2つの制動円板が
備えられている。各々の制動円、板は、操向軸の両回転
方向のどちらか一方にそれぞれ回転する。一方の制動円
板に選択的に作用する制動装置は、操向軸において有効
な回転トルクに依存した制動トルクを、それも前記回転
トルクの作用方向に回転する制動円板において生ぜしめ
る。前記制動トルクによって、制動ケーシングが、サー
ボモーターに対してハンドルないし操向軸と同一方向に
回転する。前記同一方向の回転トルクは操向軸に伝達さ
れて、その回転運動を支援する。操向軸と操向伝動装置
はねじり棒によって相互に固定的に結合されている。こ
のようなサーボ操向装置は、純粋に電気的なサーボ操向
装置としてコンパクトであり、極めて消耗が少なくかつ
取付容易であり、そしてサーボモーターの故障時でもま
あまあの力で操向することができるという利点を有して
いる。
[発明の利点] 請求項1の特徴事項を備える本発明のサーボ操向装置は
、前記電気的サーボ操向装置に付随する前記利点に加え
て、コスト的に有利でかつ十分に本質的に安全であり、
しかも自重1000k。
以下の車両に対して操向性能の本質的向上を保証すると
いう付加的利点を有している。それゆえこのサーボ操向
装置は特に小、中型自動車に適している。
サーボ操向装置の自己安全性はフリーホイール部によっ
て保証されている。このフリーホイール部は、サーボモ
ーターが欠陥のために意に反して動作したり、その動作
が速すぎる場合に、望ましくない操向運動を阻止するも
のである。
この場合には、フリーホイール部が有効に作用し、そし
て操向伝動装置の入力軸に対する操向軸の連結に必要な
相対ねじれが減少するために、操向軸と操向伝動装置の
入力軸間の回転率可の連結が開くことになる。サーボモ
ーターが動作しなくなった場合、又はハンドルを急操作
した場合でも、操向伝動装置の摩擦トルクが単に倍増す
るだけで、まあまあの労力で車両を操向することができ
る。
その他の請求項2〜31に記載の方策によれば、請求項
1記載のサーボ操向装置の有利な改良、改善が可能であ
る。
本発明の好ましい実施形態によれば、前記フリーホイー
ル部は、サーボモーターの出力軸に連結された駆動部分
と、操向伝動装置の入力軸に連結された被駆動部分と、
操向軸に連結された制御肩分とを有する。この場合前記
駆動部分が、操向軸の回転運動に追従する前記制御肩分
よりも速く回転しない問は、操向軸の回転運動に際して
前記駆動部分と被駆動部分間の回転率可の結合を前記制
御肩分が確立するように、前記フリーホイール部は構成
されている。前記駆動部分は外歯車を備える外リングに
よって構成され、同外歯車はサーボモーターの出力軸に
よって駆動される減速装置と噛合する。前記被駆動部分
は同軸状の内リングによって構成され。
同内リングは操向伝動装置の入力軸と回転率可に結合し
ている1両者の結合は、内リングの凹部内に位置すると
ともに外リングにおいて支持されるところのローラによ
って行われる。制御ゲージ内で案内されている前記ロー
ラは、同制御ケージによって周方向に移動可能であり、
その結県内リングと外リング間でフリーホイール作用又
はクランプ作用が生じることになる。
本発明のその他の実施形態にしたがって前記外リングが
半径方向に沿って2つの部材で構成されるとともに、再
環状部材が弾性の中間リングによって互いに結合される
場合には、前記減速装置と場合する外リングは0〜、3
 mの半径方向の弾性変位を生ザしぬる。これによって
−方では製造上の誤差が補償され、他方では互いに場合
している歯車の半径方向の付勢力が達成される0周方向
に付勢されかつ軸線方向において分割されている歯車と
比べて、両回転方向に同一の剛性を有する軸線方向にお
いて明らかに短い歯車が得られる。可動性の他に、この
ようにして騒音発生をフランク交換によって回避するこ
ともできる。中間リングに特有の接線方向の弾力性は付
加的な綬訴を可能にしている。
本発明の好ましい実施形Sにしたがって、前記環状部材
の弾性リングに当接する面が、ぎざぎざを付けて粗く仕
上げられている場合、必要に応じて、外リングの半径方
向及び接線方向の弾力性の意図された調整が可能になる
本発明の好ましい実施形態にしたがって、操向軸と操向
伝動装置の入力軸との連結が、大きな累進性を有する比
較的硬質の捻転部材によって達成されるならば、サーボ
的に支援されない従来型の撓向装置の場合よりもほんの
少しだけ柔軟な操向軸が得られることになる。前記大き
な累進性によって、最大のねじれ角の時に緩やかな当接
が達成される。前記捻転部材としては、始動リンクを付
加的に有するねじり棒、又は互いに周方向に間隔をおい
て配置されて操向軸及び入力軸に交互に回転率可に結合
されたセグメントに固定されているところの、操向軸及
び入力軸と同軸の撓みリング、又は圧縮コイルばねの環
状の配列を利用することができる。前記圧縮コイルばね
は、一方では操向軸と回転率可に結合している支持部材
に、そして他方では入力軸と回転率可に結合している支
持部材に支承されている。
本発明の好ましい実施形態によれば、−サーボモーター
は、ブリッジ回路のブリッジ分岐路に配置された直流モ
ーターである。各々のブリッジ分岐路にはfM#可能な
スイッチが配置されており、この場合互いに対角線上で
向かい合うブリッジ回路内のそれぞれ2つのスイッチは
、同時的に開閉制御される。スイッチを閉じるための制
御信号は、操向軸のbじれ方向に基づいて出力される。
前記スイッチは、制御可能な半導体スイッチ又は機械的
もしくは電気的に操作される機械的な開閉接点として構
成することができる。fJk者の場合、開閉接点の制御
は開閉接点操作装置によって行われる。同装置は、操向
軸と入力軸間の相対ねじれの方向に依存して、その都度
同時に2つの開口(接点を■じ、そして同相対ねじれが
零位置にある時はすべての開閉接点を開放するものであ
る。操向軸と操向伝動装置の入力軸との間の相対ねじれ
の大きさを表出するセンサー信号にしたがって直流モー
ターの回転トルクを制御するために、接点を具備したブ
リッジ回路と直列に、M御可能な半導体装置されている
。前記半導体は、センサー信号の振幅値によって決定さ
れたキーイング率を用いて制御される。ブリッジ回路の
各スイッチを半導体スイッチとして構成した場合には、
回転トルク制御のために、両ブリッジ分岐路のいずれか
一方のその都度19の半導体スイッチを利用することが
できる。
本発明の好ましい実施形態によれば、前記ブリッジ回路
と直列に、所定の車両速度以下でのみ閉じるところの主
リレーの開閉接点が配置されている。これによって操舵
力支援手段は、サーボモーターによっである速度限界値
以降では非作動になる。それによって駐車時、後進時そ
して主に必要な比較的遅い車両速度の時に、操舵力の支
援が確保され、そして比較的速い車両速度領域では、剛
性を高くした操向軸による機械的操向が保証される。
本発明のその他の実施形態にしたがって、第1ギア、後
進ギア又は切換レバーのアイドリング位置のためにギア
識別手段が備えられ、そして前記主リレーが前記ギア識
別手段によって追加的に制御されるならば、速度検知手
段の故障に対して追加的な安全性が得られる。
請求項32の特徴事項を備える本発明のサーボ操向装置
は、有利にも、+0OOkQまでの比較的小型の乗用車
の快適な操作性を本質的に向上せしめるところのコスト
的に有利な自己安全的な操向補助装置である。この装置
は、特に駐車補助手段として15km/h以下の速度に
適しているが、操向軸と操向伝動装置の入力軸を互いに
結合する捻転部材に比較的大きな剛性を与えた場合でも
1本来の駐車領域を越えたところで操向補助手段として
使用することができる。
その他の請求項33〜53に記載の方策によって、請求
項32に記載されたサーボ操向装置の有利な改良及び改
善が可能である。
本発明の好ましい実施形態によれば、スリップクラッチ
が、サーボモーターによって逆回転方向に駆動される2
つのクラッチ円板と、同クラッチ円板つ0間に回転可能
に配置された対向クラッチ部材とによって構成され、同
対向クラッチ部材は操向伝動装置の入力軸と1段又は多
段の減速装置を介して結合している。
前記スリップクラッチは、電磁的又は純粋に機械的に操
作されるもので摩擦クラッチとして構成されている。前
者の場合、励磁コイルが、制御回路によって、操向軸と
操向伝動装置の入力軸との間の、(例えば渦電流センサ
ーによって)電気的に検出された相対ねじれに基づいて
制御される。相対ねじれの方向に応じて、一方又は他方
のクラッチ円板が対向クラッチ部材に押し付けられ、そ
れによって操向伝動装置の入力軸がサーボモーターによ
り駆動される。その時クラッチ円板と対向クラッチ部材
間に発生するスリップは、操向軸と操向伝動装置の入力
軸との間の相対ねじれの大きさに依存しており、その結
果前記相対ねじれの大きさに基づいて操向運動を支援す
る回転トルクが、サーボモーターから操向伝動装置の入
力軸に伝達されることになる。を子クラッチの利点は、
速度限界値に達した時に操舵力支援手段の綾やかなオン
及びオフを達成することができることにある。運転者に
よるハンドルの急操作を妨げないようにするためのフリ
ーホイール部は、例えば操向軸の急回転に起因する渦電
流センサーの急激な信号変化に際してクラッチの切り離
しを引き起こすことにより、電子的な方法で簡単に実現
され得る。前記電子クラッチは、設計に際して最大の許
容モータートルクだけを考慮すればよく、それゆえ非常
に小さく構成することができる。励磁コイルは、対向ク
ラッチ部材と共に回転する(この場合励git流はスリ
ップリングを介して供給される。)か、又はスリップリ
ングを備えずに固定的に配置される。後者の場合、偏か
に大きな構造空間を必要とするが、磨耗を伴うスリップ
リングが省略されるという利点を提供する。
機械的に操作される摩擦クラッチとして前記スリップク
ラッチを構成する場合、前記対向クラッチ部材け、回転
可能かつ軸線方向に移動可能な円板として構成されてい
る。同円板は、操向軸と操向伝動装置の入力軸との間の
相対ねじれの方向に応じて、センサー装置によって前記
一方又は他方のクラッチ円板に、それも相対ねじれの大
きさに依存する押圧力で押し付けられる。前記両日板間
において発生するスリップ及びサーボモーターから操向
伝動装置の入力軸に伝達される補助回転トルクは、操向
軸の相対ねじれの大きさによって決定される。前記セン
サー装置は、並目ねじを備えるボールねじ伝動機構又は
回転運動を軸線運動に変換する類似の方向転換ユニット
によって構成される。
前記両者のサーボ操向装置を純粋に機械的に構成する場
合、サーボモーターと、同サーボモ−ターによって駆動
されるクラッチ円板との間に、例えば遠心力により制御
されるフリーホイール部が備えられる。同フリーホイー
ル部は、ハンドルの急操作に際してサーボモーターの追
い越しを生ぜしめて、サーボモーターの過負荷を防止す
る: 前記両スリップクラッチにおいて、クラッチ円板は好ま
しくは油中で回転する。その際の液体を掻き回すことに
起因する損失をできるだけ小さく維持するには1本発明
のその他の実施形態にしたがって、減速装置を1段だけ
で構成し、そしてサーボモーターを方向転換機構に結合
させることが有利である。これによってハンドルの急操
作に際して、明らかに小さな抵抗トルクが存在すること
になる。これは、液体を掻き回すことに起因する損失が
小さいこと、そして慣性モーメントが小さいことによっ
て達成される。
フリーホイール部を設ける場合、同じ理由から、同フリ
ーホイール部を方向転換li!横の2つの小歯車内に移
し換え、そしてサーボモーターを方向転換Fs溝に直に
結合させることが有利である。
本発明のその他の実施形態によれば、スリップクラッチ
は、互いに一定の間隔をおいて回転可能かつ軸線方向に
移動可能に配置されしかも互いに固定的に結合された2
つの摩擦円板とサーボモーターによって駆動される摩擦
車とを備える反転式の摩擦車駆動装置として構成されて
いる。前記g!I擦車は、摩擦円板に対して平行に延び
る回転軸をもって、両摩擦円板の間に配置されている。
センサー装置は、操向伝動装置の入力軸に対する操向軸
の回転運動を摩擦円板の軸線方向変位に変換する方向転
換ユニットにより構成される。同方向転換ユニットは、
操向軸の相対ねじれの方向に応じて前記各摩擦円板を同
時に一方又は他方の軸線方向へ移動せしめ、そして一方
の摩擦円板を、相対ねじれの大きさに依存する押圧力を
もって、前記摩擦車に押し付けるものである。
操向軸と操向伝動装置の入力軸を連結するために、サー
ボ操向装置のすべての実施形態においては、捻転部材、
例えば単純な回転棒又はねじり棒が設けられている。同
捻転部材は、速度限界値以上でサーボ操向装置が作動し
なくなった時に、操向軸から操向伝動装置の入力軸への
操舵力の直接的な伝達を確立するものである。
機械的に構成されたセンサー装置の機能を考慮すると、
直接的な操向に望まれるような整固な構成を前記捻転部
材に適用することはできない。
それゆえ本発明の好ましい実施形態によれば、摩擦クラ
ッチ又は反転式摩擦駆動装置を備えたサーボ操向装置に
、センタリング装置を設けることができる。同センタリ
ング装置は、速度限界値以上において、操向軸と操向伝
動装置の入力軸間の回転を阻止する結合を確立するもの
である。センタリング装置を適切に構成することによっ
て、速度限界値に達した際の操向支援装置の緩やかなオ
ン、オフが達成されよう。
本発明は以下の記載において図面に示された実施例に基
づいてより詳細に説明される。
[実施例] 第1図に縦断面図として部分的にのみ示されたサーボ操
向装置は操向軸10を有しており、同操向軸の上端部(
第1rf!I左)にはハンドル(図示されず)が回転率
可に装着されている0図示されない操向伝動装置の入力
軸11が前記操向軸10に軸線方向に整列して配置され
ている。
前記入力軸は一端側において針状軸受12を介して操向
軸10に支承されている。操向細軸1は操向ケーシング
14内において球軸受13によって縦軸線の回りに回転
可能に保持されている。操向軸10と入力軸11は、大
きな累進性を有する比較的高い剛性の捻転部材15を介
して互いに結合されている。これによって操向軸10と
入力軸11間の制限された相対ねじれが可能になる。永
久磁石界磁直流モーターとして構成された逆転可能な電
気サーボモーター16く第9図)は、減速装置17を介
して、フリーホイール部20の、外歯車18を備えた外
リングエ9を駆動する。外リング19は球軸受21を介
して入力軸11に回転可能に支承されてぃる、第2図の
断面図から理解されるように、フリーホイール部20は
更に外リング19と同軸の内リング22を有しており、
同内リングは(更に詳細に説明されるように)入力軸1
1と回転率可に結合されている。外リング19と内リン
グ22の間には、それらと同軸の環状の制御ケージ23
が配設されており、同制御ケージは(後で更に詳細に説
明するように)操向軸1゜に回転率可に結合されている
。制御ケージ23は、周方向に見て前後の制御M24.
25によって、それぞれ19のローラ26を保持してお
り、同ローラは内リング22の凹部27内に位置すると
ともに、内リング22と外リング19の閏で支持されて
いる。それぞれ3つのローラ26と凹部27が用意され
ており、それらは周囲に等角度(120°)だけ位置を
ずらして配設されている。各々の凹部27は、19の中
央部分27aとJ同中央部分に周方向に沿って両開に隣
接する2つの目方部分27bを有しており、それらの深
さは端部に向かって次第に小さくなっている。ローラ2
6が中央部分27aに位置している限り、外リング19
は内リング22に対して自由に回転することができ、そ
の際には各ローラ26の上を転動する。ローラ26が両
側方部分27bの一方に食い込むと、外リング19とθ
リング22の間にクラン1作用が発生し、これによって
両者は互いに回転率可に結合される。ローラ26の移動
は、操向軸1゜と結合している制御ケージ23の制御肩
24゜25に基づいて引き起こされる。
第2図に追加的に記載されているように、外リング19
は半径方向に見て2つの部材として構成されよう、この
場合前環状部材19a、19bの間には、ここでは中間
リング28として構成された弾性の中間層が配設されて
いる。前記弾性を有する中間リング28に当接する2両
環状部材19a、19bの表面には、粗いぎざぎざが付
けられている。普通の場合エラストマーから遣られる前
記中間リング28によって、O〜、3閣の半径方向の弾
性が達成される。これによって製造上の遊びが補償され
よう、中間リング28の接線方向の弾性は減衰作用を可
能にする。前記半径方向の弾性のために、外リング19
の外歯車18と、同歯車と噛合する減速装置17の歯車
29は半径方向に付勢される。
これによって歯元の面を交換した場合の騒音発生の回避
に加えて、軸線方向において明らかに小幅の歯車でも両
回転方向に沿って等しい剛性を与えて構成することがで
きる。しがし中間リング28は省略することができるも
のである。
幾つかのエラストマ、例えば天然ゴムは特に加熱時に形
状安定性に乏しいので、サーボ操向装置の第3図の左半
分に示された変更にしたがって、中間リング28の領域
に螺旋−固定ピン68が組み込まれる。同螺旋−固定ピ
ンは外リング19の2つの同軸の環状部材19a、19
bを互いに結合するものである。前記ばb状の要素は追
加的な機械的支持を行うもので、したがって中間リング
28の剪断応力を比較的小さなものにする。
第3図の右側に示された変更において、弾性の中間リン
グ69は蛇行形状に形成されており、交互に半径方向及
び周方向に延びる層状部分69a、69bを有している
。この場合も、追加的な機械的支持のために、螺旋−固
定ピン68の形態のばね状の要素が備え−られている。
同螺旋−固定ピンは有利には半径方向に整列する層状部
分69a内に位置する。これによって螺旋−固定ピン6
8は、主に圧縮応力を受けて剪断応力は受けなくなり、
それでもって比較的細く構成することができるのである
。螺旋−固定ピン68の代りに、第3図に示された両実
施例においては、例えば板ばねのような別のばね要素を
用いることもできる。その他の第3図のすべての構成部
材は第2図のものと一致しているので、参照数字による
同構成部材の表示は省略されている。これらを理解する
には第2図及び対応する説明を参照されたい。
第1.2図のサーボ操向装置の場合、捻転部材15は、
操向軸10及び操向伝動装置の入方軸llに対して同軸
の撓みリング30を有しており、同撓みリングは、周方
向に沿って隙間をおいて互いに隣接配置されたセグメン
ト31゜32に固定されている。前記固定は押圧板33
゜34を用いて行われ、同押圧板の周方向の寸法はセグ
メント31.32の周方向の寸法よりも本質的に小さく
、また同押圧板自木は沈頭ねじ35(第1図)によって
セグメント31.32にねじ止めされている。前記撓み
リング30は押圧板3B、34とセグメント31.32
の間で固定される。セグメント31.32は外周におい
てセグメント縁部に向かって急激に曲げられており、そ
の結果セグメント31.32の外周部と撓みリング30
の間にはセグメント31゜32の縁部領域において、セ
グメント縁部に向かって拡大する半径方向の空隙91が
残ることになる。押圧板33.34の間には周方向に延
びる減衰要素36が支承されている。f¥に第1図から
明らかなように、セグメント31は、丘向軸10に回転
率可に保持された支持円板37に共通的に固定されてい
る、好ましくは各セグメントは前記支持円板と一体的で
ある。前記ローラ26のための制御肩24.25 (第
2図)を、軸線方向に突出するフランジ23aにおいて
担持しているところの同様に円板状の制御ケージ23の
冒頭に述べた回転率可の結合は、セグメント31のbじ
穴39内に螺入されたねじ38によって行われる。第、
2図からも第6図からも明らかなように、セグメント3
2は操向伝動装置の入力軸11と一体的であり、かつフ
リーホイール部20の内リング22と回転率可に結合し
ている。
操向ケーシング14内には、操向軸10と入力軸11間
の相対的なねじれを感知して、同相対的なねじれに比例
するセンサー信号を出力するところのセンサー40が備
えられている。このセンサー40は、第1図の実施例で
は、相対回転可能な2つのスリット円板41.42と、
その間に位置する図示されていない滑りフォイルと、印
刷コイルを配置した支持板43とから成る渦電流センサ
ーとして構成されている。支持板43は操向ケーシング
14に固定され、スリット円板41は操向軸10に固定
され、そしてスリット円板42は内リング22に固定さ
れている。前記コイルには交流が流される。捻転部材1
5のねじれ、並びにそれに関係する操向軸10と入力軸
11相互の相対回転に際して、スリット円板41.42
の様々なオーバラップが前記ねじれの程度に対応して発
生する。これがセンサー信号のある程度の大きさの減衰
をもたらし、それでもって同信号は捻転部材15のねじ
れ度合いを表す、前記センサー信号は、サーボモーター
16の回転トルクを、操向軸10と操向伝動装置の入力
軸11の相対回転の程度に依存して制御するために利用
される。
第9図にはサーボモーター16の配線図が示されている
0分路特性を備える永久磁石界磁直流モーター16は、
ブリッジ回路44のブリッジ分岐路44a内に配置され
ており、同ブリッジ回路は、単に概略的に示された主リ
レー45の開閉接点45a及び車両電源47における車
両のスイッチ46と直列になっている。ブリッジ回路4
4内には4つの制御可能なスイッチが配置されており、
同スイッチはここではnpn−トランジスタ51へ54
として構成されている。
同トランジろ夕51〜54の各ベースは、コントローラ
50に接続されており、同コントローラには渦電流セン
サー40のセンサー信号が供給されている。渦電流セン
サー40のセンサー信号から、コントローラ50は捻転
部材15のねじれ方向を検出し、そしてそのねじれ方向
に対応してトランジスタ51.52又はトランジスタ5
3.54を同時に制御する。その結果サーボモーター1
6は捻転部材15のねじれ方向と同じ方向に回転する。
この場合トランジスタ52ないし54は完全に開放し、
一方トランジスタ51ないし53はキーイング率【7丁
を6って制御される。前記キーイング率はセンサー信号
の振幅値によって決定されるもので、捻転部材15のね
じれの大きさに比例又は反比例している、ブリッジ回N
44のブリッジ分岐N44a内のセンサー55によって
、前記キーイング率t/Tが検出され、そして前記コン
トローラ50に報知される。前記コントローラは主リレ
ー45を以下のようにl!lI御する。即ち、キーイン
グ率がt/丁< 、95の間は、リレーの開閉接点45
aが閉じられ、そして同値を越えると直ちに開放される
ことになる。更に追加的にセンサー48が車両速度を検
出するために用意されている。車両速度が所定の値以下
である間は、センサー48は対応する信号をコントロー
ラ50に出力する。前記信号がある場合にコントローラ
50は作動する。車両速度が所定の値を超過すると、同
コントローラは非作動状態になり、それでもってサーボ
モーター16は主リレー45の開放によって停止せしめ
られる。第9図において点線で示唆するように、更に追
加的に運動を感知するためのセンサー49を用意するこ
とができる。同センサーは、変速レバーのアイドリング
位置又は第1の前進ギアの投入又は後進ギアの投入を検
知した場合にだけコントローラ50に作動信号を出力す
る。センサー48,49の作動信号は論理的に″アンド
″結合されており、したがってコントローラ5oは、再
作動信号が存在する場合にのみ、主リレー45を閉じる
ことがTきる。
以上に記載のサーボ操向装置の動作態様は次の通りであ
る。
スイッチ46が閉じていて、車両が停止しているか又は
比較的遅い速度で移動しており、しかも第1の前進ギア
又は後進ギアが入っているかあるいは変速レバーがアイ
ドリング位置にある時には、コントローラ50によって
主リレー45が制御されて、リレー開閉接点45aが閉
じることになる。これによってブリッジ回路44は車両
電源47に接続される。
次にハンドルにおいて操向運動を実行すると。
操向軸10は一方又は他方に回転させられる。
操向伝動装置の入力軸11がさしあたり静止していると
、捻転部材15が対応してねじられる。
捻転部材15のねじれは渦T4流センサー4oによって
検出され、センサー信号としてコントローラ50に出力
される。コントローラは、操向軸10の回転方向に対応
してトランジスタ51゜52又はトランジスタ53.5
4を制御し、その結果サーボモーター16は、操向軸1
0の回転方向と同じ方向に回転し始める。トランジスタ
52ないしトランジスタ54が完全に連all ’I制
御されている場合、トランジスタ51.53には、セン
サー信号によって特定されたキーイング率の制御パルス
が送られるのであり、またその逆の結果にもなる。これ
によってモーター電流は相応に!IiJMされ、そして
サーボモーター16は捻転部材15のねじれに比例した
トルクを自分自身の出力軸に伝える。
サーボモーター16の出方軸は、減速装置17を介して
フリーホイール部20の外リング19を駆動する0例え
ば操向軸10を介して捻転部材15が時計方向に回転さ
せられると、フリーホイール部20の外リング19がr
rq様に時計方向に駆動される(第10)、操向軸10
が時計方向に回転させられると、制御ケージ236時計
方向に[iil[L、これによってfli御ケージ23
の制御層25はローラ26を自由に解放する。
今や外リング19の回転によって、ローラ26は凹部2
7う次第に小さくな°、る側方部分27b内に引き込ま
れる。そこでローラは、内リング22と外リング19の
間でクラン1され、こうしてサーボモーター16から操
向伝動装置の入力軸11への減速装置17と外リング1
9と内リング22を介したカの伝達を可能にしている。
次にハンドルつまりは操向軸10の反時計方向の回転に
よって、捻転部材15のねじれが元に戻されると、減少
するセンサー信号に基づいてコントローラ5oによって
サーボモーター16の制御も元に戻される。捻転部材1
5のねじれがまったくない、同捻転部材15の中立位置
の近傍において、ローラ26は制御ケージ23の制御層
25によって凹部27の側方部分27bから外されて、
中央部分27aにおいて保持される。
コントローラ50の故障又は対ごとに制御されるトラン
ジスタ51.52ないし53.54の故障によって、サ
ーボモーター16が最大に回動されると、同サーボモー
ター16により駆動される外υング19が内リング22
を追い越すことになる。この場合には同様番70−ラ2
6が制御層25(反時計方向に回転する場合には24)
によって凹部27の中央部分27aに保持される。こう
して外リング19は内リング22の停止時に自由に回動
することができる。フリーホイール部20は有効であり
、操向伝動装置の入力軸11への影響は排除されて%す
る。これによって自己操向の危険が確実に排除されてい
る。
サーボモーター16が故障して、外リング19が停止又
は完全に制動されている場合、あるいは操向補助手段の
非作動に際して、即ち主1ル−45によってサーボモー
ター16がオフにされている時に、操向トルクの要求値
力τ高シ1場合、例えば時計方向に操向軸10が回転す
ると、ローラ26は制御層24によって凹部27の側方
部分27bに押し込められる。しかし外リング19が静
止しているために、自己制動はまったく発生せずに、単
に小さな付加的な摩擦トルクのみが発生するであろう、
操向は、許容できる程度の力を要して、操向軸10から
捻転部材15を経て入力軸11へと直接的に行われる。
前記サーボ操向装置は、駐車補助装置として又は低い車
両速度の場合の操向補助装置として有効である。第2の
ギアが投入されるか又は車両速度が所定の速度限界値を
上回ると、コントローラ50によって主リレー45の制
御が中断され、リレー開閉接点45aが開く、こうして
サーボ操向装置はオフになる。比較的高速度の場合の操
向は、今では、操向軸10から捻転部材15を経て入力
部材11に対して直接的に行われる。大きな累進性を有
する比較的高い削性の捻転部材15によって、所定の速
度限界値以上で機械的tL向が妨害されることは決して
ない。
操向軸の剛性は、サーボ操向装置を備えない車両のそれ
とほぼ一致する。主リレー45のオフ及びそれに関連す
るリレー開閉接点45aの開放は、トランジスタ51又
は53の故障によりモーター電流が所定の値を超過し、
それでもってサーボ操向装置に過剰回転のおそれが生じ
た時に付加的な安全作用をなす。
第4,5図に部分的に示されたサーボ操向装置の実施例
の場合、第1.2図のサーボ操向装置と比較すると捻転
部材15′が変更されている。同捻転部材は2つの圧縮
コイルばね55゜56により構成されている。同圧縮コ
イルばねは、ばね軸線を平行にさせて、操向軸10ない
し入力軸11の軸線において直径上で互いに向い合うと
ともに、相互に作用している。圧縮コイルばねの数は増
やすこと、例えば4個又は6個にすることもでき、その
結果相互に作用する圧縮コイルばねは常に対をなして向
い合うことになる0両圧縮コイルばね56.57は突起
58.59において支持されており、同突起は円板状の
支持部材6、61に鋳込み成形されている。支持部材6
0は操向軸10と回転率可に結合しており、支持部材6
1は操向伝動装置の入力軸11と回転率可に結合してい
る。突起58は支持部材60に、そして突起5つは支持
部材61に鋳込み成形されている。支持部材60の突起
58及び支持部材61の突起59はそれぞれ19の圧縮
コイルばね56,57を受け止める。圧縮コイルばね5
6,57がその作用方向に対して斜めに変位することを
回避するために、各支持部材6、61は圧縮コイルばね
56.57の領域において半殻形状に湾曲しており、そ
の結果各支持部材は一緒になって各圧縮コイルばね56
.57をその縦延長にわたってポケット状に包囲するこ
とになる。圧縮コイルばね56.57のリードを適当に
設計することによって、捻転部材115の所望の累進性
を設定することができる。支持部材61とフリーホイー
ル部20の内リング22とが回転率可に結合している一
方で、フリーホイール部20のυ1御ケージ23は支持
部材60と回転率可に結合している。鍋形に形成された
支持部材60の外縁部60aとフリーホイール部20の
同軸の内リング22との間に、例えばゴム製のklNB
リング62が嵌め込まれている。フリーホイール部20
のその他の構造は、第1.2図について説明したものと
同一である。
第10図にはサーボ操向装置の別の実施例の電気的配線
図が示されている。これは前述のサーボ操向装置と、直
流モーター60のブリッジ回路44中のスイッチが機械
的な開閉接点63〜66として構成されている点で相違
している。
前記8S械的な開閉接点63〜66は、第6図又は第7
図に示すような開閉接点操作装置70によって切り替え
られる。原則的には前記開閉接点操作装置は、操向軸1
0と操向伝動装置の入力軸11の相対的なねじれ方向に
依存して、常にブリッジ回路44の対角線上で向い合う
開閉接点63.64ないし65.66が閉じられるよう
に、tI!能するものである。操向軸10と入力軸11
の相対的ねじれが中立位置にある場合。
つまり両者の相対的ねじれが零の場合、すべての開閉接
点63〜66は開いている。ブリッジ回路44と直列に
、制御可能な半導体、例えばトランジスタ67が配設さ
れており、同トランジスタは同復にコントローラ50に
よって、センサー信号の振幅値によって決定されるとこ
ろのキーイング率t/Tをもって制御される。更に前記
コントローラ50は、所定の車両速度を下回るか又は上
回った時に(これは主リレー45によるサーボモーター
16のオンないしオフをもたらす、)、各々の開閉接点
63〜66ないしトランジスタ67を、制御電圧の増加
によるいわゆるランプ入力に基づいて時間的に遅らせて
M御したり、主リレー45に対して僅かに時間的に進ん
だ状態において、制gI電圧の減少によってI11御す
るように構成されている。前記遅れないし進みはほんの
数ミリ秒にすぎない、このようにして主リレー45の開
閉時に、電源の全電圧がサーボモーター16に供給され
ることも、サーボモーター16から切り離されることも
ない、その結果サーボ操向装置の作動ないし非作動は綬
やかに行われる。またこれによって。
運転者にとって不意の、操舵力の突然の減少という、サ
ーボ操向装置の作動に際しての不都合な影響も排除され
ている。前記影響は特にカーブを低速で走行する際に運
転者をいらいらさせるであろう、その他の点では第10
図の配線図のすべての構成要素は第9図のそれと一致し
ている。したがって各構成要素には同一の#原符号が付
与されている。
開閉接点操作装置70の実施例は、第6図に縦断面図と
して示されたサーボ操向装置において認められる。前記
サーボ操向装置は、前記開閉接点操作装置70を除いて
、第1図に示されたサーボ操向装置と一致しており、そ
のため同一の構成要素には同一の9原符号が付与されて
いる。操作装置70は並目ねじ駆動手段71を有してお
り、同駆動手段は、操向軸10上に配設された螺旋溝7
2と、ボール74及び案内片75を備える案内ナツト7
3を含んでいる。案内ナツト73は、捻転部材15の、
操向伝動装置の入力軸11と一体のセグメント32内に
おいてピン76によって軸線方向に移動可能に保持され
ている。ボール74は、環状ばね77によって半径方向
番こ可動の案内片75を介して螺旋溝72の摺動斜面間
に押し込められる。案内ナツト73の自由端面側には操
作板78が固定されており、同操作板は、操向ケーシン
グ14内に取付けられた操作舌片79と共に、第10図
の機械的開閉接点63〜66のための操作部材80を構
成している。開閉接点63〜66はばね接点として構成
されており、そしてそれぞれ共通的に繰作される両開閉
接点63.64及び65.66は19のマイクロスイッ
チ81ないし82(第6図)に統合されている。マイク
ロスイッチ81.82の開閉ピン83.84は操作舌片
79の両側に配置されている。前記操作舌片は、マイク
ロスイッチ81.82と逆向きの端部において軸受ピン
85に旋回可能に保持されるとともに、操作板78の両
便でローラ86を介して同操作板において支持されてい
る。
捻転部材15がねじられた場合、案内ナツト73は、捻
転部材15のねじれ方向に応じて、方又は他方の方向に
軸線行程を進む、この時操作板78はp−ラ86を介し
て一方の操作舌片79を旋回せしめる。それに応じてマ
イクロスイッチ81ないし82の開閉ピン83又は84
が移動せしめられ、そして同マイクロスイッチのばね接
点はその閉鎖位置にジャンプする。捻転部材15のねじ
れ方向にしたがって、開閉接点63.64又は65.6
6が閉じられ、そしてサーボモーター16は相応の回転
方向に回転する。捻転部材15のねじれが再び解消され
た時に初めて、案内ナツト73は操作板78を伴って第
6図に示された中立位置に復帰する。この中立位置にお
いてマイクロスイッチ81.82の開閉ピン83.84
は、それによって付勢されたばね接点が再び開位置ヘジ
ャンプする程度に解放されている。第10図のすべての
開12(接点63〜66は開いている。センサー40か
らコントローラ50に供給されるセンサー信号の振幅に
よって決定されるキーイング率t/Tに基づくコントロ
ーラ50によるトランジスタ67の制御は、第10図に
ついて説明した方法と同様に行われる。したがってサー
ボモーター16は、捻転部材15のねじれの大きさとそ
のねじれ方向に相応するトルクを操向伝動装置の入力軸
11に供給する。
第7.8区のサーボ操向装置の実施例の場合、第6図の
変更されていないサーボ操向装置と比較すると、単に開
閉接点操作装置70′だけが別の構成になっている。前
記装置は、捻転部材15の各セグメント32内に嵌め込
まれた、液体を充填したそれぞれ2つのクッション87
88(第8図)を有している。前記クッションは、軸線
方向に移動可能な、ピストンロッド90を備えるピスト
ン89に当接していて、同ピストンを軸線方向に沿って
両方向に移動させることができるようになっている。前
記液体を充填したクッション87.88は、セグメント
32の、急激に曲がっている縁部領域内に配置されてお
り、そして撓みリング30とセグメント32の表面との
間には空隙91が形成されている(第7図)、各クッシ
ョン87.88には19の大きな表面績のピストン板9
2が割り当てられており、同ピストン板は板棒93を介
して撓みリング30に当接している。前記両ピストンウ
ッド90は、前記両セグメント32から軸線方向に突出
するとともに、環状の操作板94と固定的に結合してい
る。操作板94はホール限界発生器95の可動部分を担
持している。第10図のブリッジ回路44の開閉接点は
、開閉リレーの電気的に操作される開閉接点により構成
される。同時に開閉すべき各々の開閉接点は、その都度
リレーコイルにより繰作されるところの開閉リレーの1
9の二重接点に統合されている。ホール限界発生器95
の百出力はそれぞれ一方の開閉リレーのリレーコイルに
接続されている。捻転部材15がハンドルの回転によっ
て一方又は他方の方向にねじられると、撓みリング30
の相応の部分が空隙91の領域において平らに延ばされ
る。前記子らに延ばされた部分は、板棒93とピストン
板92を介して、ねじり方向に応じて、液体を充填した
両クッション87.88−Q一方に作用する・、その都
度のクッション87又は88に作用する圧力はピストン
89に伝達され、そして同ピストンは、ピストンロッド
90を、捻転部材15のねじり方向に応じて一方又は他
方の軸線方向に移動せしめる。
これによって操作板94、ひいてはホール限界発生器9
5の可動部分が移動せしめられる。移動方向に応じて、
ホール限界発生器は一方又は他方の開閉リレーを制御し
、その結果リレーの二重接点63.64又は65.66
 (第10図)が閉じられる。
第7.8図のサーボ操向装置において、ホール限界発生
器95の代りに、第10図の機械的開開接点63〜66
を操作するための、第6図に示された操作部材80を備
え付けることもできる、この場合操作板94は第6図の
操作板78に置き換えられ、同操作板は同様に操作舌片
79を介してマイクロスイッチ81.82を操作する。
勿論、第6図のサーボ操向装置の場合、操作部材80を
第7図のホール限界発生器95に置き換えることもでき
る。この場合には、第6図の開閉接点操作装置70は、
電気的開閉接点(例えば、第7図の開閉接点操作装ff
70’に関連して備えられているようなリレー接点)を
操作するために適合せしめられる。
好ましくは駐車支援手段として使用されるサーボ操向装
置の前述のすべての実施例は、以下に記載のスリップク
ラッチを備える、同様に駐車支援手段として使用される
サーボ操向装置の実施例と比較して、滑り損失がまった
く生じないために明らかに有利な効率を利点として有し
ている。サーボモーターの過負荷保護は、トランジスタ
67に干渉することによって簡単に達成される。
第11図に縦断回国として単に部分的に概略的に示され
たサーボ操向装置は、操向軸110を有しており、同操
向軸の上端部(第11図右側)には1図示されないハン
ドルが回転率可に固定されている。操向軸110に対し
て軸線方向に整列して、図示されない操向伝動装置の入
力軸111が配置されており、同人力軸は操向軸110
と同様に回転可能に支承されている。
操向軸110と入力軸111は整列して配置されるとと
もに、ねじり棒115として構成された捻転部材を介し
て相互に結合している。これによって操向軸110と入
力軸111間の限定された相対的ねじれが可能になる。
はぼ一定の速度で唯一の方向に回転する。永久磁石界磁
直流モーターとして構成された電気的サーボモーター1
16は1両方向スリップクラッチ112を介して操向伝
動装置の入力軸111に結合されるようになっている。
したがってサーボモーター116はその出力軸113を
介して、一方向又は他方向へのハンドルの操向運動を支
援する回転トルクをもって、操向伝動装置の入力軸11
1に作用することになる。この例では渦電流センサー1
40およびコントローラ150から構成されるところの
センサー装置114は、入力軸111に対する操向軸1
10の相対的ねじれをそのねじれの方向並びに大きさに
ついて検出するとともに、操向軸110と入力軸111
間の前記相対的ねじれに依存する結合モーメントを生ぜ
しめるように前記スリップクラッチ112を制御する。
詳細には前記両方向スリップクラッチ112は、2つの
回転可能に支承されたクラッチ円板118.119と、
その間に同軸的に配置された対向クラッチ部材120と
を有する0両クラッチ円板118,119は、サーボモ
ーター116によって逆転伝動装置117を介して逆方
向に回転駆動される。この場合サーボモーター116は
逆転伝動装置117を直接的に駆動しており、そして互
いに同軸のクラッチ円板118,119は逆転伝動装r
!1117の歯車と噛合している。対向クラッチ部材1
20は、−段の減速装置121を介して操向伝動装置の
入力軸111と連結している。構造上の変更としては。
第12図のサーボ操向装置にも当てはまるように、クラ
ッチ円板11.8をサーボモーター116の駆動軸・1
13に回転率可に固定することができる。この場合、減
速装置121は2段又は更に多段に構成される。
対向クラッチ部材120は2つの部材で構成されており
、この場合各々のクラッチ部材120a、120bはそ
れぞれ19のクラッチ円板118ないし119に関係付
けられている。前記両クラッチ部材120a、120b
は互いに固定的に結合するとともに、共通の中空軸12
2に固着されている。前記中空軸は減速装置121の駆
動、軸123と回転率可に結合している。
中空軸122はクラッチ円板119のボス124を貫通
するとともに、同クラッチ円板119の軸受として利用
される。中空軸122内には。
クラッチ円板118と回転率可に結合している軸125
が挿入されて、そこにおいて回転可能に支承されている
。各々のクラッチ部材120a、120bはそれぞれ1
9の環状の電磁石を担持しているが、図面にはクラッチ
部材120bの、励磁コイル127を備える電磁石12
6だけが示されている。各励磁コイル127は、減速袋
f121の入力軸123上に位置する3つのすべり接点
128を介してコントローラ150と電気的に導通して
おり、この場合同コントローラは、クラッチ部材120
a又はクラッチ部材120bの励磁コイル127に選択
的に励磁電流を通電する。クラッチ部材120aないし
120bの励磁コイル127が通電されている場合、対
向クラッチ部材120は、関係するクラッチ円板118
ないし119と結合して従動回転せしめられる。励磁電
流によって決定された電磁力の大きさに応じて、クラッ
チ円板118ないし119と対向クラッチ部材120間
に滑りが発生し、その結果同情りの大きさに依存するト
ルクが、減速装置121を介して操向伝動装置の入力軸
111に伝達される。この場合渦電流センサー140と
コントローラ150からなるセンサー装置114によっ
て、入力軸111に対する操向軸110の相対わじれの
大きさに前記滑りが反比例するように、電磁石126の
#$を流が決定サレル。
渦電流センサー140は第1図のような構造であって、
2つの相対回転可能なスリット円板141.142と、
その間に位置する図示されていない滑りフォイルと、印
刷コイルを配置した支持板143とにより構成されてい
る。支持板143は回転率可に保持されており、これに
対してスリット円板142は操向軸110に固定され、
そしてスリット円板141はスリーブ144を介して入
力軸111に固定されている。
前記コイルには交流が流される。捻転部材115のねじ
れ、並びにそれに関係する操向軸11Oと入力軸111
の相対ねじれに際して、スリット円板141,142の
様々なオーバラップが前記ねじれの程度に対応して発生
する。これが、印加された高周波電圧のある程度の大き
さの減衰をもたらすのである。しかもこのような信号は
、ねじれ方向を示唆する特徴を有している。渦電流セン
サー140の前記信号はコントローラ150に供給され
、同コントローラは、前記相対ねやれの方向に応じてク
ラッチ部材120a又はクラッチ部材120bの励磁コ
イル127を、それも渦電流センサー140の出力信号
の振幅によってその大きさが決定されるところの励磁電
流をもって励磁する。
サーボ操向装置が単に駐車補助装置としてのみ使用され
る場合、コントローラ150には更に車両速度Vを特徴
付ける電気信号が入力される。前記信号が所定の限界値
よりも大きくなると、励磁電流が31!断される。スリ
ップクラッチ112は開き、サーボ操向装置は非作動に
なる。
駐車補助装置の綬やかなオン−オフは、スリップクラッ
チ112の制御を突然に行うことなく、一定の速度領域
にわたって過渡的に行うことによって実現可能である6
手に作用するモーメントが高い場合でも、これによって
ハンドル上の望ましくない衝撃が回避される。更にコン
トローラ150を用いてサーボモーター116の過負荷
保護を行うことができる。この場合にはモーター電流I
とモーター温度θに比例する電気信号がコン小ローラ1
50に入力される。前記信号が所定値を超過した場合、
同様にして励磁電流が遮断され、その結果スリップクラ
ッチ112が開いて、サーボモーター116が無負荷に
なる。
第12図のサーボ操向装置の場合、対向クラッチ部材1
20′は軸線方向に移動可能なR擦円板130として構
成されており、同摩擦円板は、再び同様に、中空軸12
2及びこの例では2段に構成された減速装置121の入
力軸123と結合している。この例ではサーボ操向装置
114′は、純粋にv1械的に構成されるとともに、操
向伝動装置の入力軸111に対する操向軸110の回転
運動を軸線運動に変換するところのボールねじ131を
有している。訂記軸線運動は、両腕の揺動レバー132
を介して摩擦円板130の対応する軸線運動を生ぜしめ
、その結果摩擦円板130はクラッチ円板118もしく
はクラッチ円板119に押し付けられる。
こうして、回転するクラッチ円板118ないし119は
摩擦円板130を連動せしめる。この場合発生するスリ
ップは再び同様に操向軸110と入力軸111間の相対
ねじれの大きさに依存する。
詳細にはボールねじ131は2つの伝動部材133.1
34を有しており、同伝動部材はそれぞれ19の並目ね
じを有しており、同並目ねじ内に図示されないボールが
挿入されている。
伝動部材133は操向軸110と固定的に結合しており
、これに対して伝動部材134は、入力軸111と結合
しているスリーブ135上に回転可能かつ軸線方向に移
動可能に位置している。前記伝動部材134上には移動
スリーブ136が回転可能ではあるが軸線方向には移動
不可に位置しており、そして同一の移動スリーブ137
が、減速装置121′の、中空軸122と固定的に結合
している入力軸123上に回転可能ではあるが軸線方向
には移動不可に位置している0両移動スリーブ136,
137には揺動レバー132の各レバー端部が係合して
いる。
揺動レバー132の揺動軸1.38は移動スリーブ13
6.137の移動方向に対して横向きに延びており、そ
の結果移動スリーブ136の軸線運動は移動スリーブ1
37の逆向の軸線運動に変換される。
ハンドルに操舵力が及ぼされると、操向軸110に作用
する回転トルクはねじり棒115を介して操向伝動装置
の入力軸111に伝えられる。この時発生する操向軸1
10の相対ねじれは、ボールねじ131を介して、伝動
部材134の軸線運動、つまりは移動スリーブ136の
軸線運動に変換される。前記軸線運動は、操向軸110
と入力軸111間の相対ねじれに比例している。この場
合相対すじれの方向に応じて、移動スリーブ136は第
12図において左又は右へ移動せしめられる。移動スリ
ーブ136の運動は、揺動レバー132を介して、移動
スリーブ137の相応する右又は左への移動に変換され
る。これによって摩擦円板130はクラッチ円板118
又はクラッチ円板119に当接せしめられる一摩擦円板
130の移動行程はボールねじ131により駆動される
移動スリーブ136の移動行程よりも短いので、対応す
るクラッチ円板118.119に対する摩擦円板130
のある程度の大きさの押付は力が形成される。
したがってwi擦円板130は、その都度のクラッチ円
板118ないし119によっである程度の大きさのスリ
ップを伴って連動せしめられ、そして相応するトルクを
2段の減速装置121を介して操向伝動装置の入力軸1
13に伝達する。
第11図のサーボ操向装置とは対照的に、この例ではサ
ーボモーター116はクラッチ円板118を直接駆動し
、そして同りラヅチ円板は逆転伝動装置117を介して
クラッチ円板119を駆動する。したがって減速装置1
21′は2段に構成されている。しかしなからこの例で
も、(第11図のサーボ操向装置の場合と同様に)逆転
伝動装置117の19の歯車をサーボモーター116の
出力軸113に固着させることは可能であり、そうすれ
ば同出方軸i逆転伝動装置を直接駆動することになる。
この場合には減速装置121′を再び1段に構成するこ
とができる。
サーボモーター116によって妨害されないハンドルの
急操作を実現し、しかもその際に、部分的に油中で回転
するクラッチ円板118゜119のj@I擦並びに加速
された回転質量体の摩擦による悪影響を可能な限り小さ
く維持するために、サーボモーター116の出力軸11
3と、クラッチ円板118に回転率可に結合された軸1
25との間に、遠心力でvI御されるフリーホイール部
139が配設されている。前記フリーホイール部139
は、追加的にサーボモーター116の過負荷保誤手段を
構成し、そしてサーボ操向装置が非作動状態の場合にサ
ーボモーター116の完全な連結解除を保証している。
サーボモーター116の出力軸113はフリーホイール
部139の入力軸を構成しており、前記軸125はフリ
ーホイール部139の出力軸を意味してい−る。サーボ
モーター116が(第11図に示すように)逆転伝動装
置117を直接駆動する場合、フリーホイール部139
は、サーボモーター116の出力軸113と、逆転伝動
装置117の5クラッチ円板118を駆動する歯車を担
持している入力軸との間に配置されるべきである。
遠心力により制御されるフリーホイール部139の2つ
の実施例が、第15図と第16図に示されている。各フ
リーホイール部139は。
入力軸(この例ではサーボモーター116の出力軸11
3)と一体的に回転する内リング145と、それと同軸
であって出力軸(この例ではクラッチ円板118の軸1
25)に回転率可に結合された外リング146と、前記
内、外リング145,146の間に支持されたクランプ
体147と、遠心力により制御される制御ケージ148
とを含む、この例では3つのローラとして構成されたク
ランプ体147は、周囲に一様に配分されるとともに、
内リング145の軸方向溝149内に位置している一各
々の軸方向溝149は周方向に見て2つの溝領域を有し
ており、同溝領域内にクランプ体147が進入できるよ
うになっている。クランプ体147が、内リング145
の回転方向157において後方の溝領域へ務勤すると、
内、外リング145,146は互いに回転率可に結合す
る(クランプ位置)、クランプ体147が、内リング1
45の回転方向157において前方の溝領域へ移動する
と、内、外リング145.146は解放せしめられて、
互いに無関係に回転する(フリーホイール位置)、内リ
ング145の回転方向157はサーボモーター116の
回転方向と一致している。サーボモーター116によっ
て駆動される内リング145は、軸125を介して負荷
を受ける外リング146よりも常に若干速く回転するの
で、クランプ体147は前記後方の溝領域内へ移動して
、クランプ位置を占めている。
今やクラッチ円板118.119は逆転伝動装置117
を介してサーボモーター116によって駆動される。ハ
ンドルの急操作に際して外リング146は短期的に内リ
ング145よりも速く回転する。これによってクランプ
体147はクランプ位置から前方の溝領域のフリーホイ
ール位置へ移送せしめられる。外リング146は自由に
回転することができ、内リング145を追い越すように
なる。
fli4御ケージ14gをfli御するために、3つの
遠心重りが備えられており、第15図においてはその内
の遠心重り151だけが認められる。
同遠心重りは内リング145の点152において揺動可
能に支承されている。遠心重り151はクリップ153
を介してばね154と結合しており、同ばねは遠心重り
151を内側へ引っ張る。遠心重り151は係合部15
5をもって制御ケージ148の凹部156に係合し、そ
れによって同遠心重りの揺動に際して制御ケージ148
を周方向に移動せしめる。ばね154及び遠心重り15
1は、内リング145が低い方の限界回転数を下回ると
、遠心重り151がばね154によ、うて内側へ引き寄
せられ、−その時に制御ゲージ148を内リング145
の回転方向にねじる。この時制御ケージ148はクラン
;1c147をクランプ位置からフリーホイール位置へ
移動せしめ、その結果今や内リング145は外リング1
46に対して自由に回転することができる。こうしてサ
ーボモーター116の過負荷は確実に回避される。
第16図のフリーホイール部139の実施例は、第15
図の前記実施例と比べると、制御ケージ148の一部分
が遠心重り151の曲げ弾性的な懸垂手段を構成し、同
制御ケージ148の別の部分が高速回転時の遠心重り1
51の行程制限手段を構成している点でのみ相違してい
る。再びli′i1様に遠心重り151はクリップ15
3を介してばね154と結合している。
通常では、第12図に示されかつ説明されたサーボ操向
装置は、第11図のサーボ操向装置と同様に、駐車補助
装置として利用される。所定の車両速度以上でサーボモ
ーター116はオフになり、痕接的に操向が行われる。
この場合操向軸110のトルクはねじり棒115を介し
て操向伝動装置の入力軸111に伝達される。
その際に過度に柔軟なねじり棒115によるトルク伝達
に起因する−ぐにゃぐにゃ“の操向を回避するために、
操向軸110と入力軸111の間にセンタリング装置1
60が備えられている。同装置は、サーボ操向装置が非
作動の場合に、所定の車両速度以上で機能を発揮するも
ので、操向軸110と入力軸111の間に堅固な連結を
生ぜしめる。
このようなセンタリング装置の実施例は第14図に示さ
れている。同装置は、操向軸110において半径方向に
延びる止めカム161と、同当接カムと共面する。操向
伝動装置の入力軸111に配設された連結リンク機fl
162と、同連結リンク機$1162をtゑ作する駆動
装置163とを含んでいる。連結リンク81楕162は
2つの両腕の揺動レバー164,165と、同揺動レバ
ー164.165の端部にそれぞれ枢着された2−)の
連結棒166; 167を有しており、同連結棒の揺動
レバーから離れた各端部はリンクピン168において回
転可能に保持されている。揺動レバー164,165は
、その自由端の互いに向い合う側面において、前記止め
カム161に当接するそれぞれ19の当接ジ=z −1
71ないし172を担持している。こうして連結リンク
機t11162は、リンクピン168の移動によって2
つの終端位置を占めるように構成されている(第14図
において実線及び点線で示す、)、前記終端位置では、
当接ジョー171.172が止めカム161に摩擦係合
的に当接するか、もしくは止めカム161から画側に離
れて位置している。第14図に実線で示されたロック位
置において(同ロック位置では止めカム161に当接ジ
ー!−171,172が摩擦係合的に当接するために、
操向軸110と入力軸111の堅固な連結が生じている
。)、両連結棒166.167はリンクピン168をも
って死点位置にある。前記死点位置の場合に、止めカム
161に基づいて当接ジ!I−171。
172に及ぼされる圧力は、リンクピン168において
変位力を生ザしぬ、同変位力はリンクピン168を更に
ロック位置方向へ動かすように寄与する。これによって
連結リンク機tll162は、そのロック位置に外力を
要することなく保持され、その結果操向軸110のあら
ゆる回転運動は、操向伝動装置の入力軸111に遊び無
しに伝達される。前記死点位置からリンクピン168を
引き出すことによって初めて(これは駆動装置163に
よって引き起こされる。)、操向軸110と入力軸11
1の堅固な結合が再び解除される。
駆動装置163は、リンクピン168を死点位置に付勢
するためのコイルばね169と、コイルばね169の初
期荷重を調整しかつ当接カム161の解放と同時にリン
クピン168を終端位置へ移送するための電動のスピン
ドル伝動手段170とを含んでいる。この場合スピンド
ル伝動手段170は、電動モーター173によって駆動
されるスピンドル1.74と同スピンドル174に螺合
可能なスピンドルナツト175とにより構成されており
、前記スピンドルナツトにはコイルばね169が取付け
られている。
サーボ操向装置が非作動の時、即ちサーボモーター11
6がオフの時に、車両速度限界値を下回ると、先ず最初
に図示されない制御ユニットによって、非制御的に運転
されるサーボモーター116のスイッチがオンにされる
。同サーボモーターはその定格回転数に達する9次いで
電動モーター173のスイッチがオンにされると、同電
動モーターはコイルばね169を介してリンクピンを時
間又は速度に依存して死点位置から引き出す、この時揺
動レバー164.165は外側へ旋回し、そして止めカ
ム161は解放されて、当接ジョー171,172に関
して相対運動するようになる。再び車両速度がサーボ操
向装置を非作動にするような値に達すると。
電動モーター173の逆方向回転のスイ・ンチがオンに
される。この場合同電動モーターは、コイルばね115
9がリンクピン−168を死点位置に押し込むまで、同
コイルばね169の付勢力を時間又は速度に依存して増
大せしめる。こうして揺動レバー164,165は内側
へ旋回し、そして当接ジョー171 172は止めカム
161に両側から摩擦係合的に当接する。その後サーボ
モーター116のスイッチが切られる。
このようにして、車両速度限界値を上回ったり下回った
りする時に、センタリング装置160の緩やかなオン・
オフが達成される。それによって、一方では車両速度限
界値を下回る時には、スリップクラッチ112′をショ
ックなしに、即ち摩擦力を急変させないように、動作さ
せるための必要な最小スリップが常に確保され、そして
他方では車両速度限界値を上回った時には。
サーボモーター116のスイッチが切れる前に、操向軸
110と操向伝動装置の入力軸111間の連結部の硬直
化が確立されるのである。
第13図には、所定の車両速度限界値以下で機能を発揮
し、それでもって比較的遅い車両速度領域において駐車
補助装置として使用されるところのサーボ操向装置の別
の実施例が示されている。この装置の操向支援機能は、
再び同様に、単一方向的に非制御的に回転するサーボモ
ーター116によって引き起こされる。同サーボモータ
ーは、スリップクラッチ112″を介して、操向軸11
0の回転方向に応じて、操向伝動装置の入力軸111に
回転トルクを生ぜしぬる。スリップクラッチ112″は
、軸線方向に互いに離隔的に配置されかつ互いに一体的
に結合している2つのR1擦円板181.182と、サ
ーボモーター116によって駆動される摩擦車183を
有している。サーボモーター116とT!iI擦車18
3間の動力伝達路には遠心力で制御されるフリーホイー
ル部139が配設されており、同フリーホイール部の入
力軸はサーボモーター116の出力軸113により構成
され、同フリーホイール部の出力軸は*t*車軸184
により構成されている。摩擦車183は前記摩擦車軸1
84上に回転率可に位置している。摩擦車軸184は両
摩擦円板181,182の出力軸に対して横向きであり
、摩擦車183は両摩擦円板181.182の間に突入
している。
両摩擦円板181,182が軸線方向に移動すると、そ
の都度一方の摩擦円板が摩擦車183に当接して、同摩
擦車183によって駆動せしめられる。その結果摩擦車
183がどちらの摩擦円板181ないし182に係合す
るかによって、両摩擦円板181.182が一方又は他
方の回転方向に運動する。摩擦円板181.182はス
リーブ185上に回転可能かつ軸線方向に移動可能に配
置されており、同スリーブは、操向軸110と入力軸1
11を結合するねじり棒115を同軸的に取り囲んでい
る0両摩擦円板181.182は減速装置121−を介
して入力軸111と結合している。この例では減速装置
121″は遊星歯車伝動装置として構成されている。
センサー装置114″は(第12図のセンサー装置11
4’と同様に)、入力軸111に対する操向軸110の
回転運動を両摩擦円板181.182の軸線方向変位に
変換するところの方向転換ユニットによって純粋に機械
的に構成されている。この場合両摩擦円板181,18
2の一方が、相対ねじれの大きさに依存する押圧力をも
って摩擦車183に押付けられる。前記方向転換ユニッ
トは、遊星歯車伝動袋r!1186とスピンドル伝動装
置191によって構成されており、前記遊星伝動装置は
、内ば歯車187と、太陽官軍188と、アーム180
によって結合された2つの遊星歯車189,190を備
えており、前記スピンドル伝動装置は、操向軸110に
対して平行な2つのねじスピンドル192.193と、
回転可能であるが軸線方向には変位置きないように摩擦
円板181.182と連結しているスピンドルナツト1
94とを備えている。前記スピンドルナツトにはねじス
ピンドル192,193が螺合可能である。太陽歯車1
88は操向軸110と、内ば歯車187はスリーブ18
5と、つまりは入力軸111と、そして両道星歯車18
9,190はねじスピンドル192,193とその都度
回転率可に結合している。操向軸110が一方又は他方
の回転方向にねじられると、遊星歯車189,190が
駆動され、そして同遊星歯車自体がねじスピンドル19
1.193を駆動する。これによって回転方向に応じて
、スリーブ185上の両摩擦円板181,182が左又
は右へ動かされる。それによって摩擦円板181又は摩
擦円板182のどちらかが摩擦車183に、それら入力
軸111に対する操向軸110のねじれの大きさに比例
する押圧力をもって圧接される。
摩擦車183は、前記押圧力の大きさに依存するスリッ
プを件って両摩擦円板181,182を、操向軸110
に作用する回転トルクと同じ方向に駆動する。こうして
摩擦円板181,182に伝達された回転トルクは、減
速装置121″を介して、操向伝動装置の入力軸111
に伝達される。
車両速度限界値以上でサーボ操向装置が非作動になった
際に″ぐにゃぐにゃ″の操向を回避するために、この例
でもセンタリング装置160′が備えられている。同装
置は、サーボ操向装置が非作動になると、操向軸110
と入力軸111間の堅固な連結を、ねじり棒115の橋
渡しによって確立する。センタリング装置160′は、
遊星歯車伝動装置186を包囲しているケーシング19
5を有しており、同ケーシングはスリーブ185と一体
的である。ケーシング縁部は軸向歯196を担持してお
り、同軸向歯には、操向軸110に軸線方向に移動可能
に保持されかつ同操向軸と回転率可に結合しているとこ
ろのラチェット197が係合する。前記ラチェット19
7は車両速度限界値以下の領域において電気的に解放可
能であり、その結果ケーシング195は、それに一体的
に付設されたスリーブ185と、同スリーブ185と回
転率可に結合している入力軸111を伴って、操向軸1
10に対して相対的に回転することができる。前記ラチ
ェット197を補うものとして、車両速度限界値を下回
った際に例えばブレーキのランプ制御に基づいて緩やか
な投入又は支援を達成するために、第13図のケーシン
グ195の左半分において示唆するように、電気的に操
作可能なブレーキ198を用意することもできる。
第11図のサーボ操向装置の実施例の場合、相応の構造
的変更によって、電磁石の励磁コイルを固定的に配置す
ることもできる。これによって通電のためにスリップリ
ングを備える必要性はなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、乗用車用のサーボ操向装置の部分的縦断面図
、第2図は、第1図の線[1−IIに沿った断面図、第
3図は、2つの実BP1例(右と左)としての変更され
たサーボ操向装置の第2図に相当する図、第4rf!i
は、第2の実施例のサーボ操向装置の部分的縦断面図、
第5図は、第4図の線v−■に沿った断面図、第6図及
び第7図は、それぞれ第3及び第4の実施例のサーボ操
向装置の部分的縦断面図、第8図は、第7図の線V I
II −V IIIに沿った断面図、第9図は、第1r
f!iのサーボ操向装置の電気的回路図、第10図は、
第6図のサーボ操向装置の電気的回路図、第11図、第
12図及び第13図は、それぞれ第5、第6及び第7の
実施例のサーボ操向装置の部分的縦断面図、第14図は
、第12r2のサーボ操向装置用のセンタリング装置の
平面図、第15図及び第16図は、それぞれ2つの実施
例としての、第12図又は第13図のサーボ操向装置の
フリーホイール部の、部分的断面を含む平面図である。 1、110・・・操向軸、11,111・・・操向伝動
装置の入力軸、15,115・・・捻転部材、16.1
16・・・サーボモーター、17・・・減速装置、18
・・・外歯車、19・・・外リング、19a。 19b・・・環状部材、20,120・・・フリーホイ
ール部、22・・・内リング、23・・・制御ケージ、
24.25・・・制御層、26・・・ローラ、27・・
・凹部、27a・・・中央部分、27b・・・側方部分
、28.69.−59a、69b・・・中間リング(中
間層)、31.32・・・セグメント、33.34・・
・押圧板、36・・・MfB要素、40,140・・・
センサー、41.42・・・スリット円板、43・・・
支持板、44・・・ブリッジ回路、44a・・・ブリッ
ジ分岐路、45・・・主リレー、45a・・・開閉接点
、48・・・車両速度検出センサー、49・・・ギア検
出センサー、50,150・・・コントローラ、51〜
54・・・半導体スイッチ、55・・・キーイング率検
出センサー、56.57・・・圧縮ばわ、58,59・
・・突起、6、61・・・支持部材、62・・・Mfr
rリング、63〜66・・・開閉接点、67・・・半導
体スイッチ、68・・・螺旋−固定ピン、70・・・開
閉接点繰作装置、71・・・並目ねじ駆動手段、72・
・螺旋溝、73・・・案内ナツト、74・・・ボール、
75・・・案内片、77・−・環状ばね、80・・・操
作部材、81.82・・・マイクロスイッチ、87.8
8・・・クッション、89・・・ピストン、90・・・
ピストンロッド、91・・・空隙、92・・・ピストン
板、93・・・板棒、94・・・操作部材、95・・・
ホール限界発生器、−112,112”  112−0
−スリップクラッチ、114.114′  114“・
・・相対ねじれ検出装置、115・・・ねじり棒、11
7.117’・・・方向転換伝動装置、118,119
・・・クラッチ円板、120,120′・・・対向クラ
ッチ部材、121,121′・・・減速装置、126・
・・電磁石、127・・・励磁コイル、128・・・滑
り接点、130・・・摩擦円板、131,132・・・
方向転換ユニット、133,134・・・伝動部材、1
36,137・・・移動スリーブ、13つ・・・フリー
ホイール部、145・・・内リング、146・・・外リ
ング、147・・・クランプ体、148・・・制御ケー
ジ、149・・・軸方自消、151・・・遠心重り、1
54・・・ばね、160,160’・・・センタリング
装置、161・・・止めカム、162・・・連結リンク
機構、163・・・駆動装置、166.167・・・連
結棒、168・・・リンクピン、169・・・ばね、1
71,172・・・当接ジョー 174・・・スピンド
ル、175・・・スピンドルナツト、181.182・
・・摩擦円板、183・・・摩擦車、184・・・回転
軸、186・・・遊星歯車伝動装置、187・・・内ば
歯車、188・・・太陽歯車、189.190・・・遊
星歯車、191・・・スピンドル伝動装置、192.1
93・・・bじスピンドル、194川スピンドルナット \ 又。 Fig、 7

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ハンドルを担持する操向軸と、該操向軸と連結して
    いる操向伝動装置と、前記ハンドルの回転運動を支援す
    る回転トルクを前記操向伝動装置において発生せしめる
    電気的サーボモーターとを備える車両用のサーボ操向装
    置において、前記サーボモーター(16)は逆転可能に
    構成されており、前記操向軸(10)と前記操向伝動装
    置の入力軸(11)は、相互の限定された相対ねじれの
    みを許容する形式で互いに連結されており、センサー(
    40)が前記相対ねじれを検出して該相対ねじれに比例
    するセンサー信号を出力するようになっており、前記サ
    ーボモーター(16)の回転トルクを前記センサー信号
    に基づいて制御するところのコントローラ(50)が備
    えられており、前記サーボモーター(16)の回転軸と
    前記操向伝動装置の入力軸(11)との間の動力伝達経
    路に、前記操向軸(10)によって制御される再方向フ
    リーホイール部(20)が配設されており、該フリーホ
    イール部は、前記入力軸(11)に対して前記操向軸(
    10)が相対的にねじれる際に、前記サーボモーター(
    16)の回転軸と前記入力軸(11)との間の回転的結
    合を確立するように構成されていることを特徴とする、
    車両用のサーボ操向装置。 2、前記フリーホィール部(20)は、前記サーボモー
    ター(16)の出力軸に連結された駆動部材(18、1
    9)と、前記操向伝動装置の入力軸(11)に連結され
    た被駆動部材(22)と、前記操向軸(10)に連結さ
    れた制御部材(23)を有しており、そして前記操向軸
    (10)の回転運動に際して、該操向軸(10)の回転
    運動に追従する制御部材(23)よりも前記駆動部材(
    18、19)が速く回転しない限りは、該駆動部材(1
    8、19)と前記被駆動部材(22)間の回転不可の結
    合を前記制御部材(23)が確立するように、前記フリ
    ーホィール部(20)が構成されている、請求項1記載
    のサーボ操向装置。 3、前記駆動部材は外歯車(18)を備える外リング(
    19)によつて構成され、前記外歯車は、前記サーボモ
    ーター(16)の出力軸によって駆動される減速装置(
    17)と噛合しており、前記被駆動部材は同軸的な内リ
    ング(22)によって構成され、該内リングは、前記操
    向伝動装置の入力軸(11)と回転不可に結合するとと
    もに、周囲に互いに離隔して配置された凹部(27)を
    有しており、該凹部は、それぞれ1つの中央部分(27
    a)と、その両側に隣接して外に向って狭くなる側方部
    分(27b)とを有しており、前記制御部材は、その都
    度前記中央部分(27a)内に位置して前記内、外リン
    グ(22、19)において支持されているローラ(26
    )と、該ローラ(26)を案内するための、前記内外リ
    ング(22、19)と同軸の制御ケージ(23)とを有
    しており、該制御ケージは、その都度2つの制御肩(2
    4、25)をもって、周方向に沿って前後から前記ロー
    ラ(26)に係合している、請求項2記載のサーボ操向
    装置。 4、前記外歯車(18)を備える前記外リング(19)
    は半径方向に沿って2つの部材で構成されており、該2
    つの同軸の環状部材(19a、19b)は弾性の中間層
    (28)を介して互いに結合されている、請求項3記載
    のサーボ操向装置。 5、前記両環状部材(19a、19b)の、前記弾性の
    中間層(28)に隣接する表面はぎざぎざ状に粗く仕上
    げられている、請求項4記載のサーボ操向装置。 6、前記中間層(28、69)の領域内に、前記2つの
    同軸の環状部材(19a、19b)に作用するところの
    ばね要素、例えば螺旋−固定ピン(68)又は板ばねが
    挿入されている、請求項4又は5記載のサーボ操向装置
    。 7、前記弾性の中間層(28)は環状に構成されている
    、請求項4から6までのいずれか1項記載のサーボ操向
    装置。 8、前記弾性の中間層(69)は、半径方向と周方向に
    交互に延びる部分(69a、69b)から成る蛇行状の
    経路を有している、請求項4から6までのいずれか1項
    記載のサーボ操向装置。 9、前記ばね要素(68)は前記中間層(69)の前記
    半径方向の部分(69a)内に配設されている、請求項
    6又は8記載のサーボ操向装置。 10、前記操向軸(10)と前記操向伝動装置の入力軸
    (11)とを連結するために、捻転部材(15;115
    )が一方では前記操向軸(10)と、そして他方では前
    記入力軸(11)とその都度回転不可に結合されている
    、請求項1から9までのいずれか1項記載のサーボ操向
    装置。 11、前記操向軸(10)と前記操向伝動装置の入力軸
    (11)は互いに整列して配置されており、前記捻転部
    材(15)は、前記操向軸(10)及び入力軸(11)
    と同軸の撓みリング(30)を有しており、該撓みリン
    グは、周方向に隙間をおいて互いに隣接配置されたセグ
    メント(31、32)に取付けられており、そして隣接
    していない前記セグメント(31ないし32)の各々は
    、前記操向軸(10)ないし前記入力軸(11)に回転
    不可に保持されている、請求項10記載のサーボ操向装
    置。 12、前記撓みリング(30)は、前記セグメント(3
    1、32)の外周面の少なくとも該セグメントの中央領
    域に当接するとともに、該セグメント(31、32)に
    ねじ止めされた押圧板(33、34)によってそこで挟
    持されている、請求項11記載のサーボ操向装置13、
    前記押圧板(33、34)の周方向に延びる寸法は、前
    記セグメント(31、32)の周方向に延びる寸法より
    も本質的に小さく、そして前記押圧板(33、34)の
    間には、例えばゴム製の周方向に延びる緩衝要素(36
    )が支持されている、請求項12記載のサーボ操向装置
    。 14、前記操向軸(10)と前記操向伝動装置の入力軸
    (11)は互いに整列して配置されており、前記捻転部
    材(115)は、対をなして互いに周方向に作用する少
    なくとも2つの圧縮ばね(56、57)によって構成さ
    れており、該圧縮ばねは、ばね軸線を平行にして、前記
    操向軸(10)及び前記入力軸(11)の軸線付近にお
    いて直径上で向い合うとともに、一方では前記操向軸(
    10)に回転不可に結合された支持部材(60)におい
    て、そして他方では前記入力軸(11)に固定的に結合
    された支持部材(61)において支持されている、請求
    項10記載のサーボ操向装置。 15、前記2つの板状の支持部材(60、61)は、少
    なくとも螺旋状に形成された前記圧縮ばね(56、57
    )の領域において半殻形状に湾曲していて、そして一緒
    になって前記圧縮コイルばね(56、57)をその縦延
    長にわたって包囲している、請求項14記載のサーボ操
    向装置。 16、前記圧縮ばね(56、57)は、端面側において
    、前記支持部材(60、61)に鋳込み成形された突起
    (58、59)に取付けられており、この場合1つの圧
    縮ばね(56、57)を受け止めている前記各突起(5
    8、59)は、それぞれ異なる支持部材(60、61)
    に付属している、請求項14又は15記載のサーボ操向
    装置。 17、前記操向軸(10)と回転不可の、鍋形に形成さ
    れた前記支持部材(60)の外縁部(60a)と、それ
    と同軸の、前記フリーホイール部(20)の前記内リン
    グ(22)との間に、例えばゴム製の緩衝リング(62
    )が嵌め込まれている、請求項14から16までのいず
    れか1項記載のサーボ操向装置。 18、前記サーボモーター(16)は、ブリッジ回路(
    44)のブリッジ分岐路(44a)内に配置された永久
    磁石界磁直流モーターであり、前記ブリッジ回路(44
    )は4つの制御可能なスイッチ(51〜54;63〜6
    6)を有しており、前記ブリッジ回路(44)中のその
    都度互いに対角線上で向かい合う前記各スイッチ(51
    、52ないし53、54;63、64ないし65、66
    )が同時に開閉制御され、そして前記各スイッチ(51
    〜54;63〜66)のための制御信号が前記操向軸(
    10)のねじれ方向から導出される、請求項1から17
    までのいずれか1項記載のサーボ操向装置。 19、前記スイッチは制御可能な半導体スイッチ(51
    〜54)として構成されており、前記センサー信号には
    前記相対ねじれの方向についての特徴が含まれており、
    そして該特徴から、前記半導体スイッチ(51〜54)
    の閉信号が導出される、請求項18記載のサーボ操向装
    置。 20、前記2つの同時に制御される半導体スイッチ(5
    1〜54)のその都度一方が、前記コントローラ(50
    )により、前記センサー信号の振幅値によって決まるキ
    ーイング率(t/T)をもって制御される、請求項19
    記載のサーボ操向装置。 21、前記スイッチは機械的又は電気的に操作される開
    閉接点(63〜66)として構成されており、そしてそ
    の都度2つの前記開閉接点(63、64ないし65、6
    6)を、前記操向軸(10)と前記操向伝動装置の入力
    軸(11)間の相対ねじれの方向に依存して同時に閉鎖
    するとともに、該相対ねじれが零の位置にある時にはす
    べての前記開閉接点(63〜66)を開放するところの
    開閉接点操作装置(70)が備えられている、請求項1
    8記載のサーボ操向装置。 22、前記開閉接点操作装置(70)は並目ねじ駆動手
    段(71)を有しており、該並目ねじ駆動手段は、前記
    操向軸(10)に設けられた螺旋溝(72)と、前記操
    向伝動装置の入力軸(11)と回転不可であるが軸線方
    向には移動可能に連結された案内ナット(73)とを含
    んでおり、該案内ナットにおいては、環状ばね(77)
    の利用により案内片(75)がボール(74)をもつて
    前記螺旋溝(72)内に押し込められ、それによって該
    案内ナットは、前記操向軸(10)と前記入力軸(11
    )間の相対ねじれに際して軸線方向に移動するようにな
    り、更にまた前記案内ナット(73)は前記開閉接点(
    63〜66)を操作するための操作部材(80)を担持
    している、請求項21記載のサーボ操向装置。 23、前記捻転部材(15)の前記セグメント(31、
    32)の外周部は、該セグメントの縁部に向って急激に
    湾曲しており、その結果該セグメント(31、32)の
    縁部領域において、前記セグメント(31、32)の外
    周部と前記撓みリング(30)との間に、セグメント縁
    部に向って拡大する半径方向の空隙(91)が形成され
    ており、前記開閉接点操作装置(70)は、前記操向伝
    動装置の入力軸(11)と回転不可に結合している前記
    セグメント(32)の少なくとも一方において、ピスト
    ンロッド(90)を備える軸線方向に移動可能なピスト
    ン(89)に該ピストンの両側から当接するところの、
    前記セグメントの縁部領域内に嵌め込まれた、液体を充
    填した2つのクッション(87、88)と、該クッショ
    ン(87、88)上に位置して、板棒(93)をもって
    前記撓みリング(30)に当接するピストン板(92)
    と、前記ピストン(89)の前記ピストンロッド(90
    )に結合された、前記開閉接点(63〜66)を操作す
    るための操作部材(94)とを含んでいる、請求項11
    又は12記載のサーボ操向装置。 24、前記開閉接点(63〜66)はばね接点として構
    成されており、その都度一緒に操作される両ばね接点(
    63、64ないし65、66)は1つのマイクロスイッ
    チ(81ないし82)に統合されており、そして該マイ
    クロスイッチ(81、82)は前記操作部材(80)の
    両側に配置されていて、それによって該マイクロスイッ
    チの開閉ピン(83、84)が前記操作部材(80)の
    移動行程内に突入して、該操作部材(80)の相対する
    移動に際して該操作部材により付勢されることになる、
    請求項21から23までのいずれか1項記載のサーボ操
    向装置。 25、前記開閉接点(63〜66)はリレー接点により
    構成されており、一緒に操作される両リレー接点は、1
    つのリレーコイルにより操作される1つの二重接点に統
    合されており、そして2つの出力部を持つ1つのホール
    限界発生器(95)が備えられていて、該ホール限界発
    生器の可動部分は前記操作部材(94)上に配置されて
    いる、請求項21から23までのいずれか1項記載のサ
    ーボ操向装置。 26、前記ブリッジ回路(44)と直列に、制御可能な
    半導体スイッチ(67)が配置されており、該半導体ス
    イッチは、前記コントローラ(50)によって、前記セ
    ンサー信号の振幅値により決定されるキーイング率(t
    /T)をもって制御される、請求項21から25までの
    いずれか1項記載のサーボ操向装置。 27、前記センサー(40)は、渦電流センサーとして
    構成されるもので、中間に滑りフォイルを位置させた2
    つの相互に回転可能なスリット円板(41、42)と、
    コイルを担持する支持板(43)とを有しており、そし
    て該支持円板(43)は固定的に配置されるとともに、
    前記一方のスリット円板(41)は前記操向軸(10)
    と、前記他方のスリット円板(42)は前記操向伝動装
    置の入力軸(11)と回転不可に結合している、請求項
    1から26までのいずれか1項記載のサーボ操向装置。 28、前記ブリッジ回路(44)と直列に、主リレー(
    45)の開閉接点(45a)が配置されており、そして
    所定の車両速度以下において前記主リレー(45)を閉
    じるための閉鎖信号を発生せしめるところの車両速度検
    出手段(48)が備えられている、請求項1から27ま
    でのいずれか1項記載のサーボ操向装置。 29、車両変速装置において投入された第1の前進ギア
    又は後進ギア又は切換レバーのアイドリング位置を検出
    した際に前記主リレー(45)を閉じるための閉鎖信号
    を発生せしめるところのギア検出手段(49)が備えら
    れており、そして前記車両速度検出手段(48)と前記
    ギア検出手段(49)の前記各閉鎖信号は論理的に″ア
    ンド″結合されている、請求項28記載のサーボ操向装
    置。 30、所定値以下の前記キーイング率(t/T)におい
    て閉鎖信号を発生せしめるところのキーイング率検出手
    段(55)が備えられており、前記閉鎖信号は、前記車
    両速度検出手段(48)の閉鎖信号と論理的に″アンド
    ″結合されている、請求項28または29記載のサーボ
    操向装置。 31、前記コントローラ(50)は、入力側において前
    記車両速度検出手段、(48)と接続しており、そして
    所定の車両速度を下回る時ないしは上回る時に、作動な
    いしは非作動にするべく前記半導体スイッチ(67)を
    遅延的ないし非遅延的に制御して、モータートルクの時
    間又は車両速度に対して任意に設定された増加的ないし
    減少的推移を発生せしめる、請求項28から30までの
    いずれか1項記載のサーボ操向装置。 32、前記操向軸(110)と前記操向伝動装置の入力
    軸(111)は、相互の限定された相対ねじれのみを許
    容するように、互いに結合しており、前記操向軸(11
    0)と前記入力軸(111)の相対ねじれを検知するた
    めの装置(114;114′;114″)が備えおり、
    該対向クラッチ部材は、前記操向伝動装置の入力軸(1
    11)と減速装置(121;121′)を介して結合し
    ており、そして前記センサー装置(114;114′)
    は、前記操向軸(110)と前記入力軸(111)間の
    相対ねじれの方向に応じて、前記対向クラッチ部材(1
    20;120′)と前記両クラッチ円板(118、11
    9)の一方との結合を確立して、前記相対ねじれの大き
    さに依存するスリップを伴って該対向クラッチ部材を従
    動回転せしめる、請求項32記載のサーボ操向装置。 34、前記対向クラッチ部材(120)は、励磁コイル
    (127)を備える少なくとも2つの電磁石(126)
    によって、前記一方又は他方のクラッチ円板(118、
    119)に選択的に連結可能であり、前記センサー装置
    (114)は、前記操向軸(110)と前記操向伝動装
    置の入力軸(111)間の相対ねじれに比例しかつ該相
    対ねじれの方向を示唆するられており、前記サーボモー
    ター(116)は少なくとも所定の車両速度以下におい
    て単一方向に回転するものであり、前記サーボモーター
    (116)の出力軸(113)と前記操向伝動装置の入
    力軸(111)との間に、両方向に作用するスリップク
    ラッチ(112;112′;112″)が配置されてお
    り、そして前記センサー装置(114;114′;11
    4″)は、前記スリップクラッチが前記操向軸(110
    )と前記入力軸(111)間の相対ねじれに依存する結
    合トルクを生ぜしめるように、該スリップクラッチ(1
    12;112′;112″)を制御する、請求項1の上
    位概念に記載のサーボ操向装置。33、前記スリップク
    ラッチ(112;112′;112″)は、前記サーボ
    モーター(116)によって逆方向に回転駆動される2
    つのクラッチ円板(118;119)と、該各クラッチ
    円板の間に回転可能に配置された対向クラッチ部材(1
    20;120′)とを有して電気的出力信号を供給する
    ところの電気的センサー、例えば渦電流センサー(14
    0)と、該センサー(140)の前記出力信号に依存し
    て、前記一方又は他方の電磁石(126)の前記励磁コ
    イル(127)に励磁電流を通電するところのコントロ
    ーラ(150)とを有する、請求項33記載のサーボ操
    向装置。 35、前記電磁石(126)の前記励磁コイル(127
    )は前記対向クラッチ部材(120)に配設されるとと
    もに、滑り接点(128)を介して前記コントローラ(
    150)に接続されている、請求項34記載のサーボ操
    向装置。 36、前記対向クラッチ部材(120′)は軸線方向に
    移動可能な摩擦円板(130)として構成されており、
    前記センサー装置(114′)は、前記操向伝動装置の
    入力軸(111)に相対的な前記操向軸(110)の回
    転運動を前記摩擦円板(130)の軸線方向の変位に変
    換する方向転換ユニット(131、132)によって構
    成されており、該方向転換ユニットは、前記操向軸(1
    10)と前記入力軸(111)間の相対ねじれの方向に
    応じて、前記摩擦円板(130)を前記一方又は他方の
    軸線方向へ移動させて、前記相対ねじれの大きさに依存
    する押圧力をもって前記両クラッチ円板(118、11
    9)の一方に当接せしめる、請求項33記載のサーボ操
    向装置。 37、前記方向転換ユニットは、大きなリードを持つボ
    ールねじ伝動部(131)を有する請求項36記載のサ
    ーボ操向装置。 38、前記ボールねじ伝動部(131)は、それぞれ前
    記操向軸(110)及び前記入力軸(111)と回転不
    可に結合している2つの同軸状の伝動部材(133、1
    34)を有しており、該伝動部材は、ボールを介して連
    結しているねじ部を担持しており、この場合前記一方の
    伝動部材(134)と前記操向軸(110)又は前記入
    力軸(111)との回転率可の結合構造は軸線方向の移
    動を許容するものであり、前記軸線方向に可動の伝動部
    材(134)及び前記摩擦円板(130)には、それぞ
    れ1つの移動スリーブ(136、137)が、軸線方向
    の移動に関して固定の結合部をもって回転可能に連結さ
    れており、そして前記伝動部材(134)並びに前記摩
    擦円板(130)の移動方向に対して横向きの揺動軸線
    (138)を持つ両腕式の揺動レバー(132)がその
    両レバー端部をもって前記移動スリーブ(136、13
    7)に係合している、請求項37記載のサーボ操向装置
    。 39、前記クラッチ円板(118、119)と前記対向
    クラッチ部材(120;120′)は互いに同軸状に配
    置されており、該両クラッチ円板(118、119)は
    方向転換伝動装置(117;117′)を介して連結し
    ている、請求項33から37までのいずれか1項記載の
    サーボ操向装置。 40、前記一方のクラッチ円板(118)は前記サーボ
    モーター(116)の出力軸(113)と回転不可に結
    合しており、前記対向クラッチ部材(120′)と前記
    操向伝動装置の入力軸(111)との間の前記伝動装置
    は2段の減速装置(121′)として構成されている、
    請求項39記載のサーボ操向装置。 41、前記方向転換伝動装置(117)の1つの歯車が
    前記サーボモーター(116)の出力軸(113)と回
    転不可に結合しており、前記対向クラッチ部材(120
    )と前記操向伝動装置の入力軸(111)との間の前記
    伝動装置は1段の減速装置(121)として構成されて
    いる、請求項39記載のサーボ操向装置。 42、遠心力により制御されるフリーホィール部(13
    9)が、前記サーボモーター(116)の出力軸(11
    3)と回転不可に結合して配設されており、該フリーホ
    ィール部の入力軸は、前記サーボモーター(116)の
    出力軸(113)と回転不可に結合しており、該フリー
    ホイール部の出力軸は、前記一方のクラッチ円板(11
    8)ないし前記方向転換伝動装置(117;117′)
    の歯車とその都度回転不可に結合している、請求項40
    又は41記載のサーボ操向装置。 43、前記スリップクラッチ(112″)は、回転可能
    かつ軸線方向に移動可能に配置されるとともに互いに軸
    線方向に不変の間隔をおいて互いに固定的に結合してい
    る2つの摩擦円板(181、182)と、前記サーボモ
    ーター(116)によつて駆動される摩擦車(183)
    とを有しており、該摩擦車は、前記両摩擦円板(181
    、182)の軸線方向の隙間と比較して小さな直径を有
    するとともに、該摩擦円板(181、182)に対して
    半径方向に配置された回転軸(184)を伴って該両摩
    擦円板(181、182)の間に配置されており、そし
    て前記センサー装置(114″)は、前記操向伝動装置
    の入力軸(111)に相対的な前記操向軸(110)の
    回転運動を前記摩擦円板(181、182)の軸線方向
    の変位に変換する方向転換ユニット(186、191)
    によって構成されており、該方向転換ユニットは、前記
    操向軸(110)と前記入力軸(111)間の相対ねじ
    れの方向に応じて、前記摩擦円板(181、182)を
    前記一方又は他方の軸線方向へ移動させて、該摩擦円板
    (181、182)の一方を前記相対ねじれの大きさに
    依存する押圧力をもって前記摩擦車(183)に押圧せ
    しめる、請求項32記載のサーボ操向装置。 44、前記方向転換ユニットは、内ば歯車(187)、
    太陽歯車(188)及び遊星歯車(189、190)を
    備える遊星歯車伝動装置(186)と、前記操向軸(1
    10)に平行に整列されたねじスピンドル(192、1
    93)を備えるスピンドル伝動装置(191)と、該ね
    じスピンドル(192、193)に螺合されたスピンド
    ルナット(194)とを有しており、前記太陽歯車(1
    88)は前記操向軸(110)と、前記内ば歯車(18
    7)は前記操向伝動装置の入力軸(111)と、そして
    前記遊星歯車(189、190)は前記ねじスピンドル
    (192、193)とそれぞれ回転不可に結合しており
    、前記スピンドルナット(194)は前記摩擦円板(1
    81、182)と回転可能かつ軸線方向に固定的に結合
    している、請求項43記載のサーボ操向装置。 45、前記摩擦円板(181、182)と前記操向伝動
    装置の入力軸(111)との間に、特に遊星歯車伝動装
    置としての、減速装置(121″)が配置されている、
    請求項43又は44記載のサーボ操向装置。 46、前記サーボモーター(116)と該サーボモータ
    ーによって駆動される摩擦車(183)との間に、好ま
    しくは遠心力により制御されるフリーホイール部(13
    9)が配設されており、該フリーホィール部の入力軸は
    前記サーボモーター(116)の前記出力軸(113)
    と回転不可に結合しており、該フリーホイール部の出力
    軸(184)には前記摩擦車(183)が回転不可に固
    定されている、請求項43から45までのいずれか1項
    記載のサーボ操向装置。 47、前記操向軸(110)と前記操向伝動装置の入力
    軸(111)との間に、それらを固定的に連結するため
    の、所定の車両速度以上で動作可能なセンタリング装置
    (160;160′)が配設されている、請求項36か
    ら46までのいずれか1項記載のサーボ操向装置。 48、前記センタリング装置(160)は、前記操向軸
    (110)において半径方向に突出する止めカム(16
    1)と、互いに向かい合う当接ジョー(171、172
    )を端部側に配置した2つの両腕式の揺動レバー(16
    4、165)並びに該当接ジョーと反対側のレバー端部
    に枢着された2つの連結棒(166、167)を含むも
    のであって該各連結棒の、前記揺動レバーと反対側の端
    部が共通のリンクピン(168)において回転可能に保
    持されているところの、前記操向伝動装置の入力軸(1
    11)上に配置されて前記止めカムと共働する連結リン
    ク機構(162)と、2つの終端位置へ前記リンクピン
    (168)を移動せしめるための駆動装置(163)と
    を有しており、前記一方の終端位置においては前記当接
    ジョー(171、172)が前記止めカム(161)に
    両側から当接し、そして前記他方の終端位置においては
    前記当接ジョー(171、172)が前記止めカム(1
    61)から所定の間隔を保っている、請求項47記載の
    サーボ操向装置。 49、前記連結リンク機構(162)は、前記止めカム
    (161)への前記当接ジョー(171、172)の当
    接をもたらす前記リンクピン(168)の前記一方の終
    端位置において、前記両連結棒(166、167)が死
    点位置を占めるように構成されており、該死点位置にお
    いては、前記止めカム(161)を介して前記当接ジョ
    ー(171、172)に及ぼされる押圧力が、前記一方
    の終端位置へ向って作用する変位力を前記リンクピン(
    168)において生ぜしめる、請求項48記載のサーボ
    操向装置。 50、前記駆動装置(163)は、電動モーターにより
    駆動可能なスピンドル(174)と、該スピンドル(1
    74)上で移動可能なスピンドルナット(175)とを
    含んでおり、前記リンクピン(168)はばね(169
    )を介して前記スピンドルナット(175)と結合して
    いる、請求項48又は49記載のサーボ操向装置。 51、前記フリーホイール部(139)は、周囲に分配
    して配置された軸方向溝(149)を備えた、該フリー
    ホイール部の入力軸と一体的に回転する内リング(14
    5)と、該内リングと同軸であつて、前記フリーホイー
    ル部の出力軸と回転不可に結合している外リング(14
    6)と、前記内、外リング(145、146)の間で支
    持されるクランプ体(147)とを有しており、前記ク
    ランプ体は、前記内リング(145)が前記外リング(
    146)よりも速く回転している間は、前記軸方向溝(
    149)内に、おいて、前記内、外リング(145、1
    46)を互いに回転不可に結合せしめるクランプ位置を
    占めており、そして前記外リング(146)が前記内リ
    ング(145)よりも速く回転する時は、前記内、外リ
    ング(145、146)を互いに連結解除するフリーホ
    イール位置へ移行するものであり、そして前記内、外リ
    ング(145、146)の間には、遠心力により制御さ
    れる制御ケージ(148)が配置されており、該制御ケ
    ージは、前記内リング(145)が下限の回転数を下回
    った時に、前記クランプ体(147)を前記クランプ位
    置から前記フリーホイール位置へ移動せしめる、請求項
    42又は46記載のサーボ操向装置。 52、前記内リング(145)には遠心重り(151)
    が揺動可能に支承されており、該遠心重りは、ばね(1
    54)によつて内側へ引き寄せられるとともに、前記制
    御ケージ(148)を回転させるために該制御ケージと
    連結している、請求項51記載のサーボ操向装置。 53、前記操向軸(110)と前記操向伝動装置の入力
    軸(111)との連結は、ねじり部材、好ましくはねじ
    り又は回転棒(115)を用いて行われており、該ねじ
    り部材は、一方では前記操向軸(110)と、他方では
    前記入力軸(111)と回転不可に結合している、請求
    項32から52までのいずれか1項記載のサーボ操向装
    置。
JP2252040A 1989-09-23 1990-09-25 車両用のサーボ操向装置 Pending JPH03143771A (ja)

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