JP2003063423A - 車両用操舵装置 - Google Patents
車両用操舵装置Info
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- JP2003063423A JP2003063423A JP2001256212A JP2001256212A JP2003063423A JP 2003063423 A JP2003063423 A JP 2003063423A JP 2001256212 A JP2001256212 A JP 2001256212A JP 2001256212 A JP2001256212 A JP 2001256212A JP 2003063423 A JP2003063423 A JP 2003063423A
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- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 入出力軸のギヤ比を変化させるモータの作動
不能時に常用域から大きく外れない値に固定し、レーン
キープアシスト装置として兼用する場合にモータは低ト
ルクの小型なモータで駆動可能な操舵装置を提供するこ
とである。 【解決手段】 回転可能に支持された入力軸11と、こ
れに設けられた入力側リングギヤ12と、これらと同一
軸上に回転可能に支持されるとともに電動モータ50に
より入力軸11と同一軸線上に回転可能に支持されたモ
ータ軸31と、出力軸21に設けられた出力側リングギ
ヤ22と、モータ軸31上に設けられた入力側サンギヤ
32と出力側サンギヤ33と、モータ軸31と同一軸線
上に回転可能に支持されたキャリヤ40と、これに回転
可能に支持される入力側の遊星ギヤ13と、キャリヤ4
0に回転可能に支持される出力側の遊星ギヤ23と、キ
ャリヤ40を制動する電磁ブレーキ機構60とにより車
両用操舵装置を構成したことである。
不能時に常用域から大きく外れない値に固定し、レーン
キープアシスト装置として兼用する場合にモータは低ト
ルクの小型なモータで駆動可能な操舵装置を提供するこ
とである。 【解決手段】 回転可能に支持された入力軸11と、こ
れに設けられた入力側リングギヤ12と、これらと同一
軸上に回転可能に支持されるとともに電動モータ50に
より入力軸11と同一軸線上に回転可能に支持されたモ
ータ軸31と、出力軸21に設けられた出力側リングギ
ヤ22と、モータ軸31上に設けられた入力側サンギヤ
32と出力側サンギヤ33と、モータ軸31と同一軸線
上に回転可能に支持されたキャリヤ40と、これに回転
可能に支持される入力側の遊星ギヤ13と、キャリヤ4
0に回転可能に支持される出力側の遊星ギヤ23と、キ
ャリヤ40を制動する電磁ブレーキ機構60とにより車
両用操舵装置を構成したことである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両において操舵
ハンドルの操舵角に対する操舵輪の操舵角の伝達比を変
化させることができる車両用操舵装置に関するものであ
る。
ハンドルの操舵角に対する操舵輪の操舵角の伝達比を変
化させることができる車両用操舵装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の操舵装置として、特開平
11−34894がある。
11−34894がある。
【0003】この装置は電動モータと遊星ギヤ機構から
なる可変ギヤ比ユニットを備えており、ステアリングホ
イールからの回転を受ける入力軸と、操舵輪へ操舵角の
回転を出力する出力軸の回転比を、前記電動モータの回
転により変化させるものである。
なる可変ギヤ比ユニットを備えており、ステアリングホ
イールからの回転を受ける入力軸と、操舵輪へ操舵角の
回転を出力する出力軸の回転比を、前記電動モータの回
転により変化させるものである。
【0004】しかし、前記電動モータが作動不能になり
空転する場合、前記入力軸に対して前記出力軸が空転す
る状態になり、この操舵装置は操舵不能になる。これを
防ぐため、前記電動モータの作動不能時は前記遊星ギヤ
機構を固定して、前記入力軸に対する前記出力軸の回転
比を1:1に固定する制限手段を有している。これに対
して、前記電動モータが正常に作動する通常運転時にお
ける可変ギヤ比ユニットによって設定される前記入力軸
に対する前記出力軸の常用回転比は一般的に2.5〜1
である。従って前記制限手段により固定される回転比1
は前記常用回転比の中央値から大きく外れた値であるた
め、前記制限手段の作動時に運転者が操舵に違和感を感
じる可能性があった。
空転する場合、前記入力軸に対して前記出力軸が空転す
る状態になり、この操舵装置は操舵不能になる。これを
防ぐため、前記電動モータの作動不能時は前記遊星ギヤ
機構を固定して、前記入力軸に対する前記出力軸の回転
比を1:1に固定する制限手段を有している。これに対
して、前記電動モータが正常に作動する通常運転時にお
ける可変ギヤ比ユニットによって設定される前記入力軸
に対する前記出力軸の常用回転比は一般的に2.5〜1
である。従って前記制限手段により固定される回転比1
は前記常用回転比の中央値から大きく外れた値であるた
め、前記制限手段の作動時に運転者が操舵に違和感を感
じる可能性があった。
【0005】また、近年において、車両が走行する車線
を車載カメラで認識して、車両が車線から大きく逸脱し
ていないかコンピュータでモニタし、運転手の操舵操作
に対する付勢方向を変える機能を備える操舵装置(以
下、レーンキープアシスト装置と呼ぶ)が実用化されて
いる。
を車載カメラで認識して、車両が車線から大きく逸脱し
ていないかコンピュータでモニタし、運転手の操舵操作
に対する付勢方向を変える機能を備える操舵装置(以
下、レーンキープアシスト装置と呼ぶ)が実用化されて
いる。
【0006】レーンキープアシスト装置は、運転者の操
舵が車載制御コンピュータの認識する車線を逸脱しない
操作に一致するものであれば、運転者の操舵を助ける方
向に操舵力を付勢し、運転者の操舵が車載制御コンピュ
ータの認識する車線を逸脱しない操作に一致しなけれ
ば、運転者の操舵とは逆の方向に操舵力を付勢するよう
機能するものである。
舵が車載制御コンピュータの認識する車線を逸脱しない
操作に一致するものであれば、運転者の操舵を助ける方
向に操舵力を付勢し、運転者の操舵が車載制御コンピュ
ータの認識する車線を逸脱しない操作に一致しなけれ
ば、運転者の操舵とは逆の方向に操舵力を付勢するよう
機能するものである。
【0007】レーンキープアシスト装置の操舵力を付勢
するアクチュエータとしては、専用の電動モータを用い
るか、電気式パワーステアリング(EPS)用の電動ア
クチュエータを兼用するのが一般的である。しかし、専
用の電動モータを使用する場合、搭載部位や製造コスト
の増加が問題となる。また、電気式パワーステアリング
用の電動アクチュエータを兼用するレーンキープアシス
ト装置は、油圧式パワーステアリングを搭載する車両に
は転用できなかった。
するアクチュエータとしては、専用の電動モータを用い
るか、電気式パワーステアリング(EPS)用の電動ア
クチュエータを兼用するのが一般的である。しかし、専
用の電動モータを使用する場合、搭載部位や製造コスト
の増加が問題となる。また、電気式パワーステアリング
用の電動アクチュエータを兼用するレーンキープアシス
ト装置は、油圧式パワーステアリングを搭載する車両に
は転用できなかった。
【0008】また、従来の車両用操舵装置をレーンキー
プアシスト装置として転用することも可能である。しか
し、従来の車両用操舵装置の電動モータをレーンキープ
アシスト装置のアクチュエータとして使用すると、遊星
ギヤ機構により出力軸の回転より入力軸の回転が先行し
てしまう。これを防ぐため入力軸に対する出力軸の回転
比をロックすると前記電動モータの回転軸に対する出力
軸の回転比が1:1となるため、大きなトルクの電動モ
ータを備える必要があった。
プアシスト装置として転用することも可能である。しか
し、従来の車両用操舵装置の電動モータをレーンキープ
アシスト装置のアクチュエータとして使用すると、遊星
ギヤ機構により出力軸の回転より入力軸の回転が先行し
てしまう。これを防ぐため入力軸に対する出力軸の回転
比をロックすると前記電動モータの回転軸に対する出力
軸の回転比が1:1となるため、大きなトルクの電動モ
ータを備える必要があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の問題を解決する
ために、本発明は入出力軸の回転比を変化させる電動モ
ータが作動不能時に運転者が操舵中に違和感を感じない
ギヤ比で入出力軸を固定でき、且つレーンキープアシス
ト装置として使用する場合、電動モータはトルクの小さ
い小型なものでも駆動可能な操舵装置を提供することを
課題とする。
ために、本発明は入出力軸の回転比を変化させる電動モ
ータが作動不能時に運転者が操舵中に違和感を感じない
ギヤ比で入出力軸を固定でき、且つレーンキープアシス
ト装置として使用する場合、電動モータはトルクの小さ
い小型なものでも駆動可能な操舵装置を提供することを
課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するために講じた第1の技術的手段は請求項1に示す
ように、ステアリングホイールの回転に応じて回転する
入力側回転体と、電動モータにより駆動される回転軸体
と、操舵角に応じて回転する出力側回転体と、前記入力
回転体、前記回転軸体及び前記出力側回転体に連動して
回転する接続回転体と、を構成要素の一部とした複数段
の遊星ギヤ機構を有する車両用操舵装置において、前記
接続回転体の回転を制動する制動手段を備えたことを特
徴とする車両用操舵装置を構成したことである。
決するために講じた第1の技術的手段は請求項1に示す
ように、ステアリングホイールの回転に応じて回転する
入力側回転体と、電動モータにより駆動される回転軸体
と、操舵角に応じて回転する出力側回転体と、前記入力
回転体、前記回転軸体及び前記出力側回転体に連動して
回転する接続回転体と、を構成要素の一部とした複数段
の遊星ギヤ機構を有する車両用操舵装置において、前記
接続回転体の回転を制動する制動手段を備えたことを特
徴とする車両用操舵装置を構成したことである。
【0011】上記の構成において、前記電動モータが作
動不能になり空転状態になった時、前記制動手段で接続
回転体を制動することと、前記入力側回転体、前記回転
軸体出力側回転体の各々のギヤ比を調整することで、遊
星歯車ギヤ機構の性質を利用して前記入力側回転体に対
する出力側回転体の回転比を所定の値(一般的な常用回
転比2.5〜1の間)に設定することができる。また、
レーンキープアシスト装置として前記車両用操舵装置を
使用する場合、前記回転軸体に対する出力側回転体の回
転比を1:1ではない所定の減速比に設定できるため、
前記電動モータは小さなトルクのものでよい。また、操
舵角を設定する部分をレーンキープアシスト装置として
兼用するため、電気式パワーステアリング、油圧式パワ
ーステアリングのどちらを搭載する車両にも転用が可能
である。
動不能になり空転状態になった時、前記制動手段で接続
回転体を制動することと、前記入力側回転体、前記回転
軸体出力側回転体の各々のギヤ比を調整することで、遊
星歯車ギヤ機構の性質を利用して前記入力側回転体に対
する出力側回転体の回転比を所定の値(一般的な常用回
転比2.5〜1の間)に設定することができる。また、
レーンキープアシスト装置として前記車両用操舵装置を
使用する場合、前記回転軸体に対する出力側回転体の回
転比を1:1ではない所定の減速比に設定できるため、
前記電動モータは小さなトルクのものでよい。また、操
舵角を設定する部分をレーンキープアシスト装置として
兼用するため、電気式パワーステアリング、油圧式パワ
ーステアリングのどちらを搭載する車両にも転用が可能
である。
【0012】上記した技術的課題を解決するために講じ
た第2の技術的手段は請求項2に示すように、前記入力
側回転体に設けられた入力側リングギヤと、前記出力側
回転体に設けられた出力側リングギヤと、前記回転軸体
上に設けられた入力側サンギヤと、前記回転軸体上に設
けられた出力側サンギヤと、前記回転軸体の回転軸と同
一軸線上に回転可能に支持されたキャリヤと、前記キャ
リヤに回転可能に支持されるとともに前記入力側リング
ギヤ及び入力側サンギヤに噛み合わされた入力側遊星ギ
ヤと、前記キャリヤに回転可能に支持されるとともに前
記出力側リングギヤ及び出力側サンギヤに噛み合わされ
た出力側遊星ギヤと、を備え、前記入力側リングギヤ、
前記入力側サンギヤ、前記キャリヤ、及び入力側遊星ギ
ヤにより入力側遊星ギヤ機構を構成するとともに、前記
出力側リングギヤ、前記出力側サンギヤ、前記キャリ
ヤ、及び出力側遊星ギヤにより出力側遊星ギヤ機構を構
成し、前記接続回転体は前記キャリヤであることを特徴
とする、請求項1に記載の車両用操舵装置を構成したこ
とである。
た第2の技術的手段は請求項2に示すように、前記入力
側回転体に設けられた入力側リングギヤと、前記出力側
回転体に設けられた出力側リングギヤと、前記回転軸体
上に設けられた入力側サンギヤと、前記回転軸体上に設
けられた出力側サンギヤと、前記回転軸体の回転軸と同
一軸線上に回転可能に支持されたキャリヤと、前記キャ
リヤに回転可能に支持されるとともに前記入力側リング
ギヤ及び入力側サンギヤに噛み合わされた入力側遊星ギ
ヤと、前記キャリヤに回転可能に支持されるとともに前
記出力側リングギヤ及び出力側サンギヤに噛み合わされ
た出力側遊星ギヤと、を備え、前記入力側リングギヤ、
前記入力側サンギヤ、前記キャリヤ、及び入力側遊星ギ
ヤにより入力側遊星ギヤ機構を構成するとともに、前記
出力側リングギヤ、前記出力側サンギヤ、前記キャリ
ヤ、及び出力側遊星ギヤにより出力側遊星ギヤ機構を構
成し、前記接続回転体は前記キャリヤであることを特徴
とする、請求項1に記載の車両用操舵装置を構成したこ
とである。
【0013】上記した技術的課題を解決するために講じ
た第3の技術的手段は請求項3に示すように、前記入力
側回転体に設けられた入力側リングギヤと、前記出力側
回転体に設けられた出力側リングギヤと、調整用リング
ギヤと、前記回転軸体上に設けられた入力側サンギヤ
と、前記回転軸体上に設けられた出力側サンギヤと、前
記回転軸体上に設けられた調整用サンギヤと、前記回転
軸体の回転軸と同一軸線上に回転可能に支持されたキャ
リヤと、前記キャリヤに回転可能に支持されるとともに
前記入力側リングギヤ及び入力側サンギヤに噛み合わさ
れた入力側遊星ギヤと、前記キャリヤに回転可能に支持
されるとともに前記出力側リングギヤ及び出力側サンギ
ヤに噛み合わされた出力側遊星ギヤと、前記キャリヤに
回転可能に支持されるとともに前記調整用リングギヤ及
び調整用サンギヤに噛み合わされた調整用遊星ギヤと、
を備え、前記入力側リングギヤ、前記入力側サンギヤ、
前記キャリヤ、及び入力側遊星ギヤにより入力側遊星ギ
ヤ機構を構成し、前記出力側リングギヤ、前記出力側サ
ンギヤ、前記キャリヤ、及び出力側遊星ギヤにより出力
側遊星ギヤ機構を構成し、前記調整用リングギヤ、前記
調整用サンギヤ、前記キャリヤ、及び調整用遊星ギヤに
より調整用遊星ギヤ機構を構成し、前記接続回転体は前
記調整用リングギヤであることを特徴とする、請求項1
に記載の車両用操舵装置を特徴とする、請求項1に記載
の車両用操舵装置を構成したことである。
た第3の技術的手段は請求項3に示すように、前記入力
側回転体に設けられた入力側リングギヤと、前記出力側
回転体に設けられた出力側リングギヤと、調整用リング
ギヤと、前記回転軸体上に設けられた入力側サンギヤ
と、前記回転軸体上に設けられた出力側サンギヤと、前
記回転軸体上に設けられた調整用サンギヤと、前記回転
軸体の回転軸と同一軸線上に回転可能に支持されたキャ
リヤと、前記キャリヤに回転可能に支持されるとともに
前記入力側リングギヤ及び入力側サンギヤに噛み合わさ
れた入力側遊星ギヤと、前記キャリヤに回転可能に支持
されるとともに前記出力側リングギヤ及び出力側サンギ
ヤに噛み合わされた出力側遊星ギヤと、前記キャリヤに
回転可能に支持されるとともに前記調整用リングギヤ及
び調整用サンギヤに噛み合わされた調整用遊星ギヤと、
を備え、前記入力側リングギヤ、前記入力側サンギヤ、
前記キャリヤ、及び入力側遊星ギヤにより入力側遊星ギ
ヤ機構を構成し、前記出力側リングギヤ、前記出力側サ
ンギヤ、前記キャリヤ、及び出力側遊星ギヤにより出力
側遊星ギヤ機構を構成し、前記調整用リングギヤ、前記
調整用サンギヤ、前記キャリヤ、及び調整用遊星ギヤに
より調整用遊星ギヤ機構を構成し、前記接続回転体は前
記調整用リングギヤであることを特徴とする、請求項1
に記載の車両用操舵装置を特徴とする、請求項1に記載
の車両用操舵装置を構成したことである。
【0014】上記の構成において、一層簡易に請求項1
に記載の車両用操舵装置を構成することができる。
に記載の車両用操舵装置を構成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係る操舵装置の第1の具
体例を添付図面に基づいて説明する。
体例を添付図面に基づいて説明する。
【0016】第1の具体例における操舵装置の主要部で
ある可変ギヤ比装置1の構成について図1に基づき以下
に説明する。
ある可変ギヤ比装置1の構成について図1に基づき以下
に説明する。
【0017】可変ギヤ比装置1は図1に示すように、主
に2段の遊星ギヤ機構部10(入力回転体、出力回転
体、回転軸体及び、接続回転体)と電動モータ50(電
動モータ)と電磁ブレーキ機構60(制動手段)から構
成されている。
に2段の遊星ギヤ機構部10(入力回転体、出力回転
体、回転軸体及び、接続回転体)と電動モータ50(電
動モータ)と電磁ブレーキ機構60(制動手段)から構
成されている。
【0018】2段の遊星ギヤ機構からなる遊星ギヤ機構
部10は主に入力軸11及び入力側リングギヤ12(入
力回転体)、出力軸21及び出力側リングギヤ22(出
力側回転体)、モータ軸31、入力側サンギヤ32及び
出力側サンギヤ33(回転軸体)、キャリヤ40(接続
回転体)、入力側遊星ギヤ13、及び出力側遊星ギヤ2
3から構成される。
部10は主に入力軸11及び入力側リングギヤ12(入
力回転体)、出力軸21及び出力側リングギヤ22(出
力側回転体)、モータ軸31、入力側サンギヤ32及び
出力側サンギヤ33(回転軸体)、キャリヤ40(接続
回転体)、入力側遊星ギヤ13、及び出力側遊星ギヤ2
3から構成される。
【0019】入力軸11は図1に示す回転軸中心線A上
に延在し、図示しないステアリングホイールと図示しな
いユニバーサル・ジョイント等を介して接続されてお
り、運転者が前記ステアリングホイールを回転操作する
と、前記ステアリングホイールの回転は入力軸11に伝
達される。
に延在し、図示しないステアリングホイールと図示しな
いユニバーサル・ジョイント等を介して接続されてお
り、運転者が前記ステアリングホイールを回転操作する
と、前記ステアリングホイールの回転は入力軸11に伝
達される。
【0020】入力側リングギヤ12(歯数72)は入力
軸11に一体的に形成されており、回転軸中心線Aの周
りを入力軸11と一体回転する。
軸11に一体的に形成されており、回転軸中心線Aの周
りを入力軸11と一体回転する。
【0021】入力側遊星ギヤ13(歯数36)はキャリ
ヤ40の支持軸41に回転可能に支持され、入力側リン
グギヤ12と噛み合い、入力側リングギヤ12の回転に
伴い回転する。
ヤ40の支持軸41に回転可能に支持され、入力側リン
グギヤ12と噛み合い、入力側リングギヤ12の回転に
伴い回転する。
【0022】出力軸21は図1に示す回転軸中心線A上
に延在し、図示しない操舵輪に可変ギヤ比装置1によっ
て所望の回転角に変更された回転を図示しないステアリ
ングギヤボックスを介して出力するものである。
に延在し、図示しない操舵輪に可変ギヤ比装置1によっ
て所望の回転角に変更された回転を図示しないステアリ
ングギヤボックスを介して出力するものである。
【0023】出力側リングギヤ22は、出力軸21に一
体的に形成されており、回転軸中心線Aの周りを出力軸
12と一体回転する。
体的に形成されており、回転軸中心線Aの周りを出力軸
12と一体回転する。
【0024】出力側遊星ギヤ23はキャリヤ40の支持
軸41に回転可能に支持され、出力側リングギヤ22と
噛み合い、出力側リングギヤ22の回転に伴い回転す
る。
軸41に回転可能に支持され、出力側リングギヤ22と
噛み合い、出力側リングギヤ22の回転に伴い回転す
る。
【0025】モータ軸31は回転軸中心線A上に延在
し、電動モータ50のロータ53に挿通・固定されて、
ロータ53と一体回転する。
し、電動モータ50のロータ53に挿通・固定されて、
ロータ53と一体回転する。
【0026】入力側サンギヤ32はモータ軸31に一体
回転可能に支持され、入力側遊星ギヤ13と噛み合って
いる。
回転可能に支持され、入力側遊星ギヤ13と噛み合って
いる。
【0027】出力側サンギヤ33はモータ軸31に一体
回転可能に支持され、出力側遊星ギヤ23と噛み合って
いる。
回転可能に支持され、出力側遊星ギヤ23と噛み合って
いる。
【0028】キャリヤ40は出力軸21及びモータ軸3
1の周りに配設され、入力側遊星ギヤ13及び出力側遊
星ギヤ23の公転によって回転軸中心線Aの周りを自転
する。
1の周りに配設され、入力側遊星ギヤ13及び出力側遊
星ギヤ23の公転によって回転軸中心線Aの周りを自転
する。
【0029】以上に述べたように、入力側リングギヤ1
2、入力側サンギヤ32、入力側遊星ギヤ13及びキャ
リヤ40により入力側遊星ギヤ機構が、出力側リングギ
ヤ22、出力側サンギヤ33、出力側遊星ギア23及び
キャリヤ40により出力側遊星ギヤ機構が構成されてい
る。
2、入力側サンギヤ32、入力側遊星ギヤ13及びキャ
リヤ40により入力側遊星ギヤ機構が、出力側リングギ
ヤ22、出力側サンギヤ33、出力側遊星ギア23及び
キャリヤ40により出力側遊星ギヤ機構が構成されてい
る。
【0030】電動モータ50は主にモータケース51、
ステータ52及び、ロータ53から構成される。モータ
ケース51は回転軸中心線Aに同軸的に配置され、ステ
ータ52、ロータ53を収容しつつ車体に固定されてい
る。ステータ52はモータケース51の内周面に固定さ
れ、通電されたコイルにより励磁される。ロータ53は
ステータ52間に配設されて、ステータ52との間に発
生する磁界により回転する。
ステータ52及び、ロータ53から構成される。モータ
ケース51は回転軸中心線Aに同軸的に配置され、ステ
ータ52、ロータ53を収容しつつ車体に固定されてい
る。ステータ52はモータケース51の内周面に固定さ
れ、通電されたコイルにより励磁される。ロータ53は
ステータ52間に配設されて、ステータ52との間に発
生する磁界により回転する。
【0031】電磁ブレーキ機構60は主にソレノイド6
1、金属板62、ブレーキ63、ロータ64、固定板6
5から構成される。ソレノイド61はモータケース51
の内周面に固定されている。金属板62はモータケース
51の内周面に回転軸中心A方向に摺動可能に支持され
ているドーナツ状の金属の円盤で、ソレノイド61に近
接して配設されている。ブレーキ63は、金属板62よ
り外径及び幅が小さいドーナツ状の円盤形状をしてお
り、金属板62のソレノイド61とは反対側面に固定さ
れている。固定板65は回転軸中心線A方向に延びるフ
ランジ部を備えるドーナツ状の円盤形状の部材で、キャ
リヤ軸41の端部42に固定されることでキャリヤ軸4
1に回転軸中心Aの周りを一体回転可能に支持されてい
る。ロータ64はブレーキ63に対向するように固定板
65上に固定されている。金属板62及びブレーキ63
は図示しないバネにより、図1右方向にあるロータ64
に当接するように付勢されている。さらに、図示しない
制御コンピュータにより電動モータ51が通電可能な時
にソレノイド61は通電されて励磁されるよう制御され
ており、通常は図1の回転軸中心線Aの上半分に示すよ
うに、金属板62及びブレーキ63をソレノイド61が
図1左方向へ図示しない前記バネの付勢力に抗して吸引
した状態(電磁ブレーキ非制動状態)になっている。
1、金属板62、ブレーキ63、ロータ64、固定板6
5から構成される。ソレノイド61はモータケース51
の内周面に固定されている。金属板62はモータケース
51の内周面に回転軸中心A方向に摺動可能に支持され
ているドーナツ状の金属の円盤で、ソレノイド61に近
接して配設されている。ブレーキ63は、金属板62よ
り外径及び幅が小さいドーナツ状の円盤形状をしてお
り、金属板62のソレノイド61とは反対側面に固定さ
れている。固定板65は回転軸中心線A方向に延びるフ
ランジ部を備えるドーナツ状の円盤形状の部材で、キャ
リヤ軸41の端部42に固定されることでキャリヤ軸4
1に回転軸中心Aの周りを一体回転可能に支持されてい
る。ロータ64はブレーキ63に対向するように固定板
65上に固定されている。金属板62及びブレーキ63
は図示しないバネにより、図1右方向にあるロータ64
に当接するように付勢されている。さらに、図示しない
制御コンピュータにより電動モータ51が通電可能な時
にソレノイド61は通電されて励磁されるよう制御され
ており、通常は図1の回転軸中心線Aの上半分に示すよ
うに、金属板62及びブレーキ63をソレノイド61が
図1左方向へ図示しない前記バネの付勢力に抗して吸引
した状態(電磁ブレーキ非制動状態)になっている。
【0032】次に、第1の具体例における操舵装置の主
要部である可変ギヤ比装置1の作動について図1に基づ
き説明する。
要部である可変ギヤ比装置1の作動について図1に基づ
き説明する。
【0033】まず、電動モータが正常に作動する状態に
おける可変ギヤ比装置1の作動について述べる。これは
図3では、電動モータ50が作動可能な状態で、電磁ブ
レーキ機構60が非制動状態である、通常モードに当た
る。
おける可変ギヤ比装置1の作動について述べる。これは
図3では、電動モータ50が作動可能な状態で、電磁ブ
レーキ機構60が非制動状態である、通常モードに当た
る。
【0034】運転者が図示しないステアリングホイール
を回転操作した時、入力軸11に入力された回転は2段
の遊星ギヤ機構により増速・減速される。まず、入力軸
11の回転に伴い、入力側リングギヤ12が一体回転し
て、入力側リングギヤ12と噛み合う入力側遊星ギヤ1
3が公転する。これにより入力側遊星ギヤ13を支持す
る支持軸41及びキャリヤ40が回転する。キャリヤ4
0の回転に伴い出力側遊星ギヤ23が公転し、これによ
り、出力側リングギヤ22が回転する。出力側リングギ
ヤ22と一体回転して出力軸21から回転が出力され
る。
を回転操作した時、入力軸11に入力された回転は2段
の遊星ギヤ機構により増速・減速される。まず、入力軸
11の回転に伴い、入力側リングギヤ12が一体回転し
て、入力側リングギヤ12と噛み合う入力側遊星ギヤ1
3が公転する。これにより入力側遊星ギヤ13を支持す
る支持軸41及びキャリヤ40が回転する。キャリヤ4
0の回転に伴い出力側遊星ギヤ23が公転し、これによ
り、出力側リングギヤ22が回転する。出力側リングギ
ヤ22と一体回転して出力軸21から回転が出力され
る。
【0035】この時、電動モータ50が図示しない制御
コンピュータから駆動信号を受けて、入力側遊星ギヤ1
3及び出力側遊星ギヤ23のそれぞれと噛み合う入力側
サンギヤ32と出力側サンギヤ33と一体回転するモー
タ軸31を回転させることで、入力側遊星ギヤ13、出
力側遊星ギヤ23及びキャリヤ40の回転が変化して、
出力側リングギヤ22及び出力軸21の回転が変化す
る。
コンピュータから駆動信号を受けて、入力側遊星ギヤ1
3及び出力側遊星ギヤ23のそれぞれと噛み合う入力側
サンギヤ32と出力側サンギヤ33と一体回転するモー
タ軸31を回転させることで、入力側遊星ギヤ13、出
力側遊星ギヤ23及びキャリヤ40の回転が変化して、
出力側リングギヤ22及び出力軸21の回転が変化す
る。
【0036】電動モータ50の回転角の設定によって、
出力側リングギヤ22の回転角を増速・減速することが
でき、入力軸11に対する出力軸21の回転比、即ちギ
ヤ比を変化させることができる。図示しない制御コンピ
ュータは、図示しない車載速度センサ等から車両の速度
等を検知して、車両の速度に適合する操舵角に必要なギ
ヤ比を取るように可変ギヤ比装置1を制御する。
出力側リングギヤ22の回転角を増速・減速することが
でき、入力軸11に対する出力軸21の回転比、即ちギ
ヤ比を変化させることができる。図示しない制御コンピ
ュータは、図示しない車載速度センサ等から車両の速度
等を検知して、車両の速度に適合する操舵角に必要なギ
ヤ比を取るように可変ギヤ比装置1を制御する。
【0037】次に、電動モータ50が作動不能(フェー
ル状態)になり、電磁ブレーキ機構60が作動する状態
(以下、フェールセーフモード)における操舵装置1の
作動について述べる。
ル状態)になり、電磁ブレーキ機構60が作動する状態
(以下、フェールセーフモード)における操舵装置1の
作動について述べる。
【0038】電動モータ50が回路の断線等の通電不良
により作動不能になった場合、電動モータ50のロータ
53は空転状態になる。この時、操舵輪が障害物に乗り
上げる等して大きな回転トルクが出力軸21及び出力側
リングギヤ22に加わった場合、出力側サンギヤ33及
びモータ軸31は入力軸11からの回転に関係なく空転
してしまう。
により作動不能になった場合、電動モータ50のロータ
53は空転状態になる。この時、操舵輪が障害物に乗り
上げる等して大きな回転トルクが出力軸21及び出力側
リングギヤ22に加わった場合、出力側サンギヤ33及
びモータ軸31は入力軸11からの回転に関係なく空転
してしまう。
【0039】これを防ぐため、電動モータ50に通電し
ないことを図示しない制御コンピュータが検知した場
合、制御コンピュータはソレノイド61への通電を停止
するよう駆動信号を出力して、金属板62及びブレーキ
63の図1の左方向への吸引を止め、ブレーキ63は図
示しないバネにより、図1右方向にあるロータ64と当
接する。これにより、キャリヤ40が回転軸中心線Aを
回転中心として回転しなくなる。この状態は図3では、
電動モータ50が空転・非作動状態で、電磁ブレーキ機
構60が制動状態である、フェールセーフモードに当た
る。
ないことを図示しない制御コンピュータが検知した場
合、制御コンピュータはソレノイド61への通電を停止
するよう駆動信号を出力して、金属板62及びブレーキ
63の図1の左方向への吸引を止め、ブレーキ63は図
示しないバネにより、図1右方向にあるロータ64と当
接する。これにより、キャリヤ40が回転軸中心線Aを
回転中心として回転しなくなる。この状態は図3では、
電動モータ50が空転・非作動状態で、電磁ブレーキ機
構60が制動状態である、フェールセーフモードに当た
る。
【0040】キャリヤ40が固定されると遊星ギヤ機構
の性質として、入力側リングギヤ12の回転は入力側サ
ンギヤ32へは逆転し且つ増速して伝達され、さらに入
力側サンギヤ32と一体的に回転する出力側サンギヤ3
3から出力側リングギヤ22へは逆転し且つ減速して伝
達される。この時、入力軸11と出力軸21の回転比
は、入力側リングギヤ12、入力側サンギヤ32、出力
側サンギヤ33、出力側リングギヤ22のギヤの歯数に
よって決まる1つのギヤ比に固定される。
の性質として、入力側リングギヤ12の回転は入力側サ
ンギヤ32へは逆転し且つ増速して伝達され、さらに入
力側サンギヤ32と一体的に回転する出力側サンギヤ3
3から出力側リングギヤ22へは逆転し且つ減速して伝
達される。この時、入力軸11と出力軸21の回転比
は、入力側リングギヤ12、入力側サンギヤ32、出力
側サンギヤ33、出力側リングギヤ22のギヤの歯数に
よって決まる1つのギヤ比に固定される。
【0041】第1の具体例では、2段の遊星ギヤ機構の
各ギヤの歯数を図2に示すように、入力側リングギヤ1
2の歯数を72、入力側サンギヤ32の歯数を36、出
力側サンギヤ33の歯数を42、出力側リングギヤ22
の歯数を72と設定している。従って、入力側リングギ
ヤ12に対する出力側リングギヤ22のギヤ比、即ち入
力軸11から出力軸21へのギヤ比は、入力側リングギ
ヤ12と入力側サンギヤ32による増速を示すギヤ比
と、出力側サンギヤ33と出力側リングギヤ22による
減速を示すギヤ比との積である下記の計算から求められ
る。
各ギヤの歯数を図2に示すように、入力側リングギヤ1
2の歯数を72、入力側サンギヤ32の歯数を36、出
力側サンギヤ33の歯数を42、出力側リングギヤ22
の歯数を72と設定している。従って、入力側リングギ
ヤ12に対する出力側リングギヤ22のギヤ比、即ち入
力軸11から出力軸21へのギヤ比は、入力側リングギ
ヤ12と入力側サンギヤ32による増速を示すギヤ比
と、出力側サンギヤ33と出力側リングギヤ22による
減速を示すギヤ比との積である下記の計算から求められ
る。
【0042】(72/36)×(42/72)
=(42/36)
=1.167
即ち、遊星ギヤ機構を構成する各ギヤの歯数を適宜設定
することで、可変ギヤ比装置1において電磁ブレーキ機
構60を作動させて固定するギヤ比を常用するギヤ比
2.5〜1のより中央値に近い値に設定することが可能
になり、可変ギヤ比装置1が通常モードからフェールセ
ーフモードに切り換わった時の可変ギヤ比装置1のギヤ
比の変化を小さくすることができ、運転者の操舵中の違
和感を抑えることができる。
することで、可変ギヤ比装置1において電磁ブレーキ機
構60を作動させて固定するギヤ比を常用するギヤ比
2.5〜1のより中央値に近い値に設定することが可能
になり、可変ギヤ比装置1が通常モードからフェールセ
ーフモードに切り換わった時の可変ギヤ比装置1のギヤ
比の変化を小さくすることができ、運転者の操舵中の違
和感を抑えることができる。
【0043】上述した作用を視覚的に理解できるよう図
4を用いて可変ギヤ比装置1の作動を説明する。図4の
横軸は各ギヤ間のギヤ比を示し、縦軸は各ギヤ中立位置
からの回転角度を示す。
4を用いて可変ギヤ比装置1の作動を説明する。図4の
横軸は各ギヤ間のギヤ比を示し、縦軸は各ギヤ中立位置
からの回転角度を示す。
【0044】図4の直線M11は通常モードにおいて、
運転者がステアリングホイールを回して入力軸11が回
転角R10だけ回転した時、電動モータ50が出力軸1
1と逆方向に回転角R11だけ回転した場合、キャリヤ
40は回転角R12回転し、出力軸21の回転角はR1
3となることを示している。この時の入力軸11に対す
ると出力軸21のギヤ比、即ち可変ギヤ比装置1が設定
するギヤ比はR13/R10となる。さらに、直線M1
2に示すように、この状態から入力軸11、即ちステア
リングホイールを固定したまま電動モータ50の回転角
をR11aに上げるとそれに応じて出力軸13の回転角
はR13aとなり、可変ギヤ比装置1が設定するギヤ比
はR13a/R10となる。図4の直線M10に示すよ
うに、入力軸11が回転角R10だけ回転した時、電動
モータ50が入力軸11と同じ方向に入力軸11と同じ
回転角R10で回転させた場合、出力軸21も回転角R
10で回転する。この時の可変ギヤ比装置1が設定する
ギヤ比は1となる。
運転者がステアリングホイールを回して入力軸11が回
転角R10だけ回転した時、電動モータ50が出力軸1
1と逆方向に回転角R11だけ回転した場合、キャリヤ
40は回転角R12回転し、出力軸21の回転角はR1
3となることを示している。この時の入力軸11に対す
ると出力軸21のギヤ比、即ち可変ギヤ比装置1が設定
するギヤ比はR13/R10となる。さらに、直線M1
2に示すように、この状態から入力軸11、即ちステア
リングホイールを固定したまま電動モータ50の回転角
をR11aに上げるとそれに応じて出力軸13の回転角
はR13aとなり、可変ギヤ比装置1が設定するギヤ比
はR13a/R10となる。図4の直線M10に示すよ
うに、入力軸11が回転角R10だけ回転した時、電動
モータ50が入力軸11と同じ方向に入力軸11と同じ
回転角R10で回転させた場合、出力軸21も回転角R
10で回転する。この時の可変ギヤ比装置1が設定する
ギヤ比は1となる。
【0045】このように、可変ギヤ比装置1はギヤ比を
電動モータ50の回転角を変えることによって任意に設
定することができる。ただし、通常モードにおいては常
用ギヤ比2.5から1の間の値を設定する。
電動モータ50の回転角を変えることによって任意に設
定することができる。ただし、通常モードにおいては常
用ギヤ比2.5から1の間の値を設定する。
【0046】フェールセーフモードでは、電磁ブレーキ
機構60により制動されてキャリヤ40が回転軸中心線
Aを回転中心として回転しなくなる。これは例えば、図
4ではキャリヤ40の回転角が0である直線M20に対
応する。
機構60により制動されてキャリヤ40が回転軸中心線
Aを回転中心として回転しなくなる。これは例えば、図
4ではキャリヤ40の回転角が0である直線M20に対
応する。
【0047】入力軸11の回転角がR20の時、キャリ
ヤ40の回転角は0で、電動モータ50のモータ軸31
は回転角R21まで空転する。この時、可変ギヤ比装置
1が設定する入力軸11と出力軸21の回転比即ち、ギ
ヤ比は上述のように1.167に固定され、入力軸11
の回転角R20の回転に対して出力軸21は回転角R2
3=1.167×R20まで回転する。
ヤ40の回転角は0で、電動モータ50のモータ軸31
は回転角R21まで空転する。この時、可変ギヤ比装置
1が設定する入力軸11と出力軸21の回転比即ち、ギ
ヤ比は上述のように1.167に固定され、入力軸11
の回転角R20の回転に対して出力軸21は回転角R2
3=1.167×R20まで回転する。
【0048】本発明における可変ギヤ比装置1をレーン
キープアシスト装置として使用する場合(以下レーンキ
ープ・アシストモードと呼ぶ)について以下に説明す
る。
キープアシスト装置として使用する場合(以下レーンキ
ープ・アシストモードと呼ぶ)について以下に説明す
る。
【0049】レーンキープ・アシストモードにおいて、
運転者の操舵が車載制御コンピュータの認識する車線を
逸脱しない操作に一致している場合の可変ギヤ比装置1
の作動を図4を用いて説明する。ブレーキ63をロータ
64に当接させてキャリヤ40の回転を止めた状態で、
運転者がステアリングホイールを回して入力軸11に回
転角R20の回転を加えた時、車載制御コンピュータか
らの駆動信号により電動モータ50を回転角R21aに
回転させることで図4に示す直線M21に示すように出
力軸21の回転角をR23ではなくR23aにする。こ
の時、直線M21において入力軸11の回転角がR20
aとなっているが、これは電動モータ50の回転により
入力軸11の回転角がR20からR20aに変化してい
ることを意味し、運転者の操舵は可変ギヤ比装置1によ
り順方向に付勢されていることになる。
運転者の操舵が車載制御コンピュータの認識する車線を
逸脱しない操作に一致している場合の可変ギヤ比装置1
の作動を図4を用いて説明する。ブレーキ63をロータ
64に当接させてキャリヤ40の回転を止めた状態で、
運転者がステアリングホイールを回して入力軸11に回
転角R20の回転を加えた時、車載制御コンピュータか
らの駆動信号により電動モータ50を回転角R21aに
回転させることで図4に示す直線M21に示すように出
力軸21の回転角をR23ではなくR23aにする。こ
の時、直線M21において入力軸11の回転角がR20
aとなっているが、これは電動モータ50の回転により
入力軸11の回転角がR20からR20aに変化してい
ることを意味し、運転者の操舵は可変ギヤ比装置1によ
り順方向に付勢されていることになる。
【0050】一方、レーンキープ・アシストモードにお
いて、運転者の操舵が車載制御コンピュータにより車線
を逸脱する操作と認識された場合の可変ギヤ比装置1の
作動を図4を用いて説明する。運転者がステアリングホ
イールを回して入力軸11に回転角R20の回転を加え
た時、車載制御コンピュータからの駆動信号により電動
モータ50を上記とは逆方向に回転角R21b回転させ
ることで図4に示す直線M22に示すように出力軸21
の回転角をR23ではなくR23bにする。この時直線
M22において入力軸11の回転角がR20bとなって
いるが、これは電動モータ50の回転により回転角がR
20からR20bに変化していることを意味し、運転者
の操舵は可変ギヤ比装置1により逆方向に付勢されてい
ることになる。
いて、運転者の操舵が車載制御コンピュータにより車線
を逸脱する操作と認識された場合の可変ギヤ比装置1の
作動を図4を用いて説明する。運転者がステアリングホ
イールを回して入力軸11に回転角R20の回転を加え
た時、車載制御コンピュータからの駆動信号により電動
モータ50を上記とは逆方向に回転角R21b回転させ
ることで図4に示す直線M22に示すように出力軸21
の回転角をR23ではなくR23bにする。この時直線
M22において入力軸11の回転角がR20bとなって
いるが、これは電動モータ50の回転により回転角がR
20からR20bに変化していることを意味し、運転者
の操舵は可変ギヤ比装置1により逆方向に付勢されてい
ることになる。
【0051】レーンキープ・アシストモードは、可変ギ
ヤ比装置1のみで実現するために、電気式パワーステア
リング、油圧式パワーステアリングのいずれの搭載車両
についても転用が可能である。また、レーンキープ・ア
シストモードでは、例えば図4の直線M21に示すよう
にモータ軸31に対する出力軸21のギヤ比はR21a
/R23aで表され、これは即ち出力側サンギヤ33の
歯数に対する出力側リングギヤ22の歯数の比:(72
/42)=1.71である。従って、モータ軸31の回
転は減速比1.71で減速されて出力軸21に伝えられ
る。このため、電動モータ50は比較的小型の低トルク
の電動モータでよい。
ヤ比装置1のみで実現するために、電気式パワーステア
リング、油圧式パワーステアリングのいずれの搭載車両
についても転用が可能である。また、レーンキープ・ア
シストモードでは、例えば図4の直線M21に示すよう
にモータ軸31に対する出力軸21のギヤ比はR21a
/R23aで表され、これは即ち出力側サンギヤ33の
歯数に対する出力側リングギヤ22の歯数の比:(72
/42)=1.71である。従って、モータ軸31の回
転は減速比1.71で減速されて出力軸21に伝えられ
る。このため、電動モータ50は比較的小型の低トルク
の電動モータでよい。
【0052】次に本発明に係る操舵装置の第2の具体例
を添付図面に基づいて説明する。
を添付図面に基づいて説明する。
【0053】第2の具体例における操舵装置の主要部で
ある可変ギヤ比装置2の構成について図5に基づき以下
に説明する。
ある可変ギヤ比装置2の構成について図5に基づき以下
に説明する。
【0054】可変ギヤ比装置2の構成において、第1の
具体例における可変ギヤ比装置1の構成と異なるのは遊
星ギヤ機構が1段追加されていることである。追加され
た遊星ギヤ機構はキャリヤ40が支持する調整用遊星ギ
ヤ72と、調整用遊星ギヤ72と噛み合い、回転軸中心
線Aの周りを回転する調整用リングギヤ71、モータ軸
31上に一体回転可能に設けられ、調整用遊星ギヤ72
と噛み合う調整用サンギヤ34を備えている。
具体例における可変ギヤ比装置1の構成と異なるのは遊
星ギヤ機構が1段追加されていることである。追加され
た遊星ギヤ機構はキャリヤ40が支持する調整用遊星ギ
ヤ72と、調整用遊星ギヤ72と噛み合い、回転軸中心
線Aの周りを回転する調整用リングギヤ71、モータ軸
31上に一体回転可能に設けられ、調整用遊星ギヤ72
と噛み合う調整用サンギヤ34を備えている。
【0055】また、可変ギヤ比装置2では、図5の左方
向のブレーキ63に対向するようロータ64が調整用リ
ングギヤ71上に設けられている。ロータ64はリング
状の部材で、内周面が調整用リングギヤ71と対接しつ
つ一体回転可能に固定され、図5左側側面が摩擦面とな
っており、ブレーキ63と対向している。ブレーキ63
及び金属板62は第1の具体例における可変ギヤ比装置
1における構成と同等のものでで、ソレノイド61が励
磁されている時、図示しないバネによる付勢力に抗して
図5において左側に吸引されている。
向のブレーキ63に対向するようロータ64が調整用リ
ングギヤ71上に設けられている。ロータ64はリング
状の部材で、内周面が調整用リングギヤ71と対接しつ
つ一体回転可能に固定され、図5左側側面が摩擦面とな
っており、ブレーキ63と対向している。ブレーキ63
及び金属板62は第1の具体例における可変ギヤ比装置
1における構成と同等のものでで、ソレノイド61が励
磁されている時、図示しないバネによる付勢力に抗して
図5において左側に吸引されている。
【0056】その他の構成については第1の具体例で説
明した可変ギヤ比装置1と共通の構成となっているので
ここでの説明は省略する。
明した可変ギヤ比装置1と共通の構成となっているので
ここでの説明は省略する。
【0057】次に、第2の具体例における操舵装置の主
要部である可変ギヤ比装置2の作動について図5に基づ
き説明する。
要部である可変ギヤ比装置2の作動について図5に基づ
き説明する。
【0058】可変ギヤ比装置2ではフェールセーフモー
ド及び、レーンキープ・アシストモードにおいて、ソレ
ノイド61への通電が遮断されて、金属板62及びブレ
ーキ63はソレノイド61から離れ、図示しないバネの
付勢力により図5において側にあるロータ64に当接す
る。
ド及び、レーンキープ・アシストモードにおいて、ソレ
ノイド61への通電が遮断されて、金属板62及びブレ
ーキ63はソレノイド61から離れ、図示しないバネの
付勢力により図5において側にあるロータ64に当接す
る。
【0059】この時、調整用リングギヤ71が制動され
ることにより、3段の遊星ギヤ機構を構成する全ての構
成要素である、入力側リングギヤ12、入力側サンギヤ
32、入力側遊星ギヤ13、出力側リングギヤ22、出
力側サンギヤ33、出力側遊星ギア23、調整用リング
ギヤ71、調整用サンギヤ34及び調整用遊星ギヤ72
の各ギヤの歯数によって入力軸11に対する出力軸21
のギヤ比及びモータ軸31に対する出力軸21のギヤ比
が各々1つの値に決まる。この時、上記の各構成要素の
歯数を適宜調整することで入力軸11に対する出力軸2
1のギヤ比を常用可変ギヤ比の間に設定することがで
き、またモータ軸31に対する出力軸21のギヤ比を適
宜設定することが可能になる。
ることにより、3段の遊星ギヤ機構を構成する全ての構
成要素である、入力側リングギヤ12、入力側サンギヤ
32、入力側遊星ギヤ13、出力側リングギヤ22、出
力側サンギヤ33、出力側遊星ギア23、調整用リング
ギヤ71、調整用サンギヤ34及び調整用遊星ギヤ72
の各ギヤの歯数によって入力軸11に対する出力軸21
のギヤ比及びモータ軸31に対する出力軸21のギヤ比
が各々1つの値に決まる。この時、上記の各構成要素の
歯数を適宜調整することで入力軸11に対する出力軸2
1のギヤ比を常用可変ギヤ比の間に設定することがで
き、またモータ軸31に対する出力軸21のギヤ比を適
宜設定することが可能になる。
【0060】また、上記の2つのギヤ比を決定する際、
構成要素の数が増えることによりギヤ比の設定の自由度
を高くすることができる。
構成要素の数が増えることによりギヤ比の設定の自由度
を高くすることができる。
【0061】
【発明の効果】本発明により、入出力軸の回転比を変化
させる電動モータが作動不能時に運転者が操舵中に違和
感を感じないギヤ比で入出力軸を固定でき、且つレーン
キープアシスト装置として使用する場合、電動モータは
トルクの小さい小型なものでも駆動可能な操舵装置の構
成が可能になる。
させる電動モータが作動不能時に運転者が操舵中に違和
感を感じないギヤ比で入出力軸を固定でき、且つレーン
キープアシスト装置として使用する場合、電動モータは
トルクの小さい小型なものでも駆動可能な操舵装置の構
成が可能になる。
【図1】本発明の第1の具体例における車両操舵装置の
可変ギヤ比装置1の概略的な説明図である。
可変ギヤ比装置1の概略的な説明図である。
【図2】本発明の可変ギヤ比装置1の遊星ギヤ機構の各
要素の設定された歯数及び遊星ギヤの個数をまとめた表
である。
要素の設定された歯数及び遊星ギヤの個数をまとめた表
である。
【図3】本発明における車両操舵装置の作動モードと電
動モータ50及び電磁ブレーキ機構60の作動状態の関
係を示す表である。
動モータ50及び電磁ブレーキ機構60の作動状態の関
係を示す表である。
【図4】可変ギヤ比装置1における入力軸、出力軸、モ
ータ回転軸、キャリヤ間のギヤ比と、それぞれの回転角
の関係を表したグラフである。
ータ回転軸、キャリヤ間のギヤ比と、それぞれの回転角
の関係を表したグラフである。
【図5】本発明の第2の具体例における車両操舵装置の
可変ギヤ比装置2の概略的な説明図である。
可変ギヤ比装置2の概略的な説明図である。
11 入力軸(入力側回転体)
12 入力側リングギヤ(入力側回転体)
13 入力側遊星ギヤ
21 出力軸(出力側回転体)
22 出力側リングギヤ(出力側回転体)
23 出力側遊星ギヤ
31 モータ軸(回転軸体)
32 入力側サンギヤ(回転軸体)
33 出力側サンギヤ(回転軸体)
34 調整用サンギヤ
40 キャリヤ
50 電動モータ
60 電磁ブレーキ機構(制動手段)
71 調整用リングギヤ
72 調整用遊星ギヤ
Claims (3)
- 【請求項1】 ステアリングホイールの回転に応じて回
転する入力側回転体と、電動モータにより駆動される回
転軸体と、操舵角に応じて回転する出力側回転体と、前
記入力回転体、前記回転軸体及び前記出力側回転体に連
動して回転する接続回転体と、を構成要素の一部とした
複数段の遊星ギヤ機構を有する車両用操舵装置におい
て、前記接続回転体の回転を制動する制動手段を備えた
ことを特徴とする車両用操舵装置。 - 【請求項2】 前記入力側回転体に設けられた入力側リ
ングギヤと、前記出力側回転体に設けられた出力側リン
グギヤと、前記回転軸体上に設けられた入力側サンギヤ
と、前記回転軸体上に設けられた出力側サンギヤと、前
記回転軸体の回転軸と同一軸線上に回転可能に支持され
たキャリヤと、前記キャリヤに回転可能に支持されると
ともに前記入力側リングギヤ及び入力側サンギヤに噛み
合わされた入力側遊星ギヤと、前記キャリヤに回転可能
に支持されるとともに前記出力側リングギヤ及び出力側
サンギヤに噛み合わされた出力側遊星ギヤと、を備え、
前記入力側リングギヤ、前記入力側サンギヤ、前記キャ
リヤ、及び入力側遊星ギヤにより入力側遊星ギヤ機構を
構成するとともに、前記出力側リングギヤ、前記出力側
サンギヤ、前記キャリヤ、及び出力側遊星ギヤにより出
力側遊星ギヤ機構を構成し、前記接続回転体は前記キャ
リヤであることを特徴とする、請求項1に記載の車両用
操舵装置。 - 【請求項3】 前記入力側回転体に設けられた入力側リ
ングギヤと、前記出力側回転体に設けられた出力側リン
グギヤと、調整用リングギヤと、前記回転軸体上に設け
られた入力側サンギヤと、前記回転軸体上に設けられた
出力側サンギヤと、前記回転軸体上に設けられた調整用
サンギヤと、前記回転軸体の回転軸と同一軸線上に回転
可能に支持されたキャリヤと、前記キャリヤに回転可能
に支持されるとともに前記入力側リングギヤ及び入力側
サンギヤに噛み合わされた入力側遊星ギヤと、前記キャ
リヤに回転可能に支持されるとともに前記出力側リング
ギヤ及び出力側サンギヤに噛み合わされた出力側遊星ギ
ヤと、前記キャリヤに回転可能に支持されるとともに前
記調整用リングギヤ及び調整用サンギヤに噛み合わされ
た調整用遊星ギヤと、を備え、前記入力側リングギヤ、
前記入力側サンギヤ、前記キャリヤ、及び入力側遊星ギ
ヤにより入力側遊星ギヤ機構を構成し、前記出力側リン
グギヤ、前記出力側サンギヤ、前記キャリヤ、及び出力
側遊星ギヤにより出力側遊星ギヤ機構を構成し、前記調
整用リングギヤ、前記調整用サンギヤ、前記キャリヤ、
及び調整用遊星ギヤにより調整用遊星ギヤ機構を構成
し、前記接続回転体は前記調整用リングギヤであること
を特徴とする、請求項1に記載の車両用操舵装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001256212A JP2003063423A (ja) | 2001-08-27 | 2001-08-27 | 車両用操舵装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001256212A JP2003063423A (ja) | 2001-08-27 | 2001-08-27 | 車両用操舵装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003063423A true JP2003063423A (ja) | 2003-03-05 |
Family
ID=19084057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001256212A Withdrawn JP2003063423A (ja) | 2001-08-27 | 2001-08-27 | 車両用操舵装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003063423A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR101040009B1 (ko) | 2005-03-18 | 2011-06-08 | 현대자동차주식회사 | 토로이달 타입 조향 기어비 가변장치의 출력축 고정장치 |
CN106184353A (zh) * | 2016-07-21 | 2016-12-07 | 北汽福田汽车股份有限公司 | 转向管柱总成及车辆 |
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-
2001
- 2001-08-27 JP JP2001256212A patent/JP2003063423A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080723 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20090617 |