JPH03143322A - 葉たばこ幹の収穫装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、たばこ畑の畦に成育して直立する葉たばこの
幹を切断して後方に送給案内し、後続する幹置き台車上
に整然と向きを揃えて積載する葉たばこ幹の収穫装置に
関する。

〔従来の技術〕

たばこ畑の畦に成育して直立する葉たばこの幹をりＪ断
して回収する従来技１４・ｉに関しては、特開昭６２−
１０４５１０号公報記載の技術がある。

この従来技術には、畦の両側の畦溝を走行する車輪と、
畦に直立する葉たばこの幹に溝を刻設する溝切盤と幹を
切断するｔ、１断円盤と、切断された幹を載置する受枠
とを備え、畦に沿って走行しながら葉たばこの幹に溝を
刻設した後に溝の下方を切断し、切断された幹を受枠上
に転倒して収穫する葉たばこ刈取り機が示されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記の刈取り機によれば、畦に沿って走行しながら葉た
ばこを切Ｉ析し、切断された葉たばこの幹を刈取り機の
上に載置することが出来るが、次のような課題が残され
ていた。

切断された葉たばこの幹が切断直後にガイド杆に載せら
れて後方に強制的に転倒させられ、任意の方向に転倒し
て受枠に載置されるので、転倒した幹の向きが不揃いと
なり、不揃いの幹を揃えて収集する手作業に多くの時間
を要し、而も不揃いの幹を揃えて収集する作業姿勢が中
腰であるので疲労が蓄積される問題があった。

又、不揃いの向きに転倒する葉たばこに損傷が生じ易く
、葉たばこの品質の劣化を招く欠点がある。

切断された葉たばこの幹が切断直後に強制的に転倒させ
られるため、切断円盤の近くに葉たばこを載置する受枠
を配置しなければならない制約があった。

本発明は、かかる課題を解決することを目的としたもの
であり、切断された葉たばこの幹を向きを揃えて整然と
幹置き台車に載置するものであり、幹置き台車の位置を
切断刃より離れた任意の位置に配設することが出来る葉
たばこ幹の収穫装置を提供するものである。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明の葉たばこ幹の収穫
装置は、畦と並行に走行可能な走行車輪と、畦に直立す
る葉たばこの幹を切断する切断刃と、該切断刃の上方位
置より後方に向けて配設された」二下二条の無端チェー
ンを駆動する駆動スプロケットとを、車体に搭載すると
共に回転駆動源に伝達＠構を介して連結し、上記無端チ
ェーンに上記幹の上下二箇所に当接する複数個の案内片
を設け、該案内片の走行路に沿って上記幹の下端部及び
側部を案内する走行案内部材を並設し、該案内部材の後
部に−に記載を転倒する転倒案内部材を設けた作業車と
、」二記転倒案内部材の出口より転倒案内される上記幹
を載置する幹置き台を有し」二記作業車に連結される幹
置き台車とによって構成される。

幹置き台車は、上記作業車に連結される車体に傾動部材
が枢着され、該傾動部祠に上記幹置き台が固着されると
共に上記傾動部材の一端に幹置き台仲動レバーが設ＬＪ
られる。

〔作　用〕

上記のように構成された葉たばこ幹の収穫装置は、作業
車が畦に沿って走行すると共に、切断刃が幹を切断し、
切断された幹が上下二条の無端チェーンの案内片に押さ
れて無端チェーンの出口側に送られるが、走行中は走行
案内部材に案内されて直立した状態に保たれながら移送
される。

そして、無端チェーンの出口側において、転倒案内部材
により所定の方向に案内されながら転倒して幹置き台に
向きを揃えて整然と載置されるので、束ねて回収すると
きに幹の向きを揃える手作業は不要であり、幹置き台傾
動レバーを操作して幹置き台を傾けると、向きを揃えら
れた幹が一括して幹置き台車の横に移載される。

〔実施例〕

本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。

第１図は葉たばこの畑の畦Ｃに直立する葉たばこＴの幹
Ｔ１を切断して収穫する収穫装置の全体斜視図、第２図
は葉たばこＴの幹′Ｉ″ｔの収穫装置の要部正面図、第
３図ばその側面図、第４図は動力伝達機構の斜視図を示
す。

第１図において、作業車Ａの車体１の下端部には、走行
車輪２と駆動輪（図示しない）が設けられ、−１部には
回転駆動源であるエンジン３が搭載される。

エンジン３の出力軸３ａには、第４図に示すように、プ
ーリ４及びプーリ５が固着され、プーリ４はベルト６を
介して駆動輪に動力を伝達する変速器（図示しない）に
連結される。

車体１に設けられた軸受（図示しない）に回動可能に支
承された切溝刃駆動軸７の一端にプーリ８．９．１０が
固着され、ブーＩＪ　８とプーリ５には、ベルトカバー
１１に保護されたベルト１２が巻回される。

切溝刃駆動軸７の他端にば、作業車Ａの先端に位置する
二枚の切溝刃１３及び１４　（第１図参照）が固着され
、エンジン３が回転すると、二枚の切溝刃１３及び１４
　（第１図参照）が回転して葉たばこＴの幹Ｔ１に、乾
燥時の吊り掛Ｕ用の切溝を刻み込むようになっている。

車体１の支持１１５ｉ！！５に回動可能に支承された切
断刃回転軸１６の一端に固着されたプーリ１７と、プー
リ９にヘルド１８が巻回される。

切断刃回転軸１６の他端には、切溝刃１３及び１４の後
方に位置し葉たばこＴの幹Ｔ１を切断する切断刃１９が
固着され、切断刃回転軸１６の中間部はカバー２０に被
覆される。

従って、エンジン３の回転が切断刃１９に伝達されると
、切断刃１９が切溝を刻み込まれた葉たばこＴの幹Ｔ１
を切断するようになっている。

車体１に設けられたアーム２１の上に動力伝達軸支持板
２２が固着され、動力伝達軸支持板２２の上に固定板２
３が立設され、固体板２３に穿設された長孔２４に変速
器２５が付置調整可能に取付けられ、変速器２５の入力
軸２５ａに固着されたプーリ２Ｇとプーリ１０にヘルド
２７が巻回される。

変速器２５の出力軸２５１）にスプロケット２８が固着
され、動力伝達軸支持板２２に取付けられた筒状の軸受
２９には動力伝達軸３０（第３図参照）が回動可ｎヒに
支承され、動力伝達軸３０の−・端にスブロケソＩ・３
１が固着され、スプロケット３１とスプロケット２８と
にチェーン３２が掛けられる。

従って、エンジン３の回転は、動力伝達軸３０の他端に
接続する変速器３３に伝達される。

第２図及び第３図に示すように、変速器３３は、作業車
Ａの進行方１４１］に向かって低くなる傾斜をもった幹
案内枠３４に着設され、変速器３３の出力軸３３ａ　（
第２図参照）のト下両端部に駆動スプロケット３５．３
６が固着される。

幹案内枠３４の表面にＩＪ、摺動可能な移動側の張り調
節角杆３７と、移動側の張り調節角杆３７の後方に固着
された固定側の張り調節角杆３８が配設される。

固定側の張り調節角杆３８にば、有底の孔３８ａと孔３
８ａの底壁を貫通ずるねし孔３８ｂが設けられ、移動側
の張り調節角杆３７には、出力軸３３ａに並行な孔３７
ａと、孔３７ａに対して直角を威す軸部３７ｂが設＆ノ
られる。

そして、孔３７　ａには従動軸３９の中間部が回動可能
に嵌挿され、従動軸３９の両端部に従動スプロケット４
．０　、４．１が固着され、士１部の駆動スブロゲソ１
〜３５と従動スプロケット４０に無端チェーン４２が巻
回され、下部の駆動スプロゲソ１−３６と従動スプロケ
ット４１に無端チェーン４３が巻回される。

従って、固定側の張り調節角杆３８の有底の孔３８ａに
移動側の張り調節角杆３７の軸部３７ｂを嵌挿し、ねじ
孔３８ｂに螺合するボルト４４を締め込んで軸部３７１
）を押圧すると、無端チェノ４２　、４．３が緊締され
るようになっている。

両無端チェーン４．２　、４．３の位置は切断刃１９の
上方位置より後方に向Ｌノで配設され、両無端チエータ
４２　、４．３の間隔寸法は、葉たばこＴの幹Ｔ１に若
葉する最下位葉１゛２と葉たばこ］゛の幹Ｔ１　（第１
図参照）の切断位置で決められるが、般には約９ｃｍ程
度である。

ｈ部の無端チェーン４２には、第５図の要部正面図及び
第６図の側面ＩＡに示１ように、矢印１・゛で示す無端
チェーン４２走行方向乙こ幻して先端部が反対方向に傾
斜したＵ字形案内片４５が所定ピッチで着設され、下部
の無端チェーン４３には、第７図の要部正面図及び第８
図の側面図に示すように、矢印ドで示す無端チェーン４
３走行方向に押動面４６ａを有する案内片４６が設けら
れる。

Ｕ字形案内片４５及び案内片４６の走行路に沿って、幹
案内枠３４に支持され葉たばこＴの幹Ｔ１を起立状態に
拘束して案内する幹案内棒４７と、幹Ｔｌの下部を支持
する底壁を有する断面形状がコの字形の案内溝４８が近
設される（第９図及び第１０図参照）。

従って、幹案内棒４７と案内溝４８により、Ｕ字形案内
片４５及び案内片４６に押動された葉た０ ばこＴの幹Ｔ１を起立状態に保持しながら無端チェーン
４．２　、４．、３の走行方向に持ち上げて移送する走
行案内部材が構成されるＣ第１２図参１１０゜張り調節
側杆３７の両側方には、葉たばこＴの幹Ｔ１を切溝刃１
３，１４に案内する左右一対の収穫案内棒４９が前方に
突出して設けられる。

又、無端チェーン４．２　、４３の出口側の駆動スプロ
ケット３５．３６の手前には、固定側の張り調節側杆３
８の上面より突出する転倒案内部材５０が設けられ、Ｕ
字形案内片４５及び案内片４６に案内されながら無端チ
ェーン４．２　、４．３によって送られてきた葉たばこ
１゛を、作業車Ａの車体１に連結される車体５１　（第
２図参照）を有する幹置き台車Ｂの幹置き台５２の上に
所定の向きに転倒案内する。

幹置き台車Ｂは、第１１図に示すように、軸状の車体５
１の下部に走行車輪５３が設ｕ−１られ、車体５１より
４二方に立設される受レノ軸５４の先端に固定軸５５が
着設され、固定軸５５に嵌挿された筒状の傾動部材５６
に支持板５７を介して幹置き台５２が固着される。

そして、傾動部材５６の一端に幹置き台傾動レバー５８
が設Ｑノられる。

従って、作業者が幹置き台傾動レバー５８を把持して傾
けると、幹置き台５２が固定軸５５を支点として傾動し
、幹置き台５２上に載置された葉たばこＴの幹Ｔ１が幹
置き台車Ｂの横に置かれたものに載置されるようになっ
ている。

作業車Ａの後部には、作業軍人を操作するレバー付きの
ハンドル５９が設けられる。

次に以上のように構成された葉たばこ幹の収穫装置の作
用について説明する。

作業車へのエンジン３を始動し、ハンドル５９のレバー
を操作して駆動輪を回転し、第１図に示すように、作業
車Ａの走行車輪２と幹置き台車Ｂの車輪５３を、葉たば
こＴの成育した畦の両側の畦溝の上或いは畦溝の中を走
行させると共に、切溝刃１３，１４並びに切断刃１９を
回転し、無端チェーン４２，４３を回動走行さセると、
畦に直立した葉たばこＴの幹Ｔ１が作業車への先端に突
出ずろ一対の収穫案内棒４９の間に巻き込まれ、切溝刃
１３，１４に案内される。

そして、第１０図に示ずよ・うに、切溝刃１３゜１４に
より幹Ｔ１の下部に乾燥時の吊り掛は用切溝６０が切り
込まれる。

次に、切断刃１９が幹］゛１の吊り掛は用切溝６０の下
方を切断し、切断された幹Ｔ１が、上部の無端チェーン
４２のＵ字形案内片４５及び下部の無端チェーン４３の
案内片４６に押されて無端チェーン４２，４３の出口側
に送給されるが、送給中は無端チェーン４２　、４．３
に並行な案内溝４８上を走行し、幹Ｔ１が上方に持ちヒ
げられ（第１２図参照）、Ｕ字形案内片４５ば、先端が
無端チェーン４２の走行方向の反対方向に傾斜している
ので、幹Ｔ１ば幹案内棒４７に接触して直立状態に保持
されて送給される。

そして、無端チェーン４２　、４．３の出口側の駆動ス
プロケット３５．３６の手前において、転倒案内部材５
０及び幹案内棒４７により所定の方向に案内されながら
転倒して幹置き台５２−Ｌに向き３ を揃えて整然と載置されるので、駆動スプロケソ１３５
　、３６に巻き込まれる虞は無く、又、幹置き台車Ｂ上
に向きを揃えて整然と載置されるので、束ねて回収する
ときに幹Ｔ１の向きを揃える手作業は不要である。

幹置き合５２上に向きを揃えて載置された葉たばこＴの
幹Ｔ１は、作業者が幹置き台仲動レバー５８を把持して
（頃けると、幹置き台５２が固定軸５５を支点として傾
動し、幹置き台５２上に載置された葉たばこ′Ｉ゛の幹
ＴＩが幹置き台車Ｂの横に一括移載される。

〔発明の効果〕

本発明は、以上説明したように構成されているので、次
の効果を奏する。

（１）　　刈り取りから幹置き台車への載置まで連続的
に機械化され効率よく葉たばこを収穫できる。

無端チェーンに確実に引き込まれ、直立したまま送給さ
れた後に幹置き台車上に向きを揃えて整然と載置される
。

従って、幹置き台車上に載置された葉たばこ４ を向きを揃える面倒なしかも作業姿勢の悪い作業が不要
になり、集束時間が約５０％減少した。

（２）又、刈り取りから幹置き台車上へ載置されるまで
葉たばこの幹は直立状態で送給されるので、葉たばこの
葉を損傷する膚が無い。

（３）刈り取られた葉たばこか無端チェーンで送給され
るので、幹置き台車を作業車から離れた位置に設けるこ
とができる。

従って、作業車の後方に積載能力の制限されない大きい
幹置き台車を連結することが出来る利点と、作業車を畦
外に搬出することが容易となる利点が生じる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第１２図は本発明の実施例を示し、第１図は畦
に直立する葉たばこ幹を切断して収穫する収穫装置の全
体斜視図、 第２図は葉たばこ幹の収穫装置の要部正面図、第３図は
第２図の側面図、 第４図は動力伝達機構の斜視図、 第５図は−Ｊ一部の無端チェーンの要部正面図、第６図
は第５図の側面図、 第７図は下部の無端チェーンの要部正面図、第８図は第
７図の側面図、 第９図は幹の送給状態を説明する要部平面図、第１Ｏ図
は同−Ｌの側面図、 第１１図は幹置き台車の要部斜視図、 第１２図は葉たばこ幹の収穫の説明用略図である。 Ｔ・・・葉たばこ、Ｔ１・・・幹、Ａ・・・作業車、Ｂ
・・・幹置き台車、１・・・車体、２・・・走行車輪、
３・・エンジン、７・・・切溝刃駆動軸、１３，１４・
・・切溝刃、１５・・・支持腕、Ｔ６・・・切断刃回転
軸、１９・・・切断刃、２２・・・動力伝達軸支持板、
２５・・・変速器、３０・・・動力伝達軸、３３・・・
変速器、３４・・・幹案内枠、３７・・・移動側の張り
調節角杆、３８・・・固定側の張り調節角杆、３９・・
・従動軸、４０　、４．１・・・従動スプロケット、４
．２　、４３・・・無端チェーン、４５・・・Ｕ字形案
内片、４６・・・案内片、４７・・・幹案内棒、４Ｂ・
・・案内溝、４９・・・収穫案内棒、５０・・・転倒案
内部材、５１・・・車体、５２・・・幹置き台、５３・
・・走行車輪、 ５６・・・傾動部材、 ５８・・・幹置き台伸動レバ ５９・・・ハンドル、 ６０・・・乾燥時の吊り■しＪ用 切溝。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）畦と並行に走行可能な走行車輪と、畦に直立する
   葉たばこの幹を切断する切断刃と、該切断刃の上方位置
   より後方に向けて配設された上下二条の無端チェーンを
   駆動する駆動スプロケットとを、車体に搭載すると共に
   回転駆動源に伝達機構を介して連結し、上記無端チェー
   ンに上記幹の上下二箇所に当接する複数個の案内片を設
   け、該案内片の走行路に沿って上記幹の下端部及び側部
   を案内する走行案内部材を並設し、該案内部材の後部に
   上記幹を転倒する転倒案内部材を設けた作業車と、上記
   転倒案内部材の出口より転倒案内される上記幹を載置す
   る幹置き台を有し上記作業車に連結される幹置き台車と
   によって構成される葉たばこ幹の収穫装置。
2. （２）上記幹置き台車は、上記作業車に連結される車体
   に傾動部材が枢着され、該傾動部材に上記幹置き台が固
   着されると共に上記傾動部材の一端に幹置き台傾動レバ
   ーが設けられることを特徴とする請求項１記載の葉たば
   こ幹の収穫装置。