JP2567971Y2 - たばこ用幹刈収穫機 - Google Patents

たばこ用幹刈収穫機

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JP2567971Y2
JP2567971Y2 JP1991082778U JP8277891U JP2567971Y2 JP 2567971 Y2 JP2567971 Y2 JP 2567971Y2 JP 1991082778 U JP1991082778 U JP 1991082778U JP 8277891 U JP8277891 U JP 8277891U JP 2567971 Y2 JP2567971 Y2 JP 2567971Y2
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JP
Japan
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trunk
scraping
transport mechanism
tobacco
cutting blade
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JP1991082778U
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JPH0534830U (ja
Inventor
影文 丸野
龍男 広瀬
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文明農機株式会社
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  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、たばこの幹を刈取って
収穫するたばこ用幹刈収穫機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、たばこ用幹刈収穫機としては、特
開昭62-115208 号公報に示す如く、後部に握りハンドル
を具備しながら、走行車輪を有する走行機体の上部に、
門形状の塔状機枠を立設し、この塔状機枠の前部に茎切
断装置を設けると共に、左右ガイド杆を突設し、かつ、
塔状機枠の側方には、たばこ受枠を設けたものが存在す
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記のたば
こ用幹刈収穫機では、茎切断装置及び左右ガイド杆が機
体に対して固定状態に装着されており、したがって、畝
上に植立するたばこの幹を損傷のない状態で確実に切断
しながら収穫することができないものであった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本考案では、走
行機体の前部に、たばこの幹を掻込んで挟持搬送する搬
送手段と、切断刃と、溝切刃とを有する掻込み搬送機構
を昇降自在に設けると共に、同掻込み搬送機構は、走行
機体の前部に軸線を前後方向に向けて取付けた枢支ピン
に上下回動自在に枢着され、しかも、掻込み搬送機構の
側方近傍に運転操作盤を配設したことを特徴とするたば
こ用幹刈収穫機を提供せんとするものである。
【0005】
【実施例】本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説
明すると、1は下部両側にクローラ走行装置2を有する
走行機体であって、前部に切断刃3を有する掻込み装置
機構4を昇降自在に設けている。5は掻込み搬送機構4
の全体を支持する第1ブラケットで、走行機体1前部に
枢支ピン6を介して上下方向に回動自在に装着されてい
る。7は第1ブラケット5の下部位置にて枢支される第
2ブラケットであって、左右両側に伝動ケース8と連結
具9を連結していると共に、中央部にはリフトアーム10
を固着し、同リフトアーム10と第1ブラケット5との間
には電動アクチュエータ11を介装している。そして、同
電動アクチュエータ11の伸縮作動により掻込み搬送機構
4を昇降自在としている。12はユニバーサルジョイン
ト、13はチェン伝動機構で、横軸14及びベベルギヤ伝動
機構15,16 を介して掻込み搬送機構4を駆動自在として
いる。
【0006】また、掻込み搬送機構4は、中央の掻込み
搬送通路17の左側位置に上下二段に搬送手段18,19 を設
けると共に、掻込み搬送通路17の右側位置には、前記左
側の搬送手段18,19 と対峙状に搬送手段20を設けてい
る。21は右側の搬送手段20を押圧付勢するバネ体であ
る。
【0007】また、右側の搬送手段20は、左側の上下二
段の搬送手段18,19 に対して、その上下の中間位置に配
設されている。そして、左側の搬送手段18,19 と右側の
搬送手段20によりたばこの幹Aを挾持しながら掻込んで
後方に搬送するものである。22は左側の搬送手段19に沿
って前方に突設するガイド杆、23は右側の搬送手段20に
沿って前方に突設するガイド杆である。
【0008】また、上記各搬送手段18,19,20は前後両側
に設けるスプロケット24,25,26,27に無端チェン28,29,3
0を巻掛けていると共に、同無端チェン28,29,30のリン
クには各々支持板31,32,33を一体的に設けて、同支持板
31,32,33にてたばこの幹Aを挾持するものである。
【0009】また、34はたばこの幹Aの切断部近傍に設
ける切欠溝Bを切削する溝切刃であって、幹Aに対して
約30°傾斜して切欠溝Bを形成している。
【0010】そして、同溝切刃34は二枚重ねの円板35の
周囲にチェンソーの切刃36を固着しながら一体回転自在
としている。37はリンク、38は固定ボルトナット、39は
溶接部である。
【0011】また、40は上記掻込み搬送機構4の搬送手
段18,19,20を支持する基部フレーム、41は上記伝動ケー
ス8及び連結具9の上部に略平行状に設ける作動リンク
で、第1ブラケット5などにより四辺リンク機構41-1を
構成して掻込み搬送機構4が一定の姿勢を保つようにし
ている。
【0012】42は機体の後部に右側に搭載するエンジン
で、機体の前部に設けるHSTミッションケース43と連
動連結している。44は燃料タンク、45はバッテリー、46
は左側クローラ2-1 を駆動する駆動ケース、47は右側ク
ローラ2-2 を駆動する駆動ケースである。
【0013】掻込み搬送機構4の左側方近傍位置には、
運転操作盤50を配設し、掻込み搬送機構4の後方の機体
1上部には、収穫した幹Aを積載するための荷台48を広
く構成している。また、49は支柱、51は運転者用ステッ
プである。
【0014】そして、運転操作盤50の上面には、サイド
クラッチレバー52,53 、走行レバー54、副変速レバー5
5、キースイッチ56、作業機上下スイッチ57、切断刃用
スイッチ58、掻込み搬送機構用スイッチ59を設けてい
る。60はアクセルレバー、61は後部ドア、62はたばこの
幹Aを一時溜める収容枠である。
【0015】図10において、63はエンジン42とHST
ミッションケース43とを連動連結する伝動装置、64はH
STミッションケース43と左側駆動ケース46とを連動連
結する伝動装置、65は中間軸66と掻込み搬送機構4とを
連動連結する伝動装置で、電磁クラッチ67を設けてい
る。68は切断刃3及び溝切刃34とを連動連結する伝動装
置で、電磁クラッチ69を設けている。70は切断刃3を駆
動するベベルギヤ、71は溝切刃34を駆動するベベルギヤ
で、これらはギヤケース72に設けられている。73は前記
電磁クラッチ69とギヤケース72とを接続するフレキシブ
ルシャフトである。
【0016】また、74は左側クローラ2-1 を駆動する動
力伝達経路75に設ける電磁クラッチ、76は右側クローラ
2-2 を駆動する動力伝達経路77に設ける電磁クラッチ
で、同電磁クラッチ74,76 はタイマー78のON・OFF
作動により10秒〜15秒間隔で間歇走行しながら、走
行時にはたばこの幹Aを掻込みながら切断して収容枠62
上に溜める。そして、機体が停止時には収容枠62上の幹
Aを荷台48上に積上げるものである。
【0017】また、上記掻込み搬送機構4は、走行機体
1に対して、着脱が自在となっており、したがって、同
掻込み搬送機構4を支持する第1ブラケット5を走行機
体1より取外すことにより、同走行機体1を運搬車とし
て利用することができるものである。
【0018】本考案の実施例は上記のように構成されて
おり、圃場に植付けられた葉たばこのうち、バーレー種
については、幹の下側部分の葉は、先に手作業により収
穫が行われる。
【0019】そして、幹の中間位置より上部に着いてい
る葉を上記幹刈収穫機により幹ごと切断して収穫するも
のである。
【0020】この場合に、まず、エンジン42を始動させ
てHSTミッションケース43を回動させる。そして、ク
ローラ走行装置2を回動させて走行機体1を前進させ
る。
【0021】そして、掻込み搬送機構4側の電磁クラッ
チ67を入り操作して左側の搬送手段18,19 及び右側の搬
送手段20を回動させ、同時に切断刃3及び溝切刃34側の
電磁クラッチ69を入り操作してこれらを回動させる。ま
た、これと同時に、電動アクチュエータ11を作動させて
掻込み搬送機構4を上下調節する。
【0022】したがって、圃場に植立する幹Aは左側の
搬送手段18,19 及び右側の搬送手段20により挾持されて
下部を切断刃3により切断され、次に、溝切刃34により
傾斜状の切欠溝Bが切削されて後方へ搬送される。そし
て、掻込み搬送機構4の後端に至って排出されるときに
運転者が幹Bを受け取って、収葉枠62に設けるシート上
に一時溜める。また、幹Bが一定量溜まるとこれを束ね
て荷台48上に高く積み上げる。
【0023】以上の如く、上記実施例によれば、走行機
体1の前部に、切断刃3を有すると共に、機体前後方向
に配設する掻込み搬送機構4を上下擺動自在に設け、同
掻込み搬送機構4には、掻込み搬送通路17を挾んで左側
には上下二列の搬送手段18,19 を設けると共に、同通路
17の右側には、前記左側搬送手段18,19 の中間位置に右
側搬送手段20を設け、上下二段の左側搬送手段18,19 と
中間に位置する右側搬送手段20によりたばこの幹Aを確
実に掻込んで搬送することができ、したがって、幹Aが
不測に倒れたりしないので葉の部分の損傷を防止できて
幹の収穫が能率的に行えるものである。
【0024】また、上記実施例によれば、掻込み搬送機
構4が走行機体1に対して左右に向けて上下回動可能に
構成されているから、幹Aの植立状態に対して同掻込み
搬送機構4を適宜回動させながら幹Aの刈取り及び搬送
を確実に行うことができる。すなわち、幹Aが直立して
植立されている場合又は前後方向に傾いて植立されてい
る場合には、掻込み搬送機構4を直立させて状態にして
幹Aの刈取り及び搬送作業を行い、一方、幹Aが左右方
向に傾いて植立されている場合には、掻込み搬送機構4
を左右方向に回動させて傾斜させた状態にして幹Aの刈
取り及び搬送作業を行うことにより、幹Aの刈取り及び
搬送作業を確実に行うことができる。また、掻込み搬送
機構4を走行機体1の前部に設けているため、幹Aを刈
り取った後に同幹Aが植立されていた圃場上を走行機体
1が走行することとなり、走行機体1と幹Aとが接触し
て幹Aを損傷させてしまうことがなく、幹Aの収穫を円
滑に行うことができ、しかも、掻込み搬送機構4の側方
近傍に運転操作盤50を配設しているため、掻込み搬送機
構4が運転者の前方視界を遮ることがなく、運転者は、
走行機体1を走行操作しながら、掻込み搬送機構4の搬
送状態を確認することができ、幹Aの搬送時に掻込み搬
送機構4が幹Aの詰まりを起こしても運転者が運転席か
ら掻込み搬送機構4から詰まった幹Aを取り除くことが
できるので、収穫作業の円滑化及び効率化を図ることが
できる。更には、掻込み搬送機構4の側方近傍に運転操
作盤50を配設することにより、掻込み搬送機構4の後方
の走行機体1上部に収穫した幹Aを積載する荷台48を広
く構成することができる。
【0025】また、上記実施例によれば、走行装置にタ
イマー等を設けて間歇駆動可能としたものであるから、
運転者は機体が走行している間は、掻込み搬送機構によ
り刈取られるたばこの幹を収容枠上に溜め、機体が停止
している間は、収容枠上の幹を荷台上に積上げることが
できるものである。したがって、刈取作業を常時能率的
に行うことができるものである。
【0026】また、上記実施例によれば、クローラ型走
行装置と広幅状荷台を具備する走行機体の前部に、切断
刃と溝切刃を有する掻込み搬送機構を機体前後方向に配
設すると共に、同掻込み搬送機構は走行機体に対して脱
着自在に装着されているから、同走行機体より掻込み搬
送機構を取り外すことにより走行機体側を運搬作業とし
て活用することができ、したがって、各種の作業を能率
的に行うことができるものである。
【0027】
【考案の効果】本考案によれば、走行機体に、たばこの
幹を掻込んで挟持搬送する搬送手段と、切断刃と、溝切
刃とを有する掻込み搬送機構を昇降自在に設けると共
に、同掻込み搬送機構は左右方向に回動自在に構成した
ものであるから、幹が直立して植立されている場合又は
前後方向に傾いて植立されている場合には、掻込み搬送
機構を直立させて状態にして幹の刈取り及び搬送作業を
行い、一方、幹が左右方向に傾いて植立されている場合
には、掻込み搬送機構を左右方向に回動させて傾斜させ
た状態にして幹の刈取り及び搬送作業を行うことがで
き、従って、たばこの幹の植立状態に順応して同掻込み
搬送機構を適宜左右方向に回動させることにより、幹の
刈取り及び搬送を確実に行うことができるものである。
また、掻込み搬送機構を走行機体の前部に設けているた
め、幹を刈り取った後に同幹が植立されていた圃場上を
走行機体が走行することとなり、走行機体と幹とが接触
して幹を損傷させてしまうことがなく、幹の収穫を円滑
に行うことができ、しかも、掻込み搬送機構の側方近傍
に運転操作盤を配設しているため、掻込み搬送機構が運
転者の前方視界を遮ることがなく、運転者は、走行機体
を走行操作しながら、掻込み搬送機構の搬送状態を確認
することができ、幹の搬送時に掻込み搬送機構が幹の詰
まりを起こしても運転者が運転席から掻込み搬送機構か
ら詰まった幹を取り除くことができるので、収穫作業の
円滑化及び効率化を図ることができるものである。更に
は、掻込み搬送機構の側方近傍に運転操作盤を配設する
ことにより、掻込み搬送機構の後方の走行機体上部に収
穫した幹を積載する荷台を広く構成することができるも
のである。
【0028】そして、幹及び葉の部分を損傷することな
く、従来型に比較して収穫作業を能率的に行うことがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る幹刈収穫機の全体を示す左側面
図。
【図2】同右側面図。
【図3】同平面図。
【図4】掻込み搬送機構を示す概略正面図。
【図5】同掻込み搬送機構の基部取付状態を示す概略側
面図。
【図6】同掻込み搬送機構の要部を示す平面図。
【図7】同要部の断面正面図。
【図8】溝切刃の要部を示す平面図。
【図9】同要部の断面図。
【図10】動力の伝達経路を示す伝動機構図。
【図11】たばこの幹が刈取られた状態を示す正面図。
【符号の説明】
1 走行機体 3 切断刃 4 掻込み搬送機構 18 搬送手段 19 搬送手段 20 搬送手段 34 溝切刃

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体1の前部に、たばこの幹を掻込
    んで挟持搬送する搬送手段18,19,20と、切断刃3と、溝
    切刃34とを有する掻込み搬送機構4を昇降自在に設ける
    と共に、同掻込み搬送機構4は、走行機体1の前部に軸
    線を前後方向に向けて取付けた枢支ピン6に上下回動自
    在に枢着され、しかも、掻込み搬送機構4の側方近傍に
    運転操作盤50を配設したことを特徴とするたばこ用幹刈
    収穫機。
JP1991082778U 1991-10-11 1991-10-11 たばこ用幹刈収穫機 Expired - Lifetime JP2567971Y2 (ja)

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JPH0534830U JPH0534830U (ja) 1993-05-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55162522U (ja) * 1979-05-09 1980-11-21
JPH0745143Y2 (ja) * 1988-10-12 1995-10-18 大介 藤井 葉たばこ収穫機

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JPH0534830U (ja) 1993-05-14

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