JPH0314228B2 - - Google Patents
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- JPH0314228B2 JPH0314228B2 JP59235290A JP23529084A JPH0314228B2 JP H0314228 B2 JPH0314228 B2 JP H0314228B2 JP 59235290 A JP59235290 A JP 59235290A JP 23529084 A JP23529084 A JP 23529084A JP H0314228 B2 JPH0314228 B2 JP H0314228B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L21/00—Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
- H01L21/70—Manufacture or treatment of devices consisting of a plurality of solid state components formed in or on a common substrate or of parts thereof; Manufacture of integrated circuit devices or of parts thereof
- H01L21/71—Manufacture of specific parts of devices defined in group H01L21/70
- H01L21/76—Making of isolation regions between components
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Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
本発明は、複数または多数の素子を半導体基板
(ウエハー)上に集積化する際、各素子を電気的
に分離する方法で、特にU字型溝切りおよび溝充
填を用いる分離帯形成方法に関するものである。
(ウエハー)上に集積化する際、各素子を電気的
に分離する方法で、特にU字型溝切りおよび溝充
填を用いる分離帯形成方法に関するものである。
[先行技術の説明]
シリコン集積回路(IC)の素子間分離方法と
して、その初期においてはPN接合分離が用いら
れていたが、高集積化、微細化に伴ない、LSI用
としては主として選択酸化法(LOCOS)が用い
られてきた。ところが、更に超LSI用の素子間分
離としては、より微細化が要求され、現在では主
にU字型溝切りおよび溝充填(U字分離)法が実
用化されようとしている。このU字分離は、その
断面形状に由来する名称であり、通常、以下の方
法で形成される。
して、その初期においてはPN接合分離が用いら
れていたが、高集積化、微細化に伴ない、LSI用
としては主として選択酸化法(LOCOS)が用い
られてきた。ところが、更に超LSI用の素子間分
離としては、より微細化が要求され、現在では主
にU字型溝切りおよび溝充填(U字分離)法が実
用化されようとしている。このU字分離は、その
断面形状に由来する名称であり、通常、以下の方
法で形成される。
即ち、第7図に示すように、
(a) シリコン基板1上の分離帯となるべき部分
に、1〜3μm幅の開口部を持つパターンを
SiO22等を用いて形成する。
に、1〜3μm幅の開口部を持つパターンを
SiO22等を用いて形成する。
(b) CCl4、CCl2F2等のエツチングガスを用い、
SiO22をマスクとして、シリコン基板1に数
μm程度の深さの垂直な溝3を反応性イオンエ
ツチング(以下、RIEと略す)にて形成する。
SiO22をマスクとして、シリコン基板1に数
μm程度の深さの垂直な溝3を反応性イオンエ
ツチング(以下、RIEと略す)にて形成する。
(c) RIEによる汚染を化学エツチングにより数百
Å除去した後、シリコン基板全体を熱酸化し数
千ÅのSiO22を全体に形成する。更に、多結
晶シリコン4のCVD等により、残つた溝を完
全に充填する。
Å除去した後、シリコン基板全体を熱酸化し数
千ÅのSiO22を全体に形成する。更に、多結
晶シリコン4のCVD等により、残つた溝を完
全に充填する。
(d) 然る後に、表面からプラズマエツチング
(CF4+O2等エツチングガス)を用いて溝部を
除き、多結晶シリコンを除去し、全体を再び酸
化することによつてU字分離が形成できる。
(CF4+O2等エツチングガス)を用いて溝部を
除き、多結晶シリコンを除去し、全体を再び酸
化することによつてU字分離が形成できる。
ところで、従来のU字分離の形成は、素子配列
デザインが容易であることから、例えば結晶面
(100)基板の場合、第8図のように〈011〉また
は〈011〉等のへき開面に沿つた方向に対して
90゜に交差する網状に形成していた。しかし、通
常この分離帯11の形成は工程の最初に近い段階
で行なわれるため、これに続く素子領域12の形
成のための酸化、拡散等の長時間高温の熱処理に
より、上記の分離帯11方向(即ち、当該結晶軸
方向)に沿つて結晶欠陥13の発生が避けられな
かつた。つまり、結晶のへき開に用いられるなど
歪や欠陥が拡がりやすい結晶面に沿つてU字型溝
の分離帯11を形成し、充填後、各種熱処理を加
えるため、欠陥13が発生し易い状況となる。こ
れらの欠陥13は多くの再結合電流を供給するた
め、近傍の各素子領域12はリーク電流が大き
く、かつ、分離特性も劣る他、チツプ全体の消費
電力も大きくなる等の問題点をひき起こしてい
た。
デザインが容易であることから、例えば結晶面
(100)基板の場合、第8図のように〈011〉また
は〈011〉等のへき開面に沿つた方向に対して
90゜に交差する網状に形成していた。しかし、通
常この分離帯11の形成は工程の最初に近い段階
で行なわれるため、これに続く素子領域12の形
成のための酸化、拡散等の長時間高温の熱処理に
より、上記の分離帯11方向(即ち、当該結晶軸
方向)に沿つて結晶欠陥13の発生が避けられな
かつた。つまり、結晶のへき開に用いられるなど
歪や欠陥が拡がりやすい結晶面に沿つてU字型溝
の分離帯11を形成し、充填後、各種熱処理を加
えるため、欠陥13が発生し易い状況となる。こ
れらの欠陥13は多くの再結合電流を供給するた
め、近傍の各素子領域12はリーク電流が大き
く、かつ、分離特性も劣る他、チツプ全体の消費
電力も大きくなる等の問題点をひき起こしてい
た。
また、従来の90゜交差のU字分離では、第9図
aの平面図、bはA−A断面図に示すように、分
離帯11に充填物14を埋め込んだとき、充填さ
れない部分15が発生し易く、これは後々の工程
でこの部分の洗浄不足を引き起こしたり、Al等
の金属配線16の断線等が起こり易い。加えて、
結晶自体にも大きな歪が加わり、欠陥の発生即ち
素子のリーク電流増大の誘因となつていた。
aの平面図、bはA−A断面図に示すように、分
離帯11に充填物14を埋め込んだとき、充填さ
れない部分15が発生し易く、これは後々の工程
でこの部分の洗浄不足を引き起こしたり、Al等
の金属配線16の断線等が起こり易い。加えて、
結晶自体にも大きな歪が加わり、欠陥の発生即ち
素子のリーク電流増大の誘因となつていた。
このため、固体イメージセンサにおいては、基
板上に多数配列形成される素子間の分離帯に沿つ
て結晶欠陥が多数発生し易く、これが画面のキズ
となつて現れること、および、結晶欠陥により暗
電流レベルが上昇し、ダイナミツクレンジが低下
し、特に低照度での撮像が困難となつて、実用的
なイメージセンサが得られなかつた。
板上に多数配列形成される素子間の分離帯に沿つ
て結晶欠陥が多数発生し易く、これが画面のキズ
となつて現れること、および、結晶欠陥により暗
電流レベルが上昇し、ダイナミツクレンジが低下
し、特に低照度での撮像が困難となつて、実用的
なイメージセンサが得られなかつた。
[発明の目的]
本発明は、上記従来技術の欠点を克服し、分離
帯の形成による欠陥の発生が極めて少なく電気的
特性の優れた集積回路が得られる半導体素子分離
帯の形成方法を提供することを目的とする。
帯の形成による欠陥の発生が極めて少なく電気的
特性の優れた集積回路が得られる半導体素子分離
帯の形成方法を提供することを目的とする。
[発明の概要]
このため、本発明はU字分離帯の溝を結晶へき
開面に沿つた方向から5゜以上ずらして形成するよ
うにしたことを特徴としている。
開面に沿つた方向から5゜以上ずらして形成するよ
うにしたことを特徴としている。
[発明の実施例]
以下、本発明の実施例を説明する。
第1図a,b,cは本発明により形成されたU
字分離形状例の平面図を示したものである。図
中、第8図と同一符号は同一または相当部分を示
す。第1図aは分離帯11を90゜に交差する網状
に形成することによつて、各素子領域12を分離
した場合の例で、分離帯11をへき開面〈011〉
方向に対して45゜傾けて配列している。第1図b,
cは六角形状の分離帯11の形成例であり、同図
bではA,C方向の分離帯11がへき開面に対し
てずれた角度を有している。また、同図cでは全
ての分離帯11がへき開面に対してずれた角度を
有している。
字分離形状例の平面図を示したものである。図
中、第8図と同一符号は同一または相当部分を示
す。第1図aは分離帯11を90゜に交差する網状
に形成することによつて、各素子領域12を分離
した場合の例で、分離帯11をへき開面〈011〉
方向に対して45゜傾けて配列している。第1図b,
cは六角形状の分離帯11の形成例であり、同図
bではA,C方向の分離帯11がへき開面に対し
てずれた角度を有している。また、同図cでは全
ての分離帯11がへき開面に対してずれた角度を
有している。
このように素子領域12を分離するための分離
帯11をへき開面に沿つた方向に対してある角度
だけずらした状態で形成することにより、分離帯
に沿つて発生する結晶欠陥も少なく抑えることが
でき、素子の分離を良好に行なうことができるよ
うになる。
帯11をへき開面に沿つた方向に対してある角度
だけずらした状態で形成することにより、分離帯
に沿つて発生する結晶欠陥も少なく抑えることが
でき、素子の分離を良好に行なうことができるよ
うになる。
このときのへき開面に対して分離帯11をずら
す角度は、フオトエツチング工程での溝パターン
を形成する技術によつて決まり、あまり角度を小
さくすると、へき開面からオフ・アングルでのマ
スク合せが困難になる。従つて、現状では5゜以上
とすることが好ましい。
す角度は、フオトエツチング工程での溝パターン
を形成する技術によつて決まり、あまり角度を小
さくすると、へき開面からオフ・アングルでのマ
スク合せが困難になる。従つて、現状では5゜以上
とすることが好ましい。
更に、このとき第1図b,cで示すように、分
離帯11の交差角を120゜と大きくとることによ
り、第2図に示すように、前述90゜交差の開口部
のような充填されない部分が殆ど発生せず、前記
の洗浄不足やAl等の金属配線の断線も殆どなく
なる。
離帯11の交差角を120゜と大きくとることによ
り、第2図に示すように、前述90゜交差の開口部
のような充填されない部分が殆ど発生せず、前記
の洗浄不足やAl等の金属配線の断線も殆どなく
なる。
一方、U字分離の交差角と結晶に対するストレ
スの関係を計算すると第3図に示すようになる。
ここで、縦軸は正確には一定の深さで対称に交差
する溝切りにより発生するストレスの和と交差の
ない場合のストレスσ0(2πは規格化のための係数)
の比を表わす。これによれば、より大きな交差角
の方がストレスが小さく、即ち、結晶の歪も少な
く欠陥の発生も少ないことが判る。
スの関係を計算すると第3図に示すようになる。
ここで、縦軸は正確には一定の深さで対称に交差
する溝切りにより発生するストレスの和と交差の
ない場合のストレスσ0(2πは規格化のための係数)
の比を表わす。これによれば、より大きな交差角
の方がストレスが小さく、即ち、結晶の歪も少な
く欠陥の発生も少ないことが判る。
従つて、以上のことから前記第2図に示した分
離交差角120゜の分離帯11を形成することが、U
字分離形状として最適であることが判る。
離交差角120゜の分離帯11を形成することが、U
字分離形状として最適であることが判る。
次に、以上に説明した交差角120゜の素子間分離
帯をシリコン基板上に形成してPNダイオードを
製造する方法を第4図a〜fに示す工程説明図を
参照して説明する。
帯をシリコン基板上に形成してPNダイオードを
製造する方法を第4図a〜fに示す工程説明図を
参照して説明する。
(a) n型(100)面で比抵抗5Ω・cmのシリコン基
板21を熱酸化またはCVDにより約0.6〜
1.2μm程度のSiO222を成長させる。そして、
フオトレジストを塗布ベーク後に、所望する素
子を120゜の角度で交差する1〜3μm幅の分離帯
網で分離できるように配列すべく設計されたフ
オトマスクを用いて、紫外線露光等により露光
現象し、パターンを得る。
板21を熱酸化またはCVDにより約0.6〜
1.2μm程度のSiO222を成長させる。そして、
フオトレジストを塗布ベーク後に、所望する素
子を120゜の角度で交差する1〜3μm幅の分離帯
網で分離できるように配列すべく設計されたフ
オトマスクを用いて、紫外線露光等により露光
現象し、パターンを得る。
(b) 次に、ウエハーを所定のRIE装置内の真空槽
に入れ、前工程で形成したSiO222のパター
ンをマスクとしてシリコン基板21にRIEを施
こし、4〜7μmの垂直な溝23を形成する。こ
のエツチングを行なう代表的条件はエツチング
ガスCCl4100cc/分+O240cc/分、RF電力
150W(13.6MHz)、圧力3.5paなどである。
に入れ、前工程で形成したSiO222のパター
ンをマスクとしてシリコン基板21にRIEを施
こし、4〜7μmの垂直な溝23を形成する。こ
のエツチングを行なう代表的条件はエツチング
ガスCCl4100cc/分+O240cc/分、RF電力
150W(13.6MHz)、圧力3.5paなどである。
(c) RIEによる汚染をHNO3:HF:CH3COOH
=50:1:50のエツチング液にて約1分化学エ
ツチングすることにより除去した後、熱酸化に
より数千ÅのSiO222を全体に形成する。
=50:1:50のエツチング液にて約1分化学エ
ツチングすることにより除去した後、熱酸化に
より数千ÅのSiO222を全体に形成する。
然る後に、多結晶シリコン24のCVD等に
より残りの溝を完全に充填する。
より残りの溝を完全に充填する。
(d) シリコンウエハーをプラズマエツチング装置
の真空槽内に入れ、プラズマエツチングを用い
て溝部を除き多結晶シリコンを除去する。この
場合のエツチング条件はエツチングガス
CF4100cc/分+O210cc/分、RF電力150W、
圧力1.0Torrである。
の真空槽内に入れ、プラズマエツチングを用い
て溝部を除き多結晶シリコンを除去する。この
場合のエツチング条件はエツチングガス
CF4100cc/分+O210cc/分、RF電力150W、
圧力1.0Torrである。
然る後に、シリコンウエハー全体を熱酸化し
て多結晶シリコン24上にもSiO22を形成す
る。
て多結晶シリコン24上にもSiO22を形成す
る。
(e) シリコンウエハーの所定の場所にフオトエツ
チングによりSiO2に開口を設け、ここからp
型不純物であるボロンを900〜1000℃程度の温
度で選択的にSi基板に付着(デポジシヨン)さ
せ、かつ、1000〜1100℃の温度で酸化性雰囲気
に置くことにより、より深く拡散させ、p型拡
散領域25を形成すると同時に表面にSiO22
2膜を得る。これによつて、接合深さ1〜3μm
でp型の表面濃度が1×1018〜1×1020/cm3程
度のPN接合が形成される。
チングによりSiO2に開口を設け、ここからp
型不純物であるボロンを900〜1000℃程度の温
度で選択的にSi基板に付着(デポジシヨン)さ
せ、かつ、1000〜1100℃の温度で酸化性雰囲気
に置くことにより、より深く拡散させ、p型拡
散領域25を形成すると同時に表面にSiO22
2膜を得る。これによつて、接合深さ1〜3μm
でp型の表面濃度が1×1018〜1×1020/cm3程
度のPN接合が形成される。
(f) 前工程で形成したp型拡散領域25に電気的
コンタクトを得るためフオトエツチングにて
SiO2に開口を設ける。Al等の金属を真空蒸気
などにより約1μmの厚さに形成し、同様にフオ
トエツチングによりAl電極26パターンを得
る。また、ウエハー裏面にも同様にAl,Au等
の金属を真空蒸気などにより数千Å程度被着さ
せて裏面電極27を形成し、最終的に電気炉な
どで加熱し、Siと合金化させる。
コンタクトを得るためフオトエツチングにて
SiO2に開口を設ける。Al等の金属を真空蒸気
などにより約1μmの厚さに形成し、同様にフオ
トエツチングによりAl電極26パターンを得
る。また、ウエハー裏面にも同様にAl,Au等
の金属を真空蒸気などにより数千Å程度被着さ
せて裏面電極27を形成し、最終的に電気炉な
どで加熱し、Siと合金化させる。
これにより、第5図aに示す如き分離帯形状を
素子間に有するPNダイオードAが得られる。
素子間に有するPNダイオードAが得られる。
更に、第5図bは上記工程のうちaのフオトマ
スクを異ならせて製造したPNダイオードBを示
し、また、第5図cは分離帯の形状だけは従来通
りとし、他は上記工程と同じ条件で製造したPN
ダイオードCを示している。
スクを異ならせて製造したPNダイオードBを示
し、また、第5図cは分離帯の形状だけは従来通
りとし、他は上記工程と同じ条件で製造したPN
ダイオードCを示している。
これら第5図a〜cに示すPNダイオードの逆
方向電流を測定したところ、第6図に示す結果が
得られた。即ち、従来の構造である〈011〉方向
に沿つた分離帯を持つダイオードCが最も逆方向
電流が大きく、顕微鏡観察により分離帯に沿つて
多くの結晶欠陥の発生が見られた。一方、ダイオ
ードA,Bにおいては、顕微鏡観察にても特に結
晶欠陥の発生が見られず、ダイオードCを45゜回
転して〈011〉方向に沿つた結晶欠陥の発生を抑
えてあるダイオードBではダイオードCより小さ
い逆方向電流が観測された。また、分離帯の交差
角を120゜と大きくし、歪を小さくすることによ
り、欠陥発生をより低く抑えたダイオードAで
は、より少ない逆方向電流が観測され、本発明の
効果が実証された。
方向電流を測定したところ、第6図に示す結果が
得られた。即ち、従来の構造である〈011〉方向
に沿つた分離帯を持つダイオードCが最も逆方向
電流が大きく、顕微鏡観察により分離帯に沿つて
多くの結晶欠陥の発生が見られた。一方、ダイオ
ードA,Bにおいては、顕微鏡観察にても特に結
晶欠陥の発生が見られず、ダイオードCを45゜回
転して〈011〉方向に沿つた結晶欠陥の発生を抑
えてあるダイオードBではダイオードCより小さ
い逆方向電流が観測された。また、分離帯の交差
角を120゜と大きくし、歪を小さくすることによ
り、欠陥発生をより低く抑えたダイオードAで
は、より少ない逆方向電流が観測され、本発明の
効果が実証された。
このことから、本発明による分離帯形成方法を
用いて固体イメージセンサの各画素間分離を行な
えば、従来の接合分離に比べ、寄生容量が小さ
く絶縁性が良いこと、光吸収の大きい多結晶シ
リコンを溝充填に用いているので、素子間の遮光
性も良いことなどがあるため、画素間の信号のク
ロストークが極めて小さくなる。従つて、画像の
ぼけが少なく、高解像度で、かつブルーミングの
少ない撮像が期待できる。
用いて固体イメージセンサの各画素間分離を行な
えば、従来の接合分離に比べ、寄生容量が小さ
く絶縁性が良いこと、光吸収の大きい多結晶シ
リコンを溝充填に用いているので、素子間の遮光
性も良いことなどがあるため、画素間の信号のク
ロストークが極めて小さくなる。従つて、画像の
ぼけが少なく、高解像度で、かつブルーミングの
少ない撮像が期待できる。
尚、本発明は上記実施例のみならず、殆どすべ
てのバイポーラトランジスタ、FET、SIT、
MOS、C−MOS等の素子を用いたIC、LSIの素
子間分離に問題なく適用できる。
てのバイポーラトランジスタ、FET、SIT、
MOS、C−MOS等の素子を用いたIC、LSIの素
子間分離に問題なく適用できる。
また、上記実施例のように、必ずしも素子工程
前に分離帯を製作する必要はなく、素子形成工程
後に分離帯を形成することも充分可能である。
前に分離帯を製作する必要はなく、素子形成工程
後に分離帯を形成することも充分可能である。
更に、本発明はシリコン(100)面ウエハーに
限られるものではなく、シリコン(111)面の場
合は〈110〉,〈101〉,〈011〉等の方向からずらす
ことなどにより実現でき、また、他面方向も同様
な原理により可能である。
限られるものではなく、シリコン(111)面の場
合は〈110〉,〈101〉,〈011〉等の方向からずらす
ことなどにより実現でき、また、他面方向も同様
な原理により可能である。
更にまた、半導体基板はシリコンのみに限られ
る訳ではなく、GaAs等の−族半導体等の分
離帯形式にも適用可能なことは言う迄もない。
る訳ではなく、GaAs等の−族半導体等の分
離帯形式にも適用可能なことは言う迄もない。
[発明の効果]
以上のように本発明によれば、分離帯をへき開
面に沿つた方向から50以上傾けて形成するように
したので、分離帯に生じる結晶欠陥が少なくな
り、素子間分離が良好に行なわれて電気的特性の
優れた集積回路が得られるようになる。
面に沿つた方向から50以上傾けて形成するように
したので、分離帯に生じる結晶欠陥が少なくな
り、素子間分離が良好に行なわれて電気的特性の
優れた集積回路が得られるようになる。
第1図a〜cは本発明の各実施例を示す素子分
離帯形成方法説明図、第2図は第1図b,cの分
離帯交差部の拡大説明図、第3図は交差角と結晶
ストレスの関係図、第4図a〜fは本発明の適用
例を示すPNダイオード製造工程説明図、第5図
a〜cは本発明と従来例を比較するための各素子
の平面構造図、第6図は第5図の各素子の逆方向
電流特性図、第7図a〜dは一般的なU字分離帯
形成工程説明図、第8図は従来例におけるU字分
離帯平面構成図、第9図は第2図の交差部拡大図
で、aはその平面図、bはそのA−A断面図であ
る。 1,21……シリコン基板、2,22……
SiO2、3,23……溝、4,24……多結晶シ
リコン、11……分離帯、12……素子領域、1
3……結晶欠陥、14……充填物、15……充填
されない部分、16……金属配線、25……p型
拡散領域、26……Al電極、27……裏面電極。
離帯形成方法説明図、第2図は第1図b,cの分
離帯交差部の拡大説明図、第3図は交差角と結晶
ストレスの関係図、第4図a〜fは本発明の適用
例を示すPNダイオード製造工程説明図、第5図
a〜cは本発明と従来例を比較するための各素子
の平面構造図、第6図は第5図の各素子の逆方向
電流特性図、第7図a〜dは一般的なU字分離帯
形成工程説明図、第8図は従来例におけるU字分
離帯平面構成図、第9図は第2図の交差部拡大図
で、aはその平面図、bはそのA−A断面図であ
る。 1,21……シリコン基板、2,22……
SiO2、3,23……溝、4,24……多結晶シ
リコン、11……分離帯、12……素子領域、1
3……結晶欠陥、14……充填物、15……充填
されない部分、16……金属配線、25……p型
拡散領域、26……Al電極、27……裏面電極。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 半導体基板上に形成する複数個の素子間にU
字溝切りおよび溝充填法により分離帯を形成する
半導体素子分離帯の形成方法において、前記半導
体基板の結晶へき開面に対して5゜以上の角度を持
たせて前記分離帯を形成することを特徴とする半
導体素子分離帯の形成方法。 2 特許請求の範囲第1項記載において、素子間
に形成する前記分離帯の形状を六角形状に形成す
ることを特徴とする半導体素子分離帯の形成方
法。 3 特許請求の範囲第1項記載において、半導体
基板上に形成、分離すべき複数個の素子がフオト
ダイオードまたはイメージセンサ用受光素子であ
ることを特徴とする半導体素子分離帯の形成方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23529084A JPS61114548A (ja) | 1984-11-09 | 1984-11-09 | 半導体素子分離帯の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23529084A JPS61114548A (ja) | 1984-11-09 | 1984-11-09 | 半導体素子分離帯の形成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61114548A JPS61114548A (ja) | 1986-06-02 |
JPH0314228B2 true JPH0314228B2 (ja) | 1991-02-26 |
Family
ID=16983915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23529084A Granted JPS61114548A (ja) | 1984-11-09 | 1984-11-09 | 半導体素子分離帯の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61114548A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000174148A (ja) | 1998-12-09 | 2000-06-23 | Mitsubishi Electric Corp | 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 |
KR20030094741A (ko) * | 2002-06-07 | 2003-12-18 | 삼성전자주식회사 | 망사 모양의 산화막을 포함하는 반도체 웨이퍼 및 그 제조방법과 이를 이용한 아이솔레이션 방법 |
TWI523209B (zh) | 2006-07-03 | 2016-02-21 | Hamamatsu Photonics Kk | 光二極體陣列 |
JP2009065118A (ja) * | 2007-08-09 | 2009-03-26 | Panasonic Corp | 固体撮像装置 |
JP2015216172A (ja) * | 2014-05-08 | 2015-12-03 | 住友電気工業株式会社 | アレイ型受光素子 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS494995A (ja) * | 1972-04-26 | 1974-01-17 |
-
1984
- 1984-11-09 JP JP23529084A patent/JPS61114548A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS494995A (ja) * | 1972-04-26 | 1974-01-17 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61114548A (ja) | 1986-06-02 |
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