JP2000174148A - 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法

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JP2000174148A
JP2000174148A JP10349833A JP34983398A JP2000174148A JP 2000174148 A JP2000174148 A JP 2000174148A JP 10349833 A JP10349833 A JP 10349833A JP 34983398 A JP34983398 A JP 34983398A JP 2000174148 A JP2000174148 A JP 2000174148A
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floating gate
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control gate
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Kiyoteru Kobayashi
清輝 小林
Naoki Tsuji
直樹 辻
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データを正確に読出すことができ、電荷保持
特性および書換耐性に優れ、かつ非選択のメモリセルト
ランジスタで書込が行なわれない不揮発性半導体記憶装
置を提供する。 【解決手段】 メモリセルトランジスタ100bは、主
表面1bを有するシリコン基板1と、ほぼ〈100〉方
向に沿って連続して延びるようにシリコン基板1の主表
面1bの上に形成された複数の帯状の分離酸化膜4aお
よび4bと、ほぼ〈100〉方向に沿って連続して延び
るようにシリコン規範1の主表面1bに形成された帯状
のソース領域5bおよびドレイン領域6bとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、不揮発性半導体
記憶装置およびその製造方法に関し、特に、電気的に消
去および書込可能なEEPROM(Electrically Erasa
ble and Programmable Read Only Memory )の構造およ
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、不揮発性半導体記憶装置の1つと
して、データを自由にプログラムすることができ、しか
も電気的に情報の書込および消去が可能なEEPROM
が知られている。このEEPROMは、ソース領域と、
ドレイン領域と、コントロールゲート電極とを有する。
これらは、さまざまに配置される。微細化のために、半
導体基板表面に設けた一方向に延びる不純物領域をソー
ス領域とドレイン領域としたEEPROMが知られてい
る。
【0003】このようなEEPROMの構造について以
下に説明する。図29は、特開平8−107158号公
報に記載されたEEPROMの断面図である。図29を
参照して、EEPROMを構成するメモリセルトランジ
スタ500は、Si基板511と、ソース領域515a
と、ドレイン領域515bと、フローティングゲート電
極としての多結晶Si膜521a、521bおよびシリ
サイド膜526bと、コントロールゲート電極としての
多結晶Si膜523とを備える。
【0004】Si基板511に形成されたソース領域5
15aとドレイン領域515bとは紙面の手前側から奥
側へ延びるように形成されている。コントロールゲート
電極523は、図28中の右方向から左方向へ延びるよ
うに、つまり、ソース領域515aおよびドレイン領域
515bの延びる方向と交差する方向に延びている。
【0005】Si基板511に素子分離領域のパターン
のSiO2 膜514が形成されている。Si基板511
の表面にゲート酸化膜としてのSiO2 膜517が形成
されている。SiO2 膜517上にフローティングゲー
ト電極を構成する多結晶Si膜521aが形成されてい
る。多結晶Si膜521a上にシリサイド膜526bが
形成されている。
【0006】ソース領域515aとドレイン領域515
bの表面には、シリサイド膜526aが形成されてい
る。
【0007】多結晶Si膜521aの側壁にSiO2
525が形成されている。Si基板511上に層間絶縁
膜527が形成されている。層間絶縁膜527上にフロ
ーティングゲート電極を構成する多結晶Si膜521b
が形成されている。多結晶Si膜521b上に酸化膜と
窒化膜と酸化膜とを積層したONO膜522が形成され
ている。ONO膜522上にはコントロールゲート電極
としての多結晶Si膜523が形成されている。
【0008】このようなEEPROMにおいては、ソー
ス領域515aとドレイン領域515bは、Si基板5
11の表面において一方向に延びる不純物領域により構
成されるため、ソース領域やドレイン領域を島状に形成
し、これらを配線層でつなぐEEPROMに比べて配線
層の数を少なくすることができる。そのため、微細化に
適していると言える。また、IEDM86pp.592
〜595には、一方向に延びる不純物領域をソース領域
とドレイン領域としたEPROM(Electrically Progr
ammable Read Only Memory)が記載されている。
【0009】図29で示すようなEEPROMでは、多
結晶Si膜521a、521bおよびシリサイド膜52
6bにより構成されるフローティングゲート電極に電子
が蓄積されているか、または、フローティングゲート電
極に電子が蓄積されていないかにより、情報(データ)
の有無が判定される。
【0010】フローティングゲート電極に電子が注入さ
れている状態では、メモリセルトランジスタ500のし
きい値電圧は高い値Vthpとなる。この状態をプログ
ラム状態と呼ぶ。この場合、メモリセルトランジスタ5
00にはデータ“0”が記憶される。
【0011】フローティングゲート電極に蓄積された電
子はそのままでは半永久的に消失しないため、記憶され
たデータも半永久的に保持される。
【0012】フローティングゲート電極に電子が蓄積さ
れていない状態では、メモリセルトランジスタ500の
しきい値電圧は低い値Vtheとなる。この状態を消去
状態と呼ぶ。この場合、メモリセルトランジスタ500
には、データ“1”が記憶される。
【0013】このような2つの状態を検出することによ
り、メモリセルトランジスタ500に記憶されているデ
ータを読取ることができる。
【0014】次に、図29で示すメモリセルトランジス
タ500の動作について説明する。まず、プログラム時
には、コントロールゲート電極523に正の高電圧Vp
p(通常20V程度)を印加する。Si基板511と、
ソース領域515aとドレイン領域515bとを接地電
位とする。これにより、ソース領域515aとドレイン
領域515bの間に形成されるチャネル領域に電子が集
まる。この電子がトンネル現象によりフローティングゲ
ート電極に注入される。その結果、メモリセルトランジ
スタ500のしきい値電圧が上昇してしきい値電圧はV
thpとなる。
【0015】なお、プログラム時に選択されないメモリ
セルトランジスタのうち、メモリセルトランジスタ50
0とコントロールゲート電極523を共用するものにつ
いては、コントロールゲート電極523に20V程度の
高電圧が印加され、ドレイン領域に7ボルト程度の電圧
が印加され、ソース領域はフローティング、基板は接地
電位とされる。
【0016】消去時には、コントロールゲート電極52
3に負の高電圧Vpp(通常−20V程度)を印加し、
ソース領域515aとドレイン領域515bとSi基板
512が接地電位とされる。これにより、フローティン
グゲート電極に蓄積された電子はトンネル現象によりS
i基板511へ放出される。その結果、メモリセルトラ
ンジスタ500のしきい値電圧が降下し、しきい値電圧
がVtheとなる。
【0017】選択したメモリセルトランジスタ500の
読出動作の際には、Vthe<3.3V<Vthpとす
ると、コントロールゲート電極523とドレイン領域5
15bに3.3Vを印加する。ソース領域515aとS
i基板511と接地電位とする。
【0018】プログラム状態のしきい値電圧Vthpは
3.3Vより大きいので、プログラム状態では、ソース
領域515aとドレイン領域515bとの間には電流が
流れない。消去状態のしきい値電圧Vtheは3.3V
より小さいので、消去状態では、ソース領域515aと
ドレイン領域515bとの間に電流が流れる。
【0019】読出の際に、選択されていないメモリセル
トランジスタでは、コントロールゲート電極を接地電位
とし、ドレイン領域に3.3Vを印加し、ソース領域と
Si基板と接地電位とする。このとき、しきい値電圧V
thpやVtheは通常0Vより大きいため、コントロ
ールゲート電極に印加される電圧が0Vであればメモリ
セルトランジスタのソース領域とドレイン領域の間に電
流が流れない。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述のようなメモリセ
ルトランジスタでは、Si基板511にSiO2 膜51
4を形成する際の加熱工程時に、SiO2 膜514は長
辺方向に伸びようとする。また、その後、SiO2 膜5
14は、冷却されて長辺方向に縮もうとする。
【0021】ソース領域515a、ドレイン領域515
bを形成する際の熱拡散工程時に、ソース領域515
a、ドレイン領域515bは長辺方向に伸びようとす
る。また、その後、ソース領域515aおよびドレイン
領域515bは長辺方向に縮もうとする。これらがSi
基板511へ引っ張りまたは圧縮応力を与える。そのた
め、ソース領域515aとドレイン領域515bとの間
のチャネル領域に結晶欠陥が発生する。特に、〈11
0〉方向に応力が残留すると結晶欠陥が発生しやすい。
ソース領域515aまたはドレイン領域515bに注入
されているヒ素が結晶欠陥に捕獲されるため、ソース領
域515aとドレイン領域515bとの間の距離(チャ
ネル長)が短くなる。このようなメモリセルトランジス
タを選択した場合に、ドレイン領域515bに3.3V
の電圧を印加すると、メモリセルトランジスタのしきい
値電圧にかかわらず、ソース領域515aとドレイン領
域515bとの間でパンチスルーにより常時電流が流れ
る。そのため、メモリセルトランジスタがプログラムさ
れた状態であっても、ソース領域515aとドレイン領
域515bとの間に電流が流れ、情報が誤って検出され
る。
【0022】また、チャネル領域に結晶欠陥があると、
チャネル領域上に形成されるゲート酸化膜としてのSi
2 膜517にも結晶欠陥が発生することが多い。Si
2膜517に結晶欠陥が存在すると、SiO2 膜51
7を介して電子をフローティングゲート電極からSi基
板511へ放出する際、または、Si基板511からフ
ローティングゲート電極へSiO2 膜517を介して電
子を注入する際に、SiO2 膜517の絶縁破壊が起こ
る。その結果、書換寿命が短くなるという問題がある。
また、フローティングゲート電極に蓄積された電子がS
iO2 膜517を介してSi基板511へ漏れ、電荷を
保持できないという問題がある。
【0023】さらに、プログラム時に選択されないメモ
リセルトランジスタであって、選択されるメモリセルト
ランジスタとコントロールゲート電極523を共用する
ものについては、コントロールゲート電極523に20
V程度の高電圧が印加され、ドレイン領域に7V程度の
電圧が印加され、ソース領域はフローティングとされ、
Si基板511は接地電位とされる。
【0024】このとき、Si基板511はp型であり、
ドレイン領域511bはn型であるため、Si基板51
1とドレイン領域515bの界面のp−n接合は、逆方
向にバイアスされることになる。そのため、この界面か
らSi基板511へ向けて空乏層が広がる。
【0025】チャネル領域に結晶欠陥があると、この結
晶欠陥のところにまで空乏層が延びれば、結晶欠陥から
電子正孔対が発生する。発生した電子は、20V程度の
高電圧が印加されたコントロールゲート電極523の方
向へ向かって加速する。加速された電子がSiO2 膜5
17を突き抜けてフローティングゲート電極に注入され
る。この現象は、選択していないメモリセルトランジス
タに書込が行なわれる動作であり、いわゆる「ドレイン
ディスターブ」と呼ばれる現象である。
【0026】このような現象が起きると、非選択のメモ
リセルトランジスタにプログラムされることになるた
め、情報の正確な書込ができないという問題がある。
【0027】そこで、この発明は、上述のような問題点
を解決するためになされたものであり、情報を正確に読
出すことができ、書換寿命や電荷保持特性に優れ、いわ
ゆるドレインディスターブ現象が起こらないような不揮
発性半導体記憶装置とその製造方法を提供することであ
る。
【0028】
【課題を解決するための手段】この発明に従った不揮発
性半導体記憶装置は、半導体基板と、複数の帯状分離絶
縁膜と、複数の帯状不純物領域と、フローティングゲー
ト電極と、コントロールゲート電極とを備える。
【0029】半導体基板は主表面を有する。複数の帯状
分離絶縁膜は、ほぼ〈100〉方向に沿って連続して延
びるように半導体基板の主表面の上に形成されている。
複数の帯状不純物領域は複数の分離絶縁膜の間に設けら
れており、ほぼ〈100〉方向に沿って連続して延びる
ように半導体基板の主表面に形成されている。フローテ
ィングゲート電極は不純物領域の間に設けられており、
半導体基板の主表面の上に第1の誘電体膜を介在させて
形成されている。コントロールゲート電極は、フローテ
ィングゲート電極の上に第2の誘電体膜を介在させて形
成されている。
【0030】ここで、〈100〉方向とは、[100]
方向と等価な方向を示し、具体的には、[−100]、
[010]、[0−10]、[001]および[00−
1]方向を含む。なお、ミラー指数の負の値を、たとえ
ば「−1」で示している。
【0031】このように構成された不揮発性半導体記憶
装置においては、不純物領域と分離絶縁膜とは、ともに
〈100〉方向に沿って延びている。したがって、不純
物領域と分離絶縁膜は、形成される際の加熱・冷却によ
り〈100〉方向に沿って膨張または収縮しようとす
る。そのため、半導体基板には、〈100〉方向に沿っ
て応力が残留する。半導体基板では、〈100〉方向
は、他の方向、たとえばへき開方向である〈110〉方
向に比べて、応力が残留しても半導体基板に転位などの
結晶欠陥が発生しにくい方向である。したがって、隣り
合う不純物領域間に形成されるチャネル領域で結晶欠陥
が発生しにくい。そのため、チャネル領域においてパン
チスルーによるリーク電流が発生しない。その結果、不
揮発性半導体記憶装置の読出時に情報を正確に読出すこ
とが可能となる。
【0032】また、チャネル領域で結晶欠陥が発生しな
いために、チャネル領域上に形成される第1の誘電体膜
にも結晶欠陥が発生しない。そのため、第1の絶縁膜を
介して半導体基板からフローティングゲート電極へ第1
の絶縁膜を介して電子注入しても、また、フローティン
グゲート電極から半導体基板へ第1の絶縁膜を介して電
子を引出しても、第1の誘電体膜の絶縁破壊が起こるの
を防ぐことができる。その結果、書換寿命が向上し、さ
らに、フローティングゲート電極の電荷保持特性も向上
する。
【0033】また、プログラム時に選択されていないメ
モリセルトランジスタにおいてコントロールゲート電極
には高電圧、不純物領域(ドレイン領域)には、低電圧
が印加され、半導体基板が接地電位とされる。この状態
で、不純物領域と半導体基板との界面で空乏層が生じ、
この空乏層がチャネル領域に延びても、チャネル領域に
は結晶欠陥が発生しないためにチャネル領域で電子正孔
対が発生することがない。そのため、コントロールゲー
ト電極に高電圧が印加されても、電子が第1の誘電体膜
を突き抜けてフローティングゲート電極に注入されるこ
とはない。その結果、選択されていないメモリセルトラ
ンジスタがプログラムされるのを防ぐことができ、いわ
ゆるドレインディスターブ現象を防ぐことができる。な
お、上述の特開平8−107158号公報や、IEDM
86pp.592〜595に記載された不揮発性半導体
記憶装置では、分離酸化膜や不純物領域が〈100〉方
向に沿って形成されることを明らかに開示も示唆もして
いないので、上述の効果を奏することができない。
【0034】また、不純物領域は、ホウ素またはヒ素を
含むことは好ましい。不純物領域がホウ素を含む場合、
ホウ素を含む不純物領域は、半導体基板よりも格子定数
が小さいため、半導体基板に対して圧縮応力を加えよう
とする。また、不純物領域を挟むように形成される帯状
の分離絶縁膜は、半導体基板に引っ張り応力を加える。
そのため、不純物領域から与えられる。圧縮応力と、分
離絶縁膜から与えられる引っ張り応力が互いに打消合
う。その結果、半導体基板に応力がかかりにくくなり、
結晶欠陥の発生を防止することができる。
【0035】また、不純物領域がヒ素を含む場合に、ヒ
素を含む不純物領域は、半導体基板と格子定数がほぼ等
しいため、半導体基板に歪みを与えることがない。その
ため、結晶欠陥の発生を防止できる。
【0036】また、半導体基板の主表面には、ほぼ〈1
00〉方向に沿って連続して延びるように複数の溝が形
成されており、溝の各々に分離絶縁膜の各々が埋込まれ
ていることが好ましい。このように、半導体基板の主表
面に溝を形成して、その中に分離絶縁膜を埋込むことに
より、不揮発性半導体記憶装置をさらに微細化にするこ
とができる。
【0037】また、半導体基板は、ダイヤモンド型構造
を有する元素の単結晶からなることが好ましい。
【0038】さらに、半導体基板は、シリコンを含むこ
とが好ましい。フローティングゲート電極は、ほぼ〈1
00〉方向に沿って互いに間隔をあけて形成された複数
個のフローティングゲート電極であることが好ましい。
【0039】また、分離絶縁膜と不純物領域とは互いに
平行に延びていることが好ましい。また、コントロール
ゲート電極はある方向に沿って連続して延びるように形
成された複数のコントロールゲート電極であり、分離絶
縁膜と不純物領域とが延びる方向と、コントロールゲー
ト電極が延びる方向とは、ほぼ直交することが好まし
い。この場合、少ないスペースに数多くのメモリセルト
ランジスタを形成することができ、不揮発性半導体記憶
装置の微細化を図ることができる。
【0040】また、この発明の別の局面に従った不揮発
性半導体記憶装置は、半導体基板と、複数の帯状分離絶
縁膜と、複数の帯状不純物領域と、フローティングゲー
ト電極と、コントロールゲート電極とを備える。
【0041】半導体基板は主表面を有する。複数の帯状
分離絶縁膜は、ほぼ〈100〉方向に沿って連続して延
びるように半導体基板の主表面の上に形成されている。
複数の帯状不純物領域は、複数の分離絶縁膜の間に設け
られており、複数の分離絶縁膜が延びる方向と平行に延
びるように半導体基板の主表面に形成されている。フロ
ーティングゲート電極は、複数の不純物領域の間に設け
られており、半導体基板の主表面の上に第1の誘電体膜
を介在させて形成されている。コントロールゲート電極
は、フローティングゲート電極の上に第2の誘電体膜を
介在させて形成されている。
【0042】フローティングゲート電極は、ほぼ〈10
0〉方向に沿って互いに間隔をあけて形成された複数の
フローティングゲート電極である。コントロールゲート
電極は、ある方向に沿って連続して延びるように形成さ
れた複数のコントロールゲート電極である。分離絶縁膜
と不純物領域とが延びる方向と、コントロールゲート電
極が延びる方向とは、ほぼ直交する。
【0043】このように構成された不揮発性半導体記憶
装置においては、不純物領域と分離絶縁膜とはともに、
ほぼ〈100〉方向に沿って延びている。そのため、不
純物領域や分離絶縁膜は、形成される際の加熱・冷却に
より〈100〉方向に沿って膨張または収縮しようとす
る。そのため、半導体基板には、〈100〉方向に沿っ
た応力が残留する。半導体基板において、〈100〉方
向は、他の方向、たとえばへき開方向である〈110〉
方向に比べて、応力が与えられても転位等の結晶欠陥が
発生しにくい方向である。そのため、隣り合う不純物領
域間に形成されるチャネル領域で結晶欠陥の発生を抑制
できる。したがって、チャネル領域でのパンチスルーに
よるリーク電流が発生しにくくなり、情報を正確に読出
すことが可能となる。
【0044】また、チャネル領域で結晶欠陥が発生しな
いために、チャネル領域の上に形成される第1の誘電体
膜にも結晶欠陥が発生しない。そのため、半導体基板か
らフローティングゲート電極へ第1の絶縁膜を介して電
子を注入しても、また、フローティングゲート電極から
半導体基板へ第1の誘電体膜を介して電子を引出して
も、第1の誘電体膜の絶縁破壊が起こるのを防止するこ
とができる。その結果、不揮発性半導体記憶装置の書換
寿命が向上し、さらに、電荷保持特性も向上する。
【0045】さらに、プログラム時に非選択のメモリセ
ルトランジスタにおいて、コントロールゲート電極に高
電圧が印加され、不純物領域(ドレイン領域)に低電圧
が印加され、基板が接地電位とされる。この状態で不純
物領域と半導体基板との界面で空乏層が生じ、この空乏
層がチャネル領域に延びても、チャネル領域には、結晶
欠陥が存在しないため、チャネル領域で電子正孔対が生
じることがない。そのため、コントロールゲート電極に
高電圧が印加されていても電子が第1の誘電体膜を突き
抜けてフローティングゲート電極へ注入されることがな
い。その結果、プログラム時に、いわゆるドレインディ
スターブ現象が発生するのを防止することができる。
【0046】この発明に従った不揮発性半導体記憶装置
の製造方法は、以下の工程を備える。
【0047】(1) ほぼ〈100〉方向に沿って連続
して延びるように半導体基板の主表面の上に複数の帯状
分離絶縁膜を形成する工程。
【0048】(2) 複数の分離絶縁膜の間に、ほぼ
〈100〉方向に沿って連続して延びるように半導体基
板の主表面に複数の帯状不純物領域を形成する工程。
【0049】(3) 複数の不純物領域の間に、ほぼ
〈100〉方向に沿って連続して延びるように半導体基
板の主表面の上に第1の誘電体膜を介在させて複数の帯
状の第1の導電層を形成する工程。
【0050】(4) 第1の導電層の上に第2の誘電体
膜を介在させて第2の導電層を形成する工程。
【0051】(5) 第1と第2の導電層をエッチング
することにより、半導体基板の主表面の上に第1の誘電
体膜を介在させてフローティングゲート電極を形成する
とともに、フローティングゲート電極の上に第2の誘電
体膜を介在させてコントロールゲート電極を形成する工
程。
【0052】このような工程を備えた不揮発性半導体記
憶装置の製造方法においては、(3)で示す工程では、
ほぼ〈100〉方向に沿うように帯状の不純物領域と分
離絶縁膜と第1の導電層とが形成される。そのため、半
導体基板には、これらの層が形成される際の加熱・冷却
により〈100〉方向に沿った方向に応力が残留する。
半導体基板の〈100〉方向は、他の方向、たとえばへ
き開方向である〈110〉方向に比べて転位等の結晶欠
陥が発生しにくい方向である。そのため、隣り合う不純
物領域の間に形成されるチャネル領域で結晶欠陥が発生
するのを防止することができる。その結果、チャネル領
域でのパンチスルーによるリーク電流を防止し、情報を
正確に読出すことができる。
【0053】また、チャネル領域で結晶欠陥が発生しな
いため、チャネル領域上に形成される第1の誘電体膜に
も、結晶欠陥が発生しない。その結果、不揮発性半導体
記憶装置を長期間使用しても、第1の誘電体膜の絶縁破
壊が起こることなく、書換寿命や電荷の保持特性が向上
する。
【0054】さらに、チャネル領域には結晶欠陥が発生
しないので、プログラム時に選択されていないメモリト
ランジスタにおいて、不純物領域と半導体基板との間が
逆方向にバイアスされてチャネル領域へ空乏層が延びて
も、チャネル領域には結晶欠陥が存在しないため、電子
正孔対が発生しない。そのため、コントロールゲート電
極に高電圧が印加されても、電子が第1の誘電体膜を突
き抜けてフローティングゲート電極へ注入されることは
ない。その結果、いわゆるドレインディスターブ現象の
発生を防止することができる。
【0055】また、コントロールゲート電極を形成する
工程は、第1の導電層の延びる方向とほぼ直交する方向
に連続して延びるように複数の帯状のコントロールゲー
ト電極を形成する工程を含むことが好ましい。この場
合、コントロールゲート電極と第1の導電層とが延びる
方向とはほぼ直交するため、小さなスペースに多くのコ
ントロールゲート電極を形成することができる。そのた
め、不揮発性半導体記憶装置をさらに微細化することが
できる。
【0056】また、フローティングゲート電極を形成す
る工程は、ほぼ〈100〉方向に沿って互いに間隔をあ
けて複数のフローティングゲート電極を形成する工程を
含むことが好ましい。
【0057】さらに、複数の分離絶縁膜を形成する工程
は、〈100〉方向を示す切欠が設けられた半導体基板
を用いて複数の分離絶縁膜を形成することを含むことが
好ましい。この場合、〈100〉方向を示す切欠が設け
られた基板を用いることにより、〈100〉方向に従っ
て半導体基板の位置決めができる。その結果従来の装置
を用いて、この発明に従った不揮発性半導体記憶装置を
製造することができる。
【0058】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図1は、この発明に従っ
た不揮発性半導体記憶装置としてのEEPROMの平面
図である。図1を参照して、EEPROM100におい
ては、p型のシリコン基板上にほぼ〈100〉方向に沿
って延びるように複数本の帯状の分離酸化膜4a、4
b、4cおよび4dが互いに距離を隔てて形成されてい
る。
【0059】分離酸化膜4a、4b、4cおよび4dの
間には、分離酸化膜4a、4b、4cおよび4dが延び
る方向と平行に延びるように、n型不純物であるヒ素を
シリコン基板に拡散して形成された帯状のソース領域5
b、5c、5dおよび5eと、帯状のドレイン領域6
a、6b、6c、6dが形成されている。不純物領域と
してのソース領域5bと、不純物領域としてのドレイン
領域6bとの間には、ソース領域5bとドレイン領域6
bの延びる方向に沿って点在するように、点線で示すフ
ローティングゲート電極8bが互いに距離を隔てるよう
に形成されている。また、ドレイン領域6aと、図示し
ないソース領域との間にも、フローティングゲート電極
8aが互いに距離を隔てて形成される。
【0060】同様に、ソース領域5cとドレイン領域6
cとの間では、フローティングゲート電極8cが形成さ
れ、ソース領域5dとドレイン領域6dとの間には、フ
ローティングゲート電極8dが形成され、ソース領域5
e、図示しないドレイン領域との間にはフローティング
ゲート電極8eが形成される。
【0061】ソース領域5b、5c、5dおよび5e
と、ドレイン領域6a、6b、6c、6dと、分離酸化
膜4a、4b、4cおよび4dとが延びる方向とほぼ直
交する方向、すなわち、ほぼ〈100〉方向に沿った方
向に延びるようにコントロールゲート電極9a〜9h
(ワード線)が形成されている。コントロールゲート電
極9a〜9hは、ソース領域、ドレイン領域および分離
酸化膜の上に形成されている。このため、図1中では、
コントロールゲート電極9a〜9hの下では、ソース領
域、ドレイン領域および分離酸化膜が切断されているよ
うに見えるが、実際には、コントロールゲート電極9a
〜9hの下でも、ソース領域、ドレイン領域および分離
酸化膜はつながっている。帯状のコントロールゲート電
極9a〜9hの下には、フローティングゲート電極8a
〜8eが形成されている。フローティングゲート電極8
a〜8eが存在する部分に、メモリセルトランジスタ1
00a〜100eが形成されている。
【0062】図2は、図1中のII−II線で示す方向
(ワード線方向)に沿って見た断面を示す図である。図
3は、図1中のIII−III線で示す方向(データ線
方向)に沿って見た断面を示す図である。これらの図を
参照して、メモリセルトランジスタ100bは、半導体
基板としてのシリコン基板1と、ソース領域5bと、ド
レイン領域6bと、フローティングゲート電極8bと、
コントロールゲート電極9aとにより構成される。
【0063】メモリセルトランジスタ100cは、ダイ
ヤモンド型構造を有するシリコン単結晶からなるシリコ
ン基板1と、ソース領域5cと、ドレイン領域6cと、
フローティングゲート電極8cと、コントロールゲート
電極9aとにより構成される。そのため、メモリセルト
ランジスタ100bとメモリセルトランジスタ100c
とは、コントロールゲート電極9aを共用していると言
える。メモリセルトランジスタ100bとメモリセルト
ランジスタ100cとは、シリコン基板1に形成された
トレンチ2bに埋込まれている分離酸化膜4bにより電
気的に分離されている。
【0064】シリコン基板1の主表面1bには、トレン
チ2a、2bおよび102aが形成されている。トレン
チを埋込むように、シリコン酸化膜からなる分離酸化膜
4a、4bおよび104aが形成されている。
【0065】不純物がドープされてp型のシリコン基板
1の表面には、ヒ素を注入されたn型のソース領域5b
および5cと、ドレイン領域6a〜6cが互いに距離を
隔てて形成されている。ソース領域5bとドレイン領域
6bの間およびソース領域5cとドレイン領域6cとの
間はいわゆるチャネル領域となる。シリコン基板1の表
面には、第1の誘電体膜としてのゲート酸化膜3が形成
されている。ゲート酸化膜3上には、ドープトポリシリ
コンからなるフローティングゲート電極8bおよび8c
が形成されている。また、このフローティングゲート電
極8bおよび8cと同じ材質の導電層108がシリコン
基板1の表面上に形成されている。フローティングゲー
ト電極8bの両側には、シリコン酸化膜29が形成され
ている。フローティングゲート電極8bおよび8cと、
シリコン酸化膜29と、導電層108との上には、酸化
物と窒化物と酸化物とを積層して形成したONO膜7a
が形成されている。ONO膜7aの上には、ONO膜7
aを覆うように、コントロールゲート電極9aが形成さ
れている。
【0066】コントロールゲート電極9aを覆うように
シリコン酸化膜10aおよび15が形成されている。な
お、シリコン酸化膜15および10aには、コンタクト
ホール12が形成されている。コンタクトホールを充填
する配線層13が、コントロールゲート電極9aに達し
ている。
【0067】図3を参照して、シリコン基板1上には、
ゲート酸化膜3が形成されている。ゲート酸化膜3上に
は、複数個のフローティングゲート電極8dが形成され
ている。フローティングゲート電極8dの上には、ON
O膜7a、7bおよび7cがそれぞれ形成されている。
ONO膜7a、7bおよび7cのそれぞれの上には、コ
ントロールゲート電極9a、9bおよび9cが形成され
ている。コントロールゲート電極9a、9bおよび9c
のそれぞれの上には、シリコン酸化膜10a、10bお
よび10cが形成されている。これらを覆うように、シ
リコン酸化膜15が形成されている。
【0068】図4は、図1で示すEEPROMの周辺領
域を示す断面図である。図4を参照して、シリコン基板
1の表面には、トレンチ202が形成されており、トレ
ンチ202を埋込むように分離酸化膜204が形成され
ている。p型のシリコン基板1には、n型のn型ウェル
領域211が形成されている。n型のウェル領域211
には、p型の不純物領域206が形成されている。p型
の不純物領域206の間には、シリコン基板1上にゲー
ト酸化膜203を介在させてゲート電極209が形成さ
れている。ゲート電極209上には、シリコン酸化膜2
10が形成されている。
【0069】シリコン基板1には、n型の不純物領域2
05が形成されている。n型の不純物領域205の間に
おいては、シリコン基板1上にゲート酸化膜203を介
在させてゲート電極209が形成されている。ゲート電
極209上にはシリコン酸化膜210が形成されてい
る。
【0070】シリコン基板1の表面を覆うように、シリ
コン酸化膜15が形成されている。シリコン酸化膜15
には、n型の不純物領域205およびp型の不純物領域
206に達するコンタクトホール212が形成されてい
る。コンタクトホール212を埋込む配線層213が形
成されている。
【0071】このように構成されたEEPROMにおい
ては、ソース領域5bおよび5cと、ドレイン領域6b
および6cと、分離酸化膜4aおよび4bとは、とも
に、〈100〉方向に延びている。分離酸化膜4aおよ
び4bを形成する際の加熱工程時に、分離酸化膜4aお
よび4bは長辺方向に伸びようとする。また、その後、
分離酸化膜4aおよび4bは、冷却されて長辺方向に縮
もうとする。
【0072】ソース領域5bおよび5c、ドレイン領域
6bおよび6cを形成する際の熱拡散工程時に、ソース
領域5bおよび5c、ドレイン領域6bおよび6cは長
辺方向に伸びようとする。また、その後ソース領域5b
および5cとドレイン領域6bおよび6cは長辺方向に
縮もうとする。そのため、〈100〉方向に沿った方向
にシリコン基板1に応力が残留する。しかし、シリコン
基板1においては、〈100〉方向に応力が残留して
も、他の方向、たとえばへき開方向である〈110〉方
向などに応力が残留した場合に比べて、シリコン基板の
表面に転位等の結晶欠陥が発生しにくい。そのため、ソ
ース領域とドレイン領域の間に位置するチャネル領域で
結晶欠陥が発生しにくい。したがって、メモリセルトラ
ンジスタ100bにデータが蓄積されたかどうかを調べ
るために、高いしきい値電圧Vthpと、低いしきい値
電圧Vtheとの間の電圧(たとえば3.3V)をドレ
イン領域6bに与えても、ソース領域5bとドレイン領
域6bとの間でパンチスルーが起こることがない。その
ため、メモリセルトランジスタ100bに、データが蓄
えられた状態では、ソース領域5bとドレイン6bとの
間には電流が流れず、メモリセルトランジスタ100b
に情報が蓄えられていない場合には、ソース領域5bと
ドレイン領域6bとの間に電流が流れる。その結果、正
確な情報を読出すことが可能となる。
【0073】また、チャネル領域に結晶欠陥が発生しな
いため、チャネル領域上に形成されるゲート酸化膜3に
も結晶欠陥が発生しない。その結果、ゲート酸化膜3を
介してシリコン基板1とフローティングゲート電極8b
および8cとの間で電子のやり取りをしても、ゲート酸
化膜3の絶縁破壊が起こることはない。そのため、何度
もフローティングゲート電極8bおよび8cに電子を注
入し、または電子の引抜きの動作を行なっても、ゲート
酸化膜3の絶縁性が破壊されることはなく書換寿命の向
上を図ることができる。さらに、ゲート酸化膜3の絶縁
破壊が起こりにくいため、フローティングゲート電極8
bおよび8cに蓄積された電荷は、外部へ漏れ出すこと
がない。その結果、電荷保持特性が向上する。
【0074】さらに、メモリセルトランジスタ100b
にプログラムし、メモリセルトランジスタ100cにプ
ログラムしない場合には、コントロールゲート電極9a
の電位を+20Vとし、シリコン基板1、ソース領域5
bおよびドレイン領域6bを接地電位とする。ソース領
域5cをフローティングとし、ドレイン領域6cに7V
の電圧を加える。これにより、シリコン基板1からシリ
コン酸化膜3を介してフローティングゲート電極8bへ
電子が注入される。これにより、選択されたメモリセル
トランジスタ100bではプログラムが行なわれる。非
選択のメモリセルトランジスタ100cのドレイン領域
6cはn型であり、シリコン基板1はp型であるため、
ドレイン領域6cとシリコン基板1との界面が逆方向に
バイアスされることになる。シリコン基板1とドレイン
領域6cの界面からシリコン基板1へ向けて空乏層が広
がる。ソース領域5cとドレイン領域6cとの間のチャ
ネル領域には結晶欠陥が存在しないため、空乏層がチャ
ネル領域へ広がってもチャネル領域に電子正孔対が生じ
ることはない。そのため、コントロールゲート電極9a
に20Vという高電圧が印加されてはいるが、チャネル
領域に電子が発生しないため、チャネル領域からシリコ
ン酸化膜3を介してフローティングゲート電極8cへ電
子が注入されることはない。その結果、非選択のメモリ
セルトランジスタ100cでプログラムが行なわれる、
いわゆるドレインディスターブ現象を解消することがで
きる。
【0075】次に、図1〜図3で示すEEPROMの製
造方法について説明する。図5は、図1で示すEEPR
OMの製造方法を説明するために示すシリコン基板の平
面図である。図6〜図13と図15〜図28は、図2お
よび図3に示すEEPROMの製造方法を説明するため
に示す断面図である。図14は、図1で示すEEPRO
Mの製造方法を説明するために示す平面図である。
【0076】なお、図6、8、10、12、15、1
7、19、21、23、25および27は、ワード線方
向に沿って見た断面を示す図であり、残りの断面図は、
データ線方向に沿って見た断面を示す図である。
【0077】図5を参照して、〈100〉方向を示す切
欠1aが設けられたシリコン基板1を用意する。
【0078】図6および図7を参照して、シリコン基板
1の(001)面である主表面1bに、熱酸化法を用い
て厚さ約10nmのシリコン酸化膜21を形成する。続
いて、減圧CVD(Chemical Vapor Deposition )法を
用いて厚さ約200nmのシリコン窒化膜を形成する。
シリコン窒化膜上にレジストを塗布し、フォトリソグラ
フィによってレジストを所定の形状にパターニングする
ことによりレジストパターン23を形成する。レジスト
パターン23に従ってシリコン窒化膜をエッチングする
ことにより、シリコン窒化膜22を形成する。ここで、
図6で示す断面は[100]軸に垂直な面を表わしてい
る。
【0079】図8および図9を参照して、レジストパタ
ーン23をマスクとしてシリコン酸化膜21とシリコン
基板1とをエッチングする。これにより、シリコン基板
1の表面に、深さが約400nmのトレンチ2a、2b
および102aを形成する。その後、レジストパターン
23を除去する。このとき、トレンチ2a、2bおよび
102aが延びる方向と切欠1aによって示された〈1
00〉方向とが一致するようにする。
【0080】図10および図11を参照して、CVD法
を用いて厚さ約600nmのシリコン酸化膜を、トレン
チ2a、2bおよび102aを充填するように形成す
る。CMP(Chemical-Mechanical Polishing )法によ
ってシリコン酸化膜の表面を研磨し、HF溶液を用いて
シリコン酸化膜を所定量だけエッチングし、トレンチ2
a、2bおよび102aを充填する分離酸化膜4a、4
bおよび104aを形成する。
【0081】図12および図13を参照して、熱リン酸
を用いて、シリコン窒化膜22を除去した後、HF溶液
によってシリコン酸化膜21を除去する。
【0082】図14〜図16を参照して、熱酸化法を用
いてメモリセルトランジスタのゲート酸化膜(トンネル
酸化膜)となる、厚さ約10nmのゲート酸化膜3を形
成する。次に、減圧CVD法により、厚さ100nmで
リンがドープされたドープトポリシリコンと、厚さ約1
00nmのシリコン酸化膜とを堆積する。シリコン酸化
膜上にレジストを塗布し、このレジストをフォトリソグ
ラフィによって所定の形状にパターニングしてレジスト
パターン(図示せず)を形成する。レジストパターンに
従ってシリコン酸化膜をエッチングすることにより、パ
ターニングされたシリコン酸化膜27を形成する。レジ
ストを除去し、シリコン酸化膜27をマスクとして、ド
ープトポリシリコンをエッチングする。これにより、フ
ローティングゲート電極用の帯状の導電層28a〜28
dを形成する。シリコン酸化膜27をマスクとしてシリ
コン基板1に矢印41で示す方向に40keVの注入エ
ネルギでかつ2×1015/cm2 の注入量でヒ素をイオ
ン注入する。その後、窒素雰囲気中で温度850℃で3
0分間シリコン基板1を熱処理し、n型の拡散層である
ソース領域5bおよび5cと、ドレイン領域6a、6b
および6cとを形成する。これらはすべてほぼ〈10
0〉方向に沿って延びる。
【0083】図17および図18を参照して、減圧CV
D法により、シリコン基板1の主表面1bに厚さ約80
0nmのシリコン酸化膜29を堆積する。このシリコン
酸化膜29を窒素雰囲気中温度850℃で30分間熱処
理する。
【0084】図19および図20を参照して、シリコン
酸化膜29をエッチングすることにより、導電層28b
〜28dの表面を露出させる。
【0085】図21および図22を参照して、減圧CV
D法により、厚さが約5nmのシリコン酸化膜と、厚さ
が約10nmのシリコン窒化膜と、厚さが約5nmのシ
リコン酸化膜からなる3層膜30を導電層28b〜28
d上に形成する。
【0086】図23および図24を参照して、メモリセ
ル領域にレジストパターンを形成し、周辺回路上の3層
膜、ドープトポリシリコンおよびシリコン酸化膜を除去
する。その後レジストパターンを除去する。
【0087】図25および図26を参照して、減圧CV
D法により、厚さが約200nmでリンがドープされた
ドープトポリシリコンと、厚さが約200nmのシリコ
ン酸化膜とを堆積する。シリコン酸化膜上にレジストを
塗布し、このレジストをフォトリソグラフィによって所
定の形状にパターニングしてレジストパターンを形成す
る。レジストパターンをマスクとしてシリコン酸化膜を
パターニングする。これにより、パターニングされた帯
状のシリコン酸化膜10aを形成する。次に、レジスト
を除去した後、シリコン酸化膜10aをマスクとしてド
ープトポリシリコンをパターニングする。これによりメ
モリセルトランジスタのコントロールゲート電極9a〜
9cを形成する。
【0088】図27および図28を参照して、フォトリ
ソグラフィによって周辺領域にレジストを形成した後
に、メモリセル部のシリコン酸化膜10a〜10cをマ
スクとして3層膜30、導電層28をエッチングするこ
とによりメモリセルトランジスタのONO膜7a〜7b
とフローティングゲート電極8b〜8dを形成する。
【0089】図2および図3を参照して、CVD法を用
いて、ボロンとリンがドープされた、厚さが約1000
nmのシリコン酸化膜15をシリコン基板1上に形成す
る。窒素雰囲気中温度850℃で30分間熱処理を行な
ってシリコン酸化膜を焼き固める。シリコン酸化膜15
上に、フォトリソグラフィによって所定のパターンを有
するレジストパターンを形成する。このレジストパター
ンに従ってシリコン酸化膜15をエッチングすることに
よりコンタクトホール12を形成する。スパッタリング
法を用いてアルミニウム−シリコン−銅(Al−Si−
Cu)合金膜を形成する。この合金膜は、コンタクトホ
ール12を充填する。フォトリソグラフィによって、こ
の合金膜上に所定のパターンを有するレジストパターン
を形成し、レジストをマスクに合金膜をエッチングする
ことにより、配線層13を形成する。これにより、図2
および図3で示すEEPROMが完成する。
【0090】このような製造方法に従えば、図2および
図3で示すような、ソース領域とドレイン領域の間でパ
ンチスルーが起こらずに情報を正確に読出すことがで
き、書換耐性および電荷保持特性が高く、さらに、ドレ
インディスターブ現象が発生しないような優れたEEP
ROMを製造することができる。
【0091】さらに、図5で示す工程から明らかなよう
に、シリコン基板1において、〈100〉方向を示す切
欠1aを設けることにより、従来の製造装置を用いてこ
のEEPROMを製造することができる。
【0092】また、ソース領域5b〜5e、ドレイン領
域6a〜6d、分離酸化膜4a〜4dが延びる方向を
〈100〉方向から少しずつずらして、さまざまなサン
プルを製造したところ、ソース領域5b〜5e、ドレイ
ン領域6a〜6dおよび分離酸化膜4a〜4dが延びる
方向と〈100〉方向とのなす角度が20°以内であれ
ば、チャネル領域に結晶欠陥が発生せず、優れた特性を
発揮することがわかった。また、ソース領域5b〜5
e、ドレイン領域6a〜6dにボロン(ホウ素)を拡散
させ、かつシリコン基板1をn型としてもよい。
【0093】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0094】
【発明の効果】請求項1、4、5、6、7、10および
12に記載の発明に従えば、正確に情報を読出すことが
でき、書換耐性および電荷保持特性に優れ、さらに、非
選択のメモリセルトランジスタで書込が行なわれない不
揮発性半導体記憶装置を提供できる。
【0095】請求項2に記載の発明に従えば、さらに、
半導体基板の表面での応力の発生を防ぐことができる不
揮発性半導体記憶装置を提供できる。
【0096】請求項3、8、9および11に記載の発明
に従えば、上述の効果に加えて、さらに微細化が可能な
不揮発性半導体記憶装置を提供できる。
【0097】請求項13に記載の発明に従えば、上述の
効果に加えて、さらに、従来の設備で製造できる半導体
装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に従ったEEPROMの平面図であ
る。
【図2】 図1中のII−II線で示す方向(ワード線
方向)に沿って見た断面を示す図である。
【図3】 図1中のIII−III線で示す方向(デー
タ線方向)に沿って見た断面を示す図である。
【図4】 図1で示すEEPROMの周辺領域を示す断
面図である。
【図5】 図1〜3で示すEEPROMの製造方法の第
1工程を説明するために示すシリコン基板の平面図であ
る。
【図6】 図1〜3で示すEEPROMの製造方法の第
2工程を説明するためにワード線方向に沿って見た断面
を示す図である。
【図7】 図1〜3で示すEEPROMの製造方法の第
2工程を説明するためにデータ線方向に沿って見た断面
を示す図である。
【図8】 図1〜3で示すEEPROMの製造方法の第
3工程を説明するためにワード線方向に沿って見た断面
を示す図である。
【図9】 図1〜3で示すEEPROMの製造方法の第
3工程を説明するためにデータ線方向に沿って見た断面
を示す図である。
【図10】 図1〜3で示すEEPROMの製造方法の
第4工程を説明するためにワード線方向に沿って見た断
面を示す図である。
【図11】 図1〜3で示すEEPROMの製造方法の
第4工程を説明するためにデータ線方向に沿って見た断
面を示す図である。
【図12】 図1〜3で示すEEPROMの製造方法の
第5工程を説明するためにワード線方向に沿って見た断
面を示す図である。
【図13】 図1〜3で示すEEPROMの製造方法の
第5工程を説明するためにデータ線方向に沿って見た断
面を示す図である。
【図14】 図1で示すEEPROMの製造方法の第6
工程を説明するための平面図である。
【図15】 図14のXV−XV線に沿って見た断面を
示す図である。
【図16】 図14のXVI−XVI線に沿って見た断
面を示す図である。
【図17】 図1〜3で示すEEPROMの製造方法の
第7工程を説明するためにワード線方向に沿って見た断
面を示す図である。
【図18】 図1〜3で示すEEPROMの製造方法の
第7工程を説明するためにデータ線方向に沿って見た断
面を示す図である。
【図19】 図1〜3で示すEEPROMの製造方法の
第8工程を説明するためにワード線方向に沿って見た断
面を示す図である。
【図20】 図1〜3で示すEEPROMの製造方法の
第8工程を説明するためにデータ線方向に沿って見た断
面を示す図である。
【図21】 図1〜3で示すEEPROMの製造方法の
第9工程を説明するためにワード線方向に沿って見た断
面を示す図である。
【図22】 図1〜3で示すEEPROMの製造方法の
第9工程を説明するためにデータ線方向に沿って見た断
面を示す図である。
【図23】 図1〜3で示すEEPROMの製造方法の
第10工程を説明するためにワード線方向に沿って見た
断面を示す図である。
【図24】 図1〜3で示すEEPROMの製造方法の
第10工程を説明するためにデータ線方向に沿って見た
断面を示す図である。
【図25】 図1〜3で示すEEPROMの製造方法の
第11工程を説明するためにワード線方向に沿って見た
断面を示す図である。
【図26】 図1〜3で示すEEPROMの製造方法の
第11工程を説明するためにデータ線方向に沿って見た
断面を示す図である。
【図27】 図1〜3で示すEEPROMの製造方法の
第12工程を説明するためにワード線方向に沿って見た
断面を示す図である。
【図28】 図1〜3で示すEEPROMの製造方法の
第12工程を説明するためにデータ線方向に沿って見た
断面を示す図である。
【図29】 従来のEEPROMの断面を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 シリコン基板、1a 切欠、2a,2b トレン
チ、3 ゲート酸化膜、4a,4b,4c 分離酸化
膜、5a,5b,5c,5d ソース領域、6a,6
b,6c,6d ドレイン領域、7 ONO膜、8a,
8b,8c,8d フローティングゲート電極、9a,
9b,9c,9d フローティングゲート電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F001 AA25 AB08 AC02 AD51 AD60 AD61 AD62 AE02 AE08 AF06 AF07 AF10 AG30 5F083 EP02 EP23 EP55 ER03 ER09 ER14 ER19 ER21 ER30 GA21 GA30 KA01 KA05 KA11 LA12 LA16 LA20 MA01 MA16 NA01

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主表面を有する半導体基板と、 ほぼ〈100〉方向に沿って連続して延びるように前記
    半導体基板の主表面の上に形成された複数の帯状分離絶
    縁膜と、 複数の前記分離絶縁膜の間に設けられており、ほぼ〈1
    00〉方向に沿って連続して延びるように前記半導体基
    板の主表面に形成された複数の帯状不純物領域と、 複数の前記不純物領域の間に設けられており、前記半導
    体基板の主表面の上に第1の誘電体膜を介在させて形成
    されたフローティングゲート電極と、 前記フローティングゲート電極の上に第2の誘電体膜を
    介在させて形成されたコントロールゲート電極とを備え
    た、不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記不純物領域は、ホウ素またはヒ素を
    含む、請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 前記半導体基板の主表面には、ほぼ〈1
    00〉方向に沿って連続して延びるように複数の溝が形
    成されており、前記溝の各々に前記分離絶縁膜の各々が
    埋込まれている、請求項1または2に記載の不揮発性半
    導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 前記半導体基板は、ダイヤモンド型構造
    を有する元素の単結晶からなる、請求項1〜3のいずれ
    か1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 前記半導体基板は、シリコンを含む、請
    求項1〜4のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶
    装置。
  6. 【請求項6】 前記フローティングゲート電極は、ほぼ
    〈100〉方向に沿って互いに間隔をあけて形成された
    複数のフローティングゲート電極である、請求項1〜5
    のいずれか1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 前記分離絶縁膜と前記不純物領域とは互
    いに平行に延びている、請求項1〜6のいずれか1項に
    記載の不揮発性半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 前記コントロールゲート電極はある方向
    に沿って連続して延びるように形成された複数のコント
    ロールゲート電極であり、前記分離絶縁膜と前記不純物
    領域とが延びる方向と、前記コントロールゲート電極が
    延びる方向とは、ほぼ直交する、請求項1〜7のいずれ
    か1項に記載の不揮発性半導体記憶装置。
  9. 【請求項9】 主表面を有する半導体基板と、 ほぼ〈100〉方向に沿って連続して延びるように前記
    半導体基板の主表面の上に形成された複数の帯状分離絶
    縁膜と、 複数の前記分離絶縁膜の間に設けられており、複数の前
    記分離絶縁膜が延びる方向と平行に延びるように前記半
    導体基板の主表面に形成された複数の帯状不純物領域
    と、 複数の前記不純物領域の間に設けられており、前記半導
    体基板の主表面の上に第1の誘電体膜を介在させて形成
    されたフローティングゲート電極と、 前記フローティングゲート電極の上に第2の誘電体膜を
    介在させて形成されたコントロールゲート電極とを備
    え、 前記フローティングゲート電極は、ほぼ〈100〉方向
    に沿って互いに間隔をあけて形成された複数のフローテ
    ィングゲート電極であり、 前記コントロールゲート電極は、ある方向に沿って連続
    して延びるように形成された複数のコントロールゲート
    電極であり、 前記分離絶縁膜と前記不純物領域とが延びる方向と、前
    記コントロールゲート電極が延びる方向とは、ほぼ直交
    する、不揮発性半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 ほぼ〈100〉方向に沿って連続して
    延びるように半導体基板の主表面の上に複数の帯状分離
    絶縁膜を形成する工程と、 複数の前記分離絶縁膜の間に、ほぼ〈100〉方向に沿
    って連続して延びるように前記半導体基板の主表面に複
    数の帯状不純物領域を形成する工程と、 複数の前記不純物領域の間に、ほぼ〈100〉方向に沿
    って連続して延びるように前記半導体基板の主表面の上
    に第1の誘電体膜を介在させて複数の帯状の第1の導電
    層を形成する工程と、 前記第1の導電層の上に第2の誘電体膜を介在させて第
    2の導電層を形成する工程と、 前記第1と第2の導電層をエッチングすることにより、
    前記半導体基板の主表面の上に前記第1の誘電体膜を介
    在させてフローティングゲート電極を形成するととも
    に、前記フローティングゲート電極の上に第2の誘電体
    膜を介在させてコントロールゲート電極を形成する工程
    とを備えた、不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 前記コントロールゲート電極を形成す
    る工程は、前記第1の導電層の延びる方向とほぼ直交す
    る方向に連続して延びるように複数の帯状のコントロー
    ルゲート電極を形成する工程を含む、請求項10に記載
    の不揮発性半導体記憶装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記フローティングゲート電極を形成
    する工程は、ほぼ〈100〉方向に沿って互いに間隔を
    あけて複数のフローティングゲート電極を形成する工程
    を含む、請求項10または11に記載の不揮発性半導体
    記憶装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 複数の前記分離絶縁膜を形成する工程
    は、〈100〉方向を示す切欠が設けられた前記半導体
    基板を用いて複数の前記分離絶縁膜を形成することを含
    む、請求項10〜12のいずれか1項の記載の不揮発性
    半導体記憶装置の製造方法。
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