JPH03142218A - 食品包装用防曇フィルムの製造方法 - Google Patents
食品包装用防曇フィルムの製造方法Info
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ハム、ソーセージ等の食品包装用フィルムで
、印刷層を有し、しかも防曇性を有する食品包装用防曇
フィルムの製造方法に関する。
、印刷層を有し、しかも防曇性を有する食品包装用防曇
フィルムの製造方法に関する。
一般にハム、ソーセージ等の含水性食品を包装用フィル
ムは、食品または付着した水分が、包装した包装フィル
ムの内面に水滴が付着し、曇りが生し食品が見えな等外
観が悪い現象が生じていた。
ムは、食品または付着した水分が、包装した包装フィル
ムの内面に水滴が付着し、曇りが生し食品が見えな等外
観が悪い現象が生じていた。
これらの食品は、−iにポリエチレン等のポリオレフィ
ンを内面に用いた包装フィルムを用いているので、温度
、湿度の変化により包装フィルムの内面に水滴が付着し
、曇りが生じていた。
ンを内面に用いた包装フィルムを用いているので、温度
、湿度の変化により包装フィルムの内面に水滴が付着し
、曇りが生じていた。
このように曇りが生しると不透明となり、食品が見えな
い状態となってしまい不都合が生じていた。
い状態となってしまい不都合が生じていた。
この問題を解決するため、内面に非イオン性の界面活性
剤を樹脂に混練またはコーティングし、水滴が生じるこ
となく、均一にぬらすことにより、不透明になることを
防止していた。
剤を樹脂に混練またはコーティングし、水滴が生じるこ
となく、均一にぬらすことにより、不透明になることを
防止していた。
また、食品を包装する包装フィルムには、印刷層を設け
るのが一般で、印刷層を基材の表面に設けた場合、こす
れ等により剥がれる恐れがあるので、裏面に印刷層を設
げ、さらに接着層を介して非イオン性界面活性剤を混練
したポリオレフィン層を設けた積層構成として用いてい
た。
るのが一般で、印刷層を基材の表面に設けた場合、こす
れ等により剥がれる恐れがあるので、裏面に印刷層を設
げ、さらに接着層を介して非イオン性界面活性剤を混練
したポリオレフィン層を設けた積層構成として用いてい
た。
ところが使用中にポリオレフィン層の非イオン性界面活
性剤がブリードアウトし、基材の印刷層とポリオレフィ
ン層との接着性が低下してしまう現象が生してしまった
。
性剤がブリードアウトし、基材の印刷層とポリオレフィ
ン層との接着性が低下してしまう現象が生してしまった
。
この現象を解決するため、特公昭60−34460号に
おいては、裏刷りした基材フィルムの印刷層と非イオン
性界面活性剤を混練したポリオレフィン層の間に、非イ
オン性界面活性剤を混練しないポリオレフィン層を介在
させることにより、非イオン性界面活性剤がブリードア
ウトしても、介在させたポリオレフィン層により、接着
層へ移行するのを防止することが提案されている。
おいては、裏刷りした基材フィルムの印刷層と非イオン
性界面活性剤を混練したポリオレフィン層の間に、非イ
オン性界面活性剤を混練しないポリオレフィン層を介在
させることにより、非イオン性界面活性剤がブリードア
ウトしても、介在させたポリオレフィン層により、接着
層へ移行するのを防止することが提案されている。
また、特開昭54−119580号においては、基材フ
ィルム/押出樹脂/非イオン性界面活性剤を混練した樹
脂層の構成で、前記横取に用いる材料を同系の樹脂を熱
融着層することにより、接着層を用いずに積層したフィ
ルムが提案されている。
ィルム/押出樹脂/非イオン性界面活性剤を混練した樹
脂層の構成で、前記横取に用いる材料を同系の樹脂を熱
融着層することにより、接着層を用いずに積層したフィ
ルムが提案されている。
しかしながら、前記で提案された構成のものは、非イオ
ン性界面活性剤を混練しない樹脂層を介在しているが、
非イオン性界面活性剤を含むポリオレフィンをポリオレ
フィンの押出温度でそのまま押出ラミネーションするた
め、非イオン性界面活性剤が熱分解し、防曇効果が低下
する恐れがあった。
ン性界面活性剤を混練しない樹脂層を介在しているが、
非イオン性界面活性剤を含むポリオレフィンをポリオレ
フィンの押出温度でそのまま押出ラミネーションするた
め、非イオン性界面活性剤が熱分解し、防曇効果が低下
する恐れがあった。
また、非イオン性界面活性剤が、ブリードアウトし、接
着剤を用いてドライラ逅ネーションの場合の接着性の低
下、および間にポリエチレン等の樹脂層との相溶性が悪
く、接着性の低下をおこしていた。
着剤を用いてドライラ逅ネーションの場合の接着性の低
下、および間にポリエチレン等の樹脂層との相溶性が悪
く、接着性の低下をおこしていた。
このように印刷層を有する基材フィルム内面に界面活性
剤を混練したポリオレフィン層を設けた場合の問題であ
る、従来のポリオレフィン押出ラミネーション加工でそ
のままラミネーションすると界面活性剤のブリードアウ
トによる接着力の低下を防止するために、従来では、間
に界面活性剤を混練しないポリオレフィン層を設けたり
、それぞれの層の樹脂はの組合せを特定にし、しかも印
刷層に用いるインキを特別に選定しなければならないな
どいろいろな問題があった。これらの手段を用いたとし
ても非イオン性界面活性剤がブリードアウトしてしまい
十分な解決とはいえなかった。
剤を混練したポリオレフィン層を設けた場合の問題であ
る、従来のポリオレフィン押出ラミネーション加工でそ
のままラミネーションすると界面活性剤のブリードアウ
トによる接着力の低下を防止するために、従来では、間
に界面活性剤を混練しないポリオレフィン層を設けたり
、それぞれの層の樹脂はの組合せを特定にし、しかも印
刷層に用いるインキを特別に選定しなければならないな
どいろいろな問題があった。これらの手段を用いたとし
ても非イオン性界面活性剤がブリードアウトしてしまい
十分な解決とはいえなかった。
本発明の目的は、このような従来の問題を解決し、従来
と同様の接着力の低下がなく、防曇性の優れた食品包装
用防曇フィルムの製造方法を提供することを目的とする
。
と同様の接着力の低下がなく、防曇性の優れた食品包装
用防曇フィルムの製造方法を提供することを目的とする
。
本発明は、基材に接着層を介して、非イオン性界面活性
剤を混練したポリオレフィンをT−ダイから溶融押出し
、直ちに冷却ロールとニップロールにより製膜したポリ
オレフィン層を積層した食品包装用防曇フィルムの製造
方法である。
剤を混練したポリオレフィンをT−ダイから溶融押出し
、直ちに冷却ロールとニップロールにより製膜したポリ
オレフィン層を積層した食品包装用防曇フィルムの製造
方法である。
また、本発明は、基材に介在層を積層した積層材に接着
層を介して、非イオン性界面活性剤を混練したポリオレ
フィンをT−ダイから溶融押出し、直ちに冷却ロールと
ニップロールにより製膜したポリオレフィン層を積層し
た食品包装用防曇フィルムの製造方法である。
層を介して、非イオン性界面活性剤を混練したポリオレ
フィンをT−ダイから溶融押出し、直ちに冷却ロールと
ニップロールにより製膜したポリオレフィン層を積層し
た食品包装用防曇フィルムの製造方法である。
本発明は、非イオン性界面活性剤を混練したポリオレフ
ィンをT−ダイから押出し、そのままラミネーションす
るのではなく、−旦冷却ロールとニップロールとて製膜
したポリオレフィン層として積層するので、ポリオレフ
ィン層の非イオン性界面活性剤のブリードアウト、熱分
解を抑制することができる。
ィンをT−ダイから押出し、そのままラミネーションす
るのではなく、−旦冷却ロールとニップロールとて製膜
したポリオレフィン層として積層するので、ポリオレフ
ィン層の非イオン性界面活性剤のブリードアウト、熱分
解を抑制することができる。
また、ポリオレフィン層を積層する基材に、印刷層を設
けた構成で、間に介在層を設けない溝底でも接着性の低
下の恐れがない。
けた構成で、間に介在層を設けない溝底でも接着性の低
下の恐れがない。
本発明は、第1図に示すように印刷層2を設けた基材1
の、前記印刷層2側に接着層3を形成後、非イオン性界
面活性剤を混練したポリオレフィンをT−ダイ10から
溶融押出し、直ちに冷却ロール11とニップロール12
とにより製膜し、製膜したポリオレフィン層5を、前記
基材1の接着層3上にニップロール13.14により圧
着積層し、第2図に示したフィルムを得る食品包装用防
曇フィルムの製造方法である。
の、前記印刷層2側に接着層3を形成後、非イオン性界
面活性剤を混練したポリオレフィンをT−ダイ10から
溶融押出し、直ちに冷却ロール11とニップロール12
とにより製膜し、製膜したポリオレフィン層5を、前記
基材1の接着層3上にニップロール13.14により圧
着積層し、第2図に示したフィルムを得る食品包装用防
曇フィルムの製造方法である。
ここで、第2図に示したようにポリオレフィン層5を直
接積層するばかりでなく、第3図に示すように間に介在
層6を介した構成としてもよい。
接積層するばかりでなく、第3図に示すように間に介在
層6を介した構成としてもよい。
この介在層6は、基材1に設けた状態でポリオレフィン
層5を積層するか、ポリオレフィンN5を押出す際、同
時に押出して設けてもよい。
層5を積層するか、ポリオレフィンN5を押出す際、同
時に押出して設けてもよい。
ここで基材1としては、セロハン、ポリエチレンフィル
ム、ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィルム、
ポリアミドフィルム、または前記フィルムにポリ塩化ビ
ニリデン塗布したフィルムが用いられる。また、非イオ
ン性界面活性剤を混練したポリオレフィン層は、非イオ
ン性界面活性剤を0.5〜5重量%の範囲で混練し、そ
の種類としてリン脂肪酸エステルが挙げられ、また混練
するポリオレフィンとしては、低密度ポリエチレン、高
密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン−αオレフイン共重合体が用い
られる。
ム、ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィルム、
ポリアミドフィルム、または前記フィルムにポリ塩化ビ
ニリデン塗布したフィルムが用いられる。また、非イオ
ン性界面活性剤を混練したポリオレフィン層は、非イオ
ン性界面活性剤を0.5〜5重量%の範囲で混練し、そ
の種類としてリン脂肪酸エステルが挙げられ、また混練
するポリオレフィンとしては、低密度ポリエチレン、高
密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン−αオレフイン共重合体が用い
られる。
接着層としては、従来からフィルムの貼合わせ、押出し
コーティング用の接着剤、またはアンカー剤として使用
されているイソシアネート系、ポリエステル−イソシア
ネート系、ポリエチレンイミン系等のものである。
コーティング用の接着剤、またはアンカー剤として使用
されているイソシアネート系、ポリエステル−イソシア
ネート系、ポリエチレンイミン系等のものである。
さらに介在N6は、具体的に非イオン性界面活性剤を混
練しないポリオレフィンフィルム、塩化ビニリチン樹脂
ヲコートしたビニルアルコールフィルム、エチレン−ビ
ニルアルコール共重合体フィルムを用いることができる
。
練しないポリオレフィンフィルム、塩化ビニリチン樹脂
ヲコートしたビニルアルコールフィルム、エチレン−ビ
ニルアルコール共重合体フィルムを用いることができる
。
次に具体例を挙げて説明する。
厚さ15μmの二軸延伸ナイロンフィルムからなる基材
にイソシアネート系のアンカー剤を3. 0g/m”塗
布し、加熱オーブンを通して溶剤を乾燥して接着層を形
成し、この接着層上にオレイン酸ジグリセリンモノエス
テルを0.5重量%混練した低密度ポリエチレンを25
0 ’Cで押出し、直ちに冷却ロールとニップロールと
により40umに製膜したポリオレフィン層を圧着積層
し、防曇フィルムを得た。
にイソシアネート系のアンカー剤を3. 0g/m”塗
布し、加熱オーブンを通して溶剤を乾燥して接着層を形
成し、この接着層上にオレイン酸ジグリセリンモノエス
テルを0.5重量%混練した低密度ポリエチレンを25
0 ’Cで押出し、直ちに冷却ロールとニップロールと
により40umに製膜したポリオレフィン層を圧着積層
し、防曇フィルムを得た。
これと同時に、低密度ポリエチレンをT−ダイから直接
基村上に250 ’Cで押出しラミネートし、同様に積
層フィルムを得た。
基村上に250 ’Cで押出しラミネートし、同様に積
層フィルムを得た。
(比較例1)
また、同しく界面活性剤を混練した低密度ポリエチレン
フィルムを作威し、ドライラミネーション法により同様
に積層フィルムを得た。
フィルムを作威し、ドライラミネーション法により同様
に積層フィルムを得た。
(比較例2)
これらのフィルムの界面活性剤の効果を表1に示す。
表 1 (別添付)
〔発明の効果]
本発明の食品包装用防曇フィルムは、非イオン性界面活
性剤の混練されたポリオレフィン層が、基材上に溶融押
出し後、直ちに製膜して積層されるので、間にいわゆる
接着剤やアンカー剤からなる接着層を介した構成であっ
ても、界面活性剤のブリートアウトによる接着性の低下
が防止することができる。
性剤の混練されたポリオレフィン層が、基材上に溶融押
出し後、直ちに製膜して積層されるので、間にいわゆる
接着剤やアンカー剤からなる接着層を介した構成であっ
ても、界面活性剤のブリートアウトによる接着性の低下
が防止することができる。
また、ポリオレフィン層に含まれている界面活性剤のフ
ィルム成形時の熱分解が少なく、界面活性剤のの混線少
量でも、防曇効果を発揮することが可能となった。
ィルム成形時の熱分解が少なく、界面活性剤のの混線少
量でも、防曇効果を発揮することが可能となった。
第1図は、本発明の製造方法の一例を示す説明図、第2
図および第3図は、防曇フィルムの断面図である。 1・・・基材 2・・・印刷層 3・・・接着層 5・・・ポリオレフィン層6・・
・介在層 IO・・・T−ダイ11・・・冷却ロール 12.13.14・・・ニップロール
図および第3図は、防曇フィルムの断面図である。 1・・・基材 2・・・印刷層 3・・・接着層 5・・・ポリオレフィン層6・・
・介在層 IO・・・T−ダイ11・・・冷却ロール 12.13.14・・・ニップロール
Claims (2)
- (1)基材に接着層を介して、非イオン性界面活性剤を
混練したポリオレフィンをT−ダイから溶融押出し、直
ちに冷却ロールとニップロールにより製膜したポリオレ
フィン層を積層した食品包装用防曇フィルムの製造方法
。 - (2)基材に介在層を積層した積層材に接着層を介して
、非イオン性界面活性剤を混練したポリオレフィンをT
−ダイから溶融押出し、直ちに冷却ロールとニップロー
ルにより製膜したポリオレフィン層を積層した食品包装
用防曇フィルムの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1282618A JPH03142218A (ja) | 1989-10-30 | 1989-10-30 | 食品包装用防曇フィルムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1282618A JPH03142218A (ja) | 1989-10-30 | 1989-10-30 | 食品包装用防曇フィルムの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03142218A true JPH03142218A (ja) | 1991-06-18 |
Family
ID=17654867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1282618A Pending JPH03142218A (ja) | 1989-10-30 | 1989-10-30 | 食品包装用防曇フィルムの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03142218A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010036413A (ja) * | 2008-08-04 | 2010-02-18 | Tosoh Corp | ラミネートフィルム |
JP2010094911A (ja) * | 2008-10-17 | 2010-04-30 | Tosoh Corp | ラミネートフィルム |
-
1989
- 1989-10-30 JP JP1282618A patent/JPH03142218A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010036413A (ja) * | 2008-08-04 | 2010-02-18 | Tosoh Corp | ラミネートフィルム |
JP2010094911A (ja) * | 2008-10-17 | 2010-04-30 | Tosoh Corp | ラミネートフィルム |
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