JPH0313884B2 - - Google Patents
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- JPH0313884B2 JPH0313884B2 JP60049923A JP4992385A JPH0313884B2 JP H0313884 B2 JPH0313884 B2 JP H0313884B2 JP 60049923 A JP60049923 A JP 60049923A JP 4992385 A JP4992385 A JP 4992385A JP H0313884 B2 JPH0313884 B2 JP H0313884B2
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- Cookers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は自動米仕込装置に関し、更に詳細には
貯蔵されている米を炊飯可能な状態にする一連の
手段を備えた自動米仕込装置に関する。
貯蔵されている米を炊飯可能な状態にする一連の
手段を備えた自動米仕込装置に関する。
(従来の技術)
従来、炊飯器に米を仕込んで炊飯準備をする装
置は、特開昭59−80217号公報、特開昭59−80218
号公報および特開昭59−80220号公報などに開示
されている。これらの公報に開示された発明の自
動炊飯装置は、基本的には米びつ、該米びつの下
方に配置された米計量室、この米計量室の更に下
方に水平方向に回動可能に設置された洗米容器、
この洗米容器内に臨ませられ且つ給水源に連通し
た給水管開口部、炊飯器を支持し且つ該炊飯器を
装置本体から搬入出可能なように最下部に設けら
れた引き出し、炊飯器の蓋を開閉動作する蓋開閉
装置、およびこれらの動作を制御し自動的に炊飯
を行なう制御手段等を装置本体内に納めて構成さ
れていた。
置は、特開昭59−80217号公報、特開昭59−80218
号公報および特開昭59−80220号公報などに開示
されている。これらの公報に開示された発明の自
動炊飯装置は、基本的には米びつ、該米びつの下
方に配置された米計量室、この米計量室の更に下
方に水平方向に回動可能に設置された洗米容器、
この洗米容器内に臨ませられ且つ給水源に連通し
た給水管開口部、炊飯器を支持し且つ該炊飯器を
装置本体から搬入出可能なように最下部に設けら
れた引き出し、炊飯器の蓋を開閉動作する蓋開閉
装置、およびこれらの動作を制御し自動的に炊飯
を行なう制御手段等を装置本体内に納めて構成さ
れていた。
(発明が解決しようとする問題点)
しかしながら、従来のこのような自動炊飯装置
では、炊飯器12の鍋内に落し込まれた米1と水
2のうち、米1は第5図に示されるように落ちた
位置で山のように盛り上がつた状態となり、鍋内
に平均的に散在しなかつた。そのため、このまま
炊飯したのでは焚きむらを起し、正しい炊飯がで
きないという欠点があつた。
では、炊飯器12の鍋内に落し込まれた米1と水
2のうち、米1は第5図に示されるように落ちた
位置で山のように盛り上がつた状態となり、鍋内
に平均的に散在しなかつた。そのため、このまま
炊飯したのでは焚きむらを起し、正しい炊飯がで
きないという欠点があつた。
従つて、本発明の目的は、計量洗米された米お
よび必要量の水を炊飯器へ自動的に供給する際炊
飯器鍋内での米の落し込みによる山盛り状態を崩
して鍋内に平均的に散在させるならし装置を備え
る自動米仕込装置を提供することにある。
よび必要量の水を炊飯器へ自動的に供給する際炊
飯器鍋内での米の落し込みによる山盛り状態を崩
して鍋内に平均的に散在させるならし装置を備え
る自動米仕込装置を提供することにある。
(問題点を解決するための手段)
本発明の自動米仕込装置は、米の貯蔵から計量
および洗米をして炊飯器の鍋内に洗米された米と
共にこれに対応した水を供給する一連の仕事を自
動的に行なう自動米仕込手段を備えると共に、更
に炊飯器内に仕込まれた米と水の不均一をなくす
ために米と水をならすならし装置を備え、このな
らし装置によつて炊飯器内に仕込まれた米を散在
させるものである。
および洗米をして炊飯器の鍋内に洗米された米と
共にこれに対応した水を供給する一連の仕事を自
動的に行なう自動米仕込手段を備えると共に、更
に炊飯器内に仕込まれた米と水の不均一をなくす
ために米と水をならすならし装置を備え、このな
らし装置によつて炊飯器内に仕込まれた米を散在
させるものである。
(作用)
このように構成された本発明の自動米仕込装置
によると、ならし装置によつて炊飯器内において
山盛り状態の米がくずされ且つ平均的に散在させ
られる。
によると、ならし装置によつて炊飯器内において
山盛り状態の米がくずされ且つ平均的に散在させ
られる。
(実施例)
以下、本発明の自動米仕込装置を添付図面に示
された実施例について更に詳細に説明する。
された実施例について更に詳細に説明する。
第1図には本発明の一実施例に係る自動米仕込
装置10が概略的に示されている。この自動米仕
込装置10は、米の貯蔵から計量および洗米をし
て炊飯器の鍋内に洗米された米と共にこれに対応
した量の水を供給する一連の仕事を自動的に行な
う自動米仕込手段20と、炊飯器12内に仕込ま
れた米と水の不均一をなくすために米と水をなら
すならし装置30とを備えている。
装置10が概略的に示されている。この自動米仕
込装置10は、米の貯蔵から計量および洗米をし
て炊飯器の鍋内に洗米された米と共にこれに対応
した量の水を供給する一連の仕事を自動的に行な
う自動米仕込手段20と、炊飯器12内に仕込ま
れた米と水の不均一をなくすために米と水をなら
すならし装置30とを備えている。
自動米仕込手段20は、装置本体内の上部に配
置された米貯蔵室21と、該米貯蔵室21の下端
に設けられ米貯蔵室21からの米を計量する計量
装置22と、この計量装置22の下方に配置され
計量された米を受けて洗米する洗米装置23と、
この洗米装置23の上方にあつて該洗米装置に給
水し且つ炊飯器にも必要量の水を供給する給水装
置24と、これら各構成部分に電気的に接続され
各部分の動作を制御する制御装置25とを含んで
構成されている。
置された米貯蔵室21と、該米貯蔵室21の下端
に設けられ米貯蔵室21からの米を計量する計量
装置22と、この計量装置22の下方に配置され
計量された米を受けて洗米する洗米装置23と、
この洗米装置23の上方にあつて該洗米装置に給
水し且つ炊飯器にも必要量の水を供給する給水装
置24と、これら各構成部分に電気的に接続され
各部分の動作を制御する制御装置25とを含んで
構成されている。
すなわち、米貯蔵室21はホツパー状を呈し、
その底部には開口が形成されている。この米貯蔵
室の底部外側部には計量装置22を構成する円形
状の計量枡22aが回転可能に設置されている。
この計量枡22aは上下開放の筒状体の内部を放
射状に伸長する十字の仕切壁で仕切られて4室に
分割され、これにより該計量枡22aが1/4回転
するごとに規定容量の米を計量することができ
る。この計量枡22aは筒状体の外周壁に摩擦接
触させられた伝達円板22bを回転するモータ2
2cによつて回転され、該モータcは制御装置2
5に電気的に接続されて計量枡22aの回転を実
質的に制御する。
その底部には開口が形成されている。この米貯蔵
室の底部外側部には計量装置22を構成する円形
状の計量枡22aが回転可能に設置されている。
この計量枡22aは上下開放の筒状体の内部を放
射状に伸長する十字の仕切壁で仕切られて4室に
分割され、これにより該計量枡22aが1/4回転
するごとに規定容量の米を計量することができ
る。この計量枡22aは筒状体の外周壁に摩擦接
触させられた伝達円板22bを回転するモータ2
2cによつて回転され、該モータcは制御装置2
5に電気的に接続されて計量枡22aの回転を実
質的に制御する。
計量枡22aを収容するケーシング22dの下
板には該計量枡22aの一室の開口形状にほぼ同
じ形状の米投下口が形成され、米貯蔵室21から
計量枡22aの一室に投入された米は計量枡22
aの回転によつてその一室が米投下口に整合した
時米投下口から下方へ落下する。米の投下口から
の落下位置にはこの米を受けて洗米装置23の容
器23aへ落し込むシユート14が配置されてい
る。洗米装置23の容器23aは上下開放の筒状
容器で、その内部には撹拌棒23bが配置されて
いる。この撹拌棒23bの上端は容器23aの上
方に配置されたモータ23cの回転軸に連結され
ている。
板には該計量枡22aの一室の開口形状にほぼ同
じ形状の米投下口が形成され、米貯蔵室21から
計量枡22aの一室に投入された米は計量枡22
aの回転によつてその一室が米投下口に整合した
時米投下口から下方へ落下する。米の投下口から
の落下位置にはこの米を受けて洗米装置23の容
器23aへ落し込むシユート14が配置されてい
る。洗米装置23の容器23aは上下開放の筒状
容器で、その内部には撹拌棒23bが配置されて
いる。この撹拌棒23bの上端は容器23aの上
方に配置されたモータ23cの回転軸に連結され
ている。
ところで、この洗米容器23aの底部開口は、
底板23dによつて開閉自在となつており、この
底板23dの開閉は搬送装置15に連動して行な
われるようになつている。すなわち、搬送装置1
5は、樋状の搬送体16を有し、この搬送体16
はそのほぼ中間部が洗米容器23aの直下に位置
するように配置され且つ当該中間部を支点として
シーソのように揺動すべく駆動装置(図示せず)
が取付けられて支持されている。洗米装置23a
の底部開口を開閉する底板23dは、底部開口の
外側部で枢着支持され、該枢着支持部に設けたば
ねなどにより常に開放する方向即ち第1図に示さ
れるように下方へ開くようなばね力が加えられ、
その自由端は常に搬送体16の搬送路面を押圧す
るように接触されている。従つて、底板23dの
自由端は、搬送体16の同方向側端部(第1図の
場合左側端部16a)の上下動即ち搬送体16の
シーソ運動に伴つて同様に上下動し、洗米容器2
3aの底部開口を開閉する。この搬送体16を揺
動運動させるためのモータ(図示せず)および撹
拌棒23bを回転させるためのモータ23cは共
に制御装置25に電気的に接続されている。
底板23dによつて開閉自在となつており、この
底板23dの開閉は搬送装置15に連動して行な
われるようになつている。すなわち、搬送装置1
5は、樋状の搬送体16を有し、この搬送体16
はそのほぼ中間部が洗米容器23aの直下に位置
するように配置され且つ当該中間部を支点として
シーソのように揺動すべく駆動装置(図示せず)
が取付けられて支持されている。洗米装置23a
の底部開口を開閉する底板23dは、底部開口の
外側部で枢着支持され、該枢着支持部に設けたば
ねなどにより常に開放する方向即ち第1図に示さ
れるように下方へ開くようなばね力が加えられ、
その自由端は常に搬送体16の搬送路面を押圧す
るように接触されている。従つて、底板23dの
自由端は、搬送体16の同方向側端部(第1図の
場合左側端部16a)の上下動即ち搬送体16の
シーソ運動に伴つて同様に上下動し、洗米容器2
3aの底部開口を開閉する。この搬送体16を揺
動運動させるためのモータ(図示せず)および撹
拌棒23bを回転させるためのモータ23cは共
に制御装置25に電気的に接続されている。
洗米装置23の上部には冷水装置24が設置さ
れ、当該給水装置24は適当な水源に接続された
受水タンク24aと、該受水タンク24aの底部
に一端を接続され且つ他端を洗米容器23aの上
部開口に臨ませた給水パイプ24bと、この給水
パイプ24bに設けられ該パイプを流れる水の量
を制御するソレノイドバルブ24cとから構成さ
れている。このソレノイドバルブ24cは制御装
置25に電気的に接続され、その開時間が制御さ
れる。装置本体内の最下部には、前述した搬送装
置15の搬送体16がその右端16bを下にする
ように揺動した時該搬送体16の右端16bから
流れ落ちる水を排水する排水受け部17が配置さ
れている。また、搬送体16がその左端16aを
下にするように揺動した時この左端16aから流
れ落ちる水と米を受け得る位置に炊飯器12が置
かれている。
れ、当該給水装置24は適当な水源に接続された
受水タンク24aと、該受水タンク24aの底部
に一端を接続され且つ他端を洗米容器23aの上
部開口に臨ませた給水パイプ24bと、この給水
パイプ24bに設けられ該パイプを流れる水の量
を制御するソレノイドバルブ24cとから構成さ
れている。このソレノイドバルブ24cは制御装
置25に電気的に接続され、その開時間が制御さ
れる。装置本体内の最下部には、前述した搬送装
置15の搬送体16がその右端16bを下にする
ように揺動した時該搬送体16の右端16bから
流れ落ちる水を排水する排水受け部17が配置さ
れている。また、搬送体16がその左端16aを
下にするように揺動した時この左端16aから流
れ落ちる水と米を受け得る位置に炊飯器12が置
かれている。
この位置において炊飯器12は、ならし装置3
0を構成する台座31の上に乗せられている。こ
の台座31は、装置本体の前方(第1図および第
2図でみて左側方向)および後方向へ移動可能な
ようにその下部に適宜の数のローラ32を取付け
て装置本体のケーシングたる箱体11の底板11
a上に配置されている。更に、この台座31の前
端および後端にはそれぞれ弾性部材たるコイルス
プリング33の各一端がその変形方向を台座の移
動方向(前後方向)に一致させるように取付けら
れ、その他端は自由端とされている。
0を構成する台座31の上に乗せられている。こ
の台座31は、装置本体の前方(第1図および第
2図でみて左側方向)および後方向へ移動可能な
ようにその下部に適宜の数のローラ32を取付け
て装置本体のケーシングたる箱体11の底板11
a上に配置されている。更に、この台座31の前
端および後端にはそれぞれ弾性部材たるコイルス
プリング33の各一端がその変形方向を台座の移
動方向(前後方向)に一致させるように取付けら
れ、その他端は自由端とされている。
箱体11の底板11aにおいて台座31の後端
側にはストツパ板34が立設して取付けられてい
る。このストツパ板34は、台座31の後端に取
付けたコイルスプリング33が衝突する程度の高
さに形成されている。この台座31の後端には断
面横L字形の係止板35が後方へ張り出すように
取付けられている。この係止板35において台座
31から後方へ伸長(張り出)した上部水平板部
材35aの端部付近には係合用の開口35bが形
成されている。
側にはストツパ板34が立設して取付けられてい
る。このストツパ板34は、台座31の後端に取
付けたコイルスプリング33が衝突する程度の高
さに形成されている。この台座31の後端には断
面横L字形の係止板35が後方へ張り出すように
取付けられている。この係止板35において台座
31から後方へ伸長(張り出)した上部水平板部
材35aの端部付近には係合用の開口35bが形
成されている。
装置本体内の後方側における箱体11の底板1
1aには電磁石36が設けられている。この電磁
石36の近傍にはアーム37が立設され、その上
端にはラツチ棒38が枢着されている。このラツ
チ棒38は電磁石36の上部を横切つて係止板3
5の上部水平板部材35aの方向へ伸長し、その
先端にはフツク38aが形成され、該フツク38
aは上部水平板部材35aの開口35bに係合可
能とされている。また、ラツチ棒38の枢着部3
8bより後方の端部38cにはスプリング39が
取付けられ、該ラツチ棒38のフツク38aを上
方へ持ち上げるような回動力を付与している。前
述のラツチ棒38と係止板35が台座31を保持
するラツチ装置を構成し、電磁石36がこのラツ
チ装置を解除する解除装置を構成している。
1aには電磁石36が設けられている。この電磁
石36の近傍にはアーム37が立設され、その上
端にはラツチ棒38が枢着されている。このラツ
チ棒38は電磁石36の上部を横切つて係止板3
5の上部水平板部材35aの方向へ伸長し、その
先端にはフツク38aが形成され、該フツク38
aは上部水平板部材35aの開口35bに係合可
能とされている。また、ラツチ棒38の枢着部3
8bより後方の端部38cにはスプリング39が
取付けられ、該ラツチ棒38のフツク38aを上
方へ持ち上げるような回動力を付与している。前
述のラツチ棒38と係止板35が台座31を保持
するラツチ装置を構成し、電磁石36がこのラツ
チ装置を解除する解除装置を構成している。
更に、装置本体の前方側における箱体11の壁
部は、その下端が扉11bとされて台座31の出
入口が形成されている。この扉11bはその下部
が底板11aにヒンジ止めされ、上部の把手部1
1cを持つて手前へ引き倒すように回動して開く
ように構成されている。これにより、炊飯器12
を乗せた台座31は底板11aから、引き倒され
た扉11bの内面上を走行して装置本体外へ引き
出すことができる。
部は、その下端が扉11bとされて台座31の出
入口が形成されている。この扉11bはその下部
が底板11aにヒンジ止めされ、上部の把手部1
1cを持つて手前へ引き倒すように回動して開く
ように構成されている。これにより、炊飯器12
を乗せた台座31は底板11aから、引き倒され
た扉11bの内面上を走行して装置本体外へ引き
出すことができる。
このような構成のならし装置30のセツト時に
は、台座31を装置本体の箱体11外へ扉11b
を開いて引き出し、その上に炊飯器12を乗せ、
次いで装置本体の箱体11内に台座31を格納す
る。その際、後端のコイルスプリング33をスト
ツパ板34に当接させ且つ圧縮させながら押し込
み、ある程度の反発力を受けた状態でラツチ棒3
8のフツク38aを係止板35の開口35bの内
縁部に引つ掛ける。このフツク38aと係止板3
5とは、台座31がコイルスプリング33を圧縮
しながら押し込まれた時所定の位置で自動的に係
止するように相互の長さなどが予め設計されて形
成されている。そして、この時に炊飯器12の蓋
13は操作者によつて適当な蓋保持装置50に保
持させられる。
は、台座31を装置本体の箱体11外へ扉11b
を開いて引き出し、その上に炊飯器12を乗せ、
次いで装置本体の箱体11内に台座31を格納す
る。その際、後端のコイルスプリング33をスト
ツパ板34に当接させ且つ圧縮させながら押し込
み、ある程度の反発力を受けた状態でラツチ棒3
8のフツク38aを係止板35の開口35bの内
縁部に引つ掛ける。このフツク38aと係止板3
5とは、台座31がコイルスプリング33を圧縮
しながら押し込まれた時所定の位置で自動的に係
止するように相互の長さなどが予め設計されて形
成されている。そして、この時に炊飯器12の蓋
13は操作者によつて適当な蓋保持装置50に保
持させられる。
このならし装置30は、後述するような一連の
米仕込動作の最終段階で第5図に示されるように
炊飯器12内の鍋に米が山盛り状態に仕込まれ、
蓋保持装置50が解除されて第2図に示されるよ
うに蓋13が閉鎖されると、制御装置25からの
制御により電磁石36が付勢されラツチ棒38を
吸引し、フツク38aと係止板35の開口35b
との係合を解除する。その結果、圧縮されていた
後端側のコイルスプリング33の弾発力により台
座31は前方へ飛び出し、そしてその勢いで前端
側のコイルスプリング33が扉11bに衝突して
台座31を後方へはね返えし、このようにして前
後のコイルスプリング33によつて台座31が前
後に水平振動を起す。これにより、炊飯器12内
の水が波打ち、この水の波打ち衝撃によつて米の
山がくずされ米が鍋内に平均的に散在させられる
こととなる。
米仕込動作の最終段階で第5図に示されるように
炊飯器12内の鍋に米が山盛り状態に仕込まれ、
蓋保持装置50が解除されて第2図に示されるよ
うに蓋13が閉鎖されると、制御装置25からの
制御により電磁石36が付勢されラツチ棒38を
吸引し、フツク38aと係止板35の開口35b
との係合を解除する。その結果、圧縮されていた
後端側のコイルスプリング33の弾発力により台
座31は前方へ飛び出し、そしてその勢いで前端
側のコイルスプリング33が扉11bに衝突して
台座31を後方へはね返えし、このようにして前
後のコイルスプリング33によつて台座31が前
後に水平振動を起す。これにより、炊飯器12内
の水が波打ち、この水の波打ち衝撃によつて米の
山がくずされ米が鍋内に平均的に散在させられる
こととなる。
次に、上述の如く構成された実施例に係る自動
米仕込装置10の動作は第4図のフローチヤート
図に示されるように制御装置25によりシーケン
シヤルに行なわれる。
米仕込装置10の動作は第4図のフローチヤート
図に示されるように制御装置25によりシーケン
シヤルに行なわれる。
すなわち、最初に、前述したように炊飯器12
をならし装置30の台座31に乗せて装置本体内
にセツトし、制御装置25の炊飯量調整部および
炊飯時間調整部をそれぞれセツトする。そして、
この自動米仕込装置10によつてどの動作まで行
なわせるかの選択スイツチを押し、動作の選択を
行なう。この選択スイツチとしては、米計量スイ
ツチ19a、炊飯スイツチ19b、および洗米ス
イツチ19cが装置本体上部の制御表示板19に
取付けられ、これらはすべて制御装置25に接続
されている。
をならし装置30の台座31に乗せて装置本体内
にセツトし、制御装置25の炊飯量調整部および
炊飯時間調整部をそれぞれセツトする。そして、
この自動米仕込装置10によつてどの動作まで行
なわせるかの選択スイツチを押し、動作の選択を
行なう。この選択スイツチとしては、米計量スイ
ツチ19a、炊飯スイツチ19b、および洗米ス
イツチ19cが装置本体上部の制御表示板19に
取付けられ、これらはすべて制御装置25に接続
されている。
いま、炊飯スイツチ19bを選択し、これを押
したとすると、炊飯器12の蓋13が開いている
か否かをリミツトスイツチ(図示せず)からの信
号を基に制御装置25が判断し、リミツトスイツ
チがオン即ち蓋保持装置50が蓋13を保持して
いれば、タイマーセツトされた動作開始時刻まで
待機状態に入る。もし、リミツトスイツチがオフ
であれば、直ちに警報ブザー等をならしセツト終
了直後に使用者にセツトの誤りを知らせる。
したとすると、炊飯器12の蓋13が開いている
か否かをリミツトスイツチ(図示せず)からの信
号を基に制御装置25が判断し、リミツトスイツ
チがオン即ち蓋保持装置50が蓋13を保持して
いれば、タイマーセツトされた動作開始時刻まで
待機状態に入る。もし、リミツトスイツチがオフ
であれば、直ちに警報ブザー等をならしセツト終
了直後に使用者にセツトの誤りを知らせる。
タイマーセツトされた動作開始時刻となると、
搬送装置15の搬送体16が排水側に揺動され
る。これにより洗米容器23aの底部開口が底板
23dによつて閉鎖される。次いで、計量装置2
2の計量枡22aが炊飯量セツトに基づいて所定
回転数だけ回転させられ、セツトされた米量が計
量され、シユート14に落されて洗米容器23a
内に入れられる。その後、ソレノイドバルブ24
cが開かれて洗米容器23a内に給水され、同時
に撹拌棒23bが回転されて洗米される。その
際、洗米容器23aの底部開口と底板23dとの
密閉性を完全なものとはせず、その閉鎖部から多
少水が漏れ出る程度としておく。その結果、洗米
された汚水は順次閉鎖部から漏れ出て搬送体16
を通つて排水受け部17に排水される。このよう
な洗米は、その汚水濁度を検出するか又は実験的
に割り出した時間が経過するかの方法により繰り
返えし行なわれる。そして、最終の洗米後は、ソ
レノイドバルブ24cは閉じられ、水切り(容器
23a内の水を全部排出)するまでの時間だけ全
ての動作が停止される。
搬送装置15の搬送体16が排水側に揺動され
る。これにより洗米容器23aの底部開口が底板
23dによつて閉鎖される。次いで、計量装置2
2の計量枡22aが炊飯量セツトに基づいて所定
回転数だけ回転させられ、セツトされた米量が計
量され、シユート14に落されて洗米容器23a
内に入れられる。その後、ソレノイドバルブ24
cが開かれて洗米容器23a内に給水され、同時
に撹拌棒23bが回転されて洗米される。その
際、洗米容器23aの底部開口と底板23dとの
密閉性を完全なものとはせず、その閉鎖部から多
少水が漏れ出る程度としておく。その結果、洗米
された汚水は順次閉鎖部から漏れ出て搬送体16
を通つて排水受け部17に排水される。このよう
な洗米は、その汚水濁度を検出するか又は実験的
に割り出した時間が経過するかの方法により繰り
返えし行なわれる。そして、最終の洗米後は、ソ
レノイドバルブ24cは閉じられ、水切り(容器
23a内の水を全部排出)するまでの時間だけ全
ての動作が停止される。
その後、搬送装置15の駆動装置が作動されて
搬送体16が揺動し、左端16aが下方へ傾いて
洗米容器23a底部開口の底板23dが開き、洗
米容器23a内の米を炊飯器12の鍋内へ流し込
む通路が確保される。しかし、水にぬれた米は洗
米容器23aの内壁に付着し、或いは搬送体15
にその大部分が落ちたとしても搬送体壁部への付
着のため炊飯器12内に自然に流れ落ることはほ
とんどない。そこで、次に、その米の量に応じた
水を炊飯器12へ供給することを兼ねて、所定時
間だけソレノイドバルブ24cを開き、洗米容器
23a内に必要量だけ給水する。その結果、洗米
容器23aや搬送体16に付着した米は洗い流さ
れるようにして炊飯器12の鍋内へ仕込まれる。
その時、洗米容器23a等に付着した米を完全に
流し落すため、給水パイプ24bの先端に散水具
を取付けておくこともよい。
搬送体16が揺動し、左端16aが下方へ傾いて
洗米容器23a底部開口の底板23dが開き、洗
米容器23a内の米を炊飯器12の鍋内へ流し込
む通路が確保される。しかし、水にぬれた米は洗
米容器23aの内壁に付着し、或いは搬送体15
にその大部分が落ちたとしても搬送体壁部への付
着のため炊飯器12内に自然に流れ落ることはほ
とんどない。そこで、次に、その米の量に応じた
水を炊飯器12へ供給することを兼ねて、所定時
間だけソレノイドバルブ24cを開き、洗米容器
23a内に必要量だけ給水する。その結果、洗米
容器23aや搬送体16に付着した米は洗い流さ
れるようにして炊飯器12の鍋内へ仕込まれる。
その時、洗米容器23a等に付着した米を完全に
流し落すため、給水パイプ24bの先端に散水具
を取付けておくこともよい。
次いで、洗米容器23aおよび搬送体16の洗
浄を行なうために、搬送体16は排水側に揺動さ
れ、所定時間だけ再び給水される。このような排
水体16の位置が本装置の動作に対して正確であ
るか否かは、各端部16a,16bが下方へ位置
した時に当接すべく配置されたリミツトスイツチ
18a,18bの信号を受けて制御装置25が判
断し、場合によつては駆動装置を作動させてその
位置を修正する。
浄を行なうために、搬送体16は排水側に揺動さ
れ、所定時間だけ再び給水される。このような排
水体16の位置が本装置の動作に対して正確であ
るか否かは、各端部16a,16bが下方へ位置
した時に当接すべく配置されたリミツトスイツチ
18a,18bの信号を受けて制御装置25が判
断し、場合によつては駆動装置を作動させてその
位置を修正する。
洗米容器23aの洗浄動作と同時に蓋保持装置
50が作動され、これにより、蓋13が閉鎖す
る。その後、ならし装置30が作動され、既に説
明したように鍋内で山のように盛り上がつた米は
平均的に散在させられる。その後所定時間米を水
に浸すため待機時間がとられ、次いで炊飯器12
の電源投入若しくはガス炊飯器であればバーナへ
の着火がなされる。
50が作動され、これにより、蓋13が閉鎖す
る。その後、ならし装置30が作動され、既に説
明したように鍋内で山のように盛り上がつた米は
平均的に散在させられる。その後所定時間米を水
に浸すため待機時間がとられ、次いで炊飯器12
の電源投入若しくはガス炊飯器であればバーナへ
の着火がなされる。
次に、米計量スイツチ19aを押した時には、
計量された米が洗米容器23aを通過してそのま
ま直接炊飯器12の鍋内へ供給されて蓋13が閉
じられ、ここでこの動作は終了する。
計量された米が洗米容器23aを通過してそのま
ま直接炊飯器12の鍋内へ供給されて蓋13が閉
じられ、ここでこの動作は終了する。
また、洗米スイツチ19cを押した時には、米
の計量から洗米および炊飯器12の鍋内への所定
量の給水と共に該米の仕込み、そして炊飯器12
の蓋閉じまでが行なわれて、この動作は終了す
る。
の計量から洗米および炊飯器12の鍋内への所定
量の給水と共に該米の仕込み、そして炊飯器12
の蓋閉じまでが行なわれて、この動作は終了す
る。
このような動作は、例えば焚き込み御飯などを
作る場合に利用される。叙上のような一連の動作
は制御装置25にマイクロコンピユーターなどを
使用すると容易に行なうことができる。
作る場合に利用される。叙上のような一連の動作
は制御装置25にマイクロコンピユーターなどを
使用すると容易に行なうことができる。
第3図aにはならし装置の他の実施例が示され
ている。この実施例のならし装置40は装置本体
の後方側に設けられた起動装置41を含み、該起
動装置41は箱体壁部内面に固定配置されたモー
タ42と該モータ42から上方へ伸長した回転軸
に取付けられた卵形のカム43(第3図b)とを
備えている。このカム43は、その周面が台座3
1に取付けられた横L字形の板44の上部水平板
部材44aの端面に衝突するようにほぼ同一の平
面内に位置決めされている。その他の構成は第1
の実施例におけるならし装置30と同じである。
ている。この実施例のならし装置40は装置本体
の後方側に設けられた起動装置41を含み、該起
動装置41は箱体壁部内面に固定配置されたモー
タ42と該モータ42から上方へ伸長した回転軸
に取付けられた卵形のカム43(第3図b)とを
備えている。このカム43は、その周面が台座3
1に取付けられた横L字形の板44の上部水平板
部材44aの端面に衝突するようにほぼ同一の平
面内に位置決めされている。その他の構成は第1
の実施例におけるならし装置30と同じである。
このならし装置40の動作については、第1の
実施例におけるならし装置30と同様に米仕込動
作の最終段階で蓋13が閉鎖されると制御装置2
5からの制御によりモータ42が駆動され、カム
43が回転して板44の上部水平板部材44aに
衝突して台座31を前方へ押す。前方へ押し出さ
れた台座31は前端のコイルスプリング33が扉
11bに当接して反発し再び台座31は後方へ移
動する。この時、カム43は第3図bに示される
ようにその突出カム面が板44と正反対の位置へ
向いて停止しているため、台座31は板44がカ
ム43に当接することなく後方へ進み、後端のコ
イルスプリング33がストツパ板34に当接して
反発し再び台座31は前方へ移動する。この台座
31の水平振動が減衰すると再びモータ43を駆
動させてカム43を回転し台座31に移動力を付
与する。このようにして台座31は連続的に加振
され、これにより、炊飯器12内の水が波打ち、
この水の波打ち衝撃によつて米の山が崩され米が
鍋内に平均的に散在させられ、確実な米のならし
を行なうことができる。
実施例におけるならし装置30と同様に米仕込動
作の最終段階で蓋13が閉鎖されると制御装置2
5からの制御によりモータ42が駆動され、カム
43が回転して板44の上部水平板部材44aに
衝突して台座31を前方へ押す。前方へ押し出さ
れた台座31は前端のコイルスプリング33が扉
11bに当接して反発し再び台座31は後方へ移
動する。この時、カム43は第3図bに示される
ようにその突出カム面が板44と正反対の位置へ
向いて停止しているため、台座31は板44がカ
ム43に当接することなく後方へ進み、後端のコ
イルスプリング33がストツパ板34に当接して
反発し再び台座31は前方へ移動する。この台座
31の水平振動が減衰すると再びモータ43を駆
動させてカム43を回転し台座31に移動力を付
与する。このようにして台座31は連続的に加振
され、これにより、炊飯器12内の水が波打ち、
この水の波打ち衝撃によつて米の山が崩され米が
鍋内に平均的に散在させられ、確実な米のならし
を行なうことができる。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明の自動米仕込装置
によれば、炊飯器内に落された米を鍋内に平均的
に散在させて仕込むことができることから自動米
仕込においても焚きむらのない正しい炊飯を行な
うことができる。
によれば、炊飯器内に落された米を鍋内に平均的
に散在させて仕込むことができることから自動米
仕込においても焚きむらのない正しい炊飯を行な
うことができる。
第1図は本発明の一実施例に係る自動米仕込装
置を概略的に示す構成説明図、第2図は前記自動
米仕込装置において炊飯器内の米と水をならすた
めのならし装置の一例を概略的に示す構成説明
図、第3図aは前記ならし装置の他の例を示す同
様な構成説明図、第3図bは第3図aのならし装
置における起動装置のカムを示す平面図、第4図
は前記自動米仕込装置の動作を説明するフローチ
ヤート図、第5図は炊飯器内に落された米の山盛
り状態を示す炊飯器の断面図である。 10……自動米仕込装置、11……箱体、12
……炊飯器、13……蓋、20……自動米仕込手
段、21……米貯蔵室、22……計量装置、23
……洗米装置、24……給水装置、25……制御
装置、30,40……ならし装置。なお、図中同
一符号は同一部分又は相当部分を示す。
置を概略的に示す構成説明図、第2図は前記自動
米仕込装置において炊飯器内の米と水をならすた
めのならし装置の一例を概略的に示す構成説明
図、第3図aは前記ならし装置の他の例を示す同
様な構成説明図、第3図bは第3図aのならし装
置における起動装置のカムを示す平面図、第4図
は前記自動米仕込装置の動作を説明するフローチ
ヤート図、第5図は炊飯器内に落された米の山盛
り状態を示す炊飯器の断面図である。 10……自動米仕込装置、11……箱体、12
……炊飯器、13……蓋、20……自動米仕込手
段、21……米貯蔵室、22……計量装置、23
……洗米装置、24……給水装置、25……制御
装置、30,40……ならし装置。なお、図中同
一符号は同一部分又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 1 米の貯蔵から計量および洗米をして炊飯器の
鍋内に洗米された米と共にこれに対応した水を供
給する一連の仕事を自動的に行なう自動米仕込手
段と、前記炊飯器を載置すると共に水平方向に振
動可能に支持された台座および該台座を水平方向
に振動させる励振手段を備え、前記炊飯器の鍋内
に仕込まれた米を前記鍋内に平均的に散在させる
ならし装置とを含んでなる自動米仕込装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4992385A JPS61209613A (ja) | 1985-03-13 | 1985-03-13 | 自動米仕込装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4992385A JPS61209613A (ja) | 1985-03-13 | 1985-03-13 | 自動米仕込装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61209613A JPS61209613A (ja) | 1986-09-17 |
JPH0313884B2 true JPH0313884B2 (ja) | 1991-02-25 |
Family
ID=12844533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4992385A Granted JPS61209613A (ja) | 1985-03-13 | 1985-03-13 | 自動米仕込装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61209613A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4831506B2 (ja) * | 2001-06-26 | 2011-12-07 | 永田醸造機械株式会社 | 味噌等の仕込原料の非接触型踏込装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56136718A (en) * | 1980-03-31 | 1981-10-26 | Nuclear Fuel Ind Ltd | Carrying method for article of cylindrical shape by using wire |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6025952Y2 (ja) * | 1982-07-29 | 1985-08-05 | 株式会社中西製作所 | 炊飯用水の供給装置 |
-
1985
- 1985-03-13 JP JP4992385A patent/JPS61209613A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56136718A (en) * | 1980-03-31 | 1981-10-26 | Nuclear Fuel Ind Ltd | Carrying method for article of cylindrical shape by using wire |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61209613A (ja) | 1986-09-17 |
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