JPH03914Y2 - - Google Patents

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JPH03914Y2
JPH03914Y2 JP11500885U JP11500885U JPH03914Y2 JP H03914 Y2 JPH03914 Y2 JP H03914Y2 JP 11500885 U JP11500885 U JP 11500885U JP 11500885 U JP11500885 U JP 11500885U JP H03914 Y2 JPH03914 Y2 JP H03914Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は貯蔵された米を炊飯可能な状態にする
一連の仕事を自動的に行う自動米仕込装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
この種の従来装置を第2図〜第5図に示す。
第2図には従来の自動米仕込装置10が概略的
に示されている。この自動米仕込装置10は、米
の貯蔵から計量および洗米をして炊飯器の鍋内に
洗米された米と共にこれに対応した量の水を供給
する一連の仕事を自動的に行なう自動米仕込手段
20を備え、該自動米仕込手段20は、装置本体
11内の上部に配置された米貯蔵室21と、該米
貯蔵室21の下端に設けられた米貯蔵室21から
の米を計量する米計量装置22と、この計量装置
22の下方に配置され計量された米を受けて洗米
する洗米装置23と、この洗米装置23の上方に
あつて該洗米装置に給水し且つ炊飯器にも必要量
の水を供給する給水装置24と、洗米装置23の
下方にあつて洗米汚水の排水と洗米後の水の炊飯
器への投入とを分流する搬送装置15と、これら
各構成部分に電気的に接続され各部分の動作を制
御する制御装置25とを含んで構成されている。
すなわち、米貯蔵室21はホツパー状を呈し、
その底部には開口が形成されている。この米貯蔵
室の底部外側部には計量装置22を構成する円形
状の枡22aが回転可能に設置されている。この
枡22aは上下開放の筒状体の内部を放射状に伸
長する十字の仕切壁で仕切られて4室に分割さ
れ、これりより該枡22aが1/4回転するごとに
規定容量の米を計量することができる。この枡2
2aは筒状体の外周壁に摩擦接触させられた伝達
円板22bを回転するモータ22cによつて回転
され、該モータ22cは制御装置25に電気的に
接続されて枡22aの回転を実質的に制御する。
枡22aを収容するケーシング22dの下板に
は該枡22aの一室の開口形状にほぼ同じ形状の
米投下口が形成され、米貯蔵室21から枡22a
の一室に投入された米は枡22aの回転によつて
その一室が米投下口に整合した時米投下口から下
方へ落下する。米の投下口からの落下位置にはこ
の米を受けて洗米装置23の容器23aへ落し込
むシユート14が配置されている。洗米装置23
の容器23aは上下開放の筒状容器で、その内部
には撹拌板23bが配置されている。この撹拌板
23bの上端棒状部分は容器23aの上方に配置
されたモータ23cの回転軸に連結されている。
ところで、この洗米容器23aの底部開口は、
底板23dによつて開閉自在となつており、この
底板23dの開閉は搬送装置15に連動して行な
われるようになつている。すなわち、搬送装置1
5は、第3図および第4図に示されるように樋状
の搬送体15aを有し、この搬送体15aはその
ほぼ中間部が洗米容器23aの直下に位置するよ
うに配置されている。そして、この搬送体15a
の中間部におけるその底部裏面であつて洗米容器
23aの垂直中心軸線上には半円形状の支持板1
5bが固着され、その支持板15bに枢着ピンが
通され、これによつて搬送体15aがシーソーの
ように揺動可能とされている。
この支持板15bの半円形周囲部にはラツクが
創設され、搬送体15aの下部適所に配置された
モータ16aの回転軸に固着された歯車16bと
噛合されている。その結果、モータ16aの駆動
によつて支持板15bを回転させることにより搬
送体15aをシーソーのように揺動させることが
できる。
洗米容器23aの底部開口を開閉する底板23
dは底部開口の外側部で枢着支持され、該枢着支
持部に設けたばねなどにより常に開放する方向即
ち第1図に示されるように下方へ開くようなばね
力が加えられ、その自由端は常に搬送体15aの
搬送路面を押圧するように接触されている。従つ
て、底板23dの自由端は、搬送体15aの同方
向側端部(第2図および第3図の場合左側端部1
5c)の上下動即ち搬送体15aのシーソ運動に
伴つて同様に上下動し、洗米容器23aの底部開
口を開閉する。この搬送体15aを揺動運動させ
るためのモータ16aおよび撹拌板23bを回転
させるためのモータ23cは共に制御装置25に
電気的に接続されている。
洗米装置23の上部には給水装置24が設置さ
れ、当該給水装置24は適当な水源に接続された
受水タンク24aと、該受水タンク24aの底部
に一端を接続され且つ他端を洗米容器23aの上
部開口に臨ませた給水パイプ24bと、この給水
パイプ24bに設けられ該パイプを流れる水の量
を制御するソレノイドバルブ24cとから構成さ
れている。このソレノイドバルブ24cは制御装
置25に電気的に接続され、その開時間が制御さ
れる。装置本体11内の最下部には、前述した搬
送装置15の搬送体15aがその右端15dを下
にするように揺動した時該搬送体15aの右端1
5dから流れ落ちる水を排水する排水受け部17
が配置されている。また、搬送体15aがその左
端15cを下にするように揺動した時この左15
cから流れ落ちる水と米を受け得る位置に炊飯器
12が置かれている。
この位置において炊飯器12の蓋13は、内部
の鍋に搬送体15aの左端15cから流れ落ちた
米と水が入るように開かれている。その際、装置
本体11内の所定位置に取付けられた炊飯器蓋保
持装置30は蓋13の上面に形成された把つ手部
13aを握持し当該蓋13を中開き即ち蓋13の
開き角度が90度以下の範囲で開いている状態で保
持する。
このように構成された従来の自動米仕込装置1
0の動作は第5図のフローチヤート図に示される
ように制御装置25によりシーケンシヤルに行な
われる。
すなわち、米貯蔵室21内に米が貯蔵されてい
ないとすれば、最初に貯蔵室21内に米を投入す
る。次いで、炊飯器12の蓋13を炊飯器蓋保持
装置30に圧入してラツチし、制御装置25の炊
飯量調整部および炊飯時間調整部をそれぞれセツ
トする。そして、この自動米仕込装置10によつ
てどの動作まで行なわせるかの選択スイツチを押
し、動作の選択を行なう。この選択スイツチとし
ては、米計量スイツチ19a、炊飯スイツチ19
b、および洗米スイツチ19cが装置本体11上
部の制御表示板19に取付けられ、これらはすべ
て制御装置25に接続されている。
いま、炊飯スイツチ19bを選択して、これを
押したとすると、炊飯器12の蓋13が開いてい
るか否かをリミツトスイツチ(図示せず)からの
信号を基に制御装置25が判断し、リミツトスイ
ツチがオン即ち炊飯器蓋保持装置30が蓋13を
保持していれば、タイマーセツトされた動作開始
時刻まで待機状態に入る。もし、リミツトスイツ
チがオフであれば、直に警報ブザー等をならしセ
ツト終了直後に使用者にセツトの誤りを知らせ
る。
タイマーセツトされた動作開始時刻となると、
搬送装置15の搬送体15aが排水側に揺動され
る。これにより洗米容器23aの底部開口が底板
23dによつて閉鎖される。次いで、計量装置2
2の枡22aが炊飯量セツトに基づいて所定回転
数だけ回転させられ、セツトされた米量が計量さ
れ、シユート14に落されて洗米容器23a内に
入れられる。その後、ソレノイドバルブ24cが
開かれて洗米容器23a内に給水され、同時に撹
拌板23bが回転されて洗米される。その際、洗
米容器23aの底部開口と底板23dとの密閉性
を完全なものとはせず、その閉鎖部から多少水が
漏れ出る程度としておく。その結果、洗米された
汚水は順次閉鎖部から漏れ出て搬送体15aを通
つて排水受け部17に排水される。このような洗
米は、その汚水濁度を検出するか又は実験的に割
り出した時間が経過するかの方法により繰り返え
し行なわれる。そして、最終の洗米後はソレノイ
ドバルブ24cは閉じられ、水切り(容器23a
内の水を全部排出)するまでの時間だけ全ての動
作が停止される。
その後、搬送装置15の駆動モータ16aが作
動されて搬送体15aが揺動し、左端15cが下
方へ傾むいて洗米容器23a底部開口の底板23
dがその自重で回動して開き、洗米容器23a内
の米を炊飯器12の鍋内へ流し込む通路が確保さ
れる。しかし、水にぬれた米は洗米容器23aの
内壁に付着し、或いは搬送体15aにその大部分
が落ちたとしても搬送体壁部への付着のため炊飯
器12内に自然に流れ落ることはほとんどない。
そこで、次に、その米の量に応じた水を炊飯器1
2へ供給することを兼ねて、所定時間だけソレノ
イドバルブ24cを開き、洗米容器23a内に必
要量だけ給水する。その結果、洗米容器23aや
搬送体15aに付着した米は洗い流されるように
して炊飯器12の鍋内へ仕込まれる。その時、洗
米容器23a等に付着した米を完全に流し落すた
め、給水パイプ24bの先端に散水具を取付けて
おくこともよい。
次いで、洗米容器23aおよび搬送体15aの
洗浄を行なうために、搬送体15aは排水側に揺
動され、所定時間だけ再び給水される。このよう
な搬送体15aの位置が本装置の動作に対して正
確であるか否かは、各端部15c,15dが下方
へ位置した時に当接すべく配置されたリミツトス
イツチ18a,8bの信号を受けて制御装置25
が判断し、場合によつては駆動装置を作動させて
その位置を修正する。
洗米容器23aの洗浄動作と同時に炊飯器蓋保
持装置30の電磁石(図示せず)が作動され、こ
れにより、当該保持装置30による蓋13の把つ
手部13aの握持が解除され、蓋13がその自重
で落下して閉鎖する。しかし、炊飯器12の鍋内
に落し込まれた米と水のうち、米は落ちたその位
置で山のように盛り上がつた状態となり、鍋内に
平均的に散在しない。そのため、炊飯器12は装
置本体11内底部に配置された適当な振動台の上
に乗せられ、図示しない揺動装置により水平振動
を与えて鍋内の水を利用して散在させることが好
ましい。その後所定時間米を水に浸すため待機時
間がとられ、次いで炊飯器12の電源投入若しく
はガス炊飯器であればバーナへの着火がなされ
る。
次に、米計量スイツチ19aを押した時には、
計量された米が洗米容器23aを通過してそのま
ま直接炊飯器12の鍋内へ供給されて蓋13が閉
じられ、ここでこの動作は終了する。
また、洗米スイツチ19cを押した時には、米
の計量から洗米および炊飯器12の鍋内への所定
量の給水と共に仕込み、そして炊飯器12の蓋閉
じまでが行なわれて、この動作は終了する。この
ような動作は、例えば焚き込み御飯などを作る場
合に利用される。叙上のような一連の動作は制御
装置25にマイクロコンピユーターなどを使用す
ると容易に行なうことができる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかるに、上記した従来の自動米仕込装置にお
いては、搬送体15aの位置検出をマイクロスイ
ツチ18a,18bにより行つており、このマイ
クロスイツチ18a,18bが配置される場所が
水の飛散する場所であるため、マイクロスイツチ
18a,18bの不良を生じ易かつた。
本考案は上記した従来の問題点を解決するため
に成されたものであり、マイクロスイツチなどの
故障がなく、信頼性の高い自動米仕込装置を得る
ことを目的とする。
〔問題点を解決するたの手段〕
本考案に係る自動米仕込装置は、搬送体の位置
検出を搬送体が炊飯器側および排水側と当接した
際のそのモータ電流の変化により行うようにした
ものである。
〔作用〕
本考案においては、搬送体が炊飯器側および排
水側と当接するようにしており、この当接した際
にはモータ電流が増大するので、このモータ電流
の変化により搬送体が炊飯器側あるいは排水側と
当接した位置にあることを検出することができ
る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面とともに説明す
る。本実施例においては、第6図に示すようにモ
ータ16aにより搬送体15aの一端15dを下
方に回動した(左回り)とき排水受け部17と当
接し、他端15cを下方に回動した(右回り)と
き炊飯器12と当接する。又、第1図において、
26,27は接点、28,29はコンパレータ、
31は電流検出抵抗である。他の構成は従来と同
じである。
上記構成において、洗米の汚水を排水受け部1
7に搬送する際には搬送体15aが第6図におい
て左回りするよう制御装置25から指令が出さ
れ、これに応じて接点26が閉じられてモータ1
6aには(+)12Vが印加され、モータ16aは
左回りに回転する。これにより、搬送体15aは
排水受け部17に当接するまで回動する。モータ
16aの電流は抵抗31により検出され、その電
圧は第7図に示すように搬送体15aが排水受け
部17に当接するまではvで一定であり、当接が
行われるとモータ16aがロツクされ、ロツク電
流に対応した電圧Vとなる。従つて、コンパレー
タ28の基準電圧V0と比較し、Vが流れたこと
を検出して搬送体15aが排水側と当接したこと
を検出する。又、洗米および水を炊飯器12内に
導くときには、制御装置25から右回りの指令が
出され、接点27が閉じられる。これにより、モ
ータ16aに(−)12Vが印加され、モータ16
aは右回りに回転し、搬送体15aの一端15c
は炊飯器12と当接し、やはり電圧が増大する。
第8図は本考案の他の実施例を示し、排水側の
回転指令と電流変化が両方とも満足させられた場
合にはじめて位置検出をを確認したものとし、炊
飯器12側でも同様である。
〔考案の効果〕
以上のように本考案においては、搬送体が排水
側あるいは炊飯器側に当接した際の駆動モータ電
流の変化により、搬送体の位置検出を行つてお
り、従来のようにマイクロスイツチを設けないの
で水の飛散による故障を生じることがなく、信頼
性の高い自動米仕込装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の要部回路図、第2図は従
来装置の構成図、第3図および第4図は夫々従来
の搬送装置部分の縦断正面図および底面図、第5
図は従来装置のフローチヤート、第6図は本考案
装置の要部断面図、第7図は本考案装置の要部回
路動作特性図、第8図は本考案装置の他の実施例
における位置検出回路図である。 12……炊飯器、15……搬送装置、15a…
…搬送体、16a……モータ、21……米貯蔵
室、22……計量装置、23……洗米装置、24
……給水装置、25……制御装置。なお、図中同
一符号は同一部分又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 米の貯蔵から計量および洗米をして炊飯器の
    鍋内に洗米された米と共にこれに対応した水を
    供給する一連の仕事を自動的に行う自動米仕込
    装置において、洗米の際の汚水を一端から排水
    側に搬送するとともに洗米された米とこれに対
    応した水を他端から炊飯器に搬送する樋状の搬
    送体をモータにより揺動自在に設け、この搬送
    体の位置検出を搬送体が炊飯器側および排水側
    と当接した際のモータ電流の変化により行うよ
    うにしたことを特徴とする自動米仕込装置。 (2) 前記搬送体の位置検出をモータ電流の変化と
    モータの回転方向指示指令のアンド条件により
    行うようにしたことを特徴とする実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の自動米仕込装置。
JP11500885U 1985-07-26 1985-07-26 Expired JPH03914Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11500885U JPH03914Y2 (ja) 1985-07-26 1985-07-26

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JP11500885U JPH03914Y2 (ja) 1985-07-26 1985-07-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6223623U JPS6223623U (ja) 1987-02-13
JPH03914Y2 true JPH03914Y2 (ja) 1991-01-14

Family

ID=30998265

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11500885U Expired JPH03914Y2 (ja) 1985-07-26 1985-07-26

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JPS6223623U (ja) 1987-02-13

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