JPH03131657A - シリコーンゴム組成物 - Google Patents

シリコーンゴム組成物

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JPH03131657A
JPH03131657A JP27102389A JP27102389A JPH03131657A JP H03131657 A JPH03131657 A JP H03131657A JP 27102389 A JP27102389 A JP 27102389A JP 27102389 A JP27102389 A JP 27102389A JP H03131657 A JPH03131657 A JP H03131657A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の目的J (産業上の利用分野) 本発明は、有機ハロゲン化合物を含有するシリコーンゴ
ム組成物に係り、さらに詳しくは有機ハロゲン化合物に
よる付与性能の低下が極めて少ないシリコーンゴム組成
物に関する。
(従来の技術) 従来から、硬化してシリコーンゴムとなるシリコーン組
成物はよく知られており、その耐候性、耐熱性、耐寒性
、電気絶縁性などの優れた性質を利用して、電気電子部
品のボッティング材、コーテイング材、型取り用などの
成形材料、電線用材料などに広く使用されている。また
、このシリコーンゴム組成物に各種添加剤を配合するこ
とによって、たとえば難燃性や防カビ性などの所望の性
能を付与して用いることも行われている。
上述した難燃性や防カビ性を付与する添加剤としては、
たとえばデカブロモジフェニルオキサイド、テトラクロ
ルイソフタロニトリルなどのハロゲンを含む有機化合物
が知られており、これらの機能を付与する目的で適量配
合される。
(発明が解決しようとする課8) しかしながら、上述したような有機ハロゲン化合物は、
概して光(特に紫外線)や熱的要因によって分解しやす
く、徐々にハロゲンラジカルやハロゲン化水素などをJ
!させることから、長期IB1にわたって付与機能を保
持させることが困難であり、またその遊離によってシリ
コーンゴムの着色や呈色を招いたり、さらにシリコーン
ゴム本来の特性劣化を促進してしまうなどの問題があっ
た。
このような問題に対し、シリコーンゴムの着色や呈色に
対しては、予めシリコーンゴム組成物に71:A色の顔
料を配合するなどの方法により覆うことは可能であって
も、添加剤としての機能低下やシリコーンゴム本来の特
性劣化を防止することは不可能であった。
上述したように、有機ハロゲン化合物を用いた添加剤は
、分解によって付与機能が低下したり、シリコーンゴム
本来の特性を劣化させてしまうため、それらを長期間に
わたって維持させるために、シリコーンゴム内で有機ハ
ロゲン化合物を安定化させることが重要な課題となって
いる。
本発明は、このような課題に対処するためになされたも
ので、シリコーンゴム中における添加剤としての有機ハ
ロゲン化合物を安定化することにより、紫外線や熱など
による付与機能やシリコーンゴム本来の特性の劣化の極
めて少ないシリコーンゴム組成物を提供することを目的
とするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段と作用) 本発明者はこのような組成物を得るべく鋭意検討を重ね
た結果、有機ハロゲン化合物を含有するシリコーンゴム
組成物に、ハイドロタルサイト類化合物を適量配合する
ことにより、上述の[1的が達成されることを見出し、
ここに本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、有機ハロゲン化合物を含有するシリ
コーンゴム組成物において、前記有機ハロゲン化合物の
ハロゲン元素の量として 100重量部に対し、ハイド
ロタルサイト類化合物を3重量部以上配合してなること
を特徴とするものである。
本発明のシリコーンゴム組成物は、常温または加熱など
によって硬化させることによりゴム弾性体となる(A)
ポリオルガノシロキサン組成物を主とするものであり、
これに適量の(B)有機/10ゲン化合物と(C)ハイ
ドロタルサイト類化合物とを配合したものである。
上記(A)成分のポリオルガノシロキサン組成物は、基
本的にはCa)ポリオルガノシロキサンベースポリマー
と(b)硬化剤と、必要に応じて補強用充填剤や各種添
加剤などとを均一に分散させたものである。
このような組成物に用いられる各種成分のうち、(a)
のポリオルガノシロキサンベースポリマーと(b)の硬
化剤とは、ゴム弾性体を得るための反応機構に応じて適
宜に選択されるものである。
その反応機構としては、■有機過酸化物加硫剤による架
橋方法、■縮合反応による方法、■付加反応による方法
などが知られており、その反応機構によって、(a)成
分と(b)成分すなわち硬化J+1触媒もしくは架橋剤
との好ましい組合せが決まることは周知である。
すなわち、上記■の架橋方法を適用する場合においては
、通常、(a)成分のベースポリマーと1−では、1分
子中のケイ素原子に結合した有機基のうち、少なくとも
2個がビニル基であるポリジオルガノシロキサンが用い
られる。また、(b)成分の硬化剤としては、ベンゾイ
ルペルオキシド、2.4−ジクロロベンゾイルペルオキ
シド、ジクミルペルオキシド、クミル−t−ブチルペル
オキシド、2.5−ジメチル−2,5−ジ−t−ブチル
ペルオキシヘキサン、ジ−t−ブチルペルオキシドなど
の各種の有機過酸化物加硫剤が用いられ、特に低い圧縮
永久歪みを与えることから、ジクミルペルオキシド、ク
ミル−1−ブチルペルオキシド、2.5−ジメチル2.
5−ジ−t−ブチルペルオキシヘキサン、ジー1−ブチ
ルペルオキシドが好ましい。なお、これらの有機過酸化
物加硫剤は、1種または2種以上の混合物として用いら
れる。
(b)成分の硬化剤である有機過酸化物の配合量は、(
a)成分のベースポリマー100重量部に対して、0.
05〜15重量部の範囲が好ましい。有機過酸化物の配
合量が0.05重量部未満では加硫が充分に行われず、
15重量部を超えて配合してもそれ以上の格別の効果が
ないばかりか、得られたシリコーンゴムの物性に恕影響
を与えることがあるからである。
また、上記■の縮合反応を適用する場合においては、(
a)成分のベースポリマーとしては両末端に水酸基を有
するポリジオルガノシロキサンが用いられる。(b)成
分の硬化剤としては、架橋剤としてメチルトリメトキシ
シラン、フェニルトリメトキシシラン、ビニルトリメト
キシシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリプ
ロポキシシラン、エチルオルソシリケート、プロピルオ
ルソシリケートおよびそれらの部分加水分解・縮り物な
どが、また硬化用触媒として鉄オクトエート、コバルト
オクトエート、マンガンオクトエート、スズナフチネー
ト、スズカプリレート、スズオレエートのようなカルボ
ン酸金属塩;ジブチルスズジラレ−ト、ジメチルスズジ
ラウレート、ジブチルスズジアセテート、ジブチルスズ
ジオクトエート、ジブチルスズジラウレート、ジブチル
スズジアセテート、ジフェニルスズジアセテート、酸化
ジブチルスズ、ジブチルスズジメトキシド、ジブチルビ
ス(トリエトキシシロキシ)スズ、ジオクチルスズジラ
ウレートのような有機スズ化合物が用いられる。
(b)成分の硬化剤のうち、上記型)ム剤の配合量は(
a)成分100重量部に対し、0.1〜20重量部が好
ましい。架橋剤の使用量が0.1重量部未満では、硬化
後のゴムに十分な強度が得られず、また20重量部を超
えると得られるゴムが脆くなり、いずれも実用に耐え難
たい。また、硬化用触媒の配合量は0.01〜5重量部
が好ましい。これより少ない量では硬化用触媒として不
十分であって、硬化に長時間を要し、また空気との接触
面から遠い内部での硬化が不良となる。他方、これより
も多い場合には、保存安定性が低下j、てしまう。より
好ましい配合量の範囲としては、0.1〜3重聞部の範
囲である。
上記■の付加反応を適用する場合の(a)成分のベース
ポリマーとしては、上記■におけるベースポリマーと同
様なものが用いられ、また(b)成分の硬化剤としては
、硬化用触媒として塩化白金酸、白金オレフィン錯体、
白金ビニルシロキザン錯体、白金黒、白金トリフェニル
ホスフィン錯体などの白金系触媒が用いられ、架橋剤と
してケイ素原子に結合した水素原子が1分子中に少なく
とも平均2個を超える数を有するポリジオルガノシロキ
サンが用いられる。
(b)成分の硬化剤のうち、硬化用触媒の配合量は、(
a)成分に対し白金原子の二として1〜1100ppの
範囲となる瓜が好ましい。硬化用触媒の配合量が白金原
子の量として1ppg+未満では、充分に硬化が進行せ
ず、また1100ppを超えても特に硬化速度の向上な
どが期待できない。また、架橋剤の配合量は、(a)成
分中のアルケニルM1個に対し、架橋剤中のケイ素原子
に結合した水素原子が0.5〜4.0個となるような量
が好ましく、さらに好ましくは1.0〜3.0個となる
ような量である。水素原子の量が0.5個未満である場
合は、組成物の硬化が充分に進行せずに、硬化後の組成
物の硬さが低くなり、また水素原子の量が4,0個を超
えると硬化後の組成物の物理的性質と耐熱性が低下する
以上のような各種の反応機構において用いられる(a)
成分のポリオルガノシロキサンベースポリマーの有機基
は、1価の置換または非置換の炭化水素基であり、メチ
ル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、
ドデシル括のようなアルキル基、フェニル基のようなア
リール基、β−フェニルエチル基、β−フェニルプロピ
ル基のようなアラルキル基などの非置換の炭化水素基や
、クロロメチル基、3.3.3−トリフルオロプロピル
基などの置換炭化水素基が例示され、−船釣にはメチル
基が合成のしやすさなどから多用される。
なお、上記ポリオルガノシロキサン組成物には、充填剤
、顔料、耐熱性向上剤、接着助剤などを随時付加的に配
合してもよく、本発明の効果を損オ)ない範囲で他のポ
リオルガノシロキサンを併用してもよい。このようなも
のとしては、通常、煙霧質シリカ、沈澱法シリカ、けい
そう土などの補強性充填剤、酸化チタン、酸化アルミニ
ウム、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化セリウム、マイカ、クレ
イ、グラファイト、炭酸亜鉛、炭酸マンガン、水酸化セ
リウム、ガラスピーズ、ポリジメチルシロキサン、アル
ケニル基含有ポリシロキサンなどが例示される。
本発明のシリコーンゴム組成物における(B)成分の有
機ハロゲン化合物は、たとえば難燃性や防カビ性などを
付与するための添加剤として配合されるものである。
このような用途の有機ハロゲン化合物としては、ヘキサ
ブロモシクロドデカン、ヘキサブロモベンゼン、ビス(
ブロモエチルエーテル)テトラブロモビスフェノールA
、  トリス(2,3−ジブロモプロピル)イソシアヌ
レート、2.2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブ
ロモフェニル)プロパン、2.2−ビス(4−ヒドロキ
シエトキシル3.5−ジブロモフエニル)プロパン、デ
カブロモジフェニルオキサイドなどの難燃性付与剤;ベ
ンジルブロモアセテート、α−ブロムシンナムアルデヒ
ド、テトラクロロイソフタロニトリル、4−クロロフェ
ニル−3°−ヨードプロパギルホルマール、2,3.3
−1−リョードアリルアルコール、ペンタクロロフェニ
ルラウレート、2゜3.5.8−テトラクロロ−4−(
メチルスルフォニル)−ピリジン、N−(フルオロジク
ロロメチルチオ)−フタルイミド、N−ジメチル−N′
−フェノール−N′−(フルオロジクロロメチルチオ)
−スルファミドなどの防カビ剤が例示される。
これらの有機ハロゲン化合物の配合量はその目的により
異なり、特に規制されるものではないが、上記難燃性付
与剤においては、(A)成分中の(a)のベースポリマ
ー100重量部に対し、0.0001〜5重量部の範囲
が好ましく、さらに好ましくは0.001〜2重量部の
範囲である。上記1、たような有機ハロゲン化合物の配
合;が少なすぎると難燃性付与効果が顕著でなく、また
多すぎると有機ハロゲン化合物の分解を充分に抑制する
ことが困難となり、分解生成物による硬化後のシリコー
ンゴムに悪影響を及ぼす恐れがある。
また、防カビ剤においては、(A)成分中の(a)のベ
ースポリマー100重量部に対し、0.5〜10重量部
の範囲が好ましく、さらに好ましくは0.5〜5重量部
の範囲である。上記したような有機ハロゲン化合物の配
合量が少なすぎると防カビ効果が顕著でなく、また多す
ぎると有機ハロゲン化合物の分解を充分に抑制すること
が困難となり、分解生成物による硬化後のシリコーンゴ
ムに悪影響を及ぼす恐れがある。
また、これらの有機ハロゲン化合物による添加剤、特に
難燃性付与剤は、他の有機ポリマーに配合する際と比較
して、シリコーンゴム組成物に配合する場合、極めて少
量で効果を発揮するのが特徴であり、またこのような難
燃付与剤の効果からは臭素含有瓜50%以上のものが好
ましく、さらに環状結合を有する化合物であることが好
ましい。
本発明のシリコーンゴム組成物における(C)成分のハ
イドロタルサイト類化合物は、前述の有機ハロゲン化合
物を含有するシリコーンゴム組成物に配合することによ
り、該組成物の有機ハロゲン化合物の付与特性を維持さ
せる本発明における特徴的な成分である。
上記(C)成分のハイドロタルサイト類は、−数式: %式%] (式中、M2+はM g2 +、Hn2+、Co2+、
Co2+、NI2+、2÷   24        
          3+     34    3+
Cu  % Zn  などの2価金属を、g はAt 
 、PeC「3+、Co3+1n3+などの3価金属を
、八〇−はOH−2− F  SC1、Or  、N03% CO3、SO4− Fe(CN)6、CI(3COO−シュウ酸イオン、サ
リチン酸イオンなどの 0価のアニオンを示し、Xは0
<X≦0.33を満足する数である。)で表される不定
比化合物であり、ソ連のウラル地方やノルウェーのスナ
ルムなどで天然に産出されるほか、米国特許第3.53
9.30G号公報、同第3.1350,704号公報な
どに記載された方法で工業的に生産される。
上記ハイドロタルサイト類化合物の配合量は、(B)成
分の有機ハロゲン化合物のハロゲン元素の量として10
0重量部に対し 3ffiffiR((以上であり、好
ましくは5〜50重量部の範囲である。ハイドロタルサ
イト類化合物の配合量が3 Ffi m部未満というよ
うにあまり少なすぎると、(B)成分によって付与され
る特性を充分に維持することができないためである。た
だし、多すぎると有機ハロゲン化合物の配合効果を損な
う恐れがある。
また、本発明のシリコーンゴム組成物には、CB)成分
の有機ハロゲン化合物の安定化の目的で、炭酸カルシウ
ム粉末を配合することも有効である。この炭酸カルシウ
ム粉末は脂肪酸などで表面処理を施しであるものでもよ
いが、本発明の効果からは表面処理を施していないもの
の方が好ましい。この炭酸カルシウム粉末の配合量は、
本発明の組成物の特性を損なわない範囲で適宜設定され
るものであるが、本発明の組成物100重量部に対し5
0重量部以下、 1〜30重量部が好ましい。
(実施例) 以下、本発明の実施例について説明する。なお、以下の
文中におけるF部Jは、全て「重量部を示すものとする
実施例1(過酸化物加硫型) 末端がトリメチルシリル基で閉塞され、メチルビニルシ
ロキサン単位を0.15モル%含有するポリジメチルシ
ロキサン(ffi合度約6000)  100部に、加
工助剤として末端にメト午シ基を有するポリジメチルシ
ロキサン(粘度20cSt ) 1.0部、亜リン酸ト
リフェニルの塩化白金酸の反応錯体く白金元素量として
5%)0.2部および難燃剤であるトリス(2,3−ジ
ブロモブaビル)イソシアヌレート(臭素含有量66%
)1部をニーダ−に仕込み、回転速度30r、I)、f
fiで煙霧質シリカ・アエロジル200  (商品名、
日本アエロジル■社製)40部を徐々に加えて混練し、
さらに 160℃に昇温しで混線を2時間行って、シリ
コーンゴムコンパウンドを調整した。
これに、2,5−ジメチル−2,5−ジターシャリ−ブ
チルパーオキシヘキサン0.5部を均一に混合してベー
スとなる試料組成物Aを調整した。
次に、上記試料組成物Aにハイドロタルサイ!・類化合
物・DHT−4A (商品名、協和化学工業■社製)お
よび炭酸カルシウム・スーパーSS (商品名、丸尾カ
ルシウム観社製)を第1表に示す割合でそれぞれ配合し
、均一に混合して3種類のシリコーンゴム・組成物1−
1〜1−3を得た。
これらシリコーンゴム組成物1−4〜13を、それぞれ
2■厚シートとして 170℃、10分間の条件でプレ
ス加硫を行った後、二次加硫として200℃4時間の条
件であと加硫を行い、常温に戻してそれぞれシリコーン
ゴムシートを得た。
このようにして得た各シリコーンゴムシートに対して、
200℃にて14日間の加熱処理を施し、それぞれ常温
に戻した後に、ハロゲンの定量および[IL94V I
:uづく難燃性評価試験を行った。その結果を合せて第
1表に示す。
なお、表中の比較例1は、ハイドロタルサイト類化合物
を配合せず、試料組成物Aをそのまま同様な条件で加硫
したものである。
(以下余白) 第 表 第1表の結果から明らかなように、実施例1の各シリコ
ーンゴム組成物によるゴムシートは、それぞれ加熱処理
後におけるハロゲン残留率が高く、有機ハロゲン化合物
の分解を効果的に抑制していることが分る。また、それ
によって加熱処理後においても良好な難燃性を示してい
る。
実施例2(縮合反応型) 分子鎖両末端がシラノール基で封鎖された25℃におけ
る粘度が4000cPのジメチルポリシロキサン100
部に、煙霧質シリカ・アエロジル130(商品名、日本
アエロジル■社製)30部、硬化剤として81(OC2
tl s ) 4 2.0部、ジブチルスズジラウレー
ト 0.2部および難燃剤であるデカブロモジフェニル
オキザイド(臭素な*m83%)1部を配合し、均一に
混合してベースとなる試料組成物Bを調整した。
次に、上記試料組成物Bにハイドロタルサイト類化合物
・D II T −4^および炭酸カルシウム・スーパ
ーSSを第2表に示す割合で配合し、均一に混合して2
種類のシリコーンゴム組成物2−L、 2−2を得た。
これらシリコーンゴム組成物2−L  2−2を、それ
ぞれ25℃、相対湿度60%の雰囲気中に1週間放置し
て硬化させ、常温に戻してそれぞれシリコーンゴムシー
トを得た。
このようにして得た各シリコーンゴムシートに対して、
実施例1と同一条件の加熱処理を施した後、それぞれの
ハロゲンの定量および外観観察を行った。その結果を第
2表に示す。
なお、表中の比較例2は、/1イドロタルサイト類化合
物を配合せず、試料組成物Bをそのまま同様な条件で硬
化させたものである。
(以下余白) 第 表 実施例3(付加反応型) 25℃における粘度が3000cPの両末端がジメチル
ビニルシリル基で閉塞されたポリジメチルシロキサンベ
ースオイル100部に、煙霧質シリカ・アエロジル20
0(商品名、ト1本アエロジル■社製)30部、(CI
l ] ) 211siO+/2単位と51部2単位か
らなり、ケイ素原子に結合した水素原子を1.02重量
%含有し、25℃における粘度が21cPのポリメチル
ハイドロジエンシロキサン 2部、塩化白金酸のイソプ
ロピルアルコール溶液を白金原子の量としてベースオイ
ルに対して1Oppiおよび防カビ剤であるテトラクロ
ロイソフタロニトリル(塩素含有量53%) 1部を混
合し、均一に分散させてベースとなる試料組成物Cを調
整した。
次に、上記試料組成物Cにハイドロタルサイト類化合物
・DI−IT−4Aを第3表に示す割合で配合し、均一
に混合してシリコーンゴム組成物3−1を11;だ。
このシリコーンゴム組成物を、150℃、1時間の条件
で加熱して硬化させた後、室温に戻してシリコーンゴム
シートを得た。
このようにして得たシリコーンゴムシートに対して、実
施例1と同一条件の加熱処理を施した後、ハロゲン定量
および月S Z−2911にしたがって28℃± 2℃
、相対湿度95%で4週間培養による防カビ性評価試験
を行った。その結果を第3表に示す。
なお、表中の比較例3は、ノ1イドロタルサイト類化合
物を配合せず、試料組成物Cをそのまま同様な条件で硬
化させたものである。
(以下余白) 第 表 第3表から明らかなように、実施例3のシリコンゴム組
成物によるゴムシートは、加熱処理後におけるハロゲン
残留率が高く、有機ハロゲン化合物の分解を効果的に抑
制していることが分る。
また、それによって加熱処理後においても良好な防カビ
性を示している。
[発明の効果] 以上説明したように本発明のシリコーンゴム組成物によ
れば、ハイドロタルサイト類化合物を適量配合すること
により、有機ハロゲン化合物の熱や光による分解を有効
に抑制することが可能となる。よって、有機ハロゲン化
合物の有する難燃性や防カビ性などの付与特性を有効に
持続させることが可能である。したがって、本発明のシ
リコーンゴム組成物は、難燃性や防カビ性などの特性を
付与したシリコーンゴムを用いる用途、たとえば電気、
電子用、建築用などに広く有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 有機ハロゲン化合物を含有するシリコーンゴム組成物に
    おいて、 前記有機ハロゲン化合物のハロゲン元素の量として10
    0重量部に対し、ハイドロタルサイト類化合物を3重量
    部以上配合してなることを特徴とするシリコーンゴム組
    成物。
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