JPH0313041Y2 - - Google Patents

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JPH0313041Y2
JPH0313041Y2 JP12631586U JP12631586U JPH0313041Y2 JP H0313041 Y2 JPH0313041 Y2 JP H0313041Y2 JP 12631586 U JP12631586 U JP 12631586U JP 12631586 U JP12631586 U JP 12631586U JP H0313041 Y2 JPH0313041 Y2 JP H0313041Y2
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JP
Japan
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slip
ring
synthetic resin
tire
vehicle
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は自動車が積雪や凍結した路面を走行す
る時、スリツプや横すべりを防止するためにタイ
ヤに着装する滑止具に関する。
〈従来の技術〉 従来より、車両の凍結路等でのスリツプ防止に
は、金属の鎖で作られたタイヤチエーンをタイヤ
に巻付けて使用されている。そのために車は走行
時にゴツゴツして操作性が悪く、その上横すべり
することが多いゝのでわだちを乗越えるのに困難
であつたり、ブレーキをかけても停止に至る距離
も長い。又、騒音や振動も大きく、走行抵抗も大
きくて撚料消費量も増える。更に、ドライバーの
疲労も増加し、車両そのものをも傷めることにな
る。その上、最近のように婦人のドライバーが多
くなると、タイヤチエーンを装着しなければなら
ぬような時も、その患わしさを避けて装着を省略
し事故を起すようなことがある。
このために近年は婦人や若年者の間にタイヤチ
エーンの着脱の患わしさ、騒音や振動等による乗
心地の悪さをさけるために、スパイクタイヤを装
着することが流行している。しかし、スパイクタ
イヤは非雪路では路面を削傷することが多く、埃
を立てゝ周囲に迷惑をかける。特にアスフアルト
路ではその削塵のために、癌の発生率を高める等
の粉塵公害が大きく問題となつている。最近は特
に消雪用のスプリンクラーを道路に装置して路面
の消雪をすることが普及し、市内道路は勿論その
周辺道路、幹線道路では非雪路が増加しており、
スパイクタイヤの使用規制や禁止をする所が増え
て来ている。
このために、タイヤチエーンは見直され、従来
品の欠陥を除くために、その軽量化、装置容易な
ように従来のチエーンに替えて、鋼のワイヤロー
プに滑止リングとして金属や合成樹脂の筒体リン
グを遊冠挿した滑止部を主体としたワイヤ式チエ
ーン型滑止具が開発されて来ている。これにより
耐久性が良く、軽量で、その上タイヤに装着し易
い滑止具として広く用いられるようになつてい
る。
前述のワイヤ式チエーン型滑止具も、車両につ
けて使用しているとタイヤチエーンよりも約3倍
位の耐久性があるものの、それでもワイヤが切損
して滑止具が波損することがある。それはワイヤ
ロープが鋼線を使つて撚つているため、車を走ら
せる時タイヤが接路面時に、滑止リングは回転し
ながらワイヤロープに急速に連続して接触する。
このためにワイヤロープの表面が摩耗して終には
切損する。又、タイヤが路面に接触する時、ワイ
ヤロープに加えられる変形、屈曲、引張力によつ
て、ワイヤ撚素線間に生じる内部摩擦のため、早
い時期に撚素線が摩耗切損するものである。
前記の不具合を改良するために、潤滑剤を含浸
させたワイヤロープに可撓性の合成樹脂の被覆を
施こし、更にその外周に金属線を螺線上に下層に
密着するように巻付けて補強された条体をワイヤ
ロープに代えて使用するものが本出願人が考案し
て出願している。
〈解決すべき問題点〉 ところが、ワイヤロープ使用のワイヤ式チエー
ン型は滑止部の条体の耐久性は向上して来ている
が、金属のリングを冠挿したものはリングの摩耗
が激しく、すぐに摩耗変形して滑止能力が急激に
低下し、耐久性に劣つている。
又、実開昭59−143810号で開示されているウレ
タン、ナイロン等の弾力性及び耐摩耗性に優れた
合成樹脂で成形された筒状の滑止りは、或程度の
硬さがなければ積雪等に喰込んで滑り止めをする
ことができない。しかし、或る程度の硬度を持た
せると、アイスバーンや消雪路のような硬い路面
を走つた時、衝撃と変形が大きすぎて現在エンヂ
ニアリングプラスチツクと呼ばれている合成樹脂
類で作られた滑止リングは破壊して飛散してしま
う。一個が破損するとその隣辺の滑止リングは一
層過大な負担が加わるので、次々と連鎖反応的に
リングの破損は広がり、終には滑止部は滑止効果
がなくなる。
〈解決するための手段〉 本考案のワイヤ式チエーン型の滑止具は、タイ
ヤと路面に接する滑止部としてワイヤロープに滑
止リングを回動可能に遊冠嵌して構成されてお
り、滑止リングは両端に鍔を突設した縦断面がコ
字形である短筒状の金属リングの凹部の外周部
に、弾性があり耐摩耗性の合成樹脂を鍔よりも突
出するように冠覆させて金属リングと一体化する
ように成型し、金属で補強された合成樹脂のリン
グとして接面時の衝撃によつてリングが破壊され
ることがないようにしたものである。
〈実施例〉 本考案を図面によつて説明すると、第1図のワ
イヤ式チエーン型の滑止具1は、鋼ワイヤロープ
よりなりその両端末にそれぞれ連結部材21と、
これを受係止する受止部材22を固着した側条2
を2本平行に並べ、両方の側条2,2間を直角に
連結する滑止部3は、一定の間隔をもつて複数本
並列に並べて梯子状にしたものである。
滑止具1は第2図のように、滑止部3はタイヤ
イの接地面部ロを横断してこれに接面するように
位置させ、側条2はタイヤイの両側面部ハで連結
部材21を受止部材22に連結して輪状に形成す
るように取付けてタイヤイに装着するものであ
る。
滑止部3は第1図及び第3図のように潤滑剤を
芯部まで充分含浸させたり潤滑剤を欠いた鋼ワイ
ヤロープ31の外周に、弾性があり可撓性が良好
で耐摩耗性のある合成樹脂を被覆して被覆層32
を設け、更にその外周に鋼線を一定間隔を設けて
粗い螺線状に、下層の被覆層32に密着するよう
に巻付けて補強層33としたロープ状の条体34
とし、更にその外側に金属リングで補強された合
成樹脂よりなる短筒状の滑止リング35を複数個
連続して全長にわたつて冠嵌し、相互の滑止リン
グ35は左右に動く予猶がありかつ回動可能とな
るように遊挿されている。条体34の両方の端末
には係止部材36が固着され、該係止部材36に
よつて側条2に連結係止されている。
滑止リング35は第3図及び第4図のように、
短筒状の金属リング351は本体352の両端に
横軸方口に延びる鍔353を突設させて縦断面が
コ字形に形成し、両方の鍔353間の凹部本体3
52の外周にこれを冠覆するように、弾性があり
耐摩耗性の合成樹脂(例えばナイロン、ポリアセ
タール樹脂等)をリング体354を、鍔353よ
りも突出するように一体成型したものである。故
に、滑止リング35はリング体354は金属リン
グ351で補強され、その上金属リング351は
鍔353で補強されているので圧潰、破損しにく
いものとされている。
〈作用〉 車両が走行するとタイヤは雪路に回転しながら
接すが、タイヤの表面に取付けられた滑止具1の
滑止部3に冠嵌した滑止リング35は、突出して
いる合成樹脂のリング体354が回転しながら雪
に喰込みタイヤがスリツプするのを防止する。
又、車が横方向に滑る時は滑止リング35はその
側面部で、金属の鍔353及び合成樹脂のリング
体354の側面が雪に噛合するので横すべりを防
止する。
〈他の実施例〉 前記滑止リング35は実施例として、両端に鍔
353を突設した金属リング351の鍔間凹部に
合成樹脂のリング体354を、密着して一体とな
るように成型して金属リング351を補強体とし
たが、第5図aのように滑止リング45は鍔43
を突設した金属リング41全体の外周面に、合成
樹脂のリング体44を冠覆するように一体に成型
したり、第5図bのように鍔53を設けた金属リ
ング51を合成樹脂のリング体54の内層部に埋
没するように成型して滑止リング55としたもの
でも補強効果は変らない。猶、滑止リング35の
リング体354の合成樹脂は、補強材(例えばグ
ラスフアイバーやカーボンフアイバー等)を混合
してその強度、耐摩耗性を向上させてもよい。
〈効果〉 本考案の滑止具は、滑止部の条体は鋼ワイヤロ
ープに可撓性の合成樹脂の被覆を施こし、更にそ
の外周に金属線を螺線状に下層に密着するように
巻付けて耐久性を向上させるものであり、タイヤ
接面部と路面に接触する滑止部は前記条体の外側
に、滑止リングとして有鍔金属リングの凹部に鍔
よりも突出するように弾性のある耐摩耗性の合成
樹脂をリング体に一体成型したので、従来の単一
な合成樹脂で成型された滑止リングと較べ、金属
リングの補強体があるので衝撃や圧迫によつて破
壊することがなくなつて滑止具の耐久性を向上す
ると共に、積雪や凍結面への喰込、噛合も確実に
行われるので滑止効果は向上する。
又、滑止具全体が軽量となり婦人でもタイヤに
装着し易くなり、車の走行時の騒音も減少すると
共に燃費節約もはかられる。更に、滑止リングは
他と接する部分は合成樹脂であるように形成され
ているので、リングが衝撃的にタイヤや車体に接
触してもこれを傷付けることがない。その上、ア
スフアルト路面を削つて粉塵公害を起すこともな
く、路面に設置されている消雪用のスプリンクラ
ーのノズルを踏んでもこれを損傷することもな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の正面図、第2図は本考
案滑止具をタイヤに装着した斜視説明図、第3図
は滑止部の一部切欠側面図、第4図は滑止リング
の一部切欠斜視図、第5図a及びbは他の実施例
の一部切欠斜視図である。 2……側条、3……滑止部、34……条体、3
5,45,55……滑止リング、351,41,
51……金属リング、352……本体、353,
43,53……鍔、354,44,54……リン
グ体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端に連結用具21と受止用具22を固着した
    側条2を2本平行に並べ、両方の側条2,2の間
    を直角に連結する滑止部3を一定間隔をもつて複
    数本並列に並べて固着して梯子状とした車両用の
    滑止具1において、滑止部3は条体34に滑止リ
    ング35が連続に並べて冠嵌遊挿されており、滑
    止リング35は本体36が合成樹脂よりなる短筒
    状であり、その内孔内周面或いは本体中間肉層部
    に補強用の金属リング351が一体に成型されて
    いることを特徴とする車両用の滑止具。
JP12631586U 1986-08-19 1986-08-19 Expired JPH0313041Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12631586U JPH0313041Y2 (ja) 1986-08-19 1986-08-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12631586U JPH0313041Y2 (ja) 1986-08-19 1986-08-19

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Publication Number Publication Date
JPS6332004U JPS6332004U (ja) 1988-03-01
JPH0313041Y2 true JPH0313041Y2 (ja) 1991-03-26

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ID=31020004

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JP12631586U Expired JPH0313041Y2 (ja) 1986-08-19 1986-08-19

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US5519968A (en) * 1995-07-13 1996-05-28 Gencorp Inc. Vehicle window sealing strip with integral downward retaining flange

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JPS6332004U (ja) 1988-03-01

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