JPH0623442Y2 - タイヤチエ−ン - Google Patents
タイヤチエ−ンInfo
- Publication number
- JPH0623442Y2 JPH0623442Y2 JP1986090760U JP9076086U JPH0623442Y2 JP H0623442 Y2 JPH0623442 Y2 JP H0623442Y2 JP 1986090760 U JP1986090760 U JP 1986090760U JP 9076086 U JP9076086 U JP 9076086U JP H0623442 Y2 JPH0623442 Y2 JP H0623442Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tire chain
- wire rope
- main body
- tire
- steel wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Tires In General (AREA)
- Ropes Or Cables (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈技術的分野〉 本考案は自動車の積雪や凍結した路面でのスリップを防
止するタイヤチエーンの改良に関する。
止するタイヤチエーンの改良に関する。
〈従来の技術〉 自動車は雪路や凍結した路面を走らせるとタイヤはスリ
ップして走行困難或いはブレーキ不能な事態を生じる。
故にこのような場合にはタイヤにタイヤチエーンを冠着
してスリップを防止している。最近はタイヤチエーンの
軽量化及び取扱い容易なためにワイヤロープを主体とし
たものが使用されるようになっている。
ップして走行困難或いはブレーキ不能な事態を生じる。
故にこのような場合にはタイヤにタイヤチエーンを冠着
してスリップを防止している。最近はタイヤチエーンの
軽量化及び取扱い容易なためにワイヤロープを主体とし
たものが使用されるようになっている。
しかし、従来のタイヤチエーンは特公昭59-16963号や実
開昭58-126503号に示されるように、滑止部材はワイヤ
ロープの外周に鋼線を螺線状に密に巻付けて本体とし、
そのタイヤと地面の間に介在する部分にコイルスプリン
グを冠嵌したり、又、短かいリング体を遊冠嵌挿したも
のがある。
開昭58-126503号に示されるように、滑止部材はワイヤ
ロープの外周に鋼線を螺線状に密に巻付けて本体とし、
そのタイヤと地面の間に介在する部分にコイルスプリン
グを冠嵌したり、又、短かいリング体を遊冠嵌挿したも
のがある。
〈問題点〉 しかし、従来のタイヤチエーンは、タイヤと路面との間
に介在する接地部分は、タイヤと路面の接触時、及び滑
止部の回動するコイルスプリングやリングの動きにより
本体条体は激しい撓みと衝撃を受けるために、巻付螺線
とワイヤロープ及びワイヤロープ自体に内部摩擦を生
じ、ワイヤロープは摩耗を起して早い時期に切損し、タ
イヤチエーンが破損する欠点があった。
に介在する接地部分は、タイヤと路面の接触時、及び滑
止部の回動するコイルスプリングやリングの動きにより
本体条体は激しい撓みと衝撃を受けるために、巻付螺線
とワイヤロープ及びワイヤロープ自体に内部摩擦を生
じ、ワイヤロープは摩耗を起して早い時期に切損し、タ
イヤチエーンが破損する欠点があった。
〈目的〉 本考案は前記の欠点を解決するために、滑止部材の本体
条体はワイヤロープに合成樹脂の被覆を施こして被覆層
を設け、更にその外周に鋼線を螺線状に巻付けた構成と
し、被覆層を設けることにより本体条体に加わる衝撃や
撓みを軽減して、ワイヤロープの内部摩耗を減少するこ
とで耐久性を向上させ、タイヤチエーンの持久性を増す
ようにしたものである。
条体はワイヤロープに合成樹脂の被覆を施こして被覆層
を設け、更にその外周に鋼線を螺線状に巻付けた構成と
し、被覆層を設けることにより本体条体に加わる衝撃や
撓みを軽減して、ワイヤロープの内部摩耗を減少するこ
とで耐久性を向上させ、タイヤチエーンの持久性を増す
ようにしたものである。
〈実施例〉 本考案のタイヤチエーン(1)を第１図及び第２図により
説明すると、鋼ワイヤロープよりなり端末部にそれぞれ
連結部材(21)とこれを受係止する受止部材(22)を固着し
た側条(2)を２本平行に並べ、両方の側条(2)間を直角状
に連結する滑止条(3)は一定間隔をもって複数本並列に
並べて梯子状にしたものである。
説明すると、鋼ワイヤロープよりなり端末部にそれぞれ
連結部材(21)とこれを受係止する受止部材(22)を固着し
た側条(2)を２本平行に並べ、両方の側条(2)間を直角状
に連結する滑止条(3)は一定間隔をもって複数本並列に
並べて梯子状にしたものである。
滑止条(3)は鋼ワイヤロープ(31)の外周に弾性があり可
撓性が良好で耐摩耗性のある合成樹脂（例えば高密度ポ
リエチレン、ナイロン等）を被覆して被覆層(32)を設
け、更に、その外周に鋼線を一定の隙間をあけて粗い螺
線状に下層に密着するように巻付けて補強層(33)とした
本体(34)条体とし、その外側に鋼又は合成樹脂製の短筒
状のリング体(35)を複数個連続して全長にわたって冠嵌
し、相互のリング体(35)は左右に動く予猶があり且つ回
動可能となるよう遊嵌されている。本体(34)の両方の端
末には係止部品(36)が固着され、該係止部品(36)によっ
て側条(2)に係止連結されている。
撓性が良好で耐摩耗性のある合成樹脂（例えば高密度ポ
リエチレン、ナイロン等）を被覆して被覆層(32)を設
け、更に、その外周に鋼線を一定の隙間をあけて粗い螺
線状に下層に密着するように巻付けて補強層(33)とした
本体(34)条体とし、その外側に鋼又は合成樹脂製の短筒
状のリング体(35)を複数個連続して全長にわたって冠嵌
し、相互のリング体(35)は左右に動く予猶があり且つ回
動可能となるよう遊嵌されている。本体(34)の両方の端
末には係止部品(36)が固着され、該係止部品(36)によっ
て側条(2)に係止連結されている。
その作用を説明すると、本考案タイヤチエーン(1)をタ
イヤに装着して車両を動かすと、滑止条(3)のリング体
(35)は路面の凍結部に喰込んで車両のスリップを防いで
進行させる。この時リング体(35)はタイヤの回転と接地
による衝撃で回転しながら本体(34)に強く当る。同時に
タイヤの接地による変形（平面化）に追随して撓みを激
しく繰返す。このために本体(35)は補強層(33)が内部に
向って強く衝撃的に押し付けられるが、被覆層(32)が設
けられているために衝撃を柔らげると同時に摩擦力を消
すためワイヤロープ(31)は摩耗することがない。又、ワ
イヤロープ(31)の急激な撓み変化は被覆層(32)が吸収し
てその撓み量を減少すると共に内部のワイヤロープ(31)
が撚型崩れを防ぐ働きをするのでワイヤロープ(31)を構
成する撚素線相互の内部摩擦も減少され、ワイヤロープ
(31)自体の摩耗も軽減される。出願人の耐久試験によれ
ば、タイヤチエーンを実車に装着して車速20km/H〜40km
/Hでアスファルト路面を走行した時、本考案品は800km
〜900kmで滑止条(3)の本体(34)のワイヤロープ(31)が切
断したが市販の従来品は280km〜400kmで同じ個所が切断
している。故に、滑止条(3)の本体(35)の耐久性は著る
しく向上するのでタイヤチエーン(1)の耐久性も増大す
る。
イヤに装着して車両を動かすと、滑止条(3)のリング体
(35)は路面の凍結部に喰込んで車両のスリップを防いで
進行させる。この時リング体(35)はタイヤの回転と接地
による衝撃で回転しながら本体(34)に強く当る。同時に
タイヤの接地による変形（平面化）に追随して撓みを激
しく繰返す。このために本体(35)は補強層(33)が内部に
向って強く衝撃的に押し付けられるが、被覆層(32)が設
けられているために衝撃を柔らげると同時に摩擦力を消
すためワイヤロープ(31)は摩耗することがない。又、ワ
イヤロープ(31)の急激な撓み変化は被覆層(32)が吸収し
てその撓み量を減少すると共に内部のワイヤロープ(31)
が撚型崩れを防ぐ働きをするのでワイヤロープ(31)を構
成する撚素線相互の内部摩擦も減少され、ワイヤロープ
(31)自体の摩耗も軽減される。出願人の耐久試験によれ
ば、タイヤチエーンを実車に装着して車速20km/H〜40km
/Hでアスファルト路面を走行した時、本考案品は800km
〜900kmで滑止条(3)の本体(34)のワイヤロープ(31)が切
断したが市販の従来品は280km〜400kmで同じ個所が切断
している。故に、滑止条(3)の本体(35)の耐久性は著る
しく向上するのでタイヤチエーン(1)の耐久性も増大す
る。
〈効果〉 本考案は、ワイヤロープに合成樹脂の被覆層を設け、更
にその外周に補強層を螺線状に巻付けた本体に短かいリ
ング体を多数遊嵌して滑止体としてタイヤチエーンを構
成したので、タイヤが路面に接地する時に介在する滑止
体の本体に加わる衝撃、繰返し撓みは被覆層によって吸
収し、本体の内部摩擦を激減してその内部摩耗によるワ
イヤロープの切損を防止し、タイヤチエーンの耐久性を
向上することができる。
にその外周に補強層を螺線状に巻付けた本体に短かいリ
ング体を多数遊嵌して滑止体としてタイヤチエーンを構
成したので、タイヤが路面に接地する時に介在する滑止
体の本体に加わる衝撃、繰返し撓みは被覆層によって吸
収し、本体の内部摩擦を激減してその内部摩耗によるワ
イヤロープの切損を防止し、タイヤチエーンの耐久性を
向上することができる。
第１図は本考案タイヤチエーンの正面図、第２図は滑止
条の一部切欠側面図である。 ２……側条、３……滑止条 31……ワイヤロープ、32……被覆層 33……補強層、34……本体 35……リング体
条の一部切欠側面図である。 ２……側条、３……滑止条 31……ワイヤロープ、32……被覆層 33……補強層、34……本体 35……リング体
Claims (1)
- 【請求項１】両端に連結部材(21)と受止部材(22)を固着
した鋼ワイヤロープよりなる側条(2)を２本平行に並
べ、両方の側条(2)を直角に連結する滑止条(3)を一定間
隔をもって複数本並列に固着して梯子状としたタイヤチ
エーン(1)において、滑止条(3)は鋼ワイヤロープ(31)の
外周に弾性のある可撓性の合成樹脂により被覆層(32)を
設け、更にその外周に鋼線を螺線状に密着するように巻
付けて補強層(33)とした本体(34)に、全長にわたり短い
リング体(35)を連続して回動可能に遊冠挿し、本体(34)
の両方の端末に係止部品(36)を固着していることを特徴
とするタイヤチエーン(1)。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986090760U JPH0623442Y2 (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 | タイヤチエ−ン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986090760U JPH0623442Y2 (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 | タイヤチエ−ン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62201104U JPS62201104U (ja) | 1987-12-22 |
| JPH0623442Y2 true JPH0623442Y2 (ja) | 1994-06-22 |
Family
ID=30950919
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986090760U Expired - Lifetime JPH0623442Y2 (ja) | 1986-06-13 | 1986-06-13 | タイヤチエ−ン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0623442Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4378040A (en) * | 1981-06-15 | 1983-03-29 | Howell Verle L | Auxiliary traction device for tires and cable end connector therefor |
| JPS59143810U (ja) * | 1983-03-17 | 1984-09-26 | 中央発條株式会社 | タイヤチエ−ン |
| JPS59143808U (ja) * | 1983-03-17 | 1984-09-26 | 中央発條株式会社 | タイヤチエ−ン |
-
1986
- 1986-06-13 JP JP1986090760U patent/JPH0623442Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62201104U (ja) | 1987-12-22 |
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