JPH03129775A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH03129775A
JPH03129775A JP18121590A JP18121590A JPH03129775A JP H03129775 A JPH03129775 A JP H03129775A JP 18121590 A JP18121590 A JP 18121590A JP 18121590 A JP18121590 A JP 18121590A JP H03129775 A JPH03129775 A JP H03129775A
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JP
Japan
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layer
gate electrode
semiconductor device
recessed groove
insulating film
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JP18121590A
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English (en)
Inventor
Michio Asahina
朝比奈 通雄
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Publication date
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  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野1 この発明は、半導体装置およびその製造方法に関し、特
に、半導体表面の凹凸が少なく、かつ、実効的なチャン
ネル長さが長い半導体装置およびその製造方法に関する
。 (従来の技術1 第6図は、従来の半導体装置を示す断面図である。 シリコン基板101の表面領域に分離酸化膜(LOCO
3)102が形成された後、分離酸化膜102で囲まれ
た能動領域(素子領域)内にゲート酸化膜103が形成
される。そして、ポリシリコンやポリサイドで形成され
たゲート電極104がフォトエツチングによってゲート
酸化膜lOa上に形成される。 その後、ゲート電極104と分離酸化膜102との間に
、低濃度拡散層105a、105bが形成される。この
際、ゲート電極104と分離酸化膜102とはマスクと
して働く。次に、ゲート電極104の側面上にサイトウ
ーオール膜106が形成される。そして、サイドウオー
ル膜106と、ゲート電極104と、分離酸化膜102
とをマスクとして、高濃度拡散層107a、107bが
低濃度拡散層105a、105bの表面領域にそれぞれ
形成される。 さらに、層間絶a膜108が分離酸化膜102とゲート
電極104との上に蒸着されたのち、第1配線層109
が高濃度拡散層107bと接続されるように形成される
。その後、層間絶縁膜110が全面に蒸着され、第2配
線層111が形成される。最後に、パッシベーション膜
112で全面を覆って半導体が完成する。
【発明が解決しようとする課題1 半導体の集積度をサブくクロンまで高めるためには、各
素子をより小さくしたり、また配線層を多層化したりす
る必要がある。しかし、従来の半導体装置では、後述す
るように、各素子の微細化によってカバレッジの低下、
TDDB (経時的絶縁破壊)特性、耐ホツトエレクト
ロン特性の悪化、バンチスルー耐圧の低下などのような
基本的品質の問題が生じてしまう。従って、性能を維持
したまま半導体装置を微細化することが不可能であった
。 一般に、集積度を高めるには、各素子の横方向のサイズ
を、特にMOSトランジスタではそのゲート電極の横方
向のサイズを小さくする方が、縦方向のサイズを小さく
するよりも効果的である。 一方、ゲート電極の抵抗値を低く抑えて応答速度を維持
するには、ゲート電極の断面積を一定値以上にしておく
必要がある。従って、半導体装置の横方法のサイズを縮
小する際には、これに伴って、ゲート電極の厚みを増加
させる必要がある0例えば、チャンネル長さを0.5μ
mにしたときには、ポリシリコン製のゲート電極の厚み
は、これと同程度以下にすることはできず、この結果、
アスペクト比は約l:lとなる。ここで、アルペクト比
とは、ゲート電極の幅と高さとの比である。 ゲート電極が厚くなると、その上に重なる層を平坦にす
るのが困難になり、また、これに応じて高遺沢性のエツ
チングが必要となるので、エツチングも難しくなる。ま
た、ゲート電極に大きな段差があると、その上に形成さ
れる配線層のカバレッジが悪化し、また、第6図に示さ
れるようなボイド113が発生したり、第2配線層11
1中に狭隘部114が形成されたりするために、半導体
装置の品質を低下させる。このように、ゲート電極の厚
みが増加すると、半導体装置の製造が難しくなるという
問題があった。 さらに、ゲート電極の厚みが増すことにより、ゲート酸
化膜への応力が増加し、ホットエレクトロンの影響によ
ってTDDB特性などが悪化するという問題もあった。 LDD構造を採用すれば、電界強度を緩和することがで
き、インパクトイオン化によるホットキャリア効果を小
さくできるが、それでもt原電圧を変えずに十分な性能
や品質を得るのは不可能であった。 なお、集積回路内に作られるトランジスタと同じ工程で
、ウェハのスクライブライン上に特性評価用のトランジ
スタが作り、込まれることがある。 スクライブライン上のトランジスタは、集積回路内部に
比べて低い部分に作られるので、一般に、その層が剥離
しやすい、従って、スクライブライン上に厚みの大きな
ゲート電極を有するトランジスタが形成されると、その
後のエツチング工程でゲート電極パターンが剥離しやす
い、そして、剥離したパターンがウェハの他の部分に乗
ってしまうと、その集積回路が機能しないという問題が
ある。 一方、トランジスタの横方向のサイズを縮小することに
よって、さらに、ショートチャンネル効果が問題となる
。すなわち、チャンネル長さが短いと、パンチスルー耐
圧が低下し、耐ホツトエレクトロン特性も悪化するとい
う問題がある。 この発明は、従来技術における上述の課題を解決するた
めになされたものであり、ゲート電極に起因する凹凸を
少なくし、かつ、チャンネル長さを長くして耐バンチス
ルー特性や耐ホツトエレクトロン特性を改善した半導体
装置およびその製造方法を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 上述の課題を解決するため、この発明よる半導体装置は
、凹型溝を有する第1導電型の基板と、少なくとも前記
凹型溝の内面上に形成されたゲート絶縁膜と、少なくと
も前記凹型溝中のゲート絶縁膜の上に形成されたゲート
1!!極と、当該ゲート電極に隣接する前記基板の表面
領域に形成された第2導電型の第1の拡散層と、前記ゲ
ート電極をはさんで、前記第1の拡散層と対向する位置
に形成された第2導電型の第2の拡散層とを備える。 前記ゲート電極は、前記凹型溝の内部に埋まるように形
成されていてもよい。 一方、前記ゲート絶縁膜と前記ゲート電極とが、前記凹
型溝の周囲にある前記基板の表面の一部を覆うように形
成されていてもよい。 さらに、上記の構成を有する半導体装置において、前記
第1と第2の拡散層のそれぞれが、その深い部分に低濃
度領域を備えた不純物濃度分布を有するのが好ましい。 一方、前記第1と第2の拡散層のそれぞれは、前記ゲー
ト電極に近い部分に低濃度領域を備えた不純物濃度分布
を有していてもよい。 前記ゲート電極は、メタル層、メタルナイトライド層お
よびメタルシリサイド層のうちの少なくとも1つを含む
のが好ましい。 また、前記ゲートmmがメタル層を含んでいる場合には
、前記ゲート絶縁膜と前記メタル層との間に、さらにポ
リシリコン層を備えていてもよい。 一方、この発明による半導体装置の製造方法は、(a)
第1導電型の基板に凹型溝を形成する工程と、縁膜を形
成する工程と、 (c)少なくとも前記凹型溝中のゲー
ト絶縁膜の上にゲート電極を形成する工程と、 (d)
当該ゲート電極に隣接する前記基板の表面領域に第2導
電型の第1の拡散層を形成するとともに、前記ゲート電
極をはさんで、前記第1の拡散層と対向する位置に第2
導電型の第2の拡散層を形成する工程とを有する。 前記工程(c)において、前記ゲート電極が前記凹型溝
の内部に埋まるように形成されてもよい。 一方、前記工程(c)および(d)において、前記ゲー
ト絶縁膜と前記ゲート電極とが、前記凹型溝の周囲にあ
る前記基板の表面の一部を覆うように形成されてもよい
。 さらに、前記工程(d)において、前記第1と第2の拡
散層のそれぞれが、その深い部分に低濃度領域を備えた
不純物濃度分布を有するように形成されてもよい。 一方、前記工程(d)において、前記第1と第2の拡散
層のそれぞれが、前記ゲート1!極に近い部分に低濃度
領域を備えた不純物濃度分布を有するように形成されて
もよい。 前記工程(c)において、ポリシリコン層とメタル層と
を形成するとともに、当該メタル層とポリシリコン層と
を熱処理によって互いに反応させることにより、メタル
シリサイド層を形成するのが好ましい。 さらに、前記工程(b)の後に、 (b−1)ポリシリ
レ1 コン層を前記ゲート絶縁膜上に形成する工程を有すると
ともに、前記工程(d)は、 (d−1)第1のメタル
層が前記ポリシリコン、層の上に蒸着される工程と、 
(d−2)前記第1のメタル層の上に第2のメタル層が
メッキ処理によって形成される工程と、(d−3)前記
第2のメタル層の厚みをイオンミリングによって減少さ
せる工程とを有するのが好ましい。 [作用) ゲート酸化膜とゲート電極とを、少なくとも基板の凹型
溝の中に形成するので、基板表面からゲート酸化膜の表
面までの高さを、従来よりも低くできる。 また、チャンネルを凹型溝の外側に沿って形成するので
、チャンネル長さが、凹型溝の深さの2倍分長くなる。 ゲート電極は、凹型溝の内部に埋まるように形成しても
よく、また、凹型溝の周囲にある基板の表面の一部を覆
うように形成してもよいが、後者の場合には、チャンネ
ル長さが、基板の表面上にあるゲート電極の幅だけ長く
なる。 さらに、第1と第2の拡散層のそれぞれが、その深い部
分に低濃度領域を備えた不純物濃度分布を有するように
すれば、これらの拡散層の付近における電界が緩和され
て、パンチスルー耐圧や、耐ホツトエレクトロン特性が
改善される。また、第1と第2の拡散層のそれぞれが、
前記ゲート電極に近い部分に低濃度領域を備えた不純物
濃度分布を有していても、同様である。 ゲート電極が、メタル層、メタルナイトライド層および
メタルシリサイド層のうちの少なくとも1つを含むよう
にすれば、例えば、ポリシリコンのみを含む場合に比べ
てゲート電極の抵抗値を下げることができ、ゲート電極
の大きさを更に小さくすることもできる。 ゲート電極がメタル層を含んでいる場合に、ゲート絶縁
膜とメタル層との間に、さらにポリシリコン層を備えて
いれば、ゲート酸化膜とメタル層とが熱処理時に反応す
るのを防止できる。 また、工程 (d−1)〜(d−3)にしたがってゲー
ト電極を形成すれば、化学的に安定な金属(例えばAu
)をメッキしてゲート電極にし、これをイオンくリング
して厚みを減らすことによって、ゲート電極の表面を平
坦にすることができる。
【実施例】
第1A図ないし第1G図は、この発明の第1の実施例に
おける半導体装置の製造工程を示す断面図である。 第1のステップでは、第1A図に示すように、窓2を有
するレジストマスク3を用い、p型シリコン基板(また
は、p型ウェル領域)1内に凹型溝T1がフォトエツチ
ングによって形成される。 凹型溝T1は、基板lの表面から8000人の深さに形
成される。そして、レジスト3を除去した後、凹型溝T
Iのエツジの丸め酸化のため、 (20%02 /80
%N2)雰囲気中で1150℃の条件下において、凹型
溝T1の内面とシリコン基板1の表面とが酸化され、1
500人の厚さの酸化膜が形成される。この丸め酸化に
よって、凹型溝T1の角部における高電界が緩和される
。丸め酸化によって形成された酸化物は、次のステップ
の前に洗浄によって除去される。 第2のステップでは、第1B図に示す厚さ240人のシ
リコン酸化層(Si20層)4が、熱酸化によって基板
1の表面上に形成され、また、厚さ100OAのシリコ
ン窒化層(Si3N4層)5が5i02層4の表面上に
蒸着される。更に、厚さ3000人のポリシリコンIJ
B6が、5L3N4層5の表面上に蒸着される。そして
、レジスト材料7を凹型溝Tl内のポリシリコン層6の
窪みに塗布することによって第1B図に示す構造が完成
する。 次に、ポリシリコン層6とレジスト7とがエッチバック
され、これによって、第1C図に示すように、凹型溝T
1の底部にのみポリシリコン層6aが残る。この時、S
i3N4層5は、エツチングのストッパーとして働く。 ポリシリコン層6aは酸化されて、第1D図に示すよう
な、凹型溝TIをほぼ満たす5i02層8となる。この
酸化は、1050℃、ウェットO2雰囲気中で、8時間
行なわれる。凹型溝以外の基板の表面部分にある5f3
N4層5と5i02層4は、エツチングによっ、て除去
される。この結果、第1D図に示すように、S i 0
2層4aとSi3N4層5aとが凹型溝T1の内部のみ
に残る。 なお、上述のポリシリコン層6aの酸化処理の工程にお
いて、5i02層4と5L3N4層5とは、シリコン基
板1の酸化を防止するためのバリアとして働<、このよ
うにして、5i02層4aと、Si3N4層5aと、5
i02層8とを有するトレンチ分離領域81が完成する
。 次の工程では、第1E図に示す深さ5000人の凹型溝
T2が、能動領域(素子領域)82、すなわち、トレン
チ分離領域81で囲まれた基板1の表面領域にフォトエ
ツチングによって形成される。この新たに形成された凹
型溝T2のエツジの丸め酸化が行なわれ、その酸化膜が
除去された後、基板lの能動領域の表面に、5i02の
ゲート酸化膜9aが熱酸化によって120入の厚さに形
成される。この酸化によって、5i02層9aがトレン
チ分離領域81の外側にある基板1の表面上にも形成さ
れる。 そして、窒化Ti層(TiN層)11が、スパッタリン
グによって、全表面上に1000人の厚さに蒸着される
。その後、さらにTiNJillを電極として、その表
面上にCu−Au合金が100OAの厚さにメッキされ
、Cu−Auメッキ層12が形成される。このメッキ処
理において、TiN層11は、ゲート酸化膜9aがアル
カリメッキ溶液で汚染されるのを防止している。このよ
うにして第1E図に示す構造が得られる。 次のステップでは、反応性イオンエツチング(RI E
)によってCu−Auメッキ層12のほとんどをエッチ
バックし、この結果、第1F図に示すように凹型溝T2
内のCu−Auメッキ層12aのみを残すようにする。 その後、TiN1llの一部を溶剤によって除去するこ
とにより、凹型溝T2内のTiN層11aとCu−Au
層12aとを含む多層ゲートttiが形成される。 次に、凹型溝TLで囲まれた基板lの表面領域のうち、
ソースとドレインが形成される部分に、低濃度拡散層1
3a、13bがリン(P)原子のイオン打ち込みによっ
て形成され、打ち込まれたイオンは、ランプアニールに
よって活性化される。 このイオン打ち込みは、120keyで、リン原子濃度
が2xlO13/Cm2になるように行なわれる。また
、ランプアニールは、1050℃で10秒問おこなわれ
る0次に高濃度拡散層14a、14bが、低濃度拡散層
13a% 13bの表面領域に、それぞれヒ素(As)
イオンの打ち込みによって形成され、打ち込まれたイオ
ンは、ランプアニールによって活性化される。高濃度拡
散層14a% 14bを形成するためのイオン打ち込み
は、50kevで、ヒ素原子濃度が3xlO15/am
2になるように行なわれる。また、ランプアニールは、
1050℃で10秒間行なわれる。このようにして、第
1F図に示す構造が得られる。 最後のステップでは、第1G図に示すように、例えばS
iO2の層間絶縁膜15が、全面に蒸着される。そして
、2つのコンタクトホールH1゜H2が、眉間絶縁膜1
5とゲート酸化膜9aとを貫通して高濃度拡散層14a
、14bの表面に至る深さに形成される1次に、TiN
/Tiの2層膜16が層間絶縁膜15と高濃度拡散層1
4a。 14bとの表面上に蒸着される。この時点では、T i
 N / T i層16は、cu−Auゲート電極12
aの上の層間絶縁膜15も覆っている0次に、レジスト
(図示せず)が、ソース、ドレイン電極の部分に窓を有
するパターンに形成される。さらに、TiN/Ti層1
6を電層上6て、Cu −AU層17a、17bが1μ
mの厚さにメッキされる。レジストを除去したのち、C
u−Auメッキ層17a、17bをマスクとしてTiN
/Ti層16がエ層上6グされ、Cu−Auゲート電極
12aの上方にあるTiN/Ti層16が除層上6る。 このようにして、Cu  A uメッキ層17a。 17bおよびTiN/Ti層16を含層上6層が完成す
る。そして、例えば5i02の層間絶縁膜18が全面に
わたって形成され、コンタクトホールがCu−Auメッ
キ層17bの上部に開けられる。さらに、例えばポリシ
リコンやアル旦の第2配線FJ19が形成サレ、S i
 02 ヤS L 3 N4 ノバッシペーション膜2
0が全面に形成される。このようにして、第1G図に示
すnMOsトランジスタが完成する。 上記実施例によれば、ゲート電極が、基板1の表面にあ
る凹型溝T2の内部に形成されているので、ゲート電極
による凹凸が完全に除去されている。これによって、ゲ
ート電極の上方に重ねられる層のカバレッジが大幅に向
上している。 さらに、ゲート電極は、TiN層11aとCu−Au層
12aとを含み、これらはポリシリコンに比べて比抵抗
が小さいので、ゲート電極のサイズをさらに小さくもで
きるという利点がある。 ゲート電極は、TiN層11aとCu−Au層12aの
代わりに、ポリシリコンよりも比抵抗が小さいような、
メタル、メタルナイトライド、メタルシリサイドなどを
含んでいてもよい。実際に、金(Au)、タングステン
(W)、チタンナイトライド(T i N) 、および
チタンシリサイド(Ti S i2 )の比抵抗は、そ
れぞれ、約2−3μΩ”cm、約10−15μΩ”cm
、約1oo4Ω・am、および約15μΩ・Cmであり
、ポリシリコンの比抵抗は、約1000μΩ・cmであ
る。 さらに、ゲート電極とゲート酸化膜とは、U字形の溝の
中に形成されているので、nMOsトランジスタのチャ
ンネルが、溝の外側にU字形に形成される。従って、従
来の平面的なチャンネルに比べると、チャンネル長さが
溝の深さの2倍分長くなっている。この結果、耐パンチ
スルー特性や耐ホツトエレクトロン特性が大幅に向上す
る。 また、この半導体装置では、高濃度拡散層が低濃度拡散
層の表面領域に形成されており、これによって垂直方向
にLDD構造が形成されているので、ドレイン領域の電
界強度が緩和され、耐ホツトエレクトロン特性が大幅に
向上する。そして、ソース、ドレイン領域におけるpn
接合が垂直力向のみであり、横方向にはpn接合が無い
ので、pn接合容量が小さく、これによって半導体装置
の応答速度が早くなっている。さらに、リーク特性や9
m!特性も、これに応じて改善されている。 すなわち、接合部においてリーク電流が発生しにくく、
また、静電気にたいする耐圧が高くなっている。 なお、上記実施例におけるトレンチ分離構造をLOGO
8構造にしても、上記と同様の効果がある。 第2A図ないし第2C図は、この発明の第2の実施例に
おける半導体装置の製造工程を示す断面図である。 第2の実施例において、上記第1D図にいたるまでの最
初の数ステップは、第1の実施例と同じである。 第2の実施例における次のステップでは、第2A図に示
す深さ5000Aの凹型溝T2が、トレンチ分離領域8
1で囲まれた基板表面部の能動領域82にフォトエツチ
ングによって形成される。 そして、新たに形成された凹型溝T2のエツジの丸め酸
化が行なわれ、その酸化膜が除去された後、基板1の能
動領域の表面に、s102gのゲート酸化膜9aが熱酸
化によって12OAの厚さに形成される。さらに、ポリ
シリコン層21が全面にCVD (化学気相成長法)に
よって5000人の厚さに蒸着され、これにリン原子を
拡散して抵抗値を下げている。このようにして、第2A
図に示す構造が得られる。 なお、ゲート電極となるポリシリコン層21は蒸着によ
って形成されており、第1の実施例のようにメッキによ
ってゲート電極が形成されていないので、第1E図に示
すメッキ処理時の電極としてのTiN層11は、第2の
実施例では不要である。 次に、ポリシリコン層21の全面がRIEによってエッ
チバックされ、第2B図に示すように、凹型IT2内の
ポリシリコン層21aのみが残される。このポリシリコ
ン層21aが、ゲート電極となる。ものである。 そして、低濃度拡散N15a、13bがリン(P)原子
のイオン打ち込みによって形成され、打ち込まれたイオ
ンは、ランプアニールによって活性化される。ランプア
ニールは、1050℃で20秒問おこなわれる。次に高
濃度拡散層L4a、14bが、低濃度拡散層1,3a、
13bの表面領域に、それぞれヒ素(As)イオンの打
ち込みによって形成され、打ち込まれたイオンは、ラン
プアニールによって活性化される。このランプアニール
は、1050℃で30秒間行なわれる。さらに、チタン
層(図示せず)が全面に蒸着される。 第2B図に示すチタンシリサイド層(T i S i2
層)22は、次のようにして、セルファラインで形成さ
れる。まず、上記のステップで全面に蒸着されたチタン
層がランプアニールされ、ポリシリコンのゲート電極2
1a上にあるチタンが、その下のポリシリコンと反応し
、これによってポリシリコン電極21a上にTiSi2
層22が形成される。このランプアニールは、N2雰囲
気中において800℃で10秒間行なわれる。この時、
絶縁膜上にあるチタン層の部分は、TiNとTiとが混
在したものになるが、この層は、その後アンモニア−過
酸化水素−水溶液を用いた選択エッチングによって除去
される。このようにして、第2B図に示す構造が得られ
る。 この構造では、比抵抗が約15μΩ・cmのTi5i2
層22が、比抵抗の大きなポリシリコンゲート電極21
a上に付着されているので、ゲート1!極全体の抵抗が
小さくなり、従って、半導体の応答速度が早くなってい
る。 次に、例えば5i02の層間絶縁膜15が、第2C図に
示すように全面に蒸着される。そして、2つのコンタク
トホールH1,H2が、層間絶縁膜15とゲート酸化膜
9aとを貫通して高濃度拡散層14a、14bの表面に
至る深さに形成される。さらに、タングステン(W)が
コンタクトホールH1,H2内に選択的に満たされる。 このタングステンの選択的蒸着は、(WFQ+5LH4
)ガスを用いて行なわれる。このガスを用いると、ウェ
ハ上のシリコンが存在する部分のみが、このガスと反応
し、還元反応によってタングステンが蒸着する。 次に、例えばポリシリコンやアルミの第1配線層23 
a、  23 bが、所定のパターンに形成され、コン
タクトホールH1,H2内のタングステン24a、24
bとそれぞれ接、続される。そして、例えば5102の
層間絶&を膜18が全面に形成され、第1配線層23b
の上の部分にコンタクトホールが開けられる。さらに、
例えばポリシリコンやアルaの第2配線層19が形成さ
れ、例えばSiO2や5L3N4のパッシベーション膜
20が全面に形成される。このようにして、第2C図に
示すnMOsトランジスタが完成する。 上記の第2の実施例では、第1の実施例と同様に、ゲー
ト電極に起因する凹凸が完全に除去されている。この実
施例では、ゲート電極に比抵抗が比較的大きなポリシリ
コンを含んでいるが、それでもゲート電極は凹型溝の内
部に完全に埋め込まれている。ポリシリコン層21aの
うえに付着されているチタンシリサイド(TiN)層2
2はゲー トl1mの抵抗値をさらに減少させるので、
半導体の応答速度を保ったまま、ゲート電極のサイズを
さらに小さくすることも可能である。 また、第2の実施例では第1の実施例におけるその他の
効果も同時に得られている。 なお、上記実施例におけるトレンチ分離構造をLOGO
3構造にしても、上記と同様の効果がある。 タングステン層24a、24bは、上述の選択的蒸着に
よらず、CVDやスパッタリングなどの他の方法で形成
してもよい。 さらに、ゲート電極は、ポリシリコンよりも比抵抗が小
さいような、メタル、メタルナイトライド、メタルシリ
サイドなどを含んでいてもよい。 第3A図ないし第3C図は、この発明の第3の実施例に
おける半導体装置の製造工程を示す断面図である。 第3の実施例において、上記第1D図にいたるまでの最
初の数ステップは、第11 第2の実施例と同じである
。 第3の実施例における次のステップでは、第3A図に示
す、深さ0.3μm1幅0.3μmの凹型溝T3が、ト
レンチ分離領域81で囲まれた基板表面部の能動領域8
2にフォトエツチングによって形成される。そして、新
たに形成された凹型@T3のエツジの丸め酸化が行なわ
れ、その酸化膜が除去された後、基板lの能動領域の表
面に、SiO2のゲート酸化膜31が熱酸化によって1
00人の厚さに形成される。 次に、タングステン膜がCVDによって2500Åの厚
さに蒸着される。タングステンはカバレッジ特性が良好
なので、基板lの表面上で2500人(0,25μm)
の厚さがあれば、0.3μmの深さの凹型溝T3をほと
んど埋めてしまう。 この結果、凹型溝T3の底部から測ったタングステン膜
32の実質的な厚さは5000人に達する。 このタングステン膜32は、所定のマスクパターンによ
ってエツチングされ、第3A図に示すように、凹型溝T
3の内表面と、凹型溝T3の周囲の基板表面上のみにタ
ングステン膜32が残される。 太い丁字形をしたこのタングステン膜はこの半導体装置
のゲート電極である。 次に、ポリシリコン層(図示せず)が500人の厚さで
全面に蒸着される。このポリシリコン層を1000℃で
30秒間ランプアニールすることにより、ポリシリコン
が下部にあるタングステンと反応し、この結果、タング
ステンシリサイド層(WSi層)33がタングステン膜
32を覆うように形成される。このようにして、タング
ステン膜32とWSiSi3O4含むゲート電極が形成
され、第3A図に示す構造が得られる。タングステンシ
リサイドは酸化と薬品に対して安定なので、ゲート電極
も安定したものとなっている。 次に、このゲート電極をマスクとして、凹型溝T3に隣
接する基板lの表面であって、ソースとドレインが形成
される部分に、第3B図に示す低濃度拡散層34a、3
4bがリン(P)i子のイオン打ち込みによって形成さ
れる。このイオンの打ち込′みは、120keyでリン
原子濃度が2x1013/cm2になるように行なわれ
る。 次に、サイドウオール膜35がWSiSi3O4面上に
形成される。このサイドウオール膜35と、タングステ
ン[32と、WSiSi3O4マスクとして、高濃度拡
散N36a、36bが、低濃度拡散層34a、34bの
表面領域に、それぞれヒ素(As)イオンの打ち込みに
よって形成され、打ち込まれたイオンが、ランプアニー
ルによって活性化される。このランプアニールは、10
50℃で30秒間行なわれる。このようにして、第3B
図に示す構造が得られる。 次に、例えばS 102の眉間絶縁膜37が、第3C図
に示すように全面に蒸着される。そして、2つのコンタ
クトホールH3,H4が、眉間絶縁膜37を貫通して高
濃度拡散層36a、36bの表面に至る深さに形成され
る。さらに、タングステン(W)がコンタクトホールH
3,H4内に選択的に満たされる。このタングステンの
選択的蒸着は、第2の実施例と同様に行なわれる。 次に、例えばポリシリコンやアルミの第1配線層39 
a、  39 bが、所定のパターンに形成され、コン
タクトホールH3,H4内のタングステン38a、38
bとそれぞれ接続される。そして、例えば5i02の層
間M3縁膜40が全面に形成され、第1配線層39bの
上の部分にコンタクトホールが開けられる。さらに、例
えばポリシリコンやアルミの第2配線層41が形成され
、例えばSiO2ヤS i 3 N 4のパッシベーシ
ョン膜42が全面に形成される。このようにして、第3
C図に示すnMOsトランジスタが完成する。 上記実施例では、ゲート1!極が部分的に凹型溝T3内
に埋められているため、基板表面上から測ったゲート電
極の厚さが約20oO人であり、従来の5000人に比
べて小さいので、ゲート電極に起因する凹凸が減少して
いる。従って、ゲート電極の上部に重ねられる層のカバ
レッジが大幅に向上している。 さらに、ゲート電極は、比抵抗がポリシリコンよりも小
さなタングステンを含むので、ゲート電極のサイズをさ
らに小さくすることもできる。 また、ゲート電極とゲート酸化膜とが、少なくとも部分
的にU字形の凹型溝内に形成されており、電極が太い丁
字形もしくは逆帽子型になっているので、nMOsトラ
ンジスタのチャンネルが凹型溝T3に沿って逆帽子型に
形成される。そして、チャンネル長さが従来の平面的な
チャンネルに比べて凹型溝T3の深さの21倍分長くな
っている。 従って、耐バンチスルー特性や耐ホツトエレクトロン特
性も大幅に向上している。 さらに、この半導体装置では、高濃度拡散層が低濃度拡
散層の表面領域に形成されており、これによって垂直方
向にLDD構造が形成されているので、ドレイン領域の
電界強度が緩和され、耐ホツトエレクトロン特性が大幅
に向上する。そして、pn接合容量も第1、第2の実施
例と同様に小さく、これによって半導体装置の応答速度
が早くなっている。さらに、リーク特性や静電特性も、
これに応じて改善されている。 なお、上記実施例におけるトレンチ分離構造をLOGO
S構造にしても、上記と同様の効果がある。 第4A図ないし第4C図は、この発明の第4の実施例に
おける半導体装置の製造工程を示す断面図である。 第4の実施例において、上記第1D図にいたるまでの最
初の数ステップは、第1〜第3の実施例と同じである。 第4の実施例における次のステップでは、第4A図に示
す、深さ0. 3μm1 幅0.3μmの凹型溝、T 
3が、トレンチ分離領域81で囲まれた基板表面部の能
動領域82にフォトエツチングによって形成される。そ
して、新たに形成された凹型溝T3のエツジの丸め酸化
が行なわれ、その酸化膜が除去された後、基板1の能動
領域の表面に、s i o2のゲート酸化膜31が熱酸
化によって100人の厚さに形成される。 次に、ポリシリコン層44がCVDによって2500人
の厚さに蒸着され、これにリン原子を拡散して抵抗値を
下げている。ポリシリコン層44は、基板1の表面上で
250OA (0,25μm)の厚さになるように蒸着
すれば、0.3μmの深さの凹型溝T3をほとんど埋め
てしまう、この結果、凹型溝T3の底部から測ったポリ
シリコン層44の実質的な厚さは5000Aに達する。 このようにして、第4A図に示す構造が得られる。 次に、ポリシリコン層44が所定のゲート電極マスクパ
ターンを用いてフォトエツチングされ、第4B[!lに
示すように、凹型溝T3の内表面と凹型溝T3の周囲の
基板表面との上にあるポリシリコン層44  (44a
)のみが残される。このポリシリコン層44aが、第4
の実施例におけるゲート電極となるものである。 そして、このゲート電極をマスクとして、ポリシリコン
ゲート電極44aに隣接する基板1の表面領域のうち、
ソースとドレインが形成される部分に、第4B図に示す
低濃度拡散層34a、34bがリン(P)i子のイオン
打ち込みによって形成される0次に、サイドウオール膜
35がポリシリコン層44aの側面上に形成される。こ
のサイドウオール膜35とポリシリコン層44とをマス
クとして、高濃度拡散層36 a、  36 bが、低
濃度拡散層34a、34bの表面領域に、それぞれヒ素
(A s )イオンの打ち込みによって形成され、打ち
込まれたイオンが、ランプアニールによって活性化され
る。このランプアニールは、1050℃で30秒間行な
われる。 次に、チタンシリサイド層(TiSi2層)45a〜4
5cが、次のようにして、セルファラインで形成される
。まず、全面に厚さ600人のチタン層(図示せず〉が
蒸着される0次に、このチタン層をN2雰囲気において
700℃で30秒間ランプアニールし、高濃度拡散層3
6a、36bと、ポリシリコンゲート電極44a上にあ
るチタンのみを、その下のシリコンと反応させ、TiS
i2層45a〜45cを形成する。i&後に、チタン層
やチタンナイトライド層の他の部分が、第2の実施例で
述べた選択エツチングによって除去される、このように
して、TiSi2層45a〜45cが完成し、第4B図
に示す構造が得られる。 第4の実施例におけるゲート電極は、ポリシリコンの比
抵抗(約10ooμΩ・am)と比べて小さな比抵抗(
約15μΩ・am)を有するTiSi2層45cを含ん
でいるので、ゲート電極全体の抵抗が小さくなり、従っ
て、この半導体の応答速度が早くなっている。 次に、例えば5i02の層間絶縁膜37が、第4C図に
示すように全面に蒸着される。そして、2つのコンタク
トホールH5,H6が、層間絶縁膜37を貫通してT 
i S L 2層45a、45bに至る深さに形成され
る。さらに、タングステン(W)46a、46bがコン
タクトホールH5゜H6内に選択的に満たされる。この
タングステンの選択的蒸着は、第2、第3の実施例と同
様に行なわれる。 次に、例えばポリシリコンやアルくの第1配線139a
、39bが、所定のパターンに形成され、コンタクトホ
ールH5,H6内のタングステン46a、46bとそれ
ぞれ接続される。そして、例えば5i02の層間絶縁膜
40が全面に形成され、第1配線P!J39bの上の部
分にコンタクトホールが開けられる。さらに、例えばポ
リシリコンやアルくの第2配線層41が形成され、例え
ばSiO2やSi3N4のパッシベーション膜42が全
面に形成される。このようにして、第4C図に示すnM
OSトランジスタが完成する。 上記第4の実施例では、第3の実施例と同様に、ゲート
電極に起因する凹凸が減少している。すなわち、基板表
面上から測ったゲート電極の厚さは約2500人であり
、従来の5ooo人に比べてずっと小さくなっている。 また、凹型溝T3の底部から測ったゲート1!極の厚さ
は5000人に達しており、ゲート電極の抵抗も小さく
抑えられている。ポリシリコン層44aのうえに付着さ
れたT i S i 2層45cはゲート電極の抵抗値
を更に低下させており、従って、半導体装置の応答速度
を保ったままゲート電極をさらに小さくすることもでき
る。 また、第4の実施例では第3の実施例におけるその他の
効果も同時に得られている。 なお、上記実施例におけるトレンチ分離構造をLOGO
3構造にしても、上記と同様の効果がある。 タングステン層46a、46bは、選択的蒸着でなく、
CVDやスパッタリングなどの他の方法で形成してもよ
い。 さらに、ゲート電極は、ポリシリコンよりも比抵抗が小
さいような、メタル、メタルナイトライド、メタルシリ
サイドなどを含んでいてもよい。 第5A図ないし第5C図は、この発明の第5の実施例に
おける半導体装置の製造工程を示す断面図である。 第5の実施例において、上記第1D図にいたるまでの最
初の数ステップは、第1〜第4の実施例と同じである。 第5の実施例における次のステップでは、第5A図に示
す、深さ0,3μm1幅0.3μmの凹型溝T3が、ト
レンチ分離領域81で囲まれた基板表面部の能動領域8
2にフォトエツチングによって形成される。そして、新
たに形成された凹型溝T3のエツジの丸め酸化が行なわ
れ、その酸化膜が除去された後、基板1の能動領域の表
面に。 5i02のゲート酸化膜31が熱酸化によって100人
の厚さに形成される。 次に、ポリシリコン層51がCVDによって500Aの
厚さに蒸着される。そして、P t / T i2層膜
52が厚さ500人で全面に蒸着される。 こうして、第6A図に示す構造が得られる。なお、ポリ
シリコン層51は、P t / T i層52がゲート
酸化膜31と反応してプラチナシリサイドやチタンシリ
サイドになるのを防止する働きをする。 従って、ポリシリコン層51は、このトランジスタのし
きい値電圧やゲート酸化膜の耐圧を安定させている。 なお、ポリシリコン層51とP t / T i層52
の厚さはいずれも500Aなので、ゲート電極のために
残された溝の深さは2000Aである。 次に、ゲート電極が形成される凹型溝T3の上方部分に
窓W1を残して、レジスト53が表面に形成される。 そして、P t / T i層52を電極として、50
00人の厚さの金メッキ層54が窓Wl内に電気メッキ
される。金メッキ層54は、窓W1に通じているP t
 / T i層の階段状の表面上に−様な速度で成長す
るので、対向面から成長した金メッキ層の部分同志が凹
型溝T3内でぶつかりあう。この結果、凹型溝T3の中
央部で結晶の乱れが生じ、そこにボイド55が発生す、
る。更に金メッキ層が成長すると、ボイド55はメッキ
層の内部に埋め込まれ、第4B図に示すような、表面が
ほぼ平らな金メッキ層54が得られる。 次に、金メッキ層54の表面がレジスト53とともにイ
オンミリングされ、この結果、金メッキ層54 (54
a)は第5C図に示すように2000A薄くなる。この
処理によって、金メッキ層54aの表面はさらに平坦化
され、ゲート電極のうえに重ねられる層の凹凸が緩和さ
れる。なお、イオン主リングは、Arイオンを用い、1
0=T。 rrの高真空中で行なわれるプラズマエツチングである
。その後、レジスト53が除去され、pt/Ti層52
とポリシリコン層51とが、3000人の厚さの金メッ
キ層54aをマスクとしたイオン主リングによって部分
的にエツチングされる。 なお、ポリシリコン層51の除去は、RIEで行なって
もよい。このようにして、第5C図に示すように、金メ
ッキ電極54 aの下部にあるPt/Ti層52(52
a)とポリシリコン層51 (51a)とが残される。 そして、この金メッキfitfp54aをマスクとして
、金メッキ電極54aに隣接する基板lの表面領域に、
低濃度拡散、g55a、55bがイオン打ち込みによっ
て形成される。 さらに、サイドウオール膜56が形成された後、高濃度
拡散層57a、57bが、低濃度拡散層55a、55b
の一部を含む領域にイオン打ち込みによって形成される
。この時、ゲート電極部に隣接する低濃度拡散層55a
、55bの部分は、そのまま残される。 最後のステップでは、層間絶縁膜58が、第5C図に示
すように全面に蒸着される。そして、2つのコンタクト
ホールH7,H8が、層間am膜58とゲート酸化膜3
1とを貫通して高濃度拡散層57 a、  57 bの
表面に至る深さに形成される。 さらに、TiN/Ti2層膜などのようなバリアメタル
59が層間絶縁膜58と高濃度拡散層57a、57bと
の上に蒸着される。そして、レジスト(図示せず)が、
ソースとドレインとの部分に窓を有するパターンに形成
される。更に、バリアメタル59を電極として、Au層
60a、60bが5ooo人の厚さにメッキされる。そ
して、レジストを除去した後、パッシベーション膜61
が全面に形成される。このようにして、第5C図に示す
nMO3)ランジスタが完成する。 上記第5の実施例では、上記第3、第4の実施例と同様
に、ゲート電極に起因する凹凸が減少している。すなわ
ち、基板表面上から測ったゲート電極の厚さは約300
0人であり、従来の500OAに比べてずっと小さくな
っている。また、凹型溝T3の底部から測ったゲート電
極の厚さは5000人に達しており、ゲート電極の抵抗
も小さく抑えられている。さらに、ゲート電極は金(A
U)で形成されており、金はポリシリコンよりも比抵抗
がかなり小さいので、半導体装置の応答速度を保ちつつ
、ゲート電極のサイズをさらに小さくすることもできる
。 なお、第5の実施例では第3、第4の実施例におけるそ
の他の効果も同時に得られている。 さらに、上記実施例におけるトレンチ分離構造をLOG
O3構造にしても、上記と同様の効果がある。 また、ゲート電極は、ポリシリコンよりも比抵抗が小さ
いような、メタル、メタルナイトライド。 メタルシリサイドなどを含んでいてもよい。 上記実施例では、nMO3)ランジスタの構造と、その
製造方法について説明したが、この発明はpMOSトラ
ンジスタやCMO3I−ランジスタにも適用可能である
。 (発明の効果1 以上説明したように、この発明によれば、ゲート電極を
少なくとも凹型溝の内部に形成するので、ゲート電極に
起因する凹凸を少なくでき、ゲート電極の上部に重ねら
れる層のカバレッジを大幅に向上することができるとい
う効果がある。 さらに、ゲート電極とゲート酸化膜とが凹型溝内に形成
されているので、従来の平面的なチャンネルに比べて、
チャンネル長さが凹型溝の深さの2倍分長くなり、従っ
て耐バンチスルー特性や耐ホットエレクトロン特性力5
大幅に改善されるという効果がある。 ゲート電極は、凹型溝の内部に埋まるように形成しても
よく、また、凹型溝の周囲にある基板の表面の一部を覆
うように形成してもよいが、後者の場合には、チャンネ
ル長さが、基板の表面上にあるゲート電極の幅だけ長く
なるという効果がある。 さらに、第1と第2の拡散層のそれぞれが、その深い部
分に低濃度領域を備えた不純物濃度分布を有するように
すれば、これらの拡散層の付近における電界が緩和され
て、パンチスルー耐圧や、耐ホツトエレクトロン特性が
改善されるという効果がある。また、第1と′第2の拡
散層のそれぞれが、前記ゲート電極に近い部分に低濃度
領域を備えた不純物濃度分布を有していても、同様の効
果がある。 また、ゲート電極が、メタル層、メタルナイトライド層
およびメタルシリサイド層のうちの少なくとも1つを含
むようにすれば、例えば、ポリシリコンのみを含む場合
に比べてゲート電極の抵抗値を下げることができ、ゲー
ト電極の大きさを更に小さくすることもできるという効
果がある。 ゲート電極がメタル層を含んでいる場合に、ゲート絶縁
膜とメタル層との間に、さらにポリシリコン層を備えて
いれば、ゲート酸化膜とメタル層とが熱処理時に反応す
るのを防止できるという効果がある。 また、工程 (d−1)〜 (d−3)にしたがってゲ
ート電極を形成すれば、化学的に安定な金属(例えばA
u)をメッキしてゲート電極にし、これをイオンミリン
グして厚みを減らすことによって、ゲート電極の表面を
平坦にすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1A図ないし第1G図は、この発明の第1の実施例に
よる半導体装置の主要工程断面図、第2A図ないし第2
C図は、この発明の第2の実施例による半導体装置の主
要工程断面図、第3A図ないし第3C図は、この発明の
第3の実施例による半導体装置の主要工程断面図、第4
A図ないし第4C図は、この発明の第4の実施例による
半導体装置の主要工程断面図、第5A図ないし第5C図
は、この発明の第5の実施例による半導体装置の主要工
程断面図、第6図は、従来の半導体装置を示す断面図で
ある。 l ・・・ シリコン基板、 T2.T3  ・・・ 凹型溝、 9a ・・・ ゲート酸化膜、 11a  −−−TiNFI。 12a  =−Cu−AuFrl。 13 a、  13 b  ・・・ 低濃度拡散層、1
4 a、  14 b  ・・・ 高濃度拡散層、21
a  ・・・ ポリシリコン層、 22 ・・・ TiSi2層、 31 ・・・ ゲート酸化膜、 32 ・・・ タングステン膜、 33 ・・・ WSi層、 34 a、  34 b  ・・・ 低濃度拡散層、3
6 a、  36 b  ・・・ 高濃度拡散層、44
a  ・・・ ポリシリコン層、 45 c  =・T i S i 2層、51a  ・
・・ ポリシリコン層、 52a  =−Pt/Ti2層膜、 54a  ・・・ 金メッキ層、

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)凹型溝を有する第1導電型の基板と、少なくとも
    前記凹型溝の内面上に形成されたゲート絶縁膜と、 少なくとも前記凹型溝中のゲート絶縁膜の上に形成され
    たゲート電極と、 当該ゲート電極に隣接する前記基板の表面領域に形成さ
    れた第2導電型の第1の拡散層と、前記ゲート電極をは
    さんで、前記第1の拡散層と対向する位置に形成された
    第2導電型の第2の拡散層とを備えることを特徴とする
    半導体装置。
  2. (2)請求項1記載の半導体装置であって、前記ゲート
    電極は、前記凹型溝の内部に埋まるように形成されてい
    る半導体装置。
  3. (3)請求項1記載の半導体装置であって、前記ゲート
    絶縁膜と前記ゲート電極とは、前記凹型溝の周囲にある
    前記基板の表面の一部を覆うように形成されている半導
    体装置。
  4. (4)請求項1、2または3記載の半導体装置であって
    、 前記第1と第2の拡散層のそれぞれは、その深い部分に
    低濃度領域を備えた不純物濃度分布を有する半導体装置
  5. (5)請求項4記載の半導体装置であって、前記ゲート
    電極は、メタル層、メタルナイトライド層およびメタル
    シリサイド層のうちの少なくとも1つを含む半導体装置
  6. (6)請求項5記載の半導体装置であつて、前記ゲート
    電極はメタル層を含んでおり、 前記ゲート絶縁膜と前記メタル層との間に、さらにポリ
    シリコン層を備えた半導体装置。
  7. (7)請求項1、2、または3記載の半導体装置であっ
    て、 前記第1と第2の拡散層のそれぞれは、前記ゲート電極
    に近い部分に低濃度領域を備えた不純物濃度分布を有す
    る半導体装置。
  8. (8)請求項7記載の半導体装置であって、前記ゲート
    電極は、メタル層、メタルナイトライド層およびメタル
    シリサイド層のうちの少なくとも1つを含む半導体装置
  9. (9)請求項8記載の半導体装置であって、前記ゲート
    電極はメタル層を含んでおり、 前記ゲート絶縁膜と前記メタル層との間に、さらにポリ
    シリコン層を備えた半導体装置。
  10. (10)半導体装置の製造方法であって、 (a)第1導電型の基板に凹型溝を形成する工程と、 (b)少なくとも前記凹型溝の内面上にゲート絶縁膜を
    形成する工程と、 (c)少なくとも前記凹型溝中のゲート絶縁膜の上にゲ
    ート電極を形成する工程と、 (d)当該ゲート電極に隣接する前記基板の表面領域に
    第2導電型の第1の拡散層を形成するとともに、前記ゲ
    ート電極をはさんで、前記第1の拡散層と対向する位置
    に第2導電型の第2の拡散層を形成する工程とを有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. (11)請求項10記載の半導体装置の製造方法であっ
    て、 前記工程(c)において、前記ゲート電極が前記凹型溝
    の内部に埋まるように形成される半導体装置の製造方法
  12. (12)請求項10記載の半導体装置の製造方法であっ
    て、 前記工程(c)および(d)において、前記ゲート絶縁
    膜と前記ゲート電極とが、前記凹型溝の周囲にある前記
    基板の表面の一部を覆うように形成される半導体装置の
    製造方法。
  13. (13)請求項10、11または12記載の半導体装置
    の製造方法であって、 前記工程(d)において、前記第1と第2の拡散層のそ
    れぞれが、その深い部分に低濃度領域を備えた不純物濃
    度分布を有するように形成される半導体装置の製造方法
  14. (14)請求項13記載の半導体装置の製造方法であっ
    て、 前記工程(c)において、 ポリシリコン層とメタル層とを形成するとともに、当該
    メタル層とポリシリコン層とを熱処理によつて互いに反
    応させることにより、メタルシリサイド層を形成する半
    導体装置の製造方法。
  15. (15)請求項10、11、または12記載の半導体装
    置の製造方法であつて、 前記工程(d)において、前記第1と第2の拡散層のそ
    れぞれが、前記ゲート電極に近い部分に低濃度領域を備
    えた不純物濃度分布を有するように形成される半導体装
    置の製造方法。
  16. (16)請求項15記載の半導体装置の製造方法であっ
    て、 前記工程 (b)の後に、 (b−1)ポリシリコン層を前記ゲート絶縁膜上に形成
    する工程を有するとともに、 前記工程(d)は、 (d−1)第1のメタル層を前記ポリシリコン層の上に
    蒸着する工程と、 (d−2)前記第1のメタル層の上に第2のメタル層を
    メッキ処理によって形成する工程と、 (d−3)前記第2のメタル層の厚みをイオンミリング
    によって減少させる工程とを有する半導体装置の製造方
    法。
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