JPH031282B2 - - Google Patents

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JPH031282B2
JPH031282B2 JP22078182A JP22078182A JPH031282B2 JP H031282 B2 JPH031282 B2 JP H031282B2 JP 22078182 A JP22078182 A JP 22078182A JP 22078182 A JP22078182 A JP 22078182A JP H031282 B2 JPH031282 B2 JP H031282B2
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hydrogen atom
halogen atom
ether
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Yoshio Katsuta
Hajime Hirobe
Yoshihiro Namite
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は一般式 (式中、m,nは1〜2の整数であり、Aは水素
原子、ハロゲン原子、メチル基又はエチル基を、
Bは水素原子又はハロゲン原子を示す。Rは一般
式(),()で表わされる基を表わす。 ここにl,l′は1〜2の整数を、Rはイソプロピ
ル又はシクロプロピル基を表わし、Xは水素原
子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコ
キシル基、ハロメチル基、ハロメトキシ基又はメ
チレンジオキシ基を示す。)で表わされるビフエ
ニルメチルエーテル誘導体を含有することを特徴
とする殺虫、殺ダニ剤およびその製造法に関す
る。 これまで有機リン剤、カーバメート剤系殺虫剤
あるいは塩素系殺虫剤が農薬として主流をしめ、
農産物の増産に寄与してきたが、環境汚染、ある
いは慢性毒性等の見地から、より安全性の高い化
合物の探索が切望されている。天然ピレトリン
は、速効性、人畜に対しる低毒性を兼備した優れ
た殺虫剤であるが、屋外で酸化分解を受けやす
く、その使用は家庭用に限られてきた。近年、そ
の酸成分、アルコール成分の研究が盛んになり、
従来のピレスロイドに較べ光に安定な化合物がい
くつか発見された。例えば一般式()、()で
表わされる化合物群が それぞれ、特開昭55−148279,55−115864etc.に
開示され、又、最近一般式()で示されるエス
テル類が 特開昭57−91952で明らかにされたが、殺虫剤と
しての評価は必ずしも満足しうるものとは言いが
たい。本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、一
般式()で表わされる化合物が、一般式()、
()の化合物にまさる殺虫、殺ダニ活性を示し、
更に化合物()で懸念される強い魚毒性が非常
に軽減されることを見い出し本発明を完成した。 本発明で有効成分として用いる上記式()で
示される化合物はエーテル製造の一般方法に準じ
て、一般式 R−OH ……() (式中、Rは一般式()、()で表わされる基
を示す。 ここに、l,l′は1〜2の整数を、Rはイソプ
ロピル又はシクロプロピル基を表わし、Xは水素
原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アル
コキシル基、ハロメチル基、ハロメトキシ基又は
メチレンジオキシ基を示す。)で表わされるアル
コール、オキシム又はその反応性誘導体と一般式 (式中、m,nは1〜2の整数であり、Aは水素
原子、ハロゲン原子、メチル基又はエチル基を、
Bは水素原子又はハロゲン原子を示す。)で表わ
されるアルコール又はその反応性誘導体とを反応
させることによつて調製しえる。一般式()の
反応性誘導体としては例えばアルカリあるいはア
ルカリ土類金属塩、あるいはRが一般式()の
場合はハライドなどがあげられる。一般式()
の反応性誘導体としては例えば、アルカリあるい
はアルカリ土類金属塩、クロライド、プロマイ
ド、p―トルエンスルホン酸エステルなどがあげ
られる。反応は適当な溶媒中で必要により脱酸剤
または触媒としての有機または無機塩基又は酸の
存在下に必要により加熱下に行なわれる。次に上
記式()で示される化合物の代表例を示すが、
本発明はもちろんこれらのみに限定されるもので
はない。 3′―フエニル―2′―メチルベンジル 2,2―ジ
メチル−2−(4―エトキシフエニル)エチルエ
ーテル n20 D 1.5743 3′―フエニル―2′―メチルベンジル 2,2―ジ
メチル―2―(4―クロロフエニル)エチルエー
テル n20 D 1.5739 3′―フエニル―2′―メチルベンジル 2,2―ジ
メチル―2―(4―ターシヤリブチルフエニル)
エチルエーテル n20 D 1.5761 3′―フエニル―2′―メチルベンジル 2,2―ジ
メチル―2―(4―トリフルオロメチルフエニ
ル)エチルエーテル n20 D 1.5725 3′―フエニル―2′―メチルベンジル 2,2―ジ
メチル―2―(4―メチルフエニル)エチルエー
テル n20 D 1.5732 3′―フエニル―2′―メチルベンジル 2,2―ジ
メチル―2―(3,4―メチレンジオキシフエニ
ル)エチルエーテル n20 D 1.5780 3′―フエニル―2′―メチル―6′―フルオロベンジ
ル 2,2―ジメチル―2―(2―クロロ―4―
ジフルオロメトキシフエニル)エチルエーテル n20 D 1.5769 3′―フエニル―2′―メチルベンジル イソプロピ
ル―(4―クロロフエニル)ケトオキシムエーテ
ル n20 D 1.5758 3′―フエニル―2′―メチルベンジル イソプロピ
ル―(4―メチルフエニル)ケトオキシムエーテ
ル n20 D 1.5747 3′―フエニル―2′―メチルベンジル イソプロピ
ル―(3,4―ジクロロフエニル)ケトオキシム
エーテル n20 D 1.5781 3′―フエニル―2′―メチルベンジル シクロプロ
ピル―(4―メトキシフエニル)ケトオキシムエ
ーテル n20 D 1.5760 3′―フエニル―2′―エチル―6′―フルオロペンジ
ル イソプロピル―(3―クロロ―4―メチルフ
エニル)ケトオキシムエーテル n20 D 1.5774 3′―(4―フルオロフエニル)―2′―クロロベン
ジル シクロプロピル―(3,4―メチレンジオ
キシフエニル)ケトオキシムエーテル n20 D 1.5803 3′―(2,3―ジフルオロフエニル)―2′―ブロ
モ―6′―メチルベンジル 2,2―ジメチル―2
―(3―エチル―4―プロモフエニル)エチルエ
ーテル n20 D 1.5819 3′―(4―ブロモフエニル)―2′,6′―ジフルオ
ロベンジル 2,2―ジメチル―2―(3―イソ
プロポキシ―5―フルオロフエニル)エチルエー
テル n20 D 1.5795 3′―フエニル―4′,6′―ジメチルベンジル シク
ロプロピル―(4―クロロメチルフエニル)ケト
オキシムエーテル n20 D 1.5768 3′―(4―フルオロフエニル)―2′―クロロベン
ジル イソプロピル―(4―トリフルオロメトキ
シフエニル)ケトオキシムエーテル n20 D 1.5772 3′―(2,4―ジクロロフエニル)―2′―エチル
―4′―ブロモベンジル 2,2―ジメチル―2―
(3―ブロモメトキシ―6―メチルフエニル)エ
チルエーテル n20 D 1.5816 3′―(4―フルオロフエニル)―2′,6′―ジメチ
ルベンジル 2,2―ジメチル―2―(4―エト
キシフエニル)エチルエーテル n20 D 1.5750 3′―フエニル―2′,6′―ジメチルベンジル 2,
2―ジメチル―2―(4―クロロフエニル)エチ
ルエーテル n20 D 1.5743 3′―(4―クロロフエニル)―2′―メチル―6′―
フルオロベンジル 2,2―ジメチル―2―(4
―メトキシフエニル)エチルエーテル n20 D 1.5759 3′―(4―フルオロフエニル−―2′,6′―ジメチ
ルベンジル イソプロピル―(4―クロロフエニ
ル)ケトオキシムエーテル n20 D 1.5764 3′―(3―クロロ―4―フルオロフエニル)―
2′―プロモ―5′―エチルベンジル シクロプロピ
ル―(3―イソプロピル―5―ブロモフエニル)
ケトオキシムエーテル n20 D 1.5825 3′―フエニル―2′―メチル―6′―フルオロベンジ
ルイソプロピル―(2―フルオロ―4―トリフル
オロメチルフエニル)ケトオキシムエーテル n20 D 1.5758 3′―フエニル―2′,6′―ジメチルベンジル イソ
プロピル―(3,4―メチレンジオキシフエニ
ル) ケトオキシムエーテル n20 D 1.5796 3′―(4―クロロフエニル)―2′,6′―ジメチル
ベンジル イソプロピル―(3,4―ジクロロフ
エニル)ケトオキシムエーテル n20 D 1.5801 3′―(3―ブロモフエニル)―4′―エチルベンジ
ル2,2―ジメチル―2―(2―メチル―4―ジ
フルオロメチルフエニル)エチルエーテル n20 D 1.5788 3′―(4―フルオロフエニル)―2′―メチルベン
ジル 2,2―ジメチル―2―(3,4―ジクロ
ロフエニル)エチルエーテル n20 D 1.5780 3′―フエニル―2′―メチルベンジル シクロプロ
ピル―(4―クロロフエニル)ケトオキシムエー
テル n20 D 1.5749 3′―フエニル―2′,6′―ジメチルベンジル シク
ロプロピル―(4―ブロモフエニル)ケトオキシ
ムエーテル n20 D 1.5778 本発明の殺虫、殺ダニ剤で有効成分として用い
る化合物は新規化合物であり、常温で固体または
液体であつて有機溶剤一般に易溶である。従つて
散布用殺虫剤としては、乳剤、油剤、粉剤、水和
剤、エアゾール剤などとして用いることができ、
又、木粉その他適当な基材と混合して蚊取線香の
如き燻蒸用殺虫剤として使用することができる。
又、この有効成分を適当な有機溶剤に溶解して台
紙に浸ませ、又は適当な溶剤に溶かして適当な加
熱体によつて加熱蒸散させるいわゆる電気蚊取と
して使用する場合も蚊取線香と同様すぐれた効果
を示す。なお本発明の化合物は従来のピレスロイ
ドに比べ光に安定であり、しかも殺虫スペクトル
が広いこと、低毒性であること、安価であること
から、従来の有機リン剤、有機塩素系殺虫剤に替
わる農園芸用殺虫剤として使用することができ
る。本発明殺虫、殺ダニ剤の用途として、ハエ、
蚊、ゴキブリ等の衛生害虫をはじめ、有機リン
剤、カーバメート剤抵抗性ツマグロヨコバイ、ウ
ンカ類や、ニカメイチユウ、カメムシ類、ヨトウ
ガ、コナガ、タバコガ、マメゾウムシ、ヤガ、モ
ンシロチヨウ、クリケムシ、ハマキ、アブラム
シ、カイガラムシ類等の農業害虫、コクゾウ等の
貯穀害虫、ダニ類等の防除に極めて有用である。
また本発明の殺虫、殺ダニ剤にN―オクチルビシ
クロヘプテンジカルポキシイミド(商品名
MGK―264)、N―オクチルビシクロヘプテンジ
カルボキシイミドとアリールスルホン酸塩の混合
物(商品名 MGK―5026)、サイネピリン500、
オクタクロロジプロピルエーテル、ピペロニルブ
トキサイドなどの共力剤を加えるとその殺虫効果
を一層高めることができる。また本発明の殺虫、
殺ダニ剤に他の殺虫剤、例えばフエニトロチオ
ン、DDVP、ダイアジノン、プロパホス、ピリ
ダフエンチオンなどの有機リン剤、NAC、
MTMC、BPMC、PHCなどのカーバメート剤、
ピレトリン、アレスリン、フタールスリン、フラ
メトリン、フエノトリン、ペルメトリン、サイペ
ルメトリン、デカメトリン、フエンバレレート、
フエンプロパネートなどの従来のピレスロイド系
殺虫剤、カルタツプ、クロルフエナミジン、メソ
ミルなどの殺虫剤あるいは殺ダニ剤、殺菌剤、殺
線虫剤、除草剤、植物生長調整剤、肥料その他の
農薬を混合することによつて効果のすぐれた多目
的組成物が得られ、労力の省力化、薬剤間の相乗
効果も充分期待しえるものである。 次に本発明で有効成分として用いる化合物の合
成実施を示す。 一般式()のアルコール又はオキシムは特開
昭55−148279,〔pestic.Soi.1980,11,249〕に述
べられているように例えば図1,図2に従つて容
易に合成される。 一方、一般式()で示されるアルコールは3―
フエニル安息香酸の通常還元反応により容易に得
ることができる。 合成実施例 1 乾燥アセトニトリル20mlに水素化ナトリウム
(60% in oil)0.90gを加え、次いで2,2―ジ
メチル―2―(4―クロロフエニル)エチルアル
コール3.7gを10mlのアセトニトリルに溶かした
溶液を50℃で滴下した。30分間加熱還流したの
ち、3―フエニル―2―メチルベンジルブロマイ
ド5.3gを10mlのアセトニトリルに溶かした溶液
を10分間で滴下し、さらに1時間加熱還流した。
室温まで冷却後、水を加え、トルエンにて抽出し
た。トルエン抽出液を飽和食塩水で洗浄後、芒硝
にて乾燥した。減圧下にトルエンを留去して得ら
れた粗エーテルをシリカゲル100gのカラムクロ
マトグラフイにより精製し、3′―フエニル―2′―
メチルベンジル 2,2―ジメチル―2―(4―
クロロフエニル)エチルエーテル6.1gを得た。 合成実施例 2 乾燥したターシヤリブタノール100mlにイソプ
ロピル―(4―トリフルオロメトキシフエニル)
ケトオキシム5.3gとカリウムターシヤリブトキ
サイド2.3gを溶解し、続いて3―(4―フルオ
ロフエニル)―2―クロロベンジルクロライド
5.1gを加え、約80℃で3時間加熱かく拌した。
反応終了後、反応液を放冷し析出した結晶をろ別
した。ろ液を濃縮して得られる油状物をシリカゲ
ルのカラムにて精製して3′―(4―フルオロフエ
ニル)―2′―クロロ―ベンジル イソプロピル―
(4―トリフルオロメトキシフエニル)ケトオキ
シムエーテル8.2gを得た。 合成実施例 3 50%NaOH水溶液15.0g、2,2―ジメチル―
2―(2―メチル―4―ジフルオロメチルフエニ
ル)エチルアルコール4.3g、3―(3―ブロモ
フエニル)―4―エチルベンジルクロライド6.2
gおよびテトラブチルアンモニウムブロマイド
1.1gを加え、80℃にて1時間加熱かく拌した。
室温まで冷却後、水を加え、ベンゼンにて抽出し
水洗した。ベンゼン抽出液を芒硝にて乾燥後、減
圧下にベンゼンを留去し得られた粗エーテルをシ
リカゲルのカラムにて精製して3′―(3―ブロモ
フエニル)―4′―エチルベンジル2,2―ジメチ
ル―2―(2―メチル―4―ジフルオロメチルフ
エニル)エチルエーテル8.6gを得た。 合成実施例 4 シクロプロピル―(3,4―メチレンジオキシ
フエニル)ケトオキシムのナトリウム塩4.6gを
ジメチルホルムアミド50mlに溶解し続いて3―
(4―フルオロフエニル)―2―クロロベンジル
ブロマイド6.0gを加えて60℃で4時間かく拌し
た。反応液を水100mlで希釈したのち、エーテル
で抽出し、エーテル溶液を希塩酸、重曹水、食塩
水で充分洗浄した。エーテルを減圧下に留去して
得られた油状物をシリカゲルカラムにて精製して
3′―(4―フルオロフエニル)―2′―クロロベン
ジル シクロプロピル―(3,4―メチレンジオ
キシフエニル)ケトオキシムエーテル8.1gを得
た。 合成実施例 5 トルエン20mlに濃硫酸2ml、2,2―ジメチル
―2―(4―エトキシフエニル)エチルアルコー
ル3.9g 3―(4―フルオロフエニル)―2,
6―ジメチルベンジルアルコール4.6gを加え、
生成した水を系外に除去しながら6時間加熱還流
した。室温まで冷却後、水を加え、トルエン層を
分離し、水洗、乾燥した。減圧下にトルエンを留
去して得られた油状物をシリカゲルカラムにて精
製して3′―(4―フルオロフエニル)―2′,6′―
ジメチルベンジル 2,2―ジメチル―2―(4
―エトキシフエニル)エチルエーテル6.4gを得
た。 次に本発明によつて提供される組成物がすぐれ
たものであることをより明らかにするため効果の
試験成績を示す。 試験例 1 散布による殺虫試験 本発明の化合物の0.2%白灯溶液(A)、0.2%とサ
イネピリン500 0.8%の白灯溶液(B)、0.1%とフタ
ールスリン0.1%の白灯溶液(C)及びアレスリン、
フタールスリンの夫々0.2%の白灯溶液につきイ
エバエの落下仰転率を求め供試薬剤の相対有効度
を算出し、更に24時間後の致死率を求めたところ
次の如くである。 ()内は24時間後の致死率を示す。
【表】
【表】 試験例 2 燻蒸による殺虫試験 殺虫成分として0.5%を含有する蚊取線香を作
り、アカイエカの成虫を落下仰転せしめる効果を
試験した。この実験は防虫科学16巻(1951年)第
176頁、長沢、勝田等の方法に従い、前記線香の
相対有効度を算出したところ次の如くである。供
試薬剤番号は前記有効成分例のものと同一であ
る。
【表】 試験例 3 微量滴下法による殺虫試験 対照化合物〔3′―フエノキシベンジル 2,2
―ジメチル―2―フエニルエチルエーテル及び本
発明化合物の各々とそれらにピペロニルブトキサ
イドをそれぞれ有効成分の2倍量添加し所定濃度
のアセトン溶液としたものをマイクロシリジンに
てイエバエ成虫の胸部背板に施用し、24時間後の
死虫率から対照化合物に対する相対殺虫効力及び
ピペロニルブトキサイドによる共力効果を調べた
ところ次の如くである。
【表】 次に製剤化の実施例を示すが製剤化にあたつて
は一般農薬に準じて何らの特別な条件を必要とせ
ず当業技術者の熟知せる方法によつて調製しえ
る。 参考例 1 本発明化合物(1)0.2部に白灯油を加えて全体を
100部として0.2%油剤を得る。 参考例 2 本発明化合物(3)0.2部とピペロニルブトキサイ
ド0.8部に白灯油を加えて全体を100部として油剤
を得る。 参考例 3 本発明化合物(5)20部にソルポールSM―200(東
邦化学登録商標名)10部、キシロール70部を加え
て撹はん混合溶解して20%乳剤を得る。 参考例 4 本発明化合物(10)0.4部、レスメトリン0.1部、オ
クタクロロジプロピルエーテル1.5部を精製灯油
28部に溶解し、エアゾール容器に充填し、バルブ
部分を取り付けた後該バルブ部分を通じて噴射剤
(液化石油ガス)70部を加圧充填してエアゾール
を得る。 参考例 5 本発明化合物(17)0.5g、BHT0.5gを除虫菊
抽出粕粉、木粉、デン粉などの蚊取線香用基材
99.0gに均一に混合し、公知の方法によつて蚊取
線香を得る。 参考例 6 本発明化合物(21)0.4g、MGK―5026 1.0g
を蚊取線香用基材98.6gに均一に混合し、公知の
方法によつて蚊取線香を得る。 参考例 7 本発明化合物(25)0.3部とクレー99.7部をよ
く粉砕混合して0.3%粉剤を得る。 参考例 8 本発明化合物(29)40部、硅藻土35部、クレー
20部、ラウリルスルホン酸塩3部、カルポキシメ
チルセルローズ2部を粉砕混合して水和剤を得
る。 試験例 4 モモアカアブラムシの多数発生した一面の5〜
6葉期の大根畑に参考例3によつて得られた乳剤
のうち本発明化合物(1),(5),(12),(18),(23)お
よび(27)を含む各々の乳剤の水による1000倍希
釈液を100/反あたり散布した。2日後の寄生
率調査で散布前密度の1/10以下に各区共に減少
していた。 試験例 5 参考例3で得られた乳剤のうち本発明化合物
(2),(5),(11),(16),(20)および(26)の2000倍
希釈液にかんらん生葉を薬液中に約5秒間浸漬
し、薬液乾燥後シヤーレに入れヨトウムシの健全
幼虫10頭を放飼した。その供試虫の放飼は生葉浸
漬当日、5日後の2回行ない24時間後の死虫率を
求めた。
【表】
【表】 試験例 6 鉢植えのソラ豆へ殺虫成分を適用する1日前に
1本の木に対してアブラムシを約200匹寄生させ
た。参考例8によつて得られた水和剤のうち(3),
(6),(13),(19),(24)および(29)の4000倍希
釈液を害虫がついた葉へ圧縮空気スプレー法で10
ml/ポツトあたり散布し2日後の被害度を観察し
た。その結果いずれによつても被害度の増大は認
められなかつた。 試験例 7 参考例7によつて得られた(4),(8),(14),
(17),(25)および(30)の各々の粉剤を直径14
cmの腰高ガラスシヤーレ底面に2g/m2の割合で
均一に散布し、底部約1cmを残してバターを壁面
に塗布する。その中にチヤバネゴキブリ成虫を1
群10匹として放ち30分間接触させ新しい容器にゴ
キブリを移せば3日後にはいずれの粉剤によつて
も80%以上のゴキブリを殺虫することができた。 試験例 8 播種5日後の鉢植えツルナシインゲン4葉に1
葉あたり10頭のニセナミハダニ雌成虫を寄生させ
27℃恒温室で保管する。6日後、参考例3で得ら
れた乳剤(1),(5),(10),(15),(21)および(28)
を水で有効成分100ppmに希釈した薬液をターンテ
ーブル上で1鉢あたり10ml散布し、10日後植物体
上のニセナミハダニの寄生数を調査した。その結
果いずれの本発明殺虫、殺ダニ剤においても対照
薬剤にまさる殺ダニ効果が認められた。
【表】
【表】 試験例 9 コイを対象として用い、告示農政B第2735号
(昭和40年11月25日)魚類に対する毒性試験法に
準じて行ない、本発明化合物(2),(7),(9),(16),
(22)および(29)のTLm48(ppm)を求めたとこ
ろいずれにおいても0.8以上であつた。一方、対
照として用いた一般式()の化合物 の値は<0.01であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (式中、m,nは1〜2の整数であり、Aは水素
    原子、ハロゲン原子、メチル基又はエチル基を、
    Bは水素原子又はハロゲン原子を示す。Rは一般
    式(),()で表される基を表す。 ここに、l,l′は1〜2の整数を、R1はイソプロ
    ピル又はシクロプロピル基を表し、Xは水素原
    子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコ
    キシル基、ハロメチル基、ハロメトキシ基又はメ
    チレンジオキシ基を示す。)で表されるビフエニ
    ルメチルエーテル誘導体を含有することを特徴と
    する殺虫、殺ダニ剤。 2 一般式 R−OH ……() (式中、Rは一般式()、()で表される基を
    示す。 ここに、l,l′は1〜2の整数を、R1はイソプロ
    ピル又はシクロプロピル基を表し、Xは水素原
    子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコ
    キシル基、ハロメチル基、ハロメトキシ基又はメ
    チレンジオキシ基を示す。)で表されるアルコー
    ル、オキシム又はその反応性誘導体と一般式 (式中、m,nは1〜2の整数であり、Aは水素
    原子、ハロゲン原子、メチル基又はエチル基を、
    Bは水素原子又はハロゲン原子を示す。)で表さ
    れるアルコール又はその反応性誘導体とを反応さ
    せることを特徴とする一般式 (ここに、R,m,n,A,Bは前述と同じ意味
    を表す。)で示されるビフエニルメチルエーテル
    誘導体を含有する殺虫、殺ダニ剤の製造法。 3 補助剤としてピレスロイド用共力剤を含有す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    殺虫、殺ダニ剤。
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DE4213149A1 (de) * 1992-04-22 1993-10-28 Hoechst Ag Akarizide, insektizide und nematizide substituierte (Hetero)-Aryl-Alkyl-ketonoxim-O-ether, Verfahren zu ihrer Herstellung, sie enthaltende Mittel und ihre Verwendung als Schädlingsbekämpfungsmittel

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