JPS59152303A - 新規ビリジルメチル誘導体を含有する殺虫剤、殺ダニ剤及びその製造法 - Google Patents

新規ビリジルメチル誘導体を含有する殺虫剤、殺ダニ剤及びその製造法

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JPS59152303A
JPS59152303A JP58024389A JP2438983A JPS59152303A JP S59152303 A JPS59152303 A JP S59152303A JP 58024389 A JP58024389 A JP 58024389A JP 2438983 A JP2438983 A JP 2438983A JP S59152303 A JPS59152303 A JP S59152303A
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Japan
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pyridylmethyl
halogen atom
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Yoshio Katsuta
純郎 勝田
Hajime Hirobe
肇 広部
Yoshihiro Namite
良裕 南手
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般式 (式中、R1は水素原子、シアノ基、エチニル基、メチ
ル基又はノープロピニル基であり、R2は一般式(II
),(III),(IV),(V),(VI),(VI
I),(VIII),(IX),(X)又は(XI)で
表わされる基を示す。
ここに、R5,R6は同一又は相異なつて、メチル基、
ハロゲン原子又はハロメチル基を表わすが、R5,R6
が一緒になつて,の環を形成していてもよい。Xはハロ
ゲン原子を m、nは1〜3の整数を示す。R7は水素
原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ
基、低級アルキルチオ基、低級ハロアルキル基、低級ハ
ロアルコキシ基、低級ハロアルキルチオ基又はメチレン
ジオキシ基を表わす。
R8は水素原子、メチル基、ハロゲン原子又はシアノ基
を示し、R9はメチル基、フルオロ原子又はクロル原子
を示す、R10はメチル基又はクロル原子であり、R1
1はメチル基、クロル原子、メトキシ基又はメトキシメ
チル基を表わす。なおR10とR11が一緒になつてエ
チレン、トリメチレン、テトラメチレン鎖を形成する場
合も含まれる、R12は炭素数が1〜6のアルキル基、
ハロアルキル基又はハロゲン原子、メチル基あるいはト
リフルオロメチル基で置換されてもよいフエニル基を示
す。R13は、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、低級ハロ
アルキル基、低級ハロアルコキシ基、フエノキシ基、エ
チニル基、ニトリル基又はニトロ基を示す。
Yは、窒素原子又はメチン基を表わすが、R2が一般式
(II),(III),(IV),(V),(VI),
(VII),(VIII),(IX),(X)の場合は
Yは窒素原子のみを示す。R3は水素原子又はフツ素原
子であり、R4は水素原子、ハロゲン原子、メチル基、
メトキシ基、トリフルオロメチル基又はエチニル基を表
わす。)で示される新規ピリジルメチル誘導体を有効成
分として含有することを特徴とする殺虫、殺ダニ剤及び
その製造法に関する。
従来、有機リン剤、あるいはカーバメート系殺虫剤が農
薬の主流として、農作物の生産向上に寄与してきたが、
近年、これらの農薬に対する抵抗性の発達は著しく、又
環境汚染性の故に新しいタイプの殺虫剤の創出が切望さ
れている。最近、天然の殺虫成分であるピレトリンの化
学構造を改変した類緑体の研究が広く進められ、これら
の化合物は、速効性であること、低毒性であること、あ
るいは有機リン剤、カーバメート剤抵抗性害虫にも有効
であることから 既存殺虫剤に替わるものとして期待さ
れ、いくつかは既に農業用、家庭用、防疫用として広く
実用に供されている。今日まで、これらピレスロイド剤
に対する抵抗性の発達は困難なものとされ、事実、実際
防除面で問題となつた例はないが、生物が種の存続の場
で示すしたたかさを考えれば、抵抗性発達の可能性を前
提として対処するのが妥当と考えられる。
そこで本発明者らは 現在広く実用に供されている代表
的なピレスロイド ここにR1,R2,R3,R4は前述と同じ意味を示す
、に対し将来抵抗性が発達した場合、これらに代替され
らる有効なピレスロイド剤を探索すべく研究を開始した
。そして、実験室レベルで幾世代にもわたつて淘汰され
感受性が低下した害虫を用いて、鋭意研究を続けた結果
、一般式(I)で表わされる化合物の如く、ベンゼン環
の替わりにピリジン環を導入したものが抵抗性害虫々対
して感受性害虫と同様、高い殺虫力を示す一方、温血動
物及び魚介 類に対する毒性が非常に低いことを発見し、本発明を完
成した。なお、1個よりも2個ピリジン環を導入する方
が、より、抵抗性発現抑制に有効であることも明らかと
なつた。
本発明で有効成分として用いる上記式(I)で表わされ
る化合物はエステルあるいはエーテル製造の一般方法に
準じて一般式 R2−O−H…(XII) (式中、R2は一般式(II),(III),(IV)
,(V),(VI),(VII),(VIII),(I
X),(X)又は(XI)で表わされる基を示す。
ここに、R5,R6は同一又は相異なつて、メチル基、
ハロゲン原子、又はハロメチル基を表わすが、R5、R
6が一緒になつて,の環を形成していてもよい。Xはハ
ロゲン原子を、m,nは1〜3の整数を示す。R7は水
素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキ
シ基、低級アルキルチオ基、低級ハロアルキル基、低級
ハロアルコキシ基、低級ハロアルキルチオ基又はメチレ
ンジオキシ基を表わす。R8は水素原子、メチル基、ハ
ロゲン原子又はシアノ基を示し、R9はメチル基、フル
オロ原子、又はクロル原子を示す。R10はメチル基又
はワロル原子であり。R11はメチル基、クロル原子、
メトキシ基又はメトキシメチル基を表わす。なおR10
とR11一緒になつてエチレントリメチレン、テトラメ
チレン鎖を形成する場合も合まれる。R12は炭素数が
1〜6のアルキル基、ハロアルキル基又はハロゲン原子
、メチル基あるいはトリフルオロメチル基で置換されて
もよいフエニル基を示す。R13は、水素原子、ハロゲ
ン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アル
キルチオ基、低級ハロアルキル基、低級ハロアルコキシ
基、フエノキシ基、エチニル基、ニトリル基又はニトロ
基を示す。)で表わされるカルボン酸あるいはアルコー
ル又はその反応性誘導体と一般式 (式中、R1は水素原子、シアノ基、エチニル基、メチ
ル基又はノープロピニル基を示す。Yは窒素原子又はメ
チン基を表わすが、R2が一般式(II),(III)
,(IV),(V),(VI),(VII),(VII
I),(IX),(X)の場合は、Yは窒素原子のみを
示す。R3は水素原子又はフツ素原子であり、R4は水
素原子、ハロゲン原子、メチル基、メトキシ基、トリフ
ルオロメチル基又はエチニル基を表わす。)で示される
アルコール又はその反応性誘導体とを反応させることに
よつて調製しえる。カルボン酸の反応性誘導体としては
例えば酸ハライド、酸無水物、低級アルキルエステル、
アルカリ金属塩などがあげられる。アルコールの反応性
誘導体としては例えばクロライド、ブロマイド、■トル
エンスルホン酸エステルなどがあげられる。反応は適当
な溶媒中で必要により脱酸剤または触媒としての有機ま
たは無機塩基又は酸の存在下に必要により加熱下に行な
われる。一般式(I)の酸成分において、一般式(VI
I),(XI)及び一般式(IX)でR10,R11が
共にメチル基である場合以外は少なくとも1個の不斉炭
素が存在し、通常の合成法で得られるものはこれらの混
合物であるが、これらの各々ももちろん本発明に含まれ
る。なおアルコール成分に不斉炭素が存在する場合も同
様である。上記式(I)で示される化合物の代表例を示
せば次の通りであるが、本発明はもちろんこれらのみに
限定されるものではない。
(1) 3′−(4−ピリジルオキシ)−α′−シアノ−2′−
ピリジルメチル 2,2−ジメチル−3−(2,2−ジ
クロロビニル)シクロプロパンカルボキシレートno2
0 1.5645 (2) 3′−(4−フルオロ−2−ピリジルオキシ)−α′−
シアノ−2′−ピリジルメチル2,2−ジメチル−3−
(2,2−ジクロロビニル)シクロプロパンカルボキシ
レートno20 1.5648 (3) 3′−(4−ピリジルオキシ)−α′−シアノ−2′−
ピリジルメチル 2,2−ジメチル−3−(2,2−ジ
ブロモビニル)シクロプロパンカルボキシレートno2
0 1.5813 (4) 3′−(4−ピリジルオキシ)−α′−エチニル−4′
−フルオロ−2′−ピリジルメチル2,2−ジメチル−
3−(2,2−ジブロモビニル)シクロプロパンカルボ
キシレートno20 1.5820 (5) 3′−(4−ピリジルオキシ)−α′−シアノ−2−ピ
リジルメチル 2,2−ジメチルー3−(2,2−ジメ
チルビニル)シクロプロパンカルボキシレートno20
 1.5567 (6) 3′−(4−ピリジルオキシ)−α′−シアノ−2′−
ピリジルメチル 2,2−ジメチル−3−(2−クロロ
−2−トリフルオロメチルビニル)シクロプロパンカル
ボキシレートno20 1.5681 (7) 3′−(2−ピリジルオキシ)−α′−(1−プロピニ
ル)−2′−ピリジルメチル2,2−ジメチル−3−(
2−クロロ−2−トリフルオロメチルビニル)シクロプ
ロパンカルボキシレート no20 1.5704 (8) 3′−(4−ピリジルオキシ)−α′−シアノ−2′−
ピリジルメチル 2,2−ジメチル−3−(1,2−ジ
ブロモ−2,2−ジクロロエチル)シクロプロパンカル
ボキシレートno20 1.5929 (9) 3′−(4−ピリジルオキシ)−α′−シアノ−2′−
ピリジルメチル 2,2−ジメチル−3−(2,2,2
−トリクロロエチル)シクロプロパンカルボキシレート
no20 1.5750 (10) 3′−(4−ピリジルオキシ)−α′−シアノ−2′−
ピリジルメチル 2,2−ジメチル−3−{2−クロロ
−2−(4−クロロフエニル)ビニル}シクロプロパン
カルボキシレートno20 1.5807 (11) 3′−(4−ピリジルオキシ)−α′−メチル−4′−
フルオロ−2′−ピリジルメチル2,2−ジメチル−3
−{2−シアノ−2−(4−メチルフエニル)ビシル}
シクロプロパンカルボキシレート no20 1.5811 (12) 3′−(4−ピリジルオキシ)−α′−シアノ−2′−
ピリジルメチル α−(4−クロロフエニル)イソバレ
レート no20 1.5648 (13) 3′−(4−ピリジルオキシ)−α′−シアノ−2′−
ピリジルメチル α−(4−ジフルオロメトキシフエニ
ル)イソバレレートno20 1.5609 (14) 3′−(4−クロロ−2−ピリジルオキシ)−α′−エ
チニル−4′−フルオロ−2′−ピリジルメチル α−
(4−メチルフエニル)イソバレレートno20 1.
5735 (15) 3′−(4−エチニル−3−ピリジルオキシ)−2′−
ピリジルメチル α−(3,4−メチレンジオキシフエ
ニル)イソバレレートno20 1.5751 (16) 3′−(4−ピリジルオキシ)−α′−シアノ−2′−
ピリジルメチル 1−(4−エトキシフエニル)−2,
2−ジクロロシクロプロパンカルボキシレートno20
 1.5826 (17) 3′−(3−トリフルオロメチル−4−ピリジルオキシ
)−α′−メチル−2′−ピリジルメチル 1−(4−
クロロフエニル)−2,2−ジフルオロシクロプロパン
カルボキシレート no20 1.5866 (18) 3′−(4−ピリジルオキシ)−α′−シアノ−2′−
ピリジルメチル α−(2−クロロ−4−トリフルオロ
メチルアニリノ)イソバレレートno20 1.583
2 (19) 3′−(4−ピリジルオキシ)−α′−(ノープロピニ
ル)−2′−ピリジルメチルα−(2,4−ジクロロア
ニリノ)イソバレレートno20 1.5794 (20) 3′−(4−メチル−2−ピリジルオキシ)−2′−ピ
リジルメチル α−(4−トリフルオロメチルアニリノ
)イソバレレートno20 1.5781 (21) 3′−(4−ピリジルオキシ)−α′−シアノ−2′−
ピリジルメチル 2,2,3,3−テトラメチルシクロ
プロパンカルボキシレートno20 1.5517 (22) 3′−(4−ピリジルオキシ)−α′−シアノ−2′−
ピリジルメチル 2,2−ジメチル−3,3−ジクロロ
シクロプロパンカルボキシレートno20 1.564
0 (23) 3′−(4−ピリジルオキシ)−α′−エチニル−2′
−ピリジルメチル 2,2,3−トリメチル−3−メト
キシメチルシクロプロパンカルボキシレートno20 
1.5608 (24) 3′−(4−メトキシ−2−ピリジルオキシ)−α′−
メチル−2′−ピリジルメチル2,2−ジメチル−3,
3−トリメチレンシクロプロパンカルボキシレートno
20 1.5565 (25) 3′−(4−ピリジルオキシ)−α′−シアノ−2′−
ピリジルメチル 2,2−ジメチル−3−イソブトキシ
シクロプロパンカルボキシレートno20 1.570
6 (26) 3′−(4−ピリジルオキシ)−α′−シアノ−2′−
ピリジルメチル 2,2−ジメチル−3−(2,2,2
−トリフルオロエトキシ)シクロプロパンカルボキシレ
ートno20 1.5619 (27) 3′−(4−ピリジルオキシ)−α′−シアノ−2′−
ピリジルメチル 2,2−ジメチル−3−(4−クロロ
フエノキシ)シクロプロパンカルボキシレートno20
 1.5825 (28) 3′−(4−フルオロ−2−ピリジルオキシ)−α′−
(1−プロピニル)−2′−ピリジルメチル 2,2−
ジメチル−3−(4−メチルフエノキシ)シクロプロパ
ンカルボキシレート no20 1.5834 (29) 3′−フエノキシ−2′−ピリジルメチル 2−メチル
−2−(4−エトキシフエニル)プロピルエーテル no20 1.5693 (30) 3′−(4−ピリジルオキシ)−2′−ピリジルメチル
 2−メチル−2−(4−エトキシフエニル)プロピル
エーテル no20 1.5708 (31) 3′−(4−ブロモフエノキシ)−α′−シアノ−2′
−ピリジルメチル2−メチル−2−(4−クロロフエニ
ル)プロピルエーテルno20 1.5860 (32) 3′−(2−メチル−4−ピリジルオキシ)−α′−メ
チル−4′−フルオロ−2′−ピリジルメチル 2−メ
チル−2−(4−トリフルオロメチルフエニル)プロピ
ルエーテルno20 1.5798 (33) 3′−(4−フルオロフエノキシ)−2′−ピリジルメ
チル 2−メチル−2−(4−エチニルフエニル)プロ
ピルエーテル no20 1.5689 (34) 3′−(3−ピリジルオキシ)−α′−(1−プロピニ
ル)−2′−ピリジルメチル2−メチル−2−(4−フ
エノキシフエニル)プロピルエーテルno20 1.6
014 (35) 3′−(2−メトキシ−4−ピリジルオキシ)−2′−
ピリジルメチル 2,2−ジメチル−3−(2−メチル
−2−クロロビニル)シクロプロパンカルボキシレート
no20 1.5670 (36) 3′−(4−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ
)−α′−メチル−4′−フルオロ−2′−ピリジルメ
チル 2,2−ジメチル−3−(1,2,3−トリクロ
ロ−2−トリフルオロメチルプロピル)シクロプロパン
カルボキシレートno20 1.5792 (37) 3′−(5−メチル−3−ピリジルオキシ)−α′−(
1−プロピニル)−2′−ピリジルメチル 2,2−ジ
メチル−3−(2−フルオロ−2−クロロジフルオロメ
チル)シクロプロパンカルボキシレートno20 1.
5815 (38) 3′−(2−ピリジルオキシ)−α′−エチニル−2′
−ピリジルメチル2,2−ジメチル−3−シクロペンチ
リデンメチルシクロプロパンカルボキシレート no20 1.5688 (39) 3′−(4−ピリジルオキシ)−2′−ピリジルメチル
 2,2−ジメチル−3−(2−オキソチオラン−3−
イリデンメチル)シクロプロパンカルボキシレート no20 1.5791 (40) 3′−(3−プロモ−2−ピリジルオキシ)−α′−メ
チル−2′−ピリジルメチル2,2−ジメチル−3−(
2,2,2−トリフルオロエチル)シクロプロパンカル
ボキシレート no20 1.5763 (41) 3′−(4−エチニル−3−ピリジルオキシ)−2′−
ピリジルメチル 2,2−ジメチル−3−(2−フルオ
ロ−2−フエニルビニル)シクロプロパンカルボキシレ
ートno20 1.5739 (42) 3′−(3−メトキシ−2−ピリジルオキシ)−α′−
メチル−2′−ピリジルメチル 2,2−ジメチル−3
−{2−ブロモ−2−(3−メトキシ−4−クロロメチ
ルフエニル)ビニル}シクロプロパンカルボキシレート no20 1.6024 (43) 3′−(5−ブロモ−3−ピリジルオキシ)−α′−(
1−プロピニル)−4′−フルオロ−2′−ピリジルメ
チル 2,2−ジメチル−3−{2−メチル−2−(2
−ブロモ−4−イソプロビル−5−フルオロフエニル)
ビニル}シクロプロパンカルボキシレートno20 1
.6103 (44) 3′−(2−トリフルオロメチル−4−ピリジルオキシ
)−α′−シアノ−2′−ピリジルメチル2,2−ジメ
チル−3−{2−(3,5−ジメチル−4−トリフルオ
ロメチルチオ フエニル)ビニル}シクロプロパンカル
ボキシレート no20 1.6081 (45) 3′−(■フルオロ−2−ピリジルオキシ)−2′−ピ
リジルメチル α−(2−フルオロ−4−エチルチオフ
エニル)イソバレレートno20 1.5715 (46) 3′−(4−ピリジルオキシ)−α′−(1−プロピニ
ル)−4′−フルオロ−2′−ピルジルメチルα−(4
−クロロフエニル)イソバレレートno20 1.56
98 (47) 3′−(4−クロロ−3−ピリジルオキシ)−α′−エ
チニル−2′−ピリジルメチルα−(2−クロロ−4−
トリフルオロメトキシ−6−メチルフエニル)イソバレ
レートno20 1.5736 (48) 3′−(4−ピリジルオキシ)−α′−シアノ−2′−
ピリジルメチル α−(4−ターシアリ−ブチルフエニ
ル)イソバレレート no20 1.5760 (49) 3′−(3−フルオロ−4−ピリジルオキシ)−α′−
エチニル−4′−フルオロ−2′−ピリジルメチル 1
−(3,4−ジクロロフエニル)−2,2−ジメチルシ
クロプロパンカルボキシレート no20 1.5907 (50) 3′−(4−エチニル−2−ピリジルオキシ)−2′−
ピリジルメチル 1−(3−エチル−4−ブロモ−5−
クロロジフルオロメチルフエニル)−2,2−ジクロロ
シクロプロパンカルボキシレート no20 1.6033 (51) 3′−(5−メチル−3−ピリジルオキシ)−α′−(
1−プロピニル)−2′−ピリジルメチル1−(3,4
−メチレンジオキシ−5−メチルチオフエニル)−2,
2−ジフルオロシクロプロパンカルボキシレート no20 1.6129 (52) 3′−(4−ピリジルオキシ)−α′−エチニル−4′
−フルオロ−2′−ピリジルメチルα−(2−フルオロ
−4−トリフルオロメチルアニリノ)イソバレレートn
o20 1.5796 (53) 3′−(4−メトキシ−3−ピリジルオキシ)−α′−
メチル−2′−ピリジルメチルα−(2,6−ジメチル
−4−プロピルオキシアニリノ)イソバレレートno2
0 1.5928 (54) 3′−(2−クロロ−4−ピリジルオキシ)−2′−ピ
リジルメチル α−(4−クロロアニリノ)イソバレレ
ート no20 1.5840 (55) 3′−(5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ
)−α′−シアノ−2′−ピリジルメチルα−(3−エ
チルチオ−4−ジフルオロメチルチオ−6−プロモアニ
リノ)イソバレレート no20 1.6107 (56) 3′−(3−ブロモ−4−ピリジルオキシ)−α′−エ
チニル−4′−フルオロ−2′−ピリジルメチル 2,
2,3−トリメチル−3−メトキシシクロプロパンカル
ボキシレート no20 1.5624 (57) 3′−(4−エチニル−3−ピリジルオキシ)−α′−
(1−プロピニル)−2′−ピリジルメチル 2,2−
ジメチル−3,3−エチレンシクロプロパンカルボキシ
レートno20 1.5593 (58) 3′−(2−フルオロ−4−ピリジルオキシ)−2′−
ピリジルメチル 2,2−ジメチル−3,3−テトラメ
チレンシクロプロパンカルボキシレートno20 1.
5536 (59) 3′−(4−クロロ−2−ピリジルオキシ)−α′−エ
チニル−2′−ピリジルメチル2,2−ジメチル−3−
n−ヘキシルオキシシクロプロパンカルボキシレートn
o20 1.5749 (60) 3′−(5−メチル−3−ピリジルオキシ)−α′−(
1−プロピニル)−4′−フルオロー2′−ピリジルメ
チル 2,2−ジメチル−3−メトキシシクロプロパン
カルボキシレート no20 1.5480 (61) 3′−(3−メトキシ−4−ピリジルオキシ)−2′−
ピリジルメチル 2,2−ジメチル−3−(2−クロロ
イソプロポキシ)シクロプロパンカルボキシレートno
20 1.5771 (62) 3′−(4−ピリジルオキシ)−α′−シアノ−2′−
ピリジルメチル 2,2−ジメチル−3−ターシヤリー
ブトキシシクロプロパンカルボキシレートno20 1
.5712 (63) 3′−(5−トリフルオロメチル−4−ピリジルオキシ
)−α′−メチル−4′−フルオロ−2′−ピリジルメ
チル 2,2−ジメチル−3−(4−クロロ−5−ブロ
モペンチルオキシ)シクロプロパンカルボキシレート no20 1.5947 (64) 3′−(4−ピリジルオキシ)−α′−シアノ−2′−
ピリジルメチル 2,2−ジメチル−3−(2−フルオ
ロ−3−トリフルオロメチルフエノキシ)シクロプロパ
ンノフルボキシレート no20 1.5855 (65) 3′−(4−フルオロフエノキシ)−α′−エチニル−
2′−ピリジルメチル 2−メチル−2−(2−シアノ
−4−メチルチオ−5−フルオロフエニル)プロピルエ
ーテルno20 1.5883 (66) 3′−(4−ピリジルオキシ)−4′−フルオロ−2′
−ピリジルメチル 2−メチル−2−(3,4−ジメチ
ルフエニル)プロピルエーテルno20 1.5764 (67) 3′−(3−トリフルオロメチル−4−ピリジルオキシ
)−α′−(1−プロピニル)−4′−フルオロ−2′
−ピリジルメチル 2−メチル−2−(4−ジフルオロ
メトキシ−5−ニトロフエニル)プロピルエーテル no20 1.5750 (68) 3′−フエノキシ−α′−メチル−2′−ピリジルメチ
ル 2−メチル−2−(2−メトキシ−4−イソプロピ
ルフエニル)プロピルエーテルno20 1.5769 (69) 3′−(5−クロロ−2−ピリジルオキシ)−α′−シ
アノ−2′−ピリジルメチル2−メチル−2{2−ブロ
モ−4−(2,2,2−トリフルオロエトキシ)フエニ
ル}プロピルエーテル no20 1.5778 (70) 3′−(3−エチニル−4−ピリジルオキシ)−2′−
ピリジルメチル 2−メチル−2−(2−ニトロ−4−
エチニルフエニル)プロピルエーテルno20 1.5
725 (71) 3′−(4−ピリジルオキシ)−2′−ピリジルメチル
 2−メチル−2−(4−クロロフエニル)プロピルエ
ーテル no20 1.5737 (72) 3′−(5−メトキシ−4−ピリジルオキシ)−α′−
メチル−4′−フルオロ−2′−ピリジルメチル 2−
メチル−2−(4−エチルチオフエニル)プロピルエー
テルno20 1.5771 (73) 3′−(4−フルオロフエノキシ)−2′−ピリジルメ
チル 2−メチル−2−(4−エトキシフエニル)プロ
ピルエーテル no20 1.5689 本発明の殺虫、殺ダニ剤で有効成分として用いる化合物
は新規化合物であり、常温で固体または液体であつて有
機溶剤一般に易溶である。従つて散布用殺虫剤としては
、乳剤、油剤、粉剤、水和剤、エアゾール剤などとして
用いることができ、又、木粉その他適当な基材と混合し
て蚊取線香の如き燻蒸用殺虫剤として使用することがで
きる。又、この有効成分を適当な有機溶剤に溶解して台
紙に浸ませ又は適当な溶剤に溶かして適当な加熱体によ
つて加熱蒸散させるいわゆる電気蚊取として使用する場
合も蚊取線香と同様すぐれた効果を示す。なお本発明の
化合物は従来のピレスロイドに比べ光に安定であり、し
かも殺虫スペクトルが広いこと、低毒性であること、安
価であることから、従来の有機リン剤、有機塩素系殺虫
剤に替わる農園芸用殺虫剤として使用することができる
。本発明殺虫、殺ダニ剤の用途として、ハエ、蚊、ゴキ
ブリ等の衛生害虫をはじめ、有機リン剤、カーバメート
剤抵抗性ツマグロヨコバイ、ウンカ類や、ニカメイチユ
ウ、カメムシ類、ヨトウガ、ユナガ、タバコガ、マメゾ
ウムシ、ヤガ、モンシロチヨウ、クリケムシ、ハマキ、
アブラムシ、カイガラムシ類等の農業害虫、コクゾウ等
の貯穀害虫、ダニ類等の防除に極めて有用である。また
本発明の殺虫、殺ダニ剤にN−オクチルビシクロヘプテ
ンジカルボキシイミド(商品名 MGK−264),N
−オクチルビシクロヘプテンジカルボキシイミドとアリ
ールスルホン酸塩の混合物(商品名 MGK−5026
),サイネピリン500,オクタクロロジプロピルエー
テル,ピベロニルブトキサイドなどの共力剤を加えると
その殺虫効果を一層高めることができる。また本発明の
殺虫、殺ダニ剤に他の殺虫剤、例えば、フエニトロチオ
ン、DDVP,ダイアジノン、プロパホス、ピリダフエ
ンチオンなどの有機リン剤、NAC,MTMC,BPM
C,PHCなどのカーバメート剤、ピレトリン、アレス
リン、フタールスリン、フラメトリン、フエノトリン、
ペルメトリン、サイペルメトリン、デカメトリン、フエ
ンバレレート、フエンプロパネートなどの従来のピレス
ロイド系殺虫剤、カルタツプ,クロルフエナミジン、メ
ソミルなどの殺虫剤、あるいは殺ダニ剤、殺菌剤、殺線
虫剤、除草剤、植物生長調整剤、肥料その他の農薬を混
合することによつて効果のすぐれた多目的組成物が得ら
れ、労力の省力化、薬剤間の相乗効果を充分期待しえる
ものである。
次に本発明で有効成分として用いる化合物の合成実施例
を示す。
一般式(XII)の酸又はアルコールは既に公知であり
、一方、一般式(XIII)で表わされるアルコールは
 3−フエノキシ−2−ピリジルメチルアルコールの製
法に準じ例えば図1に従つて容易に得られる。
合成実施例1. A)アルコールとカルボン酸ハライドとの反応によるエ
ステルの合成 2,2−ジメチル−3−(2−クロロ−2−トリフルオ
ロメチルビニル)シクロプロパンカルボン酸ハロライド
5.5gを乾燥ベンゼン15mlに溶解し、これに3−
(4−ピリジルオキシ)−α−シアノ−2−ピリジルメ
チルアルコール4.6gを乾燥ベンゼン20mlに溶解
したものを加え、さらに縮合助剤として乾燥ピリジン3
mlを加えるとピリジン塩酸塩が析出する、密栓して室
温で一夜放置後ピリジン塩酸塩の結晶を濾別した後、ベ
ンゼン溶液をぼろ硝で乾燥し、ベンゼンを減圧下に留去
して3′−(4−ピリジルオキシ)−α−シアノ−2′
−ピリジルメチル 2,2−ジメチル−3−(2−クロ
ロ−2−トリフルオロメチルビニル)シクロプロパンカ
ルボキシレート8.4gを得た。
合成実施例2. B)アルコールとカルボン酸との反応によるエステルの
合成 2,2−ジメチル−3−(4−メチルフエノキシ)シク
ロプロパンカルボン酸4.7gと3−(4−フルオロ−
2−ピリジルオキシ)−α−(1−プロピニル)−2−
ピリジルメチルアルコール4.8gとを50mlの乾燥
ベンゼンに溶解し、6.2gのジシクロヘキシルカルボ
ジイ■ドを添加して一晩密栓放置した。翌日4時間加熱
還流して反応を完結させ、冷却後析出したジシクロヘキ
シル尿素を濾別した。ろ液を濃縮して得られた油状物質
を100gのシリカゲルカラムに流下させて3′−(4
−フルオロ−2−ピリジルオキシ)−α′−(1−プロ
ピニル)−2′−ピリジルメチル 2,2−ジメチルー
3−(4−メチルフエノキシ)シクロプロパンカルボキ
シレート7.7gを得た。
合成実施例3. C)アルコールのハライドとアルカリ金属カルボン酸塩
との反応によるエステルの合成2,2−ジメチル−3−
(2−オキソチオラン−3−イリデンメチル)シクロプ
ロパンカルボン酸のナトリウム塩5.2gと3−(4−
ピリジルオキシ)−2−ピリジルメチルクロライド4.
5gをベンゼン50mlに懸濁させ、還流下に3時間窒
素気流中で反応させた後、反応液を冷却し析出する食塩
をろ別したのち食塩水で充分洗浄後ぼう硝で乾燥し、ベ
ンゼンを減圧下に留去して3′−(4−ピリジルオキシ
)−2′−ピリジルメチル2,2−ジメチル−3−(2
−オキソチオラン−3−イリデンメチル)シクロプロパ
ンカルボキシレート6.9gを得た。
合成実施例4. D)アルコールとカルボン酸の低級アルキルエステルと
のエステル交換反応 2,2−ジメチル−3−(4−クロロ−5−ブロモペン
チルオキシ)シクロプロパンカルボン酸のメチルエステ
ル6.6gと3−(5−トリフルオロメチル−4−ピリ
ジルオキシ)−α−メチル−4−フルオロ−2−ピリジ
ルメチルアルコール6.1gを150℃に加熱する。温
度が150℃に達した時にナトリウム0.25gを加え
、メタノールの留去を開始する。
メタノールの留去が停止したら更にナトリウム0.25
gを加え、理論量のメタノールを得るまで温度を150
℃前後に保ち前記操作を繰返し行なう。ついで混合物を
冷却しエーテルに溶解し、エーテル溶液を希塩酸、重曹
水、食塩水で洗浄後ぼう硝で乾燥し、エーテルを減圧下
に留去して3′−(5−トリフルオロメチル−4−ピリ
ジルオキシ)−2′−メチル−4′−フルオロ−2′−
ピリジルメチル2,2−ジメチル−3−(4−クロロ−
5−ブロモペンチルオキシ)シクロプロパンカルボキシ
レート10.2gを得た。
合成実施例5. E)アルコールのハライドと有機第3級塩基のカルボン
酸塩との反応によるエステルの合成α−(2−クロロ−
4−トリフルオロメトキシ−6−メチルフエニル)イソ
バレリアン酸6.3gをアセトン50mlに溶解し、こ
れに3−(4−クロロ−3−ピリジルオキシ)−α−エ
チニル−2−ピリジルメチルブロマイド62gを加える
。かく拌下にトリエチルアミン4mlを加え、60〜8
0℃で3時間反応させたのちエーテルで溶解し、エーテ
ル溶液を希塩酸、重曹水、食塩水で充分洗浄後ぼう硝で
乾燥しエーテルを減圧下に留去して3′−(4−クロロ
−3−ピリジルオキシ)−α′−エチニルー2′−ピリ
ジルメチル α−(2−クロロ−4−トリフルオロメト
キシ−6−メチルフエニル)イソバレレート9.8gを
得た。
合成実施例6 F)アルコールとハライドとの反応によるエーテルの合
成 乾燥アセトニトリル20mlに水素化ナトリウム(60
%in oil)0.90gを加え、次いで2−メチル
−2−(4−クロロフエニル)プロピルアルコール3.
7gを10mlのアセトニトリルに溶かした溶液を50
℃で滴下した。30分間加熱還流したのち3−(4−ピ
リジルオキシ)−2−ピリジルメチルブロマイド5.3
gを10mlのアセトニトリルに溶かした溶液を10分
間で滴下し、さらに1時間加熱還流した。室温まで冷却
後、水を加え、トルエンにて抽出した。トルエン抽出液
を飽和食塩水で洗浄後、ぼう硝で乾燥した。減圧下にト
ルエンを留去して得られた粗エーテルをシリカゲル10
0gのカラムクロマトグラフイにより精製し、3′−(
4−ピリジルオキシ)−2′−ピリジルメチル 2−メ
チル−2−(4−クロロ フエニル)プロピルエーテル
6.1gを得た。
合成実施例7. 50%NaOH水溶液15.0g、2−メチル−2−(
2−メトキシ−4−イソプロピルフエニル)プロピルク
ロライド4.8g、3−フエノキシ−α−メチル−2−
ピリジルメチルアルコール4.6g、およびテトラブチ
ルアンモニウムブロマイド1.1gを加え、80℃にて
1時間加熱かく拌した。室温まで冷却後、水を加え、ベ
ンゼンにて抽出し水洗した。ベンゼン抽出液をぼう硝し
て乾燥後、減圧下にベンゼンを留去し得られた粗エーテ
ルをシリカゲルのカラムにて精製して3′−フエノキシ
−α′−メチル−2′−ピリジルメチル 2−メチル−
2−(2−メトキシ−4−イソプロピルフエニル)プロ
ピルエーテル7.3gを得た。
次に本発明によつて提供される組成物がすぐれたもので
あることをより明らかにするため効果の試験成績を示す
試験例1.散布による殺虫試験 本発明の化合物の0.2%白灯溶液(A)、0.2%と
サイネピリン500 0.8%の白灯溶液(B),0.
1%とフタールスリン0.1%の白灯溶液(C)及びア
レスリン、フタールスリンの夫々0.2%の白灯溶液に
つきイエバエの落下仰転率を求め供試薬剤の相対有効度
を算出し、更に24時間後の致死率を求めたところ次の
如くである。
( )内は24時間後の致死率を示す 試験例2、燻蒸による殺虫試験 殺虫成分として0.5%を含有する蚊取線香を作り、ア
カイエカの成虫を落下仰転せしめる効果を試験した。こ
の実験は防虫科学16巻(1951年)第176頁、長
沢、勝田等の方法に従い、前記線香の相対有効度を算出
したところ次の如くである。供試薬剤番号は前記有効成
分例のものと同一である。
試験例3. 微量滴下法による殺虫試験対照化合物及び
本発明化合物の各々のアセトン溶液をマイクロシリンジ
にて、感受性及びsuper−kdr系イエバエ成虫の
胸部背後に施用し、24時間後の死虫率から対照化合物
に対する相対殺虫力及び化合物に対する抵抗性比を求め
たところ次の如くである。
次に製剤化の実施例を示すが、製剤化にあたつては一般
農薬に準じて何らの特別な条件を必要とせず当業技術者
の熟知せる方法によつて調製しえる。
参考例1. 本発明化合物(1)0.2部に白灯油を加えて全体を1
00部として0.2%油剤を得る。
参考例2 本発明化合物(4)0.2部とピペロニルブトキサイド
0.8部に白灯油を加えて全体を100部として油剤を
得る。
参考例3. 本発明化合物(13)20部にソルポールSM−200
(東邦化学登録商標名)10部、キシロール70部を加
えて撹はん混合溶解して20%乳剤を得る。
参考例4. 本発明化合物(21)0.4部、レスメトリン0.1部
、オクタクロロジプロピルエーテル1.5部を精製灯油
28部に溶解し、エアゾール容器に充填し、バルブ部分
を取り付りた後該バルブ部分を通じて噴射剤(液化石油
ガス)70部を加圧充填してエアゾールを得る。
参考例5. 本発明化合物(32)0.5g,BHT0.5gを除虫
菊抽出■粉、木粉、デン粉などの蚊取線香用基材99.
0gに均一に混合し、公知の方法によつて蚊取線香を得
る。
参考例6. 本発明化合物(44)0.4g、MGK−5026 1
.0gを蚊取線香用基材98.6gに均一に混合し、公
知の方法によつて蚊取線香を得る。
参考例7. 本発明化合物(57)0.3部とクレー99.7部をよ
く粉砕混合して0.3%粉剤を得る。
参考例8. 本発明化合物(65)40部、硅藻土35部、クレー2
0部、ラウリルスルホン酸塩3部、カルボキシメチルセ
ルローズ2部を粉砕混合して水和剤を得る。
試験例4 モモアカアブラムシの多数発生した一面の5〜6菜期の
大根畑に参考例3によつて得られた乳剤のうち本発明化
合物(3),(7),(13),(22),(28),
(34),(43),(50),(57),(61)お
よび(68)を含む各々の乳剤の水による1000倍希
釈液を100l/反あたり散布した。2日後の寄生率調
査で散布前密度の1/10以下に各区共に減少していた
試験例5. 参考例3で得られた乳剤のうち本発明化合物(4),(
9),(13),(19),(27),(35),(4
1),(49),(54),(62)および(70)の
2000倍希釈液にかんらん生葉を薬液中に約5秒間浸
漬し、薬液乾燥後シヤーレに入れヨトウムシの健全幼虫
10頭を放飼した。その供試虫の放飼は生葉浸漬当日、
5日後の2回行ない24時間後の死虫率を求めた。
試験例6. 鉢植えのソラ豆へ殺虫成分を適用する1日前に1本の木
に対してアブラムシを約200匹寄生させた。参考例8
によつて得られた水和剤のうち(5),(10),(1
8),(31),(37),(44),(47),(5
2),(59),(65)および(72)の4000倍
希釈液を害虫がついた薬へ圧縮空気スプレー法で10m
l/ポツトあたり散布し2日後の被害度を観察した。そ
の結果いずれによつても被害度の増大は認められなかつ
た。
試験例7. 参考例7によつて得られた(8),(12),(17)
,(23),(32),(40),(46),(53)
,(57),(63)および(67)の各々の粉剤を直
径14cmの腰高ガラスシヤーレ底面に2g/m2の割
合で均一に散布し、底部約1cmを残してバターを壁面
に塗布する。その中にチヤバネゴキブリ成虫を1群10
匹として放ち、30分間接触させ新しい容器にゴキブリ
を移せば3日後にはいずれの粉剤によつても80%以上
のゴキブリを殺虫することができた。
試験例8 播種5日後の鉢植えツルナシインゲン4葉に1葉あたり
10頭のニセナミハダニ雌成虫を寄生させ27℃恒温室
で保管する。6日後、参考例3で得られた乳剤(1),
(13),(16),(23),(36),(45),
(50),(58),(61),(66)および(72
)を水で有効成分100ppmに希釈した薬液をターン
テーブル上で1鉢あたり10ml散布し、10日後植物
体上のニセナミハダニの寄生数を調査した。その結果、
いずれの本発明殺虫、殺ダニ剤においても対照薬剤にま
さる殺ダニ効果が認められた。
試験例9. コイを対象として用い、告示農政B第2735号(昭和
40年11月25日)魚類に対する毒性試験法に準じて
行ない、本発明化合物(3),(14),(18),(
26),(38),(43),(55),(59),(
64)および(71)のTLm48(ppm)を求めた
ところいずれにおいても0.2以上であつた。
特許出願人 勝田 純郎

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 (式中,R1は水素原子,シアノ基,エチニル基メチル
    基又はノープロピニル基であり、R2は一般式(II)
    ,(III),(IV),(V),(VI),(VII
    ),(VIII),(IX),(X)又は(XI)で表
    わされる基を示す。 ここに、R5,R6は同一又は相異なつて、メチル基、
    ハロゲン原子又はハロメチル基を表わすが、R5,R6
    が一緒になつて,の環を形成していてもよい。Xはハロ
    ゲン原子をm,nは1〜3の整数を示す。R7は水素原
    子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ基
    、低級アルキルチオ基、低級ハロアルキル基、低級ハロ
    アルコキシ基、低級ハロアルキルチオ基又はメチレンジ
    オキシ基を表わす。 R8は水素原子、メチル基、ハロゲン原子又はシアノ基
    を示し、R9はメチル基、フルオロ原子又はクロル原子
    を示す。K10はメチル基又はクロル原子であり、R1
    1はメチル基、クロル原子、メトキシ基又はメトキシメ
    チル基を表わす。なおR10とR11が一緒になつてエ
    チレン、トリメチレン、テトラメチレン鎖を形成する場
    合も含まれる。R12は炭素数が1〜6のアルキル基、
    ハロアルキル基、又はハロゲン原子、メチル基あるいは
    トリフルオロメチル基で置換されてもよいフエニル基を
    示す。R13は、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキ
    ル基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、低級ハ
    ロアルキル基、低級ハロアルコキシ基,フエノキシ基、
    エチニル基、ニトリル基又はニトロ基を示す。 Yは窒素原子又はメチン基を表わすが、R2が一般式(
    II),(III),(IV),(V),(VI),(
    VII),(VIII),(IX),(X)の場合は、
    Yは窒素原子のみを示す。R3は水素原子又はフツ素原
    子であり、R4は水素原子、ハロゲン原子、メチル基、
    メトキシ基、トリフルオロメチル基又はエチニル基を表
    わす。)で示されるピリジルメチル誘導体を含有するこ
    とを特徴とする殺虫、殺ダニ剤。
  2. (2)一般式 R2−O−H …(XII) (式中、R2は一般式(II),(III),(IV)
    ,(V),(VI),(VII),(VIII),(I
    X),(X)又は(XI)で表わされる基を示す。 ここに、R5,R6は同一又は相異なつて、メチル基、
    ハロゲン原子又はハロメチル基を表わすが、R5,R6
    が一緒になつて,の環を形成していてもよい。Xはハロ
    ゲン原子を、m、nは1〜3の整数を示す。R7は水素
    原子、ハロゲン原子、低級アルキル基、低級アルコキシ
    基、低級アルキルチオ基、低級ハロアルキル基、低級ハ
    ロアルコキシ基、低級ハロアルキルチオ基又はメチレン
    ジオキシ基を表わす。 R8は水素原子、メチル基、ハロゲン原子又はシアノ基
    を示し、R9はメチル基、フルオロ原子又はクロル原子
    を示す。R10はメチル基又はクロル原子であり、R1
    1はメチル基、クロル原子、メトキシ基又はメトキシメ
    チル基を表わす。なおR10とK11が一緒になつてエ
    チレン、トリメチレン、テトラメチレン鎖を形成する場
    合も含まれる。R12は炭素数が1〜6のアルキル基、
    ハロアルキル基又はハロゲン原子、メチル基あるいはト
    リフルオロメチル基で置換されてもよいフエニル基を示
    す。R13は、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル
    基、低級アルコキシ基、低級アルキルチオ基、低級ハロ
    アルキル基、低級ハロアルコキシ基、フエノキシ基、エ
    チニル基、ニトリル基又はニトロ基を示す。)で表わさ
    れるカルボン酸あるいはアルコール又はその反応性誘導
    体と一般式 (式中、R1は水素原子、シアノ基,エチニル基、メチ
    ル基又はノープロピニル基を示す。Yは窒素原子又はメ
    チン基を表わすが、R2が一般式(II),(III)
    ,(IV),(V),(VI),(VII),(VII
    I),(IX),(X)の場合は、Yは窒素原子のみを
    示す。R3は水素原子又はフツ素原子であり、R4は水
    素原子、ハロゲン原子、メチル基、メトキシ基、トリフ
    ルオロメチル基又はエチニル基を表わす。)で示される
    アルコール又はその反応性誘導体とを反応させることを
    特徴とする一般式 (ここに、R1,R2,R3,R4,Yは前述と同じ意
    味を表わす。)で示されるピリジルメチル誘導体を含有
    することを特徴とする殺虫、殺ダニ剤の製造法。
  3. (3)補助剤としてピレスロイド用共力剤を含有するこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の殺虫、
    殺ダ二剤。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4822806A (en) * 1984-01-12 1989-04-18 Ciba-Geigy Corporation α-methyl-(6-phenoxy)-2-picolyl cyclopropanecaraboxylates having pesticidal activity
US6872690B2 (en) * 2001-03-09 2005-03-29 Wyeth Herbicidal 2-alkynyl-pyri (mi) dines

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