JPH03126696A - ダイヤモンドの合成方法 - Google Patents
ダイヤモンドの合成方法Info
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- JPH03126696A JPH03126696A JP1264208A JP26420889A JPH03126696A JP H03126696 A JPH03126696 A JP H03126696A JP 1264208 A JP1264208 A JP 1264208A JP 26420889 A JP26420889 A JP 26420889A JP H03126696 A JPH03126696 A JP H03126696A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、高周波熱プラズマによるダイヤモンドの合成
方法に関する。
方法に関する。
気相法によって人工的に合成されるダイヤモンド膜は、
その優れた特性を利用して精密機械分野をはしめエレク
トロニクス、光学、医療といった広い分野での応用が注
目されている。
その優れた特性を利用して精密機械分野をはしめエレク
トロニクス、光学、医療といった広い分野での応用が注
目されている。
これまで気相法によりダイヤモン1ζを合成する方法と
して、高周波プラズマ法、直流プラズマ法、マイクロ波
プラズマ法、アークプラズマ法、プラズマジェット法な
どが知られている。
して、高周波プラズマ法、直流プラズマ法、マイクロ波
プラズマ法、アークプラズマ法、プラズマジェット法な
どが知られている。
高周波熱プラズマ法に用いられる装置は、第3図に示す
ように周辺部に高周波型?a1と連結するワークコイル
2、上端部に反応ガス供給器とそれぞれ連結するバルブ
3.4.5を介してそれぞれ接続するノズル筒6を備え
る石英製のプラズマ発生室7と、その内部に基体8を載
置したホルダー9を設置するとともに系外の排気装置と
連結するチャンバー10とから構成されている。
ように周辺部に高周波型?a1と連結するワークコイル
2、上端部に反応ガス供給器とそれぞれ連結するバルブ
3.4.5を介してそれぞれ接続するノズル筒6を備え
る石英製のプラズマ発生室7と、その内部に基体8を載
置したホルダー9を設置するとともに系外の排気装置と
連結するチャンバー10とから構成されている。
ノズル筒Gは実質的に3重管構造となっており、通常、
バルブ4に連結する中間筒にアルゴンのような希ガス、
バルブ3に連結する最外筒に水素ガスを導入して発生さ
せた高周波熱プラズマ中に、バルブ5に連結する中心筒
から垂直直下方向に希ガスで希釈した炭化水素ガスを導
入する方法が採られている。
バルブ4に連結する中間筒にアルゴンのような希ガス、
バルブ3に連結する最外筒に水素ガスを導入して発生さ
せた高周波熱プラズマ中に、バルブ5に連結する中心筒
から垂直直下方向に希ガスで希釈した炭化水素ガスを導
入する方法が採られている。
しかしながら、上述した従来技術によるガス導入方式の
場合には、第3図に示したようにノズル筒6の下部に炭
化水素ガスの導入方向に逆らう作動ガスの渦流11が発
生する関係で、反応原料となる炭化水素ガスに希ガスを
加えて流量を増し、前記渦流に抗するような高い速度で
プラズマ中に導入しなければならない。このため、渦流
が乱れてプラズマが不安定な状態になりやすい。また、
導入速度が急速すぎる場合には、炭化水素ガスがプラズ
マ中に均一拡散しないで基体面に到達する現象が起こる
ため、基体上におけるC/H比が導入する炭化水素ガス
量と水素ガス量だけでは一義的に決まらない事態が発生
する。したがって、操業条件の設定が困難となったり、
実質的に無意味となったりする問題点がある。 本発明
の目的は、このような従来技術の問題点を解消し、常に
安定したプラズマ状態で設定条件に沿ったC/H比を系
内で形成することができるダイヤモンドの合成方法を提
供するところにある。
場合には、第3図に示したようにノズル筒6の下部に炭
化水素ガスの導入方向に逆らう作動ガスの渦流11が発
生する関係で、反応原料となる炭化水素ガスに希ガスを
加えて流量を増し、前記渦流に抗するような高い速度で
プラズマ中に導入しなければならない。このため、渦流
が乱れてプラズマが不安定な状態になりやすい。また、
導入速度が急速すぎる場合には、炭化水素ガスがプラズ
マ中に均一拡散しないで基体面に到達する現象が起こる
ため、基体上におけるC/H比が導入する炭化水素ガス
量と水素ガス量だけでは一義的に決まらない事態が発生
する。したがって、操業条件の設定が困難となったり、
実質的に無意味となったりする問題点がある。 本発明
の目的は、このような従来技術の問題点を解消し、常に
安定したプラズマ状態で設定条件に沿ったC/H比を系
内で形成することができるダイヤモンドの合成方法を提
供するところにある。
[課題を解決するための手段]
上記の目的を達成するための本発明によるダイヤモンド
の合成法は、密閉区画されたプラズマ発生室内において
希ガスと水素とからなる作動ガスに高周波熱プラズマを
発生させ、これに炭化水素ガスを導入してCVDにより
基体面にダイヤモンド膜を析出する方法において、予め
作動ガスに炭化水素ガスを混合させた状態で系内に導入
することを構成上の特徴とする。
の合成法は、密閉区画されたプラズマ発生室内において
希ガスと水素とからなる作動ガスに高周波熱プラズマを
発生させ、これに炭化水素ガスを導入してCVDにより
基体面にダイヤモンド膜を析出する方法において、予め
作動ガスに炭化水素ガスを混合させた状態で系内に導入
することを構成上の特徴とする。
プラズマ発生用の作動ガスには、アルゴン、ヘリウムな
どの希ガスおよび水素ガスが用いられる。
どの希ガスおよび水素ガスが用いられる。
これら作動ガスは、別ルートを介してノズル筒から導入
され、導入後に流動混合する。
され、導入後に流動混合する。
炭素源となる炭化水素ガスとしては、メタン、エタン、
プロパン、ブタン、エチレン、ベンゼン等が用いられる
が、本発明はこの炭化水素ガスを導入前に予め作動ガス
に混合することが要件となる。
プロパン、ブタン、エチレン、ベンゼン等が用いられる
が、本発明はこの炭化水素ガスを導入前に予め作動ガス
に混合することが要件となる。
本発明の態様を図示すると第1図のようになる。
第1図のノズル筒6は二重管構造となっており、第3図
のような炭化水素ガスを導入するための中心筒はない。
のような炭化水素ガスを導入するための中心筒はない。
炭化水素ガスはバルブ5.5′を介してバルブ3に連結
する水素ガス配管およびバルブ4に連結する希ガス配管
にそれぞれ接続していて、ノズル筒6からプラズマ発生
室7に導入する前にガス混合するようになっている。し
かし、作動ガスと炭化水素ガスの予備混合は第1図の態
様に限定されるものではなく、例えばガス供給装置内で
混合しておいても差支えない。
する水素ガス配管およびバルブ4に連結する希ガス配管
にそれぞれ接続していて、ノズル筒6からプラズマ発生
室7に導入する前にガス混合するようになっている。し
かし、作動ガスと炭化水素ガスの予備混合は第1図の態
様に限定されるものではなく、例えばガス供給装置内で
混合しておいても差支えない。
ダイヤモンド膜の合成にあたっては、まずバルブ3と4
を開にし、希ガスと水素ガスをノズル筒6から導入して
プラズマ発生室7内に混合ガスの流れを形成したのち、
ワークコイル2に高周波を印加してプラズマを発生させ
る。ついで、バルブ5および/または5′を開いて設定
量の炭化水素ガスを作動ガス(希ガスおよび/または水
素ガス)に混合した状態でノズル筒6からプラズマ発生
室7に導入される。この場合、炭化水素ガスの導入速度
は単独導入時のように高速化する必要はないから従来技
術のようなトラブルなしに安定したプラズマフレームと
設定条件どおりのC/H比が確保される。したがって、
プラズマ発生室7内の基体8面には良質のダイヤモンド
膜が効率的に析出する。
を開にし、希ガスと水素ガスをノズル筒6から導入して
プラズマ発生室7内に混合ガスの流れを形成したのち、
ワークコイル2に高周波を印加してプラズマを発生させ
る。ついで、バルブ5および/または5′を開いて設定
量の炭化水素ガスを作動ガス(希ガスおよび/または水
素ガス)に混合した状態でノズル筒6からプラズマ発生
室7に導入される。この場合、炭化水素ガスの導入速度
は単独導入時のように高速化する必要はないから従来技
術のようなトラブルなしに安定したプラズマフレームと
設定条件どおりのC/H比が確保される。したがって、
プラズマ発生室7内の基体8面には良質のダイヤモンド
膜が効率的に析出する。
本発明の実施にあたっては、系内を減圧状態に保持する
と、膜生成の均一化が図れるほか、プラズマフレームが
伸長する。したがって、従来方法においてダイヤモンド
を析出させていたプラズマ発生室内に比べて遥かに空間
自由度のあるチャンバー内でダイヤモンドを析出させる
ことができるため大面積の析出が可能となる。
と、膜生成の均一化が図れるほか、プラズマフレームが
伸長する。したがって、従来方法においてダイヤモンド
を析出させていたプラズマ発生室内に比べて遥かに空間
自由度のあるチャンバー内でダイヤモンドを析出させる
ことができるため大面積の析出が可能となる。
第2図は、前記のような減圧状態で実施する態様を図示
したもので、系内は生成チャンバー10に接続した排気
装置12を作動させて所定の減圧度合に保持する。とこ
ろが、プラズマ発生室7の内部が一定圧力(約200T
orr)以下になると、プラズマ径が大きくなって構成
材質である石英管を破損する危険性が増す。この危険性
を防止するためには、プラズマ1.c生家7とチャンバ
ー10との間に絞り部13を設置して生成チャンバー内
の圧力に係わりなくプラズマ発生室内の減圧度を常に2
00Torr以上に保持することが有効な手段となる。
したもので、系内は生成チャンバー10に接続した排気
装置12を作動させて所定の減圧度合に保持する。とこ
ろが、プラズマ発生室7の内部が一定圧力(約200T
orr)以下になると、プラズマ径が大きくなって構成
材質である石英管を破損する危険性が増す。この危険性
を防止するためには、プラズマ1.c生家7とチャンバ
ー10との間に絞り部13を設置して生成チャンバー内
の圧力に係わりなくプラズマ発生室内の減圧度を常に2
00Torr以上に保持することが有効な手段となる。
本発明のダイヤモンド気相合成法によれば、プラズマ発
生室内に予め作動ガスと炭化水素ガスが均一に混合した
ガス状態で導入されるから、ノズル筒下部に発生するガ
ス渦流は炭化水素ガス導入の妨げにはならず、従来技術
のように炭化水素ガスの流速を殊更高める必要なしに円
滑にプラズマ中に送入することが可能となる。したがっ
て、常に安定なプラズマフレームが形成されるとともに
、基体面のC/H比が導入時の炭化水素ガスおよび水素
の量比そのままの比率を実現するので条件設定が極めて
容易になる。
生室内に予め作動ガスと炭化水素ガスが均一に混合した
ガス状態で導入されるから、ノズル筒下部に発生するガ
ス渦流は炭化水素ガス導入の妨げにはならず、従来技術
のように炭化水素ガスの流速を殊更高める必要なしに円
滑にプラズマ中に送入することが可能となる。したがっ
て、常に安定なプラズマフレームが形成されるとともに
、基体面のC/H比が導入時の炭化水素ガスおよび水素
の量比そのままの比率を実現するので条件設定が極めて
容易になる。
このような一連の作用機構によって、高品位のダイヤモ
ンド膜を効率的に生成させることができさらに装置の系
内を減圧状態に保持すると、ダイヤモンド膜の均一化が
進み、またプラズマフレームの長さが伸びる等の好まし
い現象を形成することができる。すなわち系内の減圧保
持は、拡散係数の増大およびプラズマガス流速増に伴う
境界層厚さの減少により析出形態を拡散律則から表面律
則に転化させ、均一な膜生成をもたらすために機能する
。また、プラズマフレームの伸長は、チャンバー内での
析出を可能とするため大面積の析出を可能とし、フレー
ム内の温度勾配を緩やかにするから、基体位置の変動に
よる温度調整が容易になる。さらに、チャンバーに引き
出されるプラズマフレームの伸長度合は真空度に対応す
るため、圧力コントロールバルブ等で真空度を制御する
ことにより、基体の位置を一定にした状態で基体温度を
制御することができる。
ンド膜を効率的に生成させることができさらに装置の系
内を減圧状態に保持すると、ダイヤモンド膜の均一化が
進み、またプラズマフレームの長さが伸びる等の好まし
い現象を形成することができる。すなわち系内の減圧保
持は、拡散係数の増大およびプラズマガス流速増に伴う
境界層厚さの減少により析出形態を拡散律則から表面律
則に転化させ、均一な膜生成をもたらすために機能する
。また、プラズマフレームの伸長は、チャンバー内での
析出を可能とするため大面積の析出を可能とし、フレー
ム内の温度勾配を緩やかにするから、基体位置の変動に
よる温度調整が容易になる。さらに、チャンバーに引き
出されるプラズマフレームの伸長度合は真空度に対応す
るため、圧力コントロールバルブ等で真空度を制御する
ことにより、基体の位置を一定にした状態で基体温度を
制御することができる。
以下、本発明の実施例を比較例と対比して説明する。
実施例1
第1図に示した構造の装置を用い、3ターンコイルの2
ターン目付近にモリブデン基体8をセットした。バルブ
4に通ずる配管からアルゴンガスを流量401 /mi
nで導入し、バルブ3に連結する配管から流ff16j
!/minで水素ガスを導入するとともに、その側管か
らバルブ5′を介してメタンガスを流量0.41!、/
minで導入した。メタンガスは管内で水素ガスと均一
に混合し、ノズル筒6からプラズマ発生室7に導入され
た。
ターン目付近にモリブデン基体8をセットした。バルブ
4に通ずる配管からアルゴンガスを流量401 /mi
nで導入し、バルブ3に連結する配管から流ff16j
!/minで水素ガスを導入するとともに、その側管か
らバルブ5′を介してメタンガスを流量0.41!、/
minで導入した。メタンガスは管内で水素ガスと均一
に混合し、ノズル筒6からプラズマ発生室7に導入され
た。
系内をl気圧に保持し、電源周波数4MHz、真空管人
力55KHの条件で高周波プラズマを発生させ、10分
間生成反応をおこなって直径15rmの基体に約18μ
mのダイヤモンド膜を析出させた。この際の基体温度は
、850°Cであった。
力55KHの条件で高周波プラズマを発生させ、10分
間生成反応をおこなって直径15rmの基体に約18μ
mのダイヤモンド膜を析出させた。この際の基体温度は
、850°Cであった。
生成したダイヤモンドの結晶状態は第4図の電子顕微鏡
(SEM)写真に示すように、自形の鮮明なダイヤモン
ド結晶であった。
(SEM)写真に示すように、自形の鮮明なダイヤモン
ド結晶であった。
比較例
第3図に示した構造の装置を用い、バルブ4のルートか
らアルゴンガス(流量: 401 /+nf) 、バル
ブ3のルートから水素ガス(流量:61/ll1in)
、バルブ5のルートからメタンガス+アルゴンガス(流
速: 0.4 j2/+nin+ 3 l/m1n)を
それぞれ導入した他は実施例1と同一の条件で高周波プ
ラズマによるダイヤモンド膜を生成させた。この際の基
体温度は、840°Cであり、10分間の生成反応後に
直径15n+mの基体に約20μmのダイヤモンド膜を
得た。しかし、析出したダイヤモンド結晶の状態は、第
5図の電子顕微鏡(S’EM)写真に示されるように自
形の不明確な団子状を呈するものであった。
らアルゴンガス(流量: 401 /+nf) 、バル
ブ3のルートから水素ガス(流量:61/ll1in)
、バルブ5のルートからメタンガス+アルゴンガス(流
速: 0.4 j2/+nin+ 3 l/m1n)を
それぞれ導入した他は実施例1と同一の条件で高周波プ
ラズマによるダイヤモンド膜を生成させた。この際の基
体温度は、840°Cであり、10分間の生成反応後に
直径15n+mの基体に約20μmのダイヤモンド膜を
得た。しかし、析出したダイヤモンド結晶の状態は、第
5図の電子顕微鏡(S’EM)写真に示されるように自
形の不明確な団子状を呈するものであった。
実施例2
プラズマ発生室7と生成チャンバー10との間に絞部材
を介在して絞り部13を介設した第2図構造の装置を用
い、排気装置12を作動して系内を減圧し、プラズマ発
生室7を300 Torr、チャンバー10を280T
orrの減圧状態に保持した。
を介在して絞り部13を介設した第2図構造の装置を用
い、排気装置12を作動して系内を減圧し、プラズマ発
生室7を300 Torr、チャンバー10を280T
orrの減圧状態に保持した。
この状態で実施例1に準して高周波プラズマを発生し、
モリブデン基体(温度=840℃)上にダイヤモンド膜
を生成させた。ただし、基体は絞り部下方30mmの位
置にセットした。
モリブデン基体(温度=840℃)上にダイヤモンド膜
を生成させた。ただし、基体は絞り部下方30mmの位
置にセットした。
この条件により10分間で約17μmの均一で形状のよ
い結晶が得られた。
い結晶が得られた。
本発明に従えば、従来技術の高周波プラズマによるダイ
ヤモンド気相合成法に比較的簡単な条件変更を付与する
ことによって、高性状の均一なダイヤモンド膜を広い面
積に生成させることが可能となる。したがって、工業的
な製造手段として有効である。
ヤモンド気相合成法に比較的簡単な条件変更を付与する
ことによって、高性状の均一なダイヤモンド膜を広い面
積に生成させることが可能となる。したがって、工業的
な製造手段として有効である。
第1図は本発明の実施に適用される装置を例示した断面
略図、第2図は本発明の別の実施態様に適用される装置
を例示した断面略図、第3図は従来技術に用いられてい
る装置の断面略図である。・第4図は本発明の実施例で
生成されたダイヤモンド膜の結晶状態を示した電子顕微
鏡(SEM)写真(拡大倍率;950倍)、第5図は比
較例で生成されたダイヤモンド膜の結晶状態を示した電
子顕1 微鏡(SEM)写真(拡大倍率: 2940倍)である
。 1・・・高周波電源 2・・・ワークコイル3.
4.5.5′・・・バルブ
略図、第2図は本発明の別の実施態様に適用される装置
を例示した断面略図、第3図は従来技術に用いられてい
る装置の断面略図である。・第4図は本発明の実施例で
生成されたダイヤモンド膜の結晶状態を示した電子顕微
鏡(SEM)写真(拡大倍率;950倍)、第5図は比
較例で生成されたダイヤモンド膜の結晶状態を示した電
子顕1 微鏡(SEM)写真(拡大倍率: 2940倍)である
。 1・・・高周波電源 2・・・ワークコイル3.
4.5.5′・・・バルブ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、密閉区画されたチャンバー内において希ガスと水素
とからなる作動ガスに高周波熱プラズマを発生させ、こ
れに炭化水素ガスを導入してCVDにより基体面にダイ
ヤモンド膜を析出する方法において、予め作動ガスに炭
化水素ガスを混合させた状態で系内に導入することを特
徴とするダイヤモンドの合成方法。 2、系内を減圧状態に保持する請求項1記載のダイヤモ
ンドの合成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1264208A JPH03126696A (ja) | 1989-10-09 | 1989-10-09 | ダイヤモンドの合成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1264208A JPH03126696A (ja) | 1989-10-09 | 1989-10-09 | ダイヤモンドの合成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03126696A true JPH03126696A (ja) | 1991-05-29 |
Family
ID=17399992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP1264208A Pending JPH03126696A (ja) | 1989-10-09 | 1989-10-09 | ダイヤモンドの合成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH03126696A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9067213B2 (en) | 2008-07-02 | 2015-06-30 | Buhler Ag | Method for producing flour and/or semolina |
-
1989
- 1989-10-09 JP JP1264208A patent/JPH03126696A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US9067213B2 (en) | 2008-07-02 | 2015-06-30 | Buhler Ag | Method for producing flour and/or semolina |
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