JPH0312586Y2 - - Google Patents

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JPH0312586Y2
JPH0312586Y2 JP4329085U JP4329085U JPH0312586Y2 JP H0312586 Y2 JPH0312586 Y2 JP H0312586Y2 JP 4329085 U JP4329085 U JP 4329085U JP 4329085 U JP4329085 U JP 4329085U JP H0312586 Y2 JPH0312586 Y2 JP H0312586Y2
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JP
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insulator
bird damage
damage prevention
cover
support rod
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電車線路用鳥害防止カバー、殊に支柱
とちよう架線支持具との間に絶縁のために装着さ
れた長幹碍子の両端が鳥によつて短絡されるとい
う鳥害を防止するカバーに関するものである。
(従来技術と問題点) 従来、電気線は鉄道軌条に沿つて植設された支
柱に、例えば第8図に示す如き構造のちよう架線
支柱具1を取り付け、このちよう架線支持具1に
延設されたちよう架線2に懸吊されて延設され
る。そして、支柱3とちよう架線支持具1の接続
部には両者を絶縁させるために長幹碍子4が装着
されており、この長幹碍子4は第9図に示すよう
にその両端に碍子金具4aおよび4bがそれぞれ
付設され、一方の碍子金具4aは前記ちよう架線
支持具1の支杆5の端部5aにボルト6ならびに
ナツト7を用いて接続されるとともに他方の碍子
金具4bは同じくボルト6および7を用いて支柱
3に止着された取付金具8に接続されている。
そして、上記の長幹碍子4は電車線に印加され
る電流を遮断するにはその長さl1が充分なものが
使用されているが、野鳥、例えば鳥などが長幹碍
子4の付近に止まつた場合などに鳥が導体となつ
て短絡接地事故が起こり、殊に鳥が翼を拡開させ
た際には体長よりも遥かに長くなるため事故が起
こり易い。
そこで、このよな短絡事故を防止するため前記
長幹碍子4の長さを増すことが考えられるが、既
に装着されている多数の長幹碍子4を交換するた
めには多大な労力と時間を費すこととなり、さら
に、ちよう架線支持具1のちよう架線2の支持部
と支柱3との距離は一定でなければならず、前記
長幹碍子4を交換する場合にはちよう架線支持具
1をも交換することが必要であり、さらに多大な
労力および経費を要し、現実に施工することは困
難であり、現在、上記の鳥害を防止するための有
効な主段が講じられていないという問題点があつ
た。
(考案の目的) 本考案は斯る実情に鑑みてなされたものであつ
て、既に取り付けてある長幹碍子4およびちよう
架線支持具1を交換することなく、前記の鳥害を
防止でき、しかも取付けの際の労力が少なくてよ
いとともに経済的にもすぐれた電車線用鳥害防止
カバーを提供するものである。
(考案の構成) 本考案である電車線路用鳥害防止カバーは電気
鉄道の支柱に支持されるちよう架線支持具の支杆
の支柱側端部をこの端部にボルトおよびナツトを
用いて接続された長幹碍子の碍子金具とともに適
宜の長さに亘つて包囲、絶縁する電車線用鳥害防
止カバーであつて、前記支杆を包囲する適宜長さ
を有する円筒状のカバー本体の長幹碍子側に前記
碍子金具が包囲される膨出部が連設されるととも
に前記接続用のボルトおよびナツトの突出部が嵌
入される一対の翼状の中空突部が膨出形成されて
構成されていることを特徴とする。
(実施例) 以下に本考案を図面に示す実施例に基づき詳細
に説明する。尚、前記従来例と同一構成の部分に
ついては同一符号を用いて説明する。
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を示すも
ので、鳥害防止カバー9は絶縁性および耐候性を
有する合成樹脂により一体に形成され、全体がほ
ぼ円筒状でちよう架線支持具1の支杆5の径と同
一または大径(例えば50A)の円筒状で適宜の長
さを有するカバー本体10の一端にちよう架線支
持具1側に連結される碍子金具4aが包囲される
膨出部11が連設されている。
尚、前記カバー本体10の長さは鳥害が発生す
る地域に棲息している鳥の種類ならびに大きさに
よつて適宜定め、少なくとも前記長幹碍子4にこ
の鳥害防止カバー9の長さを加えた長さl2は鳥が
翼を拡開させた長さよりも長いことを要する。ま
た、本実施例ては前記膨出部11の端部には長幹
碍子4の凹部4Cに外嵌する円孔12を形成した
端面13が連設されている。そして、前記膨出部
11からカバー本体10にかけて、ちよう架線支
持具1の支杆5と碍子金具4aとを接続するボル
ト6およびナツト7の突出部が嵌入される一対の
翼状の中空突部14が膨出、形成されている。ま
た、カバー本体10の支杆5側の端部10aには
それぞれ径の異なる(例えば32A,25A)2
個の短尺の円筒15a,15bが順次小径となる
ように連続形成されている。尚、カバー本体1
0、円筒15aおよび15bの内径は一般に使用
されているちよう架線支持具1の支杆5に外嵌さ
れる大きさに合わせて複数個設けることが望まし
い。さらに、鳥害防止カバー9の上端には膨出部
11からカバー本体10にかけて、両端を開口し
た背鰭状の通気突条16が膨出、形成されるとと
もにカバー本体10および膨出部は下端部に長手
方向へ延びる切れ目17を有し、且つこの切れ目
17によつて開閉可能であるとともにこの切れ目
17を閉じ合わせる連結部材18の複数個が付設
されている。この連結部材18は本実施例では第
6図に示すように切れ目17に沿つて突出された
一対の突片19に連通形成された透孔20に合成
樹脂製の帯状の緊締具21を挿通する構成とした
がこの場合には閉じ合わせおよび最開放が極めて
容易である。
次に、かかる構成を有する鳥害防止カバー9の
使用方法について説明すると、まず切れ目17に
よつて膨出部11およびカバー本体10を開き
(第4図の鎖線で示す状態)、膨出部11を碍子金
具14aにカバー本体10を碍子金具4aに接続
されたちよう架線支持具1の支杆5の端部5aに
それぞれ被包させて切れ目17を閉じる。尚、本
実施例ではカバー本体10の端部10aにはそれ
ぞれ径の異なる円筒15a,15bが形成されて
おり、装着する支杆5の外径に応じてそのまま或
いはC−C線、またはD−D線で切断しておくこ
とにより支杆5に外嵌させた状態に装着できる。
また、切れ目17を閉じると支杆5と碍子金具4
aとを接続するボルト6とナツト7の突出部は中
空突部14,14にそれぞれ嵌入される。つい
で、閉じた切れ目17に付設した連結部材18に
緊締具21を緊締して切れ目17を連結し装着を
終える。装着された鳥害防止カバー9は前記膨出
部11およびカバー本体10が碍子金具4aおよ
び支杆5をそれぞれ包囲した状態で装着されるた
め緩みが無く、また、前記ボルト6とナツト7の
突出部が中空突部14,14にそれぞれ嵌入され
るため本実施例の如き端面13を有していない場
合であつても長手方向に摺動することがないとと
もに支柱を中心に回転することがない。この回転
が防止できることにより例えば本実施例の如く上
端に通気突条16が下端に切れ目17を形成した
場合などにその位置が固定され、カバー本体10
および膨出部11内に侵入した雨や水滴などが上
方の通気突条16より有効に蒸発するとともに下
方の切れ目17から落下することとなり支杆5な
らびに碍子金具4aの腐蝕を防止することができ
る。尚、上記装着した鳥害防止カバー9を取り外
すにはペンチなどを用いて緊締具21を切断し、
切れ目17を開けて碍子金具4aおよび支杆5か
ら取り外す。
(考案の効果) 本考案である電車線路用鳥害防止カバーは電気
鉄道の支柱に支持されるちよう架線支持具の支杆
の支柱側端部をこの端部にボルトおよびナツトを
用いて接続された長幹碍子の碍子金具とともに適
宜の長さに恒つて包囲、絶縁する電車線路用鳥害
カバーであつて、前記支杆を包囲する適宜長さを
有する円筒状のカバー本体の長幹碍子側に前記碍
子金具が包囲される膨出部が連設されるとともに
前記接続用のボルトおよびナツトの突出部が嵌入
される一対の翼状の中空突部が膨出形成された構
成であるから、碍子金具と支杆の支柱側端部に装
着するだけで絶縁距離l2を長くすることができ鳥
類による短絡接地事故を防止でき、また、装着、
取り外しが簡単で労力を要さず、耐候性、縁縁性
の合成樹脂により一体に形成できるため容易、且
つ安価に製造することが可能であるとともに装着
が安定しており長手方向に移動し、或いは支杆を
中心に回転することがない等の種々の効果を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本発明の一実施例を示すも
ので第1図は斜視図、第2図は平面図、第3図は
側面図、第4図ならびに第5図はそれぞれ第3図
のA−A線ならびにB−B線断面図、第6図は連
結部材を示す拡大斜視部分図、第7図は使用状態
を示す側面図である。また第8図ならびに第9図
は従来例を示すもので、第8図はちよう架線支持
具の取付状態を示す側面図、第9図は長幹碍子を
示す側面図である。 1……ちよう架線支持具、2……ちよう架線、
3……支柱、4……長幹碍子、4a……碍子金
具、5……支杆、5a……端部、6……ボルト、
7…ナツト、9……鳥害防止カバー、10……カ
バー本体、11……膨出部、14……中空突部、
15a,15b……円筒、16……通気突条、1
7……切れ目、18……連結部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 電気鉄道の支柱に支持されるちよう架線支持
    具の支杆の支柱側端部をこの端部にボルトおよ
    びナツトを用いて接続された長幹碍子の碍子金
    具とともに適宜の長さに亘つて包囲、絶縁する
    電車線路用鳥害防止カバーであつて、前記支杆
    を包囲する適宜長さを有する円筒状のカバー本
    体の長幹碍子側に前記碍子金具を包囲する膨出
    部が連設されるとともに前記接続用のボルトお
    よびナツトの突出部が嵌入される一対の翼状の
    中空突部が膨出、形成されて構成されているこ
    とを特徴とする電車線路用鳥害防止カバー。 (2) カバー本体および膨出部は長手方向へ延びる
    連続した切れ目を有し、且つこの切れ目によつ
    て開閉可能であるとともにこの切れ目を閉じ合
    わせる連結部材が付設されている実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の電車線路用鳥害防止カ
    バー。 (3) カバー本体の支杆側端部はそれぞれ内径の異
    なる所定径の複数個の短尺の円筒が順次小径と
    なるように連続形成されている実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の電車線路用鳥害防止カバ
    ー。 (4) 膨出部からカバー本体にかけて両端を開口し
    た背鰭状の通気突条が膨出、形成されている実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の電車線路用
    鳥害防止カバー。
JP4329085U 1985-03-27 1985-03-27 Expired JPH0312586Y2 (ja)

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JP4329085U JPH0312586Y2 (ja) 1985-03-27 1985-03-27

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JP4329085U JPH0312586Y2 (ja) 1985-03-27 1985-03-27

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JPS61159228U JPS61159228U (ja) 1986-10-02
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