JPH04118729U - 送電線用相間スペーサ - Google Patents
送電線用相間スペーサInfo
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- JPH04118729U JPH04118729U JP3062991U JP3062991U JPH04118729U JP H04118729 U JPH04118729 U JP H04118729U JP 3062991 U JP3062991 U JP 3062991U JP 3062991 U JP3062991 U JP 3062991U JP H04118729 U JPH04118729 U JP H04118729U
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Landscapes
- Insulating Bodies (AREA)
- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 架空送電線の相間スペーサを、軽量にし、長
さの調節を容易にし、製造コストを低廉にする。 【構成】 相間スペーサのポリマー碍子と相間間隔調整
杆の連結を、フランジを用いずに、ポリマー碍子の端末
部の連結板を相間間隔調整杆の開口端部に差し込んでボ
ルトで固定する。
さの調節を容易にし、製造コストを低廉にする。 【構成】 相間スペーサのポリマー碍子と相間間隔調整
杆の連結を、フランジを用いずに、ポリマー碍子の端末
部の連結板を相間間隔調整杆の開口端部に差し込んでボ
ルトで固定する。
Description
【0001】
本考案は、架空送電線の相間の間隔を保持すると共に風によって電線が動揺し
て相間短絡事故を防ぐスペーサに関するものである。
【0002】
架空送電線の相間の間隔を保持する従来の相間スペーサは図3に示すように、
両端の電線クランプ21、22をボルトナット25、26でそれぞれフランジア
ダプター23、24に取付け、フランジアダプタ23、24のそれぞれの片端を
ボルトナット38でフランジ付ロッド27、28に取付け、このフランジ付ロッ
ド27、28のそれぞれの片端にシリコンゴム等のプラスチック製のポリマー碍
子29、30を取付け、ポリマー碍子29、30のそれぞれの片端にフランジ付
ロッド31、32を取付け、このフランジ付ロッド31とフランジ付ロッド32
の中間をボルトナット38でフランジ付中間パイプ33で結合して相間スペーサ
を構成している。
【0003】
前記の相間スペーサは、架空送電線に対し所定距離ごとに各導体にスペーサ両
端の電線クランプ21、22を把持させて取付けることにより相間の間隔を保持
する。
【0004】
前記のような従来の相間スペーサは、電線クランプ21、22とポリマー碍子
29、30との連結をフランジアダプター23、24、フランジ付ロッド27、
28と多数のボルト38により連結し、フランジ付中間パイプ33とポリマー碍
子29、30の連結もフランジ付ロッド31、32と多数のボルト38により連
結しているので、製造コストが高くなるばかりでなく、相間スペーサとしての重
量が増大することにより電線の張力および弛度が増加して規定値を越え危険にな
る欠点があり、またフランジで固定されるため相間スペーサの長さの調節するの
が容易でないという欠点がある。
【0005】
本考案は、前記の課題を解決し、軽量な構成にして電線の張力、弛度の増加を
抑え、長さの調節が容易になるようにし、製造コストが逓減される送電線用相間
スペーサを提供することを目的とするものである。
【0006】
前記の目的を達成するため本考案の送電線用相間スペーサは、図1、図2に示
すように電線クランプ1、2を取付けたポリマー碍子3、4の端末部8、9に、
先端が平板形でボルト挿通孔12を有する連結板10、11を取付け、各連結板
10、11の先端部を相間間隔調整杆15の両端の開口部13、13に差し込ん
でボルト16、16とナット17、17で固定した構成としたものである。
【0007】
電線クランプ1、2は送電線の相間の間隔を保持するために各導体に把持させ
て取付ける。ポリマー碍子3、4は相間を絶縁し、相間間隔調整杆15は相間の
間隔を所定間隔に保持する。
【0008】
ポリマー碍子3、4の端末部と相間間隔調整杆15の端部との連結は、従来の
ようにフランジを用いるのではなく、相間間隔調整杆端部の開口部13、13に
連結板10、11を差し込みボルト16、16とナット17、17で固定するだ
けであるから、全体が軽量になり、電線の張力、弛度の増加が抑えられる。
【0009】
またポリマー碍子3、4の端末部に設けた平板形でボルト挿通孔12を有する
連結板10、11を相間間隔調整杆15の両端の開口部13、13に差し込んで
ボルト16、16とナット17、17で固定したことにより、上下、左右方向お
よび回転方向のすべての動揺を止めることができる。
【0010】
相間間隔調整杆15はその端部を切断することにより容易に長さを調整するこ
とができるので、送電電圧により要求される如何なる相間間隔に対しても容易に
対応させることができる。また従来のように多数のフランジ部やボルトを使用し
ないから安価に製造できる。
【0011】
以下本考案の実施例を図面により説明する。図1は本考案の送電線用相間スペ
ーサの正面を示した図、図2は図1における連結板と相間間隔調整杆の連結部分
を矢印Y方向に見た図であり、1、2は相間スペーサ両端の電線クランプ、3、
4はシリコンゴム等のプラスチック製のポリマー碍子、5、6は各電線クランプ
1、2と各ポリマー碍子3、4との連結部でボルトナット7、7で回動自在に連
結される。
【0012】
10、11は前記の各ポリマー碍子5、6の端末部8、9に取付けた連結板で
あり、15は相間間隔調整杆である。この連結板10、11は適宜の金属板より
なり図2に断面で示したように、その各々がそれぞれ先端が平板形で先端部近く
に1つのボルト挿通孔12を設ける。また相間間隔調整杆15は、アルミ合金等
の押出材により形成し、その両端面にそれぞれ平板形の連結板10、11の先端
部が嵌入する開口部13を設け、両端部近くにそれぞれ杆体15を横断貫通する
ボルト挿通孔14を設ける。この相間間隔調整杆15の外形はコロナ放電防止の
ために円形、楕円形等の円曲周面に形成する。
【0013】
前記の相間間隔調整杆15の両端の各開口部13、13に各連結板10、11
の先端部を差し込み、杆端部のボルト挿通孔14と連結板のボルト挿通孔12に
ボルト16を挿通しナット17を螺合して固定する。
【0014】
前記のように各ポリマー碍子3、4の端末部に取付けた連結板10、11の先
端部を相間間隔調整杆15の両端の各開口部13、13に差し込み連結すること
により、両端の電線クランプ1、2に取付けられたポリマー碍子3、4間を相間
間隔調整杆15で連結して送電線用相間スペーサを構成する。
【0015】
前記の送電線用相間スペーサは、架空送電線に対して所定間隔ごとに各導体に
両端の電線クランプ1、2を把持させて取付けて相間にスペーサを橋架させるこ
とにより、相間をポリマー碍子3、4が絶縁し相間間隔調整杆15が所定の間隔
に保持する。この相間の間隔は、送電電圧により要求される相間間隔に対応する
長さになるように相間間隔調整杆15の端部を切断して調整する。
【0016】
前記のように本考案は、先端が平板形でボルト挿通孔を有する連結板をポリマ
ー碍子の端末部に設けた連結板を相間間隔調整杆の両端の開口部に差し込んでボ
ルトナットで固定して相間スペーサを構成し、従来のように多数のフランジやボ
ルトを使用しないから、軽量になって電線の張力、弛度が増加せず、相間間隔調
整杆の長さを容易に調整することができるので如何なる相間間隔に対しても容易
に対応することが可能であり、また従来のように多数のフランジ部やボルトを用
いないので安価に製造することができるものである。
【図1】 本考案の1実施例の正面図
【図2】 図1における連結板部分をY方向に見た図
【図3】 従来例を示す図
1、2:電線クランプ
3、4:ポリマー碍子
5、6:電線クランプ1、2とポリマー碍子3、4との
連結部 7:ボルトナット 8、9:端末部 10、11:連結板 12:連結板10、11に設けたボルト挿通孔 13:開口部 14:相間間隔調整杆15を横断貫通するボルト挿通孔 15:相間間隔調整杆 16:ボルト 17:ナット
連結部 7:ボルトナット 8、9:端末部 10、11:連結板 12:連結板10、11に設けたボルト挿通孔 13:開口部 14:相間間隔調整杆15を横断貫通するボルト挿通孔 15:相間間隔調整杆 16:ボルト 17:ナット
Claims (1)
- 【請求項1】 それぞれ電線クランプを取付けた各ポリ
マー碍子の端末部に、先端が平板形でボルト挿通孔を有
する連結板を設け、前記の各連結板を相間間隔調整杆の
両端の各開口部に差し込みボルトで固定したことを特徴
とする送電線用相間スペーサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3062991U JPH04118729U (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | 送電線用相間スペーサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3062991U JPH04118729U (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | 送電線用相間スペーサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04118729U true JPH04118729U (ja) | 1992-10-23 |
Family
ID=31914169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3062991U Pending JPH04118729U (ja) | 1991-04-05 | 1991-04-05 | 送電線用相間スペーサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04118729U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07274364A (ja) * | 1994-03-29 | 1995-10-20 | Ngk Insulators Ltd | 相間スペーサ及びそれに用いる点検用梯子 |
-
1991
- 1991-04-05 JP JP3062991U patent/JPH04118729U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07274364A (ja) * | 1994-03-29 | 1995-10-20 | Ngk Insulators Ltd | 相間スペーサ及びそれに用いる点検用梯子 |
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