JPH0231937Y2 - - Google Patents

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JPH0231937Y2
JPH0231937Y2 JP1984146617U JP14661784U JPH0231937Y2 JP H0231937 Y2 JPH0231937 Y2 JP H0231937Y2 JP 1984146617 U JP1984146617 U JP 1984146617U JP 14661784 U JP14661784 U JP 14661784U JP H0231937 Y2 JPH0231937 Y2 JP H0231937Y2
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JP
Japan
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cover
insulator
damage prevention
arm
bird damage
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JP1984146617U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、架空送電線の支持碍子部分に取り付
けられる鳥害防止カバーの改良に関するものであ
る。
(従来技術とその問題点〕 例えば22KVの架空送電線などでは、金属製架
台上に直立させた支持碍子の頭部に裸の送電線が
支持されている。このため支持碍子下部の金属製
架台にカラスなどの大型の鳥が止まつて、羽ばた
きをすると、羽が送電線に接近ないしは接触して
地絡事故を発生することがある。このような地絡
事故を防止するため、従来は支持碍子の頭部に絶
縁物製の鳥害防止カバーを取り付けている。
従来の鳥害防止カバーは第3図および第4図に
示すような構造である。すなわちこの鳥害防止カ
バー11は、碍子12の頭部に被せられる碍子覆
い部13の両側に、送電線14を覆うための一対
の筒状の腕部15A,15Bを一体に形成したも
のである。腕部15A,15Bにはそれぞれ長手
方向の割れ目16A,16Bが設けられている。
素材はポリエチレンやポリ塩化ビニル等のプラス
チツクである。
この鳥害防止カバー11は、碍子覆い部13を
碍子12の頭部に被せ、割れ目16A,16Bを
開いて腕部15A,15Bを送電線14に被せた
後、腕部15A,15Bの端部から送電線14上
にかけて絶縁テープ17を巻き付けることによ
り、碍子12とその付近の送電線14を覆うもの
である。このようにすると、碍子12の下部に止
まつた鳥が翼を広げても、裸の送電線に接近ない
しは接触することがなくなるので、地絡事故の発
生を防止できる。
しかしながら従来の鳥害防止カバーは、碍子覆
い部13の両側に腕部15A,15Bが一体に、
かつ一直線状に設けられているため、送電線が支
持碍子部分で曲がつている(水平角を有する)場
合には、取付けが困難であり、無理に取り付けよ
うとすると、破損したり、腕部の割れ目が開いて
しまつたりして、鳥害防止カバーとしての機能を
なさなくなる欠点がある。
〔問題点の解決手段とその作用〕
本考案は、上記のような従来技術の問題点を解
決するためになされたもので、その鳥害防止カバ
ーは、長手方向に割れ目が設けられた筒状の腕部
の基端に碍子頭部を覆う碍子覆い部が一体に形成
され、かつ上記碍子覆い部は上記腕部の反対側に
おいて周壁の一部が切り欠かれている第一および
第二のカバー片とからなり、上記第一および第二
のカバー片は各々の碍子覆い部を重ね合わせて組
合わされ、重ね合わされた碍子覆い部はその中心
部において互いに回動可能に結合されていること
を特徴とするものである。
このようにすれば、重ね合わされた碍子覆い部
を相対的に回動させることにより、腕部の水平角
の調整が可能となる。
〔実施例〕
第1図および第2図は本考案の一実施例に係る
鳥害防止カバーを示す。この鳥害防止カバー21
は第一のカバー片22と第二のカバー片23とか
ら構成される。
第一のカバー片22は、腕部24と、その基端
に一体に形成された碍子覆い部25とからなる。
腕部24は長手方向に割れ目26が形成された筒
状のものである。碍子覆い部25はほぼ円板状の
上面板と、その周囲に碍子12の頭部を囲むよう
に形成された周壁とからなり、その上面板および
周壁は上記腕部24の反対側において部分的に切
り欠かれている。27はその切欠き部である。ま
た碍子覆い部25の上面中心には傘形突起28が
突設されている。
また第二のカバー片22も同様に、長手方向に
割れ目29が設けられた筒状の腕部30と、その
基端に一体に形成された碍子覆い部31とから構
成されている。この碍子覆い部31も上記腕部3
0の反対側において上面板および周壁の一部が切
り欠かれて、切欠き部32が形成されている。た
だ、この碍子覆い部31は第一のカバー片の碍子
覆い部25の外側に嵌合する大きさとなつてお
り、かつその中心には上記傘形突起28の最大径
より少し小径のピン穴33が形成されている。
第一のカバー片22と第二のカバー片23と
は、前者の碍子覆い部25の外側に後者の碍子覆
い部31を被せ、傘形突起28をピン穴33に無
理に通すことにより、組み合わせられる。この状
態で両カバー片22,23は傘形突起28を中心
として、切欠き部27,37の角度範囲で、相互
に回動自在である。
したがつて送電線14が碍子12の部分で水平
角αを有する場合でも、腕部24,30をその送
電線14の方向に合わせられるから、無理なく取
付けを行うことができる。なお、図示を省略した
が、腕部24,30から送電線14の外周にかけ
ては、従来同様、絶縁テープが巻き付けられる。
上記実施例においては、第一および第二のカバ
ー片は、傘形突起をピン穴に差し込むことにより
結合したが、これ以外の結合手段を採用すること
もできる。たとえば第一および第二のカバー片の
碍子覆い部の中心にそれぞれボルト穴を形成して
おき、両者をボルトナツトで結合することもでき
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の鳥害防止カバーは
第一のカバー片と第二のカバー片とからなり、こ
の両者の碍子覆い部を互いに重ね合わせ、その中
心部を互いに回動可能に結合した構成となつてい
るため、その結合部を中心にして両者を相互に回
動させることにより、腕部の角度を調整すること
が可能であり、したがつて支持碍子部における送
電線の水平角に合わせて無理なく取付けを行える
利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の一実施例に係る
鳥害防止カバーの平面図および縦断面図、第3図
および第4図は従来の鳥害防止カバーを示す平面
図および正面図である。 12……碍子、14……送電線、21……鳥害
防止カバー、22……第一のカバー片、23……
第二のカバー片、24……腕部、25……碍子覆
い部、26……割れ目、27……切欠き部、29
……割れ目、30……腕部、31……碍子覆い
部、32……切欠き部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長手方向に割れ目が設けられた筒状の腕部る基
    端に碍子頭部を覆う碍子覆い部が一体に形成さ
    れ、かつ上記碍子覆い部は上記腕部の反対側にお
    いて周壁の一部が切り欠かれている第一および第
    二のカバー片とからなり、上記第一および第二の
    カバー片は各々の碍子覆い部を重ね合わせて組み
    合わされ、重ね合わされた碍子覆い部はその中心
    部において互いに回動可能に結合されていること
    を特徴とする鳥害防止カバー。
JP1984146617U 1984-09-29 1984-09-29 Expired JPH0231937Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984146617U JPH0231937Y2 (ja) 1984-09-29 1984-09-29

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984146617U JPH0231937Y2 (ja) 1984-09-29 1984-09-29

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Publication Number Publication Date
JPS6162311U JPS6162311U (ja) 1986-04-26
JPH0231937Y2 true JPH0231937Y2 (ja) 1990-08-29

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ID=30704851

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JP1984146617U Expired JPH0231937Y2 (ja) 1984-09-29 1984-09-29

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JP (1) JPH0231937Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4917997U (ja) * 1972-05-25 1974-02-15

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4917997U (ja) * 1972-05-25 1974-02-15

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6162311U (ja) 1986-04-26

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