JPH02818Y2 - - Google Patents

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JPH02818Y2
JPH02818Y2 JP11142684U JP11142684U JPH02818Y2 JP H02818 Y2 JPH02818 Y2 JP H02818Y2 JP 11142684 U JP11142684 U JP 11142684U JP 11142684 U JP11142684 U JP 11142684U JP H02818 Y2 JPH02818 Y2 JP H02818Y2
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JP
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insulator
insulating cover
cover
voltage live
insulating
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JP11142684U
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、配電線等の架空電線を引留め支持す
る碍子前方の露出高圧充電部に被せて使用される
高圧充電部保護用絶縁カバーに関するものであ
る。
「従来技術」 従来、配電線等の架空電線を引留め支持する碍
子前方の露出高圧充電部には第1図に示すよう
に、電気的安全のために縦割状の絶縁カバー1が
被せられており、そしてこの絶縁カバー1によれ
ば、碍子2の前方の引留め金具3、架空電線4の
被覆が除去された露出導体5およびバインダ6等
の露出高圧充電部7を一括して電気的に絶縁隔離
保護するので、電気工事作業者等の感電事故の恐
れを確実に防止することができるものであるが、
しかし、従来の斯かる絶縁カバー1はその取付け
安定性が良くないので、露出高圧充電部7に対す
る被せ方以何や、その後の架空電線4の振動ある
いは風圧等によつて絶縁カバー1にずれが生じや
すく、そのため絶縁カバー1の一端と碍子2との
先端との間の空気層による絶縁間隙8が消失して
両者が直接接触してしまうことがあり、そしてこ
のように絶縁カバー1が碍子2に接触する条件
と、塩害等により絶縁カバー1や碍子2の表面が
汚損されて絶縁抵抗が低下する条件とが重なる
と、露出高圧充電部7と絶縁カバー1との接触部
分から、絶縁カバー1の縦割り部や表面に沿う導
通路が生じて、第1図矢印で示すように高圧充電
部7と接地部(碍子2)との間に漏洩電流iが流
れることになり、そのため遂には絶縁カバー1に
トラツキングが発生してこれが焼損してしまう恐
れが生じるものであつた。
「考案の目的」 本考案は上述の問題を有利に解決し得るととも
に、表面に塩害等による汚損が生じてもトラツキ
ングが発生することがなく、また、碍子の汚損を
少なくすることのできる高圧充電部保護用絶縁カ
バーを提供することを目的とするものである。
「考案の構成」 本考案はこのような目的を達成するために、絶
縁カバーの一端部に碍子との間に絶縁間隙を有し
た状態で碍子の端面に対向する鍔板を設けるとと
もに、絶縁カバーの内面の所要個所にカバー位置
決め用リブを設けたものである。
「実施例」 以下、本考案の一実施例を第2図ないし第4図
に基づいて説明すると、第2図は一実施例に係る
絶縁カバー9を碍子2に引留め支持されている配
電線等の架空電線4の端部の露出高圧充電部7に
装着した状態を示すものであつて、該絶縁カバー
9は、図示のように碍子2の前方の引留め金具
3、架空電線4の露出導体5およびバインダ6等
の露出高圧充電部7を第1図の従来例と同様に一
括しておおうように形成されており、そして碍子
2と対向する側の端部には、碍子2との間に絶縁
間隙8を保持する状態で碍子2の端面に対向する
鍔板10が設けられ、かつ内面の所要個所にカバ
ー位置決め用リブ12,13,14が設けられて
いる。すなわち本実施例においては、前記引留め
金具3の凹凸面11と対向する部分のカバー内面
に、上下および前後方向の位置を定めるリブ12
が、また引留め金具3の露出導体5の巻付部と対
向する部分のカバー内面に、左右方向の位置を定
めるリブ13が、さらにバインダ6と対向する部
分のカバー内面に、上下および左右方向の位置を
定めるリブ14が設けられている。なお、符号1
5は絶縁カバー9の合わせ目に設けられた水切り
穴である。
しかして、絶縁カバー9を露出高圧充電部7に
被せて第2図に示す如く取りつけると、その上下
左右および前後方向位置が各位置決め用リブ1
2,13,14によつて設定されるとともに、特
に鍔板10が碍子2に近接接触する方向の動きが
前後方向のカバー位置決め用リブ12によつて阻
止されて碍子2の端面と鍔板10との間に絶縁間
隙8が確実に確保されるので、例え絶縁カバー9
が汚損して第2図A部等からその縦割り部や表面
に沿う漏洩電流iの導通路が生じても、漏洩電流
iが碍子2(接地部)側に向つて流れる恐れが確
実に阻止されることになる。また、碍子2の先端
面に対向する鍔板10によつて、第2図W方向な
どの風雨が該碍子2の端面に吹き付けられること
が阻止されるので、碍子2の「ひだ部」の塩害汚
損等を防止することができ、したがつて碍子2の
絶縁耐力の低下を抑止することができる。
なお、本考案を実施する場合、絶縁カバー9
は、難燃性ポリオレフイン系樹脂、エチレンプロ
ピレンゴム、塩化ビニル等の難燃性材料を用いて
形成するのが望ましい。
「考案の効果」 以上説明したように本考案によれば、絶縁カバ
ーの内面にカバー位置決め用リブが設けられてい
るので、これによつて絶縁カバーの装着状態を安
定化させて絶縁カバーが碍子に接触するのを防止
することができ、かつ絶縁カバーの碍子と対向す
る側の端部に鍔板が設けられているので、これに
よつて碍子端面の「ひだ部」の塩害汚損等を防い
で碍子の絶縁耐力を常に高く維持することがで
き、したがつて例え絶縁カバーの汚損が進んでそ
の表面に漏洩電流の導通路が発生しても、碍子
(接地)側に向つて漏洩電流が流れることがなく、
そのため絶縁カバーのトラツキング発生や焼損等
の恐れを効果的に防止することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の高圧充電部保護用絶縁カバー
の使用状態を示す縦断面図、第2図は本考案の一
実施例に係る高圧充電部保護用絶縁カバーの使用
状態を示す縦断面図、第3図は第2図に示す絶縁
カバーの底面図、第4図はその左側面図である。 2……碍子、3……引留め金具、4……架空電
線、7……露出高圧充電部、8……絶縁間隙、9
……絶縁カバー、10……鍔板、12,13,1
4……カバー位置決め用リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 架空電線4を引留め支持する碍子2前方の露出
    高圧充電部7を一括しておおうようにされた高圧
    充電部保護用絶縁カバーにおいて、その絶縁カバ
    ー9の一端部に碍子2との間に絶縁間隙8を保持
    した状態で碍子2の端面に対向する鍔板10が設
    けられているとともに、前記絶縁カバー9の内面
    の所要個所にカバー位置決め用リブ12,13,
    14が設けられていることを特徴とする高圧充電
    部保護用絶縁カバー。
JP11142684U 1984-07-23 1984-07-23 高圧充電部保護用絶縁カバ− Granted JPS6126223U (ja)

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JP11142684U JPS6126223U (ja) 1984-07-23 1984-07-23 高圧充電部保護用絶縁カバ−

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JP11142684U JPS6126223U (ja) 1984-07-23 1984-07-23 高圧充電部保護用絶縁カバ−

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Publication Number Publication Date
JPS6126223U JPS6126223U (ja) 1986-02-17
JPH02818Y2 true JPH02818Y2 (ja) 1990-01-10

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ID=30670515

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JP11142684U Granted JPS6126223U (ja) 1984-07-23 1984-07-23 高圧充電部保護用絶縁カバ−

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0735235Y2 (ja) * 1989-10-17 1995-08-09 株式会社戸上電機製作所 引出端子用絶縁カバー
KR200453896Y1 (ko) 2010-03-08 2011-06-01 제룡산업 주식회사 클램프 커버

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6126223U (ja) 1986-02-17

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