JPS5924095Y2 - 高圧充電部保護用絶縁カバ− - Google Patents
高圧充電部保護用絶縁カバ−Info
- Publication number
- JPS5924095Y2 JPS5924095Y2 JP7899979U JP7899979U JPS5924095Y2 JP S5924095 Y2 JPS5924095 Y2 JP S5924095Y2 JP 7899979 U JP7899979 U JP 7899979U JP 7899979 U JP7899979 U JP 7899979U JP S5924095 Y2 JPS5924095 Y2 JP S5924095Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating cover
- high voltage
- voltage live
- live parts
- fitting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Insulators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、配電線等の架空電線を支持する碍子先端の
高圧充電部に被せて使用される高圧充電部保護用絶縁カ
バーに関するものである。
高圧充電部に被せて使用される高圧充電部保護用絶縁カ
バーに関するものである。
従来、配電線等の架空電線を支持する碍子先端の高圧充
電部には第１図に示すように、電気的安全のために絶縁
カバー１′が被せられており、そしてこの絶縁カバー１
′によれば、碍子６の頭部の導体押え金具２や頭部金具
４等の高圧充電部７を一括して電気的に絶縁隔離保護す
るので、電気工事作業者等の感電事故の恐れを確実に防
止することができるものであるが、しかし、従来の斯か
る絶縁カバー１′はその取付は安定性が良くないので、
高圧充電部７に対する被せ方如何やその後の架空電線８
の振動等によって第２図または第３図に示すように絶縁
カバー１′の一部が碍子６に接触９してしまうことがあ
り、そしてこのように絶縁カバー１′が碍子６に接触９
すると、分岐線接続個所や碍子支持部等における導体露
出部（高圧側）１０と碍子（接地側）６とが絶縁カバー
１′を介して導通状態となり、つまりこの絶縁カバー１
′が導体露出部１０から碍子６に向かう漏洩電流ｉの通
過経路となってその絶縁カバー１′に漏洩電流ｉが流れ
ることになり、そのため遂には絶縁カバー１′にトラッ
キングが発生してこれが焼損してしまう恐れが生じるも
のであった。
電部には第１図に示すように、電気的安全のために絶縁
カバー１′が被せられており、そしてこの絶縁カバー１
′によれば、碍子６の頭部の導体押え金具２や頭部金具
４等の高圧充電部７を一括して電気的に絶縁隔離保護す
るので、電気工事作業者等の感電事故の恐れを確実に防
止することができるものであるが、しかし、従来の斯か
る絶縁カバー１′はその取付は安定性が良くないので、
高圧充電部７に対する被せ方如何やその後の架空電線８
の振動等によって第２図または第３図に示すように絶縁
カバー１′の一部が碍子６に接触９してしまうことがあ
り、そしてこのように絶縁カバー１′が碍子６に接触９
すると、分岐線接続個所や碍子支持部等における導体露
出部（高圧側）１０と碍子（接地側）６とが絶縁カバー
１′を介して導通状態となり、つまりこの絶縁カバー１
′が導体露出部１０から碍子６に向かう漏洩電流ｉの通
過経路となってその絶縁カバー１′に漏洩電流ｉが流れ
ることになり、そのため遂には絶縁カバー１′にトラッ
キングが発生してこれが焼損してしまう恐れが生じるも
のであった。
また一方、雷発生時には高圧充電部７における頭部金具
４と碍子６の下方の腕金等のアース側金具（図示せず）
との間にアーク放電が生じる場合があり、そして上記ア
ーク放電の高圧充電部７側における放電点が、やがて頭
部金具４の上部の導体露出部１０に移行して、上記アー
ク放電が導体露出部１０とアース側金具間でのものに変
化し、これにより遂には導体露出部１０がアーク焼損な
いし溶断する等の恐れが生じるものであった。
４と碍子６の下方の腕金等のアース側金具（図示せず）
との間にアーク放電が生じる場合があり、そして上記ア
ーク放電の高圧充電部７側における放電点が、やがて頭
部金具４の上部の導体露出部１０に移行して、上記アー
ク放電が導体露出部１０とアース側金具間でのものに変
化し、これにより遂には導体露出部１０がアーク焼損な
いし溶断する等の恐れが生じるものであった。
この考案は上述の問題を有利に解決し得る高圧充電部保
護用絶縁カバーを提供することを目的とするものである
。
護用絶縁カバーを提供することを目的とするものである
。
次にこの考案を図示の例によって詳細に説明する。
第４図および第５図にこの考案の一実施例の高圧充電部
保護用絶縁カバーの使用状態を示すものであって、配電
線等の架空絶縁電線８における導体露出部１０が、導体
押え金具２によって頭部金具４における導体嵌入溝１１
内に押圧固定支持されている。
保護用絶縁カバーの使用状態を示すものであって、配電
線等の架空絶縁電線８における導体露出部１０が、導体
押え金具２によって頭部金具４における導体嵌入溝１１
内に押圧固定支持されている。
この考案の絶縁カバー１は、図示のように導体露出部１
０、その近傍の絶縁電線８、導体押え金具２および頭部
金具４等の碍子６の先端の高圧充電部７を一括して被う
ように形成されており、そして導体押え金具２を被う部
分の内面には、その導体押え金具２の各側端面に対向す
べき板状のストッパ３が一体に連設され、また頭部金具
４を被う部分の内面には、その頭部金具４の外周全面に
当接嵌合すべき環状のリブ５が一体に連設されている。
０、その近傍の絶縁電線８、導体押え金具２および頭部
金具４等の碍子６の先端の高圧充電部７を一括して被う
ように形成されており、そして導体押え金具２を被う部
分の内面には、その導体押え金具２の各側端面に対向す
べき板状のストッパ３が一体に連設され、また頭部金具
４を被う部分の内面には、その頭部金具４の外周全面に
当接嵌合すべき環状のリブ５が一体に連設されている。
なおこの考案を実施する場合、絶縁カバー１は、難燃性
ポリエチレン、エチレンプロピレンゴム、塩化ビニル等
の極力撚えにくい材料を用いて形成するのが望ましい。
ポリエチレン、エチレンプロピレンゴム、塩化ビニル等
の極力撚えにくい材料を用いて形成するのが望ましい。
この考案によれば、架空電線８を支持する碍子６の先端
の高圧充電部７を一括して被う絶縁カバー１の内面に、
導体押え金具２の各端面に係合すべきストッパ３および
頭部金具４の外周全面に当接嵌合すべき環状のリブ５が
設けられているので、上記ストッパ３が導体押え金具２
の各端面に対向係合すると共に環状リブ５が頭部金具４
の外周面に当接嵌合するように絶縁カバー１を高圧充電
部７に被せることにより、その絶縁カバー１の何れの方
向への位置ずれも防止することができ、したがって絶縁
カバー１を碍子６に接触することのないよう常に安定し
た状態に取付は保持してそこに漏洩電流ｉが流れるのを
確実に排除し、よって絶縁カバー１のトラッキング発生
に基づく焼損事故を防止することができ、また、雷発生
時に高圧充電部７における頭部金具４と碍子６下方のア
ース側金具との間に例えアーク放電が発生しても、環状
リブ５が頭部金具４の外周全面に当接嵌合して絶縁カバ
ー１の内部が外部雰囲気と遮断されているので、上記ア
ーク放電の高圧充電部７側の放電点が絶縁カバー１内の
導体露出部１０に移行することが阻止され、したがって
導体露出部１０がアーク焼損ないし溶断する恐れを確実
に排除することができる等の効果が得られる。
の高圧充電部７を一括して被う絶縁カバー１の内面に、
導体押え金具２の各端面に係合すべきストッパ３および
頭部金具４の外周全面に当接嵌合すべき環状のリブ５が
設けられているので、上記ストッパ３が導体押え金具２
の各端面に対向係合すると共に環状リブ５が頭部金具４
の外周面に当接嵌合するように絶縁カバー１を高圧充電
部７に被せることにより、その絶縁カバー１の何れの方
向への位置ずれも防止することができ、したがって絶縁
カバー１を碍子６に接触することのないよう常に安定し
た状態に取付は保持してそこに漏洩電流ｉが流れるのを
確実に排除し、よって絶縁カバー１のトラッキング発生
に基づく焼損事故を防止することができ、また、雷発生
時に高圧充電部７における頭部金具４と碍子６下方のア
ース側金具との間に例えアーク放電が発生しても、環状
リブ５が頭部金具４の外周全面に当接嵌合して絶縁カバ
ー１の内部が外部雰囲気と遮断されているので、上記ア
ーク放電の高圧充電部７側の放電点が絶縁カバー１内の
導体露出部１０に移行することが阻止され、したがって
導体露出部１０がアーク焼損ないし溶断する恐れを確実
に排除することができる等の効果が得られる。
第１図ないし第３図は何れも従来の高圧充電部保護用絶
縁カバーの使用状態を示すものであって、第１図および
第２図は縦断側面図、第３図は縦断正面図、第４図およ
び第５図はこの考案の一実施例の高圧充電部保護用絶縁
カバーの使用状態を示すものであって、第４図はその縦
断側面図、第５図はその縦断正面図である。 図において、１は絶縁カバー、２は導体押え金具、３は
ストッパ、４は頭部金具、５は環状リブ、６は碍子、７
は高圧充電部、８は架空電線、１０は導体露出部、１１
は導体嵌入溝である。
縁カバーの使用状態を示すものであって、第１図および
第２図は縦断側面図、第３図は縦断正面図、第４図およ
び第５図はこの考案の一実施例の高圧充電部保護用絶縁
カバーの使用状態を示すものであって、第４図はその縦
断側面図、第５図はその縦断正面図である。 図において、１は絶縁カバー、２は導体押え金具、３は
ストッパ、４は頭部金具、５は環状リブ、６は碍子、７
は高圧充電部、８は架空電線、１０は導体露出部、１１
は導体嵌入溝である。
Claims (1)
- 架空電線を支持する碍子先端の高圧充電部を一括して被
うようにされた高圧充電部保護用絶縁カバーにおいて、
その絶縁カバー１の内面に、導体押え金具２の各端面に
係合すべきストッパ３および頭部金具４の外周全面に当
接嵌合すべき環状リブ５が一体に設けられていることを
特徴とする高圧充電部保護用絶縁カバー
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7899979U JPS5924095Y2 (ja) | 1979-06-12 | 1979-06-12 | 高圧充電部保護用絶縁カバ− |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7899979U JPS5924095Y2 (ja) | 1979-06-12 | 1979-06-12 | 高圧充電部保護用絶縁カバ− |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55178914U JPS55178914U (ja) | 1980-12-22 |
| JPS5924095Y2 true JPS5924095Y2 (ja) | 1984-07-17 |
Family
ID=29312433
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7899979U Expired JPS5924095Y2 (ja) | 1979-06-12 | 1979-06-12 | 高圧充電部保護用絶縁カバ− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5924095Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6035423U (ja) * | 1983-08-18 | 1985-03-11 | 日本碍子株式会社 | クランプトツプ形碍子装置 |
-
1979
- 1979-06-12 JP JP7899979U patent/JPS5924095Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55178914U (ja) | 1980-12-22 |
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