JPS6017769Y2 - 架空絶縁電線の架設支持構造 - Google Patents

架空絶縁電線の架設支持構造

Info

Publication number
JPS6017769Y2
JPS6017769Y2 JP1979058463U JP5846379U JPS6017769Y2 JP S6017769 Y2 JPS6017769 Y2 JP S6017769Y2 JP 1979058463 U JP1979058463 U JP 1979058463U JP 5846379 U JP5846379 U JP 5846379U JP S6017769 Y2 JPS6017769 Y2 JP S6017769Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
overhead insulated
insulated wire
arc
support structure
insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1979058463U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55158626U (ja
Inventor
晃 田中
友良 望月
博 横山
克彦 伊藤
文男 熊谷
順之 菅生
暎二 糸賀
洋 鈴木
貢 斎藤
和明 加藤
Original Assignee
東京電力株式会社
株式会社フジクラ
古河電気工業株式会社
日本碍子株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東京電力株式会社, 株式会社フジクラ, 古河電気工業株式会社, 日本碍子株式会社 filed Critical 東京電力株式会社
Priority to JP1979058463U priority Critical patent/JPS6017769Y2/ja
Publication of JPS55158626U publication Critical patent/JPS55158626U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6017769Y2 publication Critical patent/JPS6017769Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulators (AREA)
  • Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、導体上に絶縁被覆を施してなる配電線等の
架空絶縁電線の碍子部における架設支持構造に関するも
のである。
従来、上述のような架空絶縁電線の架設支持構造として
第1図に示すように、架空絶縁電線1における絶縁被覆
2の一部を剥取って露出してなる導体露出部4、この導
体露出部4を固定してなる支持碍子5における端部金具
6および導体露出部4の近傍の絶縁被覆2の部分を絶縁
カバー7により一括して被ってなるものが知られており
、そしてこの架設支持構造によれば、碍子5における端
部金具6および導体露出部4等の露出導電個所(高圧充
電部)を絶縁カバー7により一括して電気的に絶縁隔離
保護するので電気工事作業者等の感電事故の恐れを排除
し、この意味で電気的安全性を保持することができるも
のである。
しかし、この種の架空絶縁電線の架設支持部においては
、これとは別の問題として落雷時に高圧充電部4,6か
ら碍子5の下部の腕金(接地側)に向ってアークが飛び
、そしてこのとき高圧充電部4,6に発生するアークの
噴射熱が、絶縁被覆2とカバー7との間における隙間お
よびカバー7の下部の隙間を通して外部の放出され、こ
れにより絶縁被覆2の表面が汚損(カーボン化)10さ
れる。
そしてこのように汚損10された絶縁被覆2の表面はそ
の絶縁抵抗が著しく低下すると共に上記高圧充電部と導
通ずるのでそこに大きな表面漏洩電流が流れることにな
り、そのためにこれが原因で電気工事作業者等の感電事
故の危険が生じたり、また絶縁被覆2に表面漏洩電流が
流れる状態がそのまま維持すると、やがてそこにトラッ
キング現象が発生する恐れを招く等の問題があった。
また一方、絶縁カバー7は開閉し得る割型タイプのもの
でなければ高圧充電部に覆わせることができない。
この種の一般にモールド成形により得られる割型タイプ
のカバー7に、アーク被爆保護層9と同様な袖部を一連
に成形して設けておいても、その袖部内面と絶縁被覆2
外面とを確実に密着し得ない。
つまり、両者間にどうしても隙間を生じることになるか
ら、ここを通してアークの噴射熱が放出し、第1図と同
様の結果を招く。
この考案は前述の問題を有利に解決した架空絶縁電線の
架設支持構造を提供することを目的とするものである。
次にこの考案を図示の例によって説明する。
第2図はこの考案の第1実施例を示すものであって、支
持碍子5における端部金具6の部分には、架空絶縁電線
1における絶縁被覆2の一部が剥取られて露出された導
体露出部4が固定され、かつ前記導体露出部4、その近
傍の絶縁被覆2および端部金具6が、ゴムまたはプラス
チック等の難燃性を有する絶縁材料にて成形された絶縁
カバー7により一括して被われている。
そして前記絶縁被覆2上に位置する絶縁カバー7の端部
8から適宜の長さLにわたる左右各側の架空絶縁電線1
の外側には、難燃性ポリエチレン、エチレンプロピレン
ゴム、塩化ビニル等の絶縁材料製チューブからなるアー
ク被爆保護層9が両者の間に空隙が生じないように密着
状態に被覆されている。
第3図はこの考案の第2実施例を示すものであって、絶
縁被覆2上に位置する絶縁カバー7の端部8から適宜の
長さLにわたる左右各側の架空絶縁電線1の外側に、難
燃性ポリエチレン、エチレンプロピレンゴム、塩化ビニ
ル等の絶材料製テープの重畳巻付体からなるアーク被爆
保護層9が密着状態に被着されており、かつそのアーク
被爆保護層9内の適宜の位置における絶縁被覆2上には
、ポリエチレン等の絶縁材料からあるセパレート部材1
1が設けられているが、その他の構成は第1実施例の場
合と同様である。
第2実施例のように、アーク被爆保護層9が絶縁材料製
テープの重畳巻付体からなる場合、上記構成のようにそ
の内部にセパレート部材11を埋込んでおけば、アーク
汚損した被爆保護層9を除去する際に、セパレート部材
11上の個所からテープ重畳巻付体をナイフ等により切
開剥離していくことができ、したがって電線の絶縁被覆
2を何等損傷する恐れなく被爆保護層9を容易に除去で
きる利点が得られる。
なお、この考案を実施する場合、第2図および第3図に
示す各実施例のように、架空絶縁電線1から引下げ線等
の分岐線12が分岐しているときは、その分岐線12に
ついても適宜同様のアーク被爆保護層9′を設けておく
のが望ましい。
またこの考案においては、アーク損傷を生じたアーク被
爆保護層9は、これを絶縁カバー7の交換時に新たなも
のとして形成し直すものであるが、この場合、損傷した
アーク被爆保護層をそのまま残存させてその上に新たな
アーク被爆保護層9を形成してもよく、またあるいは損
傷したものを除去した後、新たなアーク被爆保護層9を
形成してもよい。
さらにアーク被爆保護層9の構成材料として、前述に如
く難燃性ポリエチレン、エチレンプロピレンコム、塩化
ビニル等を使用すれば、そのアーク被爆保護層9自身、
容易に着火・燃焼しにくいものとなるので、アーク損傷
後のトラッキング防止の上でより好ましいものとなる。
この考案によれば、架空絶縁電線1における導体露出部
4の付近の絶縁被覆2上に位置する絶縁カバー7の端部
8から適宜の長さLにわたる左右各個の架空絶縁電線1
の外側において、電気絶縁材料からなるアーク被爆保護
層9が絶縁被覆2上に密着状態に設けられているので、
落雷によりアークが発生しても上記アーク被爆保護層9
の部分での絶縁被覆2の表面は汚損(カーボン化)され
ることがなく、そのため第4図に示すように、アーク被
爆保護層9の部分の健全区間13を介して絶縁被覆2の
表面汚損個所をカバー内汚損区間10Aとカバー外汚損
区間10Bとに分断して、カバー外汚損区間10Bの絶
縁被覆2部分に表面漏洩電流が流れるのを確実に防止し
て電気工事作業者等の感電事故の恐れを排除することが
でき、また一方、アーク損傷を受けたアーク被爆保護層
9には表面漏洩電流が流れやすくなるが、汚損したアー
ク被爆保護層9はこれを表面漏洩電流が流れる恐れのな
い新たなものに容易に形威し直すことができるので、ア
ーク被爆保護層9を適宜新たなものに形威し直すことに
より、そのアーク被爆保護層9と絶縁被覆2のカバー外
汚損区間10Bとにわたる部分でのトラッキング現象発
生の恐れも確実に排除できる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の架空絶縁電線の架設支持構造を示す一部
切断側面図、第2図および第3図はこの考案の第1実施
例および第2実施例の架空絶縁電線の架設支持構造を示
す一部切断側面図、第4図はこの考案を実施した架空絶
縁電線にわけるアーク汚損状況を示す説明図である。 図において、1は架空絶縁電線、2は絶縁被覆、3は導
体、4は導体露出部、5は支持碍子、6は端部金具、7
は絶縁カバー 8は絶縁カバ一端部、9はアーク被爆保
護層、10はアーク汚損、11はセパレート部材、12
は分岐線、13は健全部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 架空絶縁電線1における絶縁被覆2の一部が剥取られて
    導体3が露出され、その導体3の露出部4が支持碍子5
    における端部金具6の部分に固定され、かつ前記導体露
    出部4、その近傍の絶縁被覆2および端部金具6が絶縁
    カバー7により一括して被われている架空絶縁電線の支
    持構造において、前記絶縁被覆2上に位置する絶縁カバ
    ー7の端部8から適宜の長さLにわたる左右各側の架空
    絶縁電線1の外側において、電気絶縁材料からなるアー
    ク被爆保護層9が絶縁被覆2上に密着状態に設けられて
    いることを特徴とする架空絶縁電線の架設支持構造。
JP1979058463U 1979-05-01 1979-05-01 架空絶縁電線の架設支持構造 Expired JPS6017769Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979058463U JPS6017769Y2 (ja) 1979-05-01 1979-05-01 架空絶縁電線の架設支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979058463U JPS6017769Y2 (ja) 1979-05-01 1979-05-01 架空絶縁電線の架設支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55158626U JPS55158626U (ja) 1980-11-14
JPS6017769Y2 true JPS6017769Y2 (ja) 1985-05-30

Family

ID=29292493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979058463U Expired JPS6017769Y2 (ja) 1979-05-01 1979-05-01 架空絶縁電線の架設支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6017769Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55158626U (ja) 1980-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5259915B2 (ja) シールドストリップを備えたケーブル
US2308286A (en) Tail joint cover
JPS6017769Y2 (ja) 架空絶縁電線の架設支持構造
JP4103259B2 (ja) 避雷用リード線および避雷システム
KR101977966B1 (ko) 지중매설 고압 케이블용 마일라 테이프
JPS5924095Y2 (ja) 高圧充電部保護用絶縁カバ−
JPH0229676Y2 (ja)
JP4050847B2 (ja) 避雷用リード線および避雷システム
JPH0226185Y2 (ja)
JPH0113293Y2 (ja)
JPH02818Y2 (ja)
JPS5832448Y2 (ja) 絶縁接続部の遮蔽縁切り部
CN210052547U (zh) 一种高阻燃绝缘电线电缆
JP3036643B2 (ja) ケーブル接続部
JPH0747746Y2 (ja) ワイヤーハーネスの保護装置
JPS5930981Y2 (ja) 絶縁配電線
JPS6039947Y2 (ja) 絶縁電線
JPH0231944Y2 (ja)
JPH084633Y2 (ja) 直流耐電圧試験用リードケーブル終端部
JPS587809Y2 (ja) ゴム、プラスチツクケ−ブルの絶縁接続部
JPS6230276Y2 (ja)
JP2556970Y2 (ja) バイパスケーブル終端部
JPS5843969B2 (ja) 絶縁電線の雷溶断防止装置
JP2558413Y2 (ja) ジャンパ装置
JPS6029298Y2 (ja) 耐火電線の分岐接続部