JPH0747746Y2 - ワイヤーハーネスの保護装置 - Google Patents
ワイヤーハーネスの保護装置Info
- Publication number
- JPH0747746Y2 JPH0747746Y2 JP1987195890U JP19589087U JPH0747746Y2 JP H0747746 Y2 JPH0747746 Y2 JP H0747746Y2 JP 1987195890 U JP1987195890 U JP 1987195890U JP 19589087 U JP19589087 U JP 19589087U JP H0747746 Y2 JPH0747746 Y2 JP H0747746Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire harness
- wire
- conductive layer
- electric wire
- exterior member
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Emergency Alarm Devices (AREA)
- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 考案の目的 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ワイヤーハーネスの保護装置に関する。
一般に、バッテリーとこれに接続されるワイヤーハーネ
スとの間にはヒュージブルリンクを介装して、過大電流
から電源配線を保護し、車両火災を予防する措置が講じ
られている。これを図面により具体的に説明すると、第
5図において、1はバッテリー、2はヒュージブルリン
ク、3は幹部(大電流)電源線であって、幹部電源線3
は複数のヒューズ4からさらに支部(小電流)電源線6
によってストップランプ等の負荷7に接続されている。
8はスイッチである。第6図は上記ワイヤーハーネスの
実際の配設形態の一例を示し、幹部および支部電源線を
構成する電線9群は集束されて保護チューブ(例えば塩
化ビニルチューブ)10a,10b,10cやテープ11等の外装部
材により保護されている。12は電線接続用のコネクタ、
13はその接続端子を示す。
スとの間にはヒュージブルリンクを介装して、過大電流
から電源配線を保護し、車両火災を予防する措置が講じ
られている。これを図面により具体的に説明すると、第
5図において、1はバッテリー、2はヒュージブルリン
ク、3は幹部(大電流)電源線であって、幹部電源線3
は複数のヒューズ4からさらに支部(小電流)電源線6
によってストップランプ等の負荷7に接続されている。
8はスイッチである。第6図は上記ワイヤーハーネスの
実際の配設形態の一例を示し、幹部および支部電源線を
構成する電線9群は集束されて保護チューブ(例えば塩
化ビニルチューブ)10a,10b,10cやテープ11等の外装部
材により保護されている。12は電線接続用のコネクタ、
13はその接続端子を示す。
ワイヤーハーネスを構成する電線群は各種外装部材によ
り保護されているが、その経年劣化や車体エッジ部との
接触により摩耗し、電線9の損傷や切断、さらには車両
ボデーとのショートが発生する恐れがある。就中、幹部
電源線3にいわゆるレアショートが発生すると、導体
(芯線)の発熱により絶縁被膜の溶融、燃焼から車両火
災を引き起こす危険があり、デッドショートによりヒュ
ージブルリンク2が溶断すると、車両機能が瞬時に停止
し、危険度はさらに増大する。
り保護されているが、その経年劣化や車体エッジ部との
接触により摩耗し、電線9の損傷や切断、さらには車両
ボデーとのショートが発生する恐れがある。就中、幹部
電源線3にいわゆるレアショートが発生すると、導体
(芯線)の発熱により絶縁被膜の溶融、燃焼から車両火
災を引き起こす危険があり、デッドショートによりヒュ
ージブルリンク2が溶断すると、車両機能が瞬時に停止
し、危険度はさらに増大する。
本考案は上記の問題点に着目してなされたもので、電線
外装部材の劣化や摩耗をいち早く検知し、ワイヤーハー
ネスを構成する電線の損傷や切断を予防することによ
り、ワイヤーハーネスを適切保護する装置を提供せんと
するものである。
外装部材の劣化や摩耗をいち早く検知し、ワイヤーハー
ネスを構成する電線の損傷や切断を予防することによ
り、ワイヤーハーネスを適切保護する装置を提供せんと
するものである。
考案の構成 〔問題点を解決するための手段〕 前記目的を達成するため、本考案にあっては、一端がヒ
ュージブルリンクまたはヒューズを介してバッテリーに
接続される複数本の電線を絶縁体製の外装部材で集束,
保護して成るワイヤーハーネスにおいて、前記外装部材
の内面または内部に導電層を設けると共に、警報器を備
えた検知用電線の一端を前記導電層に接続し、他端を前
記複数本の電線から選ばれる所望の電線と接続し、該導
電層が車体と接触してアースされることにより該警報器
が作動する構成を採用した。
ュージブルリンクまたはヒューズを介してバッテリーに
接続される複数本の電線を絶縁体製の外装部材で集束,
保護して成るワイヤーハーネスにおいて、前記外装部材
の内面または内部に導電層を設けると共に、警報器を備
えた検知用電線の一端を前記導電層に接続し、他端を前
記複数本の電線から選ばれる所望の電線と接続し、該導
電層が車体と接触してアースされることにより該警報器
が作動する構成を採用した。
以下、本考案の実施例を示す図面を参照して具体的に説
明する。
明する。
第1図ないし第4図において、ヒュージブルリンク2と
電気接続箱5を接続する幹部電源線3群及びヒューズ4
と負荷7を接続する支部電源線6群はそれぞれ集束され
てチューブ状の外装部材14またはテープ状の外装部材1
4′により保護されている。
電気接続箱5を接続する幹部電源線3群及びヒューズ4
と負荷7を接続する支部電源線6群はそれぞれ集束され
てチューブ状の外装部材14またはテープ状の外装部材1
4′により保護されている。
外装部材14は第3図に示すようにポリ塩化ビニル樹脂な
どの絶縁体からなる外皮15の内面に金属導体よりなる編
組(導電層)16を設けたものである。また、外装部材1
4′は第4図に示すように、絶縁体テープ17の内面に編
組16′を貼付し、さらにその内面に接着剤18を塗布した
ものである。編組16,16′の代りに、導電性プラスチッ
ク、導電性塗料または導電性ゴムなどからなる導電層を
設けてもよい。
どの絶縁体からなる外皮15の内面に金属導体よりなる編
組(導電層)16を設けたものである。また、外装部材1
4′は第4図に示すように、絶縁体テープ17の内面に編
組16′を貼付し、さらにその内面に接着剤18を塗布した
ものである。編組16,16′の代りに、導電性プラスチッ
ク、導電性塗料または導電性ゴムなどからなる導電層を
設けてもよい。
チューブ状の外装部材14は、第2図に示すように、ワイ
ヤーハーネスW(電線9群)の直線部分に外挿され、テ
ープ状の外装部材14′は枝線が引き出される分岐部分に
巻回して用いるのが好適である。
ヤーハーネスW(電線9群)の直線部分に外挿され、テ
ープ状の外装部材14′は枝線が引き出される分岐部分に
巻回して用いるのが好適である。
そして、外装部材14(14′)の編組16(16′)には第1
図に示すように、警報ランプ(またはブザー)19をもつ
検知用電線20の一端を接続し、該線20の他端は前記電線
9群から選ばれる電線9′に接続する。この電線9′の
代わりに車内配線から得られる他の電源線と接続しても
よい。
図に示すように、警報ランプ(またはブザー)19をもつ
検知用電線20の一端を接続し、該線20の他端は前記電線
9群から選ばれる電線9′に接続する。この電線9′の
代わりに車内配線から得られる他の電源線と接続しても
よい。
本考案によれば、外装部材14,14′の一部が経年劣化に
より摩耗し、または車両エッジ部との摩擦や喰い込みに
よって、編組16(16′)が車体に接触すると、すなわち
第1図に示すように一部がアースEされると、電線9′
と編組16(16′)間に警報回路が形成され、警報ランプ
19が点灯する(またはブザーが鳴り出す)。
より摩耗し、または車両エッジ部との摩擦や喰い込みに
よって、編組16(16′)が車体に接触すると、すなわち
第1図に示すように一部がアースEされると、電線9′
と編組16(16′)間に警報回路が形成され、警報ランプ
19が点灯する(またはブザーが鳴り出す)。
従って、ワイヤーハーネスの外装部材に一部劣化や損傷
の発生したことがいち早く検出され、その被害が内部の
幹部電源線3や支部電源線6に及ぶのを未然に防止し、
ワイヤーハーネスの安全、適切な保護を図ることができ
る。
の発生したことがいち早く検出され、その被害が内部の
幹部電源線3や支部電源線6に及ぶのを未然に防止し、
ワイヤーハーネスの安全、適切な保護を図ることができ
る。
考案の効果 以上説明したように、本考案によればワイヤーハーネス
の外装部材に一部劣化や損傷が発生した場合には直ちに
これを検知することができるから、その点検、交換など
により内部の電線を保護し、ヒュージブルリンクやヒュ
ーズの溶断による車両の機能停止や火災を予防すること
ができる。
の外装部材に一部劣化や損傷が発生した場合には直ちに
これを検知することができるから、その点検、交換など
により内部の電線を保護し、ヒュージブルリンクやヒュ
ーズの溶断による車両の機能停止や火災を予防すること
ができる。
第1図は本考案装置の一実施例を示す配線図、 第2図は同上装置のワイヤーハーネスの配設、保護形態
を示す斜視図、 第3図および第4図はそれぞれ同上の外装部材の拡大斜
視図、 第5図は従来のワイヤーハーネスの配線図、 第6図は同上のワイヤーハーネスの配設、保護形態を示
す斜視図である。 W……ワイヤーハーネス、1……バッテリー、2……ヒ
ュージブルリンク、3……幹部電源線、4……ヒュー
ズ、6……支部電源線、7……負荷、9……電線、14,1
4′……外装部材、15……外皮、16……編組(導電
層)、17……絶縁体テープ、18……接着剤、19……警報
ランプ、20……検知用電線。
を示す斜視図、 第3図および第4図はそれぞれ同上の外装部材の拡大斜
視図、 第5図は従来のワイヤーハーネスの配線図、 第6図は同上のワイヤーハーネスの配設、保護形態を示
す斜視図である。 W……ワイヤーハーネス、1……バッテリー、2……ヒ
ュージブルリンク、3……幹部電源線、4……ヒュー
ズ、6……支部電源線、7……負荷、9……電線、14,1
4′……外装部材、15……外皮、16……編組(導電
層)、17……絶縁体テープ、18……接着剤、19……警報
ランプ、20……検知用電線。
Claims (1)
- 【請求項1】一端がヒュージブルリンクまたはヒューズ
を介してバッテリーに接続される複数本の電線を絶縁体
製の外装部材で集束,保護して成るワイヤーハーネスに
おいて、 前記外装部材の内面または内部に導電層を設けると共
に、警報器を備えた検知用電線の一端を前記導電層に接
続し、他端を前記複数本の電線から選ばれる所望の電線
と接続し、該導電層が車体と接触してアースされること
により該警報器が作動することを特徴とするワイヤーハ
ーネスの保護装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987195890U JPH0747746Y2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | ワイヤーハーネスの保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987195890U JPH0747746Y2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | ワイヤーハーネスの保護装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01102776U JPH01102776U (ja) | 1989-07-11 |
JPH0747746Y2 true JPH0747746Y2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=31486541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987195890U Expired - Lifetime JPH0747746Y2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | ワイヤーハーネスの保護装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0747746Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101539537B1 (ko) * | 2014-04-24 | 2015-07-24 | 김윤회 | 화재 방지 시스템이 구비된 차량 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4953278U (ja) * | 1972-08-18 | 1974-05-11 |
-
1987
- 1987-12-25 JP JP1987195890U patent/JPH0747746Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101539537B1 (ko) * | 2014-04-24 | 2015-07-24 | 김윤회 | 화재 방지 시스템이 구비된 차량 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01102776U (ja) | 1989-07-11 |
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