JPS624971Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS624971Y2 JPS624971Y2 JP9261278U JP9261278U JPS624971Y2 JP S624971 Y2 JPS624971 Y2 JP S624971Y2 JP 9261278 U JP9261278 U JP 9261278U JP 9261278 U JP9261278 U JP 9261278U JP S624971 Y2 JPS624971 Y2 JP S624971Y2
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- insulator
- insulating resin
- pin
- cylinder
- salt
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- Expired
Links
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Landscapes
- Insulators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は深溝型の耐塩型がいし円筒口部附近の
ピン表面を絶縁コーテングして耐塩性能の向上を
計るとともに、接続部の絶縁を容易かつ安全にし
た耐塩型がいしに関するものである。
ピン表面を絶縁コーテングして耐塩性能の向上を
計るとともに、接続部の絶縁を容易かつ安全にし
た耐塩型がいしに関するものである。
従来の深溝型がいし、例えば第1図にしめすよ
うなダブルスカート型の耐張がいしにおいては、
深溝円筒内に、防錆用の亜鉛メツキを施したがい
しピン1をセメンテングしたものが、使用されて
おり、優れた耐塩じん特性をしめしているが、本
考案は更に一層耐塩じん性能を向上せしめるとと
もに、耐塩がいしの場合その接続部分の絶縁を容
易にし、安全を期するようにしたものである。
うなダブルスカート型の耐張がいしにおいては、
深溝円筒内に、防錆用の亜鉛メツキを施したがい
しピン1をセメンテングしたものが、使用されて
おり、優れた耐塩じん特性をしめしているが、本
考案は更に一層耐塩じん性能を向上せしめるとと
もに、耐塩がいしの場合その接続部分の絶縁を容
易にし、安全を期するようにしたものである。
本考案は深溝型のがいし即ち、ピンがいし、支
持がいし、耐張がいしの何れのタイプにおいても
耐電圧、耐汚損効果を発揮するものである。以下
耐張がいしの場合について説明する。
持がいし、耐張がいしの何れのタイプにおいても
耐電圧、耐汚損効果を発揮するものである。以下
耐張がいしの場合について説明する。
例えば第1図にしめすようなダブルスカートが
いしにおいて、がいしピン1の表面を円筒内に向
かつては、雷サージ等による絶縁被覆の貫通破壊
を発生せしめない程度の深さ、例えば円筒内面と
がいしピン1の表面の離隔距離eの2倍程度の深
さf付近から、円筒外に向つてはクランプ引き止
め部3付近まで、絶縁樹脂4で絶縁コーテングす
る。なおピンがいしまたは支持がいしの場合は支
持部近くまで絶縁コーテングする。なお、がいし
ピン1の表面を円筒内に向つて2e程度の深さf
まで絶縁樹脂4で絶縁コーテングするのは、絶縁
樹脂4で絶縁コーテングすることにより耐汚損特
性を向上せしめるが、誘導雷等による異状電圧が
加わつた場合は、絶縁コーテングしていないがい
しピンの部分に放電せしめて、絶縁樹脂4の貫通
放電を防止せしめたものである。
いしにおいて、がいしピン1の表面を円筒内に向
かつては、雷サージ等による絶縁被覆の貫通破壊
を発生せしめない程度の深さ、例えば円筒内面と
がいしピン1の表面の離隔距離eの2倍程度の深
さf付近から、円筒外に向つてはクランプ引き止
め部3付近まで、絶縁樹脂4で絶縁コーテングす
る。なおピンがいしまたは支持がいしの場合は支
持部近くまで絶縁コーテングする。なお、がいし
ピン1の表面を円筒内に向つて2e程度の深さf
まで絶縁樹脂4で絶縁コーテングするのは、絶縁
樹脂4で絶縁コーテングすることにより耐汚損特
性を向上せしめるが、誘導雷等による異状電圧が
加わつた場合は、絶縁コーテングしていないがい
しピンの部分に放電せしめて、絶縁樹脂4の貫通
放電を防止せしめたものである。
絶縁樹脂4は例えば架橋ポリエチレン、
EPR、シリコン等耐候性の良い自己融着熱収縮
チユーブなどで被覆すればよい。
EPR、シリコン等耐候性の良い自己融着熱収縮
チユーブなどで被覆すればよい。
以上のようにがいしピン1に絶縁樹脂4をコー
テングすることにより、円筒口2の開口部が狭ば
まり、汚損物質が浸入し難くなるとともに、絶縁
樹脂4により、せん絡距離が長くなる等により、
耐汚損特性が一層向上する。
テングすることにより、円筒口2の開口部が狭ば
まり、汚損物質が浸入し難くなるとともに、絶縁
樹脂4により、せん絡距離が長くなる等により、
耐汚損特性が一層向上する。
実験結果では、第1図にしめす形状のダブルス
カート型耐塩耐張がいしにおいて、絶縁樹脂4
(架橋ポリエチレンの自己融着熱収縮チユーブ)
でコーテングした場合と、しない場合について、
それぞれ使用状態に取付け、食塩3%、との粉4
%の汚損液を下方45゜から毎分1mmで噴霧し、対
地電圧4000Vを課電した結果は絶縁樹脂4でコー
テングしない場合は、第2図にしめすように
1mA前後のもれ電流が流れたのに対し、コーテ
ングした場合は第3図にしめすように、もれ電流
はμA程度と大巾に減少し、自記記録面には記録
として現われなかつた。
カート型耐塩耐張がいしにおいて、絶縁樹脂4
(架橋ポリエチレンの自己融着熱収縮チユーブ)
でコーテングした場合と、しない場合について、
それぞれ使用状態に取付け、食塩3%、との粉4
%の汚損液を下方45゜から毎分1mmで噴霧し、対
地電圧4000Vを課電した結果は絶縁樹脂4でコー
テングしない場合は、第2図にしめすように
1mA前後のもれ電流が流れたのに対し、コーテ
ングした場合は第3図にしめすように、もれ電流
はμA程度と大巾に減少し、自記記録面には記録
として現われなかつた。
このように本考案は、がいしピン1に絶縁樹脂
4を簡易にコーテングするのみで、深溝型の耐塩
がいしの耐汚損特性を更に一層向上せしめるばか
りでなく、この絶縁樹脂4で包絡距離が増加する
ため気中せん絡やインパルス特性も向上し、更に
最近配電線の絶縁化が大きく取り上げられ、充電
部分の完全絶縁被覆化が行なわれているが、耐張
がいしの場合においては、クランプカバーで防護
し難い磁器円筒口付近のがいしピン1の表面が絶
縁樹脂4でカバーしてあるので、クランプカバー
を取り付けるのみで、がいしとクランプの接続部
分も全面的に完全に絶縁防護を期することができ
安全である。
4を簡易にコーテングするのみで、深溝型の耐塩
がいしの耐汚損特性を更に一層向上せしめるばか
りでなく、この絶縁樹脂4で包絡距離が増加する
ため気中せん絡やインパルス特性も向上し、更に
最近配電線の絶縁化が大きく取り上げられ、充電
部分の完全絶縁被覆化が行なわれているが、耐張
がいしの場合においては、クランプカバーで防護
し難い磁器円筒口付近のがいしピン1の表面が絶
縁樹脂4でカバーしてあるので、クランプカバー
を取り付けるのみで、がいしとクランプの接続部
分も全面的に完全に絶縁防護を期することができ
安全である。
次に、がいしピン1を絶縁樹脂4で全面的にコ
ーテングした場合においては、雷等で絶縁樹脂4
にピンホールが発生した場合、サージはこの部分
に集中するようになり、終にサージに続く商用電
圧による続流により溶損に至る場合が考えられる
が、本考案の場合、絶縁樹脂4をピンホールが生
じない程度の長さ、例えば内円筒内面とがいしピ
ン表面の離隔距離の2倍程度までの長さとして、
ピンホールの発生する前段で、がいしピン1にせ
ん絡するよう調整してあるので、雷等によるせん
絡は絶縁樹脂4を貫通することなく、直線がいし
ピン1にせん絡するので絶縁樹脂4にピンホール
を発生することはない。
ーテングした場合においては、雷等で絶縁樹脂4
にピンホールが発生した場合、サージはこの部分
に集中するようになり、終にサージに続く商用電
圧による続流により溶損に至る場合が考えられる
が、本考案の場合、絶縁樹脂4をピンホールが生
じない程度の長さ、例えば内円筒内面とがいしピ
ン表面の離隔距離の2倍程度までの長さとして、
ピンホールの発生する前段で、がいしピン1にせ
ん絡するよう調整してあるので、雷等によるせん
絡は絶縁樹脂4を貫通することなく、直線がいし
ピン1にせん絡するので絶縁樹脂4にピンホール
を発生することはない。
以上のように本考案は簡易な構造で耐塩じん特
性を更に一層向上させるとともに接続部の絶縁を
容易確実にできるようにして、安全防護を期する
ことができる等優れた効果を有するもので、最近
配電線の絶縁化が強く要請されて進められている
が、この絶縁化面においても、非常に有効なもの
である。
性を更に一層向上させるとともに接続部の絶縁を
容易確実にできるようにして、安全防護を期する
ことができる等優れた効果を有するもので、最近
配電線の絶縁化が強く要請されて進められている
が、この絶縁化面においても、非常に有効なもの
である。
第1図は本考案の実施例をしめす一部断面説明
図。第2図、第3図は汚損試験記録。 1はがいしピン、2は円筒口、3はクランプ引
止め部、4は絶縁樹脂。
図。第2図、第3図は汚損試験記録。 1はがいしピン、2は円筒口、3はクランプ引
止め部、4は絶縁樹脂。
Claims (1)
- 深溝型のがいしにおいて、磁器円筒口付近のが
いしピンの表面を、円筒内に向かつては雷サージ
等による絶縁被覆の貫通破壊を発生せしめない程
度の深さから、円筒外に向かつては、がいしピン
の支持部または引き止め部近くまで、絶縁樹脂で
絶縁コーテングしたことを特徴とする耐塩型がい
し。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9261278U JPS624971Y2 (ja) | 1978-07-04 | 1978-07-04 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9261278U JPS624971Y2 (ja) | 1978-07-04 | 1978-07-04 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS559082U JPS559082U (ja) | 1980-01-21 |
JPS624971Y2 true JPS624971Y2 (ja) | 1987-02-04 |
Family
ID=29022942
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9261278U Expired JPS624971Y2 (ja) | 1978-07-04 | 1978-07-04 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS624971Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5738723B2 (ja) * | 2011-09-05 | 2015-06-24 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | がいし |
-
1978
- 1978-07-04 JP JP9261278U patent/JPS624971Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS559082U (ja) | 1980-01-21 |
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