JPH0312539Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0312539Y2 JPH0312539Y2 JP1983117577U JP11757783U JPH0312539Y2 JP H0312539 Y2 JPH0312539 Y2 JP H0312539Y2 JP 1983117577 U JP1983117577 U JP 1983117577U JP 11757783 U JP11757783 U JP 11757783U JP H0312539 Y2 JPH0312539 Y2 JP H0312539Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- ribbon
- spool
- shaft
- ink ribbon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 20
- 238000007639 printing Methods 0.000 claims description 7
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000010023 transfer printing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
- Winding Of Webs (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、帯状物用の巻取軸、例えばインクリ
ボンを使用する印字装置におけるリボンカセツト
の巻取軸の構造に関する。
ボンを使用する印字装置におけるリボンカセツト
の巻取軸の構造に関する。
従来、例えば、インクリボンを使用する印字装
置において、リボンカセツトの巻取軸にはその内
部にスリツプ機構を有していて、インクリボンを
巻取る際に、そのリボンの巻頭と巻末との送りに
差が出ないように施されている。しかし、このス
リツプ機構が印字装置本体の巻取駆動軸にあるた
めに、構造が複雑になりがちであつたり、また耐
久性に特に留意する必要を生じていた。
置において、リボンカセツトの巻取軸にはその内
部にスリツプ機構を有していて、インクリボンを
巻取る際に、そのリボンの巻頭と巻末との送りに
差が出ないように施されている。しかし、このス
リツプ機構が印字装置本体の巻取駆動軸にあるた
めに、構造が複雑になりがちであつたり、また耐
久性に特に留意する必要を生じていた。
本考案は、上述の点に鑑み、駆動力を受けて、
帯状物を巻取る巻取軸を二重構造とし、その二重
部材の少くとも一方の弾性により生じる圧着と摩
擦とによりスリツプ作用を生じさせることによ
り、特に熱転写式印字装置のインクリボンのよう
に、再使用されることのないインクリボンの巻取
軸に適した、簡素な機構とコストの安価な巻取軸
を提供する。
帯状物を巻取る巻取軸を二重構造とし、その二重
部材の少くとも一方の弾性により生じる圧着と摩
擦とによりスリツプ作用を生じさせることによ
り、特に熱転写式印字装置のインクリボンのよう
に、再使用されることのないインクリボンの巻取
軸に適した、簡素な機構とコストの安価な巻取軸
を提供する。
以下、本考案の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
第1図は本考案の一実施例を示すリボンカセツ
トの巻取軸で、第2図は同じく分解斜視図であ
る。
トの巻取軸で、第2図は同じく分解斜視図であ
る。
1はカセツトで、2は駆動軸で、図示されない
印字装置に設けられていて、効率良い駆動力伝達
の為に軸に沿つて一体に形成されている凸部2a
を適宜設けた形状をしている。3は巻取スプール
で、カセツト1に回転自在に取り付けられており
前記駆動軸2の凸部2aが突出部3aを押動する
ことで回転が与えられるようになつており、軸周
に沿つて溝3bを有している。4はリボンスプー
ルで、弾性体であつて、その弾性により巻取スプ
ール3を押圧して、その摩擦力により回転力を得
るとともに、さらに伝達効率を高め得る嵌合部4
aを有しており、また切欠部4bを有するよう形
成されている。5はインクリボンで、該リボンス
プール4の外周に巻き取られる。
印字装置に設けられていて、効率良い駆動力伝達
の為に軸に沿つて一体に形成されている凸部2a
を適宜設けた形状をしている。3は巻取スプール
で、カセツト1に回転自在に取り付けられており
前記駆動軸2の凸部2aが突出部3aを押動する
ことで回転が与えられるようになつており、軸周
に沿つて溝3bを有している。4はリボンスプー
ルで、弾性体であつて、その弾性により巻取スプ
ール3を押圧して、その摩擦力により回転力を得
るとともに、さらに伝達効率を高め得る嵌合部4
aを有しており、また切欠部4bを有するよう形
成されている。5はインクリボンで、該リボンス
プール4の外周に巻き取られる。
駆動軸2が図示されない印字装置の駆動源によ
り回転を与えられると、凸部2aにより巻取スプ
ール3は、突出部3aを押動されることで回転を
始める。巻取スプール3の外周あるいは嵌合して
いる溝3bと、リボンスプール4の内周あるいは
嵌合部4aとの間には、リボンスプール4の弾性
による内側への押圧により、摩擦が生じているの
で、これにより、駆動軸2の回転力はリボンスプ
ール4へと伝達される。リボンスプール4には、
インクリボン5が巻かれているので、図示されな
い供給軸側よりインクリボン5を引き出して、巻
き取つていく。
り回転を与えられると、凸部2aにより巻取スプ
ール3は、突出部3aを押動されることで回転を
始める。巻取スプール3の外周あるいは嵌合して
いる溝3bと、リボンスプール4の内周あるいは
嵌合部4aとの間には、リボンスプール4の弾性
による内側への押圧により、摩擦が生じているの
で、これにより、駆動軸2の回転力はリボンスプ
ール4へと伝達される。リボンスプール4には、
インクリボン5が巻かれているので、図示されな
い供給軸側よりインクリボン5を引き出して、巻
き取つていく。
インクリボン5が、リボンスプール4に巻き取
られ、巻径が増してくると、供給側の送りあるい
は印字速度と、インクリボン5を巻き取る速度と
の間のバランスが崩れるので巻取側(リボンスプ
ール4)にテンシヨンがかかる。すると、巻取ス
プール3とリボンスプール4との間に存する摩擦
以上のテンシヨンがかかり、スリツプを起こし始
め、インクリボン5の巻取速度は当初と変わりな
く保たれる。
られ、巻径が増してくると、供給側の送りあるい
は印字速度と、インクリボン5を巻き取る速度と
の間のバランスが崩れるので巻取側(リボンスプ
ール4)にテンシヨンがかかる。すると、巻取ス
プール3とリボンスプール4との間に存する摩擦
以上のテンシヨンがかかり、スリツプを起こし始
め、インクリボン5の巻取速度は当初と変わりな
く保たれる。
このスリツプにより、インクリボン5の送り
は、巻取開始初期から終端に至るまで、一定に保
たれることになる。
は、巻取開始初期から終端に至るまで、一定に保
たれることになる。
巻取駆動軸受として、二つのスプールを用い、
その間に生じる摩擦およびスリツプを利用して、
インクリボンの送り速度を一定に保つ場合、熱転
写式印字装置に用いられるような再使用すること
が稀なものであるインクリボンにおいて特に有効
である。
その間に生じる摩擦およびスリツプを利用して、
インクリボンの送り速度を一定に保つ場合、熱転
写式印字装置に用いられるような再使用すること
が稀なものであるインクリボンにおいて特に有効
である。
本実施例では、インクリボンをカセツトに収納
したものを挙げているが、オープンリール型にあ
つても、カセツトの軸受をリールの軸受に置換す
ることで応用できることはもちろんである。ま
た、本実施例では、インクリボンを直に巻取るリ
ボンスプールに弾性をもたせているが、駆動軸と
嵌合する側の巻取スプールに弾性をもたせ、リボ
ンスプールが巻取スプールにより内側から押圧さ
れて摩擦を受けるもの、あるいは双方のスプール
に弾性を持たせるようにしたものでもよい。
したものを挙げているが、オープンリール型にあ
つても、カセツトの軸受をリールの軸受に置換す
ることで応用できることはもちろんである。ま
た、本実施例では、インクリボンを直に巻取るリ
ボンスプールに弾性をもたせているが、駆動軸と
嵌合する側の巻取スプールに弾性をもたせ、リボ
ンスプールが巻取スプールにより内側から押圧さ
れて摩擦を受けるもの、あるいは双方のスプール
に弾性を持たせるようにしたものでもよい。
さらに、インクリボン用に限らず、長尺の帯状
物類の巻取軸としても、その効果は何ら損なわれ
るものではない。
物類の巻取軸としても、その効果は何ら損なわれ
るものではない。
以上、本考案を用いることにより、巻取駆動軸
内部に設けられていたスリツプ機構を取り外すこ
とが可能となるので簡素化が計れると同時に、ス
リツプ機構の耐久性という問題も生じない帯状物
用の巻取軸を得ることができる。
内部に設けられていたスリツプ機構を取り外すこ
とが可能となるので簡素化が計れると同時に、ス
リツプ機構の耐久性という問題も生じない帯状物
用の巻取軸を得ることができる。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図で、第
2図は同じく本考案の実施例を示す分解斜視図で
ある。 1……カセツト、2……駆動軸、3……巻取り
スプール、4……リボンスプール、5……インク
リボン。
2図は同じく本考案の実施例を示す分解斜視図で
ある。 1……カセツト、2……駆動軸、3……巻取り
スプール、4……リボンスプール、5……インク
リボン。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) インクリボンを使用した印字装置に用いるリ
ボンカセツトにおいて、 長溝を外周に沿つて形成されていて、印字装
置の駆動軸を挿通され得る開口部を有し、巻取
り駆動力を伝達される第1の巻取部材と、 前記第1の巻取部材の外周を覆うように接し
て配設され、且つ内周には前記長溝に嵌合し得
る突出部を備えていて、該第1の巻取部材と嵌
合するとともに長溝と突出部との間に生じる摩
擦力により回転力を制限伝達され得る第2の巻
取部材と、から構成されている。 ことを特徴とする巻取軸。 (2) 前記巻取部材の少なくとも一方が、弾性を有
する材料で形成されている ことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
項記載の巻取軸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11757783U JPS6024564U (ja) | 1983-07-28 | 1983-07-28 | 巻取軸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11757783U JPS6024564U (ja) | 1983-07-28 | 1983-07-28 | 巻取軸 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6024564U JPS6024564U (ja) | 1985-02-19 |
JPH0312539Y2 true JPH0312539Y2 (ja) | 1991-03-25 |
Family
ID=30270600
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11757783U Granted JPS6024564U (ja) | 1983-07-28 | 1983-07-28 | 巻取軸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6024564U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6265205U (ja) * | 1985-10-14 | 1987-04-23 | ||
JPS6394704U (ja) * | 1986-12-10 | 1988-06-18 | ||
JPH01137046A (ja) * | 1987-11-24 | 1989-05-30 | Matsumoto Tekkosho:Kk | パネル式構造物の施工方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4826581U (ja) * | 1971-07-31 | 1973-03-30 | ||
JPS5621559B2 (ja) * | 1979-04-17 | 1981-05-20 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55102554U (ja) * | 1979-01-16 | 1980-07-17 | ||
JPS5917649Y2 (ja) * | 1979-07-28 | 1984-05-22 | ブラザー工業株式会社 | タイプライタ |
-
1983
- 1983-07-28 JP JP11757783U patent/JPS6024564U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4826581U (ja) * | 1971-07-31 | 1973-03-30 | ||
JPS5621559B2 (ja) * | 1979-04-17 | 1981-05-20 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6024564U (ja) | 1985-02-19 |
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