JP2550191B2 - 熱転写フィルム用カセットおよびこれに用いるインクフィルム - Google Patents
熱転写フィルム用カセットおよびこれに用いるインクフィルムInfo
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- JP2550191B2 JP2550191B2 JP1332702A JP33270289A JP2550191B2 JP 2550191 B2 JP2550191 B2 JP 2550191B2 JP 1332702 A JP1332702 A JP 1332702A JP 33270289 A JP33270289 A JP 33270289A JP 2550191 B2 JP2550191 B2 JP 2550191B2
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、熱転写記録装置に用いる熱転写用フィルム
カセットおよびインクフィルムに関するのである。
カセットおよびインクフィルムに関するのである。
A6サイズの記録紙を用いる感熱転写記録装置のインク
フィルム収納カセットは、低コストで出来ており、使い
捨てとなっている。
フィルム収納カセットは、低コストで出来ており、使い
捨てとなっている。
A4サイズ以上の記録紙を用いる感熱転写記録装置にお
いては、インクフィルム収納カセットが大型となり、使
い捨てのメリットが無くなり、巻装されたインクフィル
ムを装置内に直接取り付けたり、特開昭63-163953号公
報に記載のように、インクフィルムが交換可能な形状を
持つカセットであった。
いては、インクフィルム収納カセットが大型となり、使
い捨てのメリットが無くなり、巻装されたインクフィル
ムを装置内に直接取り付けたり、特開昭63-163953号公
報に記載のように、インクフィルムが交換可能な形状を
持つカセットであった。
上記従来技術は、インクフィルムの交換は容易である
が、インクフィルムをカセット内に装着する際、インク
フィルムの巻取側と供給側の装着方向及び保守性の点に
ついて配慮されておらず、インクフィルムの巻取側と供
給側を装着時に誤装着してしまうという問題があった。
が、インクフィルムをカセット内に装着する際、インク
フィルムの巻取側と供給側の装着方向及び保守性の点に
ついて配慮されておらず、インクフィルムの巻取側と供
給側を装着時に誤装着してしまうという問題があった。
本発明の目的は、インクフィルムの交換が容易で、誤
装着がなく、保守性の良い熱転写フィルム用カセットお
よびインクフィルムを提供することを目的とすることに
ある。
装着がなく、保守性の良い熱転写フィルム用カセットお
よびインクフィルムを提供することを目的とすることに
ある。
上記目的を達成するために、本発明では以下の構成と
する。すなわち、 感熱転写記録装置に用いられ、インクフィルムを装着
するためのカセットであって、 前記インクフィルムは、巻き取り側と供給側とで対を
なすようにスプールに巻装されるとともにこのスプール
の両端部には前記カセット側と係合可能な係合部が設け
られており、かつ前記スプールの４つの端部においてこ
のうちの３つの端部の係合部は互いに同一の形状とされ
るとともに残りの１つの端部の係合部は前記３つの端部
とは異なる形状とされた構成のものが用いられ、 前記カセット内の一端側には、前記スプールの一端側
の係合部と係合可能の係合部材を備えるとともに前記一
対のスプールに駆動力を伝達可能な２つのスプール駆動
手段が設けられ、 前記カセット内の他端側には、前記スプールの他端側
の係合部と係合可能の係合部材を備えるとともに前記一
対のスプールをその軸方向に位置規制可能な２つのスプ
ール従動手段が設けられ、 前記カセット内のスプール駆動手段およびスプール従
動手段の合わせて４つの前記係合部材において、このう
ちの３つの係合部材の係合部は互いに同一の形状とされ
るとともに前記インクフィルムのスプールの前記３つの
端部の係合部と係合可能とされ、残りの１つの係合部材
の係合部は前記３つの係合部材とは異なる形状とされる
とともに前記インクフィルムのスプールの前記残りの１
つの端部の係合部と係合可能とされた構成とする。
する。すなわち、 感熱転写記録装置に用いられ、インクフィルムを装着
するためのカセットであって、 前記インクフィルムは、巻き取り側と供給側とで対を
なすようにスプールに巻装されるとともにこのスプール
の両端部には前記カセット側と係合可能な係合部が設け
られており、かつ前記スプールの４つの端部においてこ
のうちの３つの端部の係合部は互いに同一の形状とされ
るとともに残りの１つの端部の係合部は前記３つの端部
とは異なる形状とされた構成のものが用いられ、 前記カセット内の一端側には、前記スプールの一端側
の係合部と係合可能の係合部材を備えるとともに前記一
対のスプールに駆動力を伝達可能な２つのスプール駆動
手段が設けられ、 前記カセット内の他端側には、前記スプールの他端側
の係合部と係合可能の係合部材を備えるとともに前記一
対のスプールをその軸方向に位置規制可能な２つのスプ
ール従動手段が設けられ、 前記カセット内のスプール駆動手段およびスプール従
動手段の合わせて４つの前記係合部材において、このう
ちの３つの係合部材の係合部は互いに同一の形状とされ
るとともに前記インクフィルムのスプールの前記３つの
端部の係合部と係合可能とされ、残りの１つの係合部材
の係合部は前記３つの係合部材とは異なる形状とされる
とともに前記インクフィルムのスプールの前記残りの１
つの端部の係合部と係合可能とされた構成とする。
さらに、前記カセットの異なる形状とされた１つの係
合部材は、供給側に配置されてなる構成とする。
合部材は、供給側に配置されてなる構成とする。
さらに、前記カセットの異なる形状とされた１つの係
合部材は、スプール従動部材側に配置されてなる構成と
する。
合部材は、スプール従動部材側に配置されてなる構成と
する。
また、カセットに装着されて用いられる感熱転写記録
装置用のインクフィルムであって、 巻き取り側と供給側とで対をなすようにスプールに巻
装されるとともにこのスプールの両端部には前記カセッ
ト側と係合可能な係合部が設けられ、 前記カセットは、その内部の一端側に前記スプールの
一端側の係合部と係合可能の係合部材を備えるとともに
前記一対のスプールに駆動力を伝達可能な２つのスプー
ル駆動手段が設けられ、またその内部の他端側には前記
スプールの他端側の係合部と係合可能の係合部材を備え
るとともに前記一対のスプールをその軸方向に位置規制
可能な２つのスプール従動手段が設けられ、さらに前記
スプール駆動手段およびスプール従動手段の合わせて４
つの前記係合部材のうちの３つの係合部材の係合部は互
いに同一の形状とされるとともに残りの１つの係合部材
の係合部は前記３つの係合部材とは異なる形状とされる
ように構成されたものが用いられ、 前記スプールの４つの端部において、このうち３つの
端部の係合部は互いに同一の形状とされるとともに前記
カセットの前記３つの係合部材の係合部と係合可能とさ
れ、残りの１つの端部の係合部は前記３つの端部とは異
なる形状とされるとともに前記カセットの前記残りの１
つの係合部材の係合部と係合可能とされた構成とする。
装置用のインクフィルムであって、 巻き取り側と供給側とで対をなすようにスプールに巻
装されるとともにこのスプールの両端部には前記カセッ
ト側と係合可能な係合部が設けられ、 前記カセットは、その内部の一端側に前記スプールの
一端側の係合部と係合可能の係合部材を備えるとともに
前記一対のスプールに駆動力を伝達可能な２つのスプー
ル駆動手段が設けられ、またその内部の他端側には前記
スプールの他端側の係合部と係合可能の係合部材を備え
るとともに前記一対のスプールをその軸方向に位置規制
可能な２つのスプール従動手段が設けられ、さらに前記
スプール駆動手段およびスプール従動手段の合わせて４
つの前記係合部材のうちの３つの係合部材の係合部は互
いに同一の形状とされるとともに残りの１つの係合部材
の係合部は前記３つの係合部材とは異なる形状とされる
ように構成されたものが用いられ、 前記スプールの４つの端部において、このうち３つの
端部の係合部は互いに同一の形状とされるとともに前記
カセットの前記３つの係合部材の係合部と係合可能とさ
れ、残りの１つの端部の係合部は前記３つの端部とは異
なる形状とされるとともに前記カセットの前記残りの１
つの係合部材の係合部と係合可能とされた構成とする。
さらに、前記インクフィルムのスプールの異なる形状
とされた１つの端部の係合部は、供給側のスプールに配
置されてなる構成とする。
とされた１つの端部の係合部は、供給側のスプールに配
置されてなる構成とする。
さらに、前記インクフィルムのスプールの異なる形状
とされた１つの端部の係合部は、前記カセットに装着さ
れたときに前記スプール従動手段と係合される端部側に
配置されてなる構成とする。
とされた１つの端部の係合部は、前記カセットに装着さ
れたときに前記スプール従動手段と係合される端部側に
配置されてなる構成とする。
前記の構成によれば、巻き取り側と供給側のスプール
とを逆に装着することがなくなるとともに駆動側と従動
側の端部とを逆に剃るすることもなくなり、さらには４
つの係合部分のうちの３つの形状が共通化される。ま
た、インクフィルムの巻装された供給側スプールが駆動
側と従動側の端部を逆に誤装着されることがいっそう確
実に防止される。さらに、駆動力を伝達する駆動側の係
合部分の形状が共通化される。また、カセット内には、
前記スプールを軸方向に位置規制する機構があるため、
インクフィルム装着後の保守性に優れている。
とを逆に装着することがなくなるとともに駆動側と従動
側の端部とを逆に剃るすることもなくなり、さらには４
つの係合部分のうちの３つの形状が共通化される。ま
た、インクフィルムの巻装された供給側スプールが駆動
側と従動側の端部を逆に誤装着されることがいっそう確
実に防止される。さらに、駆動力を伝達する駆動側の係
合部分の形状が共通化される。また、カセット内には、
前記スプールを軸方向に位置規制する機構があるため、
インクフィルム装着後の保守性に優れている。
以下、本発明の一実施例を図面について説明する。
第１図は、本発明の一実施例を示すもので、感熱転写
記録装置に用いられるインクカセットの概略図である。
第２図は、第１図の３の断面図である。
記録装置に用いられるインクカセットの概略図である。
第２図は、第１図の３の断面図である。
第３図は、本発明のインクカセットに装着されるイン
クフィルムである。
クフィルムである。
第４図、第５図は、それぞれ第２図のＡ方向矢視図、
Ｂ方向矢視図である。
Ｂ方向矢視図である。
第６図は、インクフィルム装着図である。
第１図に示すカセットケース１には、４本の軸部が固
定されており、供給用スプール駆動部材2,供給用スプー
ル従動部材４、及び巻き取り用スプール駆動部材２′、
巻取り用スプール従動部材３は、その軸部にて回転可能
で、供給用スプール駆動部材２、巻き取り用スプール駆
動部材２′は、感熱転写記録装置に装着時、感熱転写記
録装置内のリール台により回転駆動力を得る。巻き取り
用スプール従動部材３、供給用スプール従動部材４は、
カセットケース１の軸部にて軸方向に移動可能で、バネ
５により押圧可能である。
定されており、供給用スプール駆動部材2,供給用スプー
ル従動部材４、及び巻き取り用スプール駆動部材２′、
巻取り用スプール従動部材３は、その軸部にて回転可能
で、供給用スプール駆動部材２、巻き取り用スプール駆
動部材２′は、感熱転写記録装置に装着時、感熱転写記
録装置内のリール台により回転駆動力を得る。巻き取り
用スプール従動部材３、供給用スプール従動部材４は、
カセットケース１の軸部にて軸方向に移動可能で、バネ
５により押圧可能である。
2a、2bは、それぞれ供給用スプール駆動部材２のリブ
と当接部、2a′、2b′は、それぞれ巻き取り用スプール
駆動部材２′のリブと当接部、3a、3bは、それぞれ巻き
取り用スプール従動部材３のリブと当接部、4a、4bは、
それぞれ供給用スプール従動部材４のリブと当接部であ
る。巻き取り用スプール駆動部材２′、巻き取り用スプ
ール従動部材３のリブ2a′、3a及び供給用スプール駆動
部材２のリブ2aは、それぞれ180°対向した位置に２
コ、供給用スプール従動部材４のリブ4aは90°毎に４コ
設けられリブ2a、リブ2a′、リブ3a、リブ4aは、同一形
状となっている。
と当接部、2a′、2b′は、それぞれ巻き取り用スプール
駆動部材２′のリブと当接部、3a、3bは、それぞれ巻き
取り用スプール従動部材３のリブと当接部、4a、4bは、
それぞれ供給用スプール従動部材４のリブと当接部であ
る。巻き取り用スプール駆動部材２′、巻き取り用スプ
ール従動部材３のリブ2a′、3a及び供給用スプール駆動
部材２のリブ2aは、それぞれ180°対向した位置に２
コ、供給用スプール従動部材４のリブ4aは90°毎に４コ
設けられリブ2a、リブ2a′、リブ3a、リブ4aは、同一形
状となっている。
アーム６は、巻き取り用スプール従動部材３、供給用
スプール従動部材４とラチェット機構となっており、巻
き取り用スプール従動部材３、供給用スプール従動部材
４は、アーム６によりそれぞれインクフィルム７にたる
みの生じない回転方向の一方向のみに回転可能である
が、カセットケース１を感熱転写記録装置内に装着時、
アーム６は、巻き取り用スプール従動駆動３、供給用ス
プール従動部材４より解除され巻き取り用スプール従動
部材３、供給スプール従動部材４は、それぞれ両方向に
回転可能となる。
スプール従動部材４とラチェット機構となっており、巻
き取り用スプール従動部材３、供給用スプール従動部材
４は、アーム６によりそれぞれインクフィルム７にたる
みの生じない回転方向の一方向のみに回転可能である
が、カセットケース１を感熱転写記録装置内に装着時、
アーム６は、巻き取り用スプール従動駆動３、供給用ス
プール従動部材４より解除され巻き取り用スプール従動
部材３、供給スプール従動部材４は、それぞれ両方向に
回転可能となる。
第３図に示すインクフィルム７の末端は、それぞれ供
給用スプール８、巻き取り用スプール９に固着され、イ
ンクフィルムは、供給用スプール８、巻き取り用スプー
ル９に巻装されている。8a、8b、8cは、それぞれ供給用
スプール８の第１係合部、第２係合部、第３係合部であ
る。供給用スプール８の両端部のうち１端部には、第４
図、第５図に示すように第１係合部8aが180°対向した
位置に２コ、もう一端部には、第１係合部8aが90°毎に
４コ設けられている。9a、9bは、それぞれ巻き取り用ス
プール９の第１係合部、第２係合部で、巻き取り用スプ
ール９の両端部には、第４図、第５図に示すように180
°対向した位置に２コづつ設けられ、同形状となってい
る。ここで、供給用スプール８の第１係合部8a及び巻き
取り用スプール９の第１係合部9aは同一形状で、供給用
スプール駆動部材２、供給用スプール従動部材４のリブ
2a、リブ4a、巻き取り用スプール駆動部材２′、巻き取
り用スプール従動部材３のリブ2a′、リブ3aのいづれと
も係合可能な形状である。供給用スプール８の第２係合
部8b、第３係合部8c、巻き取り用スプール９の第２係合
部9bはそれぞれ巻き取り用スプール駆動部材２′、巻き
取り用スプール従動部材３の当接部２′ｂ、3b供給用ス
プール駆動部材２の当接部2bのいづれとも軸方向に当接
可能な形状であるが、供給用スプール従動部材４の当接
部4bと軸方向に当接可能となるのは、供給用スプール８
の第３係合部8cのみである。
給用スプール８、巻き取り用スプール９に固着され、イ
ンクフィルムは、供給用スプール８、巻き取り用スプー
ル９に巻装されている。8a、8b、8cは、それぞれ供給用
スプール８の第１係合部、第２係合部、第３係合部であ
る。供給用スプール８の両端部のうち１端部には、第４
図、第５図に示すように第１係合部8aが180°対向した
位置に２コ、もう一端部には、第１係合部8aが90°毎に
４コ設けられている。9a、9bは、それぞれ巻き取り用ス
プール９の第１係合部、第２係合部で、巻き取り用スプ
ール９の両端部には、第４図、第５図に示すように180
°対向した位置に２コづつ設けられ、同形状となってい
る。ここで、供給用スプール８の第１係合部8a及び巻き
取り用スプール９の第１係合部9aは同一形状で、供給用
スプール駆動部材２、供給用スプール従動部材４のリブ
2a、リブ4a、巻き取り用スプール駆動部材２′、巻き取
り用スプール従動部材３のリブ2a′、リブ3aのいづれと
も係合可能な形状である。供給用スプール８の第２係合
部8b、第３係合部8c、巻き取り用スプール９の第２係合
部9bはそれぞれ巻き取り用スプール駆動部材２′、巻き
取り用スプール従動部材３の当接部２′ｂ、3b供給用ス
プール駆動部材２の当接部2bのいづれとも軸方向に当接
可能な形状であるが、供給用スプール従動部材４の当接
部4bと軸方向に当接可能となるのは、供給用スプール８
の第３係合部8cのみである。
次に上記構成からなるインクカセットにインクフィル
ムを取付ける際の装着動作を第６図により説明する。
ムを取付ける際の装着動作を第６図により説明する。
まず、供給用スプール８の両端部のうち、その第１係
合部8aを２コ有する端部を供給用スプール駆動部材２に
挿通し、供給用スプール８の第１係合部8aと供給用スプ
ール駆動部材２のリブ2aを係合させ、供給用スプール８
の第２係合部8bを供給用スプール駆動部材２の当接部2b
に当接させた後、供給用スプール８の第１係合部8aを４
コ有する供給用スプール８のもう一端部の第１係合部8a
を供給用スプール従動部材４のリブ4aに係合させると、
バネ５が供給用スプール従動部材４の当接部4bを下方向
に押圧するので、供給用スプール８の第３係合部8cと供
給用スプール従動部材４の当接部4bが当接し、供給用ス
プール駆動部材２、供給用スプール従動部材４の当接部
2bと当接部4bとの挟持により供給用スプール８の軸方向
の位置規制がなされる。
合部8aを２コ有する端部を供給用スプール駆動部材２に
挿通し、供給用スプール８の第１係合部8aと供給用スプ
ール駆動部材２のリブ2aを係合させ、供給用スプール８
の第２係合部8bを供給用スプール駆動部材２の当接部2b
に当接させた後、供給用スプール８の第１係合部8aを４
コ有する供給用スプール８のもう一端部の第１係合部8a
を供給用スプール従動部材４のリブ4aに係合させると、
バネ５が供給用スプール従動部材４の当接部4bを下方向
に押圧するので、供給用スプール８の第３係合部8cと供
給用スプール従動部材４の当接部4bが当接し、供給用ス
プール駆動部材２、供給用スプール従動部材４の当接部
2bと当接部4bとの挟持により供給用スプール８の軸方向
の位置規制がなされる。
ここで、供給用スプール８の第１係合部8aを４コ有す
る端部を供給用スプール駆動部材２に挿通し、供給用ス
プール８の第１係合部8aを供給用スプール駆動部材２の
リブ2aと係合させ、供給用スプール８の第３係合部8cを
供給用スプール駆動部材２の当接部2bに当接させた後、
供給用スプール８のもう一端部の第１係合部8aを供給用
スプール従動部材４のリブ4aに係合させる時、リブ4aが
４コに対し、供給用スプール８の第１係合部8aが２コの
ため係合不可能になる。また、巻き取り用スプール９を
供給用スプール駆動部材2,供給用スプール従動部材４に
装着する際にも同様に供給用スプール９の両端部のうち
１端部が係合不可能になる。
る端部を供給用スプール駆動部材２に挿通し、供給用ス
プール８の第１係合部8aを供給用スプール駆動部材２の
リブ2aと係合させ、供給用スプール８の第３係合部8cを
供給用スプール駆動部材２の当接部2bに当接させた後、
供給用スプール８のもう一端部の第１係合部8aを供給用
スプール従動部材４のリブ4aに係合させる時、リブ4aが
４コに対し、供給用スプール８の第１係合部8aが２コの
ため係合不可能になる。また、巻き取り用スプール９を
供給用スプール駆動部材2,供給用スプール従動部材４に
装着する際にも同様に供給用スプール９の両端部のうち
１端部が係合不可能になる。
次に、巻き取り用スプール９を巻き取り用スプール駆
動部材２′、巻き取り用スプール従動部材３に装着する
際、インクフィルム７の塗布面とベース面をねじらない
ように巻き取り用スプール９の一端部を巻き取り用駆動
部材２′に挿通し、巻き取り用スプール９の第１係合部
9aと巻き取り用スプール駆動部材２′のリブ２′ａを係
合させ、巻き取り用スプール９の第２係合部9bを巻き取
り用スプール駆動部材２′当接部２′ａを当接させた
後、巻き取り用スプール９のもう一端部の第１係合部9a
と巻き取り用スプール従動部材３のリブ3aを係合させる
と、バネ５が巻き取り用スプール従動部材３の当接部3b
を下方向に押圧するので巻き取り用スプール９の第２係
合部9bと巻き取り用スプール従動部材３の当接部3bが当
接し、巻き取り用スプール駆動部材２′、巻き取り用ス
プール従動部材３の当接部２′ｂと当接部3bとの狭持に
より巻き取り用スプール９の軸方向の位置規制がなされ
る。さらに巻き取り用スプール９の装着後、アーム６が
巻き取り用従動部材３、供給用従動部材４の一方向回転
防止をするため、インクフィルムにたるみが生じず、メ
ンテナンスが非常によい。
動部材２′、巻き取り用スプール従動部材３に装着する
際、インクフィルム７の塗布面とベース面をねじらない
ように巻き取り用スプール９の一端部を巻き取り用駆動
部材２′に挿通し、巻き取り用スプール９の第１係合部
9aと巻き取り用スプール駆動部材２′のリブ２′ａを係
合させ、巻き取り用スプール９の第２係合部9bを巻き取
り用スプール駆動部材２′当接部２′ａを当接させた
後、巻き取り用スプール９のもう一端部の第１係合部9a
と巻き取り用スプール従動部材３のリブ3aを係合させる
と、バネ５が巻き取り用スプール従動部材３の当接部3b
を下方向に押圧するので巻き取り用スプール９の第２係
合部9bと巻き取り用スプール従動部材３の当接部3bが当
接し、巻き取り用スプール駆動部材２′、巻き取り用ス
プール従動部材３の当接部２′ｂと当接部3bとの狭持に
より巻き取り用スプール９の軸方向の位置規制がなされ
る。さらに巻き取り用スプール９の装着後、アーム６が
巻き取り用従動部材３、供給用従動部材４の一方向回転
防止をするため、インクフィルムにたるみが生じず、メ
ンテナンスが非常によい。
本発明は、以上説明したように構成されているので以
下に記載されるような効果を奏する。
下に記載されるような効果を奏する。
巻き取り側と供給側の対をなす巻装されたインクフィ
ルムのスプールの両端部に係合部を設け、インクフィル
ムを収納するカセット内の一端部に該係合部と係合し、
前記一対のスプールに回転力の伝達可能なスプール駆動
部材を設け、前記カセット内の他端側に前記一対のスプ
ールの他端側の係合部と係合し、前記一対のスプールを
軸方向に位置規制して嵌合する機構を持つ部材を設けた
ことにより、インクフィルムの装着が容易に出来る。そ
して、前記一対のスプールの端部の４端部のうち３端部
の係合部を同一形状にし、他の１端部の係合部に異なる
形状を設け、前記カセット内に前記一対のスプールの３
端部の係合部と係合可能な係合部材と前記他の一端部と
係合可能な係合部材を設けた構成により、巻き取り側と
供給側のスプールとを逆に装着することがなくなるとと
もに駆動側と従動側の端部とを逆に装着することもな
く、さらには４つの係合部分のうちの３つの形状が共通
化されることから係合部分の部品の生産性等が向上さ
れ、確実かつ低コストにインクフィルムの誤装着防止が
達成される。
ルムのスプールの両端部に係合部を設け、インクフィル
ムを収納するカセット内の一端部に該係合部と係合し、
前記一対のスプールに回転力の伝達可能なスプール駆動
部材を設け、前記カセット内の他端側に前記一対のスプ
ールの他端側の係合部と係合し、前記一対のスプールを
軸方向に位置規制して嵌合する機構を持つ部材を設けた
ことにより、インクフィルムの装着が容易に出来る。そ
して、前記一対のスプールの端部の４端部のうち３端部
の係合部を同一形状にし、他の１端部の係合部に異なる
形状を設け、前記カセット内に前記一対のスプールの３
端部の係合部と係合可能な係合部材と前記他の一端部と
係合可能な係合部材を設けた構成により、巻き取り側と
供給側のスプールとを逆に装着することがなくなるとと
もに駆動側と従動側の端部とを逆に装着することもな
く、さらには４つの係合部分のうちの３つの形状が共通
化されることから係合部分の部品の生産性等が向上さ
れ、確実かつ低コストにインクフィルムの誤装着防止が
達成される。
第１図は、本発明の一異を示すもので、感熱転写記録装
置に用いられるインクカセットの斜視図、第２図は第１
図の断面図、第３図は本発明のインクカセットに装着さ
れるインクフィルムの断面図、第４図は第３図のＡ方向
矢視図、第５図は第３図のＢ方向矢視図、第６図は本発
明のインクカセットにインクフィルムを装着時の斜視図
である。 １……カセットケース、７……インクフィルム,2……供
給用スプール駆動部材、８……供給用スプール,2′……
巻き取り用スプール駆動部材、９……巻き取り用スプー
ル、３……巻き取り用スプール従動部材、４……供給用
スプール従動部材
置に用いられるインクカセットの斜視図、第２図は第１
図の断面図、第３図は本発明のインクカセットに装着さ
れるインクフィルムの断面図、第４図は第３図のＡ方向
矢視図、第５図は第３図のＢ方向矢視図、第６図は本発
明のインクカセットにインクフィルムを装着時の斜視図
である。 １……カセットケース、７……インクフィルム,2……供
給用スプール駆動部材、８……供給用スプール,2′……
巻き取り用スプール駆動部材、９……巻き取り用スプー
ル、３……巻き取り用スプール従動部材、４……供給用
スプール従動部材
Claims (6)
- 【請求項１】感熱転写記録装置に用いられ、インクフィ
ルムを装着するためのカセットであって、 前記インクフィルムは、巻き取り側と供給側とで対をな
すようにスプールに巻装されるとともにこのスプールの
両端部には前記カセット側と係合可能な係合部が設けら
れており、かつ前記スプールの４つの端部においてこの
うちの３つの端部の係合部は互いに同一の形状とされる
とともに残りの１つの端部の係合部は前記３つの端部と
は異なる形状とされた構成のものが用いられ、 前記カセット内の一端側には、前記スプールの一端側の
係合部と係合可能の係合部材を備えるとともに前記一対
のスプールに駆動力を伝達可能な２つのスプール駆動手
段が設けられ、 前記カセット内の他端側には、前記スプールの他端側の
係合部と係合可能の係合部材を備えるとともに前記一対
のスプールをその軸方向に位置規制可能な２つのスプー
ル従動手段が設けられ、 前記カセット内のスプール駆動手段およびスプール従動
手段の合わせて４つの前記係合部材において、このうち
の３つの係合部材の係合部は互いに同一の形状とされる
とともに前記インクフィルムのスプールの前記３つの端
部の係合部と係合可能とされ、残りの１つの係合部材の
係合部は前記３つの係合部材とは異なる形状とされると
ともに前記インクフィルムのスプールの前記残りの１つ
の端部の係合部と係合可能とされ、 たことを特徴とする熱転写フィルム用カセット。 - 【請求項２】前記カセットの異なる形状とされた１つの
係合部材は、供給側に配置されてなることを特徴とする
請求項１に記載の熱転写フィルム用カセット。 - 【請求項３】前記カセットの異なる形状とされた１つの
係合部材は、スプール従動部材側に配置されてなること
を特徴とする請求項１または請求項２に記載の熱転写フ
ィルム用カセット。 - 【請求項４】カセットに装着されて用いられる感熱転写
記録装置用のインクフィルムであって、 巻き取り側と供給側とで対をなすようにスプールに巻装
されるとともにこのスプールの両端部には前記カセット
側と係合可能な係合部が設けられ、 前記カセットは、その内部の一端側に前記スプールの一
端側の係合部と係合可能の係合部材を備えるとともに前
記一対のスプールに駆動力を伝達可能な２つのスプール
駆動手段が設けられ、またその内部の他端側には前記ス
プールの他端側の係合部と係合可能の係合部材を備える
とともに前記一対のスプールをその軸方向に位置規制可
能な２つのスプール従動手段が設けられ、さらに前記ス
プール駆動手段およびスプール従動手段の合わせて４つ
の前記係合部材のうちの３つの係合部材の係合部は互い
に同一の形状とされるとともに残りの１つの係合部材の
係合部は前記３つの係合部材とは異なる形状とされるよ
うに構成されたものが用いられ、 前記スプールの４つの端部において、このうちの３つの
端部の係合部は互いに同一の形状とされるとともに前記
カセットの前記３つの係合部材の係合部と係合可能とさ
れ、残りの１つの端部の係合部は前記３つの端部とは異
なる形状とされるとともに前記カセットの前記残りの１
つの係合部材の係合部と係合可能とされ、 たことを特徴とする熱転写用インクフィルム。 - 【請求項５】前記インクフィルムのスプールの異なる形
状とされた１つの端部の係合部は、供給側のスプールに
配置されてなることを特徴とする請求項４に記載の熱転
写用インクフィルム。 - 【請求項６】前記インクフィルムのスプールの異なる形
状とされた１つの端部の係合部は、前記カセットに装着
されたときに前記スプール従動手段と係合される端部側
に配置されてなることを特徴とする請求項４または請求
項５に記載の熱転写用インクフィルム。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1332702A JP2550191B2 (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | 熱転写フィルム用カセットおよびこれに用いるインクフィルム |
| US07/626,006 US5100250A (en) | 1989-12-25 | 1990-12-12 | Cassette for thermal transcription film |
| DE69018216T DE69018216T2 (de) | 1989-12-25 | 1990-12-14 | Kassette für thermisches Schreibband. |
| EP90124230A EP0435108B1 (en) | 1989-12-25 | 1990-12-14 | Cassette for thermal transcription film |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1332702A JP2550191B2 (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | 熱転写フィルム用カセットおよびこれに用いるインクフィルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03215065A JPH03215065A (ja) | 1991-09-20 |
| JP2550191B2 true JP2550191B2 (ja) | 1996-11-06 |
Family
ID=18257918
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1332702A Expired - Lifetime JP2550191B2 (ja) | 1989-12-25 | 1989-12-25 | 熱転写フィルム用カセットおよびこれに用いるインクフィルム |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
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| EP (1) | EP0435108B1 (ja) |
| JP (1) | JP2550191B2 (ja) |
| DE (1) | DE69018216T2 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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| US5513920A (en) | 1992-10-29 | 1996-05-07 | Eastman Kodak Company | Dye donor web loading apparatus for a thermal printer |
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| JP4320792B2 (ja) * | 1997-01-06 | 2009-08-26 | ブラザー工業株式会社 | 記録装置 |
| JPH11208049A (ja) | 1997-11-18 | 1999-08-03 | Matsushita Denso System Kk | インクフィルムユニット及びファクシミリ装置 |
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| US6257780B1 (en) * | 1998-01-06 | 2001-07-10 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Ink ribbon cartridge having one undetachable spool and idle rotation preventing structure |
| US6991388B2 (en) | 1998-01-06 | 2006-01-31 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Ink ribbon cartridge having takeup-side cover with opening positioned beneath protrusion in cover |
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| JP2001158161A (ja) * | 1999-12-02 | 2001-06-12 | Fujicopian Co Ltd | インクリボン巻取り体 |
| DE60105719T2 (de) * | 2000-03-31 | 2005-10-06 | Brother Kogyo K.K., Nagoya | Farbbandkassette und austauschbares, in die Farbbandkassette montiertes Schreibbandset |
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| USD453179S1 (en) | 2000-07-27 | 2002-01-29 | Iimak | Printer cassette |
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| US6623193B1 (en) * | 2001-11-27 | 2003-09-23 | Nu-Kote International, Inc. | One piece clutch mechanism with drive gear |
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| NZ536895A (en) * | 2004-03-15 | 2007-03-30 | Brother Ind Ltd | Ink ribbon cartridge |
| JP4513708B2 (ja) | 2005-09-30 | 2010-07-28 | ソニー株式会社 | インクリボンカートリッジ |
| US8184138B2 (en) * | 2008-04-16 | 2012-05-22 | Illinois Tool Works Inc. | Ribbon guide for thermal printers and method of installation |
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| US4160605A (en) * | 1977-09-26 | 1979-07-10 | Pitney Bowes Deutschland Gmbh | Ink ribbon box |
| DE8113901U1 (de) * | 1981-05-12 | 1981-09-17 | Triumph-Adler Aktiengesellschaft für Büro- und Informationstechnik, 8500 Nürnberg | Mitnehmerkupplung für die Antriebsvorrichtung von Farbbändern in Schreib- und ähnlichen Maschinen |
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-
1989
- 1989-12-25 JP JP1332702A patent/JP2550191B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1990
- 1990-12-12 US US07/626,006 patent/US5100250A/en not_active Expired - Lifetime
- 1990-12-14 EP EP90124230A patent/EP0435108B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1990-12-14 DE DE69018216T patent/DE69018216T2/de not_active Expired - Fee Related
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| DE69018216T2 (de) | 1995-09-14 |
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| DE69018216D1 (de) | 1995-05-04 |
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| EP0435108A2 (en) | 1991-07-03 |
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