JPH0730370Y2 - サーマルプリンタのインクリボン巻取装置 - Google Patents

サーマルプリンタのインクリボン巻取装置

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JPH0730370Y2
JPH0730370Y2 JP18317187U JP18317187U JPH0730370Y2 JP H0730370 Y2 JPH0730370 Y2 JP H0730370Y2 JP 18317187 U JP18317187 U JP 18317187U JP 18317187 U JP18317187 U JP 18317187U JP H0730370 Y2 JPH0730370 Y2 JP H0730370Y2
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JP
Japan
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shaft
winding
ink ribbon
thermal printer
paper tube
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JP18317187U
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JPH0186556U (ja
Inventor
浩太郎 川崎
益雄 河本
宏至 小林
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三田工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案はサーマルプリンタにおけるインクリボン巻取
装置に関し、さらに詳しくは、インクリボンの巻取ロー
ラへの駆動力の伝達を有効に行うことができるサーマル
プリンタにおけるインクリボン巻取装置に関するもので
ある。
(ロ)従来の技術 一般に、サーマルプリンタにおけるインクリボン巻取装
置は、インクリボンの巻取ローラの回転によりインクリ
ボンに張力を与えている関係上、インクリボンの巻取量
が増加して、直径が大きくなると、巻取ローラの回転に
よりインクリボンに与えられる張力が大きくなる。そし
てインクリボンに与えられる張力は搬送速度に影響を与
えるので、インクリボンの巻取量の変化に対応して、熱
転写画像の大きさが変化したりする。それを防ぐため、
インクリボンに一定の張力を与えることができるように
巻取ローラへの駆動力の伝達は摩擦パッドのような摺動
部材を介して行なうようにしている。
例えば、従来のサーマルプリンタにおけるインクリボン
巻取装置を示す第2図において、摺動部材12aは、一方
の巻取軸9aと駆動軸11aとの間に摺動可能に介設され
る。つまり摺動部材12aを介した一方の巻取軸9aと駆動
軸11aとは、スプリングコイル15aにより、他方の巻取軸
8a及び紙管7aを介してカートリッジケース2a内に弾性支
持され、余分な張力が駆動軸11aに加わると摺動部材12a
ですべって一方の巻取軸9aに伝わらないように張力調整
ができるよう構成されているわけである。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかるに、上記のような装置では、駆動軸11aとカート
リッジケース2aとの間にスプリングコイル15aが介さ
れ、更に他方の巻取軸8aがカートリッジケース2aに支持
されているから、インクリボンを巻取るときに、スプリ
ングコイル15a(静止状態と仮定)と駆動回転する駆動
軸11aとの間、および巻取回転する他方の巻取軸8aとカ
ートリッジケース2a(静止状態)との間に摺動摩擦損失
が生じ、その損失を補うための余分の駆動力を必要とす
るという問題があった。
(ニ)問題点を解決するための手段及びその作用 この考案は、カートリッジケースと、サーマルプリンタ
の熱転写部を通過したインクリボンを巻き取る紙管と、
この紙管の両端に嵌合され、その紙管を上記カートリッ
ジケース内に回転可能に支持する一対の巻取軸と、一方
の巻取軸に駆動力を伝達するための駆動部と、上記一方
の巻取軸を上記駆動部に弾接させるためのスプリングコ
イルと、上記駆動部と一方の巻取軸との間に介設され、
上記駆動部から上記一方の巻取軸へ伝達される駆動力を
調整し、それによって、巻き取られる上記インクリボン
に加わる張力を制限しうる摺動部材とを備え、上記スプ
リングコイルは、上記一方の巻取軸と上記駆動部のいず
れか一方から他方を貫通して延びる軸上で、該軸の軸端
と上記他方との間に嵌挿されてなるサーマルプリンタの
インクリボン巻取装置である。
すなわちこの考案は、一方の巻取軸と駆動部とのいずれ
か一方から他方を貫通して延びる特定の軸上に摺動部材
弾圧用スプリングコイルを嵌着しているので、駆動力の
伝達に際してすべり摩擦がきわめて小さくなり、小さな
動力源の使用が可能となる。
(ホ)実施例 以下図に示す実施例に基づいてこの考案を詳述する。な
お、これによってこの考案が限定されるものではない。
第1図において、ワードプロセッサなどのサーマルプリ
ンタのインクリボン巻取装置1は、カートリッジケース
2と、巻取ローラ4と、この巻取ローラ4に駆動力を伝
達するための駆動部5とから主として構成されている。
そして巻取ローラ4はサーマルプリンタの熱転写部(図
示省略)を通過したインクリボン6を巻き取る紙管7
と、この紙管の両端に嵌合され、その紙管を上記カート
リッジケース内に回転可能に支持する一対の巻取軸8,9
とからなる。なお、巻取軸8はカートリッジケース2に
直接支持されている。
一方駆動部5は、駆動ギア10とこのギアに噛合する駆動
軸11とからなり、この駆動軸がカートリッジケース2に
直接支持され、しかも摺動部材12を介して上記巻取軸9
に同軸に対向している。
而して、13は、駆動部11から一方の巻取軸9を貫通して
紙管7内に延び一端にナット14を具備した中心軸で、こ
の中心軸上でそのナット14と巻取軸9との間にはスプリ
ングコイル15が嵌挿されている。なお、16は中心軸の他
端に付設された抜け止め輪である。
かくして、駆動ギア10により駆動軸11に駆動力が伝達さ
れると、この伝達駆動力は摺動部材12を介して一方の巻
取軸9に伝わり、紙管7にインクリボン6が巻取られ
る。この際、摺動部材12は、スプリングコイル15により
駆動軸11と一方の巻取軸9との間に適度に弾圧付勢され
ているので、インクリボン6に余分の張力が伝わりそう
になると、駆動軸11または一方の巻取軸9との間ですべ
り、所定以上の張力がインクリボン6に加わって熱転写
画像の大きさを変化させたりしないようにしている。
ところで、駆動ギア10からインクリボン6に伝達される
駆動力は、摺動部材12ですべりが生じない間はほとんど
摩擦損失を生じることなくインクリボン6に伝達され、
またすべりが生じたとしても、静止物と回転する巻取軸
9や駆動軸11との間のすべり摩擦損失ではなく、駆動軸
11と巻取軸9との回転差にもとずくすべり摩擦損失が生
じるだけであり、駆動力の損失は第2図に示す従来の構
成に比較して大幅に減少する。
更にこのサーマルプリンタのインクリボン巻取装置1
は、ナット14を中心軸13に対して回転させることによっ
てスプリングコイル15の付勢力を調整できる。またこの
スプリングコイル15は紙管7内のあき空間を利用して収
納されているので、装置全体の大きさをコンパクトにで
きる。
以上の実施例とは異なり、スプリングコイルは、一方の
巻取軸から駆動軸を貫通してカートリッジケース外に延
びる軸上で、その軸の軸端(例えばナット)と駆動軸と
の間に嵌挿されてもよい。
(ヘ)考案の効果 この考案によれば、一方の巻取軸と駆動部とのいずれか
一方から他方を貫通して延びる特定の軸上に摺動部材弾
圧用スプリングコイルを嵌着しているので、駆動力の伝
達に際してすべり摩擦がきわめて小さくなり、小さな動
力源の使用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す要部断面図、第2図
は従来例を示す第1図相当図である。 1……サーマルプリンタのインクリボン巻取装置、2…
…カートリッジケース、5……駆動部、6……インクリ
ボン、7……紙管、8,9……巻取軸、12……摺動部材、1
5……スプリングコイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−66967(JP,A) 特開 昭60−206685(JP,A) 特開 昭61−192594(JP,A) 特開 昭60−262759(JP,A) 実開 昭63−75348(JP,U) 実開 昭63−82560(JP,U) 実開 昭63−163953(JP,U) 実開 昭60−58368(JP,U) 実開 昭59−147924(JP,U)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カートリッジケースと、サーマルプリンタ
    の熱転写部を通過したインクリボンを巻き取る紙管と、
    この紙管の両端に嵌合され、その紙管を上記カートリッ
    ジケース内に回転可能に支持する一対の巻取軸と、一方
    の巻取軸に駆動力を伝達するための駆動部と、上記一方
    の巻取軸を上記駆動部に弾接させるためのスプリングコ
    イルと、上記駆動部と一方の巻取軸との間に介設され、
    上記駆動部から上記一方の巻取軸へ伝達される駆動力を
    調整し、それによって、巻き取られる上記インクリボン
    に加わる張力を制限しうる摺動部材とを備え、 上記スプリングコイルは、上記一方の巻取軸と上記駆動
    部のいずれか一方から他方を貫通して延びる軸上で、該
    軸の軸端と上記他方との間に嵌挿されてなるサーマルプ
    リンタのインクリボン巻取装置。
  2. 【請求項2】上記スプリングコイルは、上記駆動部から
    上記一方の巻取軸を貫通して上記紙管内に延びる軸上で
    該軸の軸端と一方の巻取軸との間に嵌挿されてなる実用
    新案登録請求の範囲第1項記載のサーマルプリンタのイ
    ンクリボン巻取装置。
  3. 【請求項3】上記スプリングコイルが嵌挿される軸は、
    その軸端にスプリングコイルのばね圧の調整可能なナッ
    トを具備してなる実用新案登録請求の範囲第1項または
    第2項記載のサーマルプリンタのインクリボン巻取装
    置。
JP18317187U 1987-11-30 1987-11-30 サーマルプリンタのインクリボン巻取装置 Expired - Lifetime JPH0730370Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0186556U JPH0186556U (ja) 1989-06-08
JPH0730370Y2 true JPH0730370Y2 (ja) 1995-07-12

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