JPH0829869B2 - 転写型感熱記録装置 - Google Patents

転写型感熱記録装置

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JPH0829869B2
JPH0829869B2 JP63112025A JP11202588A JPH0829869B2 JP H0829869 B2 JPH0829869 B2 JP H0829869B2 JP 63112025 A JP63112025 A JP 63112025A JP 11202588 A JP11202588 A JP 11202588A JP H0829869 B2 JPH0829869 B2 JP H0829869B2
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winding
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栄二 柴田
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松下電送株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、転写フィルムを用いて感熱転写記録を行う
転写型感熱記録装置に関する。
従来の技術 従来、転写型の感熱記録装置において、転写フィルム
が供給ロールから繰り出され、記録紙と重ね合わせられ
てサーマルヘッドにバックローラによって押しつけら
れ、転写記録が行われ、その後転写フィルムは記録紙か
ら分離され、巻取ロール上に巻取られる。ここで、転写
フィルムの供給ロール側には、転写フィルムに所定の張
力を付与するよう、ブレーキが設けられている。一方、
巻取ロール側では、転写フィルムの巻径の増大にかかわ
らず転写フィルムを所定の速度で巻取ることができるよ
う、巻取ロールを駆動軸に対してスリップ機構を介して
接続しており、このスリップ機構によって生じるトルク
によって転写フィルムを巻取っていた。
発明が解決しようとする課題 しかし、かかる構成によれば、巻取ロールにおける巻
径の増大に応じて転写フィルムに加わる張力が変動し、
転写フィルムの伸びや記録に影響を与えるという問題が
あった。
上述問題は以下の理由によって生ずる。すなわち、従
来装置では、巻取ロールをスリップ機構を介して駆動す
るため、巻取ロールの径に関係なく、スリップ機構によ
って与えられる一定のトルクで巻取が行われ、このた
め、巻径が増大すると転写フィルムの張力が低下してい
た。
本発明は、上述の問題点に鑑みて為されたもので、巻
取ロールの巻径の大小に関係なく、ほぼ一定の張力で転
写フィルムを巻取ることの可能な転写型感熱記録装置を
提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するため、転写フィルムを巻
取る巻取ロールと、この巻取ロールのトルクを調整する
ブレーキドラムと、このブレーキドラムに巻付けられた
ブレーキバンドと、前記巻取ロールの径の増大に追従し
て変位する巻取外径検知アームと、この巻取外径検知ア
ームに連動して前記ブレーキバンドのブレーキドラムに
対する巻付け角を調整する調整手段と、前記巻取ロール
を駆動連結する第1の出力軸と前記ブレーキドラムを駆
動連結する第2の出力軸とを有する差動歯車機構という
構成を備えたものである。
作用 本発明は上記構成によって、差動歯車機構の入力軸が
駆動されると、その回転力が差動歯車機構の二つの出力
軸に伝達され、巻取ロールを転写フィルムの搬送速度に
応じた速度で駆動し、かつ、入力軸と巻取ロールに連結
される出力軸との回転差に応じてブレーキドラムを駆動
する。この時、巻取ロールに連結される出力軸の負荷ト
ルクは、ブレーキドラムに連結される出力軸の負荷トル
クに等しいので、巻取ロールはブレーキドラムのトルク
に応じたトルクで転写フィルムを巻取る。換言すれば、
ブレーキドラムは巻取ロールに対するトルクリミッタと
して作用する。転写フィルムの巻取によって巻取ロール
の径が増加すると、巻取外径検知アームがこれに応じて
変位し、この変位に応じて調節手段がブレーキバンドの
巻付け角を大きくしブレーキ力を増加させる。これによ
って、巻取ロールの径の増大に伴い、ブレーキドラムに
加えるブレーキ力が増大し、ブレーキドラムの負荷トル
クを増大させるので、巻取ロールの巻取トルクが増大
し、巻取ロールの巻径の増大にかかわらず、ほぼ一定の
張力で転写フィルムを巻取ることができる。
実施例 第3図は本発明の一実施例の転写型感熱記録装置を概
略的に示す側面図である。第3図において、1は長尺の
転写フィルム2を巻回して形成された供給ロール、3は
サーマルヘッド、4はサーマルヘッド3に対向して設け
られたバックローラであり、サーマルヘッド3に印加さ
れる画信号に応じた速度で記録紙及び転写フィルムを搬
送するよう、駆動源(図示せず)に連結されている。5
は記録紙、6は転写フィルム2を巻取る巻取ロールであ
る。この装置において、供給ロール1から転写フィルム
2を繰り出し、サーマルヘッド3とバックローラ4との
間で記録紙5と転写フィルム2を重ね合わせ、この状態
で画情報に応じて加熱して転写記録を行い、その後、転
写フィルム2を記録紙から分離して巻取ロール6上に巻
取っている。
第1図は、この巻取ロール6の駆動装置を分解して示
した斜視図、第2図はその駆動装置を、一部部品を省略
して示す概略側面図である。第1図、第2図において、
10は差動歯車機構であり、入力ギア11を備えた入力軸12
と、入力軸12に固定された第一太陽ギア13と、この第一
太陽ギア13に噛み合いながらその周囲を回転する第一遊
星ギア14と、第一太陽ギア13と同一軸線上に配置された
第二太陽ギア15と、第一遊星ギア14に連結され、且つ第
二太陽ギア15に噛み合いながらその周囲を回転する第二
遊星ギア16と、第二太陽ギア15を固定保持した出力軸17
と、第二遊星ギア14及び第二遊星ギア16を回転自在に保
持する支軸18を備えた回転体19等を有している。この回
転体19はこの差動歯車機構10の一つの出力軸を構成す
る。なお、入力軸12は出力軸17に回転自在に保持されて
いる。入力ギア11は、バックローラ4を駆動する駆動源
によって駆動されるギア(図示せず)に噛み合ってい
る。
出力軸17の一端にはギア21が取付けられ、巻取ロール
6を支持した巻取ロール軸22の端部に取付けられたギア
23と噛み合っている。
回転体29はブレーキドラムを兼ねており、その外周に
ブレーキバンド25が巻付けられている。ブレーキバンド
25の一端は所定位置に固定された支軸26に連結され、他
端はブレーキばね27を介して、所定位置の支軸28に固定
されている。このブレーキばね27は、後述するようにブ
レーキバンド25の巻付け角を変化させる際に支軸26,28
間に掛けられたブレーキベルト25及びブレーキばね27の
長さの変化を吸収すると共にブレーキバンド25に作用す
る張力を変えるために設けるものである。なお、ブレー
キばね27は支軸26とブレーキバンド25の間に配置しても
よい。また、ブレーキバンド25自体を伸縮可能な弾性体
で構成することも可能であり、その場合には、ブレーキ
ばね27を省略しうる。
ブレーキドラム19とブレーキばね27との間に位置する
ブレーキバンド25に接してブレーキ押えローラ30及びブ
レーキガイドローラ31が配置されている。このブレーキ
ガイドローラ31は、巻取ロール6に平行に配置されたシ
ャフト32に対して回転自在に保持されている。このシャ
フト32にはブレーキ調整アーム33が固定されており、そ
のブレーキ調整アーム33にブレーキ押えローラ30が回転
可能に保持されている。更に、このシャフト32には、巻
取外径検知アーム34が固定され、所定の付勢手段(図示
せず)によって常時巻取ロール6の外周面に押しつけら
れている。この構成により、巻取ロール6の径の増大に
追従して巻取外径検知アーム34が第2図の矢印D方向に
回動し、それに連動してブレーキ調整アーム33が矢印E
方向に回動し、ブレーキバンド25のブレーキドラム19に
対する巻付け角αを増大させることができる。ここで、
巻取外径検知アーム34、シャフト32、ブレーキ調整アー
ム33、ブレーキ押えローラ30等は、巻取ロール6の径の
増加にほぼ比例してブレーキドラム19に作用するトルク
が増加するように位置設定している。
以上のように構成された転写型感熱記録装置につい
て、以下転写フィルムの巻取動作を説明する。
第1図、第2図において、差動歯車機構10の入力軸12
が駆動源(図示せず)によって矢印A方向に駆動される
と、巻取ロール6に連結される出力軸17は矢印B方向に
回転しようとし、また、ブレーキドラムを兼ねる回転体
19は矢印C方向に回転しようとする。今、出力軸17に作
用する負荷トルクをTw、回転体19に作用する負荷トルク
をTbとすると、 Tb>Twの時、ブレーキドラム19が停止し、巻取ロール
6が回転し、 Tb<Twの時、巻取ロール6が停止し、ブレーキドラム
19が回転する。
ところで、転写フィルム2はバックローラ4による搬
送速度で送られてくるため、もし巻取ロール6による巻
取速度がこの転写フィルムの搬送速度よりも低いと負荷
トルクTwが極めて小さくなり、ブレーキドラム19が停止
するため巻取ロール6の回転速度が上昇し、一方、巻取
ロール6の巻取速度が転写フィルムの搬送速度よりも大
きくなると、転写フィルムの張力が急激に上昇して負荷
トルクTwが増加して巻取ロール6の回転が減少してブレ
ーキドラム19が回転する。従って、実際には、巻取ロー
ル6はバックローラ4による転写フィルムの搬送速度で
巻取を行うことができる速度で回転し、同時に、入力軸
12の回転速度と出力軸17の回転速度との差を吸収するよ
う、遊星ギアを保持したブレーキドラム19が回転する。
また、この時の出力軸17、ブレーキドラム19の負荷トル
クは等しくなっている。換言すれば、巻取ロール6は、
ブレーキドラム19に作用するトルクTbに応じたトルクで
転写フィルムの巻取を行う。
転写フィルム2を巻取ロール6上に巻取ってゆくと、
巻取ロール6の径が増加し、この径の増加に伴い、巻取
外径検知アーム34が第2図の矢印D方向に回動する。
この巻取外径検知アーム34の回動によってシャフト32
が同方向に回転し、シャフト32に固定したブレーキ調整
アーム33を介して押えローラ30が矢印E方向に移動し、
ブレーキバンド25をブレーキドラム19に押しつける。こ
れによって、ブレーキドラム19に連結されたブレーキば
ね27が伸びて引張り力が増加する一方、ブレーキバンド
25の巻付け角αが増加し、ブレーキバンド25のブレーキ
ドラム19に対する圧接力は指数関数的に増加する。ま
た、ブレーキバンド25の巻付け角αが大きくなったこと
とブレーキばね27の引張り力が大きくなったことが相乗
的に作用して、ブレーキ力は大幅に増加する。かくし
て、巻取ロール6の径の増大にほぼ比例してブレーキド
ラム19に作用する負荷トルクが増大し、従って巻取ロー
ル6の巻取トルクが増大し、巻取ロールの巻径の増大に
かかわらず、ほぼ一定の張力で転写フィルムを巻取るこ
とができる。
なお、本実施例では、差動歯車機構10の太陽ギア15に
連結した出力軸17を巻取ロール6に連結し、遊星ギア1
4,16を保持した回転体19をブレーキドラムとして作用さ
せた場合を示したが、この逆としても、すなわち、出力
軸17にブレーキドラムを連結し、回転体19を巻取ロール
軸に連結するようにしてもよい。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明は、転写フィ
ルムを巻取る巻取ロールと、この巻取ロールのトルクを
調整するブレーキドラムと、このブレーキドラムに巻付
けられたブレーキバンドと、前記巻取ロールの径の増大
に追従して変位する巻取外径検知アームと、この巻取外
径検知アームに連動して前記ブレーキバンドのブレーキ
ドラムに対する巻付け角を調整する調整手段と、前記巻
取ロールを駆動連結する第1の出力軸と前記ブレーキド
ラムを駆動連結する第2の出力軸とを有する差動歯車機
構という構成とすることにより、転写フィルムの巻取に
よって巻取ロールの径が増加すると、巻取外径検知アー
ムがこれに応じて変位し、この変位に応じて調節手段が
ブレーキバンドの巻付け角を大きくしブレーキ力を増加
させ、従って、巻取ロールの巻取トルクを増大させるこ
とができ、巻取ロールの巻取の増大にかかわらず、ほぼ
一定の張力で転写フィルムを巻取ることができるという
効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による転写型感熱記録装置に
おける巻取ロールの駆動装置に分解して示した斜視図、
第2図はその駆動装置を、一部部品を省略して示す概略
側面図、第3図は上記転写型感熱記録装置の概略側面図
である。 1……供給ロール、2……転写フィルム、3……サーマ
ルヘッド、4……バックローラ、5……記録紙、6……
巻取ロール、10……差動歯車機構、12……入力軸、13…
…第一太陽ギア、14……第一遊星ギア、15……第二太陽
ギア、16……第二遊星ギア、17……出力軸、18……支
軸、1……回転体(ブレーキドラム)、25……ブレーキ
バンド、27……ブレーキばね、30……ブレーキ押えロー
ラ、31……ブレーキガイドローラ、32……シャフト、33
……ブレーキ調整アーム、34……巻取外径検知アーム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】転写フィルムを巻取る巻取ロールと、この
    巻取ロールのトルクを調整するブレーキドラムと、この
    ブレーキドラムに巻付けられたブレーキバンドと、前記
    巻取ロールの径の増大に追従して変位する巻取外径検知
    アームと、この巻取外径検知アームに連動して前記ブレ
    ーキバンドのブレーキドラムに対する巻付け角を調整す
    る調整手段と、前記巻取ロールを駆動連結する第1の出
    力軸と前記ブレーキドラムを駆動連結する第2の出力軸
    とを有する差動歯車機構とを備えたことを特徴とする転
    写型感熱記録装置。
JP63112025A 1988-05-09 1988-05-09 転写型感熱記録装置 Expired - Fee Related JPH0829869B2 (ja)

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JPH0560195U (ja) * 1992-01-14 1993-08-06 沖電気工業株式会社 転写フィルム巻取機構
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