JPH0312339A - コアクラッド構造を有するカルコゲナイドガラスファイバー - Google Patents
コアクラッド構造を有するカルコゲナイドガラスファイバーInfo
- Publication number
- JPH0312339A JPH0312339A JP1146624A JP14662489A JPH0312339A JP H0312339 A JPH0312339 A JP H0312339A JP 1146624 A JP1146624 A JP 1146624A JP 14662489 A JP14662489 A JP 14662489A JP H0312339 A JPH0312339 A JP H0312339A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- core
- fiber
- clad
- glass fiber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000000835 fiber Substances 0.000 title claims abstract description 43
- 239000005387 chalcogenide glass Substances 0.000 title claims description 9
- 239000011521 glass Substances 0.000 claims abstract description 59
- 229910052785 arsenic Inorganic materials 0.000 claims abstract description 13
- 229910052711 selenium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 11
- 229910052732 germanium Inorganic materials 0.000 claims abstract description 6
- 239000011669 selenium Substances 0.000 claims description 17
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 16
- 238000005253 cladding Methods 0.000 claims description 9
- BUGBHKTXTAQXES-UHFFFAOYSA-N Selenium Chemical compound [Se] BUGBHKTXTAQXES-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 3
- RQNWIZPPADIBDY-UHFFFAOYSA-N arsenic atom Chemical compound [As] RQNWIZPPADIBDY-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 2
- GNPVGFCGXDBREM-UHFFFAOYSA-N germanium atom Chemical compound [Ge] GNPVGFCGXDBREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 2
- 238000002834 transmittance Methods 0.000 abstract description 3
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 abstract 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 16
- 238000009987 spinning Methods 0.000 description 10
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 5
- 239000003365 glass fiber Substances 0.000 description 5
- 238000006467 substitution reaction Methods 0.000 description 5
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 2
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000009529 body temperature measurement Methods 0.000 description 1
- 238000002425 crystallisation Methods 0.000 description 1
- 230000008025 crystallization Effects 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000009477 glass transition Effects 0.000 description 1
- AYOOGWWGECJQPI-NSHDSACASA-N n-[(1s)-1-(5-fluoropyrimidin-2-yl)ethyl]-3-(3-propan-2-yloxy-1h-pyrazol-5-yl)imidazo[4,5-b]pyridin-5-amine Chemical compound N1C(OC(C)C)=CC(N2C3=NC(N[C@@H](C)C=4N=CC(F)=CN=4)=CC=C3N=C2)=N1 AYOOGWWGECJQPI-NSHDSACASA-N 0.000 description 1
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 1
- 239000000075 oxide glass Substances 0.000 description 1
- 238000001228 spectrum Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 229910052714 tellurium Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C25/00—Surface treatment of fibres or filaments made from glass, minerals or slags
- C03C25/10—Coating
- C03C25/42—Coatings containing inorganic materials
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C13/00—Fibre or filament compositions
- C03C13/04—Fibre optics, e.g. core and clad fibre compositions
- C03C13/041—Non-oxide glass compositions
- C03C13/043—Chalcogenide glass compositions
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C3/00—Glass compositions
- C03C3/32—Non-oxide glass compositions, e.g. binary or ternary halides, sulfides or nitrides of germanium, selenium or tellurium
- C03C3/321—Chalcogenide glasses, e.g. containing S, Se, Te
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Inorganic Chemistry (AREA)
- General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は赤外透過性、及びCo2レーザーのパワー伝送
特性に優れたコアクラッド構造を有するカルコゲナイド
ガラスファイバーに関する。
特性に優れたコアクラッド構造を有するカルコゲナイド
ガラスファイバーに関する。
[従来の技術]
カルコゲナイドガラスは赤外透過性、化学的安定性、耐
熱性に優れた赤外透過材料として知られている。このガ
ラスをファイバー状に成形すれば、温度計測や赤外イメ
ージ伝送用の導波路に応用できるばかりでなく、Co2
レーザーのエネルギー伝送用導波路としても利用するこ
とができる。カルコゲナイドガラスの中でも特にセレン
系ガラスは結晶化に対する安定性や耐熱性に特に優れて
おり、かつ2〜11μmの赤外域において吸収率が低い
ことから、ファイバー用材料として注目されている。
熱性に優れた赤外透過材料として知られている。このガ
ラスをファイバー状に成形すれば、温度計測や赤外イメ
ージ伝送用の導波路に応用できるばかりでなく、Co2
レーザーのエネルギー伝送用導波路としても利用するこ
とができる。カルコゲナイドガラスの中でも特にセレン
系ガラスは結晶化に対する安定性や耐熱性に特に優れて
おり、かつ2〜11μmの赤外域において吸収率が低い
ことから、ファイバー用材料として注目されている。
[発明が解決しようとする課題]
一般に光ファイバーは、中心部のコアガラスとその外周
のコアガラスよりも屈折率の低いクラッドガラスとの2
重構造で形成され、さらにその外周に傷が付かないよう
に樹脂を被覆することが好ましい。本発明者等は独自に
開発したルツボ紡糸法(J、N15hii、 T、Ya
llaShita、 T、Yamagishi、At)
I)Phys、 Lett、 53 (1988)55
3)を用いて、種々のコアクラッド構造を有するカルコ
ゲナイドガラスファイバーを提案してぎた。特にGe5
eTeガラスフアイバーは、Co2レーザーの発振波長
である10.6μmでの損失が1.5dB /mと低い
ので該レーザーのパワー伝送用ファイバーとしての応用
が期待された。
のコアガラスよりも屈折率の低いクラッドガラスとの2
重構造で形成され、さらにその外周に傷が付かないよう
に樹脂を被覆することが好ましい。本発明者等は独自に
開発したルツボ紡糸法(J、N15hii、 T、Ya
llaShita、 T、Yamagishi、At)
I)Phys、 Lett、 53 (1988)55
3)を用いて、種々のコアクラッド構造を有するカルコ
ゲナイドガラスファイバーを提案してぎた。特にGe5
eTeガラスフアイバーは、Co2レーザーの発振波長
である10.6μmでの損失が1.5dB /mと低い
ので該レーザーのパワー伝送用ファイバーとしての応用
が期待された。
しかし、このファイバーを用いて伝送し得るレーザーパ
ワーは、長さ1TrLのファイバーの場合、出射パワー
でせいぜい3W程度であり、出射パワーがそれ以上にな
ると該ファイバーの伝送路が破壊される。まだ充分解明
されていないが、破壊の原因は、(1)ガラスの耐熱温
度が200℃前後と低いために、ファイバーが該耐熱温
度以上に加熱されて容易に軟化すること、(2)GeS
eTeガラスの屈折率が温度の上昇と共に大きく増加す
る、すなわちdn/dT(ここでn=ガラスの屈折率、
■−ガラスの温度)が大きな正の値(約150x 10
’)を示すため、レーザーパワーの伝送中にファイバー
の温度が増加するとレーザービームが自己集束し、パワ
ー密度が局所的に増加することの2つが考えられる。従
って、カルコゲナイドガラスでより高いCO2レーザ−
パワーを伝送するためには耐熱性に優れ、dn/dTが
小さいガラスでコアクラッドファイバイーを作製する必
要がある。
ワーは、長さ1TrLのファイバーの場合、出射パワー
でせいぜい3W程度であり、出射パワーがそれ以上にな
ると該ファイバーの伝送路が破壊される。まだ充分解明
されていないが、破壊の原因は、(1)ガラスの耐熱温
度が200℃前後と低いために、ファイバーが該耐熱温
度以上に加熱されて容易に軟化すること、(2)GeS
eTeガラスの屈折率が温度の上昇と共に大きく増加す
る、すなわちdn/dT(ここでn=ガラスの屈折率、
■−ガラスの温度)が大きな正の値(約150x 10
’)を示すため、レーザーパワーの伝送中にファイバー
の温度が増加するとレーザービームが自己集束し、パワ
ー密度が局所的に増加することの2つが考えられる。従
って、カルコゲナイドガラスでより高いCO2レーザ−
パワーを伝送するためには耐熱性に優れ、dn/dTが
小さいガラスでコアクラッドファイバイーを作製する必
要がある。
[課題を解決するための手段]
本発明に係るコアラッド構造を有するQe−As−8e
ガラスフアイバーは、コアガラス及びクラッドガラスが
ゲルマニウム(Ge)、ひ素(As)、セレン(Se)
の3元素から構成されていることを特徴としてる。すな
わち、このガラスファイバーは、コア、クラッド共にG
eが8〜28、Asが5〜45at%、Seが40〜7
0at%の組成範囲のガラスで、好ましくはGeが18
〜23、Asが15〜38at%、Seが45〜62a
t%の組成範囲のガラスで構成されている。
ガラスフアイバーは、コアガラス及びクラッドガラスが
ゲルマニウム(Ge)、ひ素(As)、セレン(Se)
の3元素から構成されていることを特徴としてる。すな
わち、このガラスファイバーは、コア、クラッド共にG
eが8〜28、Asが5〜45at%、Seが40〜7
0at%の組成範囲のガラスで、好ましくはGeが18
〜23、Asが15〜38at%、Seが45〜62a
t%の組成範囲のガラスで構成されている。
コアガラス、クラッドガラス共にGeの含有量が高い方
がガラスの耐熱性が上がるので耐レーザ−パワー性に対
しては好ましいが、上記限定範囲の上限を越えると、ガ
ラスが結晶化しやすくなり紡糸ができなくなるばかりか
、ガラスが脆くなり、ファイバーに形成できても非常に
折れやすい。また、コアガラス、クラッドガラス共にG
eの含有mが上記限定範囲の下限よりも低くなると、ガ
ラスの耐熱性が悪くなるので、パワー伝送に用いるには
好ましくない。
がガラスの耐熱性が上がるので耐レーザ−パワー性に対
しては好ましいが、上記限定範囲の上限を越えると、ガ
ラスが結晶化しやすくなり紡糸ができなくなるばかりか
、ガラスが脆くなり、ファイバーに形成できても非常に
折れやすい。また、コアガラス、クラッドガラス共にG
eの含有mが上記限定範囲の下限よりも低くなると、ガ
ラスの耐熱性が悪くなるので、パワー伝送に用いるには
好ましくない。
さらに、コアガラス、クラッドガラス共にAsの含有量
が上記限定範囲の上限からはずれると、ガラスが結晶化
しやすくなるために紡糸ができなくなり、また上記限定
範囲の下限からはずれると、ガラスが結晶化しやすくな
るとともに波長10,6μmでの損失が高くなるため、
CO2レーザーのパワー伝送ができなくなる。seの含
有量が上記限定範囲の下限よりも低くなると、ガラスが
結晶化しやすくなり、紡糸ができなくなる。seの含有
量が上記限定範囲の上限を越えると、ガラスが結晶化し
やすくなり紡糸ができなくなるばかりが、ガラスの耐熱
性が下がるので好ましくない。
が上記限定範囲の上限からはずれると、ガラスが結晶化
しやすくなるために紡糸ができなくなり、また上記限定
範囲の下限からはずれると、ガラスが結晶化しやすくな
るとともに波長10,6μmでの損失が高くなるため、
CO2レーザーのパワー伝送ができなくなる。seの含
有量が上記限定範囲の下限よりも低くなると、ガラスが
結晶化しやすくなり、紡糸ができなくなる。seの含有
量が上記限定範囲の上限を越えると、ガラスが結晶化し
やすくなり紡糸ができなくなるばかりが、ガラスの耐熱
性が下がるので好ましくない。
さらに本発明によるGe−As−3eガラスフアイバー
は、コアガラスの組成を Ge=x、As=y、5e=z、がっGe+As +
S e = 100at%で表した場合、クラッドガラ
スの組成が、 X≦Ge≦X+5、y−10≦As≦y−1、z+1≦
Se≦Z+10 かツG e + A S + S e = 1ooat
%の組成範囲であることによって構成されている。
は、コアガラスの組成を Ge=x、As=y、5e=z、がっGe+As +
S e = 100at%で表した場合、クラッドガラ
スの組成が、 X≦Ge≦X+5、y−10≦As≦y−1、z+1≦
Se≦Z+10 かツG e + A S + S e = 1ooat
%の組成範囲であることによって構成されている。
すなわち、コアガラスよりもクラッドガラスの屈折率を
下げるためにコアガラスのAsの一部をSeに置換する
必要がある。
下げるためにコアガラスのAsの一部をSeに置換する
必要がある。
AsとSeとの置換口は1〜10at%の範囲、好まし
くは1〜7. sat%の範囲であり、該置換量が1a
t%よりも低い場合にはファイバーの間口数が小さくな
るため、パワー伝送の際の光軸調節が困難になり、また
、ファイバーの曲げ損失が増加する。また該置換量が7
.5at%以上は開口数に対してはなんら光学的な意味
をもたなくなる。さらにAsとSeとを置換すると紡糸
温度域でのコアガラスとクラッドガラスとの粘性が大き
く異なる場合が生じるので、その場合にはコアガラスの
Asの1〜10at%をすべてSeに置換するのではな
く、その一部をGeに置換するのが好ましく、その置換
量の上限は5at%である。該置換量が5at%よりも
多くなると紡糸温度域でのクラッドガラスの粘性がコア
ガラスの粘性よりも高くなるために紡糸ができなくなる
場合がある。
くは1〜7. sat%の範囲であり、該置換量が1a
t%よりも低い場合にはファイバーの間口数が小さくな
るため、パワー伝送の際の光軸調節が困難になり、また
、ファイバーの曲げ損失が増加する。また該置換量が7
.5at%以上は開口数に対してはなんら光学的な意味
をもたなくなる。さらにAsとSeとを置換すると紡糸
温度域でのコアガラスとクラッドガラスとの粘性が大き
く異なる場合が生じるので、その場合にはコアガラスの
Asの1〜10at%をすべてSeに置換するのではな
く、その一部をGeに置換するのが好ましく、その置換
量の上限は5at%である。該置換量が5at%よりも
多くなると紡糸温度域でのクラッドガラスの粘性がコア
ガラスの粘性よりも高くなるために紡糸ができなくなる
場合がある。
[実施例]
次に本発明の方法を実施例に基づいて、さらに詳細に説
明する。
明する。
実施例−1
G e : 20at%、As:30at%、 3 :
50at%の組成からなるコアロッドを、Q e :
20at%、As:25at%、 S: 55at%
の組成からなるクラッドチューブの中に挿入し、これを
下部にノズルを有するルツボの下端近傍のみをクラッド
チューブ及びコアロッドの粘度が106ボイスになる温
度まで加熱した。クラッドチューブとコアロッドとが融
着し、かつクラッドチューブがルツボ下端のノズルの周
囲に均一に融着した後に、クラッドチューブの周囲を4
.5/ciのあ圧力で加圧すると同時にクラッドチュー
ブとコアロッドとの間隙を102torrに減圧した。
50at%の組成からなるコアロッドを、Q e :
20at%、As:25at%、 S: 55at%
の組成からなるクラッドチューブの中に挿入し、これを
下部にノズルを有するルツボの下端近傍のみをクラッド
チューブ及びコアロッドの粘度が106ボイスになる温
度まで加熱した。クラッドチューブとコアロッドとが融
着し、かつクラッドチューブがルツボ下端のノズルの周
囲に均一に融着した後に、クラッドチューブの周囲を4
.5/ciのあ圧力で加圧すると同時にクラッドチュー
ブとコアロッドとの間隙を102torrに減圧した。
これらの作業によってクラッドチューブとコアロッドと
は完全に一体化し、ノズルよりコア径650μm、クラ
ツド径800μmlのファイバーを連続的に紡糸するこ
とができた。ファイバーは直ちに樹脂でコーティングし
た後にドラムに巻取った。
は完全に一体化し、ノズルよりコア径650μm、クラ
ツド径800μmlのファイバーを連続的に紡糸するこ
とができた。ファイバーは直ちに樹脂でコーティングし
た後にドラムに巻取った。
得られたファイバーの透過損失を第1図に示す。
CO2レーザーの発振波長である10.6μmでの透過
損失は5.0dB /mであった。ファイバーのNAは
0.5であった。ファイバーに用いたガラスのガラス移
転点を示差熱分析計で測定したところ、コアガラスが2
80℃、クラッドガラスが275℃であった。またコア
ガラスの屈折率の温度依存性を測定したところ、d n
/ d T = 50x 10−5以下テアツた。こ
のファイバーを用いてCO2レーザーのパワー伝送を試
みたところ、長さ1100Cのファイバーで8Wの出射
パワーを得ることができた。出射パワーが9Wを越えた
時点でファイバーの入射端面が破壊された。これは入射
端面での反射損失が15%以上であるために端面がガラ
スの耐熱温度以上に加熱されたためであろう。この端面
破壊は端面に無反射膜を施すことによって解決できると
思われる。
損失は5.0dB /mであった。ファイバーのNAは
0.5であった。ファイバーに用いたガラスのガラス移
転点を示差熱分析計で測定したところ、コアガラスが2
80℃、クラッドガラスが275℃であった。またコア
ガラスの屈折率の温度依存性を測定したところ、d n
/ d T = 50x 10−5以下テアツた。こ
のファイバーを用いてCO2レーザーのパワー伝送を試
みたところ、長さ1100Cのファイバーで8Wの出射
パワーを得ることができた。出射パワーが9Wを越えた
時点でファイバーの入射端面が破壊された。これは入射
端面での反射損失が15%以上であるために端面がガラ
スの耐熱温度以上に加熱されたためであろう。この端面
破壊は端面に無反射膜を施すことによって解決できると
思われる。
実施例−2〜3
第1表に示す組成からなるコアロッド及びクラッドチュ
ーブを作成して、実施例−1と同じ手法でコア径650
μm、クラツド径800μmのファイバーを連続的に紡
糸した。得られたファイバーの透過損失を測定したとこ
ろ、10,6μmでの損失は実施例−2ののファイバー
で5.5dB /TrL、また実施例−3のファイバー
で5.4dB /mが達成された。
ーブを作成して、実施例−1と同じ手法でコア径650
μm、クラツド径800μmのファイバーを連続的に紡
糸した。得られたファイバーの透過損失を測定したとこ
ろ、10,6μmでの損失は実施例−2ののファイバー
で5.5dB /TrL、また実施例−3のファイバー
で5.4dB /mが達成された。
ファイバーに用いたガラスのガラス点転移はいずれのコ
アガラスあるいはクラッドガラスでも260℃以上であ
った。またこれらのファイバー1100Cを用いてC○
2レーザーのパワー伝送を行ったところ、いずれのファ
イバーでも7W以上の出射パワーが得られ、いずれの場
合にも入射端面が破壊された。
アガラスあるいはクラッドガラスでも260℃以上であ
った。またこれらのファイバー1100Cを用いてC○
2レーザーのパワー伝送を行ったところ、いずれのファ
イバーでも7W以上の出射パワーが得られ、いずれの場
合にも入射端面が破壊された。
比較例−1
Q e : 29at%、3e:19at%、 Te
: 52at%の組成からなるコアロッドを、Ge :
18. As :20at%、 3 e : 32.
T e : 30at%(7)l成カラナルクラッドチ
ューブの中に挿入し、実施例−1と同じ手法でコア径6
50μm1クラツド径800μmのファイバーを連続的
に紡糸した。得られたファイバーの10.6μmでの透
過損失は1.5dB /mであった。
: 52at%の組成からなるコアロッドを、Ge :
18. As :20at%、 3 e : 32.
T e : 30at%(7)l成カラナルクラッドチ
ューブの中に挿入し、実施例−1と同じ手法でコア径6
50μm1クラツド径800μmのファイバーを連続的
に紡糸した。得られたファイバーの10.6μmでの透
過損失は1.5dB /mであった。
しかし、このファイバー100cmを用いてCO2レザ
ーのパワー伝送を行ったところ、実施例−1〜3のファ
イバーに比べると透過損失が173以下であるにもかか
わらず、出力が3Wに達した時点で伝送路が破壊された
。破壊された部分のファイバーの断面を反射顕微鏡で観
察したところ、コアの一部のみが溶けた跡が見られ、レ
ザービームの自己集束が生じていると推察された。
ーのパワー伝送を行ったところ、実施例−1〜3のファ
イバーに比べると透過損失が173以下であるにもかか
わらず、出力が3Wに達した時点で伝送路が破壊された
。破壊された部分のファイバーの断面を反射顕微鏡で観
察したところ、コアの一部のみが溶けた跡が見られ、レ
ザービームの自己集束が生じていると推察された。
比較例−2〜5
第1表に示す組成からなるコアロッド及びクラッドチュ
ーブの作製を試みたが、比較例2〜3の材料ではGeS
e2結晶が、また比較例4〜5の材料ではAsまたはS
eの結晶が析出しやすいため、良質なファイバーの製造
が困難だった。
ーブの作製を試みたが、比較例2〜3の材料ではGeS
e2結晶が、また比較例4〜5の材料ではAsまたはS
eの結晶が析出しやすいため、良質なファイバーの製造
が困難だった。
比較例−6
Q e : 20at%、As:30at%、S e
: 50at%の組成からなるガラスロッドを、Ge
: 20at%、As : 17at%、3e:63a
t%の組成からなるクラッドチューブの中に挿入し、実
施例−1と同じ手法で紡糸を試みた。しかし、コアガラ
スの軟化点がクラッドガラスの軟化点よりも20℃以上
高いため、安定した紡糸ができなかった。
: 50at%の組成からなるガラスロッドを、Ge
: 20at%、As : 17at%、3e:63a
t%の組成からなるクラッドチューブの中に挿入し、実
施例−1と同じ手法で紡糸を試みた。しかし、コアガラ
スの軟化点がクラッドガラスの軟化点よりも20℃以上
高いため、安定した紡糸ができなかった。
C発明の効果]
本発明によれば、コア・クラッド構造を有し、赤外透過
性に優れ、かつ耐熱温度が高いGe−△5−8eガラス
ファイバーを製造することができる。また、このファイ
バーを用いて、co2レーザーのパワー伝送を行ったと
ころ、長さ 100cIItのファイバーの場合、8W
以上のパワーが伝送できた。
性に優れ、かつ耐熱温度が高いGe−△5−8eガラス
ファイバーを製造することができる。また、このファイ
バーを用いて、co2レーザーのパワー伝送を行ったと
ころ、長さ 100cIItのファイバーの場合、8W
以上のパワーが伝送できた。
第1図は実施例1のコア・クラッド型ファイバーの透過
損失スペクトルである。 非酸化物ガラス研究開発株式会社
損失スペクトルである。 非酸化物ガラス研究開発株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 コアガラスおよびクラッドガラスがゲルマニウム(
Ge)、ひ素(As)、セレン(Se)の3元素から構
成されていることを特徴とするコアクラッド構造を有す
るカルコゲナイドガラスファイバー。 2 コア、クラッド共にGeが8〜28at%、Asが
5〜45at%、Seが40〜70at%の組成範囲に
あることを特徴とする請求項1記載のコアクラッド構造
を有するカルコゲナイドガラスファイバー。 3 コアガラスの組成をGe=x、As=y、Se=z
、かつGe+As+Se=100at%で表した場合、
クラッドガラスの組成が、 x≦Gex+5、y−10≦As≦y−1、z+1≦S
e≦z+10、 かつGe+As+Se=100at% の組成範囲であることを特徴とする請求項1または2記
載のコアクラッド構造を有するカルコゲナイドガラスフ
ァイバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1146624A JPH0813693B2 (ja) | 1989-06-12 | 1989-06-12 | コアクラッド構造を有するカルコゲナイドガラスファイバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1146624A JPH0813693B2 (ja) | 1989-06-12 | 1989-06-12 | コアクラッド構造を有するカルコゲナイドガラスファイバー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0312339A true JPH0312339A (ja) | 1991-01-21 |
JPH0813693B2 JPH0813693B2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=15411945
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1146624A Expired - Lifetime JPH0813693B2 (ja) | 1989-06-12 | 1989-06-12 | コアクラッド構造を有するカルコゲナイドガラスファイバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0813693B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006290738A (ja) * | 2005-04-13 | 2006-10-26 | Corning Inc | 低粘度押出成形および射出成形のためのカルコゲナイドガラス |
US10191186B2 (en) | 2013-03-15 | 2019-01-29 | Schott Corporation | Optical bonding through the use of low-softening point optical glass for IR optical applications and products formed |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5935039A (ja) * | 1982-08-18 | 1984-02-25 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 赤外線透過光フアイバ |
-
1989
- 1989-06-12 JP JP1146624A patent/JPH0813693B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5935039A (ja) * | 1982-08-18 | 1984-02-25 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 赤外線透過光フアイバ |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006290738A (ja) * | 2005-04-13 | 2006-10-26 | Corning Inc | 低粘度押出成形および射出成形のためのカルコゲナイドガラス |
US10191186B2 (en) | 2013-03-15 | 2019-01-29 | Schott Corporation | Optical bonding through the use of low-softening point optical glass for IR optical applications and products formed |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0813693B2 (ja) | 1996-02-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6898359B2 (en) | High index-contrast fiber waveguides and applications | |
JP2004506937A (ja) | 非石英系ガラスからなる穴付き光ファイバ | |
US4380588A (en) | Glass for infrared ray-transmitting optical fibers and optical fibers formed from said glass | |
JPS6124349B2 (ja) | ||
US4163654A (en) | Method of manufacturing graded index optical fibers | |
US4908053A (en) | Process for producing chalcogenide glass fiber | |
US5148510A (en) | Optical fiber made of galliobismuthate glasses and optical devices using same | |
JP2004020836A (ja) | 光ファイバ及びその製造方法 | |
JPH0312339A (ja) | コアクラッド構造を有するカルコゲナイドガラスファイバー | |
US5093287A (en) | Galliobismuthate glasses | |
JPH0420859B2 (ja) | ||
JPH0380131A (ja) | コアクラッド構造を有するカルコゲナイドガラスファイバー | |
JPH02275732A (ja) | コアクラッド構造を有するAs―Sガラスファイバー | |
JPH038742A (ja) | コアクラッド構造を有するGe―As―Sガラスファイバー | |
JPS63225555A (ja) | カルコゲナイドガラスファイバー | |
JPH0813692B2 (ja) | コアクラッド構造を有するカルコゲナイドガラスファイバー | |
JPH02311801A (ja) | 屈折率分布型石英ガラス系円柱レンズおよびその製造方法 | |
JPS59169954A (ja) | 赤外光フアイバ用材料 | |
JPH01215738A (ja) | コア・クラッド構造を有するカルコゲナイドガラス製光ファイバーの製造方法 | |
CN117192680A (zh) | 一种具有超结构的特种光纤及其制备方法和应用 | |
JPH0556295B2 (ja) | ||
JPH0446032A (ja) | ゲルマニウム・セレン・テルル系ガラスの製造方法 | |
JPS62278144A (ja) | 赤外光フアイバ | |
JPS6311535A (ja) | 光ファイバ用プリフォームの製造用鋳型 | |
JPS59162502A (ja) | 円偏波保存性を有する単一モ−ド光フアイバとその製造方法 |