JPH0380131A - コアクラッド構造を有するカルコゲナイドガラスファイバー - Google Patents

コアクラッド構造を有するカルコゲナイドガラスファイバー

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JPH0380131A
JPH0380131A JP21410789A JP21410789A JPH0380131A JP H0380131 A JPH0380131 A JP H0380131A JP 21410789 A JP21410789 A JP 21410789A JP 21410789 A JP21410789 A JP 21410789A JP H0380131 A JPH0380131 A JP H0380131A
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JP
Japan
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glass
core
fiber
clad
power
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JP21410789A
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English (en)
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Ryuji Iizuka
飯塚 竜二
Junji Nishii
準治 西井
Toshiharu Yamashita
俊晴 山下
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HISANKABUTSU GLASS KENKYU KAIHATSU KK
Original Assignee
HISANKABUTSU GLASS KENKYU KAIHATSU KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は波長2・〜11μ班の赤外透過性、及びCOレ
ーザーやCO2レーザーのパワー伝送特性に優れたコア
クラッド構造を有するカルコゲナイドガラスフアイバー
ーに関する。
[従来の技術] 波長2〜11μ扉の赤外線波長領域において低損失なカ
ルコゲナイドガラスフアイバーーは、温度計測や赤外イ
メージ伝送用の導波路に応用できるばかりでなく、CO
レーザーやGO2レーザーのエネルギー伝送用導波路と
しても利用することができる。カルコゲナイドガラスの
中でもセレン系ノJラスは結晶化に対する安定性、耐候
性および耐熱性に優れており、またファイバーに成形し
たときに優れた可どう性を示づ−ことから、ファイバー
用材狛1として注目されている。
[発明が解決しようとする課題] ルツボ紡糸法を用いた、種々のカルコゲナイドガラスフ
アイバーーが提案されている(J、 N15hT、  
Yamashita   T、  Yamagishi
、  八l’1r11.Pbys、  1−ett53
 (1988) 553 、または、西ノ[、点本、稲
用、飯塚、目下、出片、第2回光波センシング技術研究
会講演論文集、29ページ)、11ぐJにG c S 
c T Oガラスファイバーは、CO2レーザーの発振
波長である10.6μ肌での損失が1.5dB/mと低
いので該レーザーのパワー伝送用ファイバーとしての応
用が期待された。しかし、このファイバーを用いて伝送
し得るレーザーパワーは、長ざ1汎のファイバーの場合
、出側パワーでせいぜい3W程度であり、出q4パワー
がそれ以上になると、該ファイバーの伝送路が破壊され
た。まだ充分解明されていないが、破壊の原因は、(1
)ガラスの耐熱W、 Ifが200″C前後と低いため
に、ファイバーが該削熱記度以上に加熱されて容易に軟
化すること、(2)GeSeTeガラスの屈折率が温度
の上昇と共に大きく増加する、すなわちdn/dT(こ
こでn−ガラスの屈折率、T−ガラスの温度〉が大きな
汗の値(約15x 1O−5)を示づため、レーザーパ
ワーの伝送中にファイバーの温度が増加するとレーIJ
”−ビームが自己集束し、パワー密度が局所的に増加す
ることの2つが考えられる。従って、カル」ブナイドガ
ラスでより高いGO2レーザーパワ〜を伝送するために
は、106μmでの損失が低いことはもちろんのこと、
耐熱性に優れ、dn/ 0丁が小さいガラスでコアクラ
ッドファイバーを作製する必要がある。
[課題を解決するための手段] 本発明に係るコアクラッド構造を右するカルコゲナイド
ガラスフアイバーーは、コアガラス及びクラッドガラス
がゲルマニウム(Ge)、Di、(As)、ヒレン(S
e)およびアンヂ七ン(Sb〉の口元索から構成されて
いることを特徴としている。刀なわら、該カラスファイ
バーは、コア、クラッドJ!、にGeが10〜30at
%、八Sが5〜35at%、Seが37〜65at%、
Sbが1〜20at%の組成範囲のガラスで、好ましく
はGeが15〜25、ASが10〜30at%、Seが
40〜55at%の組成範囲のガラスで構成されている
コアガラス、クラッドガラス共にGeの含有量が高い方
がガラスの耐熱性が上がるので耐レザーパワー性に対し
ては好ましいが、上記限定範囲の上限を超えると、紡糸
中にガラスが結晶化しやすくなり、また結晶化しない場
合でもガラスが脆くなって非常に折れや1い。また、コ
アガラス、クラッドガラス共にGeの含有量が上記限定
範囲の下限よりも低くなるど、ガラスの耐熱性が悪くな
るので、パワー伝送に用いるには好ましくない。
ざらに、コアガラス、クラッドガラス共にAsの含有量
が上記限定範囲の上限よりも高くなると、ガラスが結晶
化しやすくなり、またファイバーに成形できた場合でも
ファイバーが脆くなる。またASの含有量が上記限定範
囲の下限よりも低くなると、ガラスが結晶化しやすくな
るとともに波長8μ肌以上の領域での損失が高くなるた
め、GO2レーザーのパワー伝送ができなくなる。Se
の含有量が上記限定範囲の下限よりも低くなるど、ガラ
スが結晶化しやずくなり、紡糸ができなくなる。Seの
含有量が上記限定範囲の上限を超えると、ガラスの耐熱
性が下がり、波長8μ肌以上の領域での損失が高くなる
ためC,02レーザーのパワー伝送に用いることが困難
になる。またSbの含有量が上記限定範囲の下限よりも
低くなると波長8μ肌以上の領域での損失が高くなるた
め、CO2レーザーのパワー伝送には好ましくなく、さ
らに上記限定範囲の上限を超えると、ガラスが結晶化し
やすくなり、またファイバーに成形できた場合でもファ
イバーが脆くなる。
ざらに本発明によるカルコゲナイドガラスフアイバーー
は、コアガラス組成を Ge−w、 As =x、 Se=y、 Sb=z、か
つGe+As+3e+Sb=100at%で表した場合
、クラッドガラスの組成が、 W≦Ge≦w+5、x−5≦AS≦XXy≦Se≦”)
/+10.Z−15≦Sb≦2かつGe+AS−13 
e 十S b = 100at%、の組成範囲であるこ
とによっで構成されいてる。
tなわち、コアガラスよりもクラッドガラスの屈折率を
下げるためにコアガラスのAsおよびSbの一部をSe
に置換する必要がある。ASおよびSbと3eとの置換
量は、SC含右狙にして1〜10at%の範囲、好まし
くは1〜7.5at%の範囲である。該置換量が1at
%よりも低い場合には、ファイバーの開口数が小さくな
り光の伝送中に光がクラッド層にしみ出すためにファイ
バーの損失が増加する。また該置換量が7.5at%で
もファイバーの開口数は0.7以上と十分大きな値であ
り、10at%以上の置換は光学的には意味をもたなく
へ゛る。
[実施例] 次に本発明の方法を実施例に基づいて、ざらに詳細に説
明する。
実施例−1 Ge:20at%、As:20at%、3e:50at
%。
S b : 10at%の構成からなるコアロッドをG
e:20at%、As:18at%、Se:55at%
、Sbニアat%の構成からなるタラツドチコーブの中
に挿入し、これを下部にノズルを有するルツボの中に垂
直に設置し、ルツボ内部をアルゴンガスで情操した。そ
の後、ルツボの下端近傍のみをクラッドチ−ブ及びコア
1コツトの粘度が106ボイズになる温度まで加熱した
。クラッドチューブとコアロッドとが融着し、かつクラ
ッドチー1−ブがルツボ下端のノズルの周囲に均一に融
着した後に、クラッドチューブの周囲を4.5Kg/c
Mの圧力で加圧すると同時にクラッドチューブとコアロ
ッドとの間隙を1O−2torrに減圧した。これらの
作業によってクラッドチ−ブとコア「1ツドとは完全に
一体化し、ノズルよりコア径650μ肌、クラッド径8
00μ班のファイバーを連続的に紡糸することができた
。ファイバーは直ちに樹脂でコーティングした後にドラ
ムに巻取った。
19られたファイバーの透過損失を第1図に示す。
CO2レーザーの発振波長である10.6μ班での透過
損失は4.0dB/mであった。ファイバーのNAは0
.6であった。ファイバーに用いたガラスのガラス転移
点を示差熱分析計で測定したところ、コアガラスが29
0℃、クラッドガラスが270℃であった。またコアガ
ラスの屈折率の温度依存性を測定したところ、dn/d
T=3 x 10−5以下であった。このファイバーを
用いてCO2レーザーのパワー伝送を試みたところ、長
さ100 Cmのファイバーで、15W以上のパワーを
入射することができ、9W以上の出射パワーを得ること
ができた。出射パワーが10Wを超えた時点でファイバ
ーの大剣端面が破壊された。これは入側端面での反則損
失が15%以上であるために端面がガラスの耐熱温度以
上に加熱されたためであろう。この端面破壊は端面に無
反射膜を施すことによって解決できると思われる。
実施例−2〜3 第1表に示す組成からなるコアロッド及びクラッドチュ
ーブを作製して、実施例−1と同じ手法でコア径650
μ汎、クラッド径800μ班のファイバーを連続的に紡
糸した。得られたファイバーの透過損失を測定したとこ
ろ、106μ机での損失は実施例−2のファイバーで4
6B/71’L、また実施例−3のファイバーで4.4
dB/ mが達成された。
ファイバーに用いたガラスのガラス転移点はいずれのコ
アガラスあるいはクラッドガラスでも250℃以上であ
った。またこれらのファイバー100cmを用いてCO
2レーザーのパワー伝送を行ったところ、いずれのファ
イバーでも15Wのパワーを大剣することによって7W
以上の出射パワーが得られた。
比較例−1 Q e : 20at%、A S : 30at%、3
 e : 50at%の組成からなるコアロッドをG 
e : 20at%、AS:25at%、Se:55a
t%の組成からなるクラッドチューブの中に仲人し、実
施例−1と同じ手法でコア径650μ卯、クラツド径8
00μ肌のファイバーを連続的に紡糸した。得られたフ
ァイバーの10.6f17n、での透過損失は5.5d
B/ mであった。このファイバー 100 Cmを用
いてCO2レーザーのパワー伝送を行ったところ、実施
例−1〜3のファイバーに比べると透過損失が約1.5
 dB/771高いため、0 伝送効率が非隼に悪く、出力8Wを得るためには20W
以上のパワーを入用する必要があった。また、入側パワ
ーが10W以上になるど、ファイバーの表面温度が上品
し、77フイバ一外周をコーディングしているアクリル
樹脂が軟化して発煙しはじめた。
さらに入用パワーが15W以上になるとフッフィバ−の
入用端面が破壊されやすかった。
比較例−2 G e : 20at%、S e : 60at%、3
 b : 20at%の組成からなるコアロッドをQ 
e : 20at%、Se:62at%、S b : 
18at%の組成からなるクラッドチューブの中に挿入
し、実施例−1と同じ手法で紡糸をこころみた。しかし
、コアロッドとクラッドデユープの界面が失透し、得ら
れたファイバの損失は106μ卯で76B/m以上であ
り、非常に折れ易かった。このファイバー 100 c
mをもちいてCO2レーザーのパワー伝送を行ったとこ
ろ、入用パワーが5W伺近に達すると伝送路が破壊され
lこ 。
比較例−3〜6 第1表に示ず組成からなるGe−AS−3eSbガラス
コアロツド及びクラッドチューブの作製を試みたが、い
ずれの場合にもガラス中に微結晶が析出するため、良質
のプリフォームが得られなかった。
実施例/比較例 表  1 ガラス組成(at%) コア     クラッド Ge As Se Sb   Ge As Se Sb
20205010  201855 71525551
0  1424521023154715  2013
5413203050 −  202555 −20 
−6020  20 −62185305510   
5256010 4044610  354511(1 7780657826 1510502510105525 [発明の効果] 本発明によれば、コア・クラッド構造を有し、赤外透過
性に優れ、かつ耐熱温度が高いGe’−AS−8e−3
bガラスフアイバーを製造することができる。又、この
ファイバーを用いて、CO2レーザーのパワー伝送を行
ったところ、長さ100 cmのファイバーの場合、9
W以上のパワーが伝送できた。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1のコア・クラッド型ファイバーの透過
損失スペクトルである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、コアガラスおよびクラッドガラスがゲルマニウム(
    Ge)、ひ素(As)、セレン(Se)及びアンチモン
    (Sb)の3元素から構成されていることを特徴とする
    コアクラッド構造を有するカルコゲナイドガラスフアイ
    バー。 2、コア、クラッド共にGeが10〜30at%、As
    が5〜35at%、Seが37〜65at%、Sbが1
    〜20at%の範囲にあることを特徴とする請求項1記
    載のコアクラッド構造を有するカルコゲナイドガラスフ
    アイバー。 3、コアガラスの組成を Ge=w、As=x、Se=y、Sb=z、かつGe+
    As+Se+Sb=100at%で表した場合、クラッ
    ドガラスの組成が、 w≦Ge≦w+5、x−5≦As≦x、 y≦Se≦y+10、z−15≦Sb≦zかつGe+A
    s+Se+Sb=100at%、の組成範囲であること
    を特徴とする請求項1または2記載のコアクラッド構造
    を有するカルコゲナイドガラスフアイバー。
JP21410789A 1989-08-22 1989-08-22 コアクラッド構造を有するカルコゲナイドガラスファイバー Pending JPH0380131A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012148975A (ja) * 2005-04-13 2012-08-09 Corning Inc 低粘度押出成形および射出成形のためのカルコゲナイドガラス
US10191186B2 (en) 2013-03-15 2019-01-29 Schott Corporation Optical bonding through the use of low-softening point optical glass for IR optical applications and products formed
CN109502968A (zh) * 2018-12-25 2019-03-22 广东聚航新材料研究院有限公司 一种掺杂Ge、Te的硫系玻璃及其制备方法

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