JPH03120539A - 写真印画紙用支持体 - Google Patents

写真印画紙用支持体

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JPH03120539A
JPH03120539A JP25919389A JP25919389A JPH03120539A JP H03120539 A JPH03120539 A JP H03120539A JP 25919389 A JP25919389 A JP 25919389A JP 25919389 A JP25919389 A JP 25919389A JP H03120539 A JPH03120539 A JP H03120539A
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JP
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paper
roll
base paper
synthetic resin
photographic
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JP25919389A
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English (en)
Inventor
Shigehisa Tamagawa
重久 玉川
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は写真印画紙用支持体に関し、特におもて面の平
滑性に優れた写真印画紙用支持体に関する。
(従来の技術) 近年、写真印画紙の迅速現像処理を目的として、原紙の
両面をポリエチレン等のポリオレフィンにより被覆した
耐水性写真印画紙用支持体が好んで用いられている。こ
の写真印画紙用支持体には、そのおもて面が光沢面とな
っているもの、おもて面にマットあるいは絹目等の模様
付けをしたものがあるがζ中でも模様が全(無く平滑な
光沢面を有するものが良いとされており、特に表裏両面
の微細な凹凸ができるだけ少なく、鏡のように平滑な面
を有するものが良いとされている。
こうした平滑な支持体を得るために、例えば、支持体を
構成する原紙として、0.4gm以下の孔径の空隙量が
0.04d/g以上のパルプを使用すること(特開昭6
0−67940号)、平均繊維長0.4〜0.9閣、平
均繊維中13.5μm以上、平均繊維厚み4am以下の
木材パルプを使用すること(特開昭60−69649号
)、天然パルプに疏水性繊維を5〜60%混合して使用
すること(特開昭61−275752号)、或いは2枚
ワイヤー抄紙機によりパルプスラリーから湿紙を得る際
の脱水条件を限定する(特開昭61−284762号)
等の提案がなされている。又、原紙に金属ロール−金属
ロール間でカレンダー処理を行い、この際の圧力、即ち
マシンカレンダー圧力を増大し、写真印画紙用支持体と
して使用する原紙の密度を上げることも行われている。
更に、水分30〜50%の湿紙をプレス線圧40〜80
kg/cdで緊度プレス処理することも行われている(
特開昭64−20541号)。
他方、ポリエチレン等のポリオレフィンの被覆には、−
船釣に押出コーティング法、即ち、高温で溶融したポリ
オレフィンを原紙の表面に流延して被覆する方法が採用
されているが、写真印画紙用支持体の平滑性を向上させ
るためにポリオレフィン被覆時の押しつけ圧力を増すこ
と等の対策が行われている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、ポリオレフィンを被覆する際に行う上記
対策は効果が小さい上コスト的にも不利であるという問
題があり、他方、マシンカレンダー処理により原紙の密
度を上げたり、水分30〜50%の湿紙をプレス線圧4
0〜80kg/catで緊度プレス処理するという前記
方法も、ブラッキングや祇べこ等の外観不良が発生し易
いという欠点を有し、何れの方法によっても十分満足し
得るような平滑な写真印画紙用支持体を得ることができ
ない。
即ち、原紙おもて面に凹凸がある場合は勿論のこと、原
紙のおもて面が平滑であってもその裏面に凹凸がある場
合には、裏面の凹凸の程度により、ポリオレフィンを押
出しコーティングする際に上記裏面の凹凸の影響がおも
て面に表れるため写真印画紙用支持体としての平滑面が
得られないという問題がある。
因みに、原紙の凹凸には、“うねり”と呼ぶことのでき
る5■前後の周期を有する波状の大きな凹凸と、0.5
閣前後の周期を有する点状の小さな凹凸(以下、点状凹
凸とする)の2種類があり、原紙を単に金属ロール−金
属ロール間でマシンカレンダー処理を行った場合には、
上記“うねり”を除去することができるものの、ブラシ
キング等を発生させることなく“点状凹凸”を除去する
ことは難しく、一方原紙を単に金属ロール−コツトンロ
ール間でスーパーカレンダー処理を行うと、“点状凹凸
”を除去することはできるものの、“うねり″を除去す
ることが難しい。
又、スーパーカレンダーはロールが傷つきやすくオンマ
シンで使用することは難しい為、コスト的に不利である
本発明者等は、従来の上記スーパーカレンダーに代えて
合成樹脂ロールによるソフトカレンダー処理を行ったと
ころ、前記“点状凹凸”を顕著に改善させることができ
る上、スーパーカレンダーに比べると“うねり°゛の改
善効果にも優れていること及びこの合成樹脂ロールによ
るソフトカレンダー処理に引続き金属ロールによるマシ
ンカレンダー処理を行った場合には、更に良好な結果を
得ることができることを見出し既に提案した(特願平1
−87277号)0本発明者等は、上記の優れた方法に
つき更に検討を続けた結果、ソフトカレンダー処理時の
湿紙の水分率が、得られる原紙の平滑性に極めて大きく
影響することを見い出し、本発明を完成させた。
従って本発明の目的は、十分な平滑性を有すると共にブ
ランキングや祇べこを発生させることなく容易に製造す
ることのできる写真印画紙用支持体を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 本発明の上記の目的は、原紙の両面をポリオレフィンに
より被覆した写真印画紙用支持体において、前記原紙が
水分率20〜40!1fi1%の湿度を金属ロール−合
成樹脂ロール間でカレンダー処理した後、水分率5〜1
0重景%に乾燥し、次いで金属ロール−合成樹脂ロール
間でカレンダー処理を行って製造した原紙であることを
特徴とする写真印画紙用支持体によって達成された。
以下、本発明を更に詳しく説明する。
本発明に係る写真印画紙用支持体に使用する原紙は針葉
樹、広葉樹等から選ばれる天然パルプを主原料とし、後
述する薬品を添加した紙料を抄紙することによって得ら
れる。
上記天然パルプに代えて合成パルプを使用しても、又天
然パルプと合成パルプを任意の比率に混合しても良いが
、短繊維である広葉樹パルプを60重量%以上用いるこ
とが好ましい。
又、本発明をより効果的に発現させる為には、α−セル
ロース含有量が90%以上のパルプを25重置%以上、
より好ましくは50m1i%以上使用することが望まし
い。
又、パルプの叩解度は200〜500 ccc、S、P
が好ましく、より好ましくは250〜350ccc、s
、pである。
添加薬品としてはクレー、タルク、炭酸カルシウム、尿
素樹脂微粒子等の填料、ロジン、アルキルケテンダイマ
ー、高級脂肪酸塩、パラフィンワックス、アルケニルコ
ハク酸等のサイズ剤、ポリアクリルアミド等の紙力増強
剤、硫酸バンド、塩化アルミニウム等の定着剤などが用
いられる。
その他、必要に応じ、染料、蛍光染料、スライムコント
ロール剤、消泡剤等が添加される。又必要に応じ、柔軟
化剤を添加することにより本発明をより効果的にするこ
とができる。
上記柔軟化剤に関しては、例えば、新・紙加工便覧(紙
行タイムス社編)554頁〜555頁、1980年発行
に記載がある。これらの柔軟化剤のうち本発明において
は特に分子量200以上のものを使用することが好まし
い、このような柔軟化剤は炭素数10以上の疏水性基を
有し、又、セルロースと自己定着するアミン塩又は第4
級アンモニウム塩を有しており、具体例として、例えば
無水マレイン酸共重合物とポリアルキレンポリアミンと
の反応物、高級脂肪酸とポリアルキレンポリアミンとの
反応物、ウレタンアルコールとアルキル化剤との反応物
、高級脂肪酸の4級アンモニウム塩等が挙げられるが、
無水マレイン酸共重合物とポリアルキレンポリアミンと
の反応物及びウレタンアルコールとアルキル化剤との反
応物が特に好ましい。
又、原紙表面にゼラチン、スターチ、カルボキシメチル
セルロース、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコー
ル及びポリビニルアルコールの変性物等の皮膜形成性ポ
リマーにより表面サイズ処理することもできる。上記ポ
リビニルアルコール変性物としては、カルボキシル基変
性物、シラノール変性物及びアクリルアミドとの共重合
物等が挙げられる。又、皮膜形成性ポリマーにより表面
サイズ処理する場合の皮膜形成性ポリマーの塗布量は、
0.1〜5.0g/nf、好ましくは、0゜5〜2.0
g/nfに調整される。更に、この皮膜形成性ポリマー
には必要に応じて帯電防止剤、蛍光増白剤、顔料、消泡
剤等を添加することができる。
原紙は、前記したパルプ、及び必要に応じて添加した填
料、サイズ剤、紙力補強剤、定着剤等の添加剤を含有し
たパルプスラリーを長編抄紙機等の抄紙機により抄紙し
、乾燥後巻き取って製造される0本発明においては、上
記乾燥の前後何れかにおいて前記表面サイズ処理を行い
、又乾燥と巻取りの間にカレンダー処理を行う。このカ
レンダー処理は、表面サイズ処理を乾燥後に行う場合に
は、表面サイズ処理の前後のいずれにおいても実施する
ことができるが、本発明の目的を効果的に達成するため
には、カレンダー処理を最終の仕上げ工程で実行するこ
とが好ましい。
上記カレンダー処理として、本発明においては先ず金属
ロール−合成樹脂ロール間でソフトカレンダー処理を行
う、即ち、合成樹脂ロールにより“うねり”及び“点状
凹凸”を一定のレベル迄減少させるが、本発明において
はソフトカレンダー処理を、2段階に分け、第1段目に
おけるソフトカレンダー処理時には、湿紙の水分率を2
0〜40重量%とし、第2段目のソフトカレンダー処理
時には5〜10!(11%に調製する。これにより、前
記“うねり”及び“点状凹凸”のレベルを極めて低くす
ることができ、このようにして得られた原紙の両面にポ
リオレフィンを塗布することにより、充分に平滑性に優
れた写真印画紙用支持体とすることができる。
尚、従来から水分20〜50重量%でゴムロールを使用
したカレンダー処理(ブレーカ−スタック又は緊度プレ
ス)が一部行われていたが、このロール1はシリア硬度
60未満のもので、本発明に係る合成樹脂ロールによる
カレンダー処理に比較するとその効果は極めて低いもの
である。
又、前記第2段目のソフトカレンダー処理の後、更に金
属ロール−金属ロールによるマシンカレンダー処理を行
うことにより、厚さを調整すると共に、わずかに残存す
る“うねり”をも略完全に除去することができ、写真印
画紙用の原紙として更に優れたものとなる。
この場合金属ロール−合成樹脂ロール間では、密度が0
.70〜1.OOg/cdの範囲でカレンダー処理を行
うことが好ましく、金属ロール−金属ロール間では、密
度が1.00〜1.20となるまでカレンダー処理する
ことが好ましい。
本発明の写真印画紙用支持体に用いられる原紙は、上述
したカレンダー処理を行い、最終的に50〜250 a
mに調整される。
本発明の一連のカレンダー処理に代えて、単にマシンカ
レンダー処理のみを行って、原紙の密度を1.06g/
ca以上になるまでこの処理を行い十分な平滑性を得よ
うとした場合には、湿紙の水分率に関係なくブラシキン
グが発生し、得られた原紙の外観が損なわれる。又、原
紙の密度が1゜06g/c4に満たない処理を行っても
前記“点状凹凸”を除去することができない。
一方、単にソフトカレンダー処理のみを行う場合には、
調整し得る原紙の厚さに限界がある上“うねり”の除去
が不十分となる。
本発明に使用する合成樹脂ロールの材質としては、ウレ
タン系、エボナイト系、ナイロン系、アラミド系、イソ
シアヌレート系、ポリエーテル系等の合成樹脂が用いら
れる。
上記合成樹脂ロールの硬度はシ日アー硬度で60〜95
のものが好ましく、特に75〜93のものが好ましい0
合成樹脂ロールの表面温度は30℃〜150℃、より好
ましくは50℃〜100℃である。又、金属ロールの表
面温度は50°C〜250°C1より好ましくは70°
C〜150 ’Cである。
尚、ソフトカレンダー処理に際しては、写真乳剤を塗布
する側(おもて面)が金属ロールに接するようにカレン
ダー処理することが好ましい。
本発明の写真印画紙用支持体は、上記原紙の両面にポリ
オレフィンを被覆したものである。
このポリオレフィン樹脂としては例えば、ポリエチレン
、ポリプロピレン等のα−オレフィンの単独重合体及び
これら各種の重合体の混合物を挙げることができる。特
に好ましいポリオレフィンは、高密度ポリエチレン、低
密度ポリエチレン及びそれらの混合物である。これらの
ポリオレフィンは押出しコーティングすることが可能で
ある限り、その分子量に特別の制限はないが、通常は分
子量が20,000〜200.000の範囲にあるポリ
オレフィンが用いられる。
ポリオレフィン樹脂被覆層の厚さについては特に制限は
なく、従来の印画紙支持体用のポリオレフィン樹脂被覆
層の厚さに準じて決めることができるが、通常15〜5
0μmが好適である。
ポリオレフィン樹脂層中には、白色顔料、着色顔料、蛍
光増白剤、酸化防止剤等の公知の添加剤を添加すること
が可能である。特に写真乳剤を塗布する表面のポリオレ
フィン樹脂被覆層中には、白色顔料及び着色顔料を添加
することが好ましい。
尚、ポリオレフィンを押出しコーティングする際の押出
しコーティングの設備としては、通常のポリオレフィン
用押出機とラミネーターが使用される。
本発明の写真印画紙用支持体は、更にその片面に写真乳
剤層が塗布乾燥されて写真印画紙となるが、他面に、例
えば特開昭62−6256号に開示されている印字保存
層を設けることができる等様々な態様が可能である。
(発明の効果) 本発明によれば、写真印画紙用支持体に使用する原紙の
表面の、大小様々な凹凸が除去されて原紙表面が十分に
平滑になっているので、この原紙の両面にポリオレフィ
ンを薄く被覆することにより容易に平滑性に優れた写真
印画紙用支持体を得ることができ、又、得られた写真印
画紙用支持体は、ブラッキングや紙べこがなく光沢面写
真印画紙として好適である。
(実施例) 以下、実施例により本発明を具体的に説明するが本発明
はこれ等の実施例によって限定されるものではない。
実施例1゜ LBKP80部、NB5P2O部からなる木材パルプを
ディスクリファイナ−によりカナデイアンフリーネス3
00ccまで叩解し、ステアリン酸ナトリウム1.0部
、アニオンポリアクリルアミド1. 0部、塩化アルミ
ニウム1.5部、ポリアミドポリアミンエピクロルヒド
リン0.3部、アルキルケテンダイマー0.3部を、何
れも木材パルプに対する絶乾重量比で添加し、長編抄紙
機により坪量180g/nfの紙を抄造した。
次に、湿紙の水分率を25%に調整し、合成樹脂ロール
(シツア硬度85のウレタン系樹脂ロールを用い表面温
度を50℃とした)及び金属ロール(表面温度80℃)
によりカレンダー処理(線圧60kg/cm)を行った
。更に、水分率を8.2%に調整した後、合成樹脂ロー
ル、(ショア硬度91のウレタン系樹脂ロールを用い表
面温度を60℃とした)及び金属ロール(表面温度15
0℃)により線圧1−50 kg/cmでカレンダー処
理を行った。原紙の密度は0.86g/c4であった。
更に、マシンカレンダー(金属ロール、表面温度80℃
)により密度が1.02g/dになる゛までカレンダー
処理を行った(線圧140kg/a*) 。
以上の如くして得られた原紙について、■小板研究所製
の表面粗さ解析装置5E−3AKにより触針先端R−2
μmを使用して、波長0.2〜1゜6■の中心面平均粗
さと、波長l・6〜6・4III11の中心面平均粗さ
を測定したところ、前者は0゜52 pm s後者は0
.58μmであった。
又、ラミネーターを用いて、ポリエチレンを押出コーテ
ィングにより原紙の両面に夫々28μm被覆し、写真乳
剤側ポリエチレン層を生成するラミネーターのクーリン
グロール表面を鏡面として、耐水性の光沢面支持体を得
た。得られた支持体に、通常のゼラチン・ハロゲン化銀
写真乳剤を塗布し、露光、現像した印画紙の画面の平滑
性を視覚的に判定したところ、5段階評価法で4.5で
あり極めて良好であった。
実施例2゜ カレンダー処理を以下のようにして行った他は実施例1
と全く同様にして原紙を得た。
即ち、まず湿紙の水分率を33%に調整し、合成樹脂ロ
ール(シツア硬度87のポリエーテル系樹脂ロールを用
い、表面温度を50℃とした)及び金属ロール(表面温
度80℃)により線圧85kg/cmでカレンダー処理
を行い、次いで水分率を8.5%に調整した後、合成樹
脂ロール(シツア硬度91のウレタン系樹脂ロールを用
いて、表面温度を60℃とした)及び金属ロール(表面
温度150℃)により線圧180kg/cmでカレンダ
ー処理を行った。原紙の密度は0.93g/Cdであっ
た。更に、マシンカレンダー(金属ロール、表面温度1
00℃)により、密度が1.08g/dになるまで線圧
180kg/cmでカレンダー処理を行った。
得られた原紙について実施例1と全く同様にして0.2
〜1.6tsm及び1.6〜6.4waの波長における
中心面平均粗さ及び平滑性を測定したところ、中心面平
均粗さは夫々0.46μm及び0゜49amであり、平
滑性は5と極めて良好であった。
実施例3゜ LBKP60部、LBSPIO部及びNBSP30部か
らなる木材パルプをディスクリファイナ−によりカナデ
イアンフリーネス290ccまで叩解し、ステアリン酸
ナトリウム0.8部、アニオンポリアクリルアミド1.
2部、硫酸アルミニウム1.5部、ポリアミドポリアミ
ンエピクロルヒドリン0.3部及びエポキシ化脂肪酸ア
ミド0゜5部を何れも木材パルプに対する絶乾重量比で
添加し、長編抄紙機により坪1t180g/nfの紙を
抄造した。
次に、湿紙の水分率を30%に調整し、合成樹脂ロール
(シツア硬度87のポリエーテル系樹脂ロールを用いて
表面温度を50°Cとした)及び金属ロール(表面温度
80°C)により線圧70kg/〔でカレンダー処理を
行った。更に、水分率を8゜3%に調整した後、合成樹
脂ロール(ショア硬度91のポリエーテル系樹脂ロール
を用いて表面温度を60°Cとした)及び金属ロール(
表面温度170℃)により線圧210kg/cmでカレ
ンダー処理を行った。原紙の密度は0.95g/cdで
あった。
更にマシンカレンダー(金属ロール、表面温度80℃)
により、密度が1.08g/cdになるまで線圧200
kg/C11でカレンダー処理を行った。
得られた原紙について実施例1と全く同様にして0.2
〜1.6mm及び1.6〜6.4mの波長における中心
面平均粗さ及び平滑性を測定したところ、中心面平均粗
さは夫々0.42μm及び0゜45μmであり、平滑性
は5と極めて良好であった。
比較例1゜ カレンダー処理を、原紙水分率8.2%において密度が
1.10g/cjになるまでマシンカレンダー(金属ロ
ール、表面温度80℃)のみで線圧230kg/cmで
行った他は実施例1と全く同様にして原紙を得た。この
ようにして得た原紙にはブラッキングが発生し、外観上
明らかに好ましくないものとなったが、比較の為、得ら
れた原紙について実施例1と全く同様にして、0.2〜
1. 6鵬及び1.6〜6.4uaの波長における中心
面平均粗さ及び平滑性を測定したところ、中心面平均粗
さは夫々0.86μm及び0.52μmであり、平滑性
は3に過ぎなかった。
比較例2゜ 比較例1のマシンカレンダー処理に先立ち、湿紙水分率
30%において、ゴムロール(ショア硬度58相当のも
のを用いて表面温度を40’Cとした)及び金属ロール
(表面温度80℃)により線圧50kg/cmでカレン
ダー処理を行った他は比較例1と全く同様にして原紙を
得た。線圧220kg/cmとしたマシンカレンダー時
の水分率を8.3%、原紙密度を比較例1と同じ<1.
log/cdとした。0.2〜1.6mmの波長の中心
面平均粗さは0.811Im、1.6〜6.4mの波長
の中心面平均粗さは0.55μmであり、平滑性は3に
過ぎなかった。
以上の実施例1〜3及び比較例1並びに2の結果をまと
めると第1表の如くである。
第1表 第1表の結果は本発明における写真印画紙用支持体を用
いた印画紙の平滑性が極めて良好であることを実証する
ものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)原紙の両面をポリオレフィンにより被覆した写真印
    画紙用支持体において、前記原紙が水分率20〜40重
    量%の湿紙を金属ロール−合成樹脂ロール間でカレンダ
    ー処理した後、水分率5〜10重量%に乾燥し、次いで
    金属ロール−合成樹脂ロール間でカレンダー処理を行っ
    て製造した原紙であることを特徴とする写真印画紙用支
    持体。 2)原紙が、2段目の、水分率5〜10重量%における
    金属ロール−合成樹脂ロール間でカレンダー処理の後、
    更に金属ロール−金属ロール間でカレンダー処理を行っ
    て製造した原紙であることを特徴とする請求項1に記載
    の写真印画紙用支持体。
JP25919389A 1989-10-03 1989-10-03 写真印画紙用支持体 Pending JPH03120539A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07150498A (ja) * 1993-10-14 1995-06-13 Voith Sulzer Finishing Gmbh 紙シートの加工方法及び装置
JP2006043926A (ja) * 2004-07-30 2006-02-16 Fuji Photo Film Co Ltd 画像記録材料用支持体及びその製造方法並びに画像記録材料

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