JPH03119142A - 繊維構造物 - Google Patents
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- JPH03119142A JPH03119142A JP1259182A JP25918289A JPH03119142A JP H03119142 A JPH03119142 A JP H03119142A JP 1259182 A JP1259182 A JP 1259182A JP 25918289 A JP25918289 A JP 25918289A JP H03119142 A JPH03119142 A JP H03119142A
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Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野1
この発明は、パイル部を有する繊維構造物に係り、特に
、高い吸水性能や速い乾燥性能が要求される各種のタオ
ル、バスローブ、タオルヶ・シト、シーツ等に使用され
る繊維構造物に関ずろものである。
、高い吸水性能や速い乾燥性能が要求される各種のタオ
ル、バスローブ、タオルヶ・シト、シーツ等に使用され
る繊維構造物に関ずろものである。
[従来技術及びその問題点コ
従来、高い吸水性能や速い乾燥性能が要求されるタオル
等のパイル部を看する繊維構造物においては、そのパイ
ル部を構成するパイル糸としては、綿、麻、綿とレーヨ
ンの混紡糸等を用いるようにしており、一般には、リン
グ精紡機によって加熱された綿100%のリング糸を使
用するようにしていた。
等のパイル部を看する繊維構造物においては、そのパイ
ル部を構成するパイル糸としては、綿、麻、綿とレーヨ
ンの混紡糸等を用いるようにしており、一般には、リン
グ精紡機によって加熱された綿100%のリング糸を使
用するようにしていた。
しかし、このようにリング精紡機によって加熱された綿
100%のリング糸をパイル糸として使用したものにお
いては、ある程度の吸水性能を持つが、例えば、洗髪後
に髪に付いている水分を吸収させる場合等においては、
その吸水速度が遅い上、十分な吸水が行えず、またこの
ように吸水したタオル等を乾燥させるのにも時間がかか
るという問題があった。
100%のリング糸をパイル糸として使用したものにお
いては、ある程度の吸水性能を持つが、例えば、洗髪後
に髪に付いている水分を吸収させる場合等においては、
その吸水速度が遅い上、十分な吸水が行えず、またこの
ように吸水したタオル等を乾燥させるのにも時間がかか
るという問題があった。
さらに、このように綿100%のリング糸をパイル糸と
して用いたタオル等においては、これを何度も使用して
いるうちに、上記のように加熱されたリング糸が堅(な
り、その吸水速度がさらに低下したり、怒触が悪くなっ
たりするという問題があった。
して用いたタオル等においては、これを何度も使用して
いるうちに、上記のように加熱されたリング糸が堅(な
り、その吸水速度がさらに低下したり、怒触が悪くなっ
たりするという問題があった。
また、近年においては、タオル等のパイル部を有する繊
維構造物において、その吸水性能を向上させるため、パ
イル部を構成するパイル糸に、レーヨン及びキュプラ等
からなる吸水性能の高い極細繊維を使用するようにした
ものが開発された。
維構造物において、その吸水性能を向上させるため、パ
イル部を構成するパイル糸に、レーヨン及びキュプラ等
からなる吸水性能の高い極細繊維を使用するようにした
ものが開発された。
ここで、上記のようにパイル部を構成するパイル糸にキ
ュプラ等を極細にした繊維を用いた場合、その吸水速度
はある程度向上するが、繊維構造物全体としての吸水量
は少なく、濡れた髪に付いている水分を十分に吸収する
ことができず、またこのように吸水した後に、これを乾
燥させる場合には、依然として時間がかかるという問題
があった。
ュプラ等を極細にした繊維を用いた場合、その吸水速度
はある程度向上するが、繊維構造物全体としての吸水量
は少なく、濡れた髪に付いている水分を十分に吸収する
ことができず、またこのように吸水した後に、これを乾
燥させる場合には、依然として時間がかかるという問題
があった。
また、加熱されたリング糸を水溶性ビニロン等で解撚を
してタオルのパイル部に使用されているものもあるが、
リング糸に比べて短繊維の脱毛率が倍近く多く、また後
染め加工品には不適であった。
してタオルのパイル部に使用されているものもあるが、
リング糸に比べて短繊維の脱毛率が倍近く多く、また後
染め加工品には不適であった。
[発明が解決しようとする課題]
この発明は、パイル部を有する繊維構造物を高い吸水性
能や速い乾燥性能が要求されるタオル等に使用する場合
における上記のような問題を解決することを課題とする
ものである。
能や速い乾燥性能が要求されるタオル等に使用する場合
における上記のような問題を解決することを課題とする
ものである。
すなわち、この発明においては、吸水速度が速い上に十
分な吸水量を持ち、また吸水後における乾燥も容易に行
われる繊維構造物を提供することを課題とするものであ
る。
分な吸水量を持ち、また吸水後における乾燥も容易に行
われる繊維構造物を提供することを課題とするものであ
る。
[課題を解決するための手段]
この発明は、上記のような課題を解決するため、パイル
部(1)を有する繊維構造物において、上記パイル部(
1)を構成するパイル糸(10)として、綿繊維が撚ら
れずに集束された綿繊維束(11a)の周囲に吸水性が
低く且つ乾燥性の高い押え糸(11,b)を巻き付けた
無撚糸(11)を用いるようにしなのである。
部(1)を有する繊維構造物において、上記パイル部(
1)を構成するパイル糸(10)として、綿繊維が撚ら
れずに集束された綿繊維束(11a)の周囲に吸水性が
低く且つ乾燥性の高い押え糸(11,b)を巻き付けた
無撚糸(11)を用いるようにしなのである。
ここて、上記の無撚糸り11)において、綿繊維束(1
1a)の周囲に巻き付ける押え糸(1,1b)は、吸水
性が低く且つ乾燥性の高い糸てあればどのような糸であ
ってもよいが、通常は、アセテート系の繊維を使用する
ようにし、特に好ましくは、乾きが早く、収縮が少なく
、良好な形態安定性をもつ酢化度が61〜62%になっ
ているトリアセテート繊維を用いるようにする。
1a)の周囲に巻き付ける押え糸(1,1b)は、吸水
性が低く且つ乾燥性の高い糸てあればどのような糸であ
ってもよいが、通常は、アセテート系の繊維を使用する
ようにし、特に好ましくは、乾きが早く、収縮が少なく
、良好な形態安定性をもつ酢化度が61〜62%になっ
ているトリアセテート繊維を用いるようにする。
また、無撚糸(11)を構成する上記の綿繊維束(11
a)や押え糸(11b)の太さ及びこれらの比率等は、
繊維構造物をどのような用途に使用するかに応じて、適
切な一定の範囲に設定するようになっている。
a)や押え糸(11b)の太さ及びこれらの比率等は、
繊維構造物をどのような用途に使用するかに応じて、適
切な一定の範囲に設定するようになっている。
[作用コ
上記のようにこの発明に係る繊維構造物においては、綿
繊維が撚られずに集束された綿繊維束(11a)の周囲
に吸水性が低く且つ乾燥性の高い押え糸(11b)を巻
き付けた無撚糸(11)をパイル糸(10)として用い
、この無撚糸(11)によってパイル部(1)を構成す
るようにしたため、パイル部(1)を構成するパイル糸
(10〉に加熱されたリング糸を用いた場合に比べ、パ
イル部(1)における繊維間の空隙が多くなり、その吸
水量が増加すると共に、繊維間の毛細管現象も向上して
その吸水速度も速くなる。
繊維が撚られずに集束された綿繊維束(11a)の周囲
に吸水性が低く且つ乾燥性の高い押え糸(11b)を巻
き付けた無撚糸(11)をパイル糸(10)として用い
、この無撚糸(11)によってパイル部(1)を構成す
るようにしたため、パイル部(1)を構成するパイル糸
(10〉に加熱されたリング糸を用いた場合に比べ、パ
イル部(1)における繊維間の空隙が多くなり、その吸
水量が増加すると共に、繊維間の毛細管現象も向上して
その吸水速度も速くなる。
また、綿繊維が撚られずに集束された状態にある綿繊維
束(11a)の繊維間に吸引された水は、加熱されたリ
ング糸の繊維間に吸引された水に比べて排出され易い状
態になっており、また、この綿繊維束(11a)の周囲
に巻き付ける押え糸(11,b )に吸水性が低く且つ
乾燥性の高い糸を用いているため、この押え糸(1,1
b)によって綿繊維束(Ila、)の繊維間に吸水され
た水の排出が抑制されたり、繊維間に吸水された水がこ
の押え糸(11b)に吸収されて残るということもなく
、パイル部(1)に吸水された水分がスムーズに排出さ
れて、繊維構造物がすみやかに乾燥されるようになる。
束(11a)の繊維間に吸引された水は、加熱されたリ
ング糸の繊維間に吸引された水に比べて排出され易い状
態になっており、また、この綿繊維束(11a)の周囲
に巻き付ける押え糸(11,b )に吸水性が低く且つ
乾燥性の高い糸を用いているため、この押え糸(1,1
b)によって綿繊維束(Ila、)の繊維間に吸水され
た水の排出が抑制されたり、繊維間に吸水された水がこ
の押え糸(11b)に吸収されて残るということもなく
、パイル部(1)に吸水された水分がスムーズに排出さ
れて、繊維構造物がすみやかに乾燥されるようになる。
さらに、綿繊維束(11a>の周囲に巻き付ける押え糸
(11b>にトリアセテート繊維を使用した場合には、
パイル部(1)に吸水された水分の排出がよりスムーズ
に行われて、繊維構造物の乾燥がよりすみやかに行われ
るようになると共に、この繊維構造物を長期にわたって
使用した場合にも、押え糸(11b>が収縮してパイル
部(1)を構成するパイル糸(10)の状態が変化する
ということもなくなり、長期にわたって高い吸水性能や
乾燥性能及び肌ざわりのよい状態が維持されるようにな
る。
(11b>にトリアセテート繊維を使用した場合には、
パイル部(1)に吸水された水分の排出がよりスムーズ
に行われて、繊維構造物の乾燥がよりすみやかに行われ
るようになると共に、この繊維構造物を長期にわたって
使用した場合にも、押え糸(11b>が収縮してパイル
部(1)を構成するパイル糸(10)の状態が変化する
ということもなくなり、長期にわたって高い吸水性能や
乾燥性能及び肌ざわりのよい状態が維持されるようにな
る。
[実施例コ
以下、この発明の一実施例を添付図面に基づいて具体的
に説明する。
に説明する。
この実施例においては、第1図に示すように、腎系と横
糸で構成される地部分(2)の両面にパイル糸(10)
が突出するようにして織り、地部分(2)の両面にパイ
ル部(1)を形成したタオル地について説明する。
糸で構成される地部分(2)の両面にパイル糸(10)
が突出するようにして織り、地部分(2)の両面にパイ
ル部(1)を形成したタオル地について説明する。
ここで、この実施例のものにおいては、上記地部分(2
〉を構成する腎系に綿の30番双糸を用いると共に、横
糸に綿の20番単糸を用いるようにした。
〉を構成する腎系に綿の30番双糸を用いると共に、横
糸に綿の20番単糸を用いるようにした。
また、この地部分(2)より突出するパイル部(1)を
構成するパイル糸(10)としては、綿繊維が撚られず
に平行に並んだ状態にある16番単糸からなる綿繊維束
<1la)の周囲に、150デニール、40フイラメン
トのトリアセテート繊維からなる押え糸(11b)を巻
き付け、綿が55%、トリアセテート繊維が45%の比
率になるように構成した無撚糸(11)を使用するよう
にした。
構成するパイル糸(10)としては、綿繊維が撚られず
に平行に並んだ状態にある16番単糸からなる綿繊維束
<1la)の周囲に、150デニール、40フイラメン
トのトリアセテート繊維からなる押え糸(11b)を巻
き付け、綿が55%、トリアセテート繊維が45%の比
率になるように構成した無撚糸(11)を使用するよう
にした。
ここで、上記のように綿繊維が撚られずに平行に並んだ
状態にある綿繊維束(11a>の周囲に上記押え糸(I
lb)を巻き付けて、第3図に示すような無撚糸(11
)を製造するにあたっては、市販のトライスピン機を使
用し、第4図に示すように、中空スピンドル(3)上に
装着されたスプール(4)に上記押え糸(11b)を巻
き付けておき、エプロンドラフト装置(図示せず)等に
よってドラフトされ、綿繊維が平行に並んだ状態にある
綿繊維束(11a>を、中空スピンドル(3)中に導く
と共に、上記スプール(4)を回転させながら、このス
プール(4)に巻かれた上記押え糸<1lb)を、綿繊
維束(11a)と−緒に中空スピンドル(3)中に導き
、綿繊維が平行状態になった綿繊維束(11a>の周囲
にこの押え糸(11b)を巻き付けるようにした。
状態にある綿繊維束(11a>の周囲に上記押え糸(I
lb)を巻き付けて、第3図に示すような無撚糸(11
)を製造するにあたっては、市販のトライスピン機を使
用し、第4図に示すように、中空スピンドル(3)上に
装着されたスプール(4)に上記押え糸(11b)を巻
き付けておき、エプロンドラフト装置(図示せず)等に
よってドラフトされ、綿繊維が平行に並んだ状態にある
綿繊維束(11a>を、中空スピンドル(3)中に導く
と共に、上記スプール(4)を回転させながら、このス
プール(4)に巻かれた上記押え糸<1lb)を、綿繊
維束(11a)と−緒に中空スピンドル(3)中に導き
、綿繊維が平行状態になった綿繊維束(11a>の周囲
にこの押え糸(11b)を巻き付けるようにした。
また、このようにして押え糸(11b)を、綿繊維が平
行に並んだ状態にある綿繊維束(11a)の周囲に巻き
付けることにより、綿繊維束(11a)中における綿繊
維相互がこの押え糸(11b)によって拘束され、綿繊
維が綿繊維束(11a)中から抜は出しなりすることが
なくなった。
行に並んだ状態にある綿繊維束(11a)の周囲に巻き
付けることにより、綿繊維束(11a)中における綿繊
維相互がこの押え糸(11b)によって拘束され、綿繊
維が綿繊維束(11a)中から抜は出しなりすることが
なくなった。
そして、この実施例のものにおいては、地部分(2)を
構成する上記腎系と横糸及びパイル部(1)を構成する
上記パイル糸(10)との割合が、18:15:67に
なるようにして、第1図に示すように、地部分り2)の
両面にパイル部(1)が形成されたタオル地を製造した
9 次に、上記のようにして製造されたこの実施例のタオル
地が吸水性能及び乾燥性能の点において優れていること
を明らかにするため、この実施例のタオル地と、下記比
較例1,2の各タオル地を用いて、それぞれ吸水性能及
び乾燥性能についての試験を行った。
構成する上記腎系と横糸及びパイル部(1)を構成する
上記パイル糸(10)との割合が、18:15:67に
なるようにして、第1図に示すように、地部分り2)の
両面にパイル部(1)が形成されたタオル地を製造した
9 次に、上記のようにして製造されたこの実施例のタオル
地が吸水性能及び乾燥性能の点において優れていること
を明らかにするため、この実施例のタオル地と、下記比
較例1,2の各タオル地を用いて、それぞれ吸水性能及
び乾燥性能についての試験を行った。
(比較例1)
比較例1のものとしては、上記実施例のタオル地におい
て、パイル部(1)を構成するパイル糸(]0)として
、上記無撚糸(11)の代わりに、リング精紡機により
精紡されて加熱された綿1゜0%のリング糸からなる1
6番単糸を使用するようにし、それ以外については、上
記実施例のものと同様にして製造したタオル地を使用す
るようにした。
て、パイル部(1)を構成するパイル糸(]0)として
、上記無撚糸(11)の代わりに、リング精紡機により
精紡されて加熱された綿1゜0%のリング糸からなる1
6番単糸を使用するようにし、それ以外については、上
記実施例のものと同様にして製造したタオル地を使用す
るようにした。
(比較例2)
比較例2のものとしては、キュプラ70%。
ナイロン30%の割合がらなり、極MEm維を使用して
製造された市販のタオルを用いるようにした。
製造された市販のタオルを用いるようにした。
ここで、吸水性能については、上記実施例及び比較例1
,2の各試料について、JISL1096B法(バイシ
ック法)に基づく試験を行い、1分後、5分後及び10
分後において、各試料における吸水量(g)と吸水率(
%)とを測定するようにした。
,2の各試料について、JISL1096B法(バイシ
ック法)に基づく試験を行い、1分後、5分後及び10
分後において、各試料における吸水量(g)と吸水率(
%)とを測定するようにした。
ここで、実施例及び比較例1,2の各試料の当初の重量
をW、水を吸収した後における重量をWlとした場合に
おいて、吸水量については下記の[1]式で、また吸水
率については下記の[2]式によって算出するようにし
た。
をW、水を吸収した後における重量をWlとした場合に
おいて、吸水量については下記の[1]式で、また吸水
率については下記の[2]式によって算出するようにし
た。
吸水量(g)=Wt W 「l]1−W
吸水率(%ン−X100 [21
この結果は、下記の第1表に示す通りであった。
第1表
この結果から明らかなように、この実施例のものにおい
ては、その吸水量及び吸水率が比較例1.2のものより
大きくなっており、十分な吸水が行えると共に、吸水量
及び吸水率の増加も比較例1,2のものに比べて速くな
っており、速やかに且つ十分な吸水が行えるようになっ
ていた。
ては、その吸水量及び吸水率が比較例1.2のものより
大きくなっており、十分な吸水が行えると共に、吸水量
及び吸水率の増加も比較例1,2のものに比べて速くな
っており、速やかに且つ十分な吸水が行えるようになっ
ていた。
次に、上記実施例及び比較例1,2のものにおける乾燥
性能については、次の2つの方法で試験するようにした
。
性能については、次の2つの方法で試験するようにした
。
先ず、乾燥性能についての第1の試験においては、上記
実施例及び比較例1,2の各試料を水に30分間浸漬さ
せた後、これらの各試料を遠心脱水機で30秒間脱水さ
せ、その後、60〜70℃でタンブル乾燥させるように
した。
実施例及び比較例1,2の各試料を水に30分間浸漬さ
せた後、これらの各試料を遠心脱水機で30秒間脱水さ
せ、その後、60〜70℃でタンブル乾燥させるように
した。
そして、実施例及び比較例1,2の各試料について、遠
心脱水後及びタンブル乾燥を1分。
心脱水後及びタンブル乾燥を1分。
5分、]O分行った後における各試料に含まれている水
分量を比較するようにした。なお、各試料に含まれてい
る水分量を比較するにあたりては、前記の[2]式によ
り各試料の吸水率(%〉を測定した。
分量を比較するようにした。なお、各試料に含まれてい
る水分量を比較するにあたりては、前記の[2]式によ
り各試料の吸水率(%〉を測定した。
この結果は、下記の第2表に示す通りであった。
第2表
ようにした。
この結果は、下記の第3表に示す通りであった。
第3表
また、乾燥性能についての第2の試験においては、上記
実施例及び比較例1.2の各試料にそれぞれ水5ccを
滴下させた後、標準状態にして、各試料を吊り下げて乾
燥させるようにした。
実施例及び比較例1.2の各試料にそれぞれ水5ccを
滴下させた後、標準状態にして、各試料を吊り下げて乾
燥させるようにした。
そして、実施例及び比較例1,2の各試料にについて、
滴下直後及び一定時間吊り下げて乾燥させた時点におけ
る吸水率(%)を測定するここで、上記の第2表の結果
から明らかなように、この実施例のものにおいては、遠
心脱ノ1り機による脱水後における吸水率が、比較例1
゜2のものよりかなり低くなっており、遠心脱水機によ
る脱水によって試料中に含まれろかな1)の水分が排水
され、またその後におけるタンブル乾燥においても、そ
の吸水率の低下が比較例1.2のものより大きくなって
おり、遠心脱水機及びタンブル乾燥による乾燥が、比較
例12のものより速やかに行われ、短時間で乾燥される
ようになっていた。
滴下直後及び一定時間吊り下げて乾燥させた時点におけ
る吸水率(%)を測定するここで、上記の第2表の結果
から明らかなように、この実施例のものにおいては、遠
心脱ノ1り機による脱水後における吸水率が、比較例1
゜2のものよりかなり低くなっており、遠心脱水機によ
る脱水によって試料中に含まれろかな1)の水分が排水
され、またその後におけるタンブル乾燥においても、そ
の吸水率の低下が比較例1.2のものより大きくなって
おり、遠心脱水機及びタンブル乾燥による乾燥が、比較
例12のものより速やかに行われ、短時間で乾燥される
ようになっていた。
また、第3表に示す結果においても、イー記実施例のも
のが、比較例1,2のものに比べてその吸水率の低下が
速く且つ大きくなっており、吊り下げて乾燥させる場合
においても、この実施例のものが、比較例1,2のもの
より速く乾燥されるようになっていた。
のが、比較例1,2のものに比べてその吸水率の低下が
速く且つ大きくなっており、吊り下げて乾燥させる場合
においても、この実施例のものが、比較例1,2のもの
より速く乾燥されるようになっていた。
なお、この実施例のものにおいては、前記のように腎系
と横糸で構成される地部分〈2)の両面にパイル糸(1
0)が突出するようにして織り、地部分(2)の両面に
パイル部(1)を形成したタオル地について説明したが
、地部分(2)の片面にだけパイル部(1)を設けるよ
うにしたり、このタオル地を織物ではなく編物で構成す
ることも可能である。
と横糸で構成される地部分〈2)の両面にパイル糸(1
0)が突出するようにして織り、地部分(2)の両面に
パイル部(1)を形成したタオル地について説明したが
、地部分(2)の片面にだけパイル部(1)を設けるよ
うにしたり、このタオル地を織物ではなく編物で構成す
ることも可能である。
さらに、この発明に係る繊維構造物は、上記のようなタ
オルの他に、バスローブ、タオルケット、シーツ、ニッ
ト肌着等に使用することも可能であり、この場合におい
ても、吸水性能及び乾燥性能に優れたものが得られた。
オルの他に、バスローブ、タオルケット、シーツ、ニッ
ト肌着等に使用することも可能であり、この場合におい
ても、吸水性能及び乾燥性能に優れたものが得られた。
[発明の効果]
以上詳述したように、この発明に係る繊維構造物におい
ては、パイル部を構成するパイル糸として、綿繊維が撚
られずに集束された綿繊維束の周囲に吸水性が低く且つ
乾燥性の高い押え糸を巻き付けた無撚糸を用いるように
したため、パイル部を構成するパイル糸に、リング精紡
機により精紡されて加熱されたリング糸を用いた従来の
ものに比べ、パイル部における繊維間の空隙が多くなり
、その吸水量が増加すると共に、#a維間の毛M管現象
も向上してその吸水速度も早まり、十分な量の水分を速
やかに吸収できるようになった。
ては、パイル部を構成するパイル糸として、綿繊維が撚
られずに集束された綿繊維束の周囲に吸水性が低く且つ
乾燥性の高い押え糸を巻き付けた無撚糸を用いるように
したため、パイル部を構成するパイル糸に、リング精紡
機により精紡されて加熱されたリング糸を用いた従来の
ものに比べ、パイル部における繊維間の空隙が多くなり
、その吸水量が増加すると共に、#a維間の毛M管現象
も向上してその吸水速度も早まり、十分な量の水分を速
やかに吸収できるようになった。
また、この発明に係る繊維W1造物においては、上記の
ように無撚状態にある綿繊維束の周囲に吸水性が低く且
つ乾燥性の高い押え糸を巻きj子けるようにしたため、
綿繊維束がら綿繊維が抜は出したりすることがなくなる
と共に、この綿繊維束中に吸水された水の排出が、この
ように綿繊維束に巻き付けた押え糸によって抑制された
り、繊維間に吸水された水がこの押え糸に吸収されて残
るということもなく、パイル部に吸水された水分の排出
もスムーズに行われるようになり、吸水後における乾燥
も短時間で行えるようになった。
ように無撚状態にある綿繊維束の周囲に吸水性が低く且
つ乾燥性の高い押え糸を巻きj子けるようにしたため、
綿繊維束がら綿繊維が抜は出したりすることがなくなる
と共に、この綿繊維束中に吸水された水の排出が、この
ように綿繊維束に巻き付けた押え糸によって抑制された
り、繊維間に吸水された水がこの押え糸に吸収されて残
るということもなく、パイル部に吸水された水分の排出
もスムーズに行われるようになり、吸水後における乾燥
も短時間で行えるようになった。
第1図はこの発明の一実施例に係る繊維構造物の概略断
面図、第2図は同実施例の部分拡大断面図、第3図は同
実施例において使用したパイル糸の状態を示す部分拡大
図、第4図は同実施例において使用するパイル糸を製造
する状態を示す概略図である。 符号の説明 (1)・・・パイル部 (10)・・・パイル系
(Ifル・・無撚糸 (]、 1 a )・・
・綿繊維束(11b>・・・押え糸
面図、第2図は同実施例の部分拡大断面図、第3図は同
実施例において使用したパイル糸の状態を示す部分拡大
図、第4図は同実施例において使用するパイル糸を製造
する状態を示す概略図である。 符号の説明 (1)・・・パイル部 (10)・・・パイル系
(Ifル・・無撚糸 (]、 1 a )・・
・綿繊維束(11b>・・・押え糸
Claims (1)
- 1、パイル部(1)を有する繊維構造物において、上記
パイル部(1)を構成するパイル糸(10)として、綿
繊維が撚られずに集束された綿繊維束(11a)の周囲
に吸水性が低く且つ乾燥性の高い押え糸(11b)を巻
き付けた無撚糸(11)を用いるようにしたことを特徴
とする繊維構造物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1259182A JPH03119142A (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 繊維構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1259182A JPH03119142A (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 繊維構造物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03119142A true JPH03119142A (ja) | 1991-05-21 |
Family
ID=17330509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1259182A Pending JPH03119142A (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 繊維構造物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03119142A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103726183A (zh) * | 2013-12-19 | 2014-04-16 | 苏州丽绣纺织有限公司 | 一种超细纤维绒面料 |
JP2021070901A (ja) * | 2019-10-30 | 2021-05-06 | 段 宏偉Hongwei, DUAN | 無撚糸パイル地及びその製造方法 |
JP2024035008A (ja) * | 2022-09-01 | 2024-03-13 | 藤井株式会社 | タオル地 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57193538A (en) * | 1981-05-26 | 1982-11-27 | Toray Industries | Pile yarn for pile fabric |
JPS57205576A (en) * | 1981-06-05 | 1982-12-16 | Toray Industries | Production of pile fabric |
JPS6018452U (ja) * | 1983-07-15 | 1985-02-07 | 松下電器産業株式会社 | 温水ボイラ |
-
1989
- 1989-10-03 JP JP1259182A patent/JPH03119142A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57193538A (en) * | 1981-05-26 | 1982-11-27 | Toray Industries | Pile yarn for pile fabric |
JPS57205576A (en) * | 1981-06-05 | 1982-12-16 | Toray Industries | Production of pile fabric |
JPS6018452U (ja) * | 1983-07-15 | 1985-02-07 | 松下電器産業株式会社 | 温水ボイラ |
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---|---|---|---|---|
CN103726183A (zh) * | 2013-12-19 | 2014-04-16 | 苏州丽绣纺织有限公司 | 一种超细纤维绒面料 |
JP2021070901A (ja) * | 2019-10-30 | 2021-05-06 | 段 宏偉Hongwei, DUAN | 無撚糸パイル地及びその製造方法 |
JP2024035008A (ja) * | 2022-09-01 | 2024-03-13 | 藤井株式会社 | タオル地 |
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