JPH03118204A - 車両のサスペンション装置 - Google Patents

車両のサスペンション装置

Info

Publication number
JPH03118204A
JPH03118204A JP25481989A JP25481989A JPH03118204A JP H03118204 A JPH03118204 A JP H03118204A JP 25481989 A JP25481989 A JP 25481989A JP 25481989 A JP25481989 A JP 25481989A JP H03118204 A JPH03118204 A JP H03118204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
vehicle
wheels
valve
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25481989A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoichi Kamimura
上村 昭一
Shin Takehara
伸 竹原
Toshiki Morita
俊樹 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP25481989A priority Critical patent/JPH03118204A/ja
Publication of JPH03118204A publication Critical patent/JPH03118204A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Retarders (AREA)
  • Motor Power Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は車両のサスペンション装置に関するものである
(従来技術及びその問題点) 車両のサスペンションは、一般にパッシブサスペンショ
ンと呼ばれるように、油圧緩衛器とばね(一般にコイル
ばね)とからなるダンパーユニットを有して、あらかじ
め設定されたダンパーユニットの特性によってサスペン
ション特性が一律に設定される。勿論、油圧緩衛器の減
衰力を可変にすることも行われているが、これによって
サスペンション特性が太き(変更されるものではない。
一方、最近では、アクティブサスペンションとafばれ
るように、サスペンション特性を任意に変更し得るよう
にしたものが提案されている、このアクティブサスペン
ションにあっては、基本的にばね下重量とばね下重量と
の間にシリンダ装置が架設されて、該シリンダ装置に対
する作動液の供給と排出とを制御することによりサスペ
ンション特性が制御される(特公昭59−14365号
公報参照)。すなわち、このアクティブサスペンション
においては、例えば車両が旋回状態にあるときには、こ
の旋回状態に応じて、ロール制御、ねじれ抑制制御等の
ためにサスペンション特性が太き(変更され得る。また
、このアクティブサスペンションにおいては、ガスばね
を付設するのが通例とされ、このガスばねによって、通
常走行時の振動吸収がなされる。したがって、ガスばね
内圧は、基準車高の前後で最適なバネ力を発生するよう
に決定される。また、このガスばねは、ロール制御にお
いて、車輪の接地荷重を付与する。
しかしながら、ガスばねは、車両への統制スペースの具
合上、その容積は制限される。またガスばねによるバネ
力は非線形であり、コイルスプリングのように荷重に比
例したバネ力を発生しないという特性を有す。
このため、大きな横Gが発生する旋回中、つまり大きな
荷重移動を伴う旋回においてロール制御を加えたときに
は、旋回内輪側の車輪はガスばねのバネ力による接地荷
重が確保できないという問題が生ずる。この点について
詳しく説明すると、前述したように、基準車高で最適な
バネ力を発生するようにガス封入圧が設定されている場
合に、ガスばねはその容積が制限されていること及び非
線形特性であることから、ガス封入圧をニュートラル状
態においてもある程度圧力が発生するように、ガス封入
圧にプリセットを与える必要が生じる。このため、シリ
ンダの容積変化が大きいときには、ガスばねのバネ力の
変化が大きく、またそのバネ力の非線形特性から、ガス
ばねのバネ力が封入圧から一気に零となる。
そして、旋回時に左右いずれが一方の接地荷重が零とな
ったときには、これが駆動軸であるときには、左右の車
輪間にディファレンシャルが介設されているのが一般的
である。ため、接地荷重を消失した車輪から駆動力が流
出するいわゆるシリンダが発生することになる。
そこで、本発明の目的は、レーシングの発生を抑えるよ
うにした車両のサスペンション装置を提供することにあ
る。
c問題点を解決するための手段、作用)上記の目的を達
成するべく、本発明にあっては次のような構成としであ
る。すなわち、ばね上型がとばね下重量との間にガスば
ね付のシリンダ装置が架設され、該シリンダ装置に対す
る作動液の供給と排出とをあらかじめ設定された条件に
基づいて制御するようにした車両のサスペンション装置
を前提として、 左右駆動輪の間にリミテッドスリップディファレンシャ
ルを介設する構成としである。
(作用、効果) 以上の構成により、仮に、ロール制御中にガスばねのバ
ネ力が零となるような事態、つまり接地荷重が零となる
ような事態が発生したとしても、リミテッドスリップデ
ィファレンシャルによって、駆動力の流出を防止するこ
とができ、重両の進行を・確保することが可能となる。
(以下、余白) (実施例) 以下本発明の実施例を添付した図面に基づいて説明する
1、なお、以下の説明で数字と共に用いる符号rF」は
前輪用、「R」は後輪用であり、またr F RJは右
前輪用、r F [、−Jは左前幅用、「RR」は右後
輪用、r Rl−Jは左後輪用を意味し、したがって、
これ等を特に区別する必要のないときはこれ等の識別符
号を用いないで説明することとする。
作」扉1吐路 第1図において、I(IFRllFL、lRR,IRL
)はそれぞれ面接左右の各屯輪毎に設けられたシリンダ
装置で、これ等は、ばね上申1に連結されたシリンダ2
と、該シリンダ2内より延びてばね上申凝に連結された
ピストンロッド;3とを有する。シリンダ2内は、ピス
トンロット3と一体のピストン4によってそのト方に液
室5が画成されているが、この液室5と下方の室とは連
通されている2、これにより、液室5に作動液が供給さ
れるとピストンロット3が伸長して車高が高くなり、ま
た液室5から作動液が排出されると中高が低くなる。
各シリンダ装置lの液室5に対しては、ガスばね6 (
6FR16FL、6RR16RL )が接続されている
1、この各ガスばね6は、小径とされた4本のシリンダ
状ばね7により構成され、各シリンダ状ばね7は互いに
並列にかつオリフィス8を介して液室5と接続されてい
る。そして、これ等4本のシリンダ状ばね7のうち、1
本を除いて、残る3本は、切換弁9を介して液室5と接
続されている1、これにより、切換弁9を図示のような
切換位置としたときは、4本のシリンダ状ばね7がその
オリフィス8を介してのみ連通され、このときの減衰力
が小さいものとなる。また、切換弁9が図示の位置から
切換わると、3本のシリンダ状ばね7は切換弁9内に組
込まれたオリフィス10をも介して液室5と連通される
こととなり、減衰力が大きいものとなる。勿論、切換f
P9の切換位置の変更により、ガスばね6によるばね特
性も変更される。そして、このサスペンション特性は、
シリンダ装置1の液室5に対する作動液の供給量を変更
することによっても変更される。。
図中11はエンジンにより駆動されるポンプで、リザー
バタンク12よりポンプ11が汲上げた高圧の作動液が
、共通通路13に吐出される。
共通通路13は、前側通路14Fと後側通路14Rとに
分岐されて、前側通路14Fはさらに右前側通路14F
Rと、左前側通路14Fl−とに分岐されている。この
右面側通路+ 4FRは、右前幅用シリンダ装置IFR
の液室5に接続され、また左前側通路14FI−は、左
前輪用シリンダ装置NF Lの液室5に接続されている
1、この右前側通路+ 4FRには、その上流側より、
供給用流用制御弁15FR1遅延弁としてのパイロット
弁16FRが接続されている。同様に、左前側通路14
FI−にも、その上流側より2供給用流場制御井15F
L、パイロット弁16 F” l−が接続されている。
右前側通路14FRには、両弁15FRと16FRとの
間より右前側通路用の第1リリーフ通路17FRが連な
り、この第1リリーフ通路17FRは最終的に、前輪用
リリーフ通路18Fを経てリザーバタンクI2に連なっ
ている。そして、第1リリーフ通路17FRには、排出
用流量制御弁19 F Rが接続されている。また、パ
イロット弁16FR下流の通路14FRは、第2リリー
フ通路20FRを介して第1リリーフ通路+7FRに連
なり、これにはリリーフ弁21FRが接続されている、
さらに、シリンダ装置IFR直近の通路+4FRには、
フィルタ29FRが介設されている1、このフィルタ2
9FRは、シリンダ装置+ rrRとこの最も近くに位
置する弁16FR121FRとの間にあって、シリンダ
装置IFRの摺動等によってここから発生する摩耗粉が
当該弁16FR121FR側へ流れるのを防上する。
なお、左前輪用の通路構成も右前輪用通路構成と同様に
構成されているので、その重複した説明は省略する。
前記共通通路13には人インのアキュムレータ22が接
続され、また前輪用リリーフ通路18Fにもアキエムレ
ータ23Fが接続されている。このメインのアキュムレ
ータ22は、後述するサブのアキュムレータ24と共に
作動液の蓄圧源となるものであり、シリンダ装置lに対
する作動液供給lに不足が生じないようにするためのも
のである7、また、アキュムレータ23Fは、前輪用の
シリンダ装置I内の高圧の作動液が低圧のリザーバタン
ク12へ急激に排出されるのを防止、すなわちつオータ
ハンマ現象を防止するためのものである3゜ 後輪用シリンダ装置IRR,IRI−に対する作動液給
排通路も前輪用と同様に構成されているので、その重複
した説明は省略する。ただし、後輪用通路にあっては、
パイロット弁21PR121FLに相当するものがなく
、また後輪通路+4Rには、メインのアキュムレータ2
2からの通路長さが前輪用のものよりも長くなることを
考慮して、サブのアキュムレータ24が設けられている
前記共通通路13、すなわち前後輪用の各通路14F、
+4Rは、リリーフ通路25を介して、前輪用のリリー
フ通路18Fに接続され、該リリーフ通路25には、電
磁開閉弁からなる制(油井26が接続されている。
第1図中27はフィルタ、28はポンプ11からの吐出
圧すなわちアキュムレータ22に蓄圧される圧力が所定
の範囲内となるように調整するたぬの蓄圧制御手段とし
ての調圧弁であり、この調圧弁28は、実施例ではポン
プ11を可変容量型斜板ピストン式として構成して、該
ポンプ11に一体に組込まれたものとなっている(吐出
圧!20〜160k)(7cm2)。
前記パイロット弁16は、前後用の通路14Fあるいは
+4R1したがって共通通路13の圧力とシリンダ装置
l側の圧力との差圧に応じて開閉される。このため、前
輪用のパイロット弁+6FR516「1−に対しては、
通路14Fより分岐された共通パイロット通路31Fが
導出され、該共通パイロット通路31Fより分岐された
2本の分岐パイロット通路のうち一方の通路3IFRが
パイロット弁16 P Rに連なり、また他方の通路3
1F1.がパ・1口・ソト弁16FLに連なっている。
そして、上記共通パイロット通路31Fには、オリフィ
ス32Fが介設されている。、なお、後輪用のパイロッ
ト通路も同様に構成されている。
上記各パイロ・ソト′#16は1例えば第2図のように
構成されており、図示のものは右前輪用のものを示しで
ある。このパイロット弁16は、そのケージング33内
に、通路+ 4FRの一部を構成する主流路34が形成
され、該主流路34に対して、通路14FRが接続され
る。上記主流路:34の途中には弁座35が形成され、
ケーシング)33内に摺動自在に嵌挿された開閉ピスト
ン36がこの弁座35に離着座されることにより、バ・
イロット弁16FRが開閉される。
上記開閉ピストン36は、弁軸37を介して制御ピスト
ン38と一体化されている。この制御ピストン38は、
ケーシング:33内に摺動自在に嵌挿されて該ケーシン
グ33内に液室39を画成しており、該液室39は、制
御用流路40を介して分岐パイロット通路3]FRと接
続されている。
そして、制御ピストン36は、リターンスプリング41
により、開閉ピストン36が弁座35に着座する方向、
すなわちパイロット弁+6FRが閉じる方向に付勢され
ている。さらに、制御ピストン38には、連通口42を
介して、液室39とは反対側において、主流路34の圧
力が作用される1、これにより、液室39内(共通通路
13側)の圧力が、主流路:34内(シリンダ装置IF
R側)の圧力の1/4以下となると、開閉ピストン;3
6が弁座35に着座してパイロット弁16FRが閉じら
れる。
ここで、パイロット弁16FRが開いている状態から、
共通通路13側の圧力が大きく低下すると、オリフィス
32Fの作用によりこの圧力低下は遅延されて液室39
に伝達され、したがって当1該パイロット弁16FRは
上記圧力低下から遅延して閉じられることになる(実施
例ではこの遅延時間を約1秒として設定しである)。
次に、前述した各弁の作用について説明する。
■切換弁9 切換弁9は、実施例では、旋回中においてのみ減衰力が
大きくなるように切換作動される。
■リリーフ弁21 リリーフ弁21は、常時は閉じており、シリンダ装置1
側の圧力が所定値以ト(実施例では160〜200 k
 g/cm2)になると、開かれる。
すなわちシリンダ装置l側の圧力が異常1=、 ’4す
るのを防[ヒする安全弁となっている4 勿論、リリーフ弁21は、後輪用のシリンダ装置IRR
,IR+、に対しても設けることができるが、実施例で
は、中頃配分が前側の方が後側よりもかなり大きく設定
された小雨であることを前提としていて、後輪側の圧力
が前輪側の圧力よりも大きくならないという点を勘案し
て、後輪側にはリリーフ弁21を設けていない。
■流m制御弁15.19 供給用および排出用の各滝川制御弁15.19共に、電
磁式のスプール弁とされて、開状態と閉状態とに適宜切
換えられる。ただし、開状態のときは、その上流側と下
流側との差圧がほぼ一定となるような差圧調整機能を有
するものとなっている(流隋制御の関係上、この差圧を
一定にすることが要求される)。さらに詳しくは、流量
制御弁15.19は、供給される電流に比例してそのス
プールの変位位置すなわち開度が変化され、この供給電
流は、あらかじめ作成、記憶された流用−電流の対応マ
ツプに基づいて決定される。すなわち、供給電流が、そ
のときの要求流計に対応しているユ この流量制御弁15.19の制御によってシリンダ装置
1への作動液供給と排出とが制御されて、サスペンショ
ン特性が制御されることになる。
これに11口えて、イグニッションOFFのときは、こ
のOFFのときから所定時間(実施例では2分間)、車
高を低下させる方向の制御だけがなされる。すなわち、
降車等に起因する積載荷重の変化を勘案してして車高が
部分的に高くなってしまうのを防止する(基準車高の維
持)。
■制御弁26 制御弁26は、常時は励磁されることによって閉じられ
、フェイル時に開かれる。このフェイル時としては、例
えば流量制御弁15.19の一部が固着してしまった場
合、後述するセンサ類が故障した場合、作動液の液圧が
失陥した場合、ポンプ11が失陥した場合等がある。
これに加えて実施例では、制御弁26は、イグニッショ
ンOFFのときから所定時間(例えば2分)経過した後
に開かれる。
なお、この制御弁26が開いたときは、パイロット弁1
6が遅れて閉じられることは前述の通りである。
■パイロット弁16 既に述べた通り、オリフィス32F、32Rの作用によ
り、共通通路13の圧力が低下してから遅延して開かれ
る。このことは、例えば流量制御弁15の一部が開きっ
ばなしとなったフエーrル時に、制御弁26の開作動に
起因するパイロット圧低下によって通路14FR〜14
RLを閉じて。
シリンダ装置IFR−IRL内の作動液を閉じこめ、車
高維持が行なわれる。勿論、このときは、サスペンショ
ン特性はいわゆるパッシブなものに固定される2 祉■系 第3図は、第1図に示す作動液回路の制御系統を示すも
のである。この第;3図において、WFRは右前輪、W
 F 1.、は左前輪、WRRは右後輪、WRLは左後
輪であり、Uはマイクロコンピュータを利用して構成さ
れた制御ユニットである。この制御ユニットUには各セ
ンサあるいはスイッチ5IFR〜51 Rl、52FR
〜52RL、53FR153FL、53Rおよび61〜
65からの信号が入力される。また制御ユニットUから
は、切換弁9.前記流量制御弁15 (15FR〜15
RL)、+9 (+9FR〜19RL)、制御弁26に
対して出力される。
ト記センサ51FR〜51RLは、各シリンダ装置IF
R−IRLに設けられてその伸び量、すなわち各車輪位
置での車高を検出するものである。センサ52FR〜5
2RLは、各シリンダ装置IFR−IRLの液室5の圧
力を検出するものである(第1図をも参照)。センサ5
3FR153FL、53Rは、上下方向の加速度を検出
するGセンサである。ただし、車両Bの前側については
前車軸上でほぼ左対称位置に2つのGセンサ53FR5
53F Lが設けられているが、車両Bの後部について
は、後車軸上において左右中間位置において1つのGセ
ンサ53Rのみが設けられている。このようにして、3
つのGセンサによって、車体Bを代表する1つの仮想平
面が規定されているが、この仮想平面は略水モ面となる
ように設定されている。
センサ61は車速を検出するものである。上記センサ6
2はハンドルの操作速度すなわち舵角速度を検出するも
のである(実際には舵角θ5.を検出して、この検出さ
れた舵角より演算によって舵角速度品、が算出される)
制御ユニットUは、基本的には、第4図に概念的に示す
アクティブ制御、すなわち実施例では、車両の姿勢制御
(車高信号制御)と、乗心地制御(上下加速度信号制御
)と、車両のねじり制御(圧力信号制御)とを行なう。
そして、これ等多制御の結果は、最終的に、流1調整手
段としての流量制御弁15.19を流れる作動液の流量
として表われる。
乙しニエ1亙1 さて次に、各センサの出力に基づいてサスペンション特
性をどのように制御するかの一例について、第4図、第
5図を参照しつつ説明する。
この制御の内容は、大別して、もっとも基本となる車高
センサの出力に基づく車体Bの姿勢制御と、Gセンサの
出力に基づく乗心地制御と、圧力センサの出力に基づく
車体Bのねじれ抑制制御とからなり、以下に分設する。
■姿勢制御(車高センサ信号制御) この制御は、バウンスと、ピッチ(ピッチング)と、ロ
ールとを抑制する3つの姿勢制御からなり、各制御は、
PD制御(比例−微分制御)によるフィードバック制御
とされる。
この3つの各姿勢制御については、各車高センサからの
出力をどのように取扱うかを、バウンスとピッチとロー
ルとの各制御部の図中左側に示した「+」と「−」の符
号により示しである。また、この各制御部の図中右側に
示した「+」、「−」の符号は、各制御部が姿勢変化の
抑制を行なう制御であるということを示すもので、該各
制御部の図中左側に示した符号とは反対の符号が附され
ている。
すなわちバウンス制御では、左右前側の各車高の加算値
と、左右後側の各車高の加算値とが、それぞれ基準車高
値と一致する方向にPD制御され、このときに用いる制
御式を次式 (1)に示しである。
KBl+ (TB2・S/(1+T132・S))  
・KI32(1) KBl、 Kf12. TB2:制御ゲイン(定数)S
:演算子 また、ビ・リチ制御では、左右的側の各車高の加等値に
対して、左右後側の車高の加算値を減算したものが零と
なる方向にPD制御される。さらに、ロール制御につい
ては、目標ロール角となるようにPD制御されるが、こ
れについては後に詳しく説明する。
上述した3つのPD制御により得られた各制御値は、そ
れぞれ4つのシリンダ装置l用として求められて、各シ
リンダ装置l用の制御値毎に互いに加算され、最終的に
4つの姿勢制御用の流量信号QXFR−QXRLとして
決定される。
勿論、上記ピッチ制御、ロール制御共に、そのPD制御
のための制御式は、前記 fl)  式の形とされる(
ただし制御ゲインは、ピッチ制御用、ロール制御用のも
のが設定される)。
(0乗心地制御(Gセンサ信号制御) この乗心地制御は、上記■での姿勢制御に起因する乗心
地の悪化を防止することにある。したがって、上記■で
の3つの姿勢制御に対応してバウンス、ピッチ、ロール
の3つについて、上下方向の加速度を抑制するようにそ
れぞれ、IPD制御(積分−比例一徹分制御)によるフ
ィードバック制御が行なわれ、このIPD制御による制
御式を次の (2)式に示す。
(TB3/ (+ + TB3・S))  ・K B3
+ K B4+(TB3・S/(++TB3・S)) 
 ・KB3(2) KB3. KB4. TB3:制御ゲイン(定数)S:
演算r ただし、上記 (2)式においては、各制御ゲインは、
バウンス制御用、ピッチ制御用、ロール制御用としてそ
れぞれ専用のものが用いられる。
なお、この乗心地制御用のGセンサは3つしかないので
、ビ・リチ制御については、前側の上下方向加速度とし
て、前側左右の各上下方向加速度の相加毛均を用いるよ
うにしである。また、ロール制御に際しては、前側左右
のト下方向an速度のみを利用して、後側の上下方向加
速度は利用されない。
この乗心地制御においても、ト述した3つのIPD副制
御より得られた各制御値は、それぞれ4つのシリンダ装
置l毎に求められて、各シリンダl用の制御値毎に互い
に加算され、最終的に4つの乗心地制御用の流量信号Q
 GFR〜Q GRLとして決定される。
(■つす一ブ制御(圧力信号制御) つオーブ制御は車体Bのねじり抑制を行なう制御である
。すなわち、各シリンダ装置lに作用している圧力は各
車輪への荷重に相当するので、この荷重に起因する車体
Bのねじりが大きくならないように制御する。
1体的には、車体前側と後側との各々について、左右の
圧力の差と和との比が1となる方向にフィードバック制
御される。そして1重み付は係数ωFによって車体面前
側と後側との各ねじれ電の屯み付けを与え、また小み付
は係数ωAによって前記■と■の各制御に対する重み付
けを与えるようになっている。勿論、このねじり抑制制
御においても、その制御値は、最終的に、4つのシリン
ダ装置1毎の流量信号QPFR−QPRL  (%)と
して決定される。さらに、重み付は係数ωR1ω1.の
いずれか一方、あるいは両方を変更することにより、左
右のステア1.lング特性の差に変更を与えることがで
きるようになっている。
前述のようにして4つのシリンダ装置l毎に決定された
姿勢制御用と、乗心地制御用と、ねじり抑制制御用との
各流量信号は、最終的に加算されて、最終流量信号QF
R−QRLとして決定される。
■上述した第4図の説明で用いた制御式の制御ゲインは
、車両の先行状態、より詳しくは、旋回状態にあるとき
と、直進状態にあるときと、で切換制御されるようにな
っている。ここに、車両が旋回状態にあるときには、サ
スペンション特性をハードにすへく、減衰力切換バルブ
10を絞り位置に切換えると共に、各液圧シリンダ3に
対する流用制御の追随性を向トすべく、上記各比例定数
K i  (i =B+ 〜B4 )を夫々、大きな値
K Hardlに設定し、また目標ロール角’「ROl
、Lを予め記憶するマツプから、その時の横加速度Gs
  (以下閘Gsという)に対応する値に設定する。こ
のマツプの一例を第6図に示しである。ちなみに、パッ
シブサスペンション車の場合は、第7図に示すように、
横加速度(横G)の増大とともに、ロール角(正ロール
)が太き(なる。
(以下、余白) 第5図はアクティブサスペンションが搭載された車両を
表すものである。同図において、符号I00は車体で、
車体looの前部には、エンジン+01が横向き搭載さ
れ、その出力軸+ 01 aにはクラッチ+02を介し
て変速機+ 03が連結されて、エンジン出力は変速機
+03を経た後、前輪104(図中、右前輪には「R」
、左萌輸には「l、」を付して表しである)及び車体前
後方向に延びるドライブシャフト+05を介して後輪1
06(図中、右後輪にはO’R,jl、左後輪にはIi
′L」を付して表しである)に伝達される。すなわち、
本実施例が適用された車両は、常時4輪駆動型とされ、
右前輪! 04R用フロントアクスル+07Rと右前輪
104L用フロントアクスル1071との間にはフロン
トデフ108と前輪用差動制限機構109とが介設され
、この前輪用差動制限機FM I O9はビスカスカッ
プリング式とされ、また同様に、右後輪106R用リヤ
アクスルllORと左後輪1061用リヤアクスルll
0Lとの間にはリヤデフ111と後輪用差動制限機構1
°12とが介設され、この後輪用差動制限機構112も
ビスカスカップリン式とされている。
以上の構成により、本実施例では、常時4輪駆動車とさ
れている関係上、前輪104及び後輪106の両者にリ
ミテッドスリップディファレンシャルが配設されている
ため、ロール制御(ロール制御)中に、旋回内輪側の接
地荷重が零となったとしても、この旋回内輪側からの駆
動力の流出が防止されることになる。
以上、本発明の一実施例を説明したが、前輪あるいは後
輪のいずれか一方を駆動する車両の場合には、駆動軸側
にリミテッドスリップディファレンシャルを介設すれば
よい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すもので、作動液回路を
示す図。 第2図は第1図中のパイロット弁の一例を示す断面図。 第3図は第1図に示す回路の制御系統を示す図。 第4図はアクティブ制御を行うための一例を小す図。 第5図はアクテ、fブサスペンションが搭載された車両
の駆動系を示す系統図、 第6図はアクティブサスペンション車におけるロール特
性の一例を示す図。 第7図はパッシブサスペンション車におけるロール特性
の一例を小す図。 U:制御ユニット IFR〜IRI、ニジリンダ装置 5:液室 11:ポンプ 12:リザーバタンク 15FR−15RL :供給用制御弁 19FR−19RL:排出用制御弁 52FR〜52RL:センサ(圧力) 53FR〜53 RL :センサ(型窩)104:前輪 106:後輪  8 9 1 2 :フロントデフ :前輪用作動制限機構 :リャデフ :後輪用作動制限機構 0 9 ロロ戸i口 〈うを偏角(l亮惑°分)) (トークIL:l1ll信今) 第5 図 第6 図 第7図 領G

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ばね上重量とばね下重量との間にガスばね付のシ
    リンダ装置が架設され、該シリンダ装置に対する作動液
    の供給と排出とをあらかじめ設定された条件に基づいて
    制御するようにした車両のサスペンション装置において
    、 左右駆動輪の間にリミテッドスリップディファレンシャ
    ルを介設した、 ことを特徴とする車両のサスペンション装置。
JP25481989A 1989-09-29 1989-09-29 車両のサスペンション装置 Pending JPH03118204A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25481989A JPH03118204A (ja) 1989-09-29 1989-09-29 車両のサスペンション装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25481989A JPH03118204A (ja) 1989-09-29 1989-09-29 車両のサスペンション装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03118204A true JPH03118204A (ja) 1991-05-20

Family

ID=17270314

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25481989A Pending JPH03118204A (ja) 1989-09-29 1989-09-29 車両のサスペンション装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03118204A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05193324A (ja) * 1992-01-14 1993-08-03 Mitsubishi Automob Eng Co Ltd 電子制御エアサスペンション車用制御装置
KR20150001631U (ko) * 2013-10-21 2015-04-29 유창훈 유리창 파손 방지장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05193324A (ja) * 1992-01-14 1993-08-03 Mitsubishi Automob Eng Co Ltd 電子制御エアサスペンション車用制御装置
KR20150001631U (ko) * 2013-10-21 2015-04-29 유창훈 유리창 파손 방지장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02147422A (ja) 車両のサスペンション装置
US5015006A (en) Suspension apparatus of a vehicle
JPH03118205A (ja) 車両のサスペンション装置
JPH02189213A (ja) 車両のサスペンション装置
JPH03118204A (ja) 車両のサスペンション装置
JPH02175311A (ja) 車両のサスペンション装置
JP2839912B2 (ja) 車両のサスペンション装置
JPH02189220A (ja) 車両のサスペンション装置
JPH02189221A (ja) 車両のサスペンション装置
JP2839910B2 (ja) 車両のサスペンション装置
JPH02193704A (ja) 車両のサスペンション装置
JP2702534B2 (ja) 車両のサスペンション装置
JPH0729521B2 (ja) 車両のサスペンション装置
JPH03118202A (ja) 車両のサスペンション装置
JPH02256506A (ja) 車両のサスペンション装置
JPH03114909A (ja) 車両のサスペンション装置
JPH0459420A (ja) 車両のサスペンション装置
JP2778734B2 (ja) 車両のサスペンション装置
JPH03104722A (ja) 車両のサスペンション装置
JPH02175310A (ja) 車両のサスペンション装置
JPH02254009A (ja) 車両のサスペンション装置
JPH03114911A (ja) 車両のサスペンション装置
JPH02169316A (ja) 車両のサスペンション装置
JPH02185815A (ja) 車両の制御装置
JPH02189215A (ja) 車両のサスペンション装置