JPH0311710Y2 - - Google Patents

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JPH0311710Y2
JPH0311710Y2 JP1987031811U JP3181187U JPH0311710Y2 JP H0311710 Y2 JPH0311710 Y2 JP H0311710Y2 JP 1987031811 U JP1987031811 U JP 1987031811U JP 3181187 U JP3181187 U JP 3181187U JP H0311710 Y2 JPH0311710 Y2 JP H0311710Y2
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load
receiver
ball
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は秤量装置に用いるロードセルに係り、
より直接的には秤量物の荷重を受ける部分の撓み
によつてロードセルに悪影響が生じるのを防止す
る荷重緩衝機構に関する。
〔従来の技術〕
第3図及び第4図は従来のロードセル式秤量装
置のロードセルの取りつけ状態を示す。
ロードセル式秤量装置は秤量物の荷重によるロ
ードセル本体(起歪体)の変形をストレンインゲ
ージで電気的に出力することにより秤量物の荷重
を測定するものであるため、基本的には一つのロ
ードセルが有れば測定が可能である。然し秤量物
の重量が大きくなると一基のロードセルでその荷
重を測定するためにはロードセルはかなり大型に
する必要がある。このため、通常は複数のロード
セルを用いて測定することになる。第3図及び第
4図は複数のロードセルを用いる秤量装置を示
す。起歪体に対してストレインゲージ(図示せ
ず)を取り付けたロードセル20が秤量装置の下
部支持板21の四隅に固定してある。22はこれ
ら各ロードセル20により支持された荷重受けで
あつて、各ロードセル20に固定してあり、荷重
受け22がロードセル20から容易に脱落しない
ようになつている。この荷重受け22に秤量物を
載置すると、その荷重は荷重受け22を介して各
ロードセル20に伝達され、各ロードセルのスト
レインゲージから出力された電気量は加算器(図
示せず)において加算され、更にこの加算された
電気量を秤量物の重量に変換して表示する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
以上の構成の秤量装置において、大きな荷重が
加わると、荷重受けが第4図に示すようにその荷
重の中心に向かつて撓むことになる。荷重受け2
2の強度上問題がなければ、撓みはこの荷重受け
22自体にとつては別段問題となる事柄ではな
い。然しながら、この撓みにより、ロードセル2
0に対しては秤量物の荷重による鉛直方向の力の
外、複雑な引つ張り応力が生じ、秤量物の正確な
重量測定が不可能となつたり、無理な応力による
ロードセルの損傷等の事態が発生する虞れがあ
る。
以上の事態を防止するためには、一つはロード
セル20と荷重受け22とを強固に固定する方法
を避け、両者の相対的な変位を許容するように構
成する方法が考えられるが、このようにするとロ
ードセルから荷重受けが容易に脱落してしまうと
いう問題が生じる。
次に荷重受けの肉厚を増加する等の手段により
この荷重受け自体の強度を増加させ、荷重受けが
撓まないようにする方法が考えられる。然しこの
方法では、必然的に荷重受けの重量が増加し、そ
の分秤量物の測定範囲が減少してしまうという問
題が生じる。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上述した問題点に鑑み構成したもので
あり、ロードセルと荷重受けとの間の接続機構に
改良を加え、ボールジヨイント(玉継手)構造
と、摺動構造とを併用することより、荷重受けの
撓みによるロードセルと荷重受けの相対的変位を
吸収するように構成し、以て荷重受けの撓みによ
りロードセルが無理な応力を受けないようにし、
併せて荷重受けの脱落も生じないようにする。
〔作用〕
ロードセルと荷重受けとの間の接続機構に改良
を加え、その接続機構にボールジヨイント構造と
摺動構造とを併用するよう構成してあるので、荷
重受けの撓みによる両者の取り付け位置の相対的
な変位は主として摺動構造により吸収し、また両
者の取りつけ角度の相対的変位は主としてボール
ジヨイント機構により吸収する。これによりロー
ドセルに対しては純粋に秤量物の荷重による応力
のみが伝達され、ロードセルと荷重受けとの相対
的な変位による応力がロードセル本体に対して伝
達されるのを防止する。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面を参考に具体的に説
明する。
第1図及び第2図において、符号1はロードセ
ルの本体を示す。2はこのロードセル本体1に螺
合したボール部、3はこのボール部2に取りつけ
たボール受けであり、3a,3bに分割した部材
をボール部2に取り付けることにより、このボー
ル部2に対して自由に揺動できるようになつてい
る。4はその下部に形成したフランジ部4aによ
りボール受け3を支持するように形成したボール
受け保持体であつて、基盤5に固定してあり、更
にこの基盤5は荷重受け6に対して螺子止め等の
強固な手段により接続固定してある。
一方図示しないが、ロードセル1の下部は従来
の秤量装置と同様、秤量装置本体に対して螺子止
め等の強固な手段により接続固定され、加わつた
荷重を支持するようになつている。
秤量装置本体に対しては複数のロードセルが設
置してあり、各ロードセルと荷重受けとは以上に
示した構成の接続部材を介して接続している。従
つて、荷重受け6に載置された秤量物の荷重は基
盤5、ボール受け3及びボール部2を介してロー
ドセル本体1に伝達されることになる。この場
合、大きな荷重が加わると荷重受け6は第2図に
示すように撓むことになるが、この際、ロードセ
ル本体1に対する荷重受け6の角度の変位(取り
付け角度0度からαへの変位)は主としてボール
部2に対するボール受け3の揺動により吸収す
る。
またこの撓みによるロードセル本体1と荷重受
け6との位置関係の相対的変位な変位は主として
ボール受け3とボール受け保持体4との摺動によ
る相対的変位により吸収する。これら揺動作動お
よび摺動作動が組み合わさることによりロードセ
ル本体1と荷重受け6との間に生じる複雑な変位
は全て吸収されることになる。さらにボール部2
の最大径部がボール受け3内に位置することによ
り、前記ボール受け3はボール部2から外れない
ようになつている。即ち荷重受け6はボール受け
保持体4側に固設され、ボール受け3はこのボー
ル受け保持体4により脱落しないように保持さ
れ、かつ前記ボール受け3はロードセル本体1に
固設されたボール部2に対して外れないように接
続しているので、上下左右のいかなる変位が生じ
てもこれら各部材が分離することはなく、従つて
荷重受け6がロードセル本体1側から脱落するこ
ともない。
〔効果〕
本考案は以上にその構成を詳細に示したよう
に、ロードセル本体と荷重受けとの間の接続機構
に改良を加え、ボールジヨイント(玉継手)構造
と、摺動構造とを併用する構成としたので、両構
造が適宜組み合わさつて作動することにより荷重
受けの撓みによつて生じるロードセルと荷重受け
との間の複雑な変位を全て吸収することが可能と
なる。このため荷重受けの撓みによりロードセル
が無理な応力を受けることがなく、測定精度を向
上させることができ、更に無理な応力によるロー
ドセルの破損の問題も生じない。
また、荷重受けは秤量物の荷重に対して充分な
強度を持つていれば、撓みを問題とする必要がな
いので重い荷重受けを使用する必要がなく、装置
全体を軽量にできる外、ロードセルの秤量が低下
するのを防止することもできる。
さらに、荷重受けはロードセル側に対して脱落
しないように接続されているため、装置を移動さ
せる際にこの荷重受けが外れて装置を落とした
り、測定時に荷重受けが外れて測定不能になる等
の不測の事態を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すロードセルの荷
重緩衝機構の断面図、第2図は第1図に示す応力
吸収機構の作動状態を示す断面図、第3図は従来
のロードセル式秤量装置の縦断面概略図、第4図
は第3図に示す秤量装置於ける荷重受けの撓み状
態を示すロードセル取り付け部の概略図である。 1…ロードセル本体、2…ボール部、3…ボー
ル受け、4…ボール受け保持体、5…基盤、6…
荷重受け。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 荷重受けを複数のロードセルで支持するものに
    おいて、各ロードセルのロードセル本体1側にボ
    ール部2を固設し、ボール部2に対してはボール
    受け3を揺動可能に取り付け、かつ前記ボール部
    2の最大径部がボール受け3内に位置するように
    し、ボール受け3はボール受け保持体4により摺
    動可能に保持され、荷重受け6はこのボール受け
    保持体4に接続するよう構成することにより、ロ
    ードセル本体1に対する荷重受け6の変位を、ボ
    ール部2に対するボール受け3の揺動と、ボール
    受け保持体4に対する摺動とにより吸収するよう
    にしたことを特徴とするロードセルの荷重緩衝機
    構。
JP1987031811U 1987-03-06 1987-03-06 Expired JPH0311710Y2 (ja)

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JP1987031811U JPH0311710Y2 (ja) 1987-03-06 1987-03-06

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JP1987031811U JPH0311710Y2 (ja) 1987-03-06 1987-03-06

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JPS63139528U JPS63139528U (ja) 1988-09-14
JPH0311710Y2 true JPH0311710Y2 (ja) 1991-03-20

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ID=30837889

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JP5143763B2 (ja) * 2009-02-12 2013-02-13 大和製衡株式会社 荷重検出装置
US10126161B2 (en) 2015-03-26 2018-11-13 A&D Company, Limited Overload prevention mechanism

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JPS598131B2 (ja) * 1977-06-15 1984-02-23 日立照明株式会社 過放電検出機能と接続不良検出機能とを備えた蓄電池式非常時用電源装置

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JPS63139528U (ja) 1988-09-14

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