JPH0325149Y2 - - Google Patents

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JPH0325149Y2
JPH0325149Y2 JP17700387U JP17700387U JPH0325149Y2 JP H0325149 Y2 JPH0325149 Y2 JP H0325149Y2 JP 17700387 U JP17700387 U JP 17700387U JP 17700387 U JP17700387 U JP 17700387U JP H0325149 Y2 JPH0325149 Y2 JP H0325149Y2
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  • Weight Measurement For Supplying Or Discharging Of Specified Amounts Of Material (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、計量槽を吊下げ支持した状態で当該
計量槽内に投入された被計量物を荷重検出器にて
秤量すべく構成してある計量機の計量槽支持構
造。
〔従来の技術〕
従来、この種の計量機の計量槽支持構造では、
第4図、第5図に示すように、計量槽6の相対向
する一組の側壁6a,6bのうち、一方の側壁6
aの左右両側部及び他方の側壁6bの左右中央部
に夫々、吊下げ部材50の下端部を横軸芯X1
りで揺動自在に枢着するとともに、前記各吊下げ
部材50の上端部を、これらに相対向する固定フ
レーム1に取付けられたロードセル4の感知部に
夫々横軸芯X2周りで揺動自在に枢着してある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この従来の計量槽支持構造では、前記計量槽6
が3個のロードセル4に対して上下2箇所の横軸
芯X1,X2で揺動自在に吊下げ支持されているた
め、この計量槽6内に被計量物を投入したときに
振れ易く、計量槽6が静止するまでに時間がかか
る。
その為、従来では、第5図に示すように、前記
計量槽6の4つの側壁に夫々板片51を固着する
とともに、前記固定フレーム1に取付けられた環
状枠52に、前記各板片51に対して水平方向の
両側から接当する振れ止め用のストツパー53,
53を取付けてある。
しかしながら、前記板片51とストツパー5
3,53との間の〓間が大きいと、計量槽6の振
れによつてロードセル4の出力が安定するまでに
時間がかかり、また、これとは逆に前記板片51
とストツパー53との間の隙間が小さいと、計量
槽6内に被計量物が片寄つて投入されたとき、計
量槽6の傾動に伴つて板片51とストツパー53
との間でこじれが生じ易く、計量誤差を招来する
要因になつていた。
その上、組立て時においては、計量槽6を吊下
げ部材50を介してロードセル4に取付けるまで
のあいだ、この比較的大なる重量を有する計量槽
6を所定の吊下げ高さ位置に保持しなければなら
ず、その組立て作業に多くの労力と時間を有する
問題があつた。また、この問題は分解時にも同様
に派生していた。
本考案の目的は、秤量時の安定性を向上すると
同時に、組立て・調整作業や分解作業を能率良く
容易に行うことができるようにする点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による計量機の計量槽支持構造は、矩形
状に構成された環状枠の相対向する2組の枠部材
及びのうち、一方の組の枠部材を、これらに相対
向する固定部に設けた荷重検出器の感知部に夫々
固定連結するとともに、前記他方の組の枠部材に
渡つて計量槽を着脱自在に載架し、この計量槽と
環状枠との間に計量槽の水平方向の移動を阻止す
る規制手段を設けてある事を特徴とするものであ
り、それによる作用・効果は次の通りである。
〔作用〕
固定部に複数個の荷重検出器を取付け、これら
荷重検出器の感知部に環状枠の一方の組の枠部材
を固定連結したのち、この吊下げ支持された環状
枠の他方の組の枠部材に渡つて計量槽を載架する
だけでよいから、従来のように、比較的大なる重
量を有する計量槽を取付けが終了するまでのあい
だ所定の吊下げ高さ位置に保持する必要がなく、
組立て作業を少ない労力で迅速、容易に行うこと
ができる。
しかも、組立てた状態においては、計量槽から
荷重検出器への荷重伝達系に自由揺動支点が全く
存在しないから、計量槽内に被計量物を投入した
時の振動を小さくすることができるとともに、そ
の振動の減衰時間を短くすることができる。
〔考案の効果〕
その結果、従来に比して、特別な振止め機構を
設けることなく、被計量物の投入時から荷重検出
器の出力が安定するあでの時間を大幅に短縮する
ことができるとともに、組立て作業や分解作業を
能率良く楽に行うことができる。しかも、上述の
如く荷重検出器の出力が安定するまでの時間が短
いから、組立て後に行う必要のある調整作業も能
率良く行うことができるようになつた。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図及び第2図に示すように、C型鋼を使用
した固定フレーム1の2箇所に夫々L字状のブラ
ケツト2,2がボルト・ナツト3,8にて固定連
結され、これら各ブラケツト2,2には、荷重検
出器の一例であるロードセル4がボルト3にて取
付けられている。更に、これらロードセル4,4
の荷重感知部には、平面視ほぼ矩形状に組付けら
れた環状枠5がボルト3にて固定連結されてい
る。
この環状枠5は、4つの板状の枠部材5A,5
A,5B,5Bからなり、そのうち、相対向する
一方の組の枠部材5A,5Aは、その板厚方向が
上下方向となる横向き姿勢で組付けられていて、
負荷の増大に伴つて下方に弾性変位できるように
構成されている。他方の組の枠部材5B,5B
は、その板厚方向が水平方向となる縦向き姿勢で
組付けられていて、計量槽の一例である計量ホツ
パー6の、相対向する一組の側壁外面に固着され
た板状の取付け部材7A,7Bの両端部を載架支
持すべく構成されている。
また、前記各横向き姿勢の枠部材5Aの両端部
5a,5aは夫々上方に90度の角度で折り曲げら
れていて、縦向き姿勢の枠部材5Bの両端部をボ
ルト・ナツト3,8にて着脱自在に取付けるため
の連結部に構成されている。
更に、前記各横向き姿勢の枠部材5Aの長手方
向中間部には、前記ロードセル4の感知部に対す
る取付け片9,9が固着されている。
前記各縦向き姿勢の枠部材5Bの下側辺の両端
部には夫々、前記横向き姿勢の枠部材5Aの横断
面形状と同一形状の切欠部5bが形成されてい
て、この縦向き姿勢の枠部材5B,5Bと横向き
姿勢の枠部材5A,5Aとをボルト・ナツト3,
8にて組付けたとき、前記各切欠部5bでの接当
によつて環状枠5を所定の矩形状に保持すべく構
成されている。
また、各縦向き姿勢の枠部材5Bと計量ホツパ
ー6の取付け部材7A,7Bとの相対向する箇所
には夫々互いに上下方向から係合する係止溝10
a,10aが形成されていて、これら係止溝10
a,10bをもつて、環状枠5に対する計量ホツ
パー6の水平移動を阻止する規制手段10が構成
されている。
更に、第3図に示すように、前記縦向き姿勢の
枠部材5Bのうち、前記係止溝10aの形成箇所
に相当する部分には、前記係止溝10aの底部よ
りも少し上方に突出する防振ゴム11が取付けら
れている。
前記固定フレーム1と横向き姿勢の枠部材5
A,5Aとに渡つて、前記横向き姿勢の枠部材5
A,5Aの両端部の設定以上の弾性変位を接当規
制する規制具12が設けられている。
この規制具12は、前記各枠部材5A,5Aの
端部に夫々貫通孔12Aを形成し、これら各貫通
孔12Aに下方から挿入したボルト12Bの先端
にナツト12Cを螺合して、このボルト12Bを
前記固定フレーム1に吊下げ支持させてある。そ
して、前記両枠部材5A,5Aの両端部が下方に
設定以上に弾性変位したとき、各ボルト12Bの
頭部12bと枠部材5Aの端部下面とを接当させ
るべく構成してある。
この規制具12により、前記計量ホツパー6に
過負荷が作用したときに生じる横向き姿勢の枠部
材5A,5Aの弾性変位を利用して、この過負荷
によるロードセル4の破損を防止することができ
るのである。
次に、上述の如く構成された計量機の計量槽支
持構造の組立て方法の一例を説明すると、先ず、
固定フレーム1に2個のL字状ブラケツト2,2
を取付け、これら各L字状ブラケツト2,2にロ
ードセル4,4を取付けたのち、一つの縦向き姿
勢の枠部材5Bを取外してある環状枠5を、横向
き姿勢の枠部材5A,5Aに固着された取付け片
9,9を介して前記ロードセル4,4の感知部に
固定連結する。しかるのち、前記計量ホツパー6
を環状枠5内に横から入れ込み、この計量ホツパ
ー6の取付け部材7A,7Bの一端側の係止溝1
0b,10bを一方の縦向き姿勢の枠部材5Bの
係止溝10a,10aに係合させる。
次に、前記環状枠5の横向き姿勢の枠部材5
A,5Aの端部5a,5aに他方の縦向き姿勢の
枠部材5Bの両端部をボルト・ナツト3,8を介
して夫々固定連結し、この取付けられた縦向き姿
勢の枠部材5Bの係止溝10a,10aに計量ホ
ツパー6の取付け部材7A,7Bの他端側の係止
溝10a,10bを係合させ、計量ホツパー6を
ロードセル4,4に吊下げ支持させる。
次に、別の実施例について説明する。
上述実施例では、計量ホツパー6を2個のロー
ドセル4,4に吊下げ支持させたが、この計量ホ
ツパー6を3個以上のロードセル4に吊下げ支持
させてもよい。
また、上述実施例では、荷重検出器4としてロ
ードセルを用いたが、これに替えて磁わい式力セ
ンサや圧電式力センサ或いはストレンゲージ式力
センサなどを用いてもよい。
更に、上述実施例では、計量槽6として計量ホ
ツパーを用いたが、これに限定されるものではな
く、種々の形状のものを使用することができる。
更にまた、上述実施例では、縦向き姿勢の枠部
材5B,5Bに形成された係止溝10aと計量ホ
ツパー6の取付け部材7A,7Bに形成された係
止溝10bとの係合によつて、環状枠5に対する
計量ホツパー6の水平方向での移動を阻止すべく
構成したが、この計量ホツパー6をボルトなどで
環状枠5に固定してもよい。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案に係る計量機の計量
槽支持構造の実施例を示し、第1図は分解斜視
図、第2図は正面図、第3図は要部の拡大斜視図
である。第4図、第5図は従来の計量機の計量槽
支持構造を示す斜視図と要部の平面図である。 1……固定部、4……荷重検出器、5……環状
枠、5A,5B……枠部材、6……計量槽、10
……規制手段、12……規制具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 矩形状に構成された環状枠5の相対向する2
    組の枠部材5A,5A及び5B,5Bのうち、
    一方の組の枠部材5A,5Aを、これらに相対
    向する固定部1に設けた荷重検出器4,4の感
    知部に夫々固定連結するとともに、前記他方の
    組の枠部材5B,5Bに渡つて計量槽6を着脱
    自在に載架し、この計量槽6と環状枠5との間
    に計量槽6の水平方向の移動を阻止する規制手
    段10を設けてある計量機の計量槽支持構造。 2 前記他方の組の枠部材5B,5Bの一つが一
    方の組の枠部材5A,5Aに対して着脱自在に
    構成されたものである実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載の計量機の計量槽支持構造。 3 前記規制手段10が他方の組の枠部材5B,
    5Bと前記計量槽6の取付け部材7A,7Bと
    の相対向する箇所に形成した上下方向から互い
    に係合する係止溝10a,10bから構成され
    たものである実用新案登録請求の範囲第1項に
    記載の計量機の計量槽支持構造。 4 前記一方の組の枠部材5A,5Aが負荷の増
    大に伴つて下方に弾性変位可能であり、かつ、
    この一方の組の枠部材5A,5Aの設定値以上
    の弾性変位を接当規制する規制具12が前記固
    定部1に設けられている実用新案登録請求の範
    囲第1項に記載の計量機の計量槽支持構造。
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JPH0181535U JPH0181535U (ja) 1989-05-31
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JP5794898B2 (ja) * 2011-11-21 2015-10-14 大和製衡株式会社 計量装置用吊り下げ具および計量装置
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